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カテゴリー「□Woman」の11件の記事

2013年9月13日 (金)

Woman #11 最終話

公式サイト

その日、小春(満島ひかり)、望海(鈴木梨央)、陸(高橋來)、そして紗千(田中裕子)、健太郎(小林薫)はいつものように明るく穏やかな朝食の時間を過ごす。
しかし、紗千と健太郎は内心、気が気ではなかった。栞(二階堂ふみ)が受けた骨髄適合検査の結果が出る日だったからだ。
祈るような思いの紗千と健太郎。
しかし小春は、もし栞の骨髄が適応したとしても提供を受けることはできない、と紗千にきっぱり告げるのだった。
そんな折、由季が段ボール箱を抱えてやって来る。
中には預けていた信(小栗旬)の遺品の数々が入っていた…。(公式サイト)

.

感想を書くのに2日もかかってしまいました。
それでもまとめきれなかったです。情けない。(^^;;
文中のセリフはほとんど概略です。
.

印象に残ったシーンを中心に抜粋して書きます。

まず、検査を受けに行く前に栞が小春に会いに来たシーン。

あの時。言いたかった言葉は2つあった、と栞。
ひとつは、

「この人は痴漢です。」


実際に栞が選んだのはこちら。

でも、栞は夢を見る。もうひとつの方を。

「おにいちゃん。」


選ばれなかったもうひとつの言葉から広がる世界の夢を見る。

その世界で繰り広げられる、信との会話。
信が言ったであろう言葉を、微笑みながら紡ぐ姉と妹。
思い出すだけで心を温かくしてくれる人、信。

「でも、それを選ばなかったから。あなた、選ばなかったから。」

夢から醒めた小春は再び厳しく言い放ちます。

「お願いします。
適合したら、その時だけ、妹と思ってください。」

病院へ行く栞。

.

次に。
小春が、信の遺品を手にするシーン。

以前、植杉家に住むなら、信のものは一切持ち込むな、と紗千に言われたため、由季に預かってもらっていたもの。
賞味期限切れの素麺と一緒に持ってきてくれました。
遺影を見ても、もう、拒まない紗千。お花を添えてくれました。

久しぶりに見る信の形見。
信の言葉が蘇ります。

「最後の1ページを読むのは、子供たちなんだ。」

僕たちが生きてきた答えを見つけるのは、子供たちなのだ。
僕たちの人生を子供たちが読んでくれる。

だから。

できるだけ誠実に。できるだけ一生懸命に。
子供たちに恥ずかしくないように。

そうやって続いていく。
子供たちは子供たちの子供たちに向けて・・・

そうやって読みつがれていく。
.

栞の検査結果をひっそりと、じりじりと待つ健太郎と紗千。
小春は、どちらであってもいいように覚悟を決めているように見えました。

結果は。

BGMのみで声を入れずに一人一人を撮っていき、最後の澤村の表情で・・・適合したことを表していました。
.

その晩。

和やかに夕餉をとる植杉家の元に、栞がそっと訪れます。

気がついた紗千。
栞の肩をなでながら、ちゃんと食べているのか、寝れているのか、と皆に知られないように声をかけます。

しかし、小春は誰かが訪ねてきたことに気がついていました。

「上がっていただいたらどうですか。」

訪問者が栞とは知らせずに応える紗千。

「もう、帰られるって。今は、帰るって。」

もちろん小春は、そこにいるのが栞だと気がついています。

「私、許せるかどうか、わかりません。」

でも。

「子供たちがいつか知るかもしれない。
その時、子供たちに彼女を憎んで欲しくないって。

信さんを好きな気持ちで誰かを憎むとか。
ひとを大事に思う気持ちが、それが憎む気持ちに変わる。
それが辛いです。

伝えてください。

検査受けてくれてありがとう。
手術の時はよろしくお願いします。

私の妹に伝えてください。

あなたのおかげで生きられる。
あなたも生きてください。

暗い小路を帰っていく栞の後ろ姿を、黙って見送る紗千。
もう、追いすがったりはしない。
.

子供たちも寝て、健太郎も寝て。
茶の間には小春と紗千のみ残りました。

望海の夏休み日記を読み始める小春。
最近始めたと言うパッチワークを作る紗千。

思わず、老眼でパッチワークはキツイだろう、なんて野暮なツッコミを入れてしまいました(大汗)
・・・パッチワーク=家族、ということですね、すみません。

「ここにいていいの?」と聞く紗千に「どうぞ。」と小春。
まだぎこちない二人。

小春はお茶の代わりに、食器棚にあったワインを飲もうと、紗千を誘います。
健太郎がもらってきた試供品なんだそうです。あの人、そういうのをもらうのが好きなんだと、紗千。何気に健太郎の性格を、健太郎と紗千の関係を表していました。

ほんのり酔っ払ってきた二人。

小春は子供たちのことから、自分の子供時代へと、他愛のないことを話します。
黙って聞く紗千。

「覚えてる?」

台風9号。
おかあさんが入院してた時。
たった一人で家にいて。停電になって。
このまま真っ暗で、雨が止まなかったら・・・

「怖かったの。」

でも、そこに、電車も止まっているのに、紗千が帰ってきてくれた。
雨に濡れた手でしっかりと小春の手を握ってくれた。
その手が段々あったかくなっていくのを感じて、わたし、守られている、と感じた。
そしたら、今まで早く過ぎ去ればいいと思っていた、暗い時間が、もっと続けばいい、と思えてきた・・・

だから、台風9号は小春にとって大事な思い出。

紗千の手を握る小春。握り返す紗千。

「私、大きくなった?」

すっと大きくなった私を見せたかった。

「思い出があったから、大きくなったの。
子供って、思い出で大きくなれるの。

私たち、ずっと結ばれていたわけじゃないけど、離れ離れだったけど。
代わる代わる渡しあうみたいに続いていたんだと思う、あやとりみたいに。

だから、望海や陸が、いつかそう思ってくれたらいいなあって思いながら。
いつも手、握っている。

お母さんが握っててくれたみたいに、握ってる。」

お互いにちゃぶ台に頭を横たわらせながら、見詰め合う二人。

「小春。また、会えて良かった。
いい一日だった。」

「ただいま。」

「おかえり。」

.

その後は望海のナレーション・・・というか日記として語られます。

栞がお見舞いに行ったこと。
小春が入院している間に、紗千と健太郎、望海と陸が四季折々の風物を楽しみながら、家族となっていく様子。

そしてラストシーンは植杉家の庭。

戯れる姉弟にゆっくりと近づき、そして抱きしめる小春。

.

働き出した栞。もう、へらへらと笑いません。
絵はもう書かない、と小春に言っていましたが、本当に描きたいものに出会った時に、再び筆をとるような気がします。

結局、栞が最初怯えていたというか・・・思っていた通り、あの家、そして両親は、小春に取られてしまったようにも思えますが、今はそれでいいと思います。贖罪、という意味ではなく、栞自身のために。
小春たちが植杉家に来たことで、紗千と栞は親離れ子離れができたのです。

繊細な栞は、これからも様々なことで彷徨うでしょう。
でも、帰る場所はある。
紗千たちと小春たちが囲む食卓に加わるかどうかはわかりませんが、あの家で育った思い出に帰ることはできる。

帰る場所を再生してくれたのは、小春の、子供たちに栞を憎んで欲しくない、という言葉。

大切な人を思う気持ちを憎悪に変えたくない。
そんなページを子供たちに読んで欲しくない。

それが、信の思い出から小春が導き出した答えでした。

信が生きていたら。

もっと早くに紗千と小春は仲直りできたでしょう。
植杉家の団欒は、栞も加わって、もっと賑やかなものとなったでしょう。

消えてしまったひとつの命・・・

偶然が重なったとは言え、やはり栞のあの一言は罪深い、と思わざるをえません。
もし、もうひとつの言葉を選んでいたら。

もし・・・と思うことは、誰にでもあることなのだ、とも。

.

離婚が決まってから、子育てとは父性とか母性とかで担当を決めるものではない、と気づいた良祐。
でも、もう藍子の心は戻ってはきませんでした。
瞬祐と別れ、街角で号泣する良祐。

この夫婦の話はうまく本筋に絡んでいなかったように思います。
シングルマザーの小春と、協力して子育てできない夫婦、という対比を描きたかったのかな、とは思うのですけれども。

他にも蛇足的なエピはありましたが、世界観がブレることはありませんでした。
.

紗千と健太郎が駆け落ちするまでの経緯は、公式サイトには書かれているのですが、ドラマ内では最後まで語られませんでした。

結局は離婚することになってしまった良祐と藍子を含め、男女間のもつれを一切排除し、親子関係に絞る。
それがこのドラマの品の良さに繋がったと思います。

改めて設定を書き出してみたのですが。

幼い時に母親が男と駆け落ち。
夫は異父妹の不用意な発言で命を落とす。
亡くなった夫には、シングルマザーの母から捨てられた過去があった。
時を経て、やっと再会した母からは自分についてこなかったと、裏切り者扱いされ、拒絶される。
優しいと思っていた父が実はDV夫だった。
自分の罪から目を逸らそうとする妹と、妹を庇う母。

そして主人公は再生不良性貧血だった・・・

他に、たちまちバツ2になってしまった親友のエピなどなど。

かなりあざとい(^^;;

ここに男女のドロドロを入れたら、即、昼ドラ風になったでしょう。

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終わってみれば、シングルマザーへの応援歌、というより、坂元さんの思い描く母性を、様々なパターン、角度で描いた作品だったような気がします。

母と娘の関係を濃密に描いたドラマですので、男性にはわかりにくかっただろうし、坂元さん独特の灰汁が濃厚な作品でしたので、好みは別れたかと思います。

でも、この灰汁がなければ、坂元さんじゃない。

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決して好きなタイプのストーリーではありませんでした。
むしろ、普段ならまず見ないタイプのお話で、事実、途中で幾度も引きかけました。

しかしラストに向うにつれ、どんなにベタであってもいいから、小春を助けて欲しい、と思ってしまったんですねー。

それは、俳優さんたちの魅力と、俳優さんたちの力を十分に引き出し、坂元ワールドを構築した演出、照明、編集・・・スタッフさんたちの力が素晴らしかったためです。

各話の感想に書いているのですが、改めて。
満島さん、田中さん。凄かったです。
二人の絡むシーンはどれもスリリングで惹きつけられました。

特に9話の母娘の和解のシーンは圧巻でした。

最終話の台風9号の思い出を、手を握り合って話すシーンも・・・
このひとときは、紗千を、小春を見るたびに自分の罪深さを思い知らされる、という呪縛から解き放ったような気がしました。

そして実世界と幻の世界を彷徨う栞の危うさを演じた二階堂さんの存在感。
子役さんたちも自然でした。

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ラストシーンは、良い意味で、ディズニー映画のように感じました。

小春の動きと、小春を見た二人のリアクションがスローモーションだったので、一瞬、このシーン、望海の夢ではないか、と一瞬ヒヤリとさせられましたけれども。

さっと幕が降りたように画面は暗転、坂元さんのクレジットが出た後に、回顧シーンとともにスタッフ、キャストのクレジットが流れる、映画のようなエンディングタイトル・・・映像を含め、極めて映画的な作品だったと思います。
映画より映画的、と言ってもいいくらい。

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キャスト、スタッフのみなさん、ありがとうございました。

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2013年9月11日 (水)

Woman #10 簡単感想

公式サイト

小春(満島ひかり)は数日間入院することに。
その間、紗千(田中裕子)が望海(鈴木梨央)と陸(髙橋來)の面倒を見る。子供たちと過ごすうち、望海の姿に子供のころの小春を重ねる紗千。
彼女は、小春と骨髄が適合するかを調べる検査を受けるために病院へ向かう。
一方、健太郎(小林薫)は紗千から、小春の病気のことや栞(二階堂ふみ)が信(小栗旬)の死と深く関わっていることを聞かされた。
そして、ある決意を胸に、家を出ていった栞のもとを訪ねる…。(公式サイト)

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最終回と一緒に書こうかな、とも思ったのですが・・・簡単に感想を残しておきます。

健太郎さん、大したことなくって良かったです。

健太郎が怪我をしたことで動いたことは三つ。

栞が自分の犯した罪と向き合う気になったこと。
一歩間違えば父親を"殺して"しまったかもしれない、と思ったのでしょうか。
命がなくなる、ということを実感できたのかもしれません。

紗千が動けない健太郎に代わって栞を探したこと。

紗千と健太郎がいないため、小春一家が久しぶりに親子三人水入らずの時を過ごしたこと。
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栞は母からの電話に出たり出なかったり・・・揺らぐ心のまま、街を彷徨います。
ただ彷徨っていただけなのか、それとも信の背中を押した人間を探そうとしていたのか。
もし後者だとしたら、4年も経っているので無理だと思うのですが・・・事故のあった駅を張っていれば、見つかる可能性はなくはないですけれども。

そのわずかな可能性があったわけですね。
栞は信の背中を押した男性を見つけました。本当に彼なのかどうか。言動から本当らしく見えましたが。
姉に会って謝って欲しいと追いすがる栞。

でも、もし、謝られても、小春の気持ちを乱すだけだと思いました。
謝って欲しい、というのは栞自身の願いでしかありません。

ビルの屋上に佇む栞を見つけた紗千。

人でなしでもいいから、忘れさせてあげたかった。
お父さんは、三人でつぐなおうと、やり直させてあげたいと言ってくれた。
でも。
小春たちのはぐくんできた小さな幸せのことを思うと。

「お母さん、それは無理だと思うの。」

亡くなった人に謝っても聞こえない、残された人につぐなっても届かない。
取り返しのつかないこと。
かけがいのない、もう戻らない命。

「あなたは、もう一生許されないの。
栞、あなたの人生は終わったと思いなさい。」

栞に告白された時に盲目的に庇護しようとした時とはうってかわって冷厳な態度をとる紗千。

小春が娘として自分の中に戻ってきたためもあるでしょう。
栞に言った言葉はそのまま自分への戒めであり、覚悟。

小春は、母の異変に気がついたことを押し隠そうとしている望海に、病気であることを明かしました。

母が嘘をついていたこと、自分を頼りにしてくれなかったことに怒っている望海。
小春は、シングルマザーで頑張っているお母さんでもなく、ましてや「病気のお母さん」としてではなく、ごく普通のお母さんであり続けたかったのだ、と黙っていたことを謝ります。
そして今なら、紗千の気持ちがわかるような気がする、普通のお母さんでいたかったのかもしれない、と。

普通とは何か、は難しいので、今は置いておきます。
子供にやつれた姿を見せたくない、という小春の気持ちは伝わりました。

小春の気持ちに同化するあまり、一生許してはもらえない、と頑なになっている紗千に、つぐなうことも可能じゃないのかな、と健太郎。
「それ生き」のテーマと重なる部分でした。
このドラマではどう持っていくのでしょうか。

瞬祐を取り合う良祐と藍子。
両親の争いにはうんざりな瞬祐。
この夫婦は最後までこうなのかな?
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前回、紗千と小春のシーンが圧巻すぎたためか、今回はあまりテンションがあがりませんでした(_ _;;
栞が試行錯誤しながら前に進み出したことなど、パーツとしては大事なエピが描かれてはいたのですが。

今晩、最終回。
どんな形でもいいから、小春が助かることを願っています。

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2013年8月29日 (木)

Woman #09

公式サイト

小春(満島ひかり)は数日間入院することに。
その間、紗千(田中裕子)が望海(鈴木梨央)と陸(高橋來)の面倒を見る。子供たちと過ごすうち、望海の姿に子供のころの小春を重ねる紗千。
彼女は、小春と骨髄が適合するかを調べる検査を受けるために病院へ向かう。
一方、健太郎(小林薫)は紗千から、小春の病気のことや栞(二階堂ふみ)が信(小栗旬)の死と深く関わっていることを聞かされた。
そして、ある決意を胸に、家を出ていった栞のもとを訪ねる…。(公式サイト)

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子供たちを残して数日間入院することに不安を抱き、すぐにでも起き上がろうとする小春を、ストレートに嗜めるのではなく、趣味は?と尋ねる澤村。
将棋、読書、バトミントン・・・

「バトミントンはだめ。」

深刻な状況なのですが、思わずくすっと笑ってしまいました。
小春も同じだったのでしょう、大人しくなりました。

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今回も濃い内容でした。
セリフは概略、デティールは間引きながら、メモります。
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小春は望海に病気のことを隠し、仕事だから、と電話します。
その晩、望海は母に言われたとおり、陸の世話をし、自分たちだけで眠りますが、様子が気になる紗千。
何度も覗きに行っては、望海にはきはきと「おやすみなさい」と言われ、撤退。
それでもなお、そっと伺うカットで終わるのが、可笑しくもあり、しんみりしました。

翌朝。
お見舞いに行くのは健太郎。
紗千から託された荷物は、とっても重い。
紗千の方は、子供たちと一緒に恐竜博物館へ。
自分と孫たちだけで過ごす、初めてのお出かけです。

陸の世話をする望海。わがままを言ったりして紗千の手を煩わすこともなく。
子供たちの他愛のないおしゃべりを黙って見守るばかりです。
観覧車には乗らなくてもいいの?と望海に尋ねると、いいの、と望海。

「一日に2個、楽しいことがあったら、どっちが楽しかったかわからなくなる。
乗りたかった?」

独特の発想をする、しっかりした子。人によっては可愛げがない、と感じるかもしれません。
その両方の感情を思い出す紗千。

「あなた、お母さんに似てるわね。そういう感じだった。」

その晩は、健太郎も一緒に4人で寝ました。
紗千は寝物語に小春の幼い頃のことを望海に語ります。嬉しそうな望海。

とにかくおしゃべりで、いつもおかしな空想ばかりしていたこと。
小学校に入学して3週間で、帰り道で教科書を全部捨ててしまったこと。
叱ったら。

「世界中のどこかに、もう一人の私がいると思うの。
今からその子を探しに行くの。」
そして、教科書ほど面白くない本はない、学校なんかには面白いことの欠片もない、と。
「私はもっと面白いことがしたいの、見つけたいの。
いるところを間違っているから、交替してもらうの。」

と。

お母さん、だめだね、わがままだね、と望海。

「この子がこのまま大人になったら、とんでもないことになると思いました。
心配して、ちゃんとした子にしなきゃと思って。」

そう、思ったのだけれども。

「そんな心配、いらなかったの。
あなたたちのすてきなお母さんになりました。
きっと何より面白いことをみつけたのね。
もう、誰かと交替したいなんて、思わないくらい。」

ちゃんとした子にしなきゃ。

それでピアノのお稽古とかに無理矢理行かしてたのですね。

あまりにインドアな子供だった自分を心配した親に、無理矢理体操教室に通わされたり、早朝マラソンをさせらりしたことを思い出しました。
辛かったです。よくサボりました。

大人しすぎても、活発すぎても。
親は心配するのです・・・

小春のことを思い出す紗千の表情が、段々母親の顔になっていってます。
その頃小春は、病院のベッドで母が差し入れてくれた将棋の本を読んでいました。

.

明くる日。
退院する小春と入れ替わりに病院へ行くのを訝る健太郎に、「ドナーの検査を受けるの」と打ち明ける紗千。

ショックを受けるも、これは運命なんだよ、つぐないができるじゃないか、と健太郎。
紗千が小春をおいて家を出たことへのつぐない。

「あの子はそれを一番嫌がっていると思うわ。
そんなことでつぐなえることじゃないのよ。」

そんなことない、家族で乗り切れば、と紗千の手を握り締めて一生懸命説得する健太郎の腕の中に崩れ落ちる紗千。

シーン変わって。
栞の部屋で、栞の書いたスケッチを咽びながらむさぼり見る、全てを知ってしまった健太郎。

紗千がドナーの検査から帰ってきても、まだ栞の部屋にいました。
アルバムを見ながら、言葉少なく栞の思い出を交わす二人。

紗千からは、ようやく思いを共有できた安堵感のようなものを感じました。
健太郎は・・・
.

澤村が休みの時に、代わりの医師から検査の結果を聞く紗千。
その様子を廊下から見つめる藍子。

「マッチしませんでした。」

後の言葉は何も耳にはいってこない。

紗千の脳裏に蘇る小春の幼い日。
台所、黄色いエプロンを着けている自分にまとわりつく小春。

「どうなるの、どこへ行くの、おかあさん」
「お星さまになるのよ。」

・・・

「おかあさんのおかあさん」

望海の声で我に帰ります。

そこはいつもの近所の神社。
かつて、ここで偶然会った時は全く無視していたのですが、今は小さく手を振る紗千。

望海、陸そして小春。
三人の後ろ姿をみつめる紗千。

うー、ここ、「小春の母」に戻っていく田中さんの表情が素晴らしくって・・・

帰宅後、お風呂を沸かす紗千は、子供たちに頼まれて、お父さんが最後に食べたメニューを作る小春に「覚えているの?」と。
カレイの煮付け、キュウリとささ身の酢の物・・・素直に暗唱する小春。

茶の間でマメをむく小春をおずおずと手伝いながら、検査結果を伝えようとする紗千。
「あ、いい?」
何となく察したのでしょう、席をはずして台所に立つ小春。
だめだったことを伝える紗千。

「ごめんなさい。無理でした。
ごめんなさい。丈夫に生んでやれなくって。」

ごめんなさい、はそういう意味だったのですね・・・

ここでお風呂が沸いた、と紗千が気分を変えます。
お風呂に呼ばれた望海。何となく表情が暗い・・・

ここで、栞に会いに行った健太郎のカット。
栞は家から出た生活を満喫しているようです。
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再び、植杉家の台所。

紗千も台所に行って料理を手伝っています。
小春の動きを見て。

「上手ね。」

煮魚は得意じゃない、と小春。
煮魚は年寄りだから。
じゃ、塩焼きは若いの?
南蛮漬けは?

自分の作ったカレイの出汁を、小皿に入れて差し出す小春。
味見する紗千。

「おいしい。」

料理を作りながら、段々昔の感覚に戻っていく二人。
お互いに覚えていること、忘れていること。

栞とはこんな風に一緒に台所に立ったことはないのかもしれません。

でも、小春は。

「黄色い・・・山吹色のエプロン、持ってましたか?」
「覚えていたの。」

作っていたら、だいたい近くにいたから。
本を読んだり、おしゃべりしたり、あやとりしたり。

「あやとり・・・」

思い出す小春。

橋から田んぼ、川・・・
思い出しながらエアーあやとりをする二人。
そして声を揃えて

「ダイヤモンド。」

再び元の位置に戻る紗千。
小春が教科書を捨てた話、世界のどこかにいるもうひとりの自分に会いにいく、と行っていた話・・・

「変な、おかしな質問するの、今思えば、面白い子だったわね。
あなたが望海にしているように私、したらよかったのよね。」

小春は、かつて人が死んだらどうなるかを聞いたことを尋ねます。

「私、覚えてるのは・・・人は死んだらどうなるの?って。
それは、すごく、毎晩 考えてました。」
「私は、お星さまになるのよって答えたの。」
「今だったらなんて答えますか?」

つまる紗千。

「どうなるんですか、どこにいくんですか?!」

「あなたはそんなことには、なりません、絶対にありません!」

紗千のテンションに共鳴する小春。
黙って聞く紗千。

世界のどこかにいるもうひとりの自分に会いたい、それ、今すごくそう思います。
もうひとりの自分が健康だったら、その自分にタッチして、子供たちのことをあずけたいです。
今は大人だから、そんな人、いないの、わかってますが。

「わたしね・・・返事して。」

「なに?」

ここから敬語じゃなくなります。

「子供たちがいなかったら、別にいいやって思ってたと思うの・・・返事して。」
「うん」
「それくらい許せないんだよ、あなたのことも、あなたの娘のことも。」
「うん」
「それは一生なの。
そんな人たちに頼らなきゃいけない自分も、許せないの!」
「うん」
「ねえ」
「うん」
「嫌なんだよ」
「うん」

泣きながら紗千の肩を叩きはじめる小春。
その手を握り締める紗千。

「許せないんだよ」
「うん」
「助けてよ」
「うん」
「許せないんだよ」
「うん」
「ねえ」
「うん」

「おかあさん、おかあさん おかあさん」

泣きじゃくる小春を、しっかり抱きしめ、背中をさする紗千。

「私はお星さまにはならない。
でも、絶対なんか、ないから。
おかあさん・・・」

その声に、お風呂に入っている望海が小春を呼ぶ声が重なります。

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そして栞と健太郎。

父が信のことを知って自分を訪ねてきたことを知っている。
健太郎に近況を聞かれて。
してないことをしてみようと思っている。働くとか。男性とも付き合ったことないし・・・

いつもうっすら笑っている栞。
笑っているつもりはない時も、そういう表情をするようになってしまったのかも。

「小春ちゃんにちゃんとあやまろうか。」

つぐない、わかるか。
てきるかどうかは別。

しかし、父から渡された、信の好きな曲が入っていた端末機を川に捨ててしまう栞。

あの店と家は売ろうと思う。
売ったお金は小春に渡して、僕とさっちゃんとしーちゃんの三人で、どこかアパートを見つけよう。
お父さんも働く、お母さんも働く、しーちゃんも働く。
それで返せるかどうかはわからないけれども。

「何の話?」

「つぐないの話だよ。」

笑う栞に、笑うところじゃないんだよ、と健太郎が激しく迫ります。

「お父さんの声、聞こえているか?

世の中で一番悪い人は、自分のしていることをわかってない人なんだよ。
お父さんもそうだった、しーちゃんがどこで何をしていたのか、何もわかってなかった。

わかったか?命を奪ったんだよ。
小さな軽はずみな気持ちが、誰かの大切な誰かにとっての命を奪ってしまったんだよ。
彼の人生を断ち切ったんだよ。
途中で、断ち切ったんだよ。」

反省の仕方、後悔の仕方、つぐないの仕方、わかるか?

家に帰ろう、という健太郎を振り切る栞。
はずみで川に落ちた健太郎。

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紗千には言えなかったことを栞に説いた健太郎。
自分のしたことと向き合って欲しいけれども、すぐには無理かもしれません。
せめて、真っ当なことを真直ぐに言ってくれる人がいる幸せに、気がついてくれればいいのですが。

良祐と藍子のことを書き漏らしていました。
先週、いきなり子供を連れて帰った藍子が、そのまま引き取って、育児は自分の親にまかせるつもりだと知った良祐は、両親がいてこそ、と思わずいつものように言ってしまいます。
そんな良祐を、紙に書いたとおりのことしか言わない、役人みたい、と馬鹿にする藍子。
「役人だから。」
ですよね(苦笑)

しかし、花を買ったところを通報されて生活保護を打ち切られてしまった案件を見て、上司に食い下がります。
花を買ったのは、80歳になる祖母のため。花を買ったのがそんなに悪いことなのか。
取り合わない上司・・・のデスクの上に置いてあった花瓶を上司のPCにぶちまけてしまいました。
大丈夫かな?

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健太郎が真実を聞いた時のショックを映さなかったのは、うまいなあ、と思いました。
修羅場は二度は見せない。
そのため、不幸のてんこ盛りなのですが、くどさが軽減されています。

小春と紗千の台所のシーンは、坂元さんらしさが全開でした。

ここに行き着くまでの、紗千と孫たちの交流や絵本とか。
細かい情景が効いていました。

母に自分の子育てを肯定されたことは、小春にとって、どれほど嬉しかったことか。

「おかあさん」と抱きつく小春を抱きしめる紗千の表情に、今期、初めて泣いてしまった・・・・

満島さんと田中さんが圧巻でした。
あざといと言えばあざといシナリオを、自然に見せる力。

この人たちの凄さを引き出す演出、照明、カメラも凄い。

家族の絆を結びつけるきっかけに難病を持ってくる話なんて、普段なら絶対に観ないです。
それなのに、こんなに惹きつけられるのが、悔しいです。←何度も書いてますが(汗)。

栞がドナー適合者で、ころっと改心して・・・なんていうラストであっても、もう、突っ込みません。
むしろ、そうであって欲しいです。
ううむ、術中にはまってる・・・

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2013年8月23日 (金)

Woman #08

公式サイト

栞(二階堂ふみ)が信(小栗旬)にしたことを知り、
激しく動揺する小春(満島ひかり)。彼女は植杉家を出ていく決意をする。
紗千(田中裕子)は、二人の娘の間で苦悩する。
母たちの葛藤を知らない望海(鈴木梨央)と陸(高橋來)は、まもなく行われる町の夏祭りを楽しみにしていた。
お祭りに行けると喜ぶ子供たちのために、小春は夏祭りが終わるまで植杉家にいることに。
一方、栞は健太郎(小林薫)に、家を出ていきたいと打ち明ける…。(公式サイト)

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またまた出遅れたので、印象に残ったシーンなどのみ、メモっておきます。

紗千の帰りを待って、飲みに誘う健太郎。
さっちゃんなんて恥ずかしいから止めて、と言いつつも少し嬉しそう。
紗千って基本ツンデレなのね。

健太郎から栞が生まれた時、小春のことを思い出していたんじゃないか、だったら・・・

紗千が小春とぎくしゃくしていることを気にしている健太郎。

二人とも私の娘です。選んでなんかいない。
あなたは、栞のこと、何もわかっていない。過ぎたこととか・・・
栞のこととなると、態度を硬化させる紗千。

帰り道、踏み切りに佇む栞と出会った紗千は、小春が全てを知ってしまったことを知ります。

母の帰りを待っていた小春に、いきなり優しく話しかける紗千。
その様子で察する小春。

「植杉さん。ご存知だったんですか。」

最初は栞の言葉を否定するも、小春に問い詰められ、ひたすら栞を許してもらうよう、懇願し、弁護し、小春に詫びます。

あの子が悪いんじゃない。
本当は頼って来てくれたことを感謝してる、嬉しいの。
ここが家だと思ってくれていい。
我慢して欲しい。

「恨むんだったら、私を恨んでください。」

小春の言葉を一切聞かず、機関銃のようにあやまり続ける紗千。

「私、何を言っているのかわかりません。あなたが何を言っているのか、全然わかりません。」

小春だって混乱している。

はっきりしているのは、母と妹が信のことを隠していたことへの驚きと怒り。
栞を責めるとか、責めないとかいうのは、その先のこと。

その思いを言葉にするのは難しい。
言葉にすれば、きっと紗千と栞を責めることになってしまうだろうけれども、それでもそんな自分の思いにちゃんと向き合って欲しいのに。

小春の気持ちを全くくみ取らない、受け止めない紗千。
彼女もまた混乱している。
何とかして栞を守りたいという思いのみで暴走しています。

「ごめん、話になんない。がまんしろってなんなんですか。
信さん、死んだんですよ。」

小春と紗千を仲直りさせようと植杉家を訪れた帰りに。

「その帰り道に、死んだんですよ。」

すがりつく紗千を振り切って2階に戻る小春。

「困ったな。」

困ったな・・・しか言えない・・・。

職場にて。
小春は由季に病気のことを打ち明け、子供たちのことを頼みます。
あの家にはもう、居られない、ということですねぇ。
信のことを隠していた母と妹とは、到底一緒には住めません。

小春の抱えている事情を詮索することなく、明るく快諾する由季。

ふぅぅ。由季が本当に頼りになるかどうかはさておき(汗)、やっと本当のことを言える人ができたのね。
明るい由季のキャラも相まって、ほっとする場面でした。

あの家には住めないからこそ、改めて澤村の言葉を噛み締める小春。

自分が死ぬわけにはいかない。
覚悟。

町が祭りの準備で浮き立つ中、栞は家を出る準備をしていました。
そのことを打ち明けたのは健太郎のみ。

買い物の途中、ふらっと望海と陸のゲタを買う紗千。
しかし。
偶然出会った栞の高校時代の友人から、栞が苛められていたこと、苛められた原因は、栞がクラスで一番良い子で、繊細だったから、と聞かされて、涙し、買ったばかりのゲタを捨ててしまいました。

でも、ゲタは健太郎が買っていました。
ゲタを履き、紗千の縫った浴衣を着て、子供神輿に参加し、夜店でわたがしを買ってもらい・・・
以前のお祭りでは、夜店で買い物をするお金もなく、お稲荷さんを持参していた子供たちにとっては夢のような時間です。

「怖いくらい、楽しかった。」

いつも楽しい分、「おんなじだけ、それがなくなった時のことを考えている」望海の性格がよく出ている言葉ですが、だからこそ、哀しい・・・

祭りの晩、栞は、健太郎に見送られて家を出て行きました。
そのことを健太郎から知らされた紗千。

栞ももう二十歳。ひとり立ちしたいんだ。

「さっちゃんはもう、十分にあの子を育てた。
一番の子育ては、親はもう、必要ないって、子供が思うことだよ。」

違う、違う。あの子は違う。
紗千は心の中で叫んでいたはず。

この、最悪のタイミングで、小春は病気のことを打ち上げ、澤村の名刺を渡し、会ってほしいと打ち明けました。

「どうして今、そんな話をするかね。」

うーん・・・

栞のことでいっぱいいっぱいの紗千。
小春の言葉の内容も耳に入っていません。

浴衣のままシャワーを浴び始めます。

「栞、出て行ったの。」

私に黙って出て行った。
罪の意識で出て行った。
違うのに、あの子が悪いんじゃないのに。
背中を押した人が、梨を渡した私が悪いのに。

どうして栞のことを悪く言うの。
良い子なのに。みんなそう言っている。

栞をのことを悪く言っているのは、小春、ということ。
でも、小春は何も言っていない。いや、言わせてもいない。

「みんな、私が悪いの。
あなたはどうしているの?
どうしてあなたがいるの?

栞がいなくなったのに。」

警察でもどこでも行ってちょうだい。あの子は何もしていない!

どうしたら小春の気が済むのか。

「あの子殺して…殺せばいいの?私も死ねばいいの?
許してくれるの?許すの?」

立ちすくむ小春。
でも、ここで母の負のパワーに巻き込まれてはいけない。
覚悟を決めたのだから。

どうすれば許せる?
許せる気持ちになれることなんて、どこにもない。でも。

「私は望海と陸の母親です。
あの子たちが大人になるまで、一緒に生きていたいだけの母親です。
私たち、ここにいるしかないんです。
お願いします。」

小春に抱きつく紗千。

「また娘に捨てられてしまった。」

この人は、自分の必死の言葉を全く聞いていない・・・

紗千の肩を一瞬抱くも、振りほどいて立ち去る小春。
この人を抱きしめる理由は、何もない。

情に溺れる紗千の母性を徹底的に残酷に描くトーンに、邦画に脈々と息づいている伝統を感じました。

.

日が変わって冷静になった紗千。
澤村を訪ねたり、病気のことを調べ出しました。
検査もしたようです。

.

書き漏らしましたが、砂川親子。
今では父親の自覚ができ、息子の世話を見るようになっています。
しかし、予告なく妻が息子を連れていってしまい、一人ぼっちの部屋でがっくり落ち込んでいました。
これをきっかけに、良い方に向えばいいのですが。
.

今回は、山場が二つもあって、感想がまとまりません。
というより書き出すと長くなるので・・・短く。

小春を置いて家を出た償いなのかどうか、本人にもわからないのでしょう、とにかく栞に盲目的な愛を注いできた紗千。
栞もそれを求めている、栞の一番の理解者だと思っていたのに。
実は離れたがっていたこと、何も理解していなかったことを知った時の衝撃。

紗千は結局、いつも小春に甘えているように感じました。
親に甘えられたら、子供はいったい誰に甘えたらいいのでしょう。

年を経ると親から甘えられることになるとは言え、その甘えを受け止められるのは、かつて甘えさせてもらった記憶があるからなのでは・・・。

今、小春もは自分自身が親であることで、一番甘えたかった相手からの再度の拒絶に必死に耐えました。

紗千がどんな生い立ちだったのかが、気になってきました。描かれることはないかもしれませんが。
.

.

そして、ついに家を出た栞。
普通なら健太郎の言う通りなのです。自立しなければ。

でも。

友人と話している栞。
友人は、栞が家を出たことに驚いています。

「何かあったの?」

「忘れた。」

にまっと笑って答える栞。

最後の微笑の意味は?

友人への愛想笑いなのか、自嘲なのか、それとも言葉の通り・・・?

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2013年8月15日 (木)

Woman #07

公式サイト

小春(満島ひかり)は海(鈴木梨央)と陸(高橋來)を連れて、
信(小栗旬)の生まれ故郷へ向かった。そこは、山に囲まれた小さな村だった。
小春は、土産物屋の店主を訪ね、4年前の夏に信が置いていったという手紙を受け取る。
信は事故に遭ったその日、この村を訪れていた。
手紙には、信から聞かされたことのなかった彼の幼少期のこと、
そして彼の母親との思い出について触れられていた。
さらに、オレンジ色のマフラーの秘密、そして4年前の夏、信が植杉家を訪れた本当の理由が綴られていた…。(公式サイト)

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小春に届かなかった信からの手紙。

シングルマザーの母親は、故郷にたった一人、幼い息子を置いて、東京に出て行った。
時々会いに帰って来ては、いつか一緒に暮らせるから、とキャラメルを買い与え、抱きしめて帰っていく。
どうやら東京で同棲生活をしているらしい。

一人で暮らしているのは、母と信の秘密だった。
毎月母親から届くお金で、"牢屋"に入れられないように、一人で全てをこなす信。
でも、そんな生活は辛くはなかった。
なんか冒険王になったような気分だった。

しかし、次第に母からお金が届かなくなり・・・

大人になって、帰郷した信は、もう、関係はない人として、会うつもりはなかったのだけれども・・・大人になった姿を見せたくって、母に会いました。

自堕落な母の態度、言葉にただ素直に肯く信。
結婚したことを報告した時、真っ先に出た言葉が、保険に入ったのか、でした。

はっきりとは描かれていませんでしたが、母親は保険金目当てで信に何かしようとしたのかもしれません。
それで、信は逃げた。

そんな信の世話を親身になってしてくれたのは、郵便局員の宮前。恐らく施設に入所するためのもろもろの手続きも、この人が行なってくれたのでしょう。
再会した時は入院してました。外科系でなく、内科系の病気のようです。
4年後の今、生きておられるのかどうか。

母は、保険金の話から、罪悪感のためでしょうか、シングルで子供を育てることの大変さ、
子供のために好きなことができなかった恨みをことさらに言い立てた挙句、不貞寝してしまいました。

信は、部屋にかかっていたオレンジのマフラーをもらっていいですか?と言いながら紙袋に入れました。
それは、子供の時に母が編んだマフラー。
いつもそのマフラーを持って寝ていた。

そして、寝たふりをしている母に向かって、施設に入ってから心ない言葉をかけらる度に、母も同じように傷ついているのではないか、責められていたのではないか、心配していた、と語りかける信。

「僕、大丈夫だったんです。」

お母ちゃんと約束することが、楽しかった。
お母ちゃんが好きだったから。
お母ちゃんの封筒の字を見るのが楽しみだった。
他人は僕のことを不幸だと言ったけれど、僕にとってはただの現実だった。

僕、生きているだけだよ。
泣いてても生きている、悲しんでも生きている。

「彼女も僕と同じでちょっぴり寂しがりやです。
だから、一緒に生きてます。
気持ちに寄り添うこと、悲しみに寄り添うこと、丁寧に心を込めて生きること。
子供らに伝えます。

ありがとう、お母ちゃん。
僕は元気です。

母への気持ちを整理してから。
信は、小春と紗が仲直りできないものか、一緒にご飯が食べれたらいいな、と思い立って植杉家を訪れたのです・・・

子供たちに信の手紙を読んであげながら、小春は植杉家に、紗千に電話して、最後の日、信が何を食べたのか尋ねます。
戸惑いながら答える紗千。

豆ご飯とアサリのお味噌汁、カレイの煮付け、キュウリとささみの酢の物・・・質素で豪華な食事でした。

「あとで、梨をむいたわ。」

電話を切った後。
小春は子供たちに言います。

「お父さん、幸せだったと思うの。

幸せとか、不幸とか、ないの。
幸せだって、感じられる心だけがあるの。
お父さんには、幸せだ、と感じられる心があったの。
それは、お母さんにはすっごく強くて、素敵なことだと思うの。」

陸と望海がいて。
それ以上、もう何もいらなかったの。
家族と一緒にいられるだけで幸せだと思える。

「それはね、お父さんがくれたものだよ。願ってくれたこどだよ。」

今も三人は、お父さんがくれた幸せの中にいる。

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帰宅して。
紗千は、信が訪れた時に作ったメニューそのままを作って、夜勤に出かけていました。
少し顔がほころぶも、まだ頑なな小春・・・
そのうち子供たちは眠り、健太郎はどこかに飲みに行ってしまいました。

茶の間で出会う小春と栞。
事故のことを聞かれた小春。

誰かのせい、と思うことはあるけれども、それより、何か思い残すことはなかったのか、言い残すことがなかったのか・・・そんなことの方をいつも考えている。

手紙。

栞は、子供たちに漢字を聞かれたから、という理由で信の手紙を読んだことを明かします。

腹立たしさの混じった驚きで、コップを割ってしまった小春の手当てをしながら。

手紙を呼んで泣いたこと。
お姉ちゃんは旦那さんが亡くなっても強く乗り越えていて、子供たちもお父さんいないのに頑張ってる。

「普通、家族死んだら・・・」

「信さんは死んだんじゃないから。
生きたの。
生きただけなの。」

小春の言葉の重みに、ついに事件の真相を告白する栞。

青柳信さんは優しい人でした。私のこと、心配してくれて・・・ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい・・・

泣き伏す栞に、掴みかかり、組み伏す小春。
思わず喉に手が行きそうになった時に、望海が起きてきました。
廊下に散乱する食器。

お母さん、何、しているの?

「来ちゃダメ!

割れているから。裸足、ダメ!」

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むうう、またまた濃い回でした。

書ききれませんでしたが、小春とは合わない、という紗千に、合わないんじゃなくて、似ているんだ、と言う健太郎の言葉も印象的でした。

相手に自分をみるから、ぶつかりあってしまう。
母と娘の関係を端的に表した言葉です。

そして、夜勤からの帰り道、紗千が子供たちのために、ひとつひとつ念入りにケーキを選ぶシーンも。
その頃、娘たちは・・・

健太郎は、大事な時に寝ていたり、いなかったり(^^;;

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今回は、とにかく信が切なくって。

信の母については、何も書きたくないです。

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信は小春より寂しい子供だったかもしれません。
しかし、自分を置いて出て行った母に対する怒りを持ち続けた小春とは、違っていました。

ネグレクトされても、親を嫌いになれない子供。
信は嫌いになれない気持ちを、そのまま真直ぐ持ち続けた人でした。
だから自分の家族を持つことを切望し、懸命に愛した人。

自分の場合は無理だったけれども、小春は、小春と紗千は一緒にご飯を食べれるかもしれない。食べさしてあげたい。

その帰り道に、あんなことが起きるとは。

不幸せすぎる・・・でも、小春はそうは思いません。
彼の「幸せを感じる心」に今も包まれつつ、彼と家族を作った幸せを思うのです。
信は、小春なら、自分の気持ちがわかると思っていた。信頼していたのです。

だから栞の「普通の家族だったら」とか、「だからわかる」とか、安易な言葉は、到底許せない。

信の気持ちの、信の生き様の、何が、亡くなった信のことを思い続ける気持ちの何がわかるのか。
信の存在を、気持ちを、思いを、消し去る原因を作ったのは、あんた!

救いだったのは、栞が自ら告白したこと、自分で膿を出したこと。
そして、怒りで我を忘れた小春が、望海を見て、母の気持ちを一瞬にして取り戻したことでした。

信の寂しさが描かれた前半、彼の残した手紙がきっかけで、栞が抱えていた秘密がついに明るみに出て、一つのクライマックスを迎えた後半。

信の手紙がきっかけ、というのは、今後の方向を表しているように思いました。
優しい気持ちに溢れた手紙なのだから。

最初は、すでに亡くなっている夫に小栗さん、というのは、スペシャル的なものなのかな、と思っていたのですが、がっつり意味のあるキャスティングでした。
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ほんと、疲れるドラマです(^^;;

でも、キャストたちのうまさ、そして多少の綻びはあれども、登場人物たちのバックボーンが描かれており、それが次第により合わさっていく構成がうまいので、がっつり見ざるおえない・・・
坂元さんの思う壺で見てしまっているのが悔しい(苦笑)

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2013年8月 9日 (金)

Woman #06

公式サイト

自身の病状の悪化を自覚した小春(満島ひかり)は、望海(鈴木梨央)と陸(高橋來)を連れて植杉家へ向かい、一緒に住まわせてほしいと紗千(田中裕子)に頼み込む。
病気のことは告げずに、ひたすら懇願する小春。
頑なに拒否する紗千だったが、栞(二階堂ふみ)が小春たちと暮らしたいと言い出したことで、仕方なく同居を受け入れることに。
そんな中、小春は健太郎(小林薫)から、紙袋に入ったオレンジ色のマフラーを渡される。(公式サイト)

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「僕の妻は、青柳さんと同じ病気で死にました。
僕の骨髄じゃ適応しなかったのです、青柳さん、お母さんのお年はおいくつですか。」

「57です。」

「輸血と投薬が効かなかった時のために、今から、骨髄移植の適応検査だけでも受けておいてもっらた方が良いかもしれません。」

それは・・・渋る小春。

「どんなに嫌いで憎んでいる相手でも適応する時はします。どんなに愛情があっても、しない時はしないように。
青柳さん、約束しましたよね、お子さんたちのために生きるんだって。

生きる覚悟って、そういう意味ですよね。」

澤村の、自分の体験をふまえての、クールで熱心な言葉。

「もし、あなたが倒れた時、そこにお子さんしかいなかったら、取り返しのつかないことになるかもしれませんよ。」

藍子の口調は相変わらずきついけれども、言っていることは真っ当です。
病気のことは、ないことにはできない。現実は迫ってきているのだから。

こうして植杉の家に、母に頼ることを決心した小春。
紗千にどれだけ拒絶されても、嫌味を言われても、一切逆らわない。
信の物を一切持ち込まないことすら、自我を押し込んで受け入れます。それが小春の決意。
小春の顔が、ずっと影になっていたのが印象的でした。

でも、病気のことは、まだ言えない。

急に態度が変わったことをいぶかる紗千。ひょっとして信の事故のことを探りにきたのでは、と疑ったのかもしれません。

栞も・・・栞は、なぜ小春を家に入れたのでしょうか。
自虐的な気持ちからなのでしょうか。
半分は自分と同じ血が流れている小春を、そして母と小春の関係を観察するためなのでしょうか。
落としたチョコレートを食べるかどうかで、母が小春をどう育てていたのか、自分とは違ったのか・・・探ろうとしているように見えました。
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信の思い出の品々を預かってもらう由季に「なんか悪いなあ、友達の彼とデートするみたいで。」と言われて嫉妬する小春(笑)。
信への思いは深い。その深さの分、真相がわかった時が怖いです。

スタンプラリー・・・良祐はその後、息子と上手くやっているようです。

約束通り、食事を別々にとる、小春一家と紗千たち。
小春たちは、庭に面した部屋を与えられていました。
良い場所です。
植杉家の切り盛りに、健太郎の意向はほとんど反映されないので(笑)、紗千の気持ちでしょう。

またクリーニング店で働き出した由季は、小春に、差し出がましいことを言うようですけど、信の事件をちゃんと調べて見る気はないか、と、スマホを見せます。
そこには、4年前の事件の記事が。

「こういうの、残るんです。いつか望海ちゃんが検索できるようになったら、ショックを受けるんじゃないかと思って。」

由季の言っていることは正しい。
でも、思わずお節介かも、と思ってしまったのは、小春には治療に専念して欲しいし、専念できる場所をなくして欲しくないから。紗千と小春の関係が微妙に変化してきたこともあります。

でも。
このままでは、汚名をきたままの信も、悔恨に押しつぶされそうになっている栞も救われないんですよね・・・

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紗千が帰宅した時、ひとりで夕食を作っていた小春が倒れてしまいました。
どうするかと思ったら、迷わずお粥を作る紗千。

小春が起きたのに驚いて、お粥をこぼしてしまいました。

「作ってくださったんですよね。食べます。」

こぼしたお粥をかき集める小春。小さい時は、そういうことをすると怒られたのかも。チョコレートの時みたいに。

「全然大丈夫。」

いただきます、と深く一礼します。

「そんな気を使わなくても。」
「使います。普通、外のお店で食べてもこれくらい。」
「体調は?」
「もう、大丈夫です。ただの貧血ですので・・・あ、庭。」

望海が庭のある部屋に住めることを喜んでいること、だからと言って、ずっとここに住めるとは思っていないこと。

「上の子はそういうところ、すごくあって、楽しいことに無邪気にしてても、おんなじだけ、それがなくなった時のことを考えているっていうか。全然、私がちゃんとできてないので。
あの子、そういうところがあって。」

「あなたにもそういうとこ、あったわ。甘えない子だったけど。手も繋ぎたがらない。
そうね、亡くなった旦那さんは屈託のない人だったから、丁度半分づつ、子供に。」

半分づつ。
小春は、楽しいことがなくなった時のことばかり考えていた子供だったということ。

子供の話から次第に打ち解ける母娘。

信との出会いは、信のエベレストからの帰り道だった、と微笑みながら話し出す小春。

「そう。帰り道・・・」

紗千は、ふと、信の両親のことを聞きます。
結婚した時、子供が生まれた時、あんな亡くなりかたをした時。
そういえば、そうです。

小春は、信も自分も両親のことになると口が重くなってしまって、ほとんど何も知らないのだ、と答えます。
二人とも身内の付き合いは一切なかったんですね。

でも、いっぺんだけ、一瞬だけ。お母さんの話をしてくれた時がある。

キャラメルが好きな理由を望海に
「お父さんのお母さんの味なんだよ。」
と言った時だけ。

それは、植杉家に行く前の日、つまり、信が亡くなる前の日のこと。
もっと話しておけば良かった、聞いておけば良かったと思うことが多くて。

「ずっと一緒にいたから。当たり前のこと、意外と聞いてなかったりして。
最後も、最後のことも、なんかおかしな疑い、かけられたことも、私が信じていればいいって思ってたんですけれども、でもほんとはやっぱり、ちゃんと、調べたほうがいいのかな、とか・・・」

一変して態度を硬化し、小春の言葉を遮る紗千。

「申し訳ありません、私が、あの子に梨を持たせたから、そんな事故に遭いました。」
私が、あなたの大切な人を殺しました。申し訳ありません。」

「なんで、そんなこと言うんですか。
違います、違う。
そういうの、要りません。理由とか、答えとか、はっきりするとか、そんなの、要らないです。
信さんのこと、謝るとか、そういうので片付けるみたいな、終わらせるみたいな。
やめてください。やめてください。」

「そうね。
私とあなたは、昔、母と娘だったけれど。
そうね、ずっとこうなんでしょうね。

安心してちょうだい。
平気な顔して生きてるようにみえるでしょうけど、あなたに、許してもらえると思っていないから。
あなたをうちを出たことは、それは、一生、ずっと持って行くから。
安心して頂戴。

親子にだって相性があるもの。」

「知らなかったの。父が、あなたに・・・」

「細かいこと。」

「もし、それが本当だったとしたら、私の方がお母・・・」

「細かいことなの。
母親が、娘を捨てたことに比べたら細かいことなの。
許される理由になりません。

あなた、あの子たち、捨てられる?」

かぶりをふる小春。

「私には、それが、それができたのよ。」

「そうですね。ずっとこうなんですね。
私たちは昔、娘と母だったけれど。今は別々に、別々の場所で生きている、二人の母親だから。
お互いのこと、一番に思うことは、もう、ないのでしょうね。」

「そうね。」

母だと思うから、娘だと思うから、お互いを求め合い、拒絶しあって、傷つけあう。

でも、親子にも相性がある。

それだけで紗千のしたことが正当化されるわけではないのですが、そう思うことで、お互いが少し楽になるのなら・・・
それぞれの家庭を守ろうとする母親としてなら、距離を保ちながら付き合えるかもしれない。・・・この母娘の場合は事情が事情なので危ういですが。

「ずっとこうなのね。」

お互いのやること、言うことがついつい気に障ってしまう関係はずっと変わらない。
諦観とも言えますが、そのことをお互いに自覚したことは、関係改善に一歩前進したように思いました。

小春はやっと母離れをしつつあるように見えます。
母のしたことは理解できないけれども。
やっと、悔恨の思いを聞いたことで、母への様々な感情にひと区切りつけれたのかもしれません。

一方、自ら信の話題をふった紗千。
後ろめたく思っているから、いつも信のことを考えているから、つい口にしたのでしょうか。

子供たちの話から、紆余曲折を経て、とりあえずの和解に至る会話は、スリリングでした。
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紗千と栞はまだ親離れ、子離れしていない。
小春は、紗千と一緒に暮らしていても、早くに独立したように思います。
それほど姉妹の性格は、違っている。
栞が精神的に脆い部分を持っている子だから、紗千が過保護になったのか・・・母娘の関係は、ほんと難しいです。

その頃、河辺で子供たちのお守をしていた健太郎。
また、寝てるし(^^;;

陸が落とした帽子を取りに川べりに近づく望海を、危ない、と栞が止めました。
以前、駅に駆けつけた時と同じく、子供たちには優しい栞。

信の事件の真相は、いつか明るみになるでしょう。
できたら、栞の口から明かして欲しいものです。

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なんだか、だらだらと長くなってしまいました(^^;;

紗千と小春が、以前のように長く詰り合うことなく、休戦協定(汗)のようなものができたので、少し楽に観れました。

このまま雰囲気が好転してくれたらいいのですが・・・うーん、爆弾を抱えているからなあ。

次回は信の故郷へ。
黄色いマフラー、栞に関係があるのかと思ったら、違いました。

閉ざされた植杉家の空間から、山梨に移動する車内へ画面が移った時は、ほっとしました。

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2013年8月 1日 (木)

Woman #05

公式サイト

精密検査の結果、再生不良性貧血と診断された小春(満島ひかり)。
医師の澤村(高橋一生)と藍子(谷村美月)からは、
命にもかかわる病気だけに治療について真剣に考えるように勧められる。
しかし小春は仕事を休むわけにもいかず、誰にも病気のことを打ち明けられないでいた。
せめて子供たちには悟られまいと努めて明るく振舞う小春だった。
そんな折、小春のアパートにエアコンが配達される。
健太郎(小林薫)からのプレゼントだと察した小春だったが、
健太郎に電話をすると送り主は紗千(田中裕子)ではないかと聞かされる。
そのうち病気の症状が出始め、不安が高まる小春は、ある決意をし、
望海(鈴木梨央)と陸(髙橋來)を連れて植杉家へ向かうのだったが…。(公式サイト)

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記憶を元に、感想のみ書きます。(文中のセリフは全て概略です。)

冒頭は、信がプロポーズした時の回想でした。

家族って「さようなら」を言わない人たちなのかな。

あるのは「いってらっしゃい」「いってきます」
・・・ああ、そうか。考えたことなかったです。

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診断のショックから少し回復した小春。

病院へ行かずに、由季たちとバイキングに行ったようです。
由季に聞いてもらおうとしたのですが、絶妙のタイミングで離婚したことを告げられ、タイミングを逃してしまいます。

由季は、早かったですね~。
原因は浮気。車と慰謝料はもらえたとのこと。
旦那の顔を映さなかったのは、このドラマには関係ない人、という意味でした。
両家の子供たちがすっかり仲良しになっているのが微笑ましかったです。

一方で、病院に来ない小春を、病気であることを認めたくないのではないか、と藍子。

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今回は、病気のことを誰にも相談できない小春の孤独な姿がメインでした。

エアコンが健太郎ではなく、紗千のプレゼントだと知ってとまどうも、子供たちの手前もあって、一緒に大はしゃぎ。
でも、壁が薄すぎて取り付けられませんでした(_ _);;

予備校を辞めてしまった栞はベッドで不貞寝。
信のスケッチを剥がしている母に向かって、私がこうなったのは全てお母さんのせい、死にたい、とブーたれています。
甘えられる人がいるのは幸せなのか、どうなのか。

話は前後しますが。
妻、藍子に家出され、一人で子育てをしている良祐。
通勤途中で息子、舜祐がぐずりだしたところへ、小春たちが通りかかります。
舜祐のぐずる原因を便秘では?と指摘され、驚く良祐。

腸ってストレスと直結だから。外でうんちができないのも、よくわかります。
でも、良祐には、それを推測する余裕も、家に帰る余裕もありません。
見るに見かねた小春が預かることに。
小春のアパートで落ち着いたのか、ちゃんとうんちができた舜祐。
ママに会いたい。
母が家に帰ってこないことが、便秘の原因。

その後、再び便秘になった舜祐を、いきなり小春の下に連れてくる良祐。
ストレスの原因が藍子の不在だと知った良祐は、病院で藍子に会いますが。

母親に専念すべきかどうか、藍子も悩んでいました。

あと1年で研修期間が終わる。
ここで辞めたら、今までの全てが無駄になる。
いや、それだけでなく、今の夫婦のあり方のままでは、研修期間が終わった後、医師として働いていけるかどうか。

風邪を引いたと電話したら、大丈夫、自分は外で食べてくるから、と言われた事を例えとして、藍子は、そういうことを思いやりだと思っている良祐とは一緒に暮らせない、と切り出しました。
自分が作る、とは言わない人。
良祐には全く悪気はない。
こういう男性は多いと思うのですが、女性はこういうことを一番根に持つんです(汗)。

「毎日、毎日、ちょっと汚れたコップで水、飲んでいるみたいだった。」

うわ、きつい。

男女問わず、他人と一緒に住む、ということは、一緒に新しいルールを妥協を重ねながら作ること。
ところが良祐は自分の家庭像を藍子に押し付けるだけ。
藍子は最初は何とか応えようとしていたものの、今はもう、夫の顔を見るだけで疲れてしまう状態に。

共働きにありがちなすれ違いなのですが、セリフが強烈だったので、思わず長々と書いてしまいました。

その後、息子を預かってもらっているお礼として、小春の下にバームクーヘンを手土産として訪れる藍子。
でも、舜祐は連れて帰らないのね。
小春に、舜祐にはお母さんは必要だ、と言われて、夫に会ったばかりのためもあるでしょう、カチンときたのか、小春が病院に来ないことを指摘します。

家族とよく相談して。

家族って・・・藍子がどこまで小春の家族のことを知っているのかはわかりませんが、アパートを訪れて、何となくわけありなことは感じなかったのかなあ。
紋切り型の言葉を投げつけて帰っちゃいました。
病院でならともかく、プライベートな時間に、逆ギレして患者の病気を無神経に口にする医者って・・・ちょっとイラっときました(汗)。

ま、小春もちょっとお節介だったかもしれないけれども、少なくとも、二度目は良祐が頼ってきたわけですからねぇ。

夜になって、舜祐を引き取りにきた良祐。
お礼の手土産は、藍子と同じバームクーヘン(苦笑)。

藍子はともかく、良祐は小春の生活が苦しいことを知っているのに、よく、子供を預けられるなあ・・・なんてことも思ったり。

バームクーヘンを取り分ける小春。
自分の分が薄すぎてこけてしまったのを見て。
おかあさんのおかあさんもそうだった、と呟きます。
先日のぶつかり合いを経て、少し、母への思いが氷解していっているのでしょうか。

明くる日、バームクーヘンを持って、エアコンのお礼に植杉家を訪れる小春たち。
家の近所の神社で、偶然、紗千に会います。

小春たちを見ようともせず通り過ぎる紗千。
帰ってきた栞の手を握り、望海が差し出したバームクーヘンに目もくれず、家の中に入っていったしまいました。

嫌味を言うならまだしも、全く無視されて唖然とする小春。

栞を守るためとは言え。
こういう母親とは、別れて良かったかも。
もし、一緒にいても、喧嘩が絶えなかったように思います。
いや、喧嘩できる相手がいる方が良かったのかな?

その晩。
まだ起きていたい、と陸が寝た後も寝ようとしない望海。
小春の手伝いをします。

がまんしなくっていいから。相談してね。助けるからね。

望海は望海なりに、昼間の紗千の態度で小春が傷つついているのでは、と感じたのか、わざわざ起きていたのは、この言葉が言いたかったからでしょう。

望海が寝た後、泣き咽ぶ小春。

明くる日、由季たち家族とともにプールへ行く子供たちを見送って、仕事へ。

あれ、今まで頑なに一人でお弁当を食べていたのに、おばさんたちの輪に入ってます。
帰宅する道すがらでも、望海ちゃんのおかあさん、こんにちわ、と挨拶しあっています。
自分に何かあった時のことを考えての変化でしょうか。

一人、帰宅して。夕食を作ろうとするも、近くの学校からでしょうか、流れてきた「家路」のメロディーを聴いて、ぽつねんとする小春。

勤務を終えた澤村が病院を出ようとした時、小春が駆けつけてきます。

病院の廊下で、堰を切ったように、今の症状、そして自分の思いを訴える小春。

眩暈、歯茎からの血、消えない痣・・・どんどん悪くなる症状。

背後で、看護師たちが不審がってるピンボケのシルエットが印象的でした。
案の定、時間外だから、と止めにきましたが、澤村はそれを制して、診察室に通します。

私、死ねないんです。死ぬの、だめなんです。
あの子たちが大人になるまで。
生きなきゃいけないんです。
私が守らなければいけない命なんです。

澤村は、医者としてはあるまじきことを言うけれども、と前置きして。

小春が子供たちを想う気持ちは。

どんな薬より、あなたの命を救う糧になります。
死ぬ覚悟ではなく、生きる覚悟を。

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今回は、紗千と栞のシーンが少なかったので、見やすかったです。
その代わり、藍子及び良祐の無神経さが目立ちましたけれども、それも流れのうちだから、仕方がないのでしょう(汗)。

そんなに仕事を休んで大丈夫なのかな?
夜のバイトのシーンはなかったのですが、辞めたのでしょうか。
医療費もかかるし・・・

ちゃんとやりくりできているのか、気になりました。
だって、初回で家賃も払えぬほどの金欠状態を見せられたのだから。
その後、家賃は払っているようです。
あの時はガソリンスタンドのバイトを突然クビになったために、家計のバランスが崩れたのかな?

その他、小春の代わりにバームクーヘンを持って紗千の下に駆け寄る望海のスローモーションとか、小春を慰める望海とか・・・何かとあざとく感じるところはあるのですが(汗)、画面に力があるので見入ってしまいました。

最後の澤村先生の言葉には、本当に救われました。ふぅぅぅ・・・

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もうすぐ更新時期だそうです。
で、次回の展開となるわけですね。
少し明るい感じになる?
栞はまだ何か爆弾を持っていそうです。

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#01 #02 #03 #04

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2013年7月26日 (金)

Woman #04

公式サイト

言葉数の少ない陸(髙橋來)に言葉の遅れがあるのではないかと
託児所の職員に指摘された小春(満島ひかり)。
<中略>
一方、栞(二階堂ふみ)は、紗千(田中裕子)が小春たち家族のことを
気に掛けているのを察して不安になる。
思い詰めた栞は、小春に対する嫌悪を紗千にぶつけ、
信(小栗旬)の死にかかわる重大な秘密を打ち明ける…。(公式サイト)
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こちらも感想のみ書きます。

思ったより早く、栞が事実を母、紗千に告白しました。

信を思い続けて再婚しないことを含めて、姉のやることなすことが気に食わない栞。
しかし、それは罪悪感の裏返しでもありました。

大方の予想通り、信の痴漢事件は、栞のでっちあげだった。
なぜ、そんなことをしたのか。

小さい頃から自意識過剰だったため、クラスで浮いてしまい、いじめられっ子になってしまった栞。
高校生になって何とか溶け込もうとして、痴漢ゲームに参加するようになったけれども、仲間の一人が嘘がばれて酷い目にあったため、取りやめになった。
ゲームがなくなれば、自分はまたひとりになる。
そんな時、信が植杉家を訪ねてきた。
自分のいない所で語らう三人を隠れて見ていた栞。
姉がいること。姉の消息を聞いて涙ぐむ母、楽しそうに笑う姉の夫、信。
あんなに楽しそうに笑う人、見たことがない・・・この人がこの家に乗り込んできたら、この家にも、自分の居場所がなくなってしまう。

母から梨をもらって帰る信をつけた栞は、自分でもわけがわからないうちに、信の手を触っていた。
周りの乗客によって電車からつまみ出された信は、ホームでも複数の人間から蹴られ、殴られ続けた。
そして、梨を拾おうとした信は、逃げるのと勘違いされて、その場の誰かに背中を押されて・・・

自分が自意識過剰になったのは、紗千からずっと絵が上手い、と褒められていたから。
そんなの嘘、自分より上手い人は一杯いる。
お母さんが悪い。
姉も嫌い。楽しそうに笑うその夫も嫌い。

小学校の時からいじめられていたことを、ずっと母に隠していた栞が、今になって全てを告白したのは、姉家族が急接近してきたため。

現実の栞を見ないまま、猫可愛がりしてきた紗千。
どこかで栞の歪さに気がついていたからかも。
そして置いてきたもう一人の娘、小春への愛情も全て注いだのかもしれません。

このことは誰にも言わないように。
小春はもう家には近づけない。

栞の歪さをそのまま受け入れてしまった紗千。

最後まで栞のことを心配していた信が哀れでした。
信の気持ちを察しながらも、あまりに大事になってしまったがために、消化しないまま封じ込めてしまった栞。
小春一家を見るたびに疼く罪悪感、疎外感、劣等感。
どんどん歪んでいく心。

苛められた過去や小春や信への複雑な思いは思いとして。
栞の行動がきっかけでひと一人亡くなっている、という事実は動かせない、ということ。
そのことを紗千は正すべきなのに。栞のために、小春のために、そして信のために。

隠して一体どうするのだろう・、どこにも救いはないのに・・という、ストーリー展開でした。

前回まではわりと登場人物たちの気持ちに寄り添って見ていたのですが。
栞も紗千の母娘関係に全く感情移入できなくなってしまったので、ああ、そういう話なのね、と、距離を置くことにしました。

この二人のシーンが強烈だったので、陸が感受性豊かな子供であることを描くための子犬のエピソードの印象が、薄くなってしまいました。

エピソードそのものもなんだか不自然な気がして。
ブンを探す、というエピはともかく、見ず知らずの飼い主をいきなり訪ねたり、加えて飼い主を酷く描いたり。
あれだけ張り紙するのって大変なのに・・・人を雇ったのでしょうか。
どちらにしても、とっとと新しい犬を買い与えているって・・・何だか文脈がおかしい気がしました。

お金持ちの余裕?娘たちの手前、面倒くさいけれども、探すふりをしていた?でも、娘たちは母の本音を察していた・・・佐千と栞の相似系?
「?」ばかりですね(苦笑)
そこまで仕組んだエピソードだったのでしょうか。わかりませんです。

ともあれ、ブン、生きていてよかったです。

後、小春の主治医、澤村の妻も白血病だったことが明らかになりました。

どんどん深刻な方向に向かっています。
小春の命が鍵になることは確かなようですが、あからさまなアイテム化は避けて欲しいものです。

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#01 #02 #03

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2013年7月18日 (木)

Woman #03

公式サイト

由季(臼田あさ美)の家から東京に帰ってこようとして
迷子になった望海(鈴木梨央)を迎えに行った小春(満島ひかり)。
彼女はそこで、同じく望海を迎えに来た栞(二階堂ふみ)と初めて会うことになる。
栞に「お姉ちゃん」と呼ばれるも、
小春はどうしていいか分からず、ぎこちないやりとりをする。
後日、小春のアパートを訪れた健太郎(小林薫)は、
小春が働く昼間の時間帯に望海と陸(髙橋來)を預かりたいと言い出す。(公式サイト)

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こちらも簡単に書きます。

家まで送ってくれた由季に、信が亡くなった時の事をぽつぽつと話す小春。

電車の中で女子高生に痴漢だと言われたこと。
周りの乗客たちによって電車から引きずり出されたこと。
そして、落とした梨を拾おうとした信の背中を誰かが押したとか、押していなかったとか。

事故の後には、痴漢だと言った女子高生も、背中を押したかもしれない人物もいなくなっていて。
何もかもぼんやりした信じられない話ばかり。

確かなのは、信が死んでしまったことだけ。
死んだ理由が嘘としか思えないから、信が死んだことも嘘にしか思えない。

犯人探しはしなかった。
もし、会ったら。母親でいられなくなるから。

話しながら、疲れて寝てしまった子供たちの顔や体を拭く小春の所作が印象的でした。

信のスケッチを紗千に見つかって「気持ち悪い」と言われた栞。
信には会ったことがない、事件のことを新聞で読んで興味を持って・・・とうのは、明らかに嘘。

このまま、また10年、20年経つのは寂しすぎる、と、何とか紗千と小春の仲を取り持とうとする健太郎。

ほわっとした健太郎の人柄にほだされてか、子供たちを預けることを承知した小春。
病院の再検査のこともあったでのしょう
ちくわのチャーハンは母から、そして将棋は亡き父から。
小春の中には、両親の思い出が生きている。
父が亡くなったのは10年前、小春が18才の時だそうです。

さて。
子供たちを預かることは紗千には内緒だったようで。
予想より早く帰ってきた紗千に慌てる健太郎。

健太郎がこそこそしていることにも腹立たしいのでしょう、すごく不機嫌な紗千です。
所用で健太郎が出かけた後もつんけんしてます。

「熱っ」
切れた電球を取り替えようとした紗千にハンカチを渡す望海。きっと小春が同じことをしていたのでしょう。

今時の子は媚びるのがうまい、とか何とか相変わらず不機嫌なのですが、二人が書いている絵を見る目は優しい。
二人が可愛いというより、絵そのものを見るのが好きなのかもしれません。
栞に絵を習わせていますし。

小春がやって来た時は、子供たちはお風呂に入っていました。
子供たちのために浴衣を用意する紗千。
しかし、一発触発なのは相変わらず。
ご飯を食べるか、食べないかで揉めた後、紗千の作ったちくわのチャーハンを巡って爆発してしまいます。

栞のために別に食事を作ろうとする紗千に、同じものでいいじゃないかと健太郎。
栞はちくわが嫌いだから、と紗千。
好き嫌いはよくない、と健太郎は、もし、結婚する相手がちくわ製造会社の人だったら困るだろう、という回りくどいたとえ話を持ち出します。

普通ならバカバカしい、で終わる会話ですが、これがきっかけ。
うっかり、健太郎の「好き嫌いは良くないよな。」と言う問いかけに「はい」と返事した小春に、紗千が噛み付きます。

あんたはそう。いつも私以外の人の味方をする。

何で切れているのかわからない小春。
ピアノのことですか?と、自分の記憶を辿ります。
一瞬とまどう紗千でしたが、すぐに返します。
ピアノだってそう。
週に二回ピアノを習わしていたのに、行ったのは1回だけ。
後はサボって公園のおじさんと将棋を指していた。
小学1年生で私に嘘をついていた。
肺炎で入院した時、1回も見舞いにこなかった。

ピアノをサボったのは、将棋の方が・・・父に教えてもらった将棋の方が好きだったから。
病院にお見舞いに行かなかったのは、その時読んでいた絵本が怖かったから。

でも、紗千に小春の気持ちに気づく余裕はなかった。

小春が懐いたのは、たまに帰ってきて気まぐれに甘やかす男の方。
参観日に読んだ作文には、父親のような作家になりたかった、と。
わたしのようにはなりたくなかったのだ。

そんな理由で?

小春も言い返します。

父は紗千が出て行った後、原稿用紙を捨てた・・・筆を折り、紗千が出て行ったことを詫びた。
何をやっても長続きしないダメな人だった。
でも、私にとってはいい父親だった。
一人で苦労して私を育ててくれた、大切なお父さん。

そんなお父さんを・・・ピアノを習わなかったからとかお見舞いに行かなかったからとか。
そんな理由なんですか?

ぐいぐい母を責める小春。
自分の中の棘をぶつける紗千。

この間は我慢したけれども。
ぶつかり合うというのは、それだけ距離が縮まった、ということなのかもしれません。

いたたまれなくなった健太郎が頭を下げます。

いがみ合うことはない。
ボタンの掛け違いなんだ。
僕が、高村さんの家庭を壊したんだ、小春ちゃんからさっちゃんを奪ったんだ。

なぜ、と問う小春。

それは、さっちゃんがあまり幸せそうじゃなかったから。

言葉を失う小春。

そこへ、しばらく三人の話を聞いていた栞が現れます。
駅で会った時とは別人のようです。

「お母さんに暴力ふるっていた男の娘でしょ。」
と小春に食いつきます。

健太郎は紗千を奪ったのではない。助け出したのだ、と。

入院するほど怪我を負わされて、歯も何本も折られて。

おかあさんが家族を捨てたのではない。
あなたが可哀想なおかあさんを捨てたのだ。
あなたがそんな人間のくずみたいな男を選んだのだ。
ボタンの掛け違いなんかじゃない。
最初からおかしかったんだ。

あなたがいい父親だと思っていた人は人間のくずで。
死んだ人間の思い出を美化して、生きている人間を傷つけて。

「あなたの結婚相手だって。痴漢して、それで死んだし。」

やはり爆弾娘でした。

もう、この家に子供たちを預けることはできないでしょう。
あるとすれば・・・

浴衣は、小春のために縫われたものでした。
.

DVを受けていた紗千にとって、自分の味方になってくれず、夫に懐く小春は、許せない、というか寂しかった。
それでも入院した理由を「肺炎」と言ったり、小春には夫から暴力を受けていたことを話そうとはしなかったのは、母としてのぎりぎりの思いやり。
当時も、小春には悟られないようにしていたのかもしれません。
それとも、栞の言う通り、小春が父の思い出を美化するうちに記憶を封じ込めてしまったのでしょうか。
どちらにしても、自分を選ばなかった小春を恨む一方で、思い出を壊そうとはしなかった紗千。

その、思いやりが栞には我慢できなかったのかもしれません。それ以外にも何か鬱屈があるようです。

父の実像を知らされた小春はどう思ったのでしょうか。
父のこと以上に、信のことを言われたことの方がキツイかもしれません。
いや・・・どちらもショックだなあ。
これ以上ないほど打ちのめされた小春。

理不尽すぎる。
それほどまでに言われなきゃいけないことは、何もしていないのに。
私が何をしたっていうの、て、自分ならキレると思います。だけど・・・
母娘、もしくは姉妹の心理的葛藤、こじれた感情は、理屈では解消されない。
この解消のきっかけが"病気”だけだとしたら、ちょっとがっかりかもしれません。

子供の前で喧嘩してはいけない、という健太郎の言葉は、真っ当でした。

書き漏らしましたが、小春は白血病の検査を受けました。
1万5千円ほどの検査費用に、一旦は断りますが。
そして、砂川は、また妻、藍子に「母親の癖に」と。

今回も、いくつかのキーワードを軸に、エピソードが展開していきました。

二階に上げられた子供たちがタンスの上から取った、あれ、なんていうのだろう、振ると雪が舞うように見える置物。
随分意味深に撮っていました。
どんな意味があるのでしょうか。

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※次回の感想、遅れます。

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#01 #02

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2013年7月11日 (木)

Woman #02

公式サイト

ある日、仕事を終えた小春(満島ひかり)が帰宅すると、
望海(鈴木梨央)と陸(髙橋來)を心配する近所の女性と児童相談所の職員が来ていた。
近所の女性は、毎晩、子供たちだけで過ごしている望海と陸を見つけ、
児童相談所に通報したのだった。
児童相談所の職員は虐待を疑い、小春に子供たちを誰かに預けることを勧める。
小春は、再婚し地方のログハウスで暮らす由季(臼田あさ美)のもとへ、
しばらく望海と陸を預けることにする。
小春と離れて暮らすことになっても元気そうな望海と陸。
しかし、次第に小春のもとへ帰りたいと思うようになった二人は、
東京を目指して駅へ向かう…。(公式サイト)

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ざっくりと、感想メインで書きます。

由季は山梨のどこか、富士山の見える別荘地のような所に住んでいます。
もう、結婚したのかな?
パートナーは、どんな仕事をしているのかわかりませんが、ごく普通の穏やかな人のようです。
由季の子供たちと望海と陸、わけへだてなく接していました。
一度も顔を映さないのが気にはなりましたが。
重要なキャラではないからなのか、それとも何かの伏線なのか・・・
もし伏線だとしたら、あまりいいことではなさそうなので、前者であって欲しい。

ともかく、由季は今の生活にすっかり満足している様子。
小春のことを気遣って、子供たちを預かってあげる、と申し出てくれました。

昼夜働いている小春。
子供たちはそういう生活に馴れたというか、寂しさを押さえることができるようになったのですが、近所の人々から見たら、そうは見えない。

子供たちだけで夜を過ごしているのを見て見ぬをしなかった女性は一見とても親切だし、早速駆けつけた児童相談所の職員も、きちんと仕事をしている。
「母親にはスイッチはありません。」
マニュアル通りだとしても、小春を責めたりしない。

母親を休むことも大切、せめて夏休みの間だけでも、どこかに預ければ、とアドバイスします。
誤解されて腹立たしい小春は不貞腐れていますが、アドバイスではなく、そうしなければ、子供たちを保護する、という警告であることを知って、あわてます。
子供たちを由季に預けることにしました。

通報した近所の女性が、もし子供たちと身近に接していたら、虐待しているとは思わなかったと思います。
しかし、小春の、自分たちの生活に他人が介入してくるのを嫌がっているオーラは半端ないですから、誤解されても仕方がないかもしれません。
そこを無理してでも近づこうとする人なんて、都会であろうが田舎であろうが、少ないでしょう。

ですので、小春が、普段からもう少し近所づきあいをしていたら・・・と思ったのですが。
必要以上に他人と関わりあうのを避けるのは、夫、信の死に原因があることが、後半で見えてきました。

由季の下に預けられた子供たち。
由季も特別扱いすることもなく、ごくごく普通に子供たちに接してくれてます。
由季の子供たちも、男の子らしいがさつさはあるけれども、意地悪でもなんでもない。
しかも自然の中で。恵まれた環境です。

でも、寂しさは、どうすることもない。
花火をする、という約束を破ってしまった悲しさを必死で堪えるも、翌日、髪を切られてしまった時に、ついに堪えきれなくなってしまった望海。

男の子たちが帽子の中にガムを捨てちゃったのは決して悪意じゃない。
望海が被らなければ、兄弟のどちらかが同じ目にあったはず。
由季の髪の切り方はがさつでしたが。
でも、小さなことを気にしない人だから、自分の子供たちと望海たちを分け隔てなく扱えるのだとも思いました。

預かった子供がいなくなったら・・・
想像しただけで血の気が引きます。
取り乱した由季に共感しました。
そして、由季を責めなかった小春に、思わず涙。

今回は涙ポイントが多くて・・・

思い出で登場する信に、まずほろっときて。

髪を切られているお姉ちゃんを心配そうにじっと見守る陸にじわじわ。

とどめは、「ごめんさない」と謝る望海。そして望海をを抱きしめる小春。

満島さん・・・なんだろう、この表情。
女優の顔じゃない。母親以外の何者でもない。
凄いです、この人。

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書ききれなかったことをまとめてメモっておきます。

まず、決して豊かではない生活をなんとかやりくりして、栞を芸大の予備校に通わせる紗千。
「娘はあなただけ」と、小春の存在を消し去ってしまいます。
紗子をこれほど頑なにさせるのは、小春に捨てられた、という想いなのでしょう。
どんなやりとりがあったのでしょうか。
7、8歳の子供に言われたことなのに、多分小春は忘れているようなことなのに、ここまで片意地になることとは。
あー、でも、娘だから許せないことがあるのかな。

信のスケッチを彼の事故の記事とともに隠していた栞。
"あの日以来"電車に乗れなかったのは・・・きっと事故に関係があるのでしょう。
「お姉ちゃん。」
敵意は持っていない、むしろ近づきたく思っている。
複雑な事情、感情があるようです。

仕事の忙しさを理由に家事育児をしない妻に苛立つ、生活保護担当員の砂川。
「母親のくせに。」
二度も言ってました。修復するつもりなら、言ってはならない言葉なのですが・・・
彼も疲れているのでしょう。
ワインを買おうとした小春とのやりとりが印象的でした。

そして、砂川の妻、藍子と、同僚、澤村。
小春の体の異変に気がつきます。
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公衆電話をかける時の十円玉の使い方。
すごくベタなのに、前後の組み立て方がうまいので、すっかり引き込まれてしまったのが、悔しい(^^;;
携帯を持ったことがない子供が、留守番電話サービスを聞いて、かけ間違った、と思うのには、あ、そうか、と。
最後の1枚は、先週、教えてもらっていた植杉家にかけたのね。ふうう・・・

健太郎さん、寝てる場合じゃないですよっ

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予告がとても長かったのは、裏に合わせるためなのでしょうね(汗)。

重い話なのですが、重たさは感じませんでした。
満島さんの小春を、重く感じないためでしょうか。
悲しいことを、頑張っていることを”演じている”ようには見えないのです。
泣きの”芝居”があれだけ続くと、もっとモタレるものなのですが。

通報した近所の人も含めて、悪意を持っている登場人物がいないこともあると思います。

しかし今後は、信の事故の真相を巡って、悪意のようなものが描かれるかもしれない・・・
どうなるのでしょう。

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#01

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