カテゴリー「@ドラマ:SP」の61件の記事

2012年4月 3日 (火)

SPEC~警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係事件簿~ 翔の回(SP)

公式サイト

まだ完結していないので、ネタばれなしの感想です。いや、若干書いているかも(汗)。
ご注意下さい。

約2年前のドラマの続編。
当麻や瀬文、野々村はもちろん、捜査一課の人たちは覚えていましたが、細かいストーリーは大分忘れていました。

で、自分の書いた最終回の感想を読んで・・・かな~りうやむやなラストだったことを思い出しました(汗)。

>放り投げたとは思いません。確信犯であることは間違いないでしょう。

なんて書いてます。確信犯、というのはこういうラストを用意した製作スタッフのことです(汗)。
当麻は最終回ラストで、絶対映画には出ない、って叫んでいましたが、SPまで作っちゃってるし(爆)。

そうそう、同時期に、同じく視聴者の想像に任せるタイプのドラマ「熱海の捜査官」が放映されていたことも思い出しました。懐かしい。

さて。

映画の宣伝絡みの水増しSPかもしれないと思いつつ観てみたら。

過去のVTRでお茶を濁すこともなく。
連ドラだった時の重要キャラの新撮もちゃんとあって、それも特別出演というスタンスではなく、必要なキャラとして登場。
その内の多くの人が、見た目は普通なのだけれども、そこはかとなく"あの世の人"というのが漂ってくるのが、好みの雰囲気でした。

何より、最終話、あの後一体どうなったの?という部分をちゃんと描いてくれていたことは、嬉しい驚きでした。
当麻のSPECも明らかにしてくれていましたし。

映画に続く伏線だとしても、SPとしてはここ最近ではダントツに満足のいく作品でした。

SPECを持つこと、つまりSPECホルダーの悩み、苦しみを堰を切ったように告白する当麻。
だからこそ、未詳の仲間を大事にしたい。

連ドラでは最後まで何を考えるのかわからなかった当麻の気持ちが聞けて、すっきりしました。
当麻が何を考えているかわからなかったのは、瀬文も一緒。でも、わからなくっても、愚直なまでに真直ぐに当麻を助け続ける姿が、連ドラ時よりはっきり描かれていました。

連ドラの時は謎そのものを描いていたのですが、今回のSPは当麻の気持ち、そして二人の絆が深まる様子をメインに据えていたので、わかりやすかったです。SPならばこういう作り方がベストでしょう。

当麻が再び感覚を失った左手で何度も何度も瀬文を叩くシーンが、忘れられません。

対する、今回の犯人の非道っぷりも鮮やかでした。
津田と同じく中身は謎・・・。
美鈴を陥れた美大の教授は、映画には関係なさそう?

例によって散りばめられた細かいギャグというか遊びも、それぞれに意味があり、すべることなくいい塩梅で楽しめました。
映像にもキレがあって、堤さんらしさを久々に満喫できたように思います。

ネタばれにならない程度に、ツボだった映像をいくつか書きます。
冷泉さん。現れ方も、消え方も・・・雪駄だけが浮かんでくるとか、可笑しかったです。(笑)
陽太がすっかり弟に戻っていたのが切なくも嬉しかったです。
ギョーザロボットは・・・何にも意味がなくても、ま、いいか。(爆)

ゲストのみなさん。
久々の横山やすし・・・やっさんヴァージョンの北村一輝さん、楽しかったです。その楽しさがラストの後味のホラーっぽい悪さを際立たせていて、演出も含めてうまいなぁ、と思いました。
でんでんさんは椎名吉平さん演じる"津田"の謎に繋がるんですね。

"課長心得"野々村が空港ですり替えた缶コーヒーは、何?
そして当麻、瀬文はどうする?

思わず映画を観たくなっちゃいました。←すっかり釣られてます(苦笑)。

このクオリティーを保ってくれるのなら、今度の映画で全て明らかにされることがなくても突っ込みません(^^;;
逆に、もっと続編が観たい、という作品になっていてくれれば、嬉しいです。

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追記:映画をみて、野々村が持っていた缶がコーヒーではなく、マカデミアナッツだったことがわかりました。

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甲の回 乙の回 丙の回 丁の回 戌の回 己の回 庚の回 辛の回 壬の回 癸の回(最終回)

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2012年3月29日 (木)

ミス・マープル シーズン4「ポケットにライ麦を」「殺人は容易だ」

NHK公式サイト

@NHKBSプレミアム

ネタバレなし、簡単に感想のみ書きます。

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「ポケットにライ麦を」

2008ー09年 英米制作

原作は1953年に発表されました。

本シリーズからジェーン・マープル役がジェラルディン・マキューアンからジュリア・マッケンジーに交代しました。
ほとんど笑わない女教師のようなジョーン・ヒックソン、ヒックソンとは対照的にふわふわっとしていたジェラルディン・マキューアン。
今度のマープルは押し出しがよくって、エネルギッシュ。
原作初期のセント・メアリ・ミード村時代のミス・マープルのイメージとはちょっと違う気がしますが、後期、活動的になって村から飛び出してからの作品には合うかもしれません。

本作はマザー・グースものの秀作として何度か読み直していたので、粗筋は覚えていました。
ミス・マープルがレックス家に入り込むきっかけを与える老婦人は登場しませんでしたが、犯人と動機、オチは大体原作通りだったと思います。

登場人物が少ない上に、似たような顔立ちの俳優さんがいなかったので(汗)、見やすかったです。
特に女優さんたちが個性的で、それぞれ魅力的でした。

原作の面白さでもあるミス・リードを1時間半の尺に合わせて思い切って整理し、一人の被害者の哀れさをより前面に出したことでミス・マープルの悲しみがストレートに伝わり、それ故にラストの急転直下のオチがストン、と落ちました。

美しく広大なイチイ荘のロケを含めて、映像化に成功した作品だと思います。

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「殺人は容易だ」

2008ー09年 英米制作

原作は1939年に発表されました。ポワロもミス・マープルも登場しません。

数少ない未読の作品の一つだったので、純粋にミステリとして見れました。
原作の登場人物一覧と見比べてみると、マープルを割り込ませた以上に、かなり改変していたような気がしますが、どうなんでしょう。

ま、その辺は原作を知らないので置いとくとして、あまり後味は良くない話ではありました。
推理ドラマとして見ると・・・犯人は途中でわかりましたが、英国の田舎の風俗は楽しめました。
田舎での選挙運動など、横溝正史の「悪魔の手毬唄」を連想しました。
女性の年齢がわかりにくかったことが難点だったかも。年配の女優さんに魅力的な方を揃えていた、とも言えるのですが。
そのため、母と娘ほどに年齢が離れているように見えなかった、というか。難しいところです。

原作では探偵役らしい、元警察官のルークは、シリーズでは珍しく普通に男前でした。(汗)

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※シルヴィア・シムズ、というクレジットを見て、聞いたことがあるな、と調べてみたら、大昔にテレビで観た「大学は花ざかり」(1958年英国作)という映画のヒロインでした。

粗筋は、ケンブリッジ大学に留学したドイツ人青年の、カルチャーショックを含めた青春物語だったと思います。この映画で、オックスフォード大学とケンブリッジ大学の関係や、ボートレースって伝統なんだな、ということを何となく知りました。

DVDはおろかVHS化もされていない小品なのですが、なぜ覚えているかというと、主役のドイツ人青年がドイツの名優、当時はドイツを代表する二枚目だった、ハーディ・クリューガーだったからです。
その作品の前後に日曜洋画劇場などで「ハタリ」(1961) 、「飛べ!フェニックス!」(1965)、そして「シベールの日曜日」(1962)を見て、ファンになっていたんです・・・恐らく。

Photo

※「シベールの日曜日」スチールです。

で(汗)、シルヴィア・シムズは、主人公の、若くて可憐で気の強い恋人役。

その頃のシルビア・シムズのポートレートが見たい人はSylvia Symsで検索してみてくださいませ。

好きだったハーディ・クリューガーはともかく、シルヴィア・シムズ、一回しか見ていないのによく覚えていたものだと我ながらびっくり。小さい時に見たものは忘れないんですねぇ。今じゃ、さっぱりですわ(汗)。

この「殺人は容易だ」では、最初に亡くなる老婦人役でした。
ああ、映画製作時からもう、50年以上も経っているんだなぁ・・・

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オリエント急行殺人事件(1974年)
ミス・マープルシーズン3「無実はさいなむ」
ミス・マープルシーズン3「バートラム・ホテルにて」
ミス・マープルシーズン3「ゼロ時間へ」
ミス・マープルシーズン3 「復讐の女神」
名探偵ポワロ「マギンティ夫人は死んだ」
名探偵ポワロ「鳩の中の猫」
名探偵ポワロ「第三の女」
名探偵ポワロ「死との約束」
ミス・マープルシーズン2 「スリーピング・マーダー」
ミス・マープルシーズン2 「親指のうずき」
ミス・マープルシーズン2 「動く指」
ミス・マープルシーズン2 「シタフォードの謎」
名探偵ポワロ「ナイルに死す」
ジョーン・ヒクソン版ミスマープル「牧師館の殺人」
ジョーン・ヒクソン版ミスマープル「書斎の死体」
ジョーン・ヒクソン版ミスマープル「牧師館の殺人」
名探偵ポワロ シーズン12「三幕の殺人」
名探偵ポワロ シーズン12「複数の時計」名探偵ポワロ シーズン12「ハロウィーン・パーティ」名探偵ポワロ シーズン12「オリエント急行の殺人」

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2012年3月 3日 (土)

名探偵ポワロ シーズン12「ハロウィーン・パーティ」「オリエント急行の殺人」

NHK公式サイト

@NHKBSプレミアム

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「ハロウィーン・パーティ」

2010年 英米制作

原作は1968年に発表されました。

この作品も事件の発端は覚えていましが、そこから先のストーリーを忘れていたので、推理ドラマとして見れました。

今回は、原作通り、ちゃんとオリヴァー夫人が登場。スペンス元警視の出番は残念ながらありませんでした。
ハローウィンを背景にしたオカルトチックな映像と、マナーハウスの美しいロケが印象に残りました。

見終わってから原作を拾い読みました。
例によって中途半端なミスリードを付け加えていたものの、犯人、動機もおおよそ原作通り。

視覚的なトリックをうまく映像化していると思いました。
また、昼の設定を夜に変えることで、より"子供が喜びそうな幽霊話"の雰囲気を醸し出していたと思います。

原作ではあっさり目な謎解きシーンがよりメロドラマ風に。これはこれでドラマチックで面白かったです。

女優さんが皆、英国風なのが、ほっとする作品でもありました。
日本でも、時代劇に合う顔ってあるように。

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「オリエント急行の殺人」

2010年 英米制作

原作は1934年に発表されました。クリスティーファンなら知らぬ人はいない、名作です。

1974年のアルバート・フィニー版の映画は、文字通りオールスター映画の傑作で、かつクリスティー作品の華やかな部分を最良の形で再現していました。
音楽も含めて、DVDも買っちゃったくらい好きな作品です。

ですので、TV版は、デヴィッド・スーシェのポワロのファンではあるのですが、なにせ出来不出来の激しいシリーズなので(汗)、どうなんだろう、とこわごわ視聴しました。

大変面白かったです。

文句なく、今シリーズ中、一番面白い作品。

オールスターの映画版とは違って、キャスト中、知っているのはバーバラ・ハーシーだけだったのですが、アプローチの仕方が違ったので、それで印象が萎むといったことは、全くありませんでした。若い女優さんたちを、このシリーズでは珍しくチャーミングに撮っていたように感じましたし。照明が良かったのかも。

華やかな一面、苦くて孤独な影が潜んでいているのがクリスティー作品。
本作は、映画とは違ってその影の部分・・・クリステイーの作品中では稀な結末を迎える原作が抱える一番暗い部分に的を絞って描いていて、シリーズ中でも出色の出来だったと思います。

犯人よりポワロに焦点が当てられており、そのポワロにもいつものパパ・ポワロの面影はなく、敬虔なカソリック教徒、そして常に法を遵守してきた名探偵としての苦悩が全面に出ているのも、異質でした。

登場人物にわずかな変更はありましたが、本当にわずかです。
冒頭からエンディングに至るまで、原作から、罪と罰、宗教と法律の相克、というエッセンスを抽出して練りなおしたシナリオですので、エピソードの多少の変更も気になりませんでした。

ゴージャズでオーラに満ちた映画版とは正反対の、寒々しく硬質な世界。でも、二作品ともまさしくクリスティーの世界で、結末を知っていてもスリリングで、引きつけられました。推理小説の映像化として非常に成功していると思います。

この全く個性の違う映像化作品を見比べてみて。推理小説なのに再読したくなるクリスティー作品の魅力がわかるような気がしました。

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来年にかけて撮影中の第13シリーズが最後になるのだそうです。淋しい・・・

シリーズ開始が1989年だからおおよそ24年間、四半世紀もデヴィッド・スーシェはポワロを演じてきたんですねぇ。
開始当時は43才、今年66才。お疲れ様です。

大ラスはもちろん、「カーテン」。
原作通り、ヘイスティングズも登場してくれるのでしょうか。

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オリエント急行殺人事件(1974年)
ミス・マープルシーズン3「無実はさいなむ」
ミス・マープルシーズン3「バートラム・ホテルにて」
ミス・マープルシーズン3「ゼロ時間へ」
ミス・マープルシーズン3 「復讐の女神」
名探偵ポワロ「マギンティ夫人は死んだ」
名探偵ポワロ「鳩の中の猫」
名探偵ポワロ「第三の女」
名探偵ポワロ「死との約束」
ミス・マープルシーズン2 「スリーピング・マーダー」
ミス・マープルシーズン2 「親指のうずき」
ミス・マープルシーズン2 「動く指」
ミス・マープルシーズン2 「シタフォードの謎」
名探偵ポワロ「ナイルに死す」
ジョーン・ヒクソン版ミスマープル「牧師館の殺人」
ジョーン・ヒクソン版ミスマープル「書斎の死体」
ジョーン・ヒクソン版ミスマープル「牧師館の殺人」
名探偵ポワロ シーズン12「三幕の殺人」
名探偵ポワロ シーズン12「複数の時計」

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名探偵ポワロ シーズン12「三幕の殺人」「複数の時計」

@NHKBSプレミアム

NHK公式サイト

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「三幕の殺人」

2009年 英米制作

原作は1935年に発表されました。
斬新なトリックと動機を組み合わせた作品として、古典中の古典となっています。この仕掛けはその後のミステリで度々使用されていますので、斬新さを感じれないのは、残念。
しかし、結末はわかっていていも、1930年代のクリスティーらしい華やかなさは格別で、この雰囲気に惹かれて何度も読みました。

1986年制作のピーター・ユスチノフ版も見たことがあります。
舞台をハリウッドに移す、という暴挙(苦笑)にはびっくりしましたが、往年の銀幕のスター、トニー・カーティスの持つ色気と華やかさが元スターという役にぴったりだったので、それなりに楽しめました。

本作では、日本ではあまり知られていませんが、数々のTVシリーズで長年活躍しているマーティン・ショウが、引退した舞台の名優を演じていました。
「スター」と「舞台の名優」。この違いが作品の違いかな、なんてことを思いながら視聴しました。

ストーリー、トリック、動機は古典だけあって、登場人物の簡略化はありましたが、大体原作通り。印象的なオチのセリフもそのままでした。付け加えられた設定も最小限だったと思います。
ただ、結末を知っているので、推理ドラマとしてどうか、という見方はできませんでした。
人間を描いたドラマとして見ると、ちょっと浅い感じはしましたが、ラストの熱演は印象に残りました。

原作では、ハーリ・クィン氏の相棒でもあるサタースウェイト氏が、ポワロの助手としてヘイスティングズよりいい働きをするのですが(微苦笑)、登場しなかったのは、流れ的に仕方がないとは言え、残念でした。

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「複数の時計」

2009年 英米制作

原作は1963年に発表されました。

この作品は2度ほどしか読んでおらず、それも大分前なので、全くストーリーを忘れており、推理ドラマとして見ることができました。

バトル警視の息子(らしい)、コリン・ラムが登場していることだけは覚えており、バトル警視がメインの「ゼロ時間へ」をミス・マープルシリーズで映像化しているので、どうするのかな?と思っていたら、レイス大佐の息子、コリン・レイスという人物を創作していました。レイス大佐ならシーズン11の「ナイルに死す」でちゃんと活躍しているので、シリーズ的には辻褄は合います。うまいこと考えたな、と。

また、オリヴァー夫人本人は登場せず。その代わりに、彼女の著作のスターであり、そのために常に悩みの種である(クリスティーにとってのポワロのように)、フィンランド人の名探偵、スヴェン・イェルソンが主役の舞台を見るポワロ、というサービスシーンがありました。

さて、ストーリーですが。
最初の事件の不可解さはお見事。

しかし・・・その他は首を傾げる設定が多くて、見終わった後、あれ、こんな話だったっけ、と、思わず原作を読み直してしまいました。

うーん、犯人、動機は原作通りなのですが。
時局ネタに絡ませてのオリジナルなエピソードを入れてきたのは、このシリーズにはよくあることなので、いいとして。
改変の例をネタばれにならない程度に一つだけ挙げてみると。
ペプマーシュの職業が写真スタジオ勤務って、無理があるのでは。原作では教師でした。

オリジナルの設定の一つでは、オープニングのコリン・レイスのエピソード。
海軍勤務なのに、賭けに夢中になってあの電話の内容をスルーするとは、なんてボンクラな息子かと。(汗)
その後の彼の動きと比べても、不自然すぎる態度だったと思います。

ドーバー海峡の景色、プリマスの街並みは魅力的でした。

ジョーン・ヒクソン版ミスマープルのセミ・レギュラー、スラック警部役、そしてポワロのシーズン2「誘拐された総理大臣」にも出演していたデビッド・ホロビッチが提督役で出ていたような気がしたのですが、キャストに名前がなく、英語で検索かけても確認できず。カメオ出演、ということなのでしょうか・・・あの鼻は間違いなくデビッド・ホロビッチだと思うのですが。

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オリエント急行殺人事件(1974年)
ミス・マープルシーズン3「無実はさいなむ」
ミス・マープルシーズン3「バートラム・ホテルにて」
ミス・マープルシーズン3「ゼロ時間へ」
ミス・マープルシーズン3 「復讐の女神」
名探偵ポワロ「マギンティ夫人は死んだ」
名探偵ポワロ「鳩の中の猫」
名探偵ポワロ「第三の女」
名探偵ポワロ「死との約束」
ミス・マープルシーズン2 「スリーピング・マーダー」
ミス・マープルシーズン2 「親指のうずき」
ミス・マープルシーズン2 「動く指」
ミス・マープルシーズン2 「シタフォードの謎」
名探偵ポワロ「ナイルに死す」
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ジョーン・ヒクソン版ミスマープル「書斎の死体」

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2012年2月 9日 (木)

キルトの家 前後編

公式サイト

都会の「団地」に取り残された孤独な老人たちと、安住の地を求め「団地」に逃れてきた若夫婦とが、時に意地を張り合い、時に本音をぶつけ合いながら、ささやかだが固い絆を築いていく姿をユーモアとペーソス豊かに描く人間ドラマ。テーマは『生きること』、そして『誇り』。
自立して生きようと気張る老人たちの思いが、 不安に揺れる若者の生きる道を照らしだす。
未曾有の震災からもうすぐ一年――いまの日本人のあるべき姿と庶民の幸せとは何か?
を問う、山田太一オリジナルドラマです。 (公式サイトより)

前編。
兄の嫁と駆け落ちし、ほとんど何も持たずに団地にやって来た三浦貴大さんと杏さん演じる空とレモンの若い夫婦を中心に描かれていました。
誰も知り合いのいない街で暮らし始めた、若夫婦の孤独にみちたヒリヒリした生活感。
そんな訳ありげな夫婦をかまう、若者にとっては、異質の、ちょっと妖怪じみた一人住まいの老人たち。
そして、そんな老人たちを束ね、キルトの家を運営する、松坂慶子さん演じる、桜井という謎の女性。
団地自治会の副会長の、余貴美子さん演じる米川は、桜井を敵視・・・とは言わないまでも、快く思っていない様子。何故なら、自分たちが立案した「助け合いクーポン券」を受け入れないから。

空とレモンの視点で描かれているので、かまってくる曲者だらけの老人たちの思惑がわからないのが、ひとつの見所でした。

後編。
逃れた先で津波にあった恐怖をキルトの家で吐露し、空の兄の再婚によって追われることの恐怖から逃れてからは、若夫婦の話は脇となり、スケッチ風に老人たち個々の人生を描いていました。

桜井一枝の、捨てられない服に込められた、亡き父への想い。
生きている時は鬱陶しく思い、病に倒れてもおざなりな看護しかしなかった、
父が最後に残した、自分の名前を宣言したきれはしを見て。
それは、娘の自分に宛てて書かれた言葉ではないのか、と。
そして、「老人」という名の元に十把一絡げに扱うのではなく、一人一人と向き合いたい、と思ったことが明かされます。

海外生活が長かった、ちょっとキザな山崎努さん演じる橋場勝也。
縛られることが我慢できない性分で、結局散らかったまま、人生の終焉を迎えようとしている生き方を後悔しているのですか、空たちに、「辛抱しない人生一筋ですよ」と言われ、救われます。

そして、息子に引き取られたり、入院したり、またはキルトの家を鬱陶しく感じ始めて離れていくものあり、と、次第に減っていく仲間たち。
ついに、キルトの家自体も、持ち主の都合で閉鎖されます。
一方、ボランティアが集またないため、中々軌道に乗らない「助け合いクーポン券」システム。
反目しあっていた桜井と米川は、これからよ、と励ましあいます。

以上がおおよそのストーリーでした。

杏さんが、山田さんの難しいセリフを自分のものにして、ベテランに混じって存在感を示していたと思います。

橋場と桜井の父と娘のようでもあり、恋人のようでもある交流など、じわじわと、各シーンが沁み入ってくるような作品でした。

一番印象に残ったエピソードは。
いつもつるんでいる元公務員の織本順吉さん演じる沢田と、彼と正反対の生き方をしてきた、上田耕一さん演じる野崎の仲たがい。
沢田のことが好きで、何かとちょっかいをかけてくる野崎を、迷惑そうにあしらう沢田。ツンデレなのかと思いきや、本当に野崎にかまわれるのが嫌なことを明言したシーンでした。ショック。

実を言うと、桜井と米川の対立は、今ひとつピンときませんでした。最終的な目的は同じなのになぜ反発しあうのかな、と。
しかし、沢田を見て。
積極的なアプローチによって心を開くか、それともそれを侵略と思うかは、老人でなくても人それぞれなんだな、ということを感じました。
デリケートな問題だけに、桜井と米川のアプローチの方法のほんの少しに見える差が、譲れぬ部分になるのだろうと。

自分の両親も団体生活が苦手で(ですので老人ホームなどは論外)、他人に家に入られるのが嫌な人たちでした。しかし、介護システムを利用し始めてからは、結構ありがたく使っていました。
本音をぶつけてしまう肉親の世話より、情が絡まないシステムの方が、気楽な部分もあったようです。
・・・老人独特の拘りがあるので、気の合わないヘルパーさんはすぐチェンジしてもらったり、逆に気の合うヘルパーさんが移動すると、とても残念がったりしていたことを、思い出しました。

沢田に絶交されて一時は落ち込み、自身もキルトの家から離れていた野崎が、ラスト、チャリンコに乗ってヤンチャ坊主のごとく、公園にいる、元キルトの仲間の下にやってくるシーンは、男性っていくつになっても子供だなぁ、と、微笑ましかったです。

今後、仲間が増えるかどうかはわかりません。
空と妊娠したレモンの若夫婦は、1年間しか団地に住めないなのですが、空の勤務先のこともあるし、団地の側には住み続けるのではないかな、と。
スナックのママさんを含め、この新しい街で、数々の新しい絆を紡いだと思うから。

ドラマが終わっても。
これからも、”彼ら”は、あの団地で生きていく。

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鬼刑事 米田耕作 ~銀行員連続殺人の罠~ 超・簡単感想

「落としの耕作」の異名をとる現場主義のベテラン刑事、米田耕作と、元サイバー対策室の若き刑事・八坂健太郎は、以前放映された「三億円事件・40年目の謎を追え!」と同じコンビ。
あちらはドキュメントでしたが、こちらはフィクションなので、登場人物名も違いますが、三億円事件を匂わす過去を差し込んだり、延長線にあるドラマ、と思ってもいいでしょう。
コンビの雰囲気も似ていて悪くありませんでした。ただ・・・

ドラマとしてどう、という以前に、謎解きの部分がハテナだらけで(苦笑)。
犯人の動機も、犯人の協力者の動機も、殺された女子銀行員の行動も、すべて、ハテナ。
特に女子銀行員の行動なんて、不倫相手がいて、彼と会うためのお金欲しさに犯人の預金を横領したくせに、簡単に若い男に乗り換え、別のところで横領したお金を・・・なんて、支離滅裂、不可解そのもの。

それから、わけありげなバーテンは一体何者だったの?何か見落としたかな?
犯人の取調べが始まってからは、ほとんど全部、2時間サスペンスの「崖の上」状態だったので集中力が途切れていたかもしれません。

エピソードやデティールをカットして、無理矢理2時間に納めたような印象も受けました。

米田、八坂の、リアリスティックなムードが良かっただけに、残念、のひとことです。
このコンビはまた見たいのですが、その時はまともなシナリオで、お願いします。

辛めの感想でごめんなさいっ。

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2012年1月 9日 (月)

デカワンコスペシャル・ミッション

公式サイト

公式サイトも張り切ってるなぁ(笑)

シャンソン風、時代劇風(あとサンバも?これは前もあったかな?)など、新たにアレンジされたテーマが楽しかったです。

この週末は久しぶりのドラマラッシュに体がついていけないため(汗)、感想のみ簡単に書きます。

パリで休暇を過ごすワンコ。
そこへ、インターポールの仕事を終えた、コマさん、デューク、キリが合流。
ボス、シゲさん、ヤナさん、チャンコさんは行けなかったのね。特にシゲさんは連ドラ続きで忙しいから、全体的に出番が少なめでした。

お話の方は、ワンコがパリで出会った、シゲという名の日本人の恋人を探すレティシアを、恋とは、人を愛するとは、を妄想しつつ(笑)、応援する、という、黄門さまも登場する、お正月さ漂うベタで他愛のないものでした。

お楽しみはストーリーより、ワンコの夢(?)の中の時代劇で、ワンコオールスターズがどこでどんな風に登場するか、とか、13係のメンバーの掛け合いにあったので、そこそこ楽しめました。

そこそこ、というのは、田村さんの綱吉が予想以上にはまり役だった黄門様のパロディ時代劇は楽しめたのだけれども、13係全員のシーンが少なかったことです。
あ、お白州に引き出された後、何かと「あぶねぇ~」と体をそらすヤナさんには思わず笑っちゃいました(^^)。

別れた奥さんがフランス人だった(笑)、シゲさんは仕方がないとしても、一番残念だったのは、パリロケにヤナさんが同行できなかったことでしょうか。もし行っていたら・・・
キリにライトを当てるなど、ヤナさんの動きがいちいち面白く、そのためもあるのでしょう、普段の13係のシーンが一番面白かったです。

ワンコは、うんと高いところから匂いを突き止めることができるようになったのね。ほっぺがいつも以上にピンク色なのが可愛かったです。またパリに行ったみたいですが、それは恋を探しに?
グラさんかけたコマさん、すっごいがらが悪いんですけれども(笑)。
遠山の金さんは知っていても水戸黄門は知らないデュークはさらにキャラを深めていました。
一方、ワンコを意識してそうなそうでないような設定になっていたキリ。連ドラ最終回あたりで見せてくれた、不思議ちゃんキャラが薄まっていたのが残念でした。チャンコさんもすっかり石塚さんになっていたかなぁ。

牢名主のガラさんのメイクは凄かったです。でも、10年の実刑を受けてしまったんですね。
こうなると、次回作を期待してもいいのかどうか・・・しかしワンコとお祖父ちゃんの関係も謎のままだし。お祖母ちゃんは大丈夫なんでしょうか。

もう一度、連ドラで13係がわちゃわちゃしているお話がみたいです。
やはり連ドラだと密度が違うもの。

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#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 最終回 デカワンコ ちょっとだけリターンズ

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2011年11月30日 (水)

世にも奇妙な物語 2011年秋の特別編 簡単感想

プロデュース:小林宙/音楽:配島邦明

「憑かれる」

原作:貫井徳郎「崩れる-結婚にまつわる八つの風景」収録~「憑かれる」(角川文庫)
演出:小林義則/脚本:酒井雅秋
出演:松下奈緒、中越典子、佐藤裕基

「JANKEN」

演出:植田泰史/脚本:ふじきみつ彦
出演:三浦春馬、石橋連司、中村ゆり、丸山智己、村松利史

「ベビートークA錠」

演出:岩田和行/脚本:小峯裕之
出演:水川あさみ、平山浩行、内田春菊

「耳かき」

原作:泉昌之「かっこいいスキヤキ」収録~「耳掘り」(扶桑社文庫)
演出:鈴木雅之/脚本:森ハヤシ
出演:浅野忠信、佐田真由美、阿南健治

「いじめられっこ」

原作:永山驢馬「時計じかけの天使」創元SF短編賞アンソロジー「原色の想像力」収録 (創元SF文庫)
演出:都築淳一/脚本:半澤律子
出演:志田未来、大後寿々花、指出瑞貴、西村優奈、梶原ひかり、森下哲夫

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■憑かれる

原作未読です。

アイデアを盗用するのは、確かにまずいですが、どの程度パクったのでしょうか。一言一句間違わずに書いたのかな?で、原作者、及川の記憶は消えている。すごい、そして都合のいい記憶力だなぁ。
でも、アイデアのパクリと及川の不幸は関係ないし、彼氏が復讐を手伝う意味もわかんない。手ひどくふられたのかな?
倉田の成功と及川の不幸な生い立ちの交差点が見つからなかったので、恐さを感じるより、なんで?と思いながら見てしまいました。
及川みたいな奇妙な女性と関わったことが不幸の始まりってことなのでしょうか。

■JANKEN

ネタはこの枠で何度か見たテイスト。それをカンフーとかマトリックスとかで作りたかったのね、という感じ。
三浦さんと丸山さんのアクションは見応えがありましたが、あまりに懲りすぎていて、ジャンケンで政治経済が動く、という理不尽で恐い奇妙さより、修業やアクションの方に気を取られました。
そして、ラストがねえ。単なるサクセスストーリーみたいになっちゃったかな、と。

■ベビートークA錠

お母さんは大変だなぁ、という感想につきます。
それから、妻を心配しない旦那に腹が立ちました。
奇妙な薬剤師さん、内田春菊さんだったのね。
瓶が転がっていた、ということは薬は本当にあったのでしょうか。
飲みすぎると、副作用の末に、元の時間に戻る、というストッパーが効くようになっているのかな。戻った時にもう一度飲み出したら、今度こそ破滅、ということなのだろうか。
色々考えてしまいました。

■耳かき

原作未読です。
貫通したら死んじゃいますって!(爆)
見ているだけで痛くなりました。
必殺シリーズや昔の拷問を思い出すまでもなく、生理的にむずむずしちゃて。この感覚をが作者の狙いどころなんですね。うがっ(^^;;

浅野さんが軽妙で、楽しめました。

■いじめられっこ

原作未読です。
実は百合が・・・というオチ。
ひょっとしたらいじめっこの方がロボットなのかもしれない、もしくは、ロボットという設定そのものがトラップかもしれない、となどど思いながら見ていました。
最後のリセットシーン、もし他のロボット・ドラマを見ていなかったら、もっと素直に感動できたかも。
いじめの話も、この間見た、180度発想を変えた「11人もいる!」の衝撃が大きすぎて。あっちのほうがよほど奇妙だったかも。
志田さん、大後さんの豪華子役出身女優さんの共演は楽しめました。

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ラストで愕然とする話がなかったように思います。

いつもなら、5話中、3~4話が後味悪い愕然系、1~2話がしみじみ、もしくはギャグ系、という構成なのに、今回はしみじみ系が2話、特にギャグ系が2話もあったこともあって、軽い感じをうけました。

もっと背筋の凍る、もしくは天地がひっくり返るような奇妙な話が見たかったです。

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2011年11月27日 (日)

蝶々さん~最後の武士の娘~後編 簡単感想

   

原作:市川森一「蝶々さん」上下(講談社文庫)

公式サイト

原作未読、オペラ「蝶々夫人」も未見です。

恐らく原作では幼馴染のユリとの絆をはじめ、水月楼の末路など、仔細に書き込まれているのでしょう。

長い原作を、前後編でまとめるために、ヒロインのみに的を絞った、まるでお蝶を蝋燭とした回り灯篭のような物語にまとめきった、という印象です。

かつては自分も回り灯籠の切りぬき絵の一部だったのが、時を経て外から眺めることができるようになった伊作が、灯篭の模様をジョーに語る・・・

お蝶の、まだ夢の中かもしれない、と呟く姿が印象的な儚いお話でした。

舞妓をやめ、フランクリンを待っている間、お蝶がどうやってたつきを・・・生活を立てていたかをはっきり描かなかったのが、その時間が夢であったことを強調しているようにも感じました。

自分の夢を恋と重ね合わせてしまった。
フランクリンはあくまで夢の象徴で、彼自身を愛していた、とは言い切れないようにも感じました。
確かにハンサムで男気のある人物ではあったでしょうが、実像は妻がありながら長崎式結婚を挙げた、ごく普通の男。

彼女の自死は、自分のプライドを守るためだけでなく、自分の夢の実現を不用意に他人に託してしまった自分に対する罰のような気もしました。
子供に夢を託しつつ。

武士の娘としての矜持がなければ、祖母、母から、自らの命を断ってまで託された夢がなければ、また違った生き方が出来たでしょうが、それでは筋が通らない。

後編では、ほとんど一人でドラマを引っ張った宮崎さん。
幕末維新の気風を濃厚に受け受け継いだ武士の娘を、一途に演じていて、惹きつけられました。
その一途さは、恋愛にではなく、夢に向けられていたので、悲恋物語とは感じませんでした。
「恋愛」が持つ生々しさもなかったですし。
演出の清水さんが公式サイトに書かれていた「胡蝶の夢」という世界は描かれていたと思います。

お蝶には、強さより、危うさを感じました。
その危うさが、魅力的でした。

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前篇

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2011年11月25日 (金)

蝶々さん~最後の武士の娘~前編 簡単感想

   

原作:市川森一「蝶々さん」上下(講談社文庫)

公式サイト

原作・脚本:市川森一/演出:清水一彦/製作統括:佐野元彦、谷口卓敬/音楽:村松崇継
出演:宮崎あおい、伊藤淳史、西田敏行、池脇千鶴、戸田恵子、ともさかりえ、藤村志保、奥貫 薫、岩松了、高橋由美子、本田博太郎、余 貴美子、伊武雅刀、川平慈英、イーサン・ランドリー、パトリック・ハーラン、野田秀樹

原作未読です。

リアルタイムで観たのですが、感想を書くのがすっかり遅くなってしまったので、簡単に。
もう、明日後編が放映されますし(汗)。

野田さんの若い時が伊藤さんかぁ・・・と、ちょっとツッコミそうになりましたが、NHKらしい落ち着いた映像で、じっくり観れました。

豪華なキャスト、そして長崎ロケやセットなどの映像の美しさが魅力的で、初めはそちらに気をとられたのですが、お話を振り返ってみると、お蝶、ちょっとあの時代の「売られた娘」としては優遇されすぎてないか?などというイジワルな感想も抱いてしまいました。

遊郭の養女となったお蝶。
周りにいる、身を売られて遊女となった女たちが、お茶、お花、はては女学校行まで約束されたこの少女のことをどう思っていたのかが、気になりました。
ドラマでは皆がお蝶に好意的だったように描かれていましたが。

武士の出だから身分が違う、と初めから嫉妬心すら抱かなかった・・・ことはないですね、武士の出で遊女になった人はいただろうし。不運な絹も、芸者とはいえ、元武士の娘。
身を犠牲にしたみわ、やえの娘、ということで特別視されたのだろうか。
それとも、人望厚い女将のマツが見込んだ娘として、リスペクトしていたのかなぁ。
などと、色んなことを考えてしまいました。

そういった事プラス、お蝶の純な性格、持って生まれたオーラ、そして学問を続けたい、という一途な思いが人の心を打った、ということなのだろうと、なんとなく納得しつつ観ました。小公女的ストーリーにこんなツッコミを入れるのもどうかな、と思いつつ(^^;;
宮崎さんのお蝶はキリっとしていて、はまっていたと思います。

高橋さんの、見るからに水商売あがりの崩れた感じを漂わすおたかと、蝶々の祖母、母の壮絶な死に方が印象に残りました。

amazonの原作紹介によるとですが、少女時代の割合がかなり多いみたいです。
そのままドラマ化したら、前編のほとんどが子役か、もしくは「江」状態になったのかな(苦笑)

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