無限の住人:映画
2017年 日本 140分 PG12
原作:沙村広明
監督:三池崇史/脚本:大石哲也
製作:高橋雅美、亀山慶二、吉羽治、ピーター・ワトソン、鄭泰成、奥野敏聡、大川ナオ、荒波修/エグゼクティブプロデューサー:小岩井宏悦、坂美佐子、前田茂司、ジェレミー・トーマス/撮影:北信康/照明:渡部嘉/録音:中村淳/美術:松宮敏之/装飾:極並浩史/編集:山下健治/殺陣: 辻井啓伺、出口正義/VFXスーパーバイザー:太田垣香織/音楽:遠藤浩二/主題歌:MIYAVI
出演:木村拓哉、杉咲花、福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、北村一輝、栗山千明、満島真之介、金子賢、山本陽子、市川海老蔵、田中泯、山崎努、福本清三
木村拓哉と三池崇史監督がタッグを組み、沙村広明原作の人気時代劇コミックを実写映画化。
伝説の人斬り・万次は、妹の命を奪われて生きる意味を見失った時、謎の老婆によって無理やり永遠の命を与えられ、死にたくても死ねない「無限の体」になってしまう。そんな永遠の時間を孤独に生き続けるだけの日々を送っていた万次の前に、剣客集団・逸刀流に両親を殺された少女・浅野凛が現われ、仇討ちの助っ人を依頼する。凛の姿に亡き妹の面影を重ねた万次は、用心棒として凛を守ることを決意し、凄絶な戦いに身を投じていく。
「湯を沸かすほどの熱い愛」の杉咲花が凛役のほか、万次の妹・町役も務めて1人2役を担当。逸刀流の統首・天津影久役を福士蒼汰が演じるほか、市原隼人、戸田恵梨香、市川海老蔵ら豪華実力派キャストが集結した。
@MOVIX
簡単感想です。
原作未読です。
ホラー・テーストのない、スプラッタムービー。
セクシーシーンはなかったものの、小さいお子様のいるご家族は決して揃っては観にいけない、エンタティメントB級映画でした。
ところどころに、B級スプラッタならではのナンセンスさが漂っていて、面白かったです。
何より可笑しかったのは、万次が弱いこと。全ての戦いにおいて、いったん殺されてるし(笑
劇中、万次が言ってたように、殺されても生き返るってわかっていると、必死になりきれない部分があって弱くなっちゃうのかもね。まあ、あの虫たちが死んじゃえば、万次も死ぬわけなんですが。
万次という存在のトリッキーさ、ブラックなナンセンスさをもっと突き抜けて描いてくれたらな、とは思いましたが、それはあくまでコメディ好きの視点であって、一般的な木村さんのファンには受けないかも。確かにやつれたビジュアル、格好良かったです。
格好悪さが格好良さに繋がる。木村さんの新たなジャンルに繋がればいいなあ。もう、スタッフが遠慮ばっかりしてしまうテレビドラマには出なくてもいと思う・・・
次々とゲストが刺客となって登場するのだけれども、要は万次と凛と天津の三人の話です。
凛を演じる花ちゃんの透明感は予想通り、はまっていました。
残念なのが、天津が若すぎたこと。
もっと木村さんとがっぷり四つできる、同年代のキャスティングだったなら、作品にプラスアルファーの魅力が生まれたかもしれません。
若いからこその天津の痛々しさも感じはしました。でも、どこかボタンを掛け違った感はぬぐえなかったです。わずかなことなのですが。
製作費がいつもより豊富なんだろうか、三池さん、気持ち良さそうに画像、セットに凝っていました。
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