カテゴリー「@DVD・映画・観劇 総合」の98件の記事

2012年5月 4日 (金)

テルマエ・ロマエ

2012年 日 108分

公式サイト

Photo

原作:ヤマザキマリ「テルマエ・ロマエ」(エンターブレイン)
監督:武内英樹/制作:亀山千広、市川南、寺田篤、浜村弘一/プロデューサー:稲葉直人、菊地美世志、松崎薫/脚本:武藤将吾/音楽:住友紀人
出演:阿部寛、上戸彩、北村一輝、竹内力、宍戸開、笹野高史、市村正親、キムラ緑子、勝矢、外波山文明、飯沼慧、岩手太郎、木下貴夫、神戸浩、内田春菊、松尾諭、森下能幸、蛭子能収

「マンガ大賞2010」「第14回手塚治虫文化賞短編賞」を受賞したヤマザキマリの同名コミックを阿部寛主演で実写映画化。古代ローマ帝国の浴場設計師ルシウスが現代日本にタイムスリップし、日本の風呂文化を学んでいく姿を描くコメディドラマ。(映画.comより)

@TOHOシネマズ

原作は未読ですが、ヤマザキさんの他の作品を愛読しているので観に行きました。
阿部ちゃんのローマ人っぷりも観たかったですし。もう、出オチでもいい、との覚悟とともに(^^;;

.

以下、ストーリーに関するネタばれなしの感想です。
覚悟はしていたのに、悲しい性(さが)で思わず突っ込んでしまいました。
多少控えめにはしたつもりですが・・・ご注意くださいm(_ _)m
.
.
.

お客さんはよく入っていました。
前半は大ウケ。笑い声が絶えませんでした。
長さも1時間半超と、丁度良かったです。

後で知ったのですが、日本の部分のほとんどは映画オリジナルだそうで。
wikiを見たら、ローマ時代の人々の設定も映画用に変更してあるようです。
結末も、現在連載中なのでもちろんオリジナル。
でもヤマザキさんも加わってのオリジナルなので、モメることはないでしょう(大汗)

.

前半は面白いんです。
阿部ちゃんのいちいちの「はっ」なんてまさに漫画そのもの。(爆)
上戸さんたち、特に笹野さんがB級っぽいペラさをさすが、巧みに演じてられました。

音楽もペラい。
曲ではなく。
同じ映画館で「のだめカンタービレ」を観たのですが、音圧が違いました。

映像がまたペラい。
チネチッタでロケを敢行して、このペラさ。
B級映画としての節度は保たれていたと思います。


決して皮肉ではありません。
B級にはB級の美学があると思っているので。

戦闘シーンのペラさが他の画と調和していて素敵でした。


ここから突っ込みはいりますm(_ _)m

ヒロインのラテン語習得の速度や「バイリンガル」(←観た人にはわかる^^;;)設定はOKだったのですが、ルシウスに西暦がすんなり通じる設定には、あれぇ?と思ってしまいました。どんなに破天荒なシチュエーションでも、ヤマザキさんはこういうところは大事にしそうなイメージを持っていたので。
でも、日本での温泉地のいかにもな場所のロケのコラボといい、和洋問わずわかりやすさといかがわしさを目指した映画なんだ、と、納得しました。

納得するする一方で、そういったいかがわしさを笑いに変えきれていないようにも感じました。
象徴的なのが歌手のおっちゃんの使い方。すごく中途半端でした。もったいない。

そしてやっぱり、と思ったのは、コメディ映画としてのテンポが後半ダレることです。
団結する平たい顔族たち、彼らの(主役二人ではなく;;)焚き火の前の儚いシーンなど、印象的な映像もありましたけれども・・・

抜群に面白い設定を生かしきれていないというか、持て余したというか、映像としてコメディに仕立てきるエネルギーがつきたのか。

なので、コメディ映画としてはB級には届かないかな、と・・・(汗)。

おまけで配られたヤマザキマリさん作の小冊子「テルマエ・ロマエ 特別編」が面白かったです。
CMで流れるシーンの数々がベストセレクションかも(汗)。
そんでもって温泉に浸かりたくなりました。

そうそう、阿部ちゃんのぶっ飛びぶりはある程度予想の範囲内だったのですが、竹内力さんの異様な存在感は予想外でした。(Vシネはほとんど観ないので;;)

特に「腐ってる」の一回目は不意打ちで、思わず笑っちゃいました。
唯一余念なく笑えたシーンでした。
他にも面白いシーンはあったのですが、CMで見慣れていたので、思わず噴き出す、という感じではなかったんです。

だからこそ、この隠し玉的なギャグをもっと大事に撮って欲しかった・・・粗いわ~っ、と思わず突っ込んでしまいました。
このギャグだけじゃないんですが・・・あああああ、何かともったいない映画でした。

逆に言うと、尖がっていない、ということですので、気軽に楽しめると思います(^^;;

.

.

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2012年4月12日 (木)

劇場版 SPEC~天~

2012年 日 119分 

監督:堤幸彦 /脚本:西荻弓絵/音楽:渋谷慶一郎、ガブリエル・ロベルト/撮影:斑目重友/エグゼクティブプロデューサー:濱名一哉/プロデューサー:植田博樹、今井夏木
出演:戸田恵梨香、加瀬亮、伊藤淳史、栗山千明、三浦貴大、でんでん、浅野ゆう子、福田沙紀、神木隆之介、椎名桔平、竜雷太、有村架純、岡田浩暉、松澤一之、載寧龍二、麿赤兒、利重剛

戸田恵梨香と加瀬亮のダブル主演で、未解決事件の捜査のため公安部に設立された「未詳事件特別対策係」=通称「未詳(ミショウ)」の捜査員が、特殊能力(SPEC)を持った犯人と対決する姿を描いた人気ドラマ「SPEC 警視庁公安部公安五課未詳事件特別対策係事件簿」の劇場版。未詳の特別捜査官・当麻紗綾と瀬文焚流のもとにある日、謎めいたミイラ死体殺人事件の報せがもたらされる。その事件はやがて国家を揺るがす事態へと発展していき……。監督はドラマ版の演出も手がけた堤幸彦。(映画.comより)

@TOHOシネマズ

先日放映されたSPに釣られて観てきました。
ネタばれなしの簡単感想です。
ものすごく突っ込んでます。ご注意ください。
.
.
.
.

○連ドラまともかく、SPは見ていないと半分も面白くないでしょう。
SPが前篇、映画が後編(?)、といってもいいくらい密接に繋がっていますから。
SPを見ないでこの映画だけ見る、という人は少ないとは思いますが。

映画として、こういう作り方はあまり好きじゃないんです。
だったらTVでやればいいやん、と思うのです。
タコ以外は映画ならでは、映画でなければ、という映像もほとんどなかったし。

○やっぱし、という終わり方でした。
つまり、まだ続きそう、ということです。それはそれでいいと思います。シリーズだから。

でも、ほとんど何も解明されない上に、新しい謎を入れてくるもんだから、見た後すっきりしないんです。
とっ散らかったまま終わらすのにもほどがあるよ~、と思わずスクリーンに向かって突っ込みいれてしまいました。

続編があるとしてもですね、一つの作品としてのまとまりが欲しかったです。なんか謎のだだ漏れ状態でした。

○当麻のSPECが明かされ、SPECホルダーとしての苦悩を激白するSPの方がインパクトがあったし、演出もキレていました。
映画はすべて冗漫。

○当麻と瀬文のコンビは安定して面白かったです。
一番可笑しかったのは、栗山千明さん演じる青池。

載寧さんの「デカレッド!」はわかる人にはわかる・・・その他、例によってわかる人にはわかるネタばかりです。(笑)

お客さんはよく入っており、ギャグシーン、特に青池さんのシーンはまんべんなく受けてました。
終わった後は。
真面目に考察する人、やっぱりね、とつぶやく人、なんだかよくわからんかったな、とぼやく人。
SPECファンの人がほとんどなのでしょう、ま、ほのぼのしてました。

以下、突っ込みどころをいくつか書きますが、ネタばれにて反転します。

津田、ニノマエ、美鈴が本当に死んだ、もしくは消えたかどうかは曖昧でいいし、今後しれっと再登場しても全くかまわないのですけれども、ストーリーの構成上、青池の子供の扱いが気になって。

子供を救出せずに爆破していいのか、津田(?)。そのことを誰も気にしてないし(苦笑)。

その子供。特殊な存在なんだろうなとは予想はできたので、謎の男(ノンクレジット)とともにいる、という幕切れはいいとしても。
もう少し気にかけてあげようよ、せめて瀬文と当麻。あれだけ助ける、って息巻いていたんだからさ。警察官の使命でしょ?

子供が行方不明になってしまった青池は途中退場のまま・・・青池と子供のパートはそっくりそのまま、続く、なのかな?栗山さんが再登場、ということなら嬉しいかも。

あと、ラストシーンの「猿の惑星」(オリジナル版)のパロディは、冒頭からの流れを含めてあまりしっくりきませんでした。
あれはリアルワールド?そこまで風呂敷を広げていいの?
続編を作るだろうことを思うとフェイクっぽいのですが。

.

続編、テレビドラマになるのか、映画になるのかわかりませんが、その前にこの劇場版は番宣がわりにテレビで放映されると思います。
・・・見るのはその時でいいんじゃないかな(毒)

あ、SPECシリーズ自体は好きですから(^^;;

.

.

甲の回 乙の回 丙の回 丁の回 戌の回 己の回 庚の回 辛の回 壬の回 癸の回(最終回) 翔の回(SP)

.

.

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年4月 6日 (金)

ドライヴ

2011年 米 100分 R15

Photo

公式サイト

原作:ジェイムズ・サリス「ドライヴ」(ハヤカワ文庫)

監督:ニコラス・ウィンディング・レフン/脚本:ホセイン・アミニ/音楽:クリフ・マルティネス/撮影:ニュートン・トーマス・サイジェル/製作:ミシェル・リトバク、マーク・プラット、ジジ・プリッツカー、アダム・シーゲル、ジョン・パレルモ/製作総指揮:デビッド・ランカスター、ビル・リシャック、リンダ・マクドナフ、ジェフリー・スコット、ゲイリー・マイケルズ・ウォルターズ
出演:ライアン・ゴズリング、キャリー・マリガン、ブライアン・クランストン、クリスティーナ・ヘンドリックス、ロン・パールマン、オスカー・アイザック、アルバート・ブルックス

「きみに読む物語」「ブルーバレンタイン」のライアン・ゴズリング主演で、昼はハリウッド映画のカースタントマン、夜は強盗の逃走を請け負う運転手として働く孤高の天才ドライバーが、愛する女性を守るため裏社会を相手に命がけの戦いを繰り広げる姿を描いたクライムサスペンス。デンマーク出身の新鋭ニコラス・ウィンディング・レフン監督が手がけ、2011年・第64回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した。(映画.comより)

@T・ジョイ

普段は観ないジャンルの映画なのですが、テーマに惹かれたのと、評判がとてもいいので、時間をぬって観に行きました。

主人公の「ドライバー」役のライアン・ゴズリングは知りませんでした。
ヒロイン、すっごく可愛い、と思ったら、「17歳の肖像」の主人公を演じたキャリー・マリガンでした。着々とキャリアを積んでるなぁ。

ストーリーはとても単純、映像もシンプルなのですけれども、余白のある、"感じる"タイプの映画です。
感性が合えば、惹き込まれる作品だと思います。
バイオレンス系は絶対ダメ、という人以外は、一見の価値はあるかと。

首都圏以外での上映館は多くないようですので、見逃した方はDVDで。

以下、ネタばれなしの感想のみなのですが、なるたけ先入観なしに観て欲しいため、間隔を開けました。

.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.

.

.

実はバイオレンス系が苦手でほとんど観ていないため、同じジャンルの他作品と見比べてどうの、という見方はできませんでした。このジャンルのファンの人、勝手な事を書いています。ごめんなさい(汗)。

.

どこからともなくやってきた用心棒風の男性が窮地に陥るヒロインを助け、またどこへともなく去っていく・・・基本、それ以上でもそれ以下でもないお話を、淡々と力みなく描いた映画。

この監督の作品は未見ですが、かなりの巧者だと思います。数々の賞は伊達じゃないです。(中には首をかしげる受賞作品もあるので;;)

カースタントシーン、セールスポイントであるのに関わらず、押し付けがましくない。
バイオレンスシーン、ショッキングなのに画面の温度は低い。
運転席に座っている主人公など、照明を含めてかなり凝っているのですが、サイコ映画ではないので、そういうところに観客の神経が行くようには撮っていない。

描きたい世界をどのように撮れば観客に伝わるかを熟知しているように思いました。
編集にも無駄がありません。

まず、オープニングのスピーディーでクールな展開で、ぐっと引き寄せられました。

主人公は、過去も名前も全くわからない、いつもはにかむような微笑を浮かべている無口な「ドライバー」という青年・・・そう、男じゃなくて、青年・・・それも少年に近い青年です。
普通に人を好きになり、相手からも好かれる。
ですので切々たる孤独感もあまり感じないし、人を遠ざけるような威圧感も普段は、ない。

暴力を振るう寸前まで全く残虐性を感じさせない、普通の優しい青年を演じるライアン・ゴズリングの雰囲気、その雰囲気を引き出したこと、それがこの映画の魅力だと思います。

もっと異相か、もしくはニヒルな男優さんが演じていたら、全く違う味わいの映画になったと思います。

ライアン・ゴズリングの仕草や雰囲気があまりに自然なので、監督=「ドライバー」と錯覚してしまうほど、作る側と演じる側の垣根を感じませんでした。

ヒロインのことも書いておかなければ。
しっかりしているけれども、生活は厳しくて少し疲れている。しかし揺れる女心も持っている・・・もう、まんま西部劇から抜け出てきたような女性です。
この類型的なキャラを個性的にするポイントである「揺れる女心」を、キャリー・マリガンが実に魅力的に演じていました。
底辺で生きているけれども品は失っていないシングルマザー、という存在感がお見事。

ネタばれにならない程度に、印象に残ったシーンを二つ。

目の前の暴力に表情一つ変えない、ストリップガールたち。
浜辺での殺人・・・。

着替えなくて大丈夫?とか、そこでマスクいる?、ラスト、そこでやっちゃう?など、突っ込みどころはありましたが、それも風景としてありかな、と思いました。

禁欲的な雰囲気は日本人の感性に合うのではないでしょうか。
低予算なところもね(^^;;

.

※「17歳の肖像」の感想  ←無駄に長いです(汗)

.

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月30日 (金)

僕達急行 A列車で行こう

公式サイト

2012年 日本 117分

監督、脚本:森田芳光/音楽:大島ミチル/プロデューサー:白倉伸一郎、三沢和子、川田亮
出演:松山ケンイチ、瑛太、貫地谷しほり、村川絵梨、ピエール瀧、星野知子、伊東ゆかり、笹野高史、伊武雅刀、西岡徳馬、松坂慶子、菅原大吉、三上市朗、松平千里

A

「間宮兄弟」「武士の家計簿」の森田芳光監督が、鉄道オタク=“鉄ちゃん”の青年2人を主人公に描くオリジナルのハートウォーミングコメディ。大手企業に勤めるマイペース男子の小町と、経営危機を迎えつつある実家の鉄工所勤務の小玉は、性格も仕事も異なるが、共通の趣味である鉄道を通じて出会い、“鉄っちゃん”ぶりで周囲をあきれさせながらも、幸せの輪を広げていく。小町役の松山ケンイチと小玉役の瑛太が初共演を果たす。劇場公開前の2011年12月20日に他界した森田監督の遺作となった。(@映画.com)

@MOVIX

ネタバレなしの感想のみ、簡単に書きます。
.
.

鉄オタでも、監督及び主役二人の熱烈なファン、というわけでもなかったのですが、追悼の意も込めつつ、癒やし系の作品かも、と思って視聴しました。サッチャーさんの話も面白そうだったのですが・・・癒されたかったんです。(汗)

何だか不思議な映画でした。

ベースは森繁久弥さんの「社長シリーズ」なんだと思います。
松坂慶子さんが森繁さんのポジション、松山ケンイチさんはシリーズ初期の小林桂樹さん、といったところでしょうか。

松坂さんの社長や取り巻く、西岡徳馬さんたち重役、秘書役の村川絵梨さんのシーンは、そのまま「社長シリーズ」の雰囲気でした。明るくて、前向き。
まったりとした会話の間や、わざとの古臭いカットバック、音楽、色、メイクに至るまで昭和の匂いがぷんぷんしました。特に中洲のバーのセット。(笑)

上記の方々、そして貫地谷しほりさんを含めてキャストの皆さんが、監督が目指すところをよくわかって演じているので、安心して懐かしむことができました。

「社長シリーズ」と一番大きく違うところは、時代背景よりも、主役の二人の描き方のような気がしました。
いや、「社長シリーズ」を見たことがない人でも、この二人の醸し出す雰囲気が、オーソドックスで予定調和な話を不思議な、ちょっとファンタジックな映画にしていることはわかると思います。


小町役の松山ケンイチさん、小玉役の瑛太さんが、泣いたり落ち込んだり悔しがったりはするけれども、決して怒らないんです。

ほとんどのシーンで生暖かい笑顔を浮かべていて、ゆっくりした間とあいまって、二人の顔が何だかお能の面のように見えてきたりもしました。
ここが好みのわかれるところでしょう。

自分は最初は違和感がありましたが、列車に揺られるがごとく、だんだんと心地よくなったクチです。
爆笑ではないのですが、くすくすと笑えました。

お互いのこだわりを尊重しつつ、いちゃいちゃする(違)、小町と小玉。
この二人の独特の表情や動き、そして間が、テレビドラマにしてもいいような話を、監督の思い描いた世界、映画ならではの味を持った作品にしたのだと思います。


お二人とも今よりぽっちゃりしているのが、可愛かったです。
松山さんは「セクシーボイスアンドロボ」の雰囲気に似ているかもしれません。

.

列車の走る風景。列車から観る光景。日本の田園風景は、本当に美しい。

疲れた時にまったり見直したい、優しい映画。
癒されたい、という願いが叶って、満足でした。

シリーズ化も考えていたほど、長年暖めていた企画だったんですねぇ・・・

.

「ありがとう 森田芳光」

クレジット最後の言葉です。
館内が明るくなるまで、誰も席を立ちませんでした。

合掌。

.

.

.

※事前に作品情報をほとんど仕入れずに見たので、エンド・クレジットでプロデューサーの中に白倉さんの名前を発見して、びっくり。仮面ライダーから離れてこういう作品を作ってたいたとは。
加えて、小町の同僚の、イケメンだけども妙な雰囲気の青年、どこかで見たことがある、誰だっけ・・・と思ったら、仮面ライダーディエンドの戸谷公人さんでした。

.

.

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月28日 (水)

桜蘭高校ホスト部@映画

2012年 日本 105分

Photo

公式サイト

原作:葉鳥ビスコ「桜蘭高校ホスト部」(花とゆめコミックス)
監督:韓哲/脚本:池田奈津子/音楽:仲西匡/音楽プロデューサー:志田博英/製作総指揮:村松俊亮/エグゼクティブプロデューサー:田代秀樹/プロデュース:伊與田英徳/企画プロデュース:杉山剛/プロデューサー:橘康仁/プロデューサー補:高野英治
出演:川口春奈、山本裕典、大東駿介、中村昌也、千葉雄大、高木心平、高木万平、竜星涼、篠田麻里子、ニックン、市川知宏、菊田大輔、鈴木勝大、戸次重幸、鈴木亜美、清水昭博、升毅、江波杏子、財前直見

セレブな家庭の子女ばかりが通う名門校を舞台に、“ホスト部”なる部活動に入部した庶民の女子高生の恋と青春を描いた学園コメディーの劇場版。累計1,300万部を売り上げた人気コミックを基にテレビドラマとして実写化し、さらに映画化となった。(@シネマトゥデイ)

@MOVIX

原作未読です。

ネタバレなしの超・簡単感想です。
突っ込んでます。ご注意下さいませ。
.
.

特定の俳優さんのファンということもなく。
ただただ、深夜で放映されていたドラマが大好きだったという理由で、ご祝儀がてら見ました。(ドラマの感想は書いていません。)

結論から言うと。
テレビドラマの続編、もしくはSPの映画化って、個人的にですが、成功例に当たったことが少なく、あまり期待はしていませんでしたので、ま、こんなもんかな、と。

しかし、あのドラマのテイストを維持できたら、ひょっとしたら大化けする可能性もないではない、という希望を抱いていたコメディ好きとしては、アイドル映画であることは百も承知で、突っ込ませていただきます。(大汗)

可愛さを自覚していないハルヒ、オバカな環先輩、腹黒い鏡夜先輩など、ホスト部メンバー及び相変わらずな猫澤先輩に久しぶりに会えて、楽しかったです。

しかし。
ドラマの、バカバカしくも突き抜けた明るさと、テンポの良さが好きだったのに、湿っぽくてシリアスなお話でした。
こんな話を見たかったわけではなかったんですけどねぇ。
スプラスティックなシーンもあるにはあったのですが、湿ったエピソードに足をとられたのか、テンポが悪く感じました。

まず、お話の中心がホスト部メンバーではなく、ミシェル・江梨華・モナールだったこと。
また、彼女のキャラが、現実味を帯びた生臭い企みを持っている、という設定のため、暗いこと。
ドラマではゲストも含めて皆、どことなく浮世離れしていて、ほんわかしていたのになぁ。
ああ、残念。

もっとホスト部のメンバー中心のストーリーを見たかったです。

ハルヒの父、亡き母、環の父、生き別れの母(フランス人には見えませんでしたが、それはご愛嬌、ということで;;)、祖母、そして鏡夜の父など、顔は出していましたが・・・ああ、もったいない。

尺が長すぎたのでしょうか。そのため張り切って色んな要素を入れすぎたのでしょうか。ドラマの撮了後に作ったので、練り上げる時間がなかったのでしょうか。

原作、テレビドラマを知っている人たち、俳優さんのファンの人たち以外の、アイドル映画という枠を越えて、コメディ映画ファンを納得させてくれる水準に届かなかったのが、ドラマのファンとして、残念でした。

.

そうそう、アメフト部の一員としてゴーバスターズのレッドさんこと、鈴木勝大さんが出ていることを知らなかったので、びっくり。レッドさんの時より大人びて見えました。登場シーンは少なかったですが、自分のスタンスをしっかり把握している動きが、気持ちよかったです。

.

.

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012年3月15日 (木)

ヒューゴの不思議な発明

オリジナル・タイトル「Hugo」
2011年 米 126分

公式サイト

Hugo

原作:ブライアン・セルズニック「ユゴーの不思議な発明」(アスペクト文庫)
監督:マーティン・スコセッシ/脚本:ジョン・ローガン/音楽:ハワード・ショア/製作:グレアム・キング、ティム・ヘディントン、マーティン・スコセッシ、ジョニー・デップ/製作総指揮:エマ・ティリンガー・コスコフ、デビッド・クロケット、ジョージア・カカンデス、クリスティ・デムブロウスキー、バーバラ・デ・フィーナ
出演:エイサ・バターフィールド、クロエ・グレース・モレッツ、サシャ・バロン・コーエン、ベン・キングズレー、ジュード・ロウ、レイ・ウィンストン、クリストファー・リー、ヘレン・マックロリー、リチャード・グリフィス、フランシス・デ・ラ・トゥーア、エミリー・モーティマー、マイケル・スタールバーグ

世界各国でベストセラーとなったブライアン・セルズニックの冒険ファンタジー小説「ユゴーの不思議な発明」を、マーティン・スコセッシ監督が3Dで映画化。駅の時計台に隠れ住む孤児の少年ヒューゴの冒険を、「映画の父」として知られるジョルジュ・メリエスの映画創世記の時代とともに描き出す。1930年代のパリ。父親の残した壊れた機械人形とともに駅の時計塔に暮らす少年ヒューゴは、ある日、機械人形の修理に必要なハート型の鍵を持つ少女イザベルと出会い、人形に秘められた壮大な秘密をめぐって冒険に繰り出す。主人公ヒューゴを演じるのは「縞模様のパジャマの少年」のエイサ・バターフィールド。イザベル役に「キック・アス」「モールス」のクロエ・モレッツ。(@映画.com)

.

@MOVIX

原作未読です。
テーマに興味があったので観ました。
3Dですので、吹替え版で。

3Dってやっぱり疲れる(汗)。
3Dのシステムそのものは、この映画の中でも語られていましたが、映画の原点が人を驚かすことだった、ということを思うと、"あり"だと思うのですが。
この作品に3Dが必要だったとは、あまり思えませんでした。

確かにオープニングのパリの遠景、構内をすべるように進む画像は迫力がありましたし、古(いにしえ)の映画の立体化は、飛び出す絵本みたいで面白かったのですが、物語のシリアスな部分では、かえって邪魔になっていたような気がしました。
人のアップのシーンになると、目が寄っちゃって(汗)。

ジョルジュ・メリエスを初めとする、初期の映画の数々は、その時代を象徴するアイテムとしても、数多くの映画で引用されていますので、初見ではありませんでした。
映画史を辿る、といった番組にも必ず登場します。
一番記憶に残っているのは、淀川長治さん監修による特番です。ナビゲーターはもちろん淀川さんでした。

.

さて。ネタばれなしの感想のみ、書きます。

CG合成を交えて、1930年代のパリを現実と夢の狭間にある世界のように美しく描き、巨大なリヨン駅をスケール大きく緻密に再現してあって、見応えがありました。
キャリア豊富な子役さんたちも、文句なく素晴らしかったです。

また、前半はヒューゴの孤独やその他の孤児たちの悲惨さが、後半はパパ・ジョルジュの人生の悲哀がじんわりと伝わってきたのはさすがでした。

映像はすごく丁寧に作っているし、ストーリーに破綻もないのですが、ファンタジーというより、オリバー・ツイストかな、と。
大小様々な歯車が回る時計室と宙を飛ぶ絵コンテくらいでしょうか、ファンタジーらしい飛翔感があったのは。

かつては「児童映画」というカテゴリーがあったのですが、今でもこのカテがあればそちらに近い感じ。カテゴリーにこだわることもないのでしょうけれども。

あと、途中まではヒューゴ目線で描かれていたのが、ジョルジュの過去が明かされるくらいから、俯瞰的になってしまい、そのためヒューゴ自身の物語が薄くなってしまった気がしました。
原作はどうかわからないのですが、映画はジョルジュ、そして映画の先達へのリスペクトがメインだから、それでもいいのでしょうね。
ファンタジー・テイストの伝記映画、と割り切って観てもいいかもしれません。

鉄道公安官との追いかけっこなどは、劇中で映写されていたスプラスティックコメディ映画へのオマージュだと思うのですが、今ひとつ面白くなかったです。
スピード感もあるし、映像的にもお見事なのですけれども。
恐らく、スプラスティックシーンに必要な"遊び"の部分がないんだと思います。
後半のヒューゴが危機に陥るシーンは、純粋にシリアスなアクションだったので、面白かったです。

思わずくすっとさせられるユーモアが感じられない、徹頭徹尾真面目な作品。
監督の真摯な気持ちは伝わりました。

一番胸打たれたのは、機械人形の、寂しげなたたずまいでした。

彼に込められた、ヒューゴと父の思い出、そしてパパ・ジョルジェと、彼と同時代に映画に関わった人々の想いを思うと、彼の無表情な眼差しに、思わず胸がつまりました。
彼が動き出すシーンに、一番ファンタジーを感じました。

ディケンズ的世界が好きな人にはお薦めです。
ロボット好きな人の琴線にも触れるかも。

.

以下、猪俣勝人・田山力哉 共著「世界映画作家全史(上)」(現代教養文庫 昭和54年初版、現在絶版)の、ジョルジュ・メリエスの項から抜粋しました。

.

<前略>

メリエス最後の大作「極地制服」は巨大な氷の怪物が動くという超トリック映画だったが、この制作に先立って妻ユージェニーが死亡、孤独の悲哀をいだいて、折からの第一次世界大戦のドイツ軍をのがれてオルレアンに避難した彼は、ここでかつての愛人であり、無二の協力者だったジョアンナと再会、人の世の悲しみとよろこびを共々に味わうことになったのだった。
二人は間もなく、ひっそりと結婚式をあげた。花婿メリエスは64才、花嫁ジョアンナは60才であった。人生の最終幕を二人手をたずさえて迎えたとき、すでに彼らの活躍する時代は終っていた。

<中略>

メリエスとジョアンナの老夫婦は、モンパルナスの駅の売店で、絵ハガキやボンボンなどを売って静かに晩年をすごしたが、たまたま1931年、その姿が一映画記者の目にとまったことから、思いもかけぬレジオン・ドヌール勲章を授与されるという栄光に浴し、最後の光芒を彩ったという。
その晩年からオルリーにできたばかりの映画人養老院にはいり、1938年1月24日、ジョアンナに見とられて静かに76才の生涯を終えた。
夫人ジョアンナはそれからさらに、1956年、92才まで生きつづけたという。

.

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

| | コメント (0) | トラックバック (3)

2012年3月 8日 (木)

ドラゴン・タトゥーの女

オリジナル・タイトル「The Girl with the Dragon Tattoo」
2011年 米 158分 R15+

公式サイト

原作:スティーグ・ラーソン「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」(ハヤカワ・ミステリ文庫)
監督:デビッド・フィンチャー/脚本:スティーブン・ザイリアン/製作:スコット・ルーディン、オーレ・ソンドベルイ、ソーレン・スタルモス、セアン・チャフィン/製作総指揮:スティーブン・ザイリアン、ミーケル・バレン、アンニ・ファウルビー・フェルナンデス/音楽:トレント・レズナー、アティカス・ロス
出演者:ダニエル・クレイグ、ルーニー・マーラ、クリストファー・プラマー、ステラン・スカルスガルド、スティーブン・バーコフ、ロビン・ライト、ヨリック・バン・バーヘニンゲン、ジョエリー・リチャードソン、ジェラルディン・ジェームズ、ゴラン・ビシュニック、ドナルド・サムター、ウルフ・フリバーグ、インガ・ランドグレー、マッツ・アンデルソン、エバ・フリトヨフソン、エロディ・ユン、ジョセフィン・スプランド、エンベス・デイビッツ

.

Photo

.

スティーグ・ラーソンの世界的ベストセラーを映画化したスウェーデン映画「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」(2009)を、「セブン」「ソーシャル・ネットワーク」のデビッド・フィンチャー監督がハリウッドリメイクしたミステリーサスペンス。経済誌「ミレニアム」の発行責任者で経済ジャーナリストのミカエルは、資産家のヘンリック・バンゲルから40年前に起こった少女ハリエットの失踪事件の真相追究を依頼される。ミカエルは、背中にドラゴンのタトゥをした天才ハッカーのリスベットとともに捜査を進めていくが、その中でバンゲル家に隠された闇に迫っていく。主演はダニエル・クレイグと「ソーシャル・ネットワーク」のルーニー・マーラ。(映画.comより)

.

@MOVIX

原作未読、オリジナルムービーも未見です。
デビッド・フィンチャー監督の作品もほとんど見ていません。ちゃんと見たのは「セブン」と「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」くらい。ですので、この映画がフィンチャーらしいかどうかについては語る資格はございません。(汗)
予告を見て、好みの題材だったのと、ダニエル・クレイグが好きなので、内容をほとんど仕入れないまま、見に行きました。

キャラについての若干のネタばれはありますが、ストーリーに関してはネタばれなしの感想のみ。
原作では濃厚らしい政治的背景にも触れません。
.

上映時間158分。ラストの何分やその他、枝葉の部分をカットすれば、2時間内に納めれただろうし、その方がもっと見やすい映画になったのでは、と思いました。
でも、そうすると、ストーリー以外の、雰囲気というか空気感というか、映画ならではの醍醐味はなくなるような気もしました。

ヒロイン、リスベットはニキータ(もちろんリュック・ベッソンの)をもっと過激で中性的にしたようなキャラです。
そして、ヒロインに対するベッソンの思い入れの強さが伝わるのと同じく、この作品も、監督の、ヒロインに対する思い入れの強さが伝わってきました。(ベッソンとアンヌ・パリローが当時結婚していた、とかいうプライベートな部分はさておき、あくまで素材とクリエーターの関係として。)
カットしてもいいんじゃないかな、と思うシーンや話は、全てヒロインに関わるもので、そのシーンがあるがゆえに、異形のヒロイン、リスベットがどんどん儚げで可愛く見えてくるんです。

演じるルーニー・マーラ、素顔はチャーミングな人ですが、リスベットはかなり異様な風体。その異様さを損なわぬように、綺麗に撮っているのはさすがだな、とも思いました。普通じゃない綺麗さでした。

リスベットの生活は過酷で無残なのですが、ヒロインの気持ちに沿って丹念に描いているので、途中から完全にリスベットに入れ込んで見てしまいました。
ラストなんかね。このシーンが撮りたかったから、この作品を引き受けたんじゃないか、と思ったぐらいです。

ほとんど表情だけで、異様さから滲み出る可愛さを演じきったルーニー・マーラが魅力的で、格好良かったです。
もう少し・・・いや、もっと若かったら(汗)、ちょっと猫背な歩き方や、ファッションをまねしていたかもしれません。

ダニエルさんは、監督の情熱にお付き合いしつつ、常識を持ったごく普通の中年男性を、情けないところも含めてセクシーに演じているのはさすがでした。

わかりやすい例えで言うと、グレゴリー・ペックがジョー・ブラッドレーだったからこそ「ローマの休日」のオードリーヘプバーンが輝いたように。かーなりハードな王女様でしたが。

あの、人付き合いの苦手な、(なんていう生易しいものではありませんが;;)リスベットが懐く気持ちがよくわかります。ごく普通の、というところもポイントだったのかもしれません。彼女のまわりにいた大人のほとんどが普通じゃなかったろうから。
脳梗塞?脳溢血?で倒れ、リハビリ中の元後見人さんとの会話が、切なかったです・・・

推理物としてはそれほどびっくりする仕掛けがあるわけではないのですが、キャスト、風景を含めた映像、キャラ造形はありきたりじゃない。
見る人を選ぶかもしれないけれども、心に残る映画でした。

ハリウッド的に小奇麗にまとまった映画より、ちょっと歪な映画の方が好き、という人にはお薦めです。

.

.

.

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年2月16日 (木)

J・エドガー

オリジナル・タイトル「J.Edgar」
2011年 米 137分

Photo

公式サイト

監督、音楽:クリント・イーストウッド/脚本:ダスティン・ランス・ブラック/製作:クリント・イーストウッド、ブライアン・グレイザー、ロバート・ロレンツ、ロン・ハワード
出演者:レオナルド・ディカプリオ、ナオミ・ワッツ、アーミー・ハマー、ジョシュ・ルーカス、ジュディ・デンチ

@MOVIX

ネタばれなし、雑感混じりの簡単感想です。

冬の映画館は帰りが寒くて、ついつい足が遠のいてしまうのですが、この作品は題材に興味があったので、寒風をついて観に行きました。

小さい時。
テレビや映画、そして少年少女向きのノンフィンクションノベルズなどの影響で、FBIはギャングと戦うヒーローでした。
これらの作品の影響で、1920~1930年代のファッションや音楽などが好きになったのだと思います。

しかし、作品中でも語られていましたが、ヒーローとしてのFBI像は、全てではありませんが、世論操作活動の一環だったんですね。それにまんまと釣られた一人だったわけで。それでも、この時代のトレンドが好きなことにはかわりはありませんが。

主人公、J・エドガー・フーバーは生い立ちすらよくわからない・・・自分で消してしまったのかもしれませんが・・・謎の人物です。
しかし、アメリカのような国で、48年間もFBI長官を勤めた、というか、その座を離さなかった、というだけでも、いかに尋常じゃない人物であるかがわかるわけで。

この、いけ好かない怪物的な男の人生を、イーストウッド監督お得意の、時間軸を錯綜させる手法で描いています。
伝記モノは、結末がわかっているので難しいのですが、48年間を、監督の重大だと思われるポイントに絞ってタイトに描いているのは、さすがだとは思いました。

同監督の他の作品ほど、一種の後味の悪さ・・・「正しさの価値感」を揺らがすような重みがないので見やすかったです。

しかし、その分、イーストウッド監督の作品としては、物足りなくも感じました。
うーん、コクが足りない、というか。

実在の人物の映像化という垣根を越えての、人間の業のようなものを感じれなかったのです。
ですので共感もしなければ、日本人だからでしょうか、強い嫌悪感も感じませんでした。
それは、エドガー自身の人生、性格にドラマを感じにくかったためもあると思います。

若い時から極端な正義感と権力志向、支配欲の持ち主で、徐々に頑迷さは増すものの、徹底的に打ちのめされるような挫折を味わうこともなく終わった人生。
そんな権力の頂点にいるはずの、彼の抱えていた強いコンプレックス、すなわち闇とは・・・この闇の部分にあまり闇を感じれなったんです。いや、感じることは感じれるのですが、怪物的な部分と比べると、弱い気がして。伝説的な人物も実は普通の弱い人間だった、という解釈なのかもしれません。そこに共鳴するかどうか。ここは、難しいところです。

エドガーが変らないのと同じく、主人公を取り巻く環境も、基本的には大きく変化しません。
激動の歴史とは対照的に、FBIの中の時間は淡々と移っていくように感じました。
世界のパワーバランスが変り、人々の意識が変り、大統領も変り、技術は進歩しても、彼、彼らが老いる以外は、ほとんど変らない。
それが、最後まで貫かれた愛とともに、監督が描きたかったことの一つなのかな、とは思いました。

挫折、については、多少オチがあるのですが、それも予想の範囲内で、驚くほどのことではありませんでした。
女性秘書のキャラ、スタンスは最後までよくわからなかったです。

この映画をチョイスする人は、アメリカ現代史に多少とも興味のある人だと思いますが、もし何も知らずに無作為に観ると、人間関係などがよくわからないかもしれない・・・伝記モノの欠点ですね。

主演のディカプリオ。とりたてて好きな男優さんではないのですが。
特異なキャラを演じて絶賛された「ギルバート・グレイプ」から「タイタニック」での二枚目としての大ブレイクを経て、あれやこれや出演して、ここに至るのか~、と、ちょっと感慨深かったです。

.

.

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2011年11月18日 (金)

「赤毛のアン」「続・赤毛のアン アンの青春」「赤毛のアン アンの結婚」「赤毛のアン 新たな始まり」

■赤毛のアン ハイビジョン・デジタル・リマスター完全版

1986年 カナダ・米・西独製作 146分

原作:「赤毛のアン」ルーシー・モード・モンゴメリー

監督:ケヴィン・サリヴァン/脚本:ケヴィン・サリヴァン、ジョー・ワイゼンフェルド/製作総指揮:ケヴィン・サリヴァン/製作:ケヴィン・サリヴァン、イアン・マクドゥゲル/音楽:ハーグッド・ハーディ

出演者:ミーガン・フォローズ、コリーン・デューハースト、リチャード・ファーンズワース、ジョナサン・クロンビー、パトリシア・ハミルトン、シュイラー・グラント

■続・赤毛のアン アンの青春 ハイビジョン・デジタル・リマスター完全版

1988年 カナダ・米・西独製作 228分

原作:「アンの青春」「アンの愛情(中村佐喜子訳版ではアンの婚約)」「アンの幸福」ルーシー・モード・モンゴメリー
監督・脚本:ケヴィン・サリヴァン/製作:ケヴィン・サリヴァン、トラディー・グラント/音楽:ハーグッド・ハーディ 
出演者:ミーガン・フォローズ、コリーン・デューハースト、ジョナサン・クロンビー、ウェンディ・ヒラー、フランク・コンヴァース、ジュヌヴィエーヴ・アップルトン、パトリシア・ハミルトン、シュイラー・グラント

■赤毛のアン アンの結婚 ハイビジョン・デジタル・リマスター完全版

2000年 カナダ製作 147分

原作:ルーシー・モード・モンゴメリー
監督:ステファン・スケイニ/脚本:ケヴィン・サリヴァン/製作総指揮:ケヴィン・サリヴァン
出演者:ミーガン・フォローズ、ジョナサン・クロンビー、シュイラー・グラント、グレッグ・スポッティスウッド、キャメロン・ダッド

■赤毛のアン 新たな始まり

2008年 米製作 144分

監督・脚本:ケヴィン・サリヴァン/製作:トラディー・グラント/音楽:ピーター・ブレイナー 
出演者:バーバラ・ハーシー、シャーリー・マクレーン、レイチェル・ブランチャード、ハンナ・エンディコット=ダグラス

以上、BSにて鑑賞。ネタバレちょっとありの簡単感想を書きます。
なお原作のアンシリーズは全部読んでいます。テレビシリーズ「アボンリーへの道」は未見です。

「赤毛のアン」

うんと前に観たことがあるのですが、グリーンゲイブルズや輝く湖、恋人たちの小径など、小説の世界が映像として観れたことに感激して、映画のストーリーそのものをあまり覚えていなかったことに気がつきました。
今回視聴して、アンが起こす騒ぎの時系列にかなり変更があることを思い出し、アンの年齢が当時16~17歳だったミーガン・フォローズに合わせて原作の11歳から13歳になっていたことを知りました。
登場人物の整理は、仕方がないでしょう。

一番気になった変更は、ダイアナのギルバートに対する気持ちです。これはいらないのでは。
アンが学校に戻る前後のエピソードの並べ方は気にはなりましたが、原作のイメージを損なっていない程度かと思います。

前に観た時も思ったことは、コリーン・デューハーストのマリラが自分が小説から想像していたより骨太であること。
しかし無骨で不器用だけれども愛情深い雰囲気はよく出ていて、この作品を観た後、原作を読むと、マリラがコリーン・デューハーストの姿で浮かんできました。
ダイアナは・・・顔が・・・大きいかな(大汗)。

なんと言っても魅力的だったのはミーガン・フォローズのアン。
生き生きしていて年齢など、全く気になりませんでした。

.

   

「続・赤毛のアン アンの青春」

「アンの青春」「アンの愛情」「アンの幸福」をミックスしたお話です。
アンとギルバートの心がすれ違うさまはほぼ同じ。アンとモーガンは出会いなどのシチュエーションは変更されていますが、アンらしさは発揮されており、ロマンチックさは増していると思いました。アンとギルバードの関係がしっかり描かれていただけで、満足です。

学校でのてんやわんやなど、今回観てもやはり面白かったです。
前作とは違って街のロケが多かったのも印象的でした。
学校やハリス邸などの建物も、そして衣装も美しい。
アンとモーガンはもっと接近したような記憶があったのですが、わりとあっさり目でした。記憶と言うのはあてにならないものですね。

名女優ウェンディ・ヒラー扮するモーガンの母親、ミセス・ハリスの存在感は抜群。
※代表作:アルバート・フィニー版「オリエント急行殺人事件」のドラゴミロフ公爵夫人など。

唯一残念なのが、レイモンド大学での学生生活が仕方がないとはいえ、端折られたことです。
観たかったなぁ、プリシラたち級友とシェアして暮らすパティの家でのアンの生活、そしてセイラ、ジョセフ(猫です)、「不器量な」ラスティ(同じく猫です)。

.

「赤毛のアン アンの結婚」

前作から10年あまりたって製作された完結篇です。
時代は「アンの娘 リラ」の時代、第一次世界大戦当時に変更されています。

アンとギルバートはめでたく結婚。
アンは作家を目指し、ギルバートは新米医師として経験を積むためにNYに移り、アボンリーでは考えられなかった様々な経験をし、挫折も味わいます。
そこで戦争が勃発。
当時はまだイギリス自治領だったカナダは自動的に参戦することとなり、ギルバートも、ダイアナの夫、フレッドも率先して兵士として戦場に赴きます。
しかし、ギルバートの消息が不明となり、彼が生きていることを信じるアンは、一人戦火の中へ飛び込んでいく・・・

多少「アンの娘 リラ」の要素は入っていますが、アン、ギルバートやダイアナたちのキャラのみで作った全くのオリジナル作品です。あのアンが諜報部員のお手伝いをするんですからね。
アンのファンには受け入れ難い設定だろうし、アン・シリーズを知らない人には、どうだろう、第一次世界大戦当時の風俗が好きな人には、結構お気に召すかもしれません。
自分は、何となくアガサ・クリスティのスパイ小説のような、ロマンティックでのんびりした味わいがあって、別物として楽しめました。

主要キャストはフレッドの役が大きくなったためか、前作「アンの青春」と違う俳優さんになっていた以外は、ほとんどそのままです。

ダイアナは大人になって普通の美人になってました。
ギルバート役のジョナサン・クロンビーも、前二作よりうんと魅力的になっていたように思います。
すっかり大人になったミーガン・フォローズは、痩せすぎだと言われるほどスラっとしてスタイルがいい、という原作のアンとはちょっと違っている、とは思いましたが(汗)、アンがミーガン・フォローズでなければ、多分、この作品は見なかったと思います。

マリラ役がコリーン・デューハーストが1991年にお亡くなりになっているのが残念でした。

.

「赤毛のアン 新たな始まり」

はい、問題作。←きっぱり。

ディケンズの小説を髣髴とさせる、19世紀末(正確には20世紀初頭ですが)の孤児の悲惨な境遇と対照的なブルジョアの生活、そして台頭してきた労働者の動きなどの描写は面白かったです。

でも、これ、アンの話じゃないですから。
というか、ヒロインをアンにしなくてもいい話です。
集客のために「アン」というブランドが欲しかったんじゃないかな、と邪推。
アメリカ資本て言うのも、ひっかりました。

アン三部作全てに携わってきたケヴィン・サリヴァンが監督・脚本しています。
「アンの結婚」よりさらに逸脱、パラレルワールドというか・・・ついに自分だけのアンを作っちゃいました。

ミーガン・フォローズもジョナサン・クロンビーも出演していません。仕方がないとはいえ、これは大きなマイナスポイント。でも、このシナリオでは、出演交渉は無理だったでしょう。

中年のアンを演じるのは、ブラック・スワンでヒロインの母親を演じた、ベテラン、バーバラ・ハーシー。
恐らく監督のアイデアなのでしょう、赤毛つながり、という発想なのかな、アンをキャサリン・ヘプバーンもどきにしたのは、センスが悪いとしかいいようがありません。

私生活では決してスカートを履かなかったというキャサリーン・ヘプバーン。今に至るまでクールな女優として尊敬されています。
この大女優の髪型やファッションだけならまだしも、歩く時に腕を組んで体全体がちょっと斜めに傾く癖など、取り入れる必要があったのでしょうか。
しかも、ギルバートに代わって公私に渡ってアンを支え続けるパートナーに、実際にヘプバーンのパートナーだったスペンサー・トレーシーにどことなく似た俳優さんを配するとは。

アンのファンであるとともにヘプバーンのファンでもある自分には、気が散るとともに、到底受け入れがたい物真似でした。

最初の方で描かれた息子への愛情がいつのまにか希薄になって、最後は父への思慕中心になってしまう、という展開にも、ばらけた印象を持ちました。

一番許せないのは・・・ネタばれですが、書いちゃいます

「赤毛のアン」に書かれたアンの生い立ちが、全てアンの空想だった、という設定です。

原作の有名なシーン、セリフの数々を解体して新たなストーリーに組み込む作業は、監督及び脚本家としては、さぞ楽しかったでしょうね。(ふっ)
マリラをああいう形で、回想シーンで登場させたことも、腹立たしいです。原作のマリラなら、あんな重要な手紙は絶対に隠さない、と思ったので。

この作品を見た後では、「赤毛のアン」「アンの青春」の変更など全く気になりません。「アンの結婚」ですら、かわいいものに見えます。

「アン」の話でなければ、「アン・シリーズ」を知らなければ、シャーリー・マクレーンも出演していますし、20世紀初頭の開拓時代の雰囲気が残る北米の風俗を、キャサリン・ヘプバーンをリスペクトしつつ描いた、もの珍しい作品、としてそれなりに楽しめただろうな、とは思いました。

.

にほんブログ村 テレビブログへ    Q_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年10月 8日 (土)

キンキーブーツ

2005年 英・米製作 107分

監督:ジュリアン・ジャロルド/脚色:ティム・ファース、ジェフ・ディーン/音楽:エイドリアン・ジョンストン/製作:アラン・ポワレ
出演者:ジョエル・エドガートン、キウェテル・イジョフォー、サラ=ジェーン・ポッツ ローレン、ニック・フロスト

BSにて鑑賞。ネタバレなしの簡単感想です。

主人公は、少々頼りないけれども、酒も煙草も嗜まない、とても真面目な青年、チャーリー。
代々続いた田舎(ノーサンプトン)の靴工場を継がずに、華やかな首都、ロンドンに出てサラリーマンとして生きようとした途端、父が急死してしまい、責任感からUターン、後を継ぐハメになってしまいます。
ところが、伝統ある工場は破産寸前。
それでも、生来の真面目さから、何とか立て直そうと悪戦苦闘するお話です。

実話を元にしている、とタイトルに書いてありましたが、

実話なのは元々の会社ブルックス社が110年の歴史があることのみ。 靴工場をエロティックなファッションアクセサリー工場に変えたのは本当で、そこのラインに男性物も用意したというのも事実であるが、ドラッグクィーン用のブーツで再生したという話については全く架空のことである。(wikipediaより)

なんだそうです。

監督は「ジェイン・オースティン/秘められた恋」のジュリアン・ジャロルド。
俳優さんはどなたも知りませんでした。

製作時は2005年。産業の空洞化が進む英国に生きる労働者階級の若者たちの苦悩が、コミカルに描かれています。
こういう若者達がキレてこの間の暴動を起こしたのかなぁ、産業の空洞化は日本でも進んでるよなぁ、などと思いつつ・・・

さて。

一生モノの紳士靴を代々コツコツ作ってきたのに、新興国製の安物の靴に押されて、すっかり左前になってしまった工場。
英国の靴工場の90%は廃業した、というセリフも出てきます。
安物は2、3年履けばダメになるからいいんだ、という問屋の言葉が何かと人事とは思えませんでした。要するに回転率がいい、ということです。
技を駆使した職人芸の高級品は需要が少ない。ぐっさり・・・

その人間を見るには、足元を見よ。
チャーリーの父の教えは、今や通用しません。

ある程度年齢が行くと、時と場所によっては安物の靴を履いていると恥ずかしい思いをするのですが、いい靴って本当に高いですからねぇ。
普通の生活をしていたら、年に何足も買えません。

果たしてチャーリーに起死回生のアイデアは生まれるのか?

主人公が潰れかけた会社を立て直そうと努力する、というありふれた話を、語り過ぎない脚本と、テンポが良くてキレのいい演出、編集によって、小気味のいい作品に仕上げています。

ジョエル・エドガートンが、保守的で頭の固そうな、はっきり言って田舎者のチャーリーを好演。ファーストシーンの虚ろにも見える表情が徐々に生き生きと変化していくのがよくわかりました。

彼と孤独なゲイのダンサーとの友情を軸に、けなげな女子工員、都会暮らしに憧れるフィアンセ、頑固な工場の職人たちなどと織り成すエピソードの数々も、トリッキーなものはひとつもなく、どれをとってもベタ中のベタです。

しかし、とにかく撮り方が上手いです。

登場人物達の心境は、セリフでの説明は最低限にして、なるたけ映像で表現する。しかし自己満足には陥ってはおらず、観客に優しい映像。
そしてわかりきった結末はくどく描かない、スマートな編集。
カットの切れ目にテンポを感じました。
ホテルで働く老婦人など、脇役の使い方にも無駄がありません。

ありふれた題材でも、監督、スタッフたちの手腕でこれだけキレのいい作品になるんだ、とひたすら感心しながら観ました。
お話の方も、後味すっきり。
小品ですが、映画を観た、という満足感を得られました。
お薦めの一本です。

.

にほんブログ村 テレビブログへ    Q_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

#ドラマ:2009年第1クール | #ドラマ:2009年第2クール | #ドラマ:2009年第3クール | #ドラマ:2009年第4クール | #ドラマ:2010年第1クール | #ドラマ:2010年第2クール | #ドラマ:2010年第3クール | #ドラマ:2010年第4クール | #ドラマ:2011年第1クール | #ドラマ:2011年第2クール | #ドラマ:2011年第3クール | #ドラマ:2011年第4クール | #ドラマ:2012年第1クール | #ドラマ:2012年第2クール | #今月のまとめ | #今月の読書 | @DVD・映画・観劇 あ行 | @DVD・映画・観劇 か行 | @DVD・映画・観劇 さ行 | @DVD・映画・観劇 た行 | @DVD・映画・観劇 な行 | @DVD・映画・観劇 は行 | @DVD・映画・観劇 ま行 | @DVD・映画・観劇 や行 | @DVD・映画・観劇 ら、わ行 | @DVD・映画・観劇 総合 | @DVD・映画・観劇 雑感 | @アガサ・クリスティー映像化作品 | @テレビその他 | @ドラマ雑感 | @ドラマ:SP | @ロンドン旅行 | @身辺雑記 | ■37歳で医者になった僕~研修医純情物語 | ■ATARU | ■たぶらかし~代行女優業・マキ~(リタイア) | ■カエルの王女さま | ■リーガル・ハイ | ■大河:平清盛 | ■特命戦隊ゴーバスターズ | ■特撮:仮面ライダーフォーゼ | ■鍵のかかった部屋 | □11人もいる! | □HUNTER~その女たち、賞金稼ぎ~(リタイア) | □JIN-仁- 完結編 | □くろねこルーシー | □それでも、生きていく | □ギルティ~悪魔と契約した女(リタイア) | □ストロベリーナイト | □チーム・バチスタ3~アリアドネの弾丸 | □デカワンコ | □ドン・キホーテ | □ハガネの女 2 | □バーテンダー | □フェイク~京都美術事件絵巻 | □フリーター、家を買う。 | □マルモのおきて | □ラッキーセブン | □リバウンド | □冬のサクラ | □医龍 Team Medical Dragon3 | □南極大陸 | □四十九日のレシピ | □坂の上の雲 | □塚原ト伝 | □外交官 黒田康作 | □大河:江 | □大河:龍馬伝 | □家政婦のミタ | □専業主婦探偵~私はシャドウ | □恋愛ニート~忘れた恋のはじめ方~ | □新選組血風録 | □最後から二番目の恋 | □朝ドラ:おひさま 不定期観測メモ | □朝ドラ:カーネーション・不定期観測メモ | □朝ドラ:ゲゲゲの女房 | □特撮:仮面ライダーW | □特撮:仮面ライダーオーズ/OOO | □特撮:仮面ライダーディケイド | □特撮:侍戦隊シンケンジャー | □特撮:天装戦隊ゴセイジャー | □特撮:海賊戦隊ゴーカイジャー | □獣医ドリトル | □神様の女房 | □美咲ナンバーワン!! | □胡桃の部屋 | □陽はまた昇る | □霊能力者 小田霧響子の嘘 | □高校生レストラン | □黄金の豚-会計検査庁 特別調査課 | □Q10 | □SPEC~警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係事件簿~ | □TAROの塔 | △ハングリー!(リタイア) | △最高の人生の終わり方~エンディングプランナー~(リタイア)  | ◇BOSS 2ndシーズン(リタイア) | ◇ブルドクター(リタイア) | ◇謎解きはディナーのあとで(リタイア) | ◇(リタイア)花ざかりの君たちへ イケメン☆パラダイス2011 | ◇CONTROL 犯罪心理捜査(リタイア) | ◇LADY~最後の犯罪ファイル(リタイア)