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カテゴリー「□悪夢ちゃん」の11件の記事

2012年12月26日 (水)

悪夢ちゃん #11 最終回「ドリー夢」

公式サイト

原案となった恩田睦氏の小説「夢違」は未読です。

武戸井彩未(北川景子)が志岐貴(GACKT)を殺してしまったと思い込んだ古藤結衣子(木村真那月)はショックで意識を失い、昏睡状態に陥ってしまう。結衣子が目を覚まさない原因は医者にも不明。古藤万之介(小日向文世)が言うには「意識の世界を捨て無意識の世界に行ってしまった」という。このまま眠り続けると現実にいる結衣子の身体は滅びてしまう…しかし、そんな状態でも結衣子は予知夢を見ていた。その夢札を見る彩未。

シスターマリカ(藤村志保)に会うために児童養護施設にやって来た彩未。そこで彩未は人身売買を行なっていた闇の組織の全貌と自らの過去を知る事になる。

病院のベッドでは、未だに結衣子は眠り続けたままだった。しかし5年2組の生徒は、口々に「結衣子を見た」と言う、公園や、駅や、美容室で…結衣子は友達の前に現れ、すぐに姿を消した。

このまま夢の世界に行かせるわけにはいかない…彩未は結衣子の無意識にアクセスすることを試みる。

彩未の過去、夢獣の正体、結衣子の父親…全ての謎が、今、明らかになる。(公式サイトより)

リアルタイムで見たのですが、粗筋を書いている時間がないので、公式をまるまるコピペしちゃいました。(汗)

以下、補足します。

人身売買にかかわっていたのは先代の施設長でした。
止めることができなかったシスターマリカは施設長を殺し、白いブランコの下に埋めた。

全てが終わった後に彩未が描いた絵を見て、愕然とします。
その絵を神のお告げとし、自分への戒めとして受け入れたシスターマリカは、白いブランコの上に聖堂を建てて密かに弔っていました。
しかしそのことを嗅ぎつけた組織はシスターマリカを脅します。
シスターマリカは施設の子供たちを守るために誘拐事件に協力したのです。

これが、シスターマリカの秘密。
告白の後、自ら聖堂に火を放って自殺しようとしましたが、悪夢ちゃんの夢札を見た彩未、琴葉、山里によって救われ、警察に引き渡されました。
謎のシスターを含む一味も捕縛。
シスターマリカの証言で、少なくとも組織の一部は解明されそうです。
こうして人身売買の件は終わりました。

夢獣の正体は、シスターマリカが持っていた菜実子が描いた絵から明らかにされました。

悪夢ちゃんの母親、かつて彩未の友だちだった菜実子が、自分の飼い犬、ユメノスケを欲しがる彩未をなだめるために、ユメノスケの絵を描いてあげたのです。
その絵を見せられた教授は、幼い彩未が見た夢札を見せます。

そこには、学芸会にはミュージカルがしたい、と楽しそうにはしゃぐ悪夢ちゃんの姿が。
その夢札を一緒に見る、幼い彩未と菜実子。
もちろん、菜実子にははしゃいでいる少女が誰であるかわかりません。
彩未は、あの子は菜実子の娘であると。そしてこの時にはもう菜実子はこの世にはいないと、無邪気に答えます。

菜実子は、自分の母親が亡くなった時には彩未を罵りましたけれども、その後ずっと彩未のことを気にかけていました。
高校生の時に自分が長くは生きれないことを悟り、身ごもった子供を産む決意をします。
この子を彩未に会わせなければ、彩未は一生自分の昔を思い出せないかもしれない。
それは父のせいなのだ。

彩未ちゃんに必ず結衣子を会わせてあげて。
自分はいい、結衣子の中で生きていくから。

こうして菜実子は子供の父親の名も告げず亡くなりました。

悪夢ちゃんと彩未の夢の両方に登場する夢獣とは、菜実子だったのです。

彩未と悪夢ちゃんは会うことが決まっていた。
そして彩未が教師になることも。

菜実子の写真を見つめる彩矢。
そこには志岐と校長先生の姿が写っていました。

そこへ教授に呼ばれた校長先生がやってきて、菜実子との思い出を語ります。

実は校長は菜実子が小学生だった時の担任でした。
何年かぶりに菜実子に呼ばれて病室を訪れた時、武戸井彩未、という名を覚えて欲しい、と言われたのです。

その子は私の一番の親友。
子供の頃に別れて、向うにはその記憶がない。
でも、その子は必ず教師になる。
その時は見守って欲しい。
必ずいい先生になる。そうでないと私が困る。

その言葉を実行すべく、校長先生は彩未を自分の学校に赴任させ、見守っていたわけです。

夢獣といい、人を信じていなかった時からずっと菜実子に守られたことを知った彩未。
眠って夢の中で悪夢ちゃんを助けに行きます。
悪夢ちゃんをおぶって学校へ行く彩未。

また誰かの悪夢を見てしまうのが怖い、という悪夢ちゃんに、夢なんか少しも怖くない、と、かつて悪夢ちゃんの夢がきっかけで二人で助けた人々のその後の姿を、自分の明晰夢の中で見せます。

お酒をやめた父とキャッチボールをする冬馬。
父の夢だった歌とギターを継いだ姉。

目の手術が成功した弟とお金を掘り出しにいったサッカー少年、翔。
缶の中には「ちゃんと届けようね 神さまは見てるぞ」というメモが入っていました。
あの時は山里の人相の悪さもあって(琴葉に指摘されていました;;)、てっきり志岐とネコババしたと思っていたのですが、そうね、ここまでくれば、そんなことをするはずがないことがわかる。

自分も母親の呪縛に苦しんでいた琴葉は莉音の母に近づいて、彼女の心を少しずつ変えていった。そのため莉音母娘はとても良好な関係になった。
琴葉の努力が母娘の未来を変えたのです。

悪夢ちゃんが死を予知した、貝原の元生徒は、貝原が足しげく見舞いに訪れ、彼の教師になる夢を応援するようになって生命力を高めていった。
頭の中の腫瘍もどんどん小さくなっていっている。

みんな悪夢ちゃんに影響を受けたかもしれない。
だけど、そこから先は自分で歩いてる。
自分の力で未来を変えていく人もいる。
その人間の未来は、その人にしかつくれない。

だから、あなたは何も恐れることはない。
悪夢ちゃんは悪夢ちゃんのままで、未来をつくっていけばいい。
私が受け止めてあげるから。
どんな悪い夢でも。
ちゃんと受け止めてあげるから。

そこへ夢王子と夢獣が登場。

良い夢が見たければ、いつでも呼んで、と夢王子。
みんないるから。夢の中でも君は一人じゃない、と夢獣。

「さあ、戻ろう」

.

駆け足の補足でも、こんなに長くなってしまいました(_ _;;

菜実子が彩未と悪夢ちゃんの出会いから、彩未が教師として目覚めることまで、全てのお膳立てをしていた、ということでした。
彩未が記憶を取り戻すために、病弱をおして子供まで作って。

菜実子がそこまでする理由が少し見えにくく、唐突な気がしないでもなかったです。
全て彩未の予知夢のためなのか、彩未を大切に思っていたためか。
両方なのでしょう。

その事実に涙する彩未・・・も難しい役どころだったでしょう。
自分が彩未の立場なら、ええ~?!と涙するより前に呆気にとられたかも知れません。
しかし、菜実子の書いたユメノスケの絵を見てピンときた彩未は、どこかでそのことに気がついていた。
だから涙した・・・ということなのかな、と。

幼い頃に母の死や、自分が長く生きられない未来を見せられた菜実子が一番可哀想。

彩未が予知夢を見たり、意味もわからず無邪気な予言をしたりするのは仕方がないとして。
彩未を実験台とし、彼女の夢を不用意に娘と一緒に見せた教授が、一番罪深いかも。

菜実子が、お父さんのせい、と言うのももっともです。
教授は悪夢ちゃんを通してひたすら贖罪をしていた。

悪夢ちゃんも可哀想。
彼女は彩未を救うために誕生した。
つまり教授の実験の結果が回りまわって生まれたわけで。
「結衣子」としての誕生を祝ってくれる人はいたのでしょうか。
人造モンスターの変形のような気がします。

彩未の夢に導かれて悪夢ちゃんを産んで生を終えた菜実子が、こんどは彩未を導くことに。

そして悪夢ちゃんは彩未と出会うことでモンスターではなく「結衣子」になることができた。

ああ、ややこしい。

よく考えてみると、マッドドクターとその血を受け継いだ娘・・・相当ブラックな話なのかもしれません。

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教授が10年以上も助手を務めていた志岐に、悪夢ちゃん自身や、彼女のデータに触れさせなかったのは、菜実子の相手ではないかと疑っていたからでしょうか。
事情は語られていないのでわかりませんが、はた目には娘を捨てた男ですもの。

そして志岐が悪夢ちゃんに執着したのは、娘だと知っていたから。
アメリカに連れて行くというプランも、本当に悪夢ちゃんのことを思ってのことだったのでしょう。

と、思わせといて。
やっぱり生きていた?!

というところでジ・エンドでした。

親子、そして恋人の再会を喜んで・・・いいのかな?
勘ぐればですが、彼もまたマッドドクターなのだから、ひょっとして何か企んでいるかもしれない・・・最後の最後までスパイスの効いたドラマでした。

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最終回、伏線回収を詰め込みすぎた気もしましたけれども、逆に言えば回収し忘れた伏線が少ないということでして、すっきりしました。

父を刑務所に見舞いに通っていることを全く隠さない杏奈や、ミュージカルのステージで、かつて顔を書かれて泣いていた赤根が楽しそうにメイクをしていたりと、細かいところまで拾っていたと思います。

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「SF学園ファンタジー」にしては学園の部分は少なかったかもしれません。
しかし、切なくもハートウォームなファンタジーとして、この枠のテーストはしっかり守っていたと思いますし、夢をテーマに、彩未が教師として目覚める話をぶれずに紡いだドラマだったと思います。

悪夢、特に中盤までの映像や、夢と現実の狭間にいる奇妙な感覚は好みでした。

キャスティングもぴったりでした。

一筋縄ではいかない琴葉を演じた優香さん、善悪定まらぬミステリアスな雰囲気そのものを纏ったGACKTさん。
悪夢ちゃんを演じた木村真那月さんは、ときどきはっとするほど美しく見える時があって、魅力的でした。
悪い顔や態度そのものがオチだった和田正人さんも(笑)。

そしてなんといっても彩未を演じた北川景子さん。
今までは美人すぎることがかえってハンデになっていたようにも見えたのですが、今作品は、成長するたびに変わる表情が楽しめました。
一生懸命な時もいいですし、意地悪な表情も素敵でした。
今後の作品が楽しみです。

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今クール、毎週心待ちにしていたドラマのひとつでした。
終わってしまって寂しい。
スタッフ、キャストのみなさん、ありがとうございました。

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秋クールドラマ 初回の感想その3 「悪夢ちゃん」「TOKYOエアポート」 02 03 04 05 06 07 08 09 10

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2012年12月18日 (火)

悪夢ちゃん #10「タイ夢」

公式サイト

原案となった恩田睦氏の小説「夢違」は未読です。

生徒達が次々と失踪し、明恵小学校にマスコミが押し寄せてきた。
武戸井彩未(北川景子)は警察署に行き、春山(田中哲司)に、犯人は志岐貴(GACKT)だと訴えるが、春山は取り合おうとしない。(公式サイトより)

粗筋まじえつつ、感想をバラバラと書きます。文中のセリフは概略です。

銃で脅す志岐を「一度は信じたこともあったのに。この子は死んでも私が守る。」と
振り切って悪夢ちゃんを連れて逃げた彩未。

朝、バイクで出勤した琴葉は、保健室で寝ている彩未と悪夢ちゃんを発見します。
目覚めた彩未は、もう少し寝かしてあげて、と。
多くを語らずとも琴葉はわかっている。

先生たちが行方不明になった自分たちのクラスの生徒を心配するシーンと合わせて、緊迫した中にもほっこりしました。

彩未は警察に行って志岐を捕まえ欲しいと訴えますが、全く取り合わない春山。
あれ、怪しい、なんてことを思ったので、悪夢ちゃんのことを言わなかったのにはほっとしました。
なんせ田中哲司さんですから、何かありそう、と思っちゃったのですが。

次に「夢見る羊の家」を訪れるも、シスターマリカに冷たく追い払われてしまいました。
彼女は何か知っているはず。若いシスターに監視されているのでしょうか?

帰り道、誰かにつけられる彩未は琴葉に連絡。
自分は家に帰らずに学校へ帰ると。マスコミが張っているし他の先生たちも泊り込んでいるから安全。
悪夢ちゃんは琴葉が、警備が強化された教授の研究室にサイドカーで連れて帰ります。
琴葉が帰り際に、私はあの学校から離れたくない、と訴える悪夢ちゃん。

あの学校に転校して初めて人と一緒にいたいと思った。
学校も、保健室も大好き。
クラスのみんなも、琴葉先生も彩未先生も失いたくない。
あの学校からどこへも行きたくない。

悪夢ちゃんを抱きしめる琴葉。

学校も保健室もあなたが安心して未来を夢見るためにあるんだから。
ありがとう、悪夢ちゃん、私たちの学校へ来てくれて。

孤独だった悪夢ちゃんを包み込むの、心からの「ありがとう」。
突っ走り気味だった琴葉の、教師としての軸が定まったように感じました。

一方保健室で眠った彩未は夢獣に会います。

消えた子供たちの行方は、夢獣も知らない。
彩未が誰かの無意識にアクセスしないと。

そうすれば、私が伝達することはできる・・・確かにいきなり理屈っぽい。(笑)

ようは、彩未が夢の中で意識して誰かを思えばいいんだそうです。

意識したのは、誘拐された七海。
浮かんできた映像は奈央と同じでした。シスターマリカがまたも登場します。
彩未の意識も入っているのか・・・?

その頃悪夢ちゃんが予知夢を見ていました。

明くる日。
クラスメイトが行方不明になって、一致団結し、彩未に助けを求める子供たち。
赤根君も目立ってました。
「空気なんか読んでないからね!」

子供たちの真直ぐな気持ちを受け止めた彩未先生。
無茶をするな、という校長を振り払って動きます。

廊下で悪夢ちゃんに出会った彩未。
また夢を見たらしい・・・
内容を尋ねる彩未に「あの人のところには行かないで。」とだけ告げる悪夢ちゃん。

その晩、悪夢ちゃんは先週悪夢ちゃんの夢に登場した仮面の男達にさらわれてしまいます。

教授の研究室に駆けつけた彩未と琴葉は、悪夢ちゃんの夢札を見ます。

夜の船上にて。
シンデレラの格好をした彩未が、夢王子こと志岐の裏切りを怒ってカボチャで殴りつける。
海へ落ちていく志岐・・・
夢は、手錠をかけられ大勢の警察官に連れて行かれる彩未の姿で終わっていました。

大好きな彩未が自分のせいで警察に捕まる夢。
だから、彩未に言わなかったのです。

殴りつけるシーンの背景に注目する彩未。
流れ星の位置から、船の時間と場所を特定し、その時、その場所を操行する船を見つけだします。
中々理論的です。

夢の通りにならないように、とついてきた琴葉とともに船に乗り込む彩未。
琴葉に悪夢ちゃんのことを託して、夢札に出てきた通りの時間に甲板に上がります。

そこには同じ夢札を見た志岐が待ち受けていました。

予知夢の通りになれば、君は悪夢ちゃんを救える。
もし、その未来を変えればその保証はなくなる。
さあ、どうする?

一人の人間の未来を救えば未来は変わる。戦争も犯罪もとめることができるが変わる。
人間の無意識を変えることによって、それが可能になる。
悪夢ちゃんの夢にはその可能性が秘められているのだ。
そして、彼女にはそれを正しく導く人間が必要なのだ。

それが自分、つまり志岐というのか。
人身売買組織に身を売った人にそんなことができるわけがない、と激高する彩未。

しかし、志岐は子供たちがどうなったかは知らない、と言います。
シスターマリカが隠しているのを知っているのではないか、と尋ねる彩矢。
その言葉で、やはり彩未も予知夢を見れることを確認した志岐。

そう、自分も悪夢ちゃんだった。
昔はそういう力を持っていたけれども、今は明晰夢の中であの子がみた悪夢を受け継ぐのが精一杯。
長い間、私はその力を忘れていた。
そのおかげで目覚めていても、人の心が見えなくなっていた。

「そうでなければ・・・あなたを好きになんていなかった。」

「嬉しいよ。好きだと言ってくれて。」

かぼちゃならぬオレンジ色のブイをふりあげる彩未。

「さあ、もう時間だ。」

次の瞬間、流れ星が流れ、海へ落ちていく志岐。

あとは悪夢の通りの展開になってしまいました。
琴葉に助けられた悪夢ちゃん。
彩未が警察に捕まったこと、志岐が海に落ちたことを聞いて悲鳴を発し、意識を失ってしまいます。

警察の取調べで厳しく追及される彩未は、信じてもらえないと思いつつも、志岐が自ら死を選んだ、と申し立てます。
自分でも信じられないのかも。
果たして警察が信用してくれるのか?

そこへ助手の山里が彼女の証言を裏付ける人物としてやってきます。

本当は組織の誘いをはねつけていた志岐。
誘いに乗らねば彩未にも消えてもらう、と脅かされた彼は、彩未たちを守るために仲間になったふりをした。
組織はさらに学校の子供たちを誘拐して、悪夢ちゃんを連れてくるよう、圧力をかけてくる。
緊迫した状況の中で、夢札を見た志岐は、夢の通り自分が警察の目の前で死ねば、組織も悪夢ちゃんを諦めるだろう、と。

あらかじめ警察を呼んでいたんですね。
だからあの時、タイミング良くわらわらと現れたんだ。

自分が行くことを確信していたのか、と尋ねる彩矢。

先輩は確信していました、と山里は志岐の言葉を伝えます。

「武戸井彩未とはそういう人間だ。」
本来は生徒のためなら命も投げ出すような先生だということを。
「その本性に一番に気づいたのが、恐らく この僕だ。
それだけが僕の自慢かな。」

先輩が彩矢のことを本当に好きだったこと。
だから、貴方に恨まれるなんて、大したことではない、と。

それよりなにより、貴方と悪夢ちゃんを引き離してはいけない。
あの二人は夢研究の宝だ。
研究者としても全力で、あの二人を守り抜かなければならない。

「それが、自分の使命だ。」

明けて朝早くに誘拐さいれた子供たちが戻ってきました。
教室で夜を明かした先生たち。
戻ってきた自分のクラスの子供たちを抱きしめます。
七海だけは一人。寂しそう・・・
彩未は警察にいたため遅れでやってきました。
ぱっと笑顔になる七海をかたく抱きしめる彩未。

彩未が志岐を殺したと思い込んだ悪夢ちゃんは、ショックで意識不明になってしまい、かなり危ない状態に陥ってしまいました。
先にそのことを伝えれば良かった、と悔やむ琴葉。

・・・その通りなんですけれどもね。でもそれだと話は動かない(^^;;
このドラマでは、こういうわざとらしさも許せます。←上から目線でごめんなさいm(_ _)m

そこに至る伏線がしっかりしていました。
思い返すとですが、家に押しかけてきた生徒たちと彩未をじっと見つめていました志岐。生徒じゃなくて彩未を見ていた・・・ロリコンじゃなかったのね。(泣笑)
その他、なんだかんだ言いながらも、きっちり生徒たちを助ける彩未を冷笑ではなく、愛を持って見守っていたんだなあ・・・

で、クライマックスは。

家に戻った彩未。
暗い部屋の中で、ベットの上に残された志岐の銃を持ち、鏡に向かって撃ちます。

水鉄砲でした。

馬車がカボチャになって夢から醒めたか?シンデレラ。
君はそこで現実に気づけばいい。
さようなら。

悪夢の中の志岐の言葉です。

初めて泣き崩れる彩未。

北川さんの、今まで押さえていた感情の爆発に、思わず涙しました。
.

今回も盛りだくさんな内容で、とても全て書ききれませんでした。
その全てに意味があるから、大変。

言わずもがなのことですが、志岐はわざと残していったんですねぇ。
そうでもしないと彩未が山里に託したメッセージを信じないと思ったから。

自分が信じた人は信じるに足る人だった。
志岐が仕向けたこととははいえ、最後まで彼を信じられなかった彩未。
だからみんなを助けることができた、とも言えます。
心の壁をまたひとつ崩した・・・崩された今、大切な人を失ってしまった苦しみに号泣する彩未。
心を閉ざしたままであれば、そんな苦しみも知らずにおれたのに。

先に人に心を開いた悪夢ちゃんは、大好きな彩未が自分の悪夢の通りになってしまった苦しみに耐え切れずに、夢の中に行ってしまいました。

予想の斜め上行く志岐の本音と、彩未の哀しみにすっかりやられてしまいました。

生徒たちの無事を願う先生たちの描き方もこのドラマのテーストで統一されていて、お見事。
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苦しみを取り戻した彩未は悪夢ちゃんをどうやって救うのでしょうか。
国際人身売買組織、そしてシスターマリカが抱える謎・・・恐らく彩未の謎がどう結びつくのか。

次回、最終回。楽しみであり、寂しくもあります。

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2012年12月13日 (木)

悪夢ちゃん #09「皆夢」

公式サイト

原案となった恩田睦氏の小説「夢違」は未読です。

武戸井彩未(北川景子)が担任するクラスで図工の時間に「自分の一番遠い記憶」という課題で全員が絵を描いた。近藤七海(大友花恋)と月本奈央(土岐瑞葵)は貼りだされた1枚の絵を見て恐怖を覚えた。それは古藤結衣子(木村真那月)の描いた“天使の羽がついた白いブランコ”の絵だった。(公式サイトより)

エピ順不同で簡単にバラバラと感想のみ書きます。

夢はひとつだけ。
気色悪くて素敵でした(^^;;

お腹あるいは体内を裂いて何かが出てくる悪夢って、深層心理的に不滅なんでしょうね。

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気色悪いと言えば、奈央のひきこもりの兄ちゃん。
でも、奈央がまず助けを求めたのは兄ちゃんでした。
父母が仕事で手が離せないこともあったでしょうが、やっぱり兄妹。
兄は必死で妹を助けようと、ネットを駆使します。
彼の呼びかけに応えたのは、コスプレ集団でした。
セーラームーン・・・やプリキュアみたいなのも混じっていたから、「戦隊」というのは違うかもしれません。
彩未の突っ込みは「アベンジャーズかっ」(笑)。

彼らが奈央を救助するのを見て、これも現代日本の悪夢、という彩未の呟きが印象に残りました。
妹が助かって満足そうな兄ちゃん。
コーラのラッパ飲みは体に悪いですよ。0カロリーじゃなさそうだったし。
彼の生活パターンは当分続きそう。

彼のことはこれ以上描かれないでしょうけれども。
現代日本の悪夢かぁ・・・

さて、前回でふっきれた彩未。
今は自分の気持ちをごまかすこともなく、自分の生徒を守るために先頭に立って行動します。
麦山からすらも(笑)生徒を守ろうとする仕草が格好良かったです。

そうそう、生徒に身の危険が迫っているという彩未の予想の根拠が、予知夢、と聞いても全く疑わない貝原。
そうですね、自分も見せられましたもんね。なるほど。

悪夢ちゃんは、彩未の身の上を聞いて今まで以上になつきます。
でもまだ彩未も予知夢が見れることは知りません。

最終回に向けての伏線として、国際誘拐団が登場しました。
白いブランコの記憶に導かれて、彩未は自分が育った養護施設を訪ねます。

彩未の能力を最初に見抜き、教授を呼んだのはシスターマリカでした。
彼女は虐待を受けていた児童を救っていた?どんな方法で?
もしそれが違法なものだったとしたら、きっかけは自分の能力だったのか・・・

若いシスターが誘拐団と関わっているのは間違いなさそうですが、シスターマリカは関係しているのかどうか。

自分の研究の材料としての悪夢ちゃんに固執する志岐は、国際誘拐団の誘惑にのるのかどうか・・・のったみたいですね(^^;;
でも、のったと見せかけてまだ何か企んでいるのかも?

心理学とスピードで母親の呪縛から逃れたという、変な人、琴葉さん。
飛び道具的存在というか、いいアクセントになっているというか。
ナンセンスなキャラなんですね。
こういうちょっと捻ったキャラが生き生きしているドラマが好きなので、楽しめました。
本当はまっとうな正義感溢れる熱血教師の彩未といいコンビです。

あと、彩未のトラウマを解き放った代わりに、人体実験(という言い方があっているかどうかわかりませんが)をしていた、という弱みを彩未に握られてしまった教授のおどおどっぷりが可笑しかったです。

ドラマ冒頭付近、ソファーで悪夢ちゃんをポイっと横に置いて飛び跳ねるコヒさんの動きが切れていて、さすがだな、と感じました。
ぴょんと飛び跳ねる悪夢ちゃんも可愛かったです。

それをフフフと笑って見ている北川さんの微笑みがまた、素敵でした。
意地悪なんだけれども悪意は感じられない微笑。
改めて北川さん、この役がはまっているな、と。

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志岐の甘言にのらなかったでほっとしたのもつかの間。
必死に悪夢ちゃんを守ろうとする彩未、どうなる?・・・ということで次回からは最終章。

なぜ志岐が夢王子となって彩未の夢に登場したのか、夢獣の正体は?
彩未と悪夢ちゃんにもまだ謎があるのでしょうか。

彩未、教授、琴葉、悪夢ちゃんたちがどんなコンビネーションを見せてくれるかも楽しみです。

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2012年12月 4日 (火)

悪夢ちゃん #08「マイ夢」

公式サイト

原案となった恩田睦氏の小説「夢違」は未読です。

時間の都合で、印象に残ったシーンを中心にばらばらと感想を書きます。

武戸井彩未(北川景子)のクラスの生徒、樋口杏奈(春名風花)は父親の暴力に悩んでいた。杏奈の父親は眠っている間、勝手に体が動き、奇妙な動きを繰り返す。そして杏奈に暴力を振るうという。父親は暴れている時の記憶は無いらしい。(公式サイトより)

顔に痣を作った杏奈をほっとけない琴葉。
この人、時々暴走するけれども、自分がトラウマを抱えている分、人の痛みには敏感なんですね。

杏奈母娘を連れて志岐の研究所を訪れます。
話を聞いた志岐は、父親の行動をレム睡眠行動障害とし、父親の夢を見たら直るかもしれない、と巧に勧誘。
その気になる母親、しかし杏奈は人の夢を見るなんて、と頑なに拒否します。
またもや悪夢ちゃんの能力は否定されてしまいます・・・

5年2組の教室では、ネットに流出した“予知夢を見ている人間”の写真が話題になっていた。そこにはモザイクで顔を隠された結衣子が写っていた。(公式サイトより)

悪夢ちゃんは欠席。
でも、似てるとざわつく2組。

辞表を出した彩未は、そのことを生徒に納得させてから辞めなさい、と校長に言われ、猶予をもらいます。
子供たちを納得させる辞める理由が思いつかない彩未は、自分こそが予知夢を見ることができる人間です、と宣言します。

一方、悪夢ちゃんを取り戻しに志岐に会いにいった教授は、孫を悪夢から守るために幼い頃から夢札を引いていたこと自体、科学者としての欲があったはずだと志岐に指摘されてしまいます。
夢札を度々引いたために悪夢ちゃんの予知能力はますます高まっていった。
でも、孫を守るためには引かざるおえない。そこに科学者としての野望が少しもなかったと言えるのか?

否定できない教授。
帰宅してBAKUを破壊します。

そこへ欠席した悪夢ちゃんの様子を見に、彩未が訪れます。

教師を辞めるという彩未に、その理由を質し、悪夢のことを聞き出した教授は、ついに夢の正体を明かします。

彩未を苦しめていた悪夢は、やはり現実ではありませんでした。

教授によって明かされた彩未の過去。
夢に出てくる少女は教授の娘。
彩未が殺したと思っていた女性は、教授の妻でした。

幼い彩未に予知夢を観る能力があることを知った教授は、彩未の夢札をひきます。
その夢札は、彩未が見ていた夢、そのままの内容で、その夢札を見てしまった彩未と教授の娘は、本当に彩未が母を殺したと思い込んでしまったのです。

実際は、線路に落ちた見知らぬ少女を助けようとして亡くなったとのこと。
妻は、その少女に彩未を見ていたのかもしれない・・・

しかし、ショックのあまり記憶をなくしてしまう彩未。
彩未を愛想笑いしかできない子供にしてしまったのは私のせいだ、と教授は悔やんでいたのです。
娘も亡くなった今、今度はたった一人の孫娘が悪夢・・・予知夢に苦しめられている。

あの子を助けられるのは君しかいない、そして、君を助けられるのはあの子しかいない、と彩未を説得します。

消し去った記憶を取り戻さない限り、君は一生自分を受け入れることができない。
ひとを信じることも、心から笑うことも。
君にいつか言いたかった、大丈夫、これは夢だ、と。

自分も悪夢ちゃんだったなんて、と呟く彩未。

教授はやはり彩未の過去を知ってて近づいたんですね。
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さて、部屋を出て行こうとした杏奈は、悪夢ちゃんとばったり会います。

杏奈と目を合わせてしまった悪夢ちゃんは、杏奈の悪夢を見てしまいます。
彩未の見てきた悪夢と重なる幕切れ。
杏奈は父の後ろ暗い部分に気がついていました。
だから父の夢を見せることを拒んだのですね。

研究所で会ったことは誰にも言わない、と悪夢ちゃんに言う杏奈。
そんなことはどうでもいい。
自分は自己チュウでいたい。
世界のトップになる人はみんな自己チュウなんだから。

そんな二人の会話を聞いていた彩未。

ついに封印を解いて、杏奈の父親の深層心理の中に入ってきます。
やはりラストは、プラットホームに立つ父を押そうとする杏奈・・・しかし、彩未は時刻をチェックしました。

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今回、悪夢ちゃんが見た悪夢は彩未の夢とシンクロしていました。
ですので夢の映像そのものにはインパクトはあまりありませんでしたが、悪夢にうなされてとる杏奈の父親の行動が妙に恐かったです。

そして、その恐いはずの行動が、杏奈によって希望に変わる。

ラスト、悪夢ちゃんを見て、辛いばかりではなかった記憶を取り戻していく北川さんの表情が、今までになく柔らかだったのが印象に残りました。
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マイ夢のマイ、とは、まさしく自分の、ということ。
杏奈の、どんあことがあっても私は私、という強い気持ちは、悪夢ちゃんに響いたようです。

強く生きようとしている杏奈の姿や、明かされた彩未の過去など、お話は面白かったのですが、解せなかったのはいつのまにか悪夢ちゃんが家に帰っていたこと。

彩未の方は、自分の悪夢が現実ではなかったからもう悪夢ちゃんを避ける必要はなくなったわけですが、自分といると彩未に迷惑がかかるから、という悪夢ちゃんの思い込みはどうなったのでしょうか。

彩未が悪夢ちゃんを説得するシーンがなかったので、杏奈を救うという緊急事態のためとは言え、なんだかなし崩し的にタッグを組んだように見えました。

彩未と悪夢ちゃんの和解などというベタベタしたシーンがないのは、このドラマらしくはありましたけれども。

また、あれだけ悪夢ちゃんに固執していた志岐があっさり手放したのは、彩未も予知能力者だと気がついたからなんでしょうか。
だとしても、今の時点では彼の気持ちは誰にもわからない。

彩未は、あっさり手放した志岐を訝しくは思わなかったのかな?と。

悪夢ちゃんの気持ちの変化、志岐の目論んでいることなど、今後明かされるのを待ちます。

悪夢ちゃんをアメリカに誘っている時の志岐。やっぱりあぶない人に見える(^^;;

封印を解いた彩未がどうのようにして悪夢ちゃんを救うのか。
次回も楽しみです。

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秋クールドラマ 初回の感想その3 「悪夢ちゃん」「TOKYOエアポート」 02 03 04 05 06 07

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2012年11月26日 (月)

悪夢ちゃん #07「ブー夢」

公式サイト

原案となった恩田睦氏の小説「夢違」は未読です。

短縮バージョン感想で。いつもよりは、ですが。(汗)

前回の事件で予知夢の正当性を立証した志岐。
予知夢を見ることができる人間の存在も明かしました。

マスコミは大騒ぎ。
学校でも話題になります。
予知夢が見れるって気持ち悪い・・・
クラスメイトたちの言葉に竦む悪夢ちゃん。

志岐は、悪夢ちゃんの存在を明かされたくないならば、彼女を自分の研究室に連れて来い、と彩未にせまります。
悪夢ちゃんに自分の過去を見られたくないので、近づきたくない彩未。
でも、悪夢ちゃんのことは心配。
琴葉が志岐の手先になっていることを突き止めます。

彩未に問い詰められてあっさり白状する琴葉。
でも、このケロっとした態度が怪しいというか。糠に釘っぽい感じがして不気味でした。

そうこうしている内に志岐に拉致される悪夢ちゃん。
志岐は完全に暴走してますなぁ。

彩未に避けられていることを察知していた悪夢ちゃんは、彩未にも、誰にも迷惑をかけたくない、と志岐の元に留まることを選び、言われるまま予知夢を見ます。(このエピは割愛します。)

自分の予知夢が犯罪解決に役立ったことは少し嬉しそうでした。自分でも役に立つことができる。
駆けつけた彩未の説得にも応じません。
自分のことは自分で解決しなさい、と彩未にいつも言われていることを実践しているだけ。

しかし。

貝原が最近繰り返して見る、吸血鬼に襲われる夢の意味が知りたい、彩未を付き添いにして訪れます。

悪夢ちゃんに見てもらった夢を分析して、吸血鬼の正体が元の教え子であることを知り、彼が今入院していることを突き止めます。
見舞った後、あの夢は予知夢だから、彼は助からない、ということ。でも、自分に何ができるの、どうしろというの、と彩未に聞く貝原。

彩未は、抵抗せず吸血鬼となった元教え子に身、そして命をゆだねているのは、教え子の中で自分が永遠の存在となりたい、という願望だと思う、と分析します。
そのことを聞いて怒りだす貝原。

「あなたって残酷ね。」
教え子の中で永遠となろうとする、それは教師の強欲。

そして、志岐の研究所に戻って、
「見なければよかった」と。

わたしはあの子に未来を提示することはできない。
そんな夢なら見ない方がましだった。
誰が見たかは知りませんが、残酷な人です。
人には知らない方が生きていけることがたくさんある。
それをあんな悪夢を見せるなんて。
意味がわかりません。

おっとっと。

見たのは貝原自身だし、夢の意味を知りたがったのも貝原。
この人は、予知夢を占いかなんかと思っていたのかな?
知らせたくないシーンは都合よく適当に誤魔化してくれることを願っていた?

悪夢ちゃんの予知夢を見たことがない人だから、仕方がないのかもしれませんが。

見た直後は、貝原の理不尽さばかりに気持ちがいきましたが、時間が経って、また違う感想が浮かびました。

予知夢というのが、通常の人間には耐えられない、受け入れ難いものであることを描きたかったお話なのかな、と。

人間、誰しも人に知られたくないことがある。
悪夢ちゃんに予知夢を見てもらうこと、すなわち、自分の全てをさらけ出すこと。
さらけ出された自分と対峙する勇気がない人には、見る資格はない、ということなのでしょう。
「強欲」発言も、自分の中に潜む気持ちと向き合うのが恐いから。

自分の知らない過去、嫌な部分と真っ向立ち向かえる人は、少ないだろうと思います。

だったら見てもらわなければいいわけですが、物見高い大衆はきっと面白半分押しかけるでしょう。

しかし予知夢の恐ろしさを知れば、皆、悪夢を見た自分自身ではなく、公にしてしまった人間を憎むようになる・・・貝原のように。

マジックミラー超しに、目の前で貝原の怒りを見た悪夢ちゃんの絶望はいかに。
その上喜んでもらえると思っていたから、ショックは大きそうです。

「私が教師を続けてきたのは、私の強欲でした。」
彩未は辞表を提出しました。

悪夢ちゃんの予知夢の恐ろしさを知っているが故に、避けてきた彩未。
これからどう動くのでしょうか。

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悪夢ちゃんが彩未の元を離れる今回は、ラストへ向けてのターニングポイントなのでしょう。

貝原の話は、少し舌足らずというか、急ぎすぎたような気がしました。
「残酷」「強欲」「人殺し」といった言葉が唐突だったし、貝原の身勝手さが前に出てしまって、実際に自分の予知夢を見た人がどのように思うか、という前提が飛んでしまってように思います。

夢も、大人が見た夢ためか、飛躍が足らなかったかなぁ、と。

次回からの展開に期待します。

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秋クールドラマ 初回の感想その3 「悪夢ちゃん」「TOKYOエアポート」 02 03 04 05 06

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2012年11月20日 (火)

悪夢ちゃん #06「チャイ夢」

公式サイト

原案となった恩田睦氏の小説「夢違」は未読です。

白鳥と黒鳥、分裂する自我。そして母親の束縛。

セリフにもでてきた映画「ブラックスワン」を強く意識したお話だったかも。

時間の都合上、琴葉を中心に感想を書きます。

朝礼中に倒れた莉音をおぶった琴葉。
あまりの軽さに驚き、無理なダイエットをしているんじゃないの、と、莉音に問いただしますが、このことはお母さんには絶対に言わないで、と母に心配をかけることのみ気にする莉音。
その言動が気になる琴葉は、保健室に寝かした莉音の夢札を取り、志岐の元に行きます。

夢の内容は、舞台をしくじった莉音を責める母親の姿でした。

普通の人の夢札は、薄ぼんやりとしているんですね。
琴葉はどうやら莉音を救うために夢札を利用しようとしている?
琴葉は莉音に自分を重ねていました。

実は琴葉自身も母親のプレッシャーに耐えていた過去があった。
母にとって自慢の娘でなければならなかったこと。
自慢の娘であろうとすればするほど、皆に褒められれば褒められるほど、あなたが褒められるのは自分の努力の賜物なのに、誰もわかってくれない、という苛立ちぶつけられた過去。
「自分にとって母を悲しませるのはなによりも罪なんです。」

うわ、しんどそう。
母親との関係がどうなったかはわかりませんが、今でも母の思いは琴葉を束縛しているようです。

人は誰もが歪んでいる。
歪まずに真直ぐ生きてきた人なんて見たことがない。
保健室にくる子たちはみんな、そう。
私もそうだったから。
保健室の先生になったのは、母親といる時より安心できたから。

正論ですし、琴葉の読みは的中しました。
もし、琴葉が莉音の異変に気づかなければ大変なことになっていました。

それでも不安を感じさせるのは、自分の正義を通すためには悪夢ちゃんを騙し、薬を飲ませることも躊躇しないこと。
彼女が獏に目を輝かせたのは、利益追求のためではなく、自分の正義を貫く道具として有益とみたから。

手段を選ばない琴葉こそ、ちょっといっちゃってる目つきといい、サイコパスと紙一重なのかもしれません。
彩未が笑うのをやめるのと反比例して、薄笑いが多くなってきているかも。

タイトル前の、彩未と悪夢ちゃんが去った後、保健室の窓をがっと開けるシーンは、わかっていても恐かったです。

笑いと言えば、今回、莉音も母を心配させまいと笑いを絶やしませんでした。
不安が的中して舞台をしくじる莉音、取り乱す母親。
これは娘としてつらいです。
ぎりぎりまで追い込まれた莉音は、黒鳥の化粧を施して未来を罠にかけます。

この雨の河岸のシーンは印象的でした。
雨で流れ落ちる黒鳥の化粧。
オフェーリアのごとくボートに乗って流されていく未来。

そこへ河童。
いや、犯人の残忍さはさておき、西洋文化の粋の中に河童が現れるのが、いかにも夢らかったです。

黒鳥のお化粧が流れ落ちたためか、未来の悲鳴を聞いて振り返った莉音は、我に帰り、学校に助けを求めてくれました。

犯人逮捕の決め手となったのは、河童の写真。
それは琴葉の協力で、悪夢ちゃんの夢札を手に入れた志岐が、彼女の夢を写真にしたものです。

一連の騒動を、自分の実験を認めてもらうチャンスとしてしか見ていなかった志岐。
刑事さんが田中哲司さん、ということは今後も絡んでくるのでしょう。

今回、活躍するシーンはなくとも、彩未の過去がかなりはっきり見えてきました。

琴葉の母への強い思念に即されての、母に捨てられた過去の記憶。
悪夢ちゃんと出会ってから、彩未の過去を封印する力に綻びが生じてきたのでしょう。

未来を迎えにきた両親、彼らの仲睦まじい姿を見て、幼い頃の思い出が噴出します。
優しい母のいる友人への複雑な思い。
どことなく夢獣に似ている、友人の飼い犬。

そして何度もフラッシュバックしていた、誰かをプラットホームから突き落とすシーン。相手は友人の母親だった・・・

これが現実のことなのか、どうなのか。
彩未は現実のことと思っている。
「私は、人殺しだ!」

そこへ教授がやって、彩未を心配しつつ、志岐の記者会見の様子を見せます。

ついに科学者としての野望が暴走し始めた志岐。
琴葉も自分の中の"何か"を暴走させていきそうです。
そして悪夢ちゃんは彩未に救いを求めている。悪夢からの救いなのか、それとも?
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夢のシーンは比較的少なめでしたが、少女たちのバレエシーンも夢のようだったし、お話そのものが夢のような映像になっていました。

今回、改めて、悪夢的な世界をうまく描いている作品だな、と感じました。
子供には刺激が強すぎるかもしれませんけれども。(汗)

ストーリーも徐々に繋がっていっています。
莉音の鬱屈が、果たして母親に伝わったのかどうかは描かれていませんでしたが、予定調和的なオチは求めていなかったので、気にはなりませんでした。

自分の中では。
今回の件で、鬱屈を吐き出した莉音は一旦は落ち着くと思います。
チャイムを鳴らしたのが未来たちの仕業ではなかったことがわかったので、母の気持ちもこの件に関しては、落ち着くだろうと。

しかし、この母と娘の関係はそう、簡単にはほぐれないように思えました。
娘の気持ちを聞いて、今は納得しても、二人で一緒に生きていくからには、いつか再び器の水が溢れる時がくるような気がします。

などなど。見終わってから色々考えてしまいました。

次回が楽しみです。

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秋クールドラマ 初回の感想その3 「悪夢ちゃん」「TOKYOエアポート」 02 03 04 05

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2012年11月12日 (月)

悪夢ちゃん #05「ホー夢」

公式サイト

原案となった恩田睦氏の小説「夢違」は未読です。

今週も面白かったです。

穴は恐いよ、穴は(汗)

ゾンビは、すれっからしの大人からみると笑える範囲だけれも、子供だったら恐いかもな~。
と、甘く見ていたら、こんな大きな穴を掘るってよっぽど隠したいものだったんだろう、もしかして死体だったりして、なんて言う弟の想像でこっちも恐くなってきました。
売店のおばさんの「幽霊がでるかも」という脅かしが効いていました。

こういうフリ方が丁寧です。
サッカーボールを追って落ちる、なんていうベタな展開にも、ちゃんと理由が隠されているのがいいです。

そして、悪夢ちゃんの夢再び・・・穴に落ちた兄弟が、たくさんの足音が近づくのを聞いて、助けだと思ったら、またゾンビたちだった・・・というのにも、定番だけど、少しびびらされました。(汗)

さらに、その穴に詐欺師同士が仲間割れの末、3人の死体が埋められていたことが判明するに及んで、うあ、恐い、と。
戻ってくるのがゾンビではなく詐欺師たちだったら・・・と思うと恐さ三倍増し。
恐いのはゾンビより人間です~。

故に、当人たちはそんな事情は知らないけれども(知らなくて良かったです)、そんないわくつきの穴の中で夜を迎える心細さがリアルに感じられ、励ましあう兄と弟に思わず涙。

サッカーバカの兄、翔と、目の悪い弟、隆。
隆の目を治すには大金がかかる、と頭を抱える両親。

兄弟が穴のある森に行ったのは、以前、隆がそこで缶に入った大金を見つけたから。
その時は持って帰れなかったので隠してきたのだそうで、それを掘り返しに行くために。

なぜ、隆一人だけがその森に行ったかと、その地に別荘を持つ人の車のトランクにもぐりこんでしまったから。
どうしてそんな危険なことをしたのか・・・

今回の悪夢の持ち主は、この1年前の出来事の真相を誰にも言えぬまま、ずっと悔やんでいる翔でした。

真相とは。
サッカーの練習に着いてくる弟をまくために、ほんのいたずら心で車のトランクに入れたしまったこと。
幼い兄弟をまくのに、多少の意地悪をするのはよくあることなのですが。

車がなくなっていたのを見た時の、翔の青ざめた表情が印象的でした。

でも、隆は、翔の仕業だとは言わなかった。
ゆえに、翔は叱られもせず、あやまることもできない。
解消することができない罪悪感とともに、どうして弟は本当のことを言わなかったんだろう・・・弟が自分のことをどう思っているのかわからなくなって、心の奥底で恐れるようになった翔。
それが悪夢の正体でした。

ちゃんとあやまるって大事なんだ、という単純だけれども大事なテーマがすごくうまく練りこまれていました。

隆が本当のことを言わなかったのは、本当のことを話すと兄は多分サッカーをやめさせられだろうと思ったから。
それをなんとしても止めたかった。何故なら、兄からサッカーを習いたかったから。

弟がサッカーをしたい、教わりたい一心で黙っていたことを知った兄。

この兄弟の撮り方が良かったです。
特に、森の中の微妙な光の加減が、夢の延長のようでした。
ちょっと「スタンド・バイ・ミー」っぽい感じ。
お兄ちゃんは本当にサッカー、上手でした。

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と、兄弟のことばかり書いてしまいましたが、彩未の身辺も動き出しました。

まず、前回で自分がブログを書いていたことを知った彩未。

志岐から、忘れたい過去があるのではないか、と指摘されいっそう動揺します。
そしてかすかな記憶の断片が頭をよぎる・・・が再び封じ込める。
そのことを思い出さないために、夢をコントロールするようになったのではないか、というのが志岐の推測です。

志岐もまた動きました。

理由は述べずに、これ以上夢の研究をするのは危険だ、彩未もそっとしておくべき、とだけ言う教授とついに袂を分かち、暴走を始めます。
仲間に引き入れたのは、琴葉。
志岐の開発した「BAKU」のコンパクトバージョン、夢枕(名称はうろ覚えです;;)を渡し、悪夢ちゃんの夢札をとるよう、指示します。

琴葉さん、悪い顔になってます。(汗)

悪夢ちゃんの夢札を見て、必死に兄弟を探しまわる彩未は、ついに自ら保健室で仮眠をとり、夢獣に導かれて悪夢を見た本人の夢の中に入っていきます。
今度ばかりは夢王子の出番なし。(笑)

彩未を追って保健室を訪れた悪夢ちゃんに、薬を飲ませようとする琴葉・・・

さて、彩未は見事、悪夢の中で兄弟を探し当て、翔に何を隠しているのかを尋ねますが、先生だって隠し事している、と拒絶されてしまうも、その時目にした光景と1年前の出来事をヒントに、穴の場所を特定することに成功しました。

無事救出された兄弟。
ここも、悪夢の場面の繰り返し。でも、時間的にもラスト近いから大丈夫よね、と思いつつもちょっとどきどき。

悪夢ちゃんは保健室で仮眠をとったときに、兄弟がまた二人してあの森に出かけた夢を見たことを彩未に知らせます。
その夢の中で、隆が眼鏡をかけていないことを知った彩未は、手術が成功したことを確認しました。
彩未ってば、腹黒いどころか、やっぱり熱血。

で、目出度し目出度し、と思いきや。

兄弟がお金を掘り出すシーンが、志岐の助手、山里が掘り出すシーンに変わってしまいました。
夢が本当であることに興奮する山里。
まんまと悪夢ちゃんの夢札をひいていた琴葉、悪夢ちゃんの夢札を見て「すごい」と・・・
何がすごいのか、何を思いついたのか。
目が離せません。

最初は、ネコババ!(怒)と思ったのですが、あのお金は恐らく詐欺師事件絡みで、血にまみれているんでしょうね。
兄弟たちの手に入らなくって正解だったかもしれません。
見つからなかった時は最初はがっかりするかもしれないけれども。この兄弟に血まみれのお金は似合わない。

・・・それに、落し物だから、届けなくっちゃね!

山里がどうするかは描かれてませんでした。

お金の件については、このドラマらしい結末でした。

一方で彩未の話も進んでいます。
完成度の高い脚本と、美しくて恐い映像。
がっつり楽しめました。

次回も楽しみです。

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秋クールドラマ 初回の感想その3 「悪夢ちゃん」「TOKYOエアポート」 02 03 04

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2012年11月 6日 (火)

悪夢ちゃん #04「邪夢」

公式サイト

原案となった恩田睦氏の小説「夢違」は未読です。

自分を偽らなくなって笑うのをやめた彩未にとまどう、子供たちや教師たち。

彩未は自由とは何かを生徒たちに問います。
生徒が学校にこないのは我がままです、と言い切った綾乃は論破されてしまいました。

※記憶のみで書きました。したがって文中のセリフは全て概略です。

今回の悪夢ちゃんの夢に登場したのはクラスメイトでボス的存在の綾乃。
私の嘘を全部食べて、と口からイチゴを吐き出します。
びびって食べれない悪夢ちゃん。
すると、綾乃は再び口から血のようなものをしたたらせます。それはイチゴジャム。
食べれないのなら、このジャムをかけてあげる。私の嘘でできたジャム、とせまってくる綾乃。間一髪で夢王子が登場し、悪夢ちゃんを助ける・・・

目が覚めて。
今までの人が食われたりする夢に比べると、微妙な夢、と悪夢ちゃんと教授・・・いやいや、子供が見たら充分にトラウマになる映像ですって(^^;;
それがこのドラマの魅力なのですけれども。

後、給食の夢。
カレー・・・じゃなくてビーフシチューだったんですね。
でも、見た目はカレーだったのでちょっとどきどきしました。

どちらにしても綾乃の長い舌は、インパクトがありました。

お話は、夢の通り、綾乃の嘘をめぐるトラブルでした。
彩未のトラブルをほくそえみながら見物するする琴葉が、素敵に腹黒い。(笑)
でも、生徒に対してはまともな人なんですよね。

彩未と志岐の仲を裂こうと、彩未ではなく、志岐に矛先を向ける綾乃。
志岐がそんなことをするわけがないことを確信する彩未は、はっきりしているのは綾乃が私のことを嫌いなこと、と断じます。
自分は嫌われている、という思い込み。
綾乃の本当の気持ちは他にあったのに、悪夢ちゃんの予知夢を見るまでは気がつかなかった。
綾乃は彩未のことは好いてはいなかったかもしれませんが、羨ましい、とは思っていたように感じました。
私は冷静な観察眼を持っている、と彩未本人は思っていますが、何だかのトラウマに囚われていて、歪んでしまっているのでは。
そしてそのことは、教授は知っている・・・

今回は身に降りかかった火の粉でもあるので、志岐も活躍・・・でもちょっとキモチ悪い。召使なら、欲しいです。(苦笑)

スキャンダルのこともあって、彩未は生徒たち方授業をボイコットされます。
先生のことがわからない、だから怖いので、授業をボイコットします。これも自由ですか。
自由だと、許す彩未。
残ったのは、今までに関わった、彩未の熱い姿を知っている生徒たち、4人・・・美羽、冬馬、祐輔、そして悪夢ちゃん。

美羽は、皆がに同調することなく、
ぼくたちはチームだから。
この言葉には何度も泣かされます。(涙)
祐輔も、存在がなくなるよりはまし、と。

嘘がばれて、ボス的存在から一転、苛められっ子になってしまった綾乃。
今までは変わり者、という理由では他の子を苛めることはない子供たちでしたが、嘘をつくのはNGなのね。

授業中、彼女の元に嫌がらせのメモが次々と集まってきます。
それらをぱっと握りつぶし、代わりに一枚の便箋を綾乃に渡す彩未。
それは、綾乃の母が綾乃に宛てた手紙でした。

宮沢賢治の「雪渡り」。
きびだんこを食べたのは食べたかったからではなく、空気を読んだから。
でも、危険を覚悟で食べるのは自由。
空気を読むのも、人に囲まれて生きているのだから大事なこと。(概略)

彩未先生、理屈こねすぎ・・・でも、子供ってこういう普通の授業以外の言葉をしっかり聞いていたりするんですね。だから、怖い、とも言えますが。

ビーフカレーを食べる時、悪夢ちゃんが彩未を見ると、わずかですが、今回、一番人間らしい表情をしました。

鏡の前で自らの唇を噛み、血をたらす不気味な綾乃が、母の手紙で涙するまで。
そして、つんけんした母が、娘に愛情を込めた手紙を書くまで。
途中経過がなく、飛ばし気味だったように感じました。

カミングアウトしてから、ほとんど無表情だった彩未。
父兄から責められている時は、彫像のように、実に美しかったです。
でも、それが物足らなかったかも。
次へ進む過程であることはわかってはいるのですが。
彼女の表情が硬い分、話も少し硬く感じました。
啖呵をきる姿も見たかったかな・・・

ブログを書いていたのは、予想通り。
でも、志岐をお泊りさせるとは、予想外。(愕;;)
これから彩未が自分と本格的に向かい合っていくことになるのでしょう。
でも、志岐をそんなに近づけて、大丈夫なのかなぁ。

どんな風になるのかは全く予想がつきません。
次回も楽しみです。

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秋クールドラマ 初回の感想その3 「悪夢ちゃん」「TOKYOエアポート」 02 03

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2012年10月29日 (月)

悪夢ちゃん #03「ドリー夢」

公式サイト

原案となった恩田睦氏の小説「夢違」は未読です。

ああ、面白かった。

まるでオモチャ箱をぶちまけたような夢のシーンが一杯でした。
どれもいかにも夢って感じがたまらなくキレイで怖くて、楽しかったです。
しかも、その夢そのものがテーマになっているのがすごい。

今までのように、故実を引っ張り出す夢判断がなかったのも良かったです。

粗筋は公式ページを見てもらうとして。
映像美が満ち溢れているので、とても文章にはできないと思いつつ、思い出せる限り、印象的なシーンをあげていきます。

まず、最初の、少女が握った鉄棒がグーンと伸び上がるシーン。
本で読む、見越し入道のようでした。
一転して墜落、鉄棒に頭をぶつけてしまう女の子。鉄棒は元の大きさになっています。
保健室に担ぎ込まれた少女。琴葉は軽い捻挫と判断しますが実は頭を打っていて、それが元で亡くなってしまった・・・ようです。
琴葉の元に押しかけてくる少女の母親の白目は真っ赤。
娘の代わりにあなたが娘になれ、と琴葉に詰め寄ります。
すると、琴葉のおなかが大きく膨らだし、ついにはエイリアンのようにおなかを割いて亡くなった少女が出てくる・・・

と、ここで悪夢ちゃんの夢が醒めます。ああ、怖い。

早速悪夢ちゃんは彩未に告げますが、その少女は隣のクラスの子だから私には関係ない、自分でなんとかしな、と突き放されてしまいます。

何とか琴葉に夢の内容を告げた悪夢ちゃん。

ここまではプロローグ。

その後、悪夢の内容を漫画化したノートが、朝、誰もいないうちに彩未の教室に置かれます。
最初はなんだ、ヘタクソな漫画、とバカにしていたクラスの子供たちですが、実際に少女が鉄棒で頭を打つ、とい事故が起きたため、騒然となります。
琴葉が悪夢ちゃんの言葉を信じたため、少女は助かりました。

その少女は実はいじめっ子なんですが、そちらのお話は今回のメインではありません。彩未のクラスのことじゃないもんね(^^;;

その後も誰が書いたかわからない漫画ノートはおかれ続け、漫画に書かれている通りのことが起こります。
漫画の主人公は誰にも存在を気がついてもらえない子供。
好きな少女のハンドクリームを塗ると透明人間になることを発見、透明人間になっては悪戯を起こす、という内容です。
その悪戯はエスカレートしていきます。

最初は驚いていたクラスメイトも、だんだん慣れてきて、どうせなら人が死ななきゃね、と言い出すようになります。
その期待に沿うように、窓際に近づいたものは死ぬ、という内容の漫画が書かれるまでになり、彩未も見過ごせないようになります。
学校の怪談ぽい感じでもあり、書くほうも読む方もエスカレートしていく様が恐ろしくもありました。

漫画を書いているのは誰なのか。

琴葉から、悪夢ちゃんが夢の話をしている時に、保健室のベッドで休んでいる彩未のクラスの少年がいたことを聞き出す彩未。
赤根祐輔・・・名前を聞いても思い出せない彩未。

そして彩未は夢を見ます。
教室で出欠をとる彩未。
赤根祐輔と呼ばれた少年には顔がない・・・
漫画を書いたのがバレてクラスメイトに責められます。

顔がないなら書いてやる、とクラスメイトに書かれた顔には、思わず泣きました。

翌日。

夢と同じことが起きます。

しかし、話題の中心はすぐに赤根から漫画の上手な少年に移っていく。
また、空気に戻ることを感じた赤根は、彩未の夢と同じように窓から飛び降りようとします。

「先生はサイコパスです」

赤根も含めて凍りつくクラス。

本当は異常かもしれない、と思って生きている。
あのブログに書いてあることは本当。
本当は笑いたくもないし、泣きたくもない。
殺したいけれども殺さない。

赤根くん、はしゃいでいないで座りなさい。

赤根は薄笑いを含めて席に戻り、クラスの皆も薄笑いを浮かべて着席しようとしますが。

「空気を読んで笑うな!」

と、一喝する彩未。

「先生もこれからなるべくもう無理して笑わないようにします。」

笑顔を一旦手のひらで隠し、笑っていない顔を見せる彩未・・・

鳥肌がたちました。

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赤根を説得するセリフは、じっくり聞くとあまり筋は通っていない気もしましたが(汗)、気合と迫力で、赤根と同じように納得させられちゃった(^^;;
人の心を動かすのは理屈より、気合なのね。

最後の啖呵は、彩未をサイコパスであるとするブログが彼女の私生活を事細かに綴っていることから、クラスの中か、もしくは身近に作者はいるだろう、と検討をつけての開き直りとも言えるのかな、と思いました。

その他、志岐のアプローチをけんもほろろに振り払うエピを挟みつつ。(笑)
どこかで見たことがある設定もあったり、ストーリーにもほころびがあったりもしたのですが、そこがまた、夢っぽかったです。

空気のような存在、赤根が、本当にどこにでもいる少年で、うっすら笑いを浮かべているのが、何とも切なかったです。

北川さん、大変でしょうけれども、頑張って欲しい。
今回のラストの豹変ぶりは、しばらく脳裏から離れないでしょう。

子供たちに本音を明かした彩未がこれからどう動くのか。
来週が楽しみです。

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秋クールドラマ 初回の感想その3 「悪夢ちゃん」「TOKYOエアポート」 02

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2012年10月22日 (月)

悪夢ちゃん #02「チー夢」

公式サイト

原作:恩田陸「夢違」
演出:佐久間紀佳、猪股隆一、菅原伸太郎/脚本:大森寿美男/音楽:横山克/チーフプロデューサー:大平太/プロデューサー:戸田一也、千葉行利、大塚英治
出演:北川景子、GACKT、優香、木村真那月、濱田マリ、岡田圭右、川村陽介、和田正人、阿南健治、キムラ緑子、小日向文世

原案となった恩田睦氏の小説「夢違」は未読です。

時間の都合で感想を書くかどうか迷っていたのですが。
今回のテンポの良さに惹かれて、少し遅れての、しかも感想だけなら書けるかもしれない、と書くことに決めました。
時々2話まとめて、なんてことになるかもしれません。

前回は単身赴任先で不倫をしているらしい父親と、あてつけのように不倫に走る母親の間にたって悩む少女、美羽。
今回は母親の再婚相手から暴行を受け、両親が離婚した後は、父親についていった義理の姉のことを心配する少年、冬馬。

悪夢ちゃんに導かれる形で問題を解決していく教師、彩未自身も施設に育ったわけありの生い立ちをおっている。
明晰夢(自分で夢と自覚しながら見ている夢、夢の内容をコントロールすることが可能な場合もある)を訓練の末、見ることができるようになったのも、生い立ちが関係しているのでしょう。

ファミリー向けファンタジー、というこの枠の括りを見事に生かしています。
2話を見た限りではありますが、今期のドラマの中では、テーマがはっきりしているという点ではトップクラスかもしれません。

前回、悪夢ちゃんに助けられた傲慢美少女、美羽が、クラスの女子にいじめられそうになる悪夢ちゃんを庇うという流れも、連ドラとしては普通のことなのでしょうが、こういう設定を生かしていない作品が多くなっているので、丁寧に見えました。

女子たちが悪夢ちゃんを責める理由は、お友だちになってくれないから。
子供の世界もややこしい。
ここの部分の感想は書き出すと長くなるのでやめておきます。

偏屈な古藤教授が自ら近づいた彩未に興味を持って、ひつこくつきまとう志岐。
人を信じない彩未は志岐の告白も信じず、門前払い。
ところが、志岐が、研究対象として興味を持っている、と本音らしきことを言うと、少し心を開きます。
そして、冬馬の言葉に心を動かされ「チームとしてなら」と部屋に入れてしまいますが・・・公式によると志岐は今後暴走するようで、目が離せません。

今回の悪夢の主人公はアルコール依存症のミュジーシャン崩れの父親を見放せない娘、輝美を慕い、何とかして救いたいと思っている弟、冬馬でした。

しかし彩未は、輝美は父に、冬馬は輝美に甘えているだけだ、と突き放します。しかし、完全に突き放すことはできない・・・
ついに冬馬は元父親にバットをふるいますが、致命傷になる寸前に駆けつける彩未。
甘えちゃだめ、と冬馬に説きますが、逆に、お姉ちゃんとはチームだから、と言われて、言葉を失います。

うっ、ここでほろり。家族、じゃなくて、チーム。

お酒にいれたのは漢方薬だったのね。
そんないい子に暴力をふるわしちゃだめですよね・・・

父親の借金返済のために未成年者に水商売を強要していたかに見えた「うわばみ」(ネーミングにちょっと笑)のママが、実は姉御肌の良い人だったのも良かったです。
彩未とのやりとりを含めて、制度や法だけでは人は救えないんだ、というメッセージを忍ばしてあったように思いました。

北川さんは、時々ハラハラすることもあるのですが(汗)、騒がしく生き生きとした表情と、ふと見せる冷たくて寂しげな表情の落差がいいです。
このドラマ、北川さんの良い所を引き出していると思います。

優香さんもいい感じです。
彩未の本性を暴こうとする小意地悪さと、いざ本人を目の前にすると、蛇に睨まれた蛙のごとく彩未のパシリをやってしまう気の弱さの塩梅がよく、フットワークの軽みが絶妙。
あと、CGもこの枠の作品中、一番怖い。

なんか手放しで褒めてしまってますね(^^;;
普段ツッコミ多めなので、こういう時もあっていいかな、と。

ラスト、志岐を招き入れて締められた彩未のドアも印象的でしたが、うなずきあう教授と悪夢ちゃんが気になります。
彩未との出会いは、絶対偶然じゃないですよね。どんな秘密があるのでしょうか。

初回とこの第二話の記憶があれば、ペースダウンすることがあっても、見守れる気がします。

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秋クールドラマ 初回の感想その3 「悪夢ちゃん」「TOKYOエアポート」

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