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カテゴリー「□薄桜記」の12件の記事

2012年9月22日 (土)

薄桜記 第11回 最終回「雪の墓」

公式サイト

吉良邸の警護が長引き、士気の低下を目の当たりにした丹下典膳(山本耕史)。
<中略>
上野介は月見の茶会を催すため、警備強化のために増築した高塀を無粋だと壊してしまう。(公式サイト)

浅野方はこうした気の緩みを待ち受けている、上杉家に頼んで人を入れ替えては、風紀が乱れては士気にかかわる、という典膳の提言に全く耳を傾けない家老たち。
かえって典膳を、そんなに浅野方が怖いのか、と貶める有様です。
典膳の悔しさはいかばかりか。

その上、月が見えぬ、と遂に気に入らなかった高塀を取り払らわせてしまう上野介。
「茶会の亭主は吉良上野介。」
茶会の席を楽しそうにシュミレーションする様子に、小林平八郎も家臣であるが故に口が出せません。

この時、上野介は自分自身を差し出すことで吉良家、そして上杉家の膠着状態を解く決意をしていたのではないでしょうか。
そして、あくまでも風流人として死ぬことを。

楽しげな雰囲気と、秘めたる決意のギャップ。

その場では何も言えなかった典膳はその晩、上野介を訪れます。
もちろん塀を壊すことに反対するために。
そのことで典膳が来ることを予想していた上野介。
が、典膳が茶会を取りやめるよう意見した時に表情が変わります。

「野暮な男よのう。
そこもとの頭の中は勝ち負けじゃの、命のやりとりじゃのと、生ぐさーい臭いがたちこめておる。茶会は遊びではない。
心と心を通い合わせる場じゃ。思いやりの場じゃ。
月を見たい、見せたい、と思う心が尊いのじゃ。」

お茶会の席に討ち入りがあればいかがなさる、と典膳。

「それはそれでいたしかたあるまい。飛び入りの座興とでも思えばよい。
やるかやられるかで怯えて暮らすのは愚の骨頂じゃ。
そこもとはどうじゃ。
敵と味方の探り合い、我慢比べだけで生涯を終えるつもりか。」

「それがしは剣一筋で生きてきたので」

そう、それが典膳の生きてきた世界。

「そう、しゃちほこばらずに。
一つぐらいは優雅な嗜みを持ったらどうじゃ。
嗜みは楽しみに通ずる。
心の中に楽しみの種を植えるのじゃ。
水をやって育てれば、やがて花も咲こう。
楽しみさえあれば、人はあくせくすることもなく、ゆとりを持って生きていける。」

典膳はこの上野介の言葉は理解できなかったでしょう。もし理解できたとしても、追い詰められた今は受け入れることはできない。
楽しみを持てば仕事を真っ当できないだけでなく、今までの自分の生き方を否定することになるのです。武士のプライドを保ち、死に場所だけを求めてきたのだから。
逆に上野介にとっては、嗜み、楽しみを捨てることが自分を否定することになる。

「満月のせいじゃ。月は浅野側の回し者かもしれんな。」

取り壊されていく塀が典膳の心の中を象徴しているようにも見えました。

こうして、12月14日、上野介の計画通りお茶会が開かれることに。
お茶会の情報を手に入れた浅野方は討ち入りを決意します。

前日。
年おさめのお茶会に上杉家の名代として招かれたことを、嬉しげに富子に報告する長尾権兵衛。
吉良邸に務める千春の心配をする富子。
のんびりした風情が目の前に迫っているカタストロフィを際立たせていました。

運命の日。

お三が、今日中に会いたいという安兵衛の言伝を持って典膳を訪れました。
会う、と答える典膳。
今夜、戌の上刻(19時台)、谷中の七面社で。

夕暮れの江戸のまちに雪が降り始めました。
それもまた一興。楽しむ上野介。

「茶会は亭主七分に客三分と言うてな、亭主は客の何倍も気を遣う。それがまた、楽しみなんじゃ。」

安兵衛たち、浅野方は。
明朝、すなわち14日の深夜、15日未明、茶会で気が緩んだところを討ち入ることを最終決定しました。
その時、突然、弥兵衛に討ち入る前に典膳を斬る、と告げる安兵衛。

一方、吉良邸では。千春に身支度を整えてもらう典膳。

「わしはだんだん浅野家の残党が羨ましく思えてきた。
お家が断絶しても、浪人になっても。
あの者たちには生きがいがある。」

生きがい、それは死に場所のこと。

「世間の思惑通り仇討ちをすれば、満天下の喝采を浴び、浅野家の勇名は後世まで語り継がれる。
身勝手ではあるが、ご公儀に一矢を報いると、言えなくもない。
少なくとも浅野方は己を捨て、命を捨てておる。」

なりふりかわまず。

「あの者たちは死に場所を見つけたのだ。
死ぬることが生きがいなのだ。

その生きがいをぶち壊そうしているのは誰だ。
嵐に立ち向かう小舟を沈めようとしているのは誰だ。
邪魔者はこのわしじゃ。丹下典膳に他ならぬ。

千春、安心せい。心のうちの雑念をちと言うてみただけじゃ。
いかなる時も、わしがお前を見捨てることはない。
千春は丹下典膳の妻じゃ。
武士である限り、いつ死ぬるかわからんが、たとえ死んでもお前の心の中で生きていく。」

常に死に場所を求めている男が、妻に向かって、お前を見捨てることはない、というのは彼なりの優しさなのか、それともエゴイズムなのか。
理屈では割り切れない、割り切ってはいけないことなのかもしれない。

常に死と向き合っている夫に妻は・・・いったいどうしたらいいんでしょう。
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安兵衛に会いに出かける前に文鳥を放しました。
かつて、上野介に、お前にもそんな風流なところがあったのか、とからかわれるほどに可愛がっていた文鳥。

典膳が出かけた後、空になった鳥かごを見て不吉な思いにかられた千春は、勘蔵から事の次第を聞き出し、後を追います。

降りつもる雪の中、谷中で再会する典膳と安兵衛。

浅野家に仕えることになったことを恨んではいない、悔いはない、と安兵衛。

「忠義を尽くして死ぬるは、武門の本筋でござる。」
「ご公儀には不忠だぞ。」
「ご公儀は主君にあらず。」
「わかりやすいな。」
「典膳殿はいかがでござるか。吉良も上杉も主君ではござりますまい。お気の毒でございますな。」

うーん、その通りです・・・(涙)

場所を変えようと言う安兵衛。
安兵衛は斬るために典膳を呼び出したのではなく、討ち入りが終わるまで典膳の身柄を拘束するつもりだったのです。

察した典膳、当然承知するわけもなく。

「わしの面目はどうなる。逃亡したと思われるではないか。」
「お主を手にかけとうござらぬ。」
「手にかけとうはないとは、笑止千万。お前にわしが斬れると思うのか。思い上がるなっ」

安兵衛を挑発し、斬りかかります。

「問答無用!」

立ち会い末、安兵衛の刀を振り落とすし、剣を降りおろそうとする典膳。

「覚悟」

その刹那、落とされた刀を拾った安兵衛に腹を刺し抜かれます。

「これで良かったか。わしにも死に場所があったな。」

倒れる典膳を抱きとめる安兵衛。

「安兵衛、心おきなく、本懐を遂げよ。」

これが典膳の最後の言葉となりました。
典膳の亡骸に手を合わせ、雪がかからぬよう傘を立てて立ち去る安兵衛たち。

そこへ千春がやってきました。

「あなた、目を開けてくだされませ。」

降りしきる雪の中。
吉良邸に討ち入る元浅野家の浪人たち。
安兵衛のアップで、画面は谷中の境内に切り替わります。
雪に埋もれて横たわる典膳と千春。
雀の声が・・・もう、夜が明ける。
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久しぶりにセリフを拾った長い感想になっちゃいました。(^^;;
誤字脱字などあれば、後で訂正します。

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以下、とりとめのない感想です。

雪の墓・・・(涙)

典膳が倒されてからの一気の幕引きは、お見事でした。
余韻が胸に刺さりました。

もし忠臣蔵だったならば、討ち入り、そして上野介のしるしを高々と掲げた引き揚げの様子がクライマックスになるのですが、あくまで主人公は丹下典膳。

あれほど防ごうと屈力した討ち入り前に倒れた男。
それも自ら進んで。討ち入りの場ではなく、安兵衛に斬られることに死に場所を見つけた。

ついに楽しみの種を育てきることなく、愛する人を守りきることもなく、死に場所のみを求め続けた生き方が哀れで切ない。
生き方を変えれるチャンスは幾度もあったのに。
そして、そんな男が全てだった女。

典膳が安兵衛に刺されたのは、ショックな反面、ああ、やはり、とも思いました。

やはり・・・やはり、助からなかったのね・・・(泣)

多くの人々の運命を変えた松の廊下事件。
彼の場合、事件以前から運命の歯車は狂っていたのですが、事件に関わる内に彼の中の暗い部分が増幅し、ついには自分自身を押しつぶしてしまった・・・こういう解釈は現代的すぎるかもしれません。
千坂さんがあんな遺言を残さなければ、いや、生きていてくれれば・・・

わざと隙を作って自ら刺された姿に、上野介の姿がだぶりました。
生き方は違っても、自分の生き方に殉じた男たち。
忠義に生きた安兵衛はもちろん、主人の胸の内を知っていて止めなかった勘蔵も。

千春もお話半ばまでは、ストーカーっぽい、などと冷たい目で見ていましたが、そういう人だからこそのラストでした・・・ううう。
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長塚さんの上野介。複雑な風流人像が斬新で、後半、上野介の登場が増えてからドラマがどんどん深くなって見応えが増しました。

山本さんの典膳は端然としていました。
今、時代劇で端然とした悲しさを自然に演じれる人は、そんなにいないのではないでしょうか。←贔屓目です。すいません(^^;;

そして見る人にキャラを押しつけず、かつ不用意に現代人に近づけさせない。
典膳とはどんな男なのか。なぜそんな風にしか生きれないのか。
脚本も含めてですが、武士の生き方など、時代が違う故によくわからない部分もあり、そこを推測する余地を残してくれているように感じました。
推測していくうちに、だんだんと当時の風俗や生活、感情に興味が湧いてくる。それもまた時代劇及び史劇の面白さだと思うのです。

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今期のドラマの中でも見応えのある、脚本の力を感じることの出来た作品のひとつでした。
最終回でポカーンとなる作品が多い中で、最後の最後まできっちり〆てくれました。

あの後、歴史上の人物はともかく、長尾家の人々は、勘蔵はどうなったのでしょうか・・・題材が題材なだけに、もう少し長くても、という欲も出るのですが、典膳の、典膳と千春の物語ならば、これでいいのかもしれません。

仕草、言葉使いなど本筋以外に気をとられることもなく、じっくりと時代劇を楽しむことができました。
スタッフ、キャストの皆さん、ありがとうございました。

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2012年9月18日 (火)

薄桜記 第10回「遠い春」簡単感想

公式サイト

原作未読です。

遠い春。

春が来ればいいのだが。

恨むべきは拙速な沙汰を下した御公儀であって吉良家ではない。
典膳の言うことは正論なのですが、世間はそうは見ていません。吉良家が悪役となり、皆が浅野家を応援している。そのことを一番承知しているのは上野介です。

わしは逃げも隠れもせぬ。わしには構わず逃げよ、と典膳と千春に申し付けます。
そして全てが終われば、吉良家家臣として召抱えようと。遺言まで書いてくれたそうで・・・

安兵衛に浅野家への仕官を勧めたことに責任を感じる典膳は、何としても仇討ちを食い止るべく、安兵衛を説得しようとします。
吉良家に討ち入れば打ち首になる・・・それでも討ち入ろうと言うのならば。
「真っ先に斬る。」

しかし安兵衛は仇討ちのことは伏せつつ、典膳に吉良家を離れるよう説得します。
まず、浅野家とて仇討ちのみを考えていたわけではない。お家再興を公儀に願い出ていたですが、それが断たれた今、浅野家の名を上げる唯一の手段は仇討ちという花火しかない。
退路を断たれた一部家臣は死に物狂いである、と。

首尾よく浅野家が仇討ちを遂げれば、大喝采。
もし仇討ちを邪魔立てすれば、吉良家家臣であればまだしも、金で雇われた典膳は世間から唾はかれよう、と。
典膳に犬死はして欲しくない。

吉良家に入ったのは、決して金のためではない。
亡き千坂の遺言であり、その根っこには秘密にしなければならない千春の件がある。だから安兵衛には何もいえない、典膳。
吉良家でも、先週の嫌な予感の通り、素浪人めがうまいこと上野介に取り入っている、と冷たい視線を浴びます。
この危機的状況の中で、上野介の覚悟も受け止めず、嫉妬に走る吉良家の雰囲気に嫌気をさす典膳。
うーん。もしも、はないけれども、千春にふと洩らした言葉通り、吉良家が存続しても典膳は仕えなかったかも。

そうこうしているうちに大事な絵図面がなくなり白竿屋、そして千春までが疑われる始末。

まさしく疑心暗鬼の吉良家です。
いつ襲われるかわからない状態が1年半あまりも続いて、ただでさえ武門の家柄ではない吉良家の人々。神経もささくれだつでしょう。
しかも世間は浅野家の味方、公儀からは見捨てられ、唯一頼りになってくれそうな上杉家も今や関わることで累が及ぶことを恐れ、腰がひけている。孤立無援。
いつ襲われるかわからないって、つらいです。

一方の安兵衛は、義父、弥兵衛に、邪魔な典膳を討ち入り前に斬れ、と命じられます。
典膳はわが師匠であり、友人、それは出来ぬと断ると、大義より私情を優先させるとは武士にあるまじきことと裏切り者扱い。
安兵衛もまた追い詰められていきます。

結局絵図面を盗ったのは吉良家に送り込まれた別の女中で、取調べ中に舌を噛み切って自害してしまいました。壮絶です。浪士たちの決意のほどもうかがわれます。

その知らせを聞いて、死に花を咲かせたな、と典膳。
ずっと死を見つめているんですね・・・

小林平八郎が典膳に好意的なのが救いでした。
裾の長いお女中の着物を着た千春の後ろ姿が、まるで浮世絵のように美しかったです。

次回、最終回。
結果はわかっているのですが、物語としてどう幕がおりるのでしょうか。
典膳と千春の行く末は・・・

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2012年9月11日 (火)

薄桜記 第9回「文鳥」簡単感想

公式サイト

原作未読です。

簡単感想、と銘打っておきながら、気がつくと結構長い感想になってしまいました。
結局セリフを書いていないだけやん、みたいな。(汗)
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吉良上野介の警護を引き受けた典膳。
別れを悲しむお三・・・白竿屋にいたのは2、3年でしょうか?
それだけの期間、食事の世話、着付け、耳かき・・・お世話をしていたら情も移るでしょう。ましてや相手は典膳ですから。(^^;;

その間の二人の交流がほとんど描かれていなかったので、お三の嘆きっぷりがちょっと唐突に思えてしまいました。
典膳にとっては交流も何も、世話になっている白竿屋の妹ではあるけれども、単なるお世話係でしかなかった。
そんな典膳に叶わぬ片恋をするお三の気持ちに、ほとんどスポットをあてていなかったのが物足らなかったのかも。典膳に惹かれるポイントをワンカットだけでも入れてくれたらな、と。出会った時に一目ぼれ、だったのでしょうか。
出番はわずかでしたが、白竿屋のご隠居夫妻の別れを惜しむ気持ちの方がすっと入ってきました。
でも、あまりお三の比重を多くすると、千春って嫉妬深いタイプだから(汗)、ドロドロしてまい、テーマからはずれてしまったかも。
確かにすっきりはしていました。ともさかさんがもったいなくもありました。

と、うだうだ言っている場合じゃない。(汗)

上杉家から離されて、新しく本所に移された吉良様。
あまりにも無防備な屋敷を、いざという時のために堅牢にしようとする家臣たちの意見に耳を傾けようとしません。
高い壁など無粋である。それにいかにもびびっているように見えるのも、格好悪いではないか。(概略)
困惑する家臣たち。

警護役として吉良家に住み込みとなった典膳の扱いも微妙でした。
まず、譜代の家臣たちの軽んじる眼差し。彼らは喧嘩沙汰で家を潰したことしか知りませんし、元は旗本と言えども今はしょせん素浪人。

広沢様・・・じゃない、小林平八郎だけは典膳を認めていて、天下に名を轟かしている剣豪である、とフォローしてくれました。
ところが、剣豪を用心棒として召抱えたとあってはそれもまた弱腰とみられる、と吉良様。
しばらくは家臣の剣術指南を行なう客人、ということとなりました。

重臣たちの軽んじる気持ちは下の者にも伝わります。
典膳が的確な指導をしても、反抗的な若侍たち。そうだそうだ、やっつけちゃえ。(^^;;

コテンパンにやられた後でも、襲撃をうけた時にはどうすべきかなど、典膳の教えをちゃんと聞く者、的外れな者。泰平の世の侍らしくはありました。うう、心配。
一番熱心なのは当主、義周です。
市川さんの義周は、真面目で素直だけれども幸薄そうというか、線の細いところがぴったり。

新参者によそよそしい吉良家の中で、小林平八郎が典膳を眺める優しい眼差しにほっとしました。

さて。
吉良様の茶席で、空気読まずに、しかし親切心から屋敷の強化をまくしたてる典膳の伯父、後藤七左衛門。
その後、やっと吉良様は重い腰をあげて、襲撃に備える改築を始めたようです。結局殿を説得したのは七左衛門だった、ということなのでしょうか。
この流れもやや唐突ではあったのですが、ここまでの一連の典膳の、でしゃばらずとも芯の通った受け答え、そして所作が美しかったので、満足です。控え方がいいのね~。
新参者ながら殿様が信を寄せていく人物としての存在感がありました。

吉良家当主、義周、そして隠居の上野介の前で警護について評議する家臣たち。
典膳にも意見を求めます。逆に「何を守るのか」と問う典膳。

守るべきは今の当主、義周。
当主が討たれればお家断絶となる。上野介が討たれても家は断絶しない。

顔を見合す家臣たち。
単に命を守るだけでない、吉良家、そして吉良家に仕える人々を守るためには何を第一に考えるべきか。
浅野家家臣たちの苦境と恨みも全てお家断絶から発したこと・・・。

上野介は、斬られたのは自分なのに浅野家に付け狙われ討たれるは犬死、と思っていたが、典膳の言葉を聞いて、考えを改めた。義周のためなら犬死でなはい、もし襲われた時は、わしには構わず義周を守って欲しい、と典膳に申し付けます。

花鳥風月を愛する、というと軟弱なようですが、我が身より風流を愛でる心を大事にする上野介に、高家ならではの強さを感じました。典膳も、この方ならば、と苦い言葉を進言した。
典膳の思ったとおり。上野介は彼の真意をくみ取り、自分の運命を受け入れる肝の太さも持った人物で、見応えがありました。

では、典膳の死に場所は。
自分が浅野家への仕官を勧めたばかりに、今また苦境に陥ってしまった安兵衛を案ずる典膳。
彼と再会した時に、しかと定められるのかもしれません。

上野介の正室、富は、千春の思いを汲み、千春を吉良邸で移すなど、典膳と再び夫婦になるよう、動きます。
上野介もまた「脱げた草履は、また履き直せば良い」と、すべて終わった後は正式に典膳を吉良家家臣に召抱えよう、と約束し、二人の復縁をバックアップします。

元のお仲人であり、吉良家の意向とあらば、長尾家も文句のつけようがありません。母、お菊のどことなく浮かぬ顔は、典膳に対する好悪ではなく、虫の知らせ?

こうしてやっと復縁することが決まった二人。
典膳ももはや意地をはらず素直に千春を受け入れます。
お豊やお三たちと出会った事も影響しているのかな。

良き主君に恵まれた幸せな再出発。

大事を前にしているとはいえど、今まで張りつめていた気持ちがふと和らぎ、文鳥を愛でる典膳・・・

しかし。
すべて終わった後、吉良家と浅野家の運命は・・・(_ _)
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少し突っ込みましたが、じっくりと面白かったです。

そうそう!勘蔵が戻ってきました。正確には、勘蔵の方が七左衛門の骨折りで先に吉良家に仕官していたのですが。\(^O^)/

・・・て、喜んでいいのかどうか微妙です;;
典膳、千春、勘蔵の再会、三人揃ってのお墓参りには思わずうるうる。特に後者はロケも美しく、心に残りました。

年を越し、桜が咲き・・・運命の時が近づいています。

「千春、もう離さぬぞ。」

この言葉はどう繋がるのでしょうか。

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2012年9月 6日 (木)

薄桜記 第8回「両成敗」簡単感想

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原作未読です。

松の廊下事件は瞬く間に江戸中に広まってしまいました。
面白おかしく話を膨らませていく人々。

典膳に仇討ちのことを聞かれて、にんまりと「あった方が面白い(概略)」と答える白竿屋。
直接自分に関係ないことですもんね。

ここに至るまでの経緯については色んな説があるようです。
このドラマでは、幕府の采配、つまり向いていない役職に浅野内匠頭をつけたこと、事件後の処理がまずかったことが挙げられていました。

高家とは儀礼典範を司る家柄。つまり儀礼の段取りやそれにともなう行儀作法の家元のようなもの。間違いを指摘するのが仕事ともいえます。
部下が失敗すれば、罪は自分が被ることになるので、なぞかし吉良上野介は口うるさい上役だったろうなぁとは想像はできます。我慢できない人もいただろうなぁ、とも。
でも、そこは宮仕えの辛さ。耐えねば会社が潰れてしまうのですが。
宮仕えに耐えられない性格のトップを、大事が起こる前に隠居にもっていけなかった浅野家家臣も、ある意味無念だったかもしれません。

問題は遺恨なのか乱心なのか。
遺恨ならば敵意があるということ。切腹は妥当。しかし乱心ならば蟄居が妥当。
そのことを詮議することもなく事件の明くる日に切腹、という幕府の拙速すぎる沙汰を聞いて浅野家以外で一番驚いたのは、吉良上野介でした。きっと恨みを買うに違いない・・・
さすが気配りを長年の慣わしとしていただけあって、人の気持ちの流れを読んでします。
対して、そこまで読みきれない暢気な家臣たち。
上杉家も同様です。長尾パパってほんとに使えねぇ。(苦笑)
一人、上野介と同じ危機感を持っているのが、千坂兵部でしたが、大事を前に亡くなってしまいました。

千坂兵部の遺言を典膳に伝えたのは、龍之進。
あの一件以来、ちゃんと挨拶を交わしたのは初めてです。
詫びる龍之進に、遺恨だったのか、乱心だったのか、を問う典膳。

遺恨であればわだかまりが残る。乱心であれば、水に流す。

乱心だったと泣き伏す龍之進を許します。
龍之進の本心を見定めた後、ふっと哀しそうに微笑む典膳。

ここ、本日の、いやこのドラマのハイライトのひとつでしょう。いいもの見させていただきました。

おぬしは情に弱い、気をつけよ、というのが伯父、後藤七左衛門のアドバイスでしたが。
情に流されて、ではなく、武士としての理屈が通るかどうか、が典膳にとって、一番大事なこと。
口入屋の用心棒を選んだのも、典膳の中では紀伊国屋を手伝うことより理屈の通った道。うむむ、しんどい生き方です。

典膳の世話を焼くお三を、嫉妬の眼差しで見ていた千春。
気持ちはわかるけれども、ちょっと怖かったです。

吉良家、浅野家臣たち。それぞれのやむにやまれぬ気持ちが、カタストロフィに向かって手繰り寄せられていく。
忠臣蔵ってやっぱり面白いなぁ。←白竿屋と同じやん。(苦笑)

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2012年8月28日 (火)

薄桜記 第7回 「殿中刃傷」簡単感想

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原作未読です。

白竿屋の用心棒として身を落とした丹下典膳(山本耕史)の元に。(公式サイトより)

権現斬りは格好良かったけれども、見せしめとしてではありますが、ショー的なことに剣を使っている。
身を落とした感はひしひしと伝わりました。
口入屋って町人の中でもかなりディープな世界だし・・・。
少しでも踏み外すと武士として外道に陥る寸前の生活でしょう。

それでも生き方を変えられない典膳。
いつでも武士として命を捨てられるように身軽にしておきたい、という覚悟は揺るぎませんが、千春の縁談を聞いて心が波立つことはどうすることもできない。
そんな彼にとってお三との話は迷惑でしかないかも。縁談ならまだしも、お情けをってねぇ。お三には何の落ち度もないのだけれども。それに生きてきた環境が違いすぎるわね。

分かれた事情を知らないとは言え、千春の縁談をわざわざ知らせに来た安兵衛。
どれもこれも典膳を苛立たせることばかりのように思えました。

その縁談も松の廊下で潰れてしまいました。
浅野内匠頭のキャスティングを聞いた時に予想した通り、あっと言う間のシーンでした。
雲の上の人々のやらかしたこと。
しかし、この上に立つ人たちのいざこざや短慮が、下々の者たちの人生を大きく狂わしていくわけです。(溜息)

画面からでは時の流れがわかりにくく、千春の粘着気質から勝手に想像するに(汗)、月命日にお参りしているようにも見えました。
しかし年表から、安兵衛が堀部家に養子になってから7年くらいたっていることがわかりました。
だとしたら、本当に年に1度きりしか会わなかったわけで、お三が代わりにきた時はショックだっただろうなぁ。さすがにちょっと可哀想になってしまいました。

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少し話はそれますが。
すごく小さい時に、テレビで坂東妻三郎さんのサイレント時代劇を何本か見た覚えがあり、中でも「雄呂血」(大正14年11月 1925年公開)は今でも印象に残っています。
坂妻さんこと坂東妻三郎さんの殺陣については「殺陣―チャンバラ映画史」という本に

彼は人並み以上に背丈が高かったせいか、いつも猫背気味で、その上から首をちょっと前に出す独特のポーズで、肩の力を抜き、グっと腰を据え、刀をダラリと下げる。そして足先を内股にににじらせ、適度の間をおいてジリジリと下がる。その全身のみだれに色気があると評されたものだ。

と書かれています。
殺陣のことはよくわからないけれども、山本さんは、猫背、そして風貌など、雰囲気が似ているような気がします。
いや、素人のたわごとです。(汗)

殺陣―チャンバラ映画史(現代教養文庫)著:永田 哲朗

ちなみに自分が持っているのは1974年に三一書房から発刊された単行本版です。目に浮かぶが如く剣豪スターたちの殺陣が描かれていて、すごく面白かったです。実際に見たことがない人がほとんどですが、名前だけはすっかり覚えちゃいました。

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2012年8月21日 (火)

薄桜記 第6回 「用心棒」簡単感想

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原作未読です。

剣の稽古をしていた丹下典膳(山本耕史)に、三人の侍が因縁を付けたが、反対に一瞬にして峰打ちで倒される。それを見ていた千春の兄・長尾龍之進(忍成修吾)が一部始終を奉行所に申し出て、典膳は無罪となる。(公式サイトより)

感じたことを書き連ねておきます。

冒頭、片腕での本格的な殺陣が見れました。

浅野家に仕える身となった安兵衛は、典膳の危機を知っても身動きがとれませんでした。
龍之進もやはり父、長尾権兵衛にいい顔はされませんでしたが、それでは武士の面目がたたない、という息子の訴えは聞きえれられ、そのことで、彼は少し晴れ晴れとした表情に。長尾家の跡取りとしての自負を取り戻したようです。これで償えた、とは思えませんが、かといってずっと引きずっておられては、典膳にとっては迷惑かも。
龍之進の訴えを千坂兵部に取り次いだ権兵衛さんは、典膳だけでなく息子も救うこととなった、と思いたいです。
でも、上杉家なんですよね。どうなるんだろう、長尾家。

例によって噂話をする堀内道場の面々。
彼らはナレーションの役割を果たすとともに、当時の武士のステロタイプとして三人三様描かれているようです。

典膳が引っ越す、ということで家財道具を取り合う長屋の住人達。慣例のようで、悪気はないのはわかるんだけど。ちょっと複雑な気がしたシーンでした。

鎖国政策の中、せめて支那との直接貿易だけは認めてもらおうと画策する紀伊国屋。
うまくいかなかったのは明らかで、紀伊国屋自身の最後もはっきりしていない。もっと言えば実在かどうかもあやふやなんだそうですが、それはさておき。
このドラマではどちらをとるのでしょうか。

美貌を買われて紀伊国屋のお抱えとなったお豊こと、さなぎ太夫。
一流の太夫には芸事はもちろん、教養や作法がないとなれません。
昔話など一切喋らず、おっとりと酌をする姿には品格が感じられました。
典膳もいらぬことは喋らない。
黙って飲み交わすこの御茶屋のシーンは照明もあって、夢まぼろしのような雰囲気でした。
太夫ならば、夢まぼろしの住人でなければならない。
お豊にとって貧乏長屋で一生を暮らすのとどちらが良いのか。それは本人の感じ方次第なんだろうなぁ。
千春の身の上より考えちゃいました。(汗)

口入屋、白竿屋長兵衛と妹、お三が新たに加わりました。
紀伊国屋のような大富豪にもお上にも反発するアウトロー、白竿屋。典膳の今後にどう関わってくるのでしょうか。

次回はいよいよ松の廊下です。

きっと千春と浅野家との縁談は、浅野家断絶でアカンことになるのでしょう。


・・・あの長い予告編、いったのかなぁ?(汗)
安兵衛の苦悩はともかく、典膳と千春のやりとりは見たくなかったです。

自分の中では
お豊>お三(まだ登場したばかりですが;;)>>>千春
なんですよ。
ですので、やっぱり二人は思い合っているのね、と暖かく見守れないんです。ごめんなさい。(大汗)

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2012年8月13日 (月)

薄桜記 第5回 「豪商紀文」簡単感想

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原作未読です。

父を亡くしたお豊が、大家に住み込みの働き場所を世話をしてもらうこととなり、長屋をさりました。
典膳は後で、父の残した借財のために吉原に売られたことを知ります。

お豊にかわって世話役になったおかみさんのガサツさにピクピクする典膳のこめかみに、何だか萌え。(笑)

お咎めなしで戻ってきた忠兵衛はそのことを知って号泣しますが、我々にお豊を救う力はないのだ、と典膳。

「有為転変は世の常、腕を斬られて落ちぶれるものもおる。人を何人殺しても誉められるものもおる。お豊はお豊なりに生きていくしかあるまい。」

武士の生き様を貫き、自分の陥った運命に静かに耐えている典膳でしたが、死に場所を求めているかような、ひやりとする感情が芽生えてきたように感じました。

もし磐音さんなら、四方八方手を尽くすかもしれない。
でも、典膳はじっと見つめるだけ。
お豊の運命をすごく可哀想だとは思わなかったのでしょう。
それもまた人生なのだ・・・自虐的、虚無的な感慨を抱くだけです。でないと、自分の運命も受け入れられないかもしれないのかもしれません。
紀伊国屋の、「うさぎとかめ」問答にも「かめがうさぎにへつらったて応じたものかも」と、かなり捻くれた答えを返していました。
優しげな表情の奥に隠した醒めた感情。

隙がないほど善いキャラより、好みです。

相変わらず慕ってくる千春に対しても、尼寺へ行け、じゃない(汗)、新しい人生を歩んで欲しい、と突き放しておきながら、「夢に出てくるな」なんてね。この、女たらし。(笑)

さて、忠兵衛の評判はうなぎ上り。紀伊国屋に呼び出されたり、仕官の話が引きもきらない状態に。
その中でも熱心なのは赤穂藩と上杉藩。やたらと押しの強い堀部の親父さんが登場します。
この人なら、仇討ちの急先鋒になるだろうなぁ。

迷う忠兵衛は参謀格の典膳に相談します。
自分に合う藩はどちらだと思うのだ、と逆に問う典膳。
それは赤穂藩だと忠兵衛。同意する典膳。
二人のツーショットで、次回へ続く。

上杉家の内実を知っているから、単純で直情径行型の忠兵衛には務まらない、と思ったのでしょう。
もし赤穂藩の内実を知っていたら?・・・

ともかく忠兵衛の行く道、運命は決まりました。
典膳がいなければ上杉家に行っていたかもしれない。しかし上杉家へ行けば行ったで、死に物狂いで奮戦しただろうと思うし、他家へ行っても最後まで勤められたかどうか。

典膳は今後も影の方へ、影の方へと行っちゃうんだろうなぁ。
「有為転変は世の常」。
どうなるのだろう。

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2012年8月 7日 (火)

薄桜記 第4回 「高田馬場」簡単感想

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原作未読です。

今回もゆったりと楽しめました。
骨格がしっかりしていると安心できます。
バラバラと感想をメモっておきます。

典膳が龍之進に逆らわなかったのは、抜けば、体に沁み込んだ技で相手を斃してしまうから。
斃さずとも、上杉家の家老家嫡男が旗本に斬られたとあれば、旗本の自分がお咎めをうけるのはともかく、長尾家の恥となる。
なのに、龍之進は、典膳の腕を試したかったなんて、能天気なことを言って千春を怒らしちゃいます。
本当、忍成さん、こういう役がよく似合います。

菅野六郎左衛門さん、口は悪いけれども、安兵衛のことを可愛がっている様子が伝わってきました。合掌。

千春の夢を見る典膳・・・だけど、もう、どうにもならない。
誠の武士ならば、人の好悪は口に出しては決して言わぬもの。
浪々の身を安兵衛さんのように享受できない典膳。色々縛りがあって大変です・・・

高田馬場の決闘はロケであることもあって、開放感がありました。

新たな雨漏りのために、茶碗を持ってくる典膳の姿を静かに撮ったシーンが印象に残りました。

髪型がポニテになったのが、嬉しいかも(^^)

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2012年8月 3日 (金)

薄桜記 第3回 「口封じ」簡単感想

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原作未読です。

もう第4話が始まってしまう。(汗)

千坂兵部が吉良家に相談に行った時点で丹下家の断絶は決まったようなもの。
千坂は口ではまさかこのようなことになるとは、と言っていましたが、全て承知の上で長尾家、つまり上杉家を守るために典膳を切り捨てたように思えました。
典膳もそう感じたはず。しかし、武士として、黙って耐える。
自分は浪々と身となろうとも、仕えていた人々の再就職先はきちんと決める、というけじめもつけていました。

個人の思いなど体面を重んじる社会の中では寸分も考慮されない。
真っ当な武士ほど、その重みを正面から受けてしまう。
自分の血肉であった武士の社会から追われてもなお、一人の武士として、武士の本分を貫くことに迷いのない典膳の静かな佇まい。
彼にはそういう生き方しかできない、とも言えるのでしょうけれども。

典膳を切り捨てた上杉家、吉良家はやがてあの大事件の当事者となってしまんですね。
事件の非がどちらにあるか、ということはさておき、武士の建前を重んじる社会そのものに、今度は彼らが追い詰められることになるわけです・・・。

典膳についていった千春は、武士の娘としては結構思い切ったことをやったものです。今なら何でもないことだけれども、当時は相当にスキャンダラスな行為だったはず。
自分は何を言われてもいい、と、相当な覚悟を決めていたはず。
しかしそれが典膳をさらに追い詰めることになるのなら、あきらめざるおえません。

幼馴染の瀬川三之丞の心に巣くう気持ちに気がつかなかったことは責められないけれども、あのことさえなければ、と思わずにはおれませんでした。それじゃ、物語が始まらないですが。(^^;;
一番苦しんでいるのは千春なのかも。典膳にはまだ武士道という支柱があるものなぁ。

などなど、登場人物それぞれの心中に思わず思いをはせてしまいました。

平伏し、目を瞑って沙汰を聞くシーン、家来に別れを申し渡す時のゆっくりしたカメラワークに、往年の時代劇の格を感じました。
せっかく浸っていたのに・・・ラストの月を斬るシーンはいったのかな?(滝汗)
片腕になった典膳が剣術の練習をしているカットは効いていました。

中山安兵衛の元気さがほどよく、いい塩梅。
次回はあの高田馬場なのね。
追い込まれていく典膳の姿が続いた後で、いいアクセントになりそう。
楽しみです。

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コンシェルジュ 第1話 第2話

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2012年7月26日 (木)

薄桜記 第2回 「汚名」簡単感想

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原作未読です。

すっかりストーカーと化した瀬川三之丞につきまとまれたため、不義密通の噂を立てられた千春。
その噂は大坂まで届き、急遽江戸に戻らされた典膳がとった行動は。

武士の面目よりも、千春への思いやりを優先させる典膳。
それがゆえに理不尽な謗りを受けてもじっと耐える男。
でも、やはり元の鞘には戻れない・・・。
千春にとっては事故にあったようなものなのだけれども。
うう、複雑。時代も違うし。
お母上・・・良い姑さんだったのに。合掌。

と、いうことで、初回でささっと描いたのラストに至るまでの経緯を、当時の風俗を交えて詳しく描いていました。

時間軸に沿って構成しても良かったのでしょうけれども、それだと先週の感想でちらっと書いたように、千春が手込めにされるところで終わっていたでしょう。
女性の悲劇で終わると、メロドラマ主体のような印象を与えてしまう。
そうではない。
このドラマは悲恋もありつつも、あくまで男の生き様を描くことがテーマであることを、初回ではっきり打ち出すための編集だったかと。
さすがの脚本、そして製作スタッフの志の高さを感じ、安心して見れました。

柴本さん、はっきり言って、今まで印象に残っている作品はないのですが、丁度いい塩梅で、しっかりしていて美しいです。
男性が主人公の時代劇のヒロインって、丁度いい塩梅、が大事だと思っているので、そのポイントをうまく掴んでいらっしゃるように感じました。
失礼なから、こんなにうまい人だとは思っていませんでした。(汗)

キャスティングも含めて、時代劇映画全盛だった頃の良質な部分を抽出したような作品になりつつあると思います。

次回はもっと酷いことになりそう・・・
それがビジュアル的にも楽しみだったりしてます(^^;;

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コンシェルジュ 第1話

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