美咲ナンバーワン!! 最終回
原作:「美咲ナンバーワン!!」藤崎聖人
原作未読です。
まず、無事に放映されて良かったです。
リアルタイムで見たのですが、感想を書くのが遅くなったので、簡単に。
急に登場したラスボス、理事長にキャバ嬢だったことがばれてピンチの美咲。
そして赤点でも2年に進学できたので、危機感もなく、真剣に期末試験に取り組まない2Zたち。
ところが、理事長が急に、赤点を取ったら、いや、他の学年の平均点、80点以上を取らなければ即退学、と言い出して大騒ぎ。
そんなこと急に言われたってできっこない、学校を辞めてやるっと反発しますが(苦笑)、美咲にハッパをかけられて猛勉強。
結局、平均点は上がったけれども、80点に届かない生徒達もいました。
美咲は、自分が教師を辞めるから、その代わりこの子達は進級させてあげて欲しい、と理事長に願い出ます。
理事長はこの取引に応じます。
生徒は3年で卒業していくけど、先生はずっといるから、というわけです。私立ですもんね。
で、2Zは無事全員3Zに。
しかし、実はそのために美咲が教師を辞めることになったことを聞いて・・・
と、まぁ、ハッピーエンドでした。
あ、碓井くんにセリフがあった!
山本さん(教頭の娘)はやっぱり「頭のいい方」に入ってました。
5人組にも絡んでいたし、編入はラス前だったけれども、カットもセリフも他の生徒より多くて、良かったです。力のある人なので、これからが楽しみです。
さて。
最後の最後までゆるゆるなドラマでした。
お話そのもの後味は、けして悪くなかったです。
しかし「ドラマ」としては、コップに注がれたまま3時間ほど放置された発泡酒のようでした。←回りくどい喩えで、すみません。(汗)
突然現れた理事長が、突然あっさり折れたりするのは、些細なこと。
赤点とった生徒達の「こんな学校、辞めてやる」ってねぇ~。開き直るなよっ、て思わず突っ込んじゃいました。
そして無理矢理なガールズコレクション・・・ま、華やかで良かったですけれどもね。(苦笑)
一番の問題は、そんな彼らを諭す、美咲の言葉に説得力を感じさせない、ドラマのつくりでしょう。
シリーズ途中から、「生徒達に心配される教師」というパターンが見えてきたので、それはそれで面白かったです。でも、これは「元キャバ嬢」そして「進学校で落ちこぼれた不良がかった生徒たち」という中途半端な設定をもてあました結果のように見えました。
例えばですが、最初からそういう路線、つまり、「つい元キャバ嬢の癖が出てしまう、ドジな新米教師だけど、真面目で真直ぐで、生徒より純粋。男子も女子も、つい守ってあげたくなる」(長い;;)美咲、というキャラを、生徒たちのキャラも含めてきちんと組み立てていれば、もっと面白くなったかもしれない、と思うと残念です。
最初は危惧された生徒達ですが、回が進むごとにスキルアップしていったように感じました。特に「不良」の設定がうやむやになってから。(苦笑)
ですから、なおさら、残念です。
「ごくせん」に囚われすぎたというか、「ごくせん」のスキルが裏目に出てしまったように感じました。
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