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カテゴリー「□Q10」の9件の記事

2010年12月12日 (日)

Q10 最終回

公式サイト

俺の中の何かが止まってしまった。
何だろう、この感じ。
全てが遠くに感じる。
言葉の意味がよくわからない。
人が人に見えない。風景は作り物みたいだ。
何で喋らなきゃいけないんだろう、食べなきゃなんないんだろう。
何も聞きたくない。何も見たくない。
自分は人間で、まだ生きていて、なのにQ10はもう、いなくて。
会いたい、会いたい。会いたい。

Q10のリセットボタンを言われるままに押してしまったことを後悔する平太。

柳教授の部屋を訪れる月子。
探していたのは、「歯」。

月子が平太にリセットボタンを押させようよしていることを知った柳教授が、Q10のリセットボタンを入れ替えていたのです。

リセットされたふりをしたQ10はどこかへ逃げた。リセットボタンが発信機だったので、月子には見つけられません。

Q10が帰らないと大変なことになる。世界が大きく歪んでしまう、と月子。
だったらそのことを平太に説明して納得してもらうしかない、と柳教授。

「それは無理です。
人は見たものしか信じない。私が説明たって到底信じてもらえないと思います。」

だから、平太に目に見える形で脅しをかけた。

「他に方法がありますか?」
「あるわよ、心に訴える。」
「そんなの奇跡です。」
「2010年にはまだあるのよ、奇跡。」

月子は手入れたリセットボタンを教授に返します。

教授は、力ずくでQ10を平太からとりあげることに納得がいってなかった。
そして納得がいかないままQ10を手放してしまった平太のことを案じています。

もう一度Q10に会える奇跡を願う平太。
街で中尾といるQ10を見つけます。
中尾が匿っていたんですね。それが彼の役目。

俺の部屋でいちゃつくな、と切れる中尾。(爆)

久保を見舞った平太は、病室の前に佇む山本に出会い、彼が危篤に陥っていたことを知ります。
平太には知らせて欲しくないって。
死と向き合わずに住む世界。幸せを感じれる、そして明日が普通にくると思える世界へと旅立とうとしている平太には伝えたくなかった。

山本は久保が手術を受けてから毎日尋ねてきているのに、恐くて病室に入れずにいました。
「久保君が悪いの、本人にばれたら、どうしようって。全然勇気がなくって。わたし、愛が足りないのかな。」
だまって聞くしかない、平太。山本も答えが聞きたかったわけではない。

Q10にリセットボタンをセットし直す教授。
今度リセットボタンを押すときは、平太が自分の意思で押すと思う、と。
絶対押すはずがない、と中尾は大反対ですが。
月子と心が通い合えば、と教授。
わけがわからないうちに押すのと、自分から考えて押すのとは、全然違う。
セットする時に、Q10の歯の中からカプセルを発見します。

もう一度、平太にリセットボタンを押してくれるように頼む月子。
断る平太。

「このままQ10を置いておくと世界が大きく変わってしまう。深井君のせいで二つの文明が滅びて、一つの言語が消滅する。
ピンとこないでしょ。
今、地球のどこかで9億人の人が飢えている。今、こうしている間にも戦争や紛争で人が死んでいっている。
でも、深井君には関係ない話だもんね。
今日もどこかで大切な人を失って、もう涙さえでない人もいる。
でも、そんなの見えなかったらないのと同じなんだものね。」

「俺が押さなかったら、人が死ぬの?」

「560万人。」

.

いなくなった藤丘。ずっと休んでいるQ10。
見なくなったら、会えなくなたら、みんなの中で死んじゃったも同じ、僕もカナダに行っちゃったらそうなるのかなぁ、と影山。

小川から、山本が今週、ほとんど登校していないわけを知っているか、と聞かれ、全然気にしていなかった河合は,、自己嫌悪に陥り影山に愚痴ります。愚痴る自分も最低だ、と言いながら。

山本ってきっちり登校するタイプじゃないだろうから、気にしなくっても普通なんだろうな、とは思いました。

カナダから帰ってくるのを待ってると言えないないのは、結局自分が何も信じていないため。自分のことすら信じていない、と河合。

自分もそう、カナダに行っていいかどうかも迷っている、と影山。自分が、自分の夢が信じきれない。

「俺たちさ、まず、自分のことを信じることからはじめようか。それやらないと何にも始まらないような気がする。」
「まず、とりあえずだよね。」

一緒に研究室にクリスマスツリーを飾る、柳教授と小川。
いいもんですね、来年もやりましょうという小川に、「来年は一緒に住んでたりして。」と柳教授。
ありえない、と、小川は言下に否定します。何故?先のことなんかわからないのに、と尋ねる柳教授。

「僕はあまり色んなことに期待しないようにしているんです。何とか喰っていけて、まあ、最悪の事態さえ避けられれば。それでオールオッケーじゃないかなって。あ、今、つまんない男だと思った?」
自嘲的に言う小川。てことは、期待しているってことで。

「いいえ、素敵な考え方だと思います。それって、世界平和ですよ。世界中の人々が何とか食べていけて、最悪の事態を避けることができますように。」

街角のツリーから小さなディスプレイを抜き取った藤丘の父は、それを手土産に藤丘のアパートを訪れます。
転寝している藤丘の弟が描いた、手作りのツリーに飾ってあった家族そろった幸せそうな絵を手に取ります。
そこへ帰ってきた藤丘。
「何でこんな絵を平気で描けるんだろう。でも、この絵を見ていると、迷いがないっていうか信じきって描いているんだな、こいつって。これ見ているともしかしたら叶うんじゃないかな、と思うんだ。というか、叶えてやりたいって思うんだ。」
かっぱらってきたクリスマスプレゼントは空っぽだから、あけるな、と親父。
「でも、来年は中身の入っている奴とすり替えておくからな。」
帰ろうとした親父に全然足りないけど、と2万円を渡そうとしますが。
親父は1万円と、弟の描いた絵を持って去ります。

2万円で、ほっ。ちゃんとやり繰りして残したんですね。
すり替えておくって。まだ4人が一緒に暮らせる日は遠そうですですが、一緒に暮らしたい、その気持ちが藤丘と親父さん双方にあれば。
やはりお袋さんの病気は嘘だったのかな。嘘かもしれないし、改めて息子のことを考えて言えなかった本当のことだったのかもしれない。

ここは余韻のあるシーンでした。

.

560万人死ぬって、本当なんだろうか、と柳教授に尋ねる平太。
柳教授は本当だろうと、と。本来なかったものがあるってことは、バランスがくずれるんじゃないか。
「でも、それは深井君とは関係ないところで起こるんじゃないかな。」
「そんなの、へんじゃないですか。俺のせいなら、俺がひどい目に合うべきなんじゃ。」
「世界はそんなふうに公平にできていない。だから、なんだか複雑なことになっちゃって、最悪なことが起こるんじゃない?」

そして、Q10の歯から出てきたカプセルを渡します。
それは88歳の平太が18歳の平太に宛てた手紙でした。
長生きするんですね。
わー、ちっちゃい字。あ、カプセルに入れるためだからか。ここはアナログなのね。

「18歳の俺に言いたい。Q10を愛したように、世界を愛せよ。」

.

音楽プロデューサーの面接を待つ山本とバンド仲間たち。
待つ間に、願いが叶うようなら光る、というサンタの人形にCDデビューを願いますが、光らず。CDデビューは無理なんじゃないかな、とへこむ仲間。
じゃ、別のことを願ってみようと、山本。何かを念じます。光る人形。
その途端、面接をほったらかして、久保のもとに向かいます。まだ酸素吸入器がとれない久保。
「私の願い、叶うの。
私の願いはね、私が落第して、卒業できないこと。それで、退院した久保君と一緒にあの校門の坂道を二人して登っていくこと。
来年がだめなら、再来年でもいい、再来年がだめならその次の年でもいいです。
そう、心の中で願ったら、光った。他の願いは駄目だったのに。
校門、歩けるんだよ、二人して。その時は鬘なんかかぶんないんだ。赤い髪のまま、皆に見せびらかすように、久保君と歩くんだ。」

やっと久保に会えて、話ができた山本。何回も落第する願いが叶うかどうかわかりませんが、人形が勇気をくれたことは確か。

パンを買いにいくふりをして藤丘に会いに行く校長。
「社会でうまくやっていこうと思ったら、まず、頼りになる大人をみつけろ。1人でいいから。これは、ていう大人がみつかったら、半分成功したようなもんなんだから。いそうか、そういう人。」
「います。」

それは校長先生。

嬉しそうな校長。

「懐にはあったかいパン。うちには娘と孫。俺を信じてくれる教え子もいる。うん、幸せだな。」

.

平太は、88歳の自分が自分に宛てた言葉が今ひとつ理解できない。
父に「母ちゃんのことを愛するように、世界を愛せる?」と尋ねます。
「ていうか、それ、俺、もうしてるかも。母ちゃんを愛するがことく、世界を愛しちゃっているんだよ、俺的には。」

母ちゃんを愛するってことは、母ちゃんが生んだお前達を愛するってこと。ということは母ちゃんを生んだ母ちゃんと父ちゃんも。母ちゃんに親切にしてくれる人も、その親切な人に親切にしてくれる人も。母ちゃんに意地悪だった上司も回りまわって今の母ちゃんの人格を造ってる、と思えば、それはまた、愛するべきなんだ。母ちゃんを成り立たせているもの、全てを愛する、そういうことなんだよ。

Q10に親切な人を愛し、Q10を成り立たせているものを愛する。
それがQ10を愛するように、世界を愛すること。

「ここはひとつ、リセットボタンを押しましょう。」

Q10から切り出された平太。
「なんでそんなことを言うの。」
「平太の心がザワザワしています。このまま、一生ザワザワしてていいの、かな。それで平太は幸せになれるのかな。」

ついに決意します。

押す、と告げる平太に月子は。

「Q10って人間の脳に残らない材質でできているの。1年くらいたつとQ10のことを思い出せなくなる。私も同じようになっているの。だから、私たちの事は徐々に記憶が消えていくから安心して。」
やはり月子もロボットだったんですね。
「俺がQ10のことを忘れるってこと?」
「クリスマスの奇跡、ありがとう。」
「忘れるわけないだろう。忘れるわけ・・・」

平太の決意を知った中尾は、Q10に最後に力を授けて欲しいと頼みます。自分もいずれQ10みたいなロボットを造れるっていうパワーが欲しい、と。

「パフパフパフパフ」
って、その中尾君の真似はできません。(爆)
「しかと受け取りましたぁ~。」

皆にもお別れの挨拶をするQ10。

「さようなら」
「また明日。」

「皆、明日があるって、何の疑いもなく信じているんだよな。」
「それを奪ってはいけません。誰も奪ってはいけません。」
「うん、俺もそう思うよ。でも、Q10のことを忘れるのは嫌だな。」
「二人の恋が真実ならば いつかは会える これがほんとの さよならじゃないの」

年賀状を書く二人。
人間業とは思えぬ、いえロボットらしい正確無比なウサギを書くQ10にうますぎ、と突っ込む平太。もっと手書きの感じの方がいいんじゃないの。手を書き出すQ10。
「いいね、いいと思う。この世に耳が5本あるウサギがいないとは限らないからね。」
Q10の突飛な行動を独特の皮肉な調子でからかうのもこれが最後。

最初に出会い、スイッチを押した理科準備室で。 

「また、明日。」
「また、明日。」

リセットボタンを押します。
切れる映像。
前回とは違った、静かな別れでした。

学校の廊下に佇む月子に話しかける柳教授。

「この時代の人は、目に見えないものを信じることができるんですね。」
「あなた、永遠はないって言ったわよね。」
「2010年に観たものは、あなたの中で永遠の風景になるんじゃないかな。」
「そうか。永遠て、自分で造れるんだ。」
「あなただって持ってるじゃない、目に見えないものを信じる力。」

微笑む月子。

小川家には新しい下宿人がやってきます。それは何と柳教授。
あ、そうか、下宿を締め出されて、学校の研究所にいついていたんでしたっけ。
大喜びの小川。来年、て、そういうことなのね。もう12月だし。(笑)

手術から6年たった平太を祝う深井家。
「皆で一生懸命に、なんてさ、普通の家族はやらないもんね。いい経験になったよ。」
お姉ちゃんも大変だっただろうな。
「俺のことを、絶対直るって、ずっと信じてくれたから、俺はこうしてここにいれるんだと思います。ありがとう。」

.

「戻ったら、まず、何する?」
久保を見舞う平太。酸素吸入器もとれて少し元気そう。
「校門の坂、登る。」
「なんだ、それ。」
「それから授業さぼって屋上で寝っころがる。隣で誰かが鼻歌唄っててさ。そんで青空見ながら、これから何か始まりそうな気持ちになったりしてさ。」
「始まりそうじゃなくて、始まんだよ。」
タイムカプセルから取り出した紙の断片、「世界」の入ったボールを眺める久保。

鉄塔の下に佇む平太に月子が会いにきます。
「まだ帰ってなかったんだ。」
「今日、帰るの。最後くらい笑ってよ。」
月子、笑いかけて欲しかったんだ。
「しばらくは無理かな。」
「大丈夫、笑って暮らしていけるって。」

月子が投げたタイムカプセルで少しだけ先の未来へ行き、彼女にQ10のことを高校時代の自分の妄想だと語っている自分を見ます。彼女はQ10そっくり。
「想像でも、これだけ平太の心の中にいるってことは、本当にいたって事と同じなんじゃないかな。Q10はきっと深井平太とこの風景を見てたんだね。」

すぐに戻ってきた平太。
「ね、笑ってたでしょ。」
「あの人が俺の奥さんになる人?」
「そう、死ぬまで一緒にいた人。あなたが忘れてしまっても、Q10は居るって信じ続けてくれた人。」

そこにQ10が・・・いえ、Q10ではありません。
複雑そうな平太。知っている顔だけど、全然知らない人。
未来の平太が書いたメッセージを読み返します。

「俺は昨日、88歳になった。まだ、死ねそうもない。しかし妻の方は多分、もうだめだ。その妻がしきりにQ10の話ばかり聞きたがる。Q10というのは多分、俺の造った想像の産物なのだ。なのに、俺は何かを見るたびにQ10にも見せたかった、と思うのだ。
初めての出張で見た月からの地球。新婚旅行で聞いた氷河の融ける音。子供達を連れて行った樹齢千年の木漏れ日。」

余命少ない妻は18歳の俺に会いたがった。その願いを叶えるためにタイムトラベル用のロボットを発注した。顔は妻の昔のデータを元にした。
出来上がりを見せられた時俺は驚いた。まさにQ10だった。しかも型番まで同じの。俺の青春の真ん中に、確かにこのQ10がいたと、確信した。
もうすぐ妻とはお別れだ。でも、俺がいる、と思っている限り、妻の笑顔もまたこの世からなくならない。
いるかどうかわからなかったQ10が、70年思い続けて、本当にいたように。

今、隣で妻がお茶を飲みながら言っている。愛も勇気も平和も、この地球上にあると思えば、きっとあるのよ、と。

18歳の俺に言いたい。
Q10を愛したように、世界を愛せよ。
今は見えなくても、自分を信じろ。
いつか目の前にお前が信じたものが形を持って現れる。その日まで。

このドラマはフィクションですが
あなたがいると信じる限り
登場人物たちは、誰が何と言おうと
どこかで行き続けます。

************************

最終回なので、いつもより長くなってしまいました。(汗)

今まで家族によって、家族を取り巻く世界によって支えられて生きてこれた。

いつも周囲から一歩引いたスタンスを取っていた平太が、家族に感謝の言葉を述べるまで。
すごく変わったわけではないけれも、少しづつ、少しづつ、確かに、平太は変わりました。

最終回もメッセージが一杯つまっていました。
メッセージのほとんどがセリフになっているので、再掲しませんが。

見えないものを信じる。信じ続ける。
自分が知らないことを想像できる力、そして日々の暮らしを、身近な人を大事にすることが、世界を成り立たせている。

そして、そういうことをきちんと子供達に伝えることのできる、大人たちであること。
校長や柳教授、平太の父、武広たちのように。←自分は無理。(汗)

ドラマ全体を通じて、平凡なる日常の大切さを訴えていたような気がします。

ですので、ロボットによって巻き起こる騒ぎではなく、ロボットさえも日常に溶け込ませてしまうお話でした。
異質だったのは月子でしたが、最後は彼女も2010年に思いを溶かし込んで去っていきました。

88歳の平太は再び別れを経験するのですね。
Q10のことは幻のように記憶の底に残っている。
さて、Q10が先なのか、妻になる女性が先なのか。考えても答えはでないでしょうね。(汗)

影山と河合のパートはちょっと消化不良だったようにも感じました。彼らだけ平太、Q10とほとんど関わらないままだったような。
気持ちの行き違いの末に、自分を信じる、というスタートラインに立ったのは、ドラマのテーマ的にはあっているのですけれども、じゃ、どうする?という結論はでないままでした。でも、本当の日常とは、そういうものなのかもしれません。

最後のテロップ「誰が何と言おうと」というのは、ちょっと意味深に感じました。

中尾は本当にロボットを作るかもしれません。作る、と見た人が思えば、作るんだろう、と。
久保は本当に山本と校門の坂を登れるのだろうか。学校へ戻れるのだろうか。戻れる、と思えば戻れるんだろう、と。
皆、明日がくると信じている。
その明日を奪ってはいけない。

暖かくて切なく、信じる力を持つことなど、ポジティブなメッセージが一杯込められている。でも、少し角度を変えて見ると、硬質でひやりとした感触もあったりする、不思議なドラマでした。

.

個人的には、佐藤さんの初主演ドラマが、こういうドラマで良かったな、と。今回の木皿さんの世界とよくあっていたように思います。

キャストのみなさん、スタッフのみなさん、お疲れ様でした。ありがとうございました。

.

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2010年12月 7日 (火)

Q10 第8回

公式サイト

いつもはセリフまで拾っているのですが、今回は時間の都合で、思い出しながら、ざっくり書きます。

本当に怖いのは不幸そのものではなく、一番怖いのは、不幸になった時、考えるのを止めてしまうこと。
なぜか授業をしている柳教授。

そんなことが自分におきるなんて。大事なものを手放してしまうなんて、思いもしなかった・・・Q10を見つめる平太。

急展開、というより、暗転でした。
Q10、月子の正体もわかりましたし、久保やクラスメイトたちそれぞれに危機が訪れました。

文字通り、自分の全てだった漫画の連載が突然終了してしまったことが、大ショックの中尾。
確かに、あの終わり方はないですよね。作者は煮詰まってインドへ・・・
自暴自棄になった中尾は、かつて月子から渡されたボールを開けてしまいます。
ムカデのような、基盤の一部のような・・・これがタイムマシン?
柳教授に見せますが。

突然の打ち切りはよくあることではありますが、確かにショック。中尾の気持ちはよくわかります。
ちなみに納得のいかない終わり方として、自分の中で一番古い記憶だと、009の「天使編」だったかな~。

河合の「おかえり」映像に中毒になっている影山。
カナダに行っても彼女は作らない、いや、待ってくれ、とか、とういうんじゃないのだけれど、と河合に告げますが、河合は偏差値が落ちたことがショックでそれどころではありません。
帰国したら就職するところ、決まっているの?現実を見つめたら、と、とっても現実的。
現実ってなんだよ。映像関係の仕事につきたい、という夢を持ってはいけないのか。
二人にとって大事なものは?今って何?未来とは?
価値観に食い違いが生まれてきた二人。結構深刻かも。どうなるのかなぁ。

小川先生の紹介で、ミュージシャンへの第一歩を踏み出せようそうな山本。
早速久保に報告しにいきますが。
容態の悪化した久保はICUに。

パン屋で働き出した藤丘の元には行方不明だった父が訪れます。
本当の親子かい!(爆)
母親が入院したから、とお金をせびりにやってきたのです。本当かなぁ。
30万。前借りできないか。できるわけない、と追い返す藤丘ですが、視線が金庫に・・・やめてっ(願)

そしてQ10は。
70年後の未来からやってきたロボット。
重篤な病に冒された平太の妻の、自分が出会う前の18歳の平太が見たい、という願いを叶えるために。
時空を越えるのは大変過酷なことなので、ロボットであるQ10を行かせて、彼女の目で見た映像を見ていた。

本当は「引きこもりの富士野月子」となってさりげなくクラスに入り込む段取りだったのが、手違いで平太に直接会ってしまったのです。
それで、管理人のR31が「月子」となってQ10のケアをすることになった。

でも、それもおしまい。依頼人が亡くなったから。
Q10を引き上げるのは、任務が終わったから。

妻が見た最後の映像はバッテリー切れ直前に見た平太。
あの時、平太はQ10を置き去りにしたのですね・・・。
道に迷った平太を救ったのは、妻が亡くなった後のQ10。

うーん。複雑にリンクしていて、ちょっと言葉に詰まります。
平太でなくても、どうしたらいいのかわからなくなると思います。

Q10を回収するためには、平太がリセットボタンを押さなければいけない。
拒否する平太に「だったら力ずくで」とボールを渡します。
パニクる平太。そこへ柳教授が飛び込んできて、ボール、つまりタイムマシンを奪い、平太の代わりに時空を彷徨うことに。
ルービックキューブがスイッチだったとは。

時間旅行は大変過酷。このままだったら柳教授の体はぼろぼろになる、と言われた平太。
柳教授を呼び戻すこととの交換条件はリセットボタンを押すこと。

極限状態に陥って、思考停止状態になった平太はリセットボタンを押してしまいます。

Q10は去っていきました。

そうか、いるべき場所に戻ったのか、と校長たち。飛んだのが柳先生でよかった。心臓が悪い平太だったら、と慰められますが。
Q10までいなくなってしまって、ダブルショックの中尾。

Q10が残した映像。最後は、一人で帰っていく平太の後姿でした。

何故、あの時、もっと考えなかったんだろう。考えるのを止めてしまったんだろう。
大事なもの。なくしてしまった。

涙を流すQ10を見かける平太。いや、Q10じゃない。涙は流せないはずだから。
見かけた場所に駆けつけるも、すでに姿はありませんでした。

70年後、その時、平太は生きているのだろうか。
それとも、とっくに亡くなっているのだろうか。
いつ出会ったんだろう。

柳教授が時空旅行中に出会った中尾は、少し未来の中尾だったんですね。
二人でQ10を取り戻す作戦を立てるようです。どうするんだろう!?

しかし、Q10が戻ってきたとして。どうなるのかな。
ずっとこの時代にいるのは、この先、知っている人が、平太がこの世にいなくなった時のことを思うと、切ない気がします。

泣いていた女の子がどう絡んでくるのかも気になります・・・

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ともかく、Q10の周辺は思った以上にSFチックな展開でしたが、違和感はなかったです。
伏線をちゃんと回収していましたから。回収しすぎていて、書ききれない。(苦笑)

後、小川家に充電しに行く柳教授とか・・・今回もいろんな話が詰まっていて、セリフを拾わなくても粗筋だけでも書くのが大変です、このドラマ。

もう、次回が最終回なんですね。

感想は最終回にまとめて書くことにします。久保も藤丘も心配だし・・・
まだ、びっくりな展開がありそうなので。

今期、一番ラストが気になるドラマです。

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2010年11月28日 (日)

Q10 第7回

公式サイト

もしQ10がいなくなっていまったら
それでも腹が減ったりするんだろうか
ご飯食べて
もう、喰えねぇ、とか ゆうんだろうか

お葬式から帰ってきた深井家。
親族だったのしょうね、手渡された絵本は「オルガンカバ」。
平太が小さい時、大好きだった本です。

「歯を押すとオルガンみたいに音を出すカバがいました。」

思わずQ10のことを思い浮かべる平太。

「引きこもり」の月子が登校しました。

「あんたのものじゃないからね。Q10は私たちのものなんだからね。」
という言葉が耳から離れない平太は警戒します。

「深井君に毎日会いたいから。」
月子の挑発を受け流しますが。
「面白くない。そのリアクション、全然面白くない。私としてはもっと取り乱した深井君が好きなんだよね。」
と、Q10を触ろうとする月子には我慢できずに
「触るな!」
と声を荒げる平太。

取り乱す・・・以前、Q10に雷が落ちた、と思った時のような平太のことでしょうか。

何故挑発的なんでしょう。これも任務のひとつ?
中尾がびびってます。(笑)
月子が謎を秘めた存在であることを知っているのは、平太と中尾だけ。

小川から、月子はこれ以上休むとヤバイから、仲良くしてやってくれ、平太に嫌われて落ち込んでる、と頼まれますが。
「違うんです。」
思わず月子がQ10に関わりのある人物であることを言いそうになる平太ですが、私の事を人に言ったらQ10は即撤収、という言葉を思い出して、留まります。
「嫌いです。富士野月子は嫌いです。」

「なんか塗ってる?」
月子の匂いが気になった柳教授。匂い・・・月子の正体と何か関係があるのでしょうか。
柳教授は何か気がついたのかな?香料の研究をしているシーンはありましたけれども。
ともかく、二人のシーンは少し緊張感がありました。

「歯を押すとオルガンみたいに音を出すカバがいました。
歯を押すと音が出るカバは珍しかったので、皆が欲しがりました。
そのことで喧嘩になり、とうとう国同士の戦争になってしまいました。」

「ケンタはオルガンカバを鞄の形にたたむと
スタコラサッサと逃げてゆきました。

めでたし めでたし」

「え、これで終わり?」

「でも、逃げました。」
「そんな、逃げ切れるわけないじゃん。追っ手が来て、絶対連れ戻されるにきまってるじゃん」
「そしたら、また逃げます」
「それでも、やっぱり絶対捕まるんだって」
「そしたら、また逃げます」

「わかった。
つまり根性があるほうが勝ちってことだな。」

この見慣れた道をゆけば、全然知らない土地に辿り着ける。
俺に根性があればきっと、辿り着く。

「Q10、逃げよう。」
「どこへですか」
「どっか遠いところ」

できるならば、不安のカケラもないところ。

今回は月子に不安を感じた平太がQ10と逃避行を試みるお話でした。

多忙のため、セリフをあまり拾わず、短めに書きます。

逃げるにあたって、一番大事なものをもってくること、と言われたQ10は小川家の台所で「一番大事なもの」を探します。
小川の母、しげは、一番大事なものは家族の思い出だといって、家族のアルバムを見せます。
Q10は柳教授のところにお泊りする、ということにしたようです。

一方、持ち金をかき集める平太。
こちらは友人の家に泊まる、と家族には言ったようです。
息子の初めてのお泊りに、へそくりの1万円を差し出す父、武広。平太にお泊りするような友達ができたことが嬉しいのでしょうか。
1万円・・・聖徳太子ヴァージョンがわからない平太。(笑)
どれだけ前からへそくってたんだか。

「ふたりで、ここじゃない遠いところへ行く。」
「それで、二人は めでたしめでたしですか」
「ごめん、それは無理。今の俺には無理なんだ。
見つからないところにQ10を隠す。今できるのはそれくらいなんだ。でも、必ず迎えにいくから。
なんとか 自分の力でQ10を匿えるようになったら、必ず、約束する。」

「約束はしません。いつ、いかなる時もQ10は平太を信じます。」

河合と別れた影山は、最後に映画を撮らせて欲しいと頼みます。
「全然格好よくないんだけどさ、ぐずぐずで最低の高三の俺たちなんけど。でも、とっておきたいんだ。」
「だったら、せめて映画だけでも幸せに撮ってもらえるかな。あたしたち、うまくいってこうなりましたぁ、みたいな。こーんなに幸せになりました、みたいな。」
「うん、いいよ、それ、撮ろう。」

で、妊娠シーンですか。(笑)
なんだかんだ言って、行く道が違っただけで嫌いで別れたわけじゃない二人。いつの間にかしげまで参加して、楽しそうです。Q10のマネ。(爆)
こういう思い出って、振り返った時にどうなのだろう。
いい思い出になるのでしょうか。引きずることはないのかな。
幸せを演じるている映像にそれぞれ見入る影山と河合。映像が幸せそうであればあるほど悲しくなるような気もするけれど・・・
別れる決意は変わらないのでしょうか。

海べりの鄙びた町に着いた平太とQ10。
Q10が持ってきた一番大事なものは小川家のアルバムでした。
「人は死ぬけれども 続いていく。平太が死んでも 子供が残る」
「そん・・・」
思わずQ10を見つめる平太。
「子供なんか いらないよ。」

生きてる、死んでる、死んでる、生きてる・・・・目につくものを指差すQ10。だかしかし。
「一番大事なもの」でアルバムを持ってきたQ10は、バッテリーを持ってこなかった。
「マジで?!え~?!やらかしてる・・・」
あせる平太。
そんな二人を追ってきたのは月子。
Q10にはGPS機能のようなものがついているのでしょうか。

柳教授に、初めて自分が焼いた、できたてのパンを持ってきた藤丘。
以前、柳教授がくれたあったかいパンが忘れられなかったから、と。パン屋に務めるきっかけになったのかもしれません。藤丘の表情が明るくなっていました。職場もいい感じ。
できたてのパンの香りを、「明日の匂いがする」と嬉しそうに嗅ぐ柳教授。お相伴する小川。

ついにバッテリーが切れてしまったQ10。
「本当に連れて帰るの、無理になっちゃったよ。この町に置いていくしかないよ。ごめん、ごめんね。」
物陰から二人を見つめる月子。

「不思議だよな。まだ一日も経っていないのに、家のこととか学校のこととか、すっげえ昔みたいに思える。
俺、戻れんのかなあ。何か戻れない気がするよ。戻ってもQ10いないし。」

涙袋を取り出す平太。
バッテリーの切れている・・・眠っているQ10を写メしようとしますが・・・撮れません。
もう、会えないかもしれない。思い出を撮る影山達とは対照的。

「また、会おうな。約束な。」
と、動かない小指とゲンマンを切ろうとしますが。
「約束はしません。いつ、いかなる時もQ10は平太を信じます。」という言葉を思い出します。
「そっか。Q10は約束しないんだったな。」

Q10を廃船に隠す平太。
その場を立ち去ります。

病院にて。
顔見知りの患者の臨終を見つめる久保。
深刻な空気に、見舞いに来た山本は帰ろうとしますが、「いて」、と引き止める久保。
「先生の話っていうのはさ、最後に会わせたい人が何時ごろ集まるのか、その時、機械外しますけどいいですねって、そういうこと、言われるらしい。もう、だめなんだよ。多分、もう、だめ。」

見た感じ全然死にそうじゃなかった人。
結婚もせず、子供もつくらず、橋ばっかり作って。
「いいのかな、こんな人生。ま、いっか。いいよな、こんな奴いたってさ。」

「それが俺が聞いた最後の言葉。」
「ま、いっか。いいよな、こんな奴がいたってさ。」

反芻する山本。久保と一緒に患者を見送ります。

久保の抱える悲しみを受け止めれる山本って、すごい女の子です。まだ高三なのに。

Q10を置き去りにした平太は、道に迷ってしまいます。
携帯はQ10を撮ろうとした場所に忘れてしまっていました。

一方、Q10の元に向かう月子。何者かからの電話を受けます。
「そうですか。じゃ、Q10は回収ですか。わかりました。明日から撤収準備入ります。」
停まったままのQ10にバッテリーを充電しながら話しかけます。
「任務は終わりだってよ。帰るよ。」
復活したQ10。もう月子はいません。

道に迷った平太に近づく光。

それは、懐かしい光だった。
生まれる前に見たことがあるような、暖かで優しい光だった。
あそこに 自分が生まれるのを待ってくれている人がいる。
ああ、早く、あそこに帰ろう。
人は死ぬけど、続く。
何のために。
次に生まれてくる人に ようこそ、というために。
お帰り、と言ってあげられる場所をつくるために。
そこから、いってらっしゃいと 送り出してあげるために。

光はQ10でした。

どこへ行きたいのか。今わかった。
俺は 帰りたいんだ。
懐かしいQ10へ 帰って行きたいんだ。
Q10、お帰り。そして、ただいま。

「さようなら 2010年」
月子はやっぱりこの時代の人間ではない?

***************************

あれ、やっぱり長くなっちゃった。(汗)

お葬式の話から始まり、校長の孫誕生で終わりました。
書ききれませんでしたが、小川が柳教授が好きなこともはっきりしました。

誕生と死。お帰りとただいま。子供を、家族をつくること。オルガンカバ。ヘンシンリセット。それから匂い。

いつにも増しててんこ盛りでした。
毎回、作者の濃密なメッセージが込められたそれぞれのエピソードによって全体の話を紡いでいるのですが。
今回もキーワードの数々をちゃんと紡いでいたのですが、少し多すぎて散漫な印象を受けました。
校長の「亡き前妻の生まれ変わり」というご宣託のシーンなど、ちょっと盛りすぎたんじゃないかな、と思ったりして。孫の誕生のシーンも唐突に感じました。

逃げても逃げ切れない、結局、自分にはどうすることもできないことがわかっていての、Q10との逃避行、そして置き去りにするまでの平太の葛藤をもっと描いても良かったんじゃないかな、と。
平太を信じきっているQ10が健気な分、平太の気持ちにちょっとついていけなかったです。おもちゃを捨てるみたいな・・・結果的にはQ10を失うことの悲しみ、Q10とまた会えることの喜びを再確認するわけですけれども。「おかえり。ただいま。」と。

それから・・・山道に迷った時に、あんな感じで近づいてくる光に出会ったら、自分なら、怖い、と思う。
なので、最後のモノローグはいつもよりはピンとこなかったです。Q10の格好も「たたりじゃ~」だし。ま、これは狙ってのことでしょうけれども。(苦笑)

写メを撮れなかったり、置いていかざるおえないQ10を見つめる佐藤さんの表情はとても良く、二人のシーンは切なく感じれはしたのですけれどもね・・・。

後、二人は学校を休んでいるわけで、小川先生が気に留めていないってことは、ちゃんと届けを出してあったのでしょうか、それとも無届欠席は珍しくない学校なのかな?なーんてことが気になりました。(汗)

Q10が平太に「逃げる」ということを示唆したような気がしました。平太は最初は無理だ、って言っていたのですが。平太は試されている?

「懐かしいQ10へ 帰って行きたいんだ。」
複雑な言葉だなぁ。

任務、ってなんなのでしょう。
来週、明らかにされるみたいです。予告がないのは「撮って出し」みたいですね。大変。

エンディング、藤丘がパンを持っている姿に変わっていました。それからなんか幾何学的な模様も新たに差し込まれた?

今回、出番の少なかった中尾。告知はアドリブなんでしょうね。(爆)

※来週の感想は遅れます。

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2010年11月21日 (日)

Q10 第6回

公式サイト

「ちょっとつめて、って座ってくるの、あれ、きゅん。」

「俺は、いつもしっかりしている女の子が突然、べちゃってこけるの、で、立ち上がる時に、へへ、みたいなの。」

それぞれきゅんとなる女の子の仕草を言い合う平太と久保。

こういうの、浮気っていうんだろうか。
Q10が好きなのに、人間の女の子にちょっとときめいたりする。
女の子は少し怖い。
でも、なんか可愛くて、ひっきりなしに動いていて、生き生きしてて

「女の子は怖い。」
同じように女の子も「男の子は怖い」と感じる部分がある。
理解不能な存在だから怖いのかも。

Q10のことは好きなんだけど、"普通の女の子"の仕草というか、そこから感じるエロスが気になる平太。
普通のカップルのようなこともしてみたい・・・でも、そのキャッチボールは、危ない。(爆)

はにかみはポイント高い、という平太のリクエストに応えて"はにかんで"みせるQ10。
それは・・・口を尖らした感じ。(笑)
「は、はい、わかりました。」
Q10のはにかみシグナルを了解した平太。
でも、それはあくまで機械的なシグナルで「はにかみ」という感情はともなっていない、と感じているようです。

Q10を好きだという気持ち。

この気持ちに嘘はない。
嘘はないのに、なんだろう、このもやもやは。
どこにしまえばいいんだろう、このもやもやを。

今回はセリフを拾うのをなるだけ押さえることにチャレンジしてみます。(汗)

これじゃ子連れじゃん。
Q10のことは好きなんだけれども、実際の関係は保護者でしかない。
これは一種の片思いなのかも。

しかし、富士野から手渡されたカードで、思わず平太が「異性」だと感じる仕草を願ってしまい、生々しく迫ってこられると、逆に腰が引けてしまいます。
これはQ10じゃない、ということもあるでしょうし、豹変する女性への恐怖も感じたのかも。
前田さんの豹変っぷりがお見事でした。

カードを使うと、プログラムが複雑すぎるためなのか、大量にバッテリーを使用してしまうためにすぐ充電切れになってしまう・・・Q10のプログラムを変更できるカードを大量に平太に渡す、富士野はやはり只者じゃないです。
「知らない方がいいんじゃない。」
自分のことをばらしたら、Q10は即撤収だと。

Q10は何の目的で、いつ、どこで、誰に作られたのでしょう。
そして、色んなものを犠牲にして、人類のために戦っているらしい柳教授は、果たしてQ10に関わりがあるのかどうか。
今まではファンタジー気分で観ていたのですが、Q10そのものが結構シリアスな目的で作られたのかも、と、ちょっと気持ちを引き締めています。(汗)

万引きして逃げてきた藤丘の弟に出会った中尾。
でも、責めません。
「人をどうのこうの、言える立場じゃないから。
人間の欲望というのはきりがなくて、そいつに憑りつかれると、まわりが見えなくなってしまう。まわりがどうでもよくなってしまう。
それは、最悪だ。」

万引きのことをあやまりに店に戻った弟に、付き合う中尾。連れて行ったんじゃないように思います。
引き取りに来た藤丘は、ろくな大人になれねえぞ、と叱りますが。

「もういいじゃん、このまま死んでも誰も悲しまない。この先、いいことなんてないし。お兄ちゃん、幸せだった?」
自分より長く生きている兄に尋ねる、大人になることに、明日に希望を持てない弟。

「さらば恋人」。

いつも幸せすぎて 気がつかなかった
悪いのは僕のほうさ 君じゃない

見舞いに来てくれた山本が、べちゃっとこけた姿を見た久保。
ベットで自演したとおりの、まさしく理想のこけかたです。(笑)

平太が、自分の理想の振る舞いをした、いつもと違うQ10に違和感を感じたのとは対照的に、久保の方は、普段クールな山本の違うを見て、一気に意識し始めました。
そもそも、久保のシチュエーションはどこかで山本を意識して作られたのかも。いや、ぴったり当てはまりそうな山本に惹かれたのかな。

「長生きしてやって欲しい、ということなんだ。」
久保の思いを山本に伝える平太。
付き合ってほしい、とかいうんじゃなくて。

「あいつ、山本と会ってから、死ぬのが怖いって言い出して。
どの検査も、怖いなんて絶対言う奴じゃなくて。
なのに、自分が死ぬのが怖いって。山本が死ぬのが怖いって。
想像したらどうにかなりそうだって。
もし、大切な人が急にいなくなってしまったら、自分はどうなちゃうんだろうって。
何かして欲しいって話じゃないんだ。
一日でも長くいて欲しい。それだけなんだ。」

久保の思いに自分の思いを重ねる平太。
富士野から渡されたカードを割ります。

「Q10はどこからきたの?」
「そのメモリーはありません。平太はどこからきたのですか?」
「俺も記憶にない。」

そっか、そうだよな、いついなくなるかわからないんだよな、俺たち。

「いこ」
と、Q10と手を繋ぐ平太。「はにかむ」Q10。

弟に、幸せなことがあったか、と問われて、あった、それはお前が生まれた日だ、と応えた藤丘は、家族を、弟を守るために、昼間の仕事をすることを決心し、学校を去っていきます。

中尾から藤丘の思いを聞いたクラスメイトたち。
卒業できないってわかっていても、学校に通い続けた藤丘が、さよならも言わずに去っていく。
ショックをうけるも、一旦は何もできない、と流そうとしましたが。

「伝えられなかったみんなの心はどうなるのですか。
わたしたちが言いたかった"さよなら"はどこへいくのですか。」

Q10の、藤丘のために唄おう、みんなの心を届ける、という言葉に触発された河合の提案で、練習していた「さらば恋人」を藤丘のアパート前で合唱します。
一緒に口ずさむ藤丘。

案の定、警察に通報されます。いいですやん、あれくらい。

生徒達に暖かい飲み物を振舞い、1人、警察に頭をさげる校長。
「常識破んなきゃ伝わらないことがあるんだから。いいじゃないの、頭下げるくらい。」

良い卦がでるまでおみくじを引き続けた山本は、二人分の大吉おみくじを久保に見せます。
「私ね、久保君が思っている以上にしぶとい女なんだよ。しぶとく生き抜く。
突然久保君の前から消えたりなんかしない。それだけだから。」

河合の気持ちが重荷になってきて、二人で会う事を避けていた影山に、ずっと前からわかっていた、二人にとって一番良い方法は、さよならすることだ、と別れを告げる河合。
「本当のことをちゃんと見ることが、こんなにつらいと思わなかった。さようなら。」

母が昔よく泣いていたことを思い出した平太。
今は平和そうな深井家ですが。

富士野にカードの束を返す平太。
「自分の思い通りになるものなんていらない。」
「無理しちゃて。」
「無理するのもいいんじゃないか。」
「Q10のことなら、なんでも知ってる?」
「もちろん」
「じゃ、はにかんだ顔も?」

「Q10(キューイチゼロ)が内臓している人口筋肉ではそこまで複雑な表情には応え切れない」

うーむ、微妙な言い方だなぁ。応えるのは、平太のリクエストに対してなのか。それともQ10自身の感情の動きなのか。いずれにしても、少し得意気でした。

「Q10は はにかんだ顔、するよ。」
「だからって、あんたのものじゃないからね。Q10は私たちのものなんだからね。」

だからって、ってなんだろう。

「わたしにして欲しいことはありますか」
「俺が望むのは、Q10がこの先泣いたりしないことかな」

涙の容器を外して平太に渡すQ10。

「これで一生泣きません。」
ロボットの一生は250年なんだそうです。
「泣きたくなったらどうするの。」
「平太のことを思い出して、代わりに笑います。」
「・・・・」
「何か?」
「そんなこと、言われて恥ずかしかったんだよ」
「じゃ、はにかんでください。」
はにかみシグナルではにかむ平太。
自分もはにかむQ10に思わずキスをしました。
そうねぇ、もし、口角をあげて微笑むのがシグナルだったら、キスはしなかったかも。

「ぱふ」
照れる平太。

涙を抜いた後、Q10のどこかに ぽっかり空いた空洞のことを思った。
俺と出会った証拠として この先250年間、Q10はその空洞を抱えて生きていく。
ぽっかり空いた空洞は いつまでたっても満たされない。
だけど、それは 大切な人がいた証拠だ。
大切な人のために 生きた証拠だ。
全てが満たされていた、と、思っていた 子供時代にも、もう戻れないのかもしれないけれども
俺は それでいい。

Q10と出会った
それでいい。

 

「かわいそうだけど しょうがないよね。」
机にカードを並べて「平太」という文字を作っていた富士野。
机を掃って、文字を壊してしまいます。

かわそうなのは、平太なのか、Q10なのか、それとも、人類?

作品全体を覆う"死"のイメージがすごく気になります。

********************

ちょっとだけ短くなったかな。(汗)

先週からの続きで、膨張する欲望の恐さと、今回は、何かを犠牲にしなければ得られないものがあることを知っている、もしくは自分のやりたいことをがまんしても、守るものがある人々を描いていました。
小川の母、柳教授、校長、深井家の人々。みんな大人です。
その人々の中に、藤丘が入っていった。悪いのは君じゃない、僕なんだ、と言いながら。
卒業できなくても、学校に来ることで、その空間で、自分はまだ子供、守られる側なのだ、ということを感じたかったのかもしれません。
誰に対して書かれたわけでない「SOS」が悲しかったです。

そして別れ。

河合はかつての山本のように自分を見つめ直した後、自分のプライドのために、影山に頼ることから決別しました。前は影山の袖口をぎゅっと握っていましたが、今は自分のスカートを握っています。
先に別れを切り出された影山は、ちょっと複雑かも。

自分の中の時間を止めていた久保も、山本を意識することで歩みだしました。
それは、忘れようとしていた死、そして別れに対する恐怖を覚醒させることでもある。

平太は。

Q10をありのままに、より深いところでQ10のことを好きになっていく様子が描かれていました。「もやもや」は、Q10を好きになることで浄化したのかな・・・?
自分の欲望のためにカードも使わない。
オープニングの、保護者としてQ10と手を繋いでいた様子と、ラスト、そっと握るシーンの違いが印象的でした。

しかし、藤丘のように子供時代に決別したわけではありません。
「子供時代にも、もう戻れないのかもしれない」と漠然と感じてはいるようですが。
ま、普通、そんなにはっきりと決別できるものじゃないですけれど。

ロボットの寿命は250年。
平太にはその年月、泣けない、ということが大事。
その年月に驚いただけの自分はなんて俗物なんだろう。(苦笑)

藤丘の家に上がり込んで人形を繕っている中尾に、なんだかほっとしつつ。

次回で7話目。
予告の映像がなかったのは、ぎりぎりで編集しているから?それとも、どのシーンを見せてもネタバレになるからなのでしょうか。
先週のように「Q10」を「キューイチゼロ」と呼ぶシーンを流すくらいなら、ない方がすっきりしますけれども。

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2010年11月14日 (日)

Q10 第5回

公式サイト

「わたしはなんですか。」

Q10がロボットであることを知った中尾から、譲ってくれ、譲ってくれなければ、Q10がロボットだと皆に言う、と言われた平太。

相談した校長や柳教授、小川に、Q10をずっと自分のものにしておきたいのか、と言われて思わず、中尾に譲る、と言ってしまったのですが。

取り返しのつかないことを言ったしまったような気がする。
でも、あんな場面でくずぐず言うのは、あまりにも子供っぽくて、かっこ悪くて。

「そうだような、俺でなくても良かったんだよな。」

Q10のスイッチを入れたのはたまたま。
その偶然で、今、Q10はここにいる。

失いたくないと思った。
夕焼けも、そのちょっとださい制服も、そのへんな喋り方も、どこからか聞こえてくる吹奏楽部の音も。

Q10の奥歯を頬の上から突つく平太。
「何の意味があるの かな」

冗談だよ、遊びってゆうか、とごまかします。

今、ここにあるなにもかも 失いたくないと思った。

犬用の香水って、柳教授、何を研究しているんだろう。
チロが出て行った時、扉の所に人の足元が映っていたのが気になりました。
ストーリーに関係なさそうなので、映りこみミス?いえ、どうでもいいんですけれども。(汗)

逃げ出したチロを探し出したQ10。
心臓の音で識別しているらしい。
みんなの心臓の音のデータを録って、CDに落としていました。

深井平太の音、山本民子の音。

山本は、ネットに誹謗中傷を書き込まれています。
わが道を行く山本ですが、いえ、だからこそ、根拠のない、顔の見えない相手からの中傷に傷ついている。

いったんは中尾にQ10を渡した平太。リセットボタンの位置まで教えたのですが。
辛くて・・・失いたくないものを失った寂しさで、泣いてしまいます。
通りかかった柳教授。
「嫌なことは嫌と言えば?」
「言えないでしょ。Q10のことばらされたら、とんでもないことになるだろうし。
だったら、俺さえ我慢すればそれでうまくいくんだし。て、柳教授がそう言ったんじゃないですか。」

「そりゃ、言うわよ、それが私の立場なんだもん。
でも、君の立っているところは、私とは別のところ。同じところに立つ必要はない。」

教授の立っているところは真実の究明。

そこへ、平太でなければリセットできない、と中尾がQ10を連れてきます。
口を開けるQ10
「どこに立てばいいんですか。」
「それは自分で決めてよし。」

Q10の口を閉める平太。
「Q10はやんない。」
「なんでだよ。」
自分のものになった、と思っていた中尾は、キレます。
約束と違う、ネットで言いふらしてやる、深井の恋人は人形だって。
「言えよ」

「ネットで言いふらす」んですね。書き込む、じゃないんだ。

中尾を本気で怒らせたことを心配し、落ち込む平太。

噂はすぐに広まる。
ある日誰も話しかけてこなくなって、俺はここにいないことになっちゃうんだよ。

「でも、平太はここにいる。」
と、Q10は平太に平太の心臓の音を聞かせます。
「平太はここにいます。誰がなんと言おうと、平太はここにいます。」
じっと自分の心臓の音を聴く平太。

人を元気にしたいから、ポーカーフェイスを治したい、と柳教授に頼むQ10。
で、「ガーン」シールですか。(笑)
Q10が元気にしたかったのは平太。
少し微笑う平太。

「どこまでも一緒に行けたらいいのに。二人でさ。ずっと遠いところまで。」

一方、本当にネットに書き込みをしようとする中尾。
そこへ富士野が現れ、ガチャガチャ(と、言うのかな?;;)みたいなをボールを渡します。

「開けて。」
思わず開けようとする中尾。中々開きません。

「それ、開けるとね、大変なことが起こるよ。
力って怖いよね。持った途端、自分の思い通りにしたくなるんだもんね。
誰かが力を持って思い通りにするってことは、今ある世界が壊れるってこと。
壊すつもりなんでしょ、今ある世界を。
本当に壊していい世界なのか、けして壊してはいけない世界なのか。それを見極められないものは、力を使ってはならない。」

「でも、欲しいんだよ、物凄く欲しいんだってば。」

「そう?でもね、わたしはあんたよりもっと大きな力を持っている。電話してもネットに書き込んでも誰もあんたの言うことなんか信用しない。そういうふうにしておいたから。」

「お前、何者なんだよ」

うーん、本当に何者なんでしょう。
オタクの中尾には通用する脅かしではありましたが・・・単なる脅かしには思えなかった。

病院を訪れた山本に声をかける久保。
久保は、ネットに山本に対する誹謗が書き込まれていることを知っていました。

「勝手に言わせておけばいいじゃん。そのうちみんな飽きるって。」
「このこと、私にめんと向かって言ったの、久保君だけだ。
みんな知っているくせに、声を出して言ってくれないから、違うって言えない。言えないのに、嘘の私がどんどん作られていって。
私、どこで言えばいいんだろう。そんな人間じゃないんだって、誰に向かって言えばいいんだろう。声出して笑えよ、声出して詰れよ、ふざけんな!
でも、届かない。名前のない奴に、顔のない奴にどうやって言えばいいんだろう。」

「これ。」

山本が持っていたギターを指差す久保。

「で、唄で自分がそんなんじゃないって言うの、どう?そんな噂、叩き潰すようなやつ、創ってさ。で、俺に聞かせて。」

山本は久保に、自分のバンドのCDを渡します。

山本が髪を赤く染めたのは、目立ちたかったから。
先生に注意されたり、皆がびっくりして振り返ったり。
そのたびに、私はここに居るって思った。
ロックはその後。

我慢できないくらい欲しいものってある?と父に尋ねる平太。
あるよ。欲しいものがあるっていうのは、生きている証拠だよ、と入院中だった平太のことを思い出しながら答える父。

中尾は、Q10が我慢できないくらいに欲しい・・・

平太を屋上に呼び出して、土下座をしてQ10をくれ、と頼みます。

できない。

「もうさ、モノじゃないんだよ。
誰かにあげたりとか、そんなものじゃなくなっちゃったんだ。
中尾はQ10のこと、モノだと思っているかもしれないけど、俺にはもう、そう思えない。」

「Q10はモノだよ。」

屋上のヘリに駆け上がり、くれないなら、ここから飛び降りてやる、と叫ぶ中尾。

「人間の命と、ロボットと。どっちが大事なんだよ。」

問いとめる中尾。
しばしの逡巡の後、平太は。

「Q10だ。」

そして、中尾を止めようとしますが、誤って自分が落ちてしまう・・・
割れてしまうボール。

何処からともなく現れた富士野。

「あーあ。割っちゃったんだ。
あんたはこれから自分が壊した世界を生き続けなければならない。
深井平太を突き落としたという現実を背負ってね。
力を使うってことは、つまりそういうこと。」

その瞬間、平太が中尾を止める時間に戻ります。
でも、やっぱり落ちてしまう・・・・が、下にいたQ10に抱きとめられます。

ボールは割れていない。
どうなっているんだ、と下を見る中尾。

平太を抱きかかえたQ10が。
「今から平太を投げ返します。中尾君、受け止めてください。」
「ちょっと待って、そんなの無理無理っ」

中尾も、平太もびびりますが。

「冗談です。」
Q10が笑った。初めてですね。というか、なぜ笑えるようになったのかな?しかもジョークまで言えるようになってます。

ほっとする平太と中尾。

「何でも貧乏」シールまで作っちゃった柳教授。
藤丘と一緒に貼りまくります。
貧乏は恐くないんですか、と尋ねる藤丘。
そうそう、柳教授は住居すらないんでしたっけ。

「貧乏なんて、このシールみたいなもんだって思えないかな。」
と柳教授。
「藤丘君は、今これ、一杯はっつけているだけ。でも、そんなの、その気になれば剥がせるのよ。
私はそれ知っているから、シール着けていても、全然、平気。私は自分を信じている。」

柳教授の目指している真実とは何なのでしょう。具体的に描かれることはないとは思いますが。

影山と河合のカップルにも波風が。
河合と同じ大学を受ける決意はしたものの、本当は自分は映像の道に進みたい。
ショックを受ける河合。
影山に出会う前に戻りたい。傷つかないように用心深く生きてきたのに。
またまた自己卑下の世界に後戻りしてしまいます。
河合を納得させたい影山。
「俺、ぐっしゃぐしゃなんだ。会うと、好きだからなんだってやってあげたくなるんだ。だけど、1人になると自分のやりたい道へ進むべきかな、と。
・・・だからしばらく距離を置くっていうの?」

しかし、河合に袖口をきゅっとされた上、泣かれてしまい、大弱り。

憑き物がおちたような中尾に、実験室で紅茶をふるまう平太。

「この部屋でさ、Q10みつけた。まだスィッチ入ってない状態でそこに座ってた。
たまたま俺が先に見つけただけなんだよな。
だから中尾の気持ち、わかるよ。
だってそんなの不公平だもんな。不公平ってやだよな。なんで俺だけって。
自分の中に恨みばっか募ってってさ。」

「深井はどうしてたの。病気、自分のせいじゃないのに。色々恨まなかったの?」

「恨んだよ。でも、恨んでもいいことなんか一つもなかった。むしろひどくなるばっかでさ。
だから、この世は不公平だ、それでいいんだって、そう思うようにした。
そしたら、そんな目に会っているのは自分だけじゃないんだって気づいてさ。
そうやって俺は、恨みとか、嫉妬(ここ推測)とか、そういうろくでもないものを、少しづつ小さく折りたたんでいったんだと思う。
ちっちゃくはなるんだけどさ、なくならない。
きっと、俺のどっかにあるんだと思う。
同じだよ、俺と、お前。同じなんだよ。」

青く薄暗い部屋と、お茶を注ぐ時に、ちゃんと手をそえていたのが印象的でした。

Q10の録音した平太の心臓の音を聴く家族。
「ちゃんと律儀に動いている。」

病室で山本の心臓の音を聴く久保。

曲を創る山本。EmからGね。

自分は教師であることに自信がない小川は、Q10から「3年B組の音」を渡されます。
みんなの心臓の音が入っている。教室はからっぽじゃない。

小さくたたんで しまっていたはずのものが 少し開いたような気がした。
どうしよう。
俺のろくでもないものがまた、手に負えないくらい大きくなてしまったら。

「不安な夜は 嫌いだ。」
「そんなの幾つも超えてきたじゃん。
手術の前の夜、同じ部屋の奴が死んだ夜。検査の結果を待っていた夜。
忘れてた?」

「ごめん、忘れていたかも。」

見舞いにきた平太に微笑む久保。

「じゃあぁ、幸せなんだ。お前は、今、幸せなんだよ。
そっか、忘れられる日、くるか。
もう、ここはお前の場所じゃないんだよな。」

「じゃ、どこなんだよ、俺の場所。」
「そんなの、自分で決めろよ。」

「ほんとに自分で決めていいのかな。」
「いいよ。」
「例えば それが危ない場所でも。」
「しょうがないじゃん。それが一番自分だと思える場所なんだろ?」

それじゃ、俺。

あの鉄塔だ。
Q10が、世界が生まれました、と言った あの鉄塔だ。
Q10と、どこまでも一緒に行けたらいいのに、と思った、あの鉄塔だ。

あの鉄塔が俺なら、あれは久保だろうか。
あっちは影山。
あれは山本で、藤丘で、中尾で、河合で。

どれも空に向かって立っている。
それは空に向かって 声にならない声で叫んでいるみたいで
どうしていいか わけのわからない気持ちを 深く根元に沈めて
互いに手を差し伸べるように 頼りない電線だけで繋がっていて ぽつんとひとり。
でも常に精一杯踏ん張って
俺はここにいると、立っている。

ああ、そうだ。
俺たちは ここにいる。

***********************

うわぁ、また長くなってしまった(^^;;
セリフを拾うのは、もう今回で、本当にやめよう。中尾の「繰り返された時間」についてとか、その他、感想を書く体力がなくなってしまう。体力があるからといって、ちゃんとした感想が書けるかどうかは疑問ですが。(汗)

心臓の音、自分の居場所、我慢できないほど欲しいもの。
今回も密度の濃いお話でした。
しかも、Q10と平太が話の軸になっていたので、全てのセリフが平太というキャラに集約されていくという印象を、今までで一番強く感じました。

自分の居場所がなくなる心細さと恐怖。
教室に自分の居場所があるかどうか、自信が持てなかった小川。
理不尽な形で居場所を奪われ、怒っていた山本は、実は恐怖を感じていた。

今回、はっきりとQ10への思いを他人に告げた平太。
「同じだ」
平太は、中尾の中に自分が折りたたんだはずのろくでもないものを、見たのかもしれない。

Q10と一緒にいるためには危ない場所に行くかもしれない、と思っている平太。
平太の心臓の音を感慨深く聴く父、母、姉の想いはどうなるのでしょうか。
「危ない場所」には、富士野が絡んでくるのかな。

そして自分とは違う世界、時に旅立ちつつある平太を、諦観する久保。
この二人のシーンは、"少年たちの時間"を描いた映像として、忘れらないものになりそうです。

細田さんはキレキャラが実によく似合う。
笑えるようになったQ10も印象的でした。

ここからは欲目かもしれませんが(汗)、中尾と平太がお茶をするシーンを含めて。
今回、最初から最後まで、佐藤さんが木皿さんの世界にぴったりはまったような気がしました。
平太とQ10中心の話だったためかもしれませんけれども、初回よりははるかにはまってきつつある、というか。
正直言って、当初は時折不安を感じたりもしたのです(^^;;
この短いスパンで、俳優としての成長を見せてくれて、非常に嬉しかったりしてます。

ラスト、平太のモノローグで回想シーンが流れた時、そんなに前じゃないのに、懐かしくて泣けました。みんなが変わりつつあるからなのかな。

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2010年11月 7日 (日)

Q10 第4回

公式サイト

幾時代かがありまして 茶色戦争がありました。

「次?」

「次」という弾丸で倒されていくクラスメイトたち。
俺たち、勝っているの、負けているの?
そもそもどうなったら勝ちなの?

その弾丸は誰が撃っているのか。敵の正体もさだかでない。

そんな夢を見た平太。

次の段階もなにも、Q10はロボットだよ
俺は人間で
それはどこまで行っても 交わらなくて

喋り方がへんだ、と言われて落語で勉強しているQ10。
進路希望の欄は「努力」。

「若旦那。おてんとう様と米粒はずっとついてくると思っているのですか。
おてんとう様はついてきても、米粒は努力しないとついてきませんです。」

あせった。

Q10にも目標みたいなものがあって
そしてそのために努力している。
俺は次、何をしたらいいのだろう。

それぞれの「次」。

Q10をロボットではないか、という疑問で頭が一杯の中尾は、進路どころではありません。
影山は、進路より、やっと付き合えるようになった河合のことで頭が一杯。次の段階へ行きたくてたまらない。(笑)
平太は、何も見つからない。

中尾はQ10が人間なら泣くはずだ、と平太に詰め寄ります。

だが、Q10は涙は装着済みらしい。女の子の涙かぁ。ある意味「武器」装着?(苦笑)
じゃ、泣いてくれ、という平太に、無茶を言っちゃあ、いけません、泣くようなことを言ってもらわないと泣けません、とQ10。
でも、泣かせるようなことが言えない平太。

「誰でもいい。」

小川先生がそばに座るとPCの調子がいいことを発見した柳教授。
僕でなくてもいいんじゃないか、と、戸惑う小川に、誰でもよくない、小川先生でないとだめなんだ、と説得する柳教授。
PCの調子がよくなるからって・・・微妙ですよね。(笑)

進路、なんかどうでもいいや。
この世の中はどうでもいいことと、どうにもならないことでできているんだ。
そんな中でマジに考えてもしょうがないじゃん。
だいたいさぁ、俺じゃなきゃだめだ、という仕事なんかないし。
なんか俺、どうでもいいやぁ。

父親が「愛獣」なんていう、いかがわしい名前の店に入っていくのを目撃したためもあるのでしょう、いつにもまして投げやりになっている平太の言葉で、Q10が泣き出します。そして、泣きやみません。

Q10が泣けば人間、と言っていた中尾は、余計心かき乱されたようです。

何故泣き出したのかも、止め方もわからない平太に、抱きしめて、頭をなでなでしてあげればいい、とアドバイスする校長と柳教授。
でも、意識して泣かすことができなかったのと同じように、抱きしめられない。
ロボットだと、つまり魂のない物体と知っていても・・・いや、本当はそうは思っていないから。

河合の「次」は、影山と同じ大学に行くこと。
影山は、思わず、成績優秀な河合が自分のレベルに合わすなんて、責任がとれない、と言ってしまいます。
「俺のせいで良い大学に行けるのに、行けなかった、と後で言われても。」
「迷惑だった?負担なんだ。」

「次」がキスすることな、影山の戸惑いももっともです。女心は難しい。本当に「え、ええ?」でしょうね。

さて、結局、通りすがりのおじさんに、ハンカチを渡されて泣きやむQ10。
俺でなくっても良かった、てこと?
「そういう設定でがす。」
「なんだそれ。」
怒ったのですか、とQ10。生粋の人間ですねって。(笑)

父、武弘の入っていったいかがわしそうなお店の前で、様子を伺う母、ほなみと出会う平太。
あんな店に行くなんて最低だ、という平太に、あそこで働いているのだ、とほなみ。
「働いているの?!」

やりくりがうまくいっていない家計を助けるために。

「それは俺の病院代とかのせい?」

それだけじゃない、とほなみ。
自分がパートに出る、と言ったのだけど、人付き合いの苦手な妻に無理はさせられない、と自分がなんとかする、と働き出したのだと。
正規の仕事以外の、アルバイト、ということなのでしょうか。

なりふりかまわないところがある。大事なものを守るためには、びっくりするほどあきらめない。
「バラバラになりそうなときも、いつも小さなカケラを集めて、元に戻すのに必死でさ。
わたし、武ちゃんのこと、信じる。」

ほなみはデリケートな性格のようです。
深井夫妻の歴史が気になります。

「若旦那は人の情けがわからない人です。」
「どうでもいい、って言っただけじゃん。」

Q10は平太の姿を撮っているようです。誰かに送るため?

中尾は涙を流すロボットを作るために、工学部に行くことに決めました。
理数が全然だめだから、今からじゃ無茶だ、という小川に
人はなれるものになるんじゃなくて、なりたいものになる。違いますか?拷問されても変えませんからね!」
と中尾。

進路が決められなくて教室に居残りさせられている、平太と影山と山本の元に、引きこもりの富士野が現れます。

影山は、自分のランク以上の難しい学校を受験することに決めました。
「これしか道がない。」
河合を自分に合わせさせるのではなく、自分が河合に合わせる決意をしたようです。
動機が単純な分、純粋さを感じます。ほんとうにカワイイなぁ。

山本は、今日中に自分の人生は決められない、と、進路希望を提出せずに帰ります。

「勢いで書く勇気もないし、出さずに帰るほどの根性もないし。」
1人取り残された平太に告げる富士野。
富士野はどうしてこれほどまで平太に絡むのかな?

一方、はじめは迷惑半分だったのが、だんだん柳教授のそばに座っておしゃべりするのが楽しみになってきた小川。
いきなり、「ゴムの木でもいい事がわかった」と、用済みになって、がっくり。
わたしはその日人生に、イスをなくした。」

友人を見舞いに来た山本に出会う久保。
何を書いても嘘になるから、と進路希望表を捨ておいて帰ろうとする山本に、本当にやりたいことを書けばいい、と。
「ロック?書けないよ。」

担任が困るだろう。私だってなれるとは思ってないし。でも適当には書けない、という山本に、久保は。

「どうせ本当のことなんてわかってもらえないか。
あせってるとか、悔しいとか、この先、どうなってしまうのだろうか、とか。
思っていることを吐き出したいけど、言われた方も困るだろうしさ。
大丈夫だよ、とか、何の根拠もなく励まされてさ。
俺の方もさ、ありがとう、頑張るよって、何をどう頑張るのか全然わかんないのにさ。とりあえず言ってみたりして。
なんか鬱陶しいよな。」


「そんなふうに本当のことを唄うのが、ロックだよ。」

その言葉に何か感じたのか、病院を抜け出して、山本のライブを観に行きたい、という久保。
わたしはいいけど、といったんは承知する山本でしたが。

「いいのかな。
どうせ本当のことなんて誰もわかってもらえないんだ、て言ったけど。
そんなことないかも。
久保君のこと、今も真剣に考えてくれてる人、いるんだよね。」

「誰のこと?」

「ここで働いている人。皆、患者さんのことだけ考えて動いているんだよ。
けっこう、皆、大人なのに熱くてさ。
あんなに一生懸命な人たちの前で、どうせ、とか言える?
裏切ったりできる?わたし、できないな、できないよ。」

本当のことを言ってもわかってもらえない、と初めからあきらめている自分に向き合う山本。

ガレージセールする男の子、誰?と思ったら、藤丘の弟なのね。忘れてました。

どうせ卒業できないんだし、と、授業料が払えないことや、家に帰ってこず、離婚する、と言っている両親のことなどで投げやりになっている藤丘を心配して世話をやく校長。
「うちはもう、どうせ、何したって無駄なんですから」
「でもな、一度手放してしまったら、おしまいだぞ」

と、自分の思い出を踏まえて、藤丘を諭します。

どうせ、なんか、言うな、と。
とりあえずやれることからやってみよう。まずは、両親が帰ってきたくなるように家を片付けて、洗濯して、笑顔でお帰りなさいっていって、それから、あったかい食べ物を出す。そんなことで人の心は繋ぎとめられる、と、カレーを差し出します。
それは、藤丘の母が書いたレシピを元に作られたものでした。
「お前のお母さんがずっとしてくれていたこと。」

まだ、教室に居残って進路に悩んでいる平太。

いくら考えたって結論なんかでないから、永遠に終わらない。

「永遠なんかないよ。この世界に永遠なんかない。いずれ宇宙は終わる。」
富士野、まだ居たんですね。

「宇宙って終わりがあるの?」

「宇宙には暗黒物質が23%、暗黒エネルギーが73%、私たちが物質と呼んでいるのは、わずかに4%。
残念なことに時間と共に暗黒エネルギーは増えていくの。」

増えるとどうなるのか。
「物質が引き裂かれる。全ての分子が引き裂かれて、素粒子になてしまう。」
どういうことなのか。

机、黒板、窓、廊下、中庭、運動場・・・

「わたし、あなた。

今は暗黒エネルギーの量が丁度よくて、たまたまこうやって形になっているだけなの。
暗黒エネルギーが増えると、こんなふうにまとまった形でいられない。
引き裂かれて、小さな、小さな素粒子なってしまうの。」

太陽系も、太陽も引き裂かれる。

「一千億年ほど先の話だけど。
2016年にこのことが証明されて、2025年に国語の教科書から、永遠という言葉が消される。
そして、私たちは永遠という言葉を失う。
わかる?永遠はないの。
いつかは、全部終わるの。」

何者なんだろう、富士野。

鬘をとったまま、職員室の小川に進路希望の紙を渡しに来た山本。
紙には「ナース」。
ベタで来た?と思ったら、将来つくる予定のロックバンドの名前でした。
「えっ、あ、そう、本気で?!まいったね、ロック歌手か。」と驚く小川でしたが、「わかった」とそっち系の仕事をしている友人に聞いてみる、と受け入れてくれました。
どうせ、笑われるだけだと思っていた、と山本。

「人はなれるものになるんじゃなくて、なりたいものになる」
「誰の言葉ですか?」
「・・・中尾」

生徒の言葉を引用する、「可愛い時のピークは小5。後は下る一方」@母(笑)の、あくまで、ちょっと情けない小川を演じる田中さんが、いい感じでした。
けっして上から目線じゃない。山本のような生徒にとっては、安心できる教師なんだろうなぁ。

この世界に永遠はない、いずれ宇宙は終わる、いつかは全部終わる・・・

富士野の言葉が頭の中でぐるぐる回っている平太。
Q10に会いに家を飛び出します。

「大変だ、米粒だけじゃなくて、おてんとう様もついてこなくなるらしい。」

今、わかった。

この世のほとんどはどうでもいいことと、どうにもならないことでできている。
それは、俺たちが どうせ、とか言っているうちに、どんどん膨らんでいって、ありとあらゆるものをバラバラにしてしまう。
だから、大切なものは、心から大切だと思うものは 
散り散りにならないよう しっかり抱きしめて 
二度となくさないように 努力して
いつかは なくなると わかってるけれど 努力して
 

「若旦那、心を入れ替えたのですか?」
「うん、入れ替えた。もう、どうでもいいとか言わない。」

俺は今 宇宙の4%を抱きしめている。

なにやらパーツを持って小川家を訪ねる富士野。Q10は留守でしたが・・・

「愛獣」って実は普通の喫茶店?

先生、決めました。
俺、この大事な4%を抱きしめて生きていきます。

河合と一緒に勉強をする・・・というか教えてもらっている影山。ごく普通に触れられただけでも、嬉しそう。
久保の容態はあまりよくなさそうです。
Q10の「傷口」を見てしまった中尾は、ロボットであることを確信した様子。

.

「次」を悩む平太たち。
家族を含めて色んな思いが描かれていて、一喜一憂しながら視聴。
短く感想、というのは、あきらめました。(笑)
時間がない時は、端折ると思いますけれども。

他のドラマは一日寝かしたあと、思い出しつつ感想を書くのですが、このドラマはいったん視聴した後、録画を見ながら感想を書くから、長くなるのかもしれません。
あ、「龍馬伝」も同じように見たすぐ後で書いているなぁ。最近どんどん短くなっているけれども。(^^;;

高校の次は、とりあえず受験しかなかったな、と思い出しつつ。
夢のような"夢"はあったけれども、無理だろうな、とあきらめていたことも。

一生懸命に働く病院の人々を見て、わかってもらえないから言わないのは逃げているんだ、と自分に向き合う山本が、まぶしかったです。

一見、安定してそうな深井家ですが、実は内情は藤丘家とはそれほど違わないのかも。
違うのは、武広が懸命に支えていて、そんな武広を信じるほなみがいる、ということ。
藤丘家では、その両方の役目を藤丘1人がしなければいけない状態なのかな、と。

「誰でもいい」、「どうせ」。

自分でなければならない理由はない。
本当の気持ちを言っても受け止められないだろう。

でも。

けして永遠ではなくても。

大切なものは手放してはけない。
いったん手放したら、もう、取り戻せない。

「永遠」という言葉が持っている意味について真剣に考えたことがなかった平太が、「どうせ」、と留まっているうちに時は刻々と過ぎていく、大事なものがこぼれていくことを、自分も・・・いや、自分の行方より、Q10も消えていく、と思ったことで実感する。

自分の「次」をQ10を抱きしめることに定めた平太。

自分の次を決められない久保は・・・

富士野がQ10の製造に関わっていることがわかったのと同時に、本当にこの時代の人間なのか?などなど
謎も深まったようです。
引きこもりの富士野と、平太に絡む富士野は同一人物なのかな、なんて思ったりして。

Q10が泣いたのはそういうプログラムが組まれていたのでしょう、なんていっちゃあ、身も蓋もないか。(^^;;

大事なのは、誰が、何のためにそういうプログラムを組んだか、ということ・・・

当分は推測はあまりせず、じっくりと、この世界に浸って見守りたいです。

.

※今回は落語「唐茄子屋」と中原中也でした。中原中也の詩集を持っていたら、なんだったら暗唱もできたら格好いいかも(汗)、なんていう不純な動機から持ち歩いたことがあったことを思い出しました。(苦笑)

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第1回 第2回 第3回

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2010年10月31日 (日)

Q10 第3回

公式サイト

文化祭を前に平太(佐藤健)は少々憂うつな気分だった。
男子生徒が上半身裸になってやる“受験祈願の踊り”も憂うつだったし、
一年の文化祭のとき互いに意識しあっていた柴田京子の手をとっさに払いのけてしまった苦い思い出がよみがえるのだ。(公式サイトより)

Q10には嫌なことはないのだろうか
尻込みしたくなるような
恥ずかしくて思わず声を挙げたくなるような
取り返しがつかないような

去年の文化際は病気を口実に欠席した
その前の年は・・・・

文化祭は普段忘れていることを思い出させる
二度と同じ風に吹かれることはないのだ、という
取り返しのつかないような、あの、虚しい感じ

.

「そういえば お前って、昔から嫌いだよな、花火とか長い小説」

だって終わると寂しいじゃん。

前夜祭の日、ここ、泊まろうかな
俺たちだけで前夜祭しない?

「じゃ、お前も”夜の看護婦”見ない?」

.

同じ風は二度と吹かない
シバタキョウコのことはもう、好きでも何でもないのに

見かけるたびに息が苦しくなる。
取り返したくても、取り返せないものがあるということを思い出して
その虚しさで苦しくなる。

この気持ちは多分 Q10にはわからない

.

クラスからミスコン代表に推薦された河合は、事態を素直に受け入れられません。
「河合さん、可愛いよ」、と、思い切って励ます影山に、
「そんなに馬鹿にされているなんて思ってなかったよ。」
と、走り去る河合。
「な、なんで?」
と影山。

河合さん、何故、そんなに卑屈になるの?

「わたし、ミスコンの代表に選ばれたんだ。もし、わたしが一番に選ばれたら・・・」
2年前の文化祭、腕を振り払ってしまったのが原因で疎遠になったシバタキョウコから、下校の時、再び声をかけられる平太。

シバタはそのまま。言葉を濁して去っていきます。

「つきあって、って言いたかったんじゃない?」
平太を待ってきたシバタをすっと見ていた、ひきこもりの富士野。
授業の終わった、誰もいない教室に入っていきます。

人がいるとエネルギーにやられちゃうから。
すげぇ、むんむんしている。こんなとこ、無理だよ。

平太が胸の傷を気にしている、と知ったオタクの中尾。
「傷があるって、そんなにいやなことなのかな。かっこいいのにな」
・・・て、普通にQ10と歩いているし。(笑)

先輩、ニシからヤバイ仕事をもちかけられた、藤丘。
ねじ込まれた3万円。
振り返ると中尾とQ10が。
見られた。
思わず、3万円をゴミ箱に捨ててしまいます。

あーっ、なんてことを。
でも、その仕事にうさんくささと後ろめたさを感じていたから、なんでしょう。
でも、仕事を断るためにも、返さなくてはいけないお金でしょ?

平太を特殊メイクで文化祭へ誘う中尾。
前回の散髪屋さん、特殊メイクもするのか。(笑)

「深井(平太)が傷を見られのが嫌で合格祈願を休むのなら、それが原因で入試を失敗したら取り返しがつかないんじゃないかな、だったら深井より目立つ傷を作ればいいんだなって。」

「なんでお前がそこまでおれのこと気にするんだよ」

「だって、深井だっておれのこと心配して走ってきてくれた。
走っちゃいけないのにさ。」

中尾とQ10に引きずられる形で「受験祈願の踊り」に出ることを決めた平太。
報告を聞いた久保は、口では喜んでいたけれども、寂しそう。

一方、藤丘。
仕事を断るにしても、お金は返さなくてはいけないちゃー、と思ったら、後でゴミ箱をあさりにきました。
でも、ない!

Q10が色々災難を引き起こしていると思った平太は、神社にお賽銭をあげ、厄除けのお守りを買って、Q10に渡します。

「お金を捨てても、いいのですか」
捨ててるんじゃない、あれはお賽銭。
「藤丘君も捨ててました」
へー、あいつも拝んだりするん。
「3万円」
「3万!?」

Q10が、自分の観た映像をテレビで再生するのを見た平太が
「へぇ~、こんなこともできるんですね」
と急に敬語になるのが、じんわりおかしかったです。

藤丘がヤバイことになっていることを知った平太。
Q10は、ヤルナ、といいます、と。
しかし、やるな、とは言えない、俺たちが藤丘の生活の面倒を見れるわけじゃない、と平太。

捨てたのは藤丘の責任ですし、生活の面倒うんぬん、というのももっともです。

人生に引き気味な平太は、藤丘を引き止めることもなく、自分の所持金を出す事ぐらいしません。

アクションをおこすのは人間ではないQ10。
お賽銭を参考に、募金集めをはじめます。
「友だちがヤバイ仕事に首を突っ込みます。お金を捨ててください。」

藤丘の捨てた3万円を拾ったのはニシでした。拾ったというか、藤丘を見張っていての確信犯?

ミスコン用の衣装を買うためのお金を、兄に借りようとする河合。
河合が卑屈なのはこの兄貴のせいなのですね。
お前、バカか、お前みたいなブスが、ミスコンなんて出るんじゃない、と、全否定します。
なんでこんなに妹を全否定するのでしょう。

その会話を聞いていた山本。
「出るべきだよ」

それでも自分が信じられない河合。
綺麗だよ、と言われても、影山の時と同じく、受け止められません。

「河合さんてさ、違うことは違う、って声に出して言ってこなかったんだね。違うって言わないと間違ったことが本当になっちゃうよ。
自分で大声で言わないと。代わりに誰も言ってくれたりしないんだから。
大声で言おうよ。わたしは、綺麗だって。
バカにされったていいじゃん。」

そして、河合に服を貸します。

山本がどんな人間か。前回の人魚姫のエピソードが効いてました。

「私はブスじゃない」
山本から借りた服の入った紙袋に向かって大声で叫ぶ河合。

一方、寄付金集めでぼろぼろになったQ10を見た平太。
「マジだったんだ。」

しかし、かと言ってQ10を手伝うこともなく。

路上で募金集めを続ける、ついにショート(?)してしまったQ10を助けたのは平太の父。
酔っ払った勢いで、家に連れて帰り、体を冷やすなど看護します。
お父さん、えらく早い時間から酔っ払ってたんですね。昼間のパーティにでも出席したのでしょうかって、それはともかく、まるで天使のような機械体のQ10の後姿を見てしまいます。

「鶴ー。」(笑)

小川先生は甲子園出場を賭けた試合で大きなミスをしたらしい。
「あん時は恥ずかしくて、とても生きていけないかと思ったけれども、案外、生きていけたね。お前も私も。」
と、文化祭の陣中見舞いに訪れ、息子とグランドを歩く小川先生の母。
「まぁね」

ニシもどうやら同じ経験をしたようです。
文化祭に現れ、校長から自分の活躍で獲得したトロフィーの数々を手渡され・・・

せっかく借りた服を洗濯されてしまったため、着れなくなった河合。
「やっぱり、出るな、ってことだったんだよ」

わたしなんて、わたしがいなくたって、と後戻りしてしまった河合のために、服は私が何とかする、と山本。
「お兄ちゃんの言おうとおり、わたしはブスなの。」
「お兄ちゃんを信じるの、それとも自分を信じるの、この先、どっちを信じていくの?」
「自分を信じたい・・・」

二人のやりとりを見ていた影山。
人も機械みたいに簡単だったらいいのに。
「言葉も通じないし、抱きしめるわけにもいかないし、そんな時はどうしたらいいんでしょうか。」
と柳教授に問いかけます。

「最後は、情熱よ。
君のね、ここんところがフツフツフツフツ沸いてきて、ポーンと蓋が飛ぶのよ。それが相手に、コツンとあたるの。」
「そんなにうまくあたります?」
「あたることは考えない。ただただ、飛ばすことだけを念じるの。」

そして始まった受験祈願の踊り。

祈願の詔の中で、

「河合は綺麗だ」

と、ひたすら唱え続ける影山が、いじらしくて、思わず涙。

受験はどうなってもいい、って覚悟。詔と違う言葉を唱えているんだものね。
彼の思いは、ついに河合に届きました。

平太はシバタのことが気になるも、ミスコンを見ずに、久保とところへ行こうとしますが、富士野に声をかけられます。
「見ていかないの?見てあげればいいのに。」
「見たって何かが変わるわけでもないし。」
「そうかな、今は、今しかないのになー。」

山本のバックアップで、ミスコンの舞台に立つことができた河合。

出番を待つシバタに会いにいく平太。

「あの時、腕を振り払われても、平気だよ、て笑っていたら、私たち、今も付き合っていたかな。ミスコンで優勝したら取り返せるかもしれないと思った。取り返せるよーって言ってくれるかな、嘘でも良いから。」

ずっと平太のことを思っていたのかな、それとも、自分のとった行動を悔やんでいたのかな、シバタ。
きっと両方なんだろうな。

「俺たちがもう一回付き合えば、それで取り返したことになるのかな、きっとそういうことじゃないよな。
取り返すってことは、多分、次に行けるってことだよ」

シバタの腕を掴む平太。

「俺の手を払いのけてさ、あっちへ行けよ。行って全部取り返そう?」

払いのけて舞台に上がるシバタ。

「これでおあいこだね。」

久保のところへ向かおうとする平太。
ですが、Q10に買ってあげた厄除けのお守りが、魔よけのお守りなので、人間以外のものが触れたら、たちまちにして塵芥となってこの世から消えてしまう、と言われていることを、小川先生のお母さんから聞いて、驚き、あわてます。

「人間以外?!」

そこへ雷が落ちます。

まさか、Q10に。

校庭で何かが燃えている。
取り乱し、号泣する平太。

そんな平太の姿をじっと見つめる富士野。

Q10は無事でした。
藤丘への募金を持って現れます。

Q10からお守りを外す平太。
「勘弁してくれよ・・・」

募金を手渡された藤丘は、先輩のことを信じている、と。
トロフィーを一杯抱えたニシは、3万円を拾ったのは自分だと告白して去っていきます。

平太もこない、「夜の看護婦」もいない病室でただ1人過ごす久保を訪れたのは、平太に頼まれたから、と柳先教授。

「平太は終わるのが嫌いでさ、終わるのが怖いから、何か始めるのも苦手で。」
「そんなこと言ってたら生きていけないじゃんね。人間は100パー死ぬんだから。」

同じ風は二度と吹かない
その中で俺たちは生きている

「そう、号泣しているの、あんなの初めて見た。気持ち悪いと思ったけど、何か感動した」
誰と電話しているんだろう、富士野。

.

夢を見た

Q10が人間で、俺はロボットだった
なんで俺は人間じゃないんだろうと 嘆いていたら
Q10が傍にきて、こう言った

人間であるとかないとか
そんなことはどうでもいいことだ

今、わたしも平太も 人間になりつつある
誰かに心配されたり 誰かを心配したりできる
愛すべき人間になりつつある

それだけでいいじゃないか

Q10の言葉が優しくて
俺は夢の中でも号泣した

.

今週は平太のモノローグだけ拾おうと思ったのに、セリフを拾い出すと、途中で止められないんですねー。
来週はどこかで切らないと、時間が・・・(汗)

今回もぎっしりつまったお話でした。

平太のことを心配する中尾。ちょっとずれているけれども(笑)、いい奴です。
ニシにヤバイことに引きづりこまれそうになる藤丘。

影山と河合のお話は、何も言えず可愛らしくて・・・(泣)
そして行きがかり上、河合をとことん助ける山本。
行きがかり上、といのは随分便利なきっかけですが(汗)、山本ならありえる、と思わせる蓮佛さんとキャラ設定はうまいと思いました。

生徒達の中で、一番男前なのは山本かと。

影山もどことなく頼りない。
でも、頼りないからこそ、「河合は綺麗だ」が効いていたように思います。

小川先生のエピも短かったけれども、効いていました。
.

で、平太は。

実は、あまり動いていない、というか、お話に絡んでいないんですね。
平太のキャラが出来ているので、見ているときは気にならなかったのですが。

文化祭が苦手なのは、傷よりも、1年の時の文化祭にとった行動が「恥ずかしくて、恥ずかしくて」トラウマになってしまったからのようです。

何故、ああまでびびったのか。たんに暴力的な空気が恐かったのか、それとも何か理由があるのか?
ともかく、確かに情けない姿でした。肝っ玉の小さい自分・・・しかも好きな女子の前で。
思春期には堪らなく恥ずかしいこと、というのもわかります。
二人前の焼きそばが効いてました。

でも、このトラウマから抜け出し、
「取り返しのつかないこと、と思っても、次に行くことで取り返すことができる。」
と、シバタに告げることができるようになるまで、そしてQ10が消滅したと思って号泣するまでの心の動きが、ストーリー上、あまり描かれていなかったように感じました。
影山、河合、山本、そして小川先生とも全く絡んでいないためだと思います。富士野の「そうかな、今は、今しかないのにな。」だけでは弱いのではないかなー、と。

世界は大好きなので、なんか惜しい感じ。

人との係わり合い方も、先週はあれだけ中尾のために頑張ったのに、今週は、後退していたかも。
でも、現実的は、人間、そんなにさくさく進歩しませんからね。

思春期の男子特有の、脆さと無意識な残酷さは感じました。色々書きましたが、それだけで、充分かもしれない、とも思っています。

「俺たちだけの前夜祭」をすっぽかされた久保。
ある程度予測はしていたのでしょう。それが悲しかったです。
ずっと見ていた平太が人間と関わること、生きていくことの意味を見出すにつれ、次第に自分から離れていくような寂しさもあるのだろうなぁ。

柳教授が行ってくれて、ほっとしました。

富士野はまだ謎のまま。
平太にだけ接触してくるのは、Q10そっくりの女の子の写真といい、やはり何か知っているからなのでしょうか。

中尾はQ10がアンドロイドだと知ったら、本気でQ10のことが好きになってしまいそうです。

次回も楽しみです。

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第1回 第2回

2010年10月24日 (日)

Q10 第2回

公式サイト

俺をこの世にひきとめるもの。

俺たちはキラキラしたものを掴むのに必死で、そいつを一瞬でも捕まえることができたら、また、どうでもいい教室に戻っていけるのかな。

"オタク中尾"のQ10へのストーカー行為を辞めさせるように、担任の小川先生に頼まれた平太。
秀才の河合への思いを「気の迷い」とごまかす影山。

手術を控える久保に中尾が書いた文を伝える平太。

「きらきらした思い、そりゃ恋だ。
俺もやっときゃよかったかなー、相手は誰でもいいんだけど。デートっていうか」

そういう小説があるんだ。
生涯にたった一度のデート。
それが夜の散歩。

レイ・ブラッドベリの「夜の散歩」・・・おそらく「生涯に一度の夜」という邦題で訳されている短編だと思います。
作品を読んだことはなくても、このタイトルだけで久保の思いが何となく伝わるかと。
でも、ピンとこない平太。
「ありえない。俺は普通がいい。」

「やっときゃ良かったなー。夜の散歩。そしたら手術失敗しても、まぁいいかと思えるし。」
「その程度なのか。」
「この世に引き止めるものなんて、その程度なんだよ。」

「大丈夫、できるよ、夜の散歩。」

「夜の散歩」という言葉に込められた久保の心の底からわきあがるような想いは、平太には理解できない。だってレイ・ブラッドベリという作家の持つ求心性を知らないから・・・久保もオタクなんですね。
また、平太は久保の、死を意識した想いと向かい合うことを、無意識に避けているのかもしれません。
しかし「普通の高校生」として、彼の言葉に響くものを感じたようです。
中尾を排除することなく、彼の行動を観察し、真意を探ろうとします。

一方、カツラを変えた山本に驚くクラスメイトたち。
山本の落としたピックを拾ったQ10。これは鱗だと言うQ10。
だから山本は人魚姫。
そんなのは作り話だ、山本は人間。と否定する平太。
小川家でどんな本を読んでいるんだろう。(笑)

「危険だけど、はまっちゃったのよねー、人間の男に。」
Q10から人魚姫の話を聞いた、柳教授。
「でもそいうことでもないとやっていけないんじゃないかな。そういうことがあるから、明日も生きていこうと思えるんじゃないかな。」
柳教授の横に何故か藤丘が。(爆)

Q10は「はまる」ことを研究し始めます。
校長先生は、仕事にはまっている。
平太は・・・中尾の後をつける平太を見て、平太が中尾君にはまっている、と判断します。
「先に帰ってて」
「ぱふ」

中尾がQ10をつけ回すのは、Q10が彼の"恋している"コミックの主人公、ルナにそっくりだからだ、ということがわかった平太は、ストーカー行為を辞めさすために、Q10が自分の彼女だと嘘をつきます。素直に受け入れる中尾。
「もともとQ10さんが好きだったわけじゃないですから」
と、コミックを見せる、つまりカミングアウトします。
「あー、そういうことか」
一瞬考え込む平太。

「もしさ、デートとかできたら生涯に一度の思い出になったりするのかな。」
ぱっと表情が輝く中尾。
「いや、デートといっても散歩するくらいだけど・・・」
「も、もし、ルナちゃんと散歩できるんだったら、三千万払ってもいいです。」
「三千万、持ってるの?」
「高校生が持っているわけないじゃないですか。だから、ローンですよ。サラリーマンになってから、コツコツコツコツ返していくんです。」
「お前、すげぇな。」

散歩するだけで、本気で三千万払おうとする中尾の「はまり度」に驚く平太。
中尾君、鼻血、鼻血。(爆)

漫画を買わずに覗き見する平太。全く興味がないのが良くわかるシーンでした。

その髪型は・・・まさか似てると言われているアイドルのパロをするとは。(爆)

このイメチェンが河合の「アイドルオタク魂」に火をつけ、結果的に今まで接点のなかった影山との距離を縮めるきっかけとなります。
「影山君て見かけによらず、健気だね。」
男子が男性アイドルに詳しいわけないだろうに。オタク魂全開です。(笑)
しかし、河合にはまっている影山は話を合わせます。それどころか、ちゃんと雑誌まで買ってリサーチしているし。本当に健気だなぁ。(爆)

お見合いなんでしょうか、デートの相手に「電柱オタク」であることがバレでふられる小川先生。

Q10は平太から中尾とデートしてくれ、と頼まれ、承諾。何故なら、平太が中尾君にはまっているから。
平太は中尾君が好き。中尾君を喜ばせたいと思っているから。その想いに応えたいから。

ルナの衣装で中尾とデートするQ10。二人のデートの様子を写真に撮る平太。
隣にいつの間にかよそ行き姿の柳教授が。
お見合いですか、いい人いましたか、と、挨拶程度に尋ねる平太に、
「恋は革命ですよ。自分の中の常識が全部ひっくり返っちゃうようなもんなの。お見合いの人とか、良さそうな人とかじゃ、永遠にひっくり返らないでしょう。つまり、そんな程度の奴じゃひっくり返らないでしょう。」
と、本気で語ります。恋愛オタク?
「はぁ~。」
と、ここでもピンとこない様子の平太。知らない世界だから。
「もし、恋に落ちて常識がひっくり返ってしまって・・・その後、どうなってしまうんでしょう」
「違う自分がいる。それが恋だよ。」

山本がイメチェンした動機は人魚姫そのままでした。
「ここは生きていける場所ですか」
助けてくれたQ10から問われた山本は、好きになった男性とは生きている場所、というか感性が違うこと、このままでは自分が"死んでしまう"ことに逃げずに向き合い、けして綺麗ではないだろう、夜の海に飛び込みます。

あぶない・・・と一瞬思いました。(汗)
見捨てて逃げる男。だめだ、こりゃ・・・

夜のデートをするQ10と中尾。
「中尾君は明日も生きていこうと思いますか」
「思います、多分、明日も明々後日も、その次の日もずっとそう思います。約束する。」

デートから戻った中尾に、デートの写真を焼いて後で渡すと、平太。
「ありがとう、一生の宝物にする。」
「本当にこれで気が済んだのかな。」
「十分だよ。しょうもないサラリーマンのおっさんになっても、これさえあれば、俺、生きていけると思うし。」
「本当にそれでいいのか。」
「だって仕方がないじゃん、好きになった人が二次元の人だったんだからさ。」

中尾の切ない思いに、ちょっとじんわりきました。

帰り道、バッテリー切れ(?)で眠り込むQ10に語りかける平太。
「俺があいつを喜ばせたかったのは、あいつが俺よりえらいと思ったからだ。」

堂々と人間じゃないものを好きだ、と言えるあいつがさ

「俺はたぶん、あいつより臆病だ。俺だったらそんなこと人に言えないし、そんなもの好きだって自分で認めるのも怖いと思う。」

その時、Q10が涙を流した?

「何だ、雨か。」

Q10を送り届けた後、小川先生の部屋に張ってある電柱写真コレクションを見た平太。
なんだよ、笑っているのか、と小川先生。
「いや、ちょっと感動しちゃって。俺は鉄塔が好きなんです。笑われると思うから誰にも言えないけど。」

いいのかな、そんなものが好きでも。

初めて人の好きなものに感動した平太のカミングアウトです。

「何言ってんだよ、良いに決まっているだろう。人間、何を好きになってもいいんだ。」

俺をこの世に引き止めるもの。
そっか、俺、恋してるのか。

後、父の橋袋に、初めて姿を現した引き篭もりの富士野など、ぎっしり詰まった内容でした。
セリフまで拾うつもりはなかったのに。意味がある言葉ばかりなような気がして。あーしんど。(汗)
次回からはもっと簡単にしようっと。

すべて受身だった平太が好きなものを、恋をしていると認識するまで。
登場人物それぞれの「はまっているもの」、そしてレイ・ブラッドベリを持ってくる木皿さんのオタク度が濃密だけど、湿気なく絡まった、らしいお話でした。

平太のシーンは長回しで、小川先生のシーンはスパッとテンポ良く切るなど、緩急をつけて、伝えたいことをぎっちり詰め込んだ感じ。
例えワンカットであっても、ストーリーの流れの中で主なキャラがまんべんなく生かされていたのではないでしょうか。

あえて言うなら、Q10より、クラスメイトたちの存在感が強かったように感じた点かな。アンドロイドらしさは出てはいましたが。平太に意識が目覚めた今後に期待です。

なんだか、2時間くらいのドラマを見たような気がする。
達者な若手の皆さん相手に佐藤さんがどういうスタンスをとるのか・・・緊張して見たためもあるかも。(汗)

メッセージ性の強いセリフが多かったので、ちょっとくどい、と感じた方もおられるかもしれませんね。

久保の存在もあるのでしょうが、バッテリーの切れたQ10、そして平太自身に「そこはかとない死」のイメージが漂っているのは、「ブラッドベリ」だからなのかぁ。そうかぁ。

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第1回

2010年10月17日 (日)

Q10 第1回

公式サイト

脚本:木皿泉
演出:狩山俊輔、佐久間紀佳
音楽:金子隆博、小山絵里奈
プロデュース:河野英裕、小泉守

僕が恋したロボットは転校生だった

佐藤さんウォッチャーですので、ドラマとして客観的な感想は書けないかもしれませんことを、まず、お断りしておきます。(汗)

Q10がどこで作られたのか、なぜ放り出されていたのか?、は今後の展開に任せるとして。

初回なので多少バタバタとはしていましたが、木皿さんらしい繊細な感覚は生かされていたので、まずは、ひと安心。
また、今の佐藤さんを生かしたというか、今しかできないキャラとポジションも良かったかな、と。主役二人のオンリーな話ではなく、サブキャラたちの魅力も生かした作りなのも。

自分より大切なものは本当にいるのだろうか。
たとえば俺の人生を変えてしまうような。
テレビで見た様な告白をして、雑誌で見つけた服を着て、皆が並ぶ店でデートして、映画みたいな風景でキスをする。
夜中に独り何度も問う。
俺でなくても良かったんじゃないのか、お前でなくても良かったんじゃないのか。次の出席番号の奴じゃだめなのか。
そもそも二人でなきゃ駄目なだめな理由なんかあったのか。
いつでもはじめられて、いつでも終われる。
そんな使い捨てのようなものが本当に恋なのか。
どこに売っていない。名前もついていない。そんなふうに人を好きになるのは、途方もない奇跡なのかも。

例えば、この地球上に自分より大切に思える人なんて、いるんだろうか。

という、平太のモノローグから始まりました。

オープニングから、不思議なムードと軽快なテンポではじまりました。

歯。

本当は今でも時々、本当に時々、この人なら音が出るんじゃないか、と思う人がいる。

「ラの音がする女の子に出会った。」

この「歯」がラストのオチまで効いていたことや、担任、小川の自己保身な行動に対するフラストレーションを少し解消したり、「ラクガキ」・・・自暴自棄に陥っていた藤丘誠の笑顔を見せたり。

ヘリとゲリラライブの関係は少しわかりにくかったのですが、すね者ふうな赤髪ロッカー、山本の真意もちらっと見せるなど、初回特有のネタふりの部分と回収した部分のバランスが、良かったように思いました。伏線やメッセージは一杯あるのですが、てんこもり、というより期待感に繋がっているかな、と。←贔屓目です。(汗)

ともかく、Q10のロボットらしい仕草や能力が魅力的でした。
「アーレー」(爆)

「どうせ死んだんだろう」
みんながなかったことにしているのに、俺だけギャーギャー言えるわけないっつうの。

平太のキャラも、金魚のエピと、勉強しているシーンの交差で表していました。

「バチあたるなら、平太ではなくて、どうぞこの私に。」
「いや、俺に、断固、俺に。」

平太の両親の、真摯な願いをさらっと描いていて心に残りました。。
こうやって常に平太の健康を祈っているのでしょう。

見てみぬふりをするのが親切。それは優しいのか、冷たいのか。
初めからいなければよかったのに。
人間はリセットボタンがない。

「大声で助けを呼ぶと、必ず助けにきてくれる。それが人間のルールだったらいいよな。」
という藤丘の言葉を受けて、一人、校舎に向かって「たすけて」と叫ぶ平太。なぜかこのシーンで涙が。(照)

そしてなにやら理由をつけて加勢する影山ら、クラスメートたち。

平太たちがたすけて、と叫ぶシーンは、何を助けて欲しいのか、叫んでいる本人たちもわからないまま、という混沌とした印象をうけて、心に残りました。
メッセージ性の強いBGMは好みがわかれたとは思いますが、主題歌とも繋がるものはこめられていたと感じました。

「誰も助けにこなかった」@Q10
「わかっている、わかているんだよ、そんなこと、皆。」

修理した心臓を持つ平太。再手術をする久保。

「また、みんなに迷惑かける。」
という久保に、
「俺、病気は全部俺のせいだと思っていた。そのことが辛くて、こんな世の中、なくなればいい、と思った。
きっと俺たちのせいじゃなかったんだよ。」

と、平太。

かつて二人で埋めた手紙を、一緒に掘り出しに行きます。

「やっぱ、人類が滅亡するのは嫌だな。俺が死んでも、この街はずっと続いていて欲しい。」
「俺もそう思う。」

「はい、生まれました」@Q10

世界。世界が生まれました。

難病モノは苦手なのですが、幼馴染の平太と久保との関係がさりげなく青春していて、しんみり。
久保がQ10を見つめる表情が瑞々しくて、切なかったです。

筆跡は何らかの伏線なのかな・・・

久保との距離など、平太はすでに変わりつつあります。

気になる部分もありましたが、じわじわ来る切なさの方が優りました。

校長の岸本、謎の教授・柳、担任の小川の母親・しげ、そして平太の両親が、ドラマの世界全体を見守る保護者的なスタンスなのかな。柳には秘密があるかも。

クラスメイトたちも個性的で、楽しみなドラマになりました。嬉しいです(^^)

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