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カテゴリー「*DVD・映画・観劇 な行」の15件の記事

2017年6月14日 (水)

髑髏城の七人 Season花(2017年6月東京 舞台)簡単感想

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作:中島かずき/演出:いのうえひでのり
出演:小栗旬、山本耕史、成河、りょう、青木崇高、清野菜名
河野まさと、逆木圭一郎、村木よし子、礒野慎吾、吉田メタル、保坂エマ、武田浩二、加藤学、川島弘之、南誉士広、熊倉功、縄田雄哉、藤田修平、北川裕貴、池田竜治、後藤祐香、樹麗、田代絵麻、傳田うに、中野順一朗、原田賢治、藤咲ともみ、村井成仁、村本明久、山田寛人、吉田大輝、吉野有美、渡部又吁、
近藤芳正、古田新太

時は天正十八年(1590)。織田信長が死に、豊臣秀吉が天下を治めていたこの頃、都から遠く離れた関東の村々は<天魔王(成河)>率いる関東髑髏党に荒らされていた。
この日も、とある村が髑髏党の鉄機兵たちに襲われていたところに傷だらけの<沙霧(清野菜名)>が飛び込んでくる。彼女は、天魔王らの居城・髑髏城の抜け道が記された絵図面を持っていたために追われていたのだ。と、そこに派手な身なりの傾奇者たち・関八州荒武者隊の面々が登場する。先頭に立つのは、頭目の<兵庫(青木崇高)>だ。しかし仲間の<三五(河野まさと)>の裏切りにより、みるみるうちに窮地に陥る荒武者隊。そこへフラリと現れた着流し姿の男が、手にした大きな鉄煙管で鉄機兵を叩きのめす。男は自らを<捨之介(小栗旬)>と名乗り、沙霧に傷の手当てをさせるため、兵庫と共に関東一の色里“無界の里”へと向かう。(公式サイトより)

@IHIステージアラウンド東京

6月10日のマチネと11日の大ラス前のステージを観劇しました。もちろん12日の千秋楽も観たかったのですが、はずれちゃった・・・残念。
でもその代わり、10日、11日はそれぞれスペシャルなお客さんと観劇することができたみたいで、特に藤原さんとはすれ違ったりして、満足しております←すっごいミーハー(^^;;

内容については、あちこちのブログさんに詳細が速攻載っていて、もう、ほとんど書くことがありません。みなさん、すごい。
なので、感想のみ、いくつか書きとどめておきます。

○360度のステージ、が売りなんだけれども、いくつものブロックに区切られているので、実際舞台になっているところは大立ち回りのシーン以外は、通常のステージより小さいかと。
しかも舞台を仕切る壁が構造上通常より前に出ているので、右端の席になると舞台右半分が、左端なら左半分が、普通の劇場より格段に観にくかった気がします。
4月に観劇した時はぐるぐるまわる大掛かりな仕掛けに驚かされましたが、今回はどれだけ回ろうとも、結局舞台中央は動かないことが分かったこともあって、小劇場っぽく感じました。←それはそれでいい感じだったんですけれどもね。
何より、ラスト、映画ではエンディングロールのシーンで、あの白菊のセットがあるのは、このステージのおかげだものなあ。
右、左のステージを開放しての大舞台はさすがに迫力がありました。

○殺陣が美しいことがこのステージの必須条件、みなさん、見事にこなされていました。
旬君とローラースケートを履いた古田さんと、髑髏城の兵士たちの大立ち回り、4回観たけれども、間とか手数とか、4回とも違っていました。きちんと決まったこのお芝居の中で、古田さんのすべりによってガラっと変わる、唯一アドリブに近いシーンだったような気がします。

そして旬さんと山本さんの殺陣、こなれ方が半端じゃない、とても格好良かったです。

○席が右端だった11日の時にやっと気がついたんだけど(遅い;;)、天魔王の思惑を聞いた後、兵庫の兄さんが乱入したりして舞台は華やぐんだけれども、蘭兵衛だけはずっと後ろを向いているのね。大きな転換点だったことを実感できました。

その後天魔王と共に無界の里で非道の限りを尽くすわけですが、笑っていました。前は笑っていなかった覚えが・・・と観劇されたブロガーさんの記事で確認すると、やっぱり前は笑ってなかったみたいです。
ここで笑うか笑わないかで天魔王と組んでから後の蘭兵衛のスタンスががらりと変わる。まだ無界の里に心を残しているか、すっぱりと地獄に落ちぶれたか。
落ちぶれたからこそ、その捨て身の最期が際立つと思いました。

○沙霧役の清野さんのキャラのおかげで、往年の少年マンガのような清々しいステージになってました。
色気の部分は旬君が担当だったものね。殺陣が終わってからの、しんどそうな吐息や、赤いけだしをまくってのおみ足の色っぽいこと(^^

○4月の時は、カテコの時も役から離れなかった蘭兵衛と天魔王。特に天魔王はすごんだままでした(^^
でも今回はブロガーさんたちが書かれている通り、弾けてました。特に11日のカテコ。捨之介、蘭兵衛、天魔王が肩を組みながらはけていった時には、場内に思わず嬉しいどよめきが。
観にいけなかったけれども、千秋楽も盛り上がったそうで、良かった~。

まだまだ感想は一杯あるのですが、やはり最後の最後まで心に残るのは白菊のセットに一人立つ蘭兵衛の姿。
白菊のシーンは無明の象徴なのだろうか、それとも闇を抜けて旅立てたのだろうか。
どうも前者ような気がするんですよね。無明の中を彷徨い続けている気がする。
極楽太夫も捨之介も新しい世界に旅立ったと言うのになあ。

スタッフ、キャストのみなさん、楽しいひと時をありがとうございました。

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髑髏城の七人 Season花(2017年4月東京 舞台)簡単感想

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2016年10月21日 (金)

何者:映画

2016年 日本 97分

公式サイト

原作:朝井リョウ「何者」:集英社
監督・脚本:三浦大輔/企画・プロデュース:川村元気/製作:市川南/撮影:相馬大輔/照明:佐藤浩太/録音:加藤大和/美術:小島伸介/編集:穗垣順之助/音楽・主題歌:中田ヤスタカ
出演:佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之

Photo

「桐島、部活やめるってよ」の原作者として知られる朝井リョウが、平成生まれの作家として初めて直木賞を受賞した「何者」を映画化。
就職活動を通して自分が「何者」であるかを模索する若者たちの姿を、佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之という豪華キャストの共演で描いた。監督・脚本は、「ボーイズ・オン・ザ・ラン」「愛の渦」といった映画でも高い評価を得ている演劇界の鬼才・三浦大輔。

演劇サークルで脚本を書き、人を分析するのが得意な拓人。
何も考えていないように見えて、着実に内定に近づいていく光太郎。
光太郎の元カノで、拓人が思いを寄せる実直な瑞月。
「意識高い系」だが、なかなか結果が出ない理香。
就活は決められたルールに乗るだけだと言いながら、焦りを隠せない隆良。22歳・大学生の5人は、それぞれの思いや悩みをSNSに吐き出しながら就職活動に励むが、人間関係は徐々に変化していく。(映画.comより)

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@TOHOシネマズ

ネタばれ含む、簡単感想です

すごく突っ込んでいますので、ご注意ください。
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原作未読です。
なお「桐島、部活やめるってよ」は、映画のみ見ています。

学生たちが就職活動に悩み、落胆する日々を、サブカルテーストを取り入れつつ描いていました。
結末がはっきり提示されないのは「桐島」と同じ。
主人公たちの人生は映画が終わっても続いている、という同世代の観客とのシンクロを狙ったものだと思います。

はっきり言って、映画としてはいまいち画面が物足らなかったです。
理由は、登場人物たちの感情の動きを、ほとんど顔のアップとセリフだけで描いていたからです。
なので、画面に映画ならではの奥行きを感じられなかったのです。
例えば・・・手、足、首・・・顔は嘘を突き通せても、体の動きは正直。それらを重ね合わせることで、登場人物たちの心情が複雑となり、ミステリアスさも増したと思うのです。
表情も、登場人物すべてに、あまりはっとする画がありませんでした。

メンバーの中で一番現実を抱えている瑞月。
「地道素直系女子」らしいですが、泣いても笑っても怒っても、基本の表情は動いていないので、終始能面を被っているようで、怖かったです。
キレたのも唐突に感じました。まあ、キレるって唐突なものなのですけれでも。
光太郎の夢のような片思いに納得して身を引くという設定も、なんだか中途半端な感じがしました。
光太郎の本気度を全く描いていなかったからでしょう。

隆良の「空想クリエーター系」キャラは、ステロタイプぎて、何の思い入れも抱かせませんでした。

「達観先輩系男子」は何を達観しているのだろう。大学院へ進んだことで、一般の就職戦線から離脱したからなのだろうか。
それは拓人に説教できるほどえらいことなのだろうか。言っている内容も謎かけみたいに今ひとつピンとこなかったですし。
結末をつけないのはいいとして、せめて先輩の「銀次と隆良を一緒にするな」と「お前はむしろ銀次に似ている」の意味だけでもはっきりさせて欲しかったです。
まあ、原作を読めば、先輩のデティールはわかるのかもしれません。

他人のSNSを盗み見みし、別アドを使ってこっそり批判している拓人。
良いことではないけれども、それ以外は普通の学生です。
自分たちの劇団活動に痛々しさを感じてしまったのも、とても普通の感覚だと思います。
演劇ってそう思う自分を抱え込みながらやるものだろうし、銀次の作ったステージ、自分は観に行きたいとは思わないです(大々汗

バンド活動もそれなりに充実して完結、就職活動もうまく乗り切ってしまった光太郎。
就職活動が得意、というのが特異すぎる。
そんな人がこの時期ルームメイトだったら、そりゃストレス溜まるでしょう。

実らない就職活動に疲弊してしまう理香と拓人は、もっとも観客に近いキャラ。
だからこそ、この二人がぶつかり合う、観客が拓人の目線に裏切られるシーンは、見応えがありました。
さすが二階堂さん、就職試験に落ちるとこと=全人格を否定されると感じることの痛々しさが、ヒリヒリと伝わってきました。
何者・・・ラストに向かって、観客の思いが拓人に集約されていく流れも、見応えがありました。

原作者が同じだし、どうしても「桐島」と比べてしまいます。
銀次=桐島的存在なのだけれども、うまく膨らんでいなかったように感じました。
それから映像の丁寧さなど・・・瑞々しさは感じさせて欲しかったです。
でも、就活とは、青年たちの瑞々しさを奪うものであるなのかもしれず、そのことを映像で表現するために、わざと感じさせなかった、という見方もできるかも。

佐藤さんはまた新しい役柄に挑戦されていました。
次回作はまだなのでしょうか。

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※鑑賞した佐藤さんの映画と舞台の一覧(TV及び感想を書いていない作品は除く)

劇場版 さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン
ROOKIES -卒業-:映画
トリック 霊能力者バトルロイヤル:映画
BECK:映画ロミオとジュリエット:舞台
「るろうに剣心」(2012):映画
リアル 完全なる首長竜の日:映画
カノジョは嘘を愛しすぎてる:映画
るろうに剣心 京都大火編:映画
るろうに剣心 伝説の最期編:映画
バクマン。:映画
世界から猫が消えたなら:映画

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2015年9月 3日 (木)

日本のいちばん長い日(2015):映画 簡単感想

2015年 日本 136分

公式サイト

2015_2


原作:半藤一利「日本のいちばん長い日」文春文庫
監督・脚本・編集:原田眞人/製作総指揮:迫本淳一/エグゼクティブプロデューサー:関根真吾、豊島雅郎/プロデューサー:榎望、新垣弘隆/撮影:柴主高秀/照明:宮西孝明/美術:原田哲男/録音:照井康政/音楽:富貴晴美
出演:役所広司、本木雅弘、松坂桃李、堤真一、山崎努、神野三鈴、蓮佛美沙子、大場泰正、小松和重、中村育二、山路和弘、金内喜久夫、鴨川てんし、久保耐吉、奥田達士、嵐芳三郎、井之上隆志、木場勝己、中嶋しゅう、麿赤兒、戸塚祥太、田中美央、関口晴雄、田島俊弥、茂山茂、植本潤、宮本裕子、戸田恵梨香、キムラ緑子、野間口徹、池坊由紀、松山ケンイチ

昭和史研究の第一人者・半藤一利の傑作ノンフィクション「日本のいちばん長い日 決定版」を、「クライマーズ・ハイ」「わが母の記」の原田眞人監督が映画化。1945年8月15日に玉音放送で戦争降伏が国民に知らされるまでに何があったのか、歴史の舞台裏を描く。太平洋戦争末期の45年7月、連合国軍にポツダム宣言受諾を要求された日本は降伏か本土決戦かに揺れ、連日連夜の閣議で議論は紛糾。結論の出ないまま広島、長崎に相次いで原子爆弾が投下される。一億玉砕論も渦巻く中、阿南惟幾陸軍大臣や鈴木貫太郎首相、そして昭和天皇は決断に苦悩する。出演は阿南惟幾役の役所広司、昭和天皇役の本木雅弘をはじめ、松坂桃李、堤真一、山崎努ら。(映画.comより)

@MOVIX

封切り週に観たのですが、感想を上げるのが遅くなってしまいました。

幼い時に岡本喜八監督の「日本のいちばん長い日」(1967)を見て衝撃を受けました。
今なら恐らくR15+設定になるだろう描写よりも、ドラマとしてのパワーに圧倒されたのです。

クーデター未遂事件のことはもちろん、指導者、すなわち登場人物たちについての知識もなかったのですが、当時の東宝オールスター映画でしたので、登場人物が多かったにも関わらず、一人ひとりちゃんと見分けられました。
ドライで非情なタッチとテンポの良さで、長尺(157分)も気にならなかったことを覚えています。
一番印象に残ったのは、真夏なのに分厚い軍服を着こんで汗をダラダラと流しながら走り回る青年将校たちの姿、特に市谷の坂を自転車で上るシーン。最近坂巡りの一端で行ってみたのですが、歩いて上がるのもきつい坂でした。

原作を読んだのは大分後です。
読了後、再見。その時は関連書籍も読んでいたので、また違う感想を持ちましたし、改めて感じたのは、オールスターたちの放つオーラを駆使して、ほとんどせりふのない人物にも存在感を持たせているなあ、ということでした。贅沢な使い方です。

そして、監督、製作陣、出演者のほとんどが戦争体験者、もしくは昭和20年8月15日にはすでに生を受けていたことが大きなパワーとなっていたと思います。
クーデター未遂事件の日に、自分はどこで何をしていたか・・・各々の生々しい思いを昇華させていました。

国が滅ぶか否か。極めてシリアスな状況下に置かれた人間たちの、ナンセンスと紙一重の悲壮な狂気、そして尊厳を描いた作品だと改めて感じたものです。

かくのごとく前作の印象がかなり強烈だったため、あまり期待せずに観に行きました。前作の空気感を、原田版に求めるのは不可能ですし。

しかし思ったより湿っぽくなかったので、面白かったです。

感想は、一言で言うと「松竹だな~」。

松竹の作法にのっとって描かれた、堂々たる作品になっていたと思います。

時の流れを感じたのは、天皇の描き方でした。
前作は現人神だった時代からまだ20年あまりしか立っていませんでしたが、本作は、もう亡くなられていること、昭和天皇の書簡や側近たちの日記が発表され、研究が進んでいる、すなわち、歴史化されつつあることが大きいかと思います。
あと「クィーン」や「英国王のスピーチ」など、近現代の英国王室を描いた映画の影響もあるかな、とも。

ほとんど岡本版の感想しか書いていない(汗
幼い時にうけた衝撃は忘れられないようです(_ _);;

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2015年5月27日 (水)

脳内ポイズンベリー:映画

2015年 日本 121分 


公式サイト

Photo

原作:水城せとな「脳内ポイズンベリー」(集英社:クイーンズコミックス)
監督:佐藤祐市/脚本:相沢友子/製作:石原隆、渡辺直樹、市川南/プロデューサー:鈴木吉弘、坂上真倫、古郡真也/撮影:清久素延/照明:清水智/美術:相馬直樹/編集:田口拓也/音楽:井筒昭雄
出演:真木よう子、西島秀俊、古川雄輝、成河、吉田羊、桜田ひより、神木隆之介、浅野和之、野波麻帆、岡本玲、カンニング竹山、ともさかりえ

「失恋ショコラティエ」で知られる漫画家・水城せとなの同名コミックをもとに、年下男性に翻弄されるアラサー女性の苦悩を、彼女の脳内にある5つの思考を擬人化して描いたラブコメディ。
携帯小説の作家として生計を立てている櫻井いちこは、飲み会で出会って以来気になっていた青年・早乙女と偶然にも再会を果たす。彼女の頭の中では、「理性」「ポジティブ」「ネガティブ」「衝動」「記憶」という5つの思考がせめぎあい、声を掛けるか否かで会議を繰り広げはじめる。その結果、早乙女を食事に誘ったいちこは彼の部屋にまで押しかけて肉体関係を結び、やがて2人は付きあうことになるが……。
真木よう子が優柔不断な主人公いちこを演じるほか、脳内メンバーにも西島秀俊、神木隆之介ら人気俳優がそろう。監督は「キサラギ」「ストロベリーナイト」の佐藤祐市。(映画.comより)

@TOHOシネマズ

原作未読です。

予告編が面白かったのと、設定及びキャスティングが面白そうなので、鑑賞しました。

ネタばれ、あります。ご注意くださいませ。

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日本映画のラブコメディをあまり信用していないので、若干の不安はあったのですけれども、面白かったです。
ラブコメと言うには、苦いストーリーでしたけれども、その苦さが心に残る作品でした。

思考の5人がやり合う舞台的なシーンは、達者な皆さんのテンポの良さで、可笑しかったです。
特に、ヒロイン、いちこが笑う=「理性」・・・西島さんが笑うというところ、眼鏡が次々と割れていく様子など。
引っ込み思案で恋に臆病ないちこが、年下の男性に一目ぼれして、翻弄されて、というのも王道のラブコメ風でした。

しかし話が進むにつれ、ファンタジックではあるけれども、シリアスな展開になっていき、終盤になると、いちこもまた、男たちを翻弄していたことが明らかになります。

早乙女を誘惑したり、越智に過去の失恋話を告白、涙を見せる。
いちこから見たら勝手な男、早乙女も、いい人、越智も。いちこに出会わなければ・・・と思うと、ファムファタールな話です。

もし、いちこの葛藤の全てノーマルな設定で描いていたら、モノローグになるのかな。だとすれば、すごくくどい女性映画になったかもしれない。

いちこの少し痛い恋を、思考たちの目を通じて見ることで、客観的に見れる。
いちこより、むしろ、いちこの一挙手一投足にハラハラする思考たちに、共感してしまうのですが、彼らがいちこ自身なのだ、という不思議な世界が、うまく映像化されていたと思います。

思考5人の中に男性を入れたことで、男性にもわかりやい話になっていたのでは。
軸をラブ「コメディ」ではなく、いちこの矛盾を描くことに移したのも、正解でした。

いちこを演じているのが真木さんだから、いくら変な帽子(汗)を被っていても、アンニュイさがにじみ出ており、「ネガティブ」思考とは裏腹に、いや「ネガティブ」思考が故に、結果的に男たちを惑わしてしまう、というギャップが効いていました。
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あれこれと最善の策を練ろうとする5人・・・主に「理性」「ネガティブ」「ポジティブ」の3人ですが、如何せん、「いちこ」を超える結論が出ることは絶対にないのです。
あるとすれば、思考では制御できない、第6の存在しかありません。

それゆえに、彼らの議論はいつも堂々巡りになってしまうのが、観ていてももどかしかったです。
しかし、自分の頭の中でも、同じような試行錯誤が行われている、と思うと、なんだか納得してしまうのです。
あんだけ激論を戦わしていたら、そら、疲れるでしょう。

各思考の性別、年齢の設定が興味深かったです。
性別が違うのは、全ての思考が、自分の性から生まれるとは限らない、ということなのかもしれない。
そして、5人の中に「衝動」は居るのですが、子供、というのが意味深でした。
「衝動」が子供の姿をしているのは、いちこの無意識の願望なのかもしれません。
しかし、5人が煮詰まった時、ラスボス・・・抑えきれない大人の「衝動」が登場し、いちこの行動を支配してしまう。
ラスボスを封じ込めるために、いちこは5人の思考を作り上げてきたのでしょう。

「ポジティブ」が「ネガティブ」より若いこと、「ネガティブ」の発想が、自意識過剰からきているのも興味深かったです。
引っ込み思案って、自意識過剰から来る場合が多いんだろうな。
いちこの基本的性格は「ネガティブ」メインなのでしょう。

最後は、早乙女がちょっと可哀想でしたが、「いちこ」会議の決断は、二人にとって、正しかったと思います。
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いちこが恋に落ちるたびに召集される会議。
お疲れ様です。全員「いちこ」自身なんだけれどもね。

恋愛するたびに、ああいう脳内会議が開かれたら、なかなか成就しないような気がしました。
ラスボスをさっさと登場させられる人の方が楽なんだろうな。
でも、5人の思考が議論を戦わせなければ、いちこはいちこでなくなってしまうのね。

「言ってくれなきゃわからない。」

その通りなのですけれども、言葉に出せない理由がある。
思いを言葉にできないいちこは、それゆえに、謎の女になってしまう。
そのメカニズムも面白かったです。

人の思考、気持ちをエンターティメントに描いていて、ほんと、不思議に面白い映画でした。

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2013年6月27日 (木)

ナチュラル

1984年公開 アメリカ 138分 原題「The Natural」

原作:バーナード・マラマッド「ナチュラル」
監督:バリー・レヴィンソン/脚本:ロジャー・タウン、フィル・ダッセンベリー/製作:マーク・ジョンソン/製作総指揮:ロジャー・タウ、フィリップ・M・ブリーン/音楽:ランディ・ニューマン/撮影:カレブ・デシャネル/美術:アンジェロ・グラハム、メル・ボーン
出演:ロバート・レッドフォード、ロバート・デュヴァル、グレン・クローズ、キム・ベイシンガー、ウィルフォード・ブリムリー、バーバラ・ハーシー、ロバート・プロスキー、ジョー・ドン・ベイカー

若くして野球の天才と呼ばれるが、凶弾によって球界入りを遅らされ、35歳にして“奇跡のルーキー”として活躍する事になった男ロイ・ホッブス。その男の半生を「レインマン」のバリー・レヴィンソン監督が詩情豊かに綴った作品。R・レッドフォード主演。(Yahoo映画より)

@NHK・BS

録画したまま未見だった作品のひとつです。←大分溜まってます(汗)

原作未読、ネタばれなしの簡単感想です。

「ナチュラル」とは”天性の才能”という意味。

開始間もなく登場する謎の女・・・ファム・ファタール(運命的魔性の女)が暗示した神話の通り、天才野球選手、すなわち英雄が辿る過酷な運命を描いたドラマでした。
二つの大戦間、1910年代後半から始まり、ナチスがポーランドに侵攻する1939年で終わっています。

メジャーリーグのことは全く知らないのですが、登場するチーム名はほとんど架空のはず。
ですので、主人公のチームがメジャーリーグなのかマイナーリーグなのか、最初、わかりませんでした。
試合内容がメジャーリーグにしてはあまりにもお粗末でしたし(汗)。
神話時代の野球、と言ったところでしょうか。

謎の女の目的が何だったのかは、最後までよくわかりませんでした。

しかし、伝承的神話として見るならば、辻褄の合わない所があってもいいのかもしれません。

雷、腕試し、放浪、ファム・ファタールたち、エクスカリバーのようなバット、呪い、英雄失墜を企む立ち悪魔の陰謀、故郷で待つ恋人、そして自分が親であることを知らない英雄・・・神話の要素の盛り込み方は、お見事、と言ってもいいと思います。

神話の英雄って、どうしてこんなに誘惑にノーガードなんだろうと、歯がゆかったのですが、それがこの作品のポイントなのだから仕方がありません。

レッドフォードは、運命に翻弄される英雄がはまっていました。
野球のこと以外は何も知らない素朴で無口な男。
しかし・・・35才はともかく、さすがに20才前後を演じるシーンには無理を感じました。
そのため時間の経過も感じられませんでしたし。
ま、神話の英雄には年齢は関係ない、ということで(汗)。.

突っ込みどころは多いのですが、失敗作、とも思えないのは、野球を愛し、野球に娯楽を超えた神聖性を求めるアメリカ人の思いのようなものが伝わってきたからかもしれません。
野球に伝説を求める人々の思いに応えた作品、とでも言うのでしょうか。

野球ドラマとして観るか、神話・・・ファンタジーとして観るかで、評価は別れると思います。
格調は高かったです。

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最後に・・・あ、少しネタばれ気味ですので反転します。

主人公はその後、どうなったのでしょう。
最後のシーンは現実なのか、それとも主人公が垣間、観た夢なのか。

「神話の英雄」のままならば、幸せな余生が待っているとは思えないのですが、どうなのでしょう。

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2013年6月 8日 (土)

ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ

2010年公開 米・英・仏製作 109分 英国「NANNY McPHEE & THE BIG BANG」、米題「Nanny McPhee Returns」

原作:クリスティアナ ブランド「マチルダばあやといたずらきょうだい」(あすなろ書房)
監督:スザンナ・ホワイト/脚本:エマ・トンプソン/製作総指揮:デボラ・オズボーン、ライザ・チェイシン、エマ・トンプソン/音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード/製作:リンゼイ・ドーラン、ティム・ビーバン、エリック・フェルナー/撮影:マイク・エリー
出演:エマ・トンプソン、マギー・ギレンホール、リス・エヴァンス、マギー・スミス、レイフ・ファインズ、ユアン・マクレガー、エイサ・バターフィールド、ロージー・テイラー=リットソン

人気作家クリスティアナ・ブランドの小説「ふしぎなマチルダばあや」を、アカデミー賞女優エマ・トンプソンが脚色し、自ら主演した「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」の続編。戦地に行っている父親に代わって牧場をなんとか切り盛りしようと試みる若い母親を助けるため、田舎にやってきた乳母のマクフィーだったが、ここでも、魔法を使って3人の子どもたちと、2人の甘やかされた従兄弟を躾けることになる。共演にマギー・ギレンホール、リス・エバンス、マギー・スミス、ユアン・マクレガー。(映画.comより)

@スカパー

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原作未読、ほんの少しだけネタばれありの簡単感想です。
2005年公開の前作「ナニー・マクフィーと魔法のステッキ」は観ています。

主演のエマ・トンプソンの監督、脚本作です。前作は脚本のみでした。

手に負えないいたずらっ子たちのいる家に突然やってくる、無愛想で実は魔法使いの乳母(ナニー)。
メアリー・ポピンズと似ている設定ですが、どちらも元々英国に根付いている伝説を下にしているのでしょう。

「魔法のステッキ」は20世紀初頭が舞台で、コリン・ファースのいたずらっ子に手を焼くやもめっぷりをのんびりと楽しめたのですが、本作は第二次世界大戦が背景ですので、のんびり、というわけにはいきません。

英国タイトルは「THE BIG BANG」、すなわち大爆発。
爆発するのは宇宙から金融市場まで色々ありますが、本作ではすばり爆弾ですし。

前作同様、手に負えないいたずらっ子たちが登場しますが、田舎の子供たちは留守を預かる母親の手伝いもするし、戦地で音信不通になった父親を思う鬱屈もある。
疎開してきたロンドンの子供たちも、彼らなりの寂しさを抱えている。
そして田舎の子供たちと都会の子供たちの対立。

前作より少し寂しくて悲しい世界です。

この設定が生かされていたかというと・・・そうは思えなかったです。

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いがみ合う子供たちを仲良くさせるナニーの魔法は、前作の雰囲気を保っていて楽しかったですし、現実が子供たちが追いつめる事態になっても、ナニーがきっと助けてくれる、という安心感も満たしてくれました。

しかし、戦争、農場を狙う小悪党の叔父、借金取り、少しボケはじめたドクティー夫人・・・詰め込みすぎてバラけてしまった印象を受けました。

叔父やドクティー夫人はともかく、借金取りたちの念入りなキャラ作りは蛇足だったと思います。子供たちとも、ナニーとも、直接は何の接点もないのですから。
ファンタジーの映像も今ひとつ弾けてなかったかな、と。これは好みですね。

なお、マギー・スミスはこの後に撮った「カルテット」の方がスリムになっていて、うんと若く見えました。役作りはさすがです。

一番気になったのは爆弾のエピソードです。
不発弾処理のニュースを聞いた直後に観たためかもしれません、爆弾処理の軽さに違和感を持ってしまったのです。
ファンタジーには不粋なツッコミだとは思いつつ・・・万能のナニーがいると言え、子供たちに任せるのが不自然というか。
子供たちの友情を固めるエピにも思えませんでしたし。
なぜ、こんなエピソードを持ってきたのか、不思議です。

もっと子供たちに焦点を合わせたエピソードを重ねて欲しかったです。

ちなみに、DVDの表紙になっている楽しいシーンは、本編にないです。

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農場の息子が達者で可愛いので検索かけたら、「ヒューゴの不思議な発明」の主人公、ヒューゴを演じたエイサ・バターフィールドでした。

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2011年7月16日 (土)

二十四の瞳

1954年 日 155分(デジタルリマスター版 2007年)

原作:壺井栄
監督・脚本:木下恵介/音楽:木下忠司/撮影:楠田浩之/製作:桑田良太郎
出演者:高峰秀子、田村高廣、月丘夢路、井川邦子、小林トシ子、笠智衆、浦辺粂子、天本英世、清川虹子、浪花千栄子、小林十九二、高原駿雄、明石潮、夏川静江、高橋豊子

BSで放映していたのを録画視聴。書いたままで掲載していなかった感想です。
(「風の中の子供」と「乳母車」はバタバタしていて録りそこなってしまいました。再放送してくれないかなぁ・・・特別企画だから、無理かも。)

作品そのものはずっとずっと以前とずっと以前・・・つまり、何回か観ています。原作も読みました。

もう、今更何を語ることもない、名作です。以下、思い出と感想をメモります。ネタばれも少し含みます。

長尺でもあることだし、今見たらテンポが遅いと感じるんじゃないかな、と思ったのですが、長年人々に愛されてきた作品の力を見くびっていました。
方言があったり、今では通用しない言い回しがあったりして、セリフが聞き取りにくい部分もありますが、2時間30分弱、あっという間でした。
結末がわかっていても、目が離せない。

まず、久しぶり観て、記憶違いだったことがひとつ。
オーケストラチックだと記憶していたBGMが、ほとんど子供たちによる童謡のアカペラに近いコーラスだったこと。
このことは後解説の山本晋也さんも言ってられましたが。
唄われていた童謡も、大正年間に作られた新しい曲が多い、ということにも気がつきました。

そして思い出したこと。

はじめて観た時に、子供たちが小学1年生から6年生に成長した時の姿、雰囲気に全く違和感を覚えなかったわけを後日・・・高校生くらいの時でしょうか、知った時は、映画ってこうやって説得力を生むように計算され、積み上げていくものなんだ、と思ったこと。

子役には、1年生役と、その後の成長した6年生役のため、全国からよく似た兄弟、姉妹を募集。3600組7200人の子どもたちの中から、12組24人が選ばれた。(@wikipedia)

何回目かに観た時に、大石先生の旦那さんが若き日の天本英世さんであることに気がついて感動したこと。

あと、何回見ても浪花千栄子さんの下品になる一歩手前の「やり手のおかみさん」は絶品だな、とか。

大人の都合、社会のしわ寄せをまともに受けて翻弄される生徒たちを、どうすることもできず苦しむ大石先生の姿も。

原作のラストは涙で終わっていますが、映画では再び自転車で、長い道のりを学校に通う大石先生の姿のロングショットの数々のみで終わっています。

大袈裟で力強いセリフはひとつもないのですが、このラストシーンだけで全てがすっと入ってくる。

また、何年かしたら観ると思います。

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2011年2月 5日 (土)

名探偵ポワロ「ナイルに死す」

2004年 英米制作

デアゴスティーニから発売開始されたDVDコレクションのNo.001を買ってしまいました。
ついでなので、一気にネタばれなしの簡単な感想を書いてしまいます。

原作は1937年に書かれました。クリスティー全盛期の時の一作。

ピーター・ユスチノフ主演の「ナイル殺人事件」(1978)は何度か見ていますが、デビット・スーシェの「ナイルに死す」は初めて見ました。

「ナイル殺人事件」は1974年に作られて大評判を呼んだアルバート・フィニー主演の「オリエント急行殺人事件」を意識した、豪華なキャスティングでした。
ミア・ファロー、 ベティ・デイヴィス、マギー・スミス、 アンジェラ・ランズベリー、 オリビア・ハッシー、 ジェーン・バーキン、  ジャック・ウォーデン、 ジョージ・ケネディ 、サム・ワナメーカー、ジョン・フィンチ・・・

特にレイス大佐がデイヴィッド・ニーブンだったのが嬉しかったのを覚えています。原作とは少しイメージは違うのですけれども。
本作、レイス大佐がジェームス・フォックスだったのは嬉しかったです。

登場人物が多いと、誰もが知っている豪華な顔ぶれをそろえた映画版の方が有利かな、とは思いました。
度々書いていますが、髪の色と背格好が同じくらいだと、時々誰が誰だかわからなくなる時があるのです、情けないことに。今回もモブシーンではジャッキーとロザリーが時々ごっちゃになってしまいました。(汗)

映画についてはまた改めて書くとして、TVシリーズについて。
あの大作を1時間30分強に収めるわけですから、人間関係や移動場所などに多少の省略や簡略化はありますが、トリックなどはかなり原作に忠実だったように思います。

ストーリーを知っていると、ついつい原作との相違点を見つけることに意識がいってしまって、ドラマとしてはどうなのか、という視点が疎かになってしまうのですが、旅行中、しかも太陽輝くナイル河畔というロケーションとは思えないほど、暗く沈んだ作品に仕上げていたように感じました。
映画、さらに原作よりも犯人の追い詰められた気持ちに寄り添って作られていたのではないでしょうか。
特にラスト。哀れで悲しいシーンでした。この画が撮りたかったのかな、と。

さて、このデアゴスティーニのシリーズ。
ショックだったのは、声です。全部新たに吹き替え直したようです。何故?権利関係のためでしょうか。
ポワロと言えば、熊倉一雄さんなのですけれどもね。いえ、もちろん新たな声優さんがどう、ということではありません。熊倉さんのポワロを長きに渡って聞き続けてきたのですから、違和感を感じるのは当然かと。←こういう愚痴は今回限りにしておきます。

初回は「ナイルに死す」で、しかも\790(通常は\1490)と安かったのと、クリスティーのお孫さんのインタビューという特典もついていたので買いましたが、今後は作品と特典によって買ったり買わなかったりすると思います。
ここ数年放映されたものは見ていますし、何より全65号、全部揃えていたら大変なことになる。(大汗)

ぜひ欲しいと思っているのは、「チョコレートの箱」「スズメバチの巣」です。

ミス・マープルシーズン3「無実はさいなむ」
ミス・マープルシーズン3「バートラム・ホテルにて」
ミス・マープルシーズン3「ゼロ時間へ」
ミス・マープルシーズン3 「復讐の女神」
名探偵ポワロ「マギンティ夫人は死んだ」
名探偵ポワロ「鳩の中の猫」
名探偵ポワロ「第三の女」
名探偵ポワロ「死との約束」
ミス・マープルシーズン2 「スリーピング・マーダー」
ミス・マープルシーズン2 「親指のうずき」
ミス・マープルシーズン2 「動く指」
ミス・マープルシーズン2 「シタフォードの謎」

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2010年5月18日 (火)

のだめカンタービレ 最終楽章 後編

2010年 日本製作

原作:二ノ宮知子「のだめカンタービレ」
監督:川村泰祐/脚本:衛藤凛
出演:上野樹里、玉木宏プ、瑛太、水川あさみ、小出恵介、ベッキー、福士誠治、山田優、伊武雅刀、竹中直人

公式サイト

原作未読ですので、あくまで映画の感想です。(TOHOシネマズで鑑賞しました)
ネタバレも少し含んでいるのでご注意下さい。余談も多いです。(汗)
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原作は未読ですが、テレビシリーズ~映画の「最終楽章 前編」までは全部見ました。
そして、ついに最終楽章の後編。

まず、不満から。

回想シーンが多かったように思いました。
この映画を見に来る人はほとんどが原作、もしくはテレビシリーズのファンだと思うので、「完結編」という意味では"あり"なのかもしれませんが。
映画作品としての独立性は失われると思うのです。
あくまで好みでしょうが、映画館でテレビのシーンを見せられるとちょっと醒めてしまうような。
映画ならではの見せ方があったような気がしました。

前編がオーケストラの音が次第に出来上がっていくカタルシスを描いていたのに比べ、後編はのだめと千秋先輩の気持ちのすれ違いに焦点を合わしていたので、音楽成分が少なめだったような。あくまで前編と比べて、です。のだめのピアノは堪能できました。

「結婚」を「逃げる」と捉えてしまう二人。
千秋だけでなく、のだめもそう思うわけですが、そんな風にしか感じられなくなってしまった、のだめの悩みと、のだめを想う千秋先輩の苦悩は中々複雑なもので、本当ならこの後編だけでワンクールのドラマが作れたかもしれない、とも思いました。

では面白くなかったかというと、自分でも予想外に(汗)、感動しました。

峰たち、R☆Sオケのメンバーがパリで騒ぐシーンや、それを見てあきれる黒木とあきらめの境地で世話を焼く千秋の姿もいつものごとくで、楽しかったです。

今回も改めて唸ったのが、清良役の水川さんのバイオリンを奏でる姿。
実は大昔に少しかじったことがあるためか、役者さんがバイオリンを弾くシーンがあると凄く気になるのです。

バイオリンて、楽器で身体を隠すことができないので、手と顔のアップを別撮りしにくく、うまく弾いているように見せるのが非常に難しい楽器だと思うのです。
また、ピアノのように小さい時、例え習わなくても、触る機会の多い一般的な楽器でもないですし。(ま、フルート等もそうなのですが。)
加えて、本当にバイオリンで身を立てている人たちは物ごごろがつくかつかいないかの内から習っているわけで、弾く姿をとるのは息をするがごとく自然です。

なので、無理はないなぁ、とは思いつつ、演奏するシーンになると急に醒めてしまったことも数知れず。

ですので、テレビシリーズでは、吃驚しました。そして本作も。
全く弾けない人が、あそこまでのポージングをとれるのは、本当に素晴らしい。
まさしく、ブラボー!です。

と、ちょっと話が逸れました(汗)。

前述とは矛盾するようですが、前編にはなかった、のだめと千秋先輩のフーガがたっぷり見れたのは満足でした。
前編は音楽映画、後編はラブ・ストーリーとして見ればいいわけです。

あくまで二人らしく、音楽と向き合う姿は切なかったです。
今までは全く見れなかったラブ・シーンをそれとなく匂わしたシーンにはドキドキしましたし。

最後は言葉ではなく、音でわかりあう、というのも、映像ならでは。

そして、やはりロケシーンが美しかったです。
風景そのものがうまく作品と溶け合っていたように思いました。

特に「雨に唄えば」と「巴里のアメリカ人」(←テーマそのままですが;;)を併せたようなラストシーンには、懐かしい感じの幸福感が溢れていたように思いました。

けして映画としては傑作ではないかもしれませんが、良かったなぁ、と、のだめと千秋先輩を祝福しつつ、幸せな気分で帰路につける映画でした。

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のだめカンタービレ 最終楽章 前編

2010年3月25日 (木)

続夏目友人帳

Photo 2009 日

原作:緑川ゆき
監督:大森貴弘/脚本:金巻兼一、荒木憲一、高木登、関島眞頼、加賀未恵/音楽:吉森信
出演:神谷浩史、井上和彦

いつも貸し出しされていたため、今頃ですが、やっと全部見れました。

原作未読のライトな視聴者ですので、簡単に。

続編の3巻から、4,5巻を見るまでに半年くらいたっているので、ところどころ忘れているかもしれないです。(汗)
友人帳の名を返すシーンが少なくなったな、という印象を持ちましたが、友人帳の危険性は示唆されたのは興味深かったです。

恐いのは人間の方だな~と。

どれだけ強面でも、どこかしらちょっとおまぬけなところがあるあやかしたちは魅力的でした。
作者が思い描くあやかしのイメージにブレがなく、心地よく浸れる作品だと思います。

ちなみに自分は斑とタキのファンです(^^)

原作は2010年3月時点で9巻まで発行されているのですね。
9巻なら短いので求めやすいかもしれない。

Photo_2

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