2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

自己紹介のようなメモ

  • 気になる、もしくは愛すべき作品にはついついツッコミを入れてしまう、ドラマの感想中心のちょっとおっちょこちょいなブログです。

TBとコメントについて

  • TBとコメントは認証制にしています。頂いたTBには記事と関係がある限り、必ずお返しするようにしていますが、サーバーのご機嫌次第で時々お返しできない時があります。

過去の感想記事について

  • ドラマ感想及びまとめは下記の「クール別:鑑賞したテレビドラマ・映画・DVD一覧」に、 DVD、映画、舞台の感想は「DVD、映画、舞台のINDEX」にアカサタナ順に、 読書は「読書:著者&編者別のINDEX(アカサタナ順)」に収納しています。

クール別:鑑賞したテレビドラマ・映画・DVD一覧

DVD、映画、舞台のINDEX

カテゴリー

今月の読書

無料ブログはココログ

カテゴリー「*DVD・映画・観劇 あ行」の40件の記事

2016年8月25日 (木)

青空エール:映画 

2016年 日本 126分 

公式サイト

原作:河原和音「青空エール」:集英社
監督:三木孝浩/脚本:持地佑季子/製作:市川南/撮影:清久素延/照明:小笠原篤志/録音:豊田真一/美術:花谷秀文/編集:坂東直哉/音楽:林ゆうき
出演:土屋太鳳、竹内涼真、葉山奨之、堀井新太、小島藤子、松井愛莉、平祐奈、山田裕貴、志田未来、上野樹里

Photo


「高校デビュー」「俺物語!!」などでも知られる河原和音の人気コミックを、「orange オレンジ」の土屋太鳳と「仮面ライダードライブ」「下町ロケット」の竹内涼真の共演で実写映画化。
監督は、「アオハライド」「ホットロード」「僕等がいた」など数々の漫画原作映画を手がける三木孝浩。

北海道・札幌。野球と吹奏楽の名門・白翔高校に入学した小野つばさは、野球部のトロフィーを眺めていた野球部員の山田大介と出会う。吹奏楽部に憧れるつばさは、「甲子園で戦う大介をスタンドで応援する」と約束を交わし、その約束を実現させるため、2人は互いに惹かれあいながらも、それぞれの部活動に邁進していく。
吹奏楽部の仲間としてつばさを支える水島亜希役で、NHK連続ドラマ小説「まれ」でも土屋と共演した葉山奨之が出演。(映画.comより)

@TOHOシネマズ

ネタばれなしの感想です。

原作未読です。

このジャンルの映画は滅多に観ないのですけれども、竹内さんがライダーを卒業してからの初主演映画、ということで、ご祝儀代わりに鑑賞しました。

アイドル青春映画ど真ん中の作品。
内容は予想以上でも以下でもありませんでしたが、エピソードの抜粋や主なキャストの見せ場の作り方など、デレクションが手馴れていたので、2時間強、飽きずに観れました。
家族のエピソードをばっさり端折って、生徒たちに照準を合わせたのは良い判断だったと思います。
TVドラマ「仰げば尊し」では全く描かれていないパー練(パート練習)をちゃんと描いていたのにも、好感が持てました。パー練で合わせてからの、仕上げとしての全体合奏ですから。

登場人物が皆、最終的にはいい子であることや、メインの二人がキャラも含めて体育系なこともあって、陰影は少なかったかもしれません。
少女マンガが原作だそうですが、テーマが野球と吹奏楽部、ということで汗臭くもあり、往年の日活青春映画のテーストを感じました。
家族を描いていないので松竹でもなく、大映ドラマのような奇想天外さもなく、東宝のようなお洒落感もなく。配給は東宝ですが。

この手の映画は、印象的な若手の俳優さんを見つけるのも楽しみの一つ。
朝ドラや「下町ロケット」などのキャスティングがダブっているのは、それだけ彼らが注目されている、ということ。

志田未来さんはもう別格として、一番印象的だったのは、ヒロインが1年の時のパートリーダー、春日を演じた小島藤子さん。すでにキャリアも長く、今後が楽しみです。
エリート水野を演じた葉山奨之さんの、影ある表情も印象に残りました。
ヒロインの親友を演じた松井愛莉さんの、ヒロインとは対照的な軽さが意外と(汗)、はまっていました。
野球部マネージャーの平祐奈さんは「立花登青春手控え」の生意気お嬢様、「すえ」。気の強そうなキャラが作品に鋭角さをもたらしていたと思います。同じく、名前はわからないのですが、ヒロインの後輩でクラリネットパートの女の子も、不満げな表情が印象に残りました。
ぶきっちょキャラを演じられた土屋さん、ヒロインならではのプラスアルファーが欲しかったのですが、ヒロインがステロタイプに徹することで風通しが良くなる作品だから、これはこれで。
堀井新太さんと山田裕貴さん、もう少し出番があったらなあ。でも少ないシーンでもちゃんと持っていってたのはさすがでした。

上野さんの指揮演技、リズム感が良くって・・・千秋先輩よりうまいんじゃないかな(^^;;
「スウィングガールズ」からもう13年。あの時の元気一杯のおちこぼれ部員が今や顧問とは(違)。
あの映画のファンとしては嬉しいキャスティングでした。

で、竹内さんですが。
「時をかける少女」もそうだったけれども、泣くシーンがいいんですね、この人。
その代わり、ラブシーンはこれからかも。ヒロインに向ける何気ない笑顔が、緊張しているように見えるのです(^^;;
でもチャラくない、ちょっと不器用なところが魅力とも言えます。
体格も良いし、これくらい真っ直ぐな体育系キャラで主役を張れる人は他にいないと思う←欲目入ってます(汗

他にいないだけに、役が難しいだろうけれども・・・いい役に恵まれますように。

期待してます。

.

.

.

.

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

2016年8月 1日 (月)

アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅:映画 

2016年 アメリカ 113分 原題「Alice Through the Looking Glass 」

公式サイト

キャラクター原案:ルイス・キャロル
監督:ジェームズ・ボビン/脚本:リンダ・ウールバートン/製作:ジョー・ロス、スザンヌ・トッド、ジェニファー・トッド、ティム・バートン/製作総指揮:ジョン・G・スコッティ/撮影:スチュアート・ドライバーグ/美術:ダン・ヘナ/衣装:コリーン・アトウッド/編集:アンドリュー・ワイスブラム/音楽:ダニー・エルフマン
出演:ジョニー・デップ、アン・ハサウェイ、ミア・ワシコウスカ、リス・エバンス、ヘレナ・ボナム・カーター、サシャ・バロン・コーエン、リンゼイ・ダンカン、レオ・ビル、ジェラルディン・ジェームズ、アンドリュー・スコット 他
声:アラン・リックマン、スティーブン・フライ、マイケル・シーン、ティモシー・スポール、マット・ルーカス 他

Photo


ティム・バートン監督が「不思議の国のアリス」をもとに描いた大ヒットファンタジー「アリス・イン・ワンダーランド」の続編。
悲しい過去にとらわれたマッドハッターを救うため、時間をさかのぼる旅に出るアリスの姿を描く物語で、バートンはプロデューサーとして参加。「ザ・マペッツ」のジェームズ・ボビンが新たに監督を務めた。
ミア・ワシコウスカ、ジョニー・デップ、アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム・カーターら前作の豪華キャストが続投。2016年1月に他界した名優アラン・リックマンも前作から引き続き声の出演を果たしており、本作が遺作となった。(映画.comより)

@MOVIX

封切り週に見たのですが、感想をあげるのがすっかり遅くなってしまいました。ネタばれなしで簡単に。

前作「アリス・イン・ワンダーランド」(2010年)を観たので、観に行きました。
その作品が初の3D作品だったことを、過去の感想で思い出しました。すごく疲れたことも(汗
この時の経験から、字幕作品を3Dで観るのはしんどいと判断し、普通の画面で鑑賞。
なぜなら、この作品が遺作となったアラン・リックマンの声がぜひ聞きたかったからです。まだ69才だったのに・・・合掌。

今回はT・バートンは監督ではなく、製作者として参加しています。脚本はL・ウールバートン。「マレフィセント」も書いている人らしい。音楽はバートン組のD・エルフマン。
予想していたよりデップの出番が普通にちゃんとあったのは、嬉しかったです。

アリスが過去を旅することで、ワンダーワールドの数々の事件は、全て白と赤の女王姉妹の仲違いが原因で起こっていたことが次第に明らかになっていく。
「マレフィセント」がそうだったように、ヒロインがたくましくって、白と赤の女王の姉妹だけでなく、アリスと母という女性同士の確執が根底にあるストーリーです。白の女王が正義、赤の女王が悪、と単純に描いていないのも似ているかもしれません。
だんだん白の女王が超・ブリっ子に見えてくる。かと言って赤の女王が良い子に見えることもないのですが。

「時間」とか、原作の哲学的なテイストを少し取り入れての深いお話だったのですが・・・胸深く残るほどではなかったです(汗

一番印象に残ったのは、タイムさん。
体は大きくなったけれどもまだまだお子ちゃまなアリスが暴走したため・・・(ネタばれ自粛)
アリスの成長に律儀に付き合うとか、イヂワル女王に尽くすってなんて健気なの~。
本作中、唯一の大人として、物語を支えていました。

2D版でしたが、素晴らしかったです。美しくて発想力が素晴らしい。
ファンタジックな画像があってこそのファンタジー。でもこのレベルがハリウッドの標準ですものね・・・

.

.

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

2015年7月11日 (土)

悪党に粛清を:映画 

2014年 デンマーク・イギリス・南アフリカ  93分 R15+ 原題「The Salvation」

Photo

公式サイト

監督:クリスチャン・レブリング/脚本:アナス・トーマス・イェンセン、クリスチャン・レブリング/製作:シセ・グラム・ヨルゲンセン/撮影:ジャン・スクロッサー/編集:ペニッル・ベック・クリステンセン/音楽:カスパー・ワインディング
出演:マッツ・ミケルセン、エバ・グリーン、エリック・カントナ、ミカエル・パーシュブラント、マイケル・レイモンド=ジェームズ、ジェフリー・ディーン・モーガン、ジョナサン・プライス、ダグラス・ヘンシュオール、ナナ・オーランド・ファブリシャス

デンマークを代表する国際的俳優マッツ・ミケルセンの主演で、妻子を殺された男の復讐劇を描いたウエスタン。
1870年代、敗戦で荒れたデンマークから新天地アメリカへと旅立った元兵士のジョンは、7年後、事業も軌道に乗ったことから妻子を呼び寄せ再会を喜ぶ。しかし、喜びもつかの間、目の前で妻子を殺されてしまい、ジョンは怒りのあまり犯人を撃ち殺す。殺した相手が一帯を仕切る悪名高いデラルー大佐の弟だったことから、デラルーの怒りを買ったジョンは、否応なしに戦いに巻き込まれていく。
出演は「007 カジノ・ロワイヤル」でもミケルセンと共演したエバ・グリーンほか。監督は「キング・イズ・アライヴ」のクリスチャン・レブリング、脚本に「ある愛の風景」「未来を生きる君たちへ」のアナス・トーマス・イェンセン。(映画.comより)

@Tジョイ

主人公の面構えに惹かれて観に行きました。

ネタばれなしの簡単感想です。

本格西部劇を観るのも、上映終了して、映画館が明るくなった時に思わず「ああ、面白かった」と呟いた映画も久しぶりでした。

無口で無表情な主人公が耐えに耐えて逆襲する「我慢劇」を、フロンティアに対する甘い幻想を一切交えずに、一片のユーモアもなく描ききった、ニヒリスティックな作品。

スタッフ及びキャストのことはほとんど何も知らないのですが、監督と主役がテンマーク人という知識はあったためでしょう、北欧っぽさを感じました。

開始早々の、親子が駅馬車に乗った途端の緊迫感が、最後まで張り詰めていました。
こういうストーリーは、悪い奴が悪いほど、復讐のカタルシスが高まるのですけれども、徹底していました。
あまりに徹底しているので、果たして復讐が遂げられるのかどうか・・・最後の最後まで目が離せません。

先住民族を悪役にし、殺害しすぎた反動で消えかけた西部劇。
フロンティアの歴史の咀嚼が進んだことで、生身の人間たちの戦いを描けるファンタジーなジャンルとして蘇りました。適度に治外法権なので、人殺しを正当化することも不可能ではない世界。
同じストーリーをSFで描いていたら、これほどの肉薄感は持てなかっただろうし、現代劇だと残酷さが身近すぎて拒絶反応を持ったかもしれません。
馬が見事なタイミングで動くシーンがあって、昔なら素直に、調教、お見事、と思えたのですが、今は、CGかな、と疑ってしまうのが、残念。

おまけ映像があるわけではないのですが、映画館が明るくなるまで見て欲しいです。そんなに長いエンドタイトルではありませんから。

原題の「The Salvation」とは救済という意味です。
何が救済されたのか・・・ピリっと引き締まった作品。ほんと、面白かったです。

.

.

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

2015年6月23日 (火)

海街diary:映画

2015年 日本 127分

Photo

公式サイト

原作:吉田秋生「海街diary」(小学館)
監督・脚本・編集:是枝裕和/製作:石原隆、都築伸一郎、市川南、依田巽/プロデューサー:松崎薫、田口聖/撮影:瀧本幹也/照明:藤井稔/美術:三ツ松けいこ/音楽:菅野よう子
出演:綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず、加瀬亮、鈴木亮平、池田貴史、坂口健太郎、前田旺志郎、キムラ緑子、樹木希林、リリー・フランキー、風吹ジュン、堤真一、大竹しのぶ、浅野陽子

まぶしい光に包まれた夏の朝、三姉妹に届いた父の訃報。十五年前、父は女と出て行き、その後、母も再婚して家を去った。三姉妹を育てた祖母もとうに亡くなり、広くて古い鎌倉の家には、彼女たちだけが残った。両親へのわだかまりを抱えた、しっかり者の長女の幸と、そんな姉と何かとぶつかる次女の佳乃、マイぺースな三女の千佳。三人は父の葬儀で、腹違いの妹すずと出会う。頼るべき母も既に亡くし、それでも気丈に振る舞う、まだ中学生のすず。そんな彼女の涙を見て、幸は、別れ際に「いっしょに暮さない?」と誘う。そして、秋風とともに、すずが鎌倉へやって来る。四人で始める新しい生活。それぞれの複雑な想いが浮かび上がる――。(TOHOシネマズより)

@TOHOシネマズ

原作は歯医者さんの待ち合いで、映画を見る数日前に、3冊目途中まで読みました。
三姉妹が母親の違う妹を引き取るまでの展開は、ほぼ原作通り。
構図も似ていたし・・・原作及び原作ファンへのリスペクトでしょう。
なお、序盤以降は、変えているようです。

以下、ネタばれなしの超簡単感想です。

両親に去られた後、妹たちの親代わりにならざる終えなかった長女の幸は、すずに同じものを感じます。
彼女もまた、子供であることを奪われた子供であると。

山形、鎌倉の四季を舞台に、すずが姉妹になっていく様子を、ゆっくり、じっくり描いていました。
センセーショナルな出来事は一切ありません。
お葬式で始まり、お葬式で終わる物語でもあります。

ラスト近く、映画館内、すすり泣く音がいくつかしました。

正直言って、自分はそこまでのめり込めなかったです。

姉妹を持たないからなのか、自分の感性が擦り切れてしまったからなのか・・・色々理由はあるでしょうが、直前に原作を読んでしまったため、四女のすずが登場する瞬間に瑞々しい驚きを感じれなかったのが、一番の原因だと思います。

自分たちを捨てた母と、幸の相克も、少し温く感じました。
でも、この"温さ"がこの映画の味です。
映画に登場する人物たちだけでなく、観客も追い詰めない、優しさ。
そして、登場する食べ物全てが、実に美味しそうだったのは、さすが、是枝さん。

物語の方ですが、一番シビアな出来事は、姉妹たちにではなく、幼い頃から彼女たち一家を見守ってきたおばさんの身の上に起きます。
ゆるゆると描いてはいましたが、今の自分にとっては一番身近な出来事で、この映画唯一のトゲとなって、じわじわと心に残りました。

極楽寺駅周辺は「最後から二番目の恋」の舞台になった時に、物見高く訪れたことがあります。←ミーハーです(汗

ゆっくりと優しく流れる時間の中で、四人の女優さんたちそれぞれの個性を、丁寧な映像とともに、まったりと味わいました。

.

.

.

.

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

2015年6月18日 (木)

イタリアは呼んでいる:映画

2014年 イギリス 108分 原題「The Trip to Italy」

Photo

公式サイト

監督:マイケル・ウィンターボトム/脚本:マイケル・ウィンターボトム/製作:メリッサ・パーメンター/製作総指揮:アンドリュー・イートン、ヘンリー・ノーマル/撮影:ジェームズ・クラーク/編集:マグス・アーノルド、ポール・モナハン、マーク・リチャードソン
出演:スティーブ・クーガン、ロブ・ブライドン、ロージー・フェルナー、クレア・キーラン、マルタ・バリオ、ティモシー・リーチ

「イン・ディス・ワールド」のマイケル・ウィンターボトム監督が、グルメ取材でイタリアを訪れたイギリス人中年男性2人組の旅をユーモアたっぷりに描いたロードムービー。人生の曲がり角に差しかかっているスティーブとロブは、イタリアの5つ星ホテルや絶景レストランを取材する仕事を依頼され、ミニクーパーに乗り込んでイタリア縦断の旅に出る。2人は極上の料理や美しい景色を堪能し、旅先の恋心も楽しむが……。「あなたを抱きしめる日まで」のスティーブ・クーガンと、イギリスを代表するコメディアンのロブ・ブライドンが本人と同じ役名で主演を務めた。2人が道中で繰り広げるモノマネ合戦や絶妙な掛け合いも見どころ。(映画.comより)

@京都シネマ

英国人と言えば、捻りの効いたブラックジョークで有名。
そんな英国人の男性二人組が、グルメ探訪でイタリアを旅する、というミスマッチな設定と、楽しそうなポスターに惹かれて観ました。
ネタばれなしの簡単感想です。

予想をはるかに上回るしゃべくりムービーでした(笑

美味しそうな料理は次々と登場するのですけれども、どれもひとくち口をつけるだけ。
写メを撮ることもなく、コメントも「うん、うまい」と呟くのみ、後は料理そっちのけで、延々と物まね合戦が繰り広げられのです。
欧米の、テーブルマナーを叩き込まれている階級の人々は、食事をする姿を公にすることをはしたない、と思うそうですので、当然と言えば当然かもしれません。

さて、その物まねですが。
物まねだけでなく、物まねしたスターたちが出演している作品へのリスペクトと皮肉を、喋る喋る、喋りまくるのです。
二人の食事のシーンは、ほぼアドリブなんだとか。
二人のキャリア、関係などを含めて、詳しくは公式サイトをご覧ください。自分は観終わってから覗きました。

スティーブは見たことがある、と思ったら「メイジーの瞳」の自分勝手な父親だったとは。
その他「ナイトミュージアム」シリーズなど、観賞している作品にも多数にも出演しているのですが、あまり記憶にないです;;
見逃したのですけれども、ジュディ・デンチ主演「あなたを抱きしめる日まで」に共演だけでなく、脚本も書いていたことも初めて知りました。
ロブのジョークをずっと生真面目な表情で聞きつつ、これまた真面目にダメ出しを出して自ら物まねをやってみせたりする佇まいが如何にも英国人で、だんだんエスカレートしていくロブのジョークに思わず笑ってしまうのがチャーミングでした。

知らないことが多かったのですが、中でも一番驚いたのは、「前回は湖水地方のグルメ探訪だった」というセリフが本当だったことです。
「スティーヴとロブのグルメトリップ」っていうTV用ロードムービーを2010年に同じ監督で作っていたんですね。
きっと同じコンセプトだろうから、見てみたい気がします。
その他、英国人(及び一部米国人)だからこそ通じるギャグもたくさんあったみたいで、その辺は諦めるしかありません。

テーマである「取材」があまりにおざなりすぎて、可笑しかったです。ロケハンにもなっていません。活字にするのかな?聞き逃しました(汗

映画ネタですが、アル・パチーノとマーロン・ブランド、ヒュー・グラントは知っていた方が楽しめると思います。
特にアル・パチーノは、何となく容貌が似ていることもあって、ロブの物まねの基本形になっているようです。(自分にはよくわかりませんでしたが、スティーブに突っ込まれていました。)
ゴッド・ファーザーシリーズ、007シリーズとクリスチャン・ベール版「バットマン」は見たことがなくても、オカシイです。
「ローマの休日」は、見ていた方がラストの余韻が違うでしょう。

冒頭に書いたとおり、食事のシーンはほとんどないけれども、各レストランの実際の厨房の様子が挿入されていて、その画が実に食欲をそそりました。

レポーターがバクバク食べるシーンや食レポに凝りまくる日本のグルメ番組って、見ているだけでおなか一杯になることがあるのですけれども、この映画は出演者が食べるところを映さないので、満腹感を持たせません。
そんなに喋ってたら冷めるやん、どんな味がするか教えて欲しい・・・グルメムービーとしての不完全さが欠乏感が食欲を煽るのです。

見終わった後、どうしてもイタリア料理が食べたくなり、帰宅途中で蛸のお刺身を買って、カルパッチョもどきを作ってしまいました(^^;;

イタリアの美しい景色を背景に繰り広げられる英国風ユーモアの"雰囲気"を楽しむ映画。
そこはかとない旅情も漂っており、好きなテイストの作品でした。
.

.

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

2015年6月 3日 (水)

嵐が丘(2015年5月東京 舞台)簡単感想

原作:エミリー・ブロンテ「嵐が丘」
脚本・演出:G2/美術:伊藤雅子/照明:高見和義/音楽:和田俊輔/衣裳:前田文子
出演:堀北真希、山本耕史、高橋和也、伊礼彼方、矢崎広、小林勝也、ソニン、戸田恵子、陰山泰、小林大介、近野成美、横山敬、篠原正志、林田一高、小谷早弥花、鹿野真央、新嘉喜由芽、市ノ澤直希、大西由馬、柄沢怜奈、坂本達哉、柴入拓矢、松本海弥、吉田湊

エミリー・ブロンテがその30年という短い生涯で唯一執筆した小説「嵐が丘」―
19世紀、イングランド北部ヨークシャーの荒野に建つ「嵐が丘」という名の屋敷を舞台に、キャサリンと孤児ヒースクリフの激烈な愛、そして不滅の愛を描き出した壮大な愛の物語 ―
〝世界の十大小説〟のひとつと謳われるなど全世界で読み継がれ、刊行から150年以上の時空を超えていまなお輝き続ける永遠の名作。(公式サイトより)

@日生劇場

原作は、中学生の時に読みました。

閉ざされた空間で紡がれたエミリー・ブロンテの世界が、自分だけの世界に閉じこもりがちだったその頃の気持ちと共鳴して、夢中になって読みふけった思い出があります。
高校にあがってからは一度も読み返していないので、粗筋しか覚えていませんけれども、ヒースクリフの出自についての推察のいくつかは覚えています。
アーンショー氏の隠し子だったのではないか、もしくは誰か貴い人の私生児を貰い受けたか。そうでないと、あの時代、氏素性のはっきりわからぬ子供を、自分たちの階級に引き入れてまで可愛がる理由がつかない・・・などなど。

映画はTVでローレンス・オリビエ版を見ています。映画の方が本より先だったかもしれません。
しかしこちらも、オリビエの格好良さとマール・オベロンの繊細な面立ちしか覚えていません。

という、いつもの通りざっくりした予備知識で観に行きました(汗
この狭くて長いゴチック風なストーリーを、舞台でどう見せてくれるのか。
映像ならばロケなどを含め、技法を駆使して空間と時間に奥行きを持たすことができるだろうけれども、と多少題材に不安を持ちながら、千秋楽のマチネとソワレを鑑賞。

以下、短く感想をメモっておきます。
なお、あくまで山本さんウォッチャーとして観ておりますことを、何卒ご了承くださいませm(_ _)m
.

小説を読んだ時には、ヒースの荒野の描写と相まって、もっとロマンチックな話だったような気がしたのですけれども、実はサイコパスなストーリーだったことに気がつかされました。
中学生の時はゴシックな雰囲気に酔っていただけなのでしょう。

登場人物中、唯一普通なエドガーは、それが故に、悲劇の人です。
キャサリンとヒースクリフは言うまでも無く、義兄はアル中、妹すらキャサリンには及ばずともかなりヒステリックだし、召使も曲者ぞろいだし。
まあ、キャサリンに惚れちゃったのが運の尽きだったわけですが。

一見常識人で親切に見えるネリーが、ただでさえ不安定なキャサリンとヒースクリフの感情、関係に油を注ぎまくっており、結局は引導を渡すことになるのが、シェークスピア的でした。

初舞台の掘北さん、滑舌がはっきりしていて聞き取りやすかったです。
初舞台でこの役は大変だったろうなあ。感情移入できるポイントが極めて少ない、エキセントリックなキャラでしたから。
堀北さんのコメディエンヌっぷりを生かした舞台を期待しております。

女性たちがひたすら叫んでいる、という印象が強い中で、ほとんど出ずっぱりの戸田さんの黒幕っぷりはさすがでした。

最後の最後、ヒースクリフが思いのたけを激白するシーンが、この舞台のクライマックスでした。
暗い情念の中に少年の心をそのまま凍結させてしまった哀切さがほとばしっていました。
そこまでの、本心を押し隠した受身の演技が徹底していたからこそ、クライマックスになりえたシーンだったと思います。
ですので、ビジュアルともども満足いたしまた。

カテコの時、お疲れ様っと思わず言いそうになってしまいました。
スタッフ、キャストのみなさん、ありがとうございました。

次は歌が聞きたいなぁ。

.

.

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

2015年4月25日 (土)

イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密:映画

2014年 イギリス・アメリカ 115分 原題「The Imitation Game」

Photo

公式サイト

原作:アンドリュー・ホッジス「エニグマ アラン・チューリング伝」(勁草書房)
監督:モルテン・ティルドゥム/脚本:グレアム・ムーア/製作:ノラ・グロスマン、イド・オストロフスキー、テディ・シュワルツマン/製作総指揮:グレアム・ムーア/撮影:オスカル・ファウラ/美術:マリア・ジャーコビク/編集:ウィリアム・ゴールデンバーグ/衣装:サミー・シェルドン・ディファー/音楽監修:リンジー・フェローズ/音楽:アレクサンドル・デプラ
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、キーラ・ナイトレイ、マシュー・グード、マーク・ストロング、チャールズ・ダンス、アレン・リーチ、マシュー・ビアード、ロリー・キニア、ジェームズ・ノースコート 、トム・ゴールドマン=ヒル 、スティーブン・ウォディントン、アレックス・ロウザー、ジャック・バノン、タペンス・ミドルトン

第二次世界大戦時、ドイツ軍が誇った世界最強の暗号<エニグマ>。 世界の運命は、解読不可能と言われた暗号解読に挑んだ、一人の天才数学者アラン・チューリングに託された。 英国政府が50年間隠し続けた、一人の天才の真実の物語。時代に翻弄された男の秘密と数奇な人生とは――?!(TOHOシネマズサイトより)

@TOHOシネマズ

原作未読です。

ロングランなのに、上映時間がずっと合わなかったのが、最終週、やっと観やすいタイムテーブルになったので、滑り込みで観に行きました。
沈んだ色彩の英国風景とともに、記憶に残る映画でした。

エニグマ周辺のことを何も知らないで観たため、後半の展開には愕然としました。知っていても、愕然となったかもしれない・・・

感想のみですが、ストーリー上のネタばれが含まれています。ご注意下さい。
.

「挑むのは、世界最強の暗号。世界絶賛!泣けるミステリー!」
というのがこの映画のコピーですが、泣けませんでした、恐ろしすぎて。

解読に成功するまでは、変人で人とうまく和を結べない主人公と、仲間たちの角突き合いと和解など、サクセスストーリーらしい展開。

しかし、成功してからが、恐ろしい。

まずエニグマの存在。

あまりにもスケールが大きすぎて、とても実話とは思えない、神話のようです。
彼らがその作業をしている間に、数え切れないほどの大虐殺が起きていた。しかし、そうせざるを得ない非情な理由があった。
非情すぎて、本当に実話なのか思わず疑ってしまいました。いや、実話だとは思いたくない自分がいるのです。
でも、事実なのでしょう。
神など、宗教的なテーマは巨大すぎるので、触れません。答など出ようがないですし。
はっきりしているのは、もうあと戻りできないこと。
PCのない世界なんて考えられません。
文化はどこへ行くのだろう、今はもっと高度な「イミテーションゲーム」が行われているはず、何者かたちによって・・・。

そして、そういうシステムを作り上げた一個人、すなわちアランを取り巻く環境。
アランが翻弄された原因は「イミテーションゲーム」を指揮しただけではない。

欧米及び中東の多くの国でLGBTが精神疾患と判断されること、かつ刑法罰に問われるということは、映画などでうっすら知っていましたが、ホルモン療法まで行われていたとは全く知りませんでした。つまり、欧米の人たちの、同姓婚の権利獲得にかける熱意の背景にあるものを、全然理解していなかった、ということです。

かつて英国において、マイノリティーであることを暴かれることは、全てを失うことだった。
アランは社会的にも個人的にも、存在、人格の全てを否定されてしまう・・・

アランのGF、ジョーンはアランの告白を真っ直ぐに受け入れます。
真っ直ぐなのは、愛する人に尽くすためだ、と見ていたのが、そうじゃない、アランを受け入れることが自身の未来を切り開くためであることを、明かすシーンには、尽くす、などという風に見てしまった自分の甘さに愕然としました。

彼女もまた、男社会の中の女性、というマイノリティーだった。
しかしジョーンは、レディファーストとい文化にスポイルされまいと戦っていた。アランを利用しようとしたとも見えます。利用というか・・・協定なのか、友情なのか。ここが微妙。
いずれにしても、ジョーンにとってアランは、性別によって差別しないほとんど唯一の異性だったはず。
エニグマチーム・・・彼女はチームの一員にはなれませんでしたが・・・の中で、誰よりも感情に流されない、強い人だったように感じました。

.

職業として"ゲーム"を遂行する、MI6のミンギスを演じたマーク・ストロングの佇まいも印象に残りました。

この人とベネディクトが出演している「裏切りのサーカス」、未見なのです。近いうちに観るつもり。

.

.

.

.

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

2015年4月 9日 (木)

イントゥ・ザ・ウッズ :映画

2014年 アメリカ 124分 原題「Into the Woods」

Photo

公式サイト

原作ミュージカル:スティーブン・ソンドハイム、ジェームズ・ラパイン/作詞作曲:スティーブン・ソンドハイム
監督:ロブ・マーシャル/脚本:ジェームズ・ラパイン/製作:ジョン・デルーカ、ロブ・マーシャル、マーク・プラット、カラム・マクドゥガル/撮影:ディオン・ビーブ/美術:デニス・ガスナー/編集:ワイアット・スミス/衣装:コリーン・アトウッド/音楽監修:ポール・ジェミニャーニ、マイク・ハイアム/音楽プロデュース:マイク・ハイアム
出演:メリル・ストリープ、エミリー・ブラント、ジェームズ・コーデン、アナ・ケンドリック、クリス・パイン、トレイシー・ウルマン、クリスティーン・バランスキー、ジョニー・デップ、ダニエル・ハトルストーン、リラ・クロフォード、マッケンジー・マウジー、ビリー・マグヌッセン、ルーシー・パンチ、タミー・ブランチャード、フランシス・デ・ラ・トゥーア、サイモン・ラッセル・ビール、リチャード・グローバー、アネット・クロスビー

物語は、あるパン屋の夫婦と魔女の出会いから始まる。長年子どもを授からないことに悩んでいたパン屋の夫婦は、その原因が魔女の呪いにあったことを知る。ある日、突然訪ねて来た魔女から、「呪いを解くためには、森に入って〈白い牛、赤い頭巾、黄色い毛、金のように澄んだ靴〉を集めることが必要だ」と聞かされたふたりは、子どもを授かるという"願い(wish)"を叶えたい一心で、森の奥へと出かけていくのだった。そして、時を同じくして、おとぎ話の主人公たちも、それぞれの"願い(wish)"を持って森へと入っていく――はたして、彼らの"願い(wish)"は叶い、ハッピーエンドは訪れるのか?そして、ハッピーエンドの"その先"に待つものとは?(TOHOシネマズサイトより)

@TOHOシネマズ

原作ミュージカルは見ていません。
シンデレラ、赤ずきん、ジャックと豆の木、ラプンツェル・・・「ハッピーエンドの"その先"に待つものとは?」というコピーに惹かれて鑑賞。

映画館での予告では、キャストが歌っているカットがほとんどなかったので、ミュージカルである、ということすら、封切り直前まで知らず、ストーリーも、もっとパロディな感じを連想していたら、シリアスなお話でした。

予告マジックですな(汗

この、まるでミュージカルであることを隠すかのような予告は、同じディズニーの、ナンバーまるごとを予告にした「アナ雪」の自信たっぷりさとは大違い。
まあ、そこそこヒットしているようなので、何よりです(大汗

簡単感想です。結末は書いていませんけれども、途中経過はネタばれしています。

そして、突っ込んでおります。ご注意くださいませ。

.

.

前半の最後、ハッピーエンドに至るまでは、とても血色が良くて妙にふてぶてしい大食いの赤ずきんちゃん、ちょっとおバカな王子兄弟、残酷なままのシンデレラストーリーなどなど、各話がテンポ良く絡んでおり、童話のパロディとして面白かったです。

ところが、肝心の"その先"が急にシリアスでテーマ性のある展開になってしまい、まるで違う映画がごとくでした。

後半こそが作者の一番描きたかった部分なのでしょうけれども、暗転がいきなりすぎるのと、尻切れトンボに終わった人物が幾人もいて、思わずシートからずり落ちそうになってしまいました(汗

尻切れトンボの一例は、パン屋の亭主の妹はラプンツェルなわけですが(これは冒頭にて匂わされています)、この伏線が回収されぬままに終わってしまったこと。

いきなりな暗転は、ジャックのおかあさんとパン屋のおかみさんです。特にパン屋のおかみさんは、本当に唖然でした。
そして魔女のサイドストーリー。母への思い、"娘”への思いが魔女を突き動かしている、というのはわかりますが、その思いの結末が中途半端。筋の都合上、ここでこうなった方が都合がいいんだろうな、としか感じられませんでした。
まあ、このあっけなさが童話的、と言えなくもないのですが、それにしてはラストがシリアスすぎて、違和感をぬぐえなかったです。うーん、シリアスさが狙いなんでしょうけれどもねぇ。

でもって、厄災の元ですが、「進撃の巨人」の方がうんと怖いっていう(汗

ともかく後半はストーリーが分裂していました。
童話の形をとって、親に捨てられた子供の葛藤や、正義と悪の概念を描いていましたが、盛り込みすぎて焦点がボケてしまったように思います。

少なくとも映画では、です。
ブロードウェイで大ヒットしたステージを本当にそのまま映画化したのかどうかは知りません。

音楽も、メロディーがほとんど印象に残りませんでした。
初めて聞いたためでしょう。あらかじめ曲を予習して見に行けば、もう少し違った感想を持てたかもしれません。でも、予習しなければ頭に入ってこないミュージカルって、好みじゃないのです。←もちろん、曲の好みもあります。

本作はアレンジのためもあるでしょうけれども、難しいナンバーが多すぎたように思います。
難しいと感じたのは、セリフと歌が密接していることが多いため、各ナンバーが独立しているように感じれなかったからです。
また、セリフ=歌ということは、掛け合いナンバーが多いということ。
普通なら、掛け合いが掛け合いを呼んで次第に登場人物たちに広がっていく、という構成は、曲を知らなくても高揚感を感じるものなのですけれども、ストーリーがストーリーだけに、カタルシスを感じずじまいになってしまいました。
ふーむ、主旋律だけでも印象に残ってくれればねぇ。

唯一、厄災を退治しようとする時に、正義と悪について赤ずきんちゃんが歌ったナンバーの歌詞は印象に残りました。


.

ちなみに、本当の主役であるパン屋役は「ワンチャンス」のジェームズ・コーデン。
ストーリーメインで観に行った映画ですので、メリル・ストリープと特別ゲストのジョニー・デップ以外、キャスティングには注目しておらず、この映画に出演していることは全く知りませんでした。
先月「はじまりのうた」を観た時には「このジャック・ブラック似の人、見たことある」と思いつつ最後まで思い出せなかったのが、この短期間で2作目、さすがにもう、登場時にわかりました(汗

.

.

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

2015年1月 9日 (金)

「マレフィセント」「オール・ユー・ニード・イズ・キル」一言感想

機内で鑑賞した作品の一言感想の続きです。

以下、観た順番に。

.

「マレフィセント」

2014年 アメリカ 97分 原題「Maleficent」

あの魔女に名前があったんだ。
話題の映画だったので、見てみました。
「永遠の愛」ね。異性間の愛情に対する不信感が興味深かったです。ヒロインたちの真摯さ、凛々しさに比べて、男性たちの小さいこと。そういえば、「アナ」も多少そういう傾向がありました。
徹底したマーケティングリサーチを行うディズニーが、こういうテイストの作品を作ることが興味深いです。

.
「オール・ユー・ニード・イズ・キル」

2014年 アメリカ 113分 原題「Edge of Tomorrow」

原作未読です。
これも話題になった作品だったので鑑賞しました。
映像やクリーチャーも良かったのですが、ハリウッド・エンターテイメント風の輪廻の描き方が興味深かったです。
単にアイテムとして輪廻を扱っているのではなく、それにともなう人間の業と悲しさも表現していたように感じました。
一番印象に残ったのは、主人公の、生き返ることを繰り返していくうちに、ヒロインに対する愛情が深まっていく感情の動きです。切なかったです。
少し暗い内容ではありますが、暗いだけで終わらせない。ハリウッドのエンターテイメント力の凄さを感じさせてくれた作品です。
資金力の差・・・映像の質感、スケールはどうしようもないとして、世界観の発想(原作は日本ですし;;)や演出では日本映画も頑張っているけれども、編集力が違う気がしました。
ともかく、小さい画面で観る作品じゃなかったです。映画館で観れば良かった(汗)

.

.

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

2014年12月27日 (土)

イヴ・サンローラン(2014):映画

2014年 フランス 106分 PG12 原題「Yves Saint Laurent」

Photo

公式サイト

監督:ジャリル・レスペール /脚本:ジャリル・レスペール、マリー=ピエール・ユステ、ジャック・フィエスキ/撮影:トマス・ハードマイアー/美術:アリーヌ・ボネット/音楽:イブラヒム・マルーフ/衣装:マデリーン・フォンテーヌ
出演:ピエール・ニネ、ギョーム・ガリエンヌ、シャルロット・ルボン、ローラ・スメット、マリー・ド・ビルパン、ニコライ・キンスキー、マリアンヌ・バスレール

フランスが世界に誇るファッションデザイナーで、「モードの帝王」と呼ばれたイブ・サン=ローランのキャリアや人生の光と影を描いた伝記ドラマ。サン=ローランの元恋人で、ビジネスパートナーでもあった実業家のピエール・ベルジェの協力や、イヴ・サン=ローラン財団所有のアーカイブ衣装の貸し出し許可なども得て製作された。1953年、パリ。21歳の新進デザイナー、イブ・サン=ローランは、クリスチャン・ディオールの亡きあとの後継者に指名され、一躍脚光を浴びる。その才能にほれ込んだ26歳の実業家ピエール・ベルジェとサン=ローランは、出会ってすぐに恋に落ち、ベルジェの支援を受けて「イヴ・サンローラン(YSL)」を設立、独立を果たす。2人の関係は世界のファッション史を変えるものとなったが、一方で表現者としてのプレッシャーや孤独に悩むサン=ローランは、薬物やアルコールに依存するようになっていく。(映画.comより)

@T・ジョイ

ネタばれなしの簡単感想です。

三ヶ月以上前に観て、感想も書いていたのですが、アップしていませんでした。
年末大蔵ざらえってことで(汗)

ネタばれなし・・・といっても伝記ものですので、あってないようなものですが、とりあえずネタばれなしで、超簡単にメモっておきます。

ひたすら突っ込んでおります。ご注意ください。

.

イブ・サン=ローランがどのようにして、変幻自在で綺羅星のごときファッションを創ったのかを観たい人にはお薦めできません(大汗)

物語はイブ・サン=ローランの生き様を、生涯のパートナー、ピエールの回想を通じて描かれるのですが。

おっさん、何、回想してんねんっ

・・・ごほっ(大汗)

えっと何を回想しているかっていうと、二人が結ばれるきっかけ、繰り返される痴話喧嘩、不倫と嫉妬、ビジネスの方向性を巡っての対立・・・
そして創造に息詰まった時のお定まりのクスリと乱痴気パーティー、挙句の中毒症状。
取り巻き連中、仕事仲間や友人たちもみんなラリってる。

こんな話は別にイブ・サン=ローランでなくても描けただろうと思いました。
インスピレーションを得るシーンもあるのですが、エピソードをそのまま映像化しただけ。映像的になんのインパクトも感じられませんでした。

イブ・サン=ローランの天才性及び苦悩の描き方はステロタイプだし、家族関係は、モデルに遠慮してか思わせぶりなだけだし。

イブ・サン=ローランを演じた男優さんは、そっくり。
繊細な面立ちが魅力的でした。

パートナーのピエールも本人に似ているのでしょうけれども、こちらはそのへんのおっさんっていう感じなので(汗)、二人のラブシーンにときめられませんでした。
そのへんのおっさん、というところがリアルなのでしょうね。
二人の関係がリアルなのはいいのですが、映像として昇華しておらず、ただ薄汚く見えたのには、困ってしまいました。すべてが表面的なのです。
おっさんのセクハラ行動なんて観たくなかったですよ(_ _);;

うーん、イブ・サン=ローランの何を描きたかったのか、もっと言えば、何を伝えたくてこの映画を作ったのか、全くわかりませんでした。
久しぶりに「時間を返せ」と思ってしまった映画でした。←通常料金で観たので、余計に。

せめて、現存する当時の衣裳をもっとたくさん、じっくり映して欲しかったです。

この映画が良い、と思った方、ごめんなさい。

.

.

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

#ドラマ:2009年第1クール | #ドラマ:2009年第2クール | #ドラマ:2009年第3クール | #ドラマ:2009年第4クール | #ドラマ:2010年第1クール | #ドラマ:2010年第2クール | #ドラマ:2010年第3クール | #ドラマ:2010年第4クール | #ドラマ:2011年第1クール | #ドラマ:2011年第2クール | #ドラマ:2011年第3クール | #ドラマ:2011年第4クール | #ドラマ:2012年第1クール | #ドラマ:2012年第2クール | #ドラマ:2012年第3クール | #ドラマ:2012年第4クール | #ドラマ:2013年第1クール | #ドラマ:2013年第2クール | #ドラマ:2013年第3クール | #ドラマ:2013年第4クール | #ドラマ:2014年第1クール | #ドラマ:2014年第2クール | #ドラマ:2014年第3クール | #ドラマ:2014年第4クール | #ドラマ:2015年第1クール | #ドラマ:2015年第2クール | #ドラマ:2015年第3クール | #ドラマ:2015年第4クール | #ドラマ:2016年第1クール | #ドラマ:2016年第2クール | #ドラマ:2016年第3クール | #ドラマ:2016年第4クール | #ドラマ:2017年第1クール | #ドラマ:2017年第2クール | #ドラマ:2017年第3クール | #ドラマ:SP | #ドラマ:雑感 | #今月のまとめ | *DVD・映画・観劇 あ行 | *DVD・映画・観劇 か行 | *DVD・映画・観劇 さ行 | *DVD・映画・観劇 た行 | *DVD・映画・観劇 な行 | *DVD・映画・観劇 は行 | *DVD・映画・観劇 ま行 | *DVD・映画・観劇 や行 | *DVD・映画・観劇 ら、わ行 | *DVD・映画・観劇 総合 | *DVD・映画・観劇 雑感 | *アガサ・クリスティー映像化作品 | @お笑いコンテスト | @テレビその他 | @今月の読書 | @山本さん | @身辺雑記 | ※Martha Speaks(アニメ) | ■おんな城主 直虎 | ■仮面ライダービルド | ■宇宙戦隊キュウレンジャー | □11人もいる! | □37歳で医者になった僕~研修医純情物語 | □ATARU | □BORDER | □GTO | □JIN-仁- 完結編 | □Nのために | □PRICELESS~あるわけないだろ、んなもん!~  | □Woman | □あすなろ三三七拍子 | □おそろし―三島屋変調百物語 | □おやじの背中 | □くろねこルーシー | □それでも、生きていく | □ちゃんぽん食べたか | □とんび | □ぼんくら | □ぼんくら2 | □よろず占い処 陰陽屋へようこそ | □カエルの王女さま | □カルテット | □ゴーイング・マイ・ホーム | □スターマン~この星の恋~ | □ストロベリーナイト | □チーム・バチスタ3~アリアドネの弾丸 | □デカワンコ | □デート〜恋とはどんなものかしら〜 | □トッカン-特別国税徴収官- | □ドン・キホーテ | □ハガネの女 2 | □バーテンダー | □ビギナーズ! | □フェイク~京都美術事件絵巻 | □フリーター、家を買う。 | □マルモのおきて | □ラッキーセブン | □リバウンド | □リーガルハイ(2013) | □リーガル・ハイ | □ロング・グッドバイ | □冬のサクラ | □刑事フォイル | □医龍 Team Medical Dragon3 | □半沢直樹 | □南極大陸 | □問題のあるレストラン | □四十九日のレシピ | □坂の上の雲 | □塚原ト伝 | □外交官 黒田康作 | □夜のせんせい | □夜行観覧車 | □大河:軍師官兵衛 | □天皇の料理番 | □安堂ロイド~A.I. knows LOVE? 簡単感想 | □家政婦のミタ | □家族狩り | □専業主婦探偵~私はシャドウ | □小暮写眞館 | □幽やかな彼女 | □恋愛ニート~忘れた恋のはじめ方~ | □悪夢ちゃん | □新解釈日本史 | □新選組血風録 | □明日、ママがいない | □昨夜のカレー、明日のパン | □最後から二番目の恋 | □最高の離婚 | □朝ドラ:おひさま 不定期観測メモ | □朝ドラ:カーネーション・不定期観測メモ | □朝ドラ:ゲゲゲの女房 | □東野圭吾ミステリーシリーズ | □泣くな、はらちゃん | □流星ワゴン | □激流~わたしを憶えていますか?~ | □独身貴族 | □猫侍 | □獣医ドリトル | □破裂 簡単感想 | □神様の女房 | □精霊の守り人 | □結婚しない | □続・最後から二番目の恋 | □美咲ナンバーワン!! | □美女と男子 | □胡桃の部屋 | □薄桜記 | □重版出来! | □鍵のかかった部屋 | □陽はまた昇る | □陽炎の辻 | □霊能力者 小田霧響子の嘘 | □高校生レストラン | □黄金の豚-会計検査庁 特別調査課 | □Q10 | □SPEC~警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係事件簿~ | □TAROの塔 | △大河:八重の桜 | △大河:平清盛 | △大河:江 | △大河:真田丸 | △大河:花燃ゆ | △大河:龍馬伝 | △特撮:仮面ライダーW | △特撮:仮面ライダーウィザード | △特撮:仮面ライダーオーズ/OOO | △特撮:仮面ライダーゴースト | △特撮:仮面ライダーディケイド | △特撮:仮面ライダードライブ | △特撮:仮面ライダーフォーゼ | △特撮:仮面ライダー鎧武 | △特撮:侍戦隊シンケンジャー | △特撮:動物戦隊ジュウオウジャー | △特撮:天装戦隊ゴセイジャー | △特撮:恐竜戦隊キョウリュウジャー | △特撮:手裏剣戦隊ニンニンジャー | △特撮:海賊戦隊ゴーカイジャー | △特撮:烈車戦隊トッキュウジャー | △特撮:特命戦隊ゴーバスターズ | ◇BOSS 2ndシーズン(リタイア) | ◇HUNTER~その女たち、賞金稼ぎ~(リタイア) | ◇たぶらかし~代行女優業・マキ~(リタイア) | ◇ザ・サマーレスキュー~天空の診療所(リタイア) | ◇ハングリー!(リタイア) | ◇ブルドクター(リタイア) | ◇最高の人生の終わり方~エンディングプランナー~(リタイア)  | ◇浪花少年探偵団(リタイア) | ◇謎解きはディナーのあとで(リタイア) | ◇遅咲きのヒマワリ~ボクの人生、リニューアル(リタイア) | ◇CONTROL 犯罪心理捜査(リタイア) | ◇LADY~最後の犯罪ファイル(リタイア) | ☆ロンドン旅行、再び | ☆初めてのロンドン旅行

作品一覧