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2016年11月

2016年11月30日 (水)

真田丸 47話「反撃」

公式サイト

茶々(竹内結子)は、幸村(堺雅人)の反対を押し切り、家康(内野聖陽)との和睦に傾く。和睦交渉での阿茶局(斉藤由貴)の寛大な態度に、きり(長澤まさみ)は大きな不安を感じる…。結局、大坂城の外堀を埋め、真田丸砦を破却することが決定してしまい、幸村は激しい衝撃を受ける。もはや戦うすべを失った又兵衛(哀川翔)や勝永(岡本健一)らの、豊臣家への怒りが頂点に達する…(YAH0O!テレビより)
.

引用したセリフは全て概略です。
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砲撃は1日で終わりましたが、大坂城の人々を震え上がらせるには、十分過ぎる効果でした。

「話が違うではないか!」

家康に悲痛な叫びをあげる片桐。そして半年後に急逝した・・・ナレ死でしたが、病とも、自害ともつかぬ、というのが、彼の生き様を表していて、悲しかったです。いつも胃痛を抱えていた人。秀吉が健在だった頃の、駘蕩とした佇まいが懐かしい。合掌。

大坂城では。

茶々の強い意向で和睦が決定しました。
しかし幸村は、撃ってこぬのは弾が尽きたから、今は和睦びの時ではない、と不承知、茶々に会おうとしますが、ショックを受けた茶々は、大蔵やきりなど、女子たち以外、会おうとはせずに、引き篭もってしまっていました。

「お怪我はしておられぬか。」

きりちゃんに茶々の様子を尋ねる幸村。

「そんなに心配でございますか。」

「当たり前だろう。」

「お怪我はしておられません。私が死に物狂いでお助けしましたから。」

「お前が?」

相変わらずきりちゃんに対する評価が低すぎます。

「そら、助けますよ、人として。」

男前です、きりちゃん。

「礼を言う。」

「別に源次郎様に言われることでは。」

そらそうだ。

秀頼を手厳しく裏切ってさえして戦闘を続けようとした幸村ですが、茶々という切り札が使えなくなった今は、もう、覆しようがありません。

これからどうなる、と幸村に問う、ものすごく不安そうな秀頼。
まず、和睦の案を双方から出して、話し合いをする中で、落としどころを見つけること・・・

和睦と聞いて、牢人たちも、自分たちはどうなるのか、お役御免なのか、と激しく動揺します。
豊臣家に召抱えられることを希望しているものも多い。しかし、和睦となれば、先が全く見えません。
やばい、と感じた勝永。

「うるさい!仮に和睦してもな、お前たちのことは、ちゃんとこの兄貴が、面倒を見てくれる。心配するな!」

咄嗟に又兵衛にふります。

「俺に任せておけぇ!」

アドリブで答える又兵衛。牢人たちのたがを締めてくれました。彼らは彼らの役目を果たしている。

和睦に納得できない空気は、牢人たちだけでなく、豊臣家内にも充満しています。
例えば、大野治房は、修理の弟にも関わらず豊臣家より牢人たちに心情が近く、言葉少なく、しかし強弁に和睦に反対していました。

牢人たちに状況を説明する幸村。
家康は、和睦に持ち込み、我ら牢人たちを追い出した上で、改めて攻めてくるつもりだ。
こうなった上は、我らに有利となるよう、話を運ぶようにするしかない。

そして秀頼、有楽斎、修理、そして大蔵の、例の首脳陣の会議にて。

「和睦をする上で、まずなさねばならぬことは、牢人たちの殊遇でございます。」

秀頼でも、茶々のことでもなく、まず、牢人たちのことを言い出した幸村に、驚く有楽斎たち。

「それなりの扶持を与え、豊臣の家臣とします。その許しを徳川とのにいただいてください。」

「なりませぬ!
召抱えるいわれがどこにあります。」

出たっ、大蔵卿の「なりませぬ」(-_-|||)

「牢人たちがいるからこそ、我らは戦さに勝ち、敵は和睦を言い出したのです。
いなくなれば、家康の思う壷。」

「勝ったのだから、もはや用済みじゃ。」

「まあまあ」有楽斎。この人の仲裁、いつもイラっとする(^^;;

「これ以上、牢人たちをのさばらせたら、例え戦さに勝ったとしても、豊臣家は内から滅びます。」

頑迷に言い張る大蔵。

「私としては、出来うる限り、報いてやりたい。」

秀頼。今度は本当にその意思を貫き通せるのか、じっと秀頼を見詰める幸村。

牢人の処遇を和睦の主眼とするからには、徳川の言い分を聞かねばなるまい、と修理。
恐らくは人質を出せと言って来るだろ、茶々は江戸へ行かされるかもしれん、と有楽斎。

「それはできぬ。」

秀頼、即、撥ね付けます。
ならば、後は秀頼が大坂を離れるか、どこか西国の一国をもらって、西の要の大名となる。

「それは如何なものでしょう、大坂城を離れるということは、徳川にこの城を明け渡す、と言うこと。」

敗北と同じです。当然、反対する幸村。

「我が父が作ったこの城を捨てるのは、忍びない。
しかし私は、決して大坂に拘っているわけではない。
それで再び泰平の世が訪れるのであれば、私は喜んで城を出よう。」

目を見張り、複雑な表情で秀頼をじっと見詰める幸村・・・

そこへきりが茶々が呼んでいる、と幸村を呼びに来ました。
.

「私の目の前で侍女が大勢死にました。
先ほどまで話していた娘が、あっと言う間に血を流して、足元に転がっていました。
きりが助けてくれたのです。
あれのおかげで、私は命拾いを。」

「強い女子です。」

抱きつく茶々を慰める幸村。

「もう、心配はございません。敵の弾は尽きました。」

「茶々を叱ってください。あれほど和睦はしないと言っておきながら・・・」

もう、かつての、気まぐれなお姫様の面影はありません。
幸村に父のように甘える茶々。

「ご案じなさいますな。なんとかうまい形で和睦に持ち込もうと、見なして思案しておるところ。」

「もう、このようなことはたくさんじゃ。」

茶々の部屋から出来てた幸村。控えていたきりに。

「御上様が城を離れるのも、悪くない話だ。
この城におられる限り、あのお方の心は休まらぬ。」

「何年ここにおられるとお思いですか。」

「つまり、ずっと、あのお方は辛い思いをされてきた、ということだ。」
.

五人衆が集まって。
自分たちは使い捨てではないのか・・・守るべき者がある長宗我部、明石、不安を募らせております。
そのようなことは断じてない、と宥める幸村に、茶々の下に頻繁に出入りしていることをで、二人の仲を疑う者もいる、と勝永。

「勝手に言わせておけば良い。」

「俺たちを使って、一人だけ良い思いをするつもりではなかろうな。だとしたら、俺はお前を斬る!」

「これ以上、話すことはない。」

みな、イライラしております。
.

江戸では、信之の、お通通いがバレてしましました。
稲とおこうに踏み込まれて、万事休す。キツい性格を自覚している稲より、癒しの役目を取られたおこうの方が激怒しました(^^;;
お通さんて、ホステスというより、カウンセラーなのね。それも、超一流の。
自分に話を合わせているだけではない、本当に客でしかなかったことを知った後、即、請求書に目を通し、高い、とクレームをつける信之、せこい(笑

と、これでお通のエピの回収は終了した・・・のでしょうか?
.

大坂城では。
作兵衛が、又兵衛たち牢人衆に呼び出され、幸村ってどんな野郎だ、と問い詰められていました。
ほとんどヤクザの集団、作兵衛だから安心だけど、普通ならコワ~い状況ですよ。

「俺たちが命を預けるに足る男か。」勝永。

「知らぬ。」

「お前、家来だろうが。」

幸村が京に居る間は上田を守っており、九度山にもついて行ってない。

「そばにいるのは、わずかな間じゃ。」

「ふっ、こいつじゃためだ。」

しかし、昌幸のことはよく知っている、真田家の家風のこともわかっている。

「あの安房守様ほど、義に篤いお方はおられなかった。」

「はっ、すぐに裏切ることで有名だったではないか。」

「とんでもない誤解じゃ。
安房守様は生涯を賭け、武田の領地を取り戻そうとされていた。
信玄公への恩義を死ぬまで忘れなかった。
そのためには、どんな手でも使った。
卑怯者の汚名も着た。

源次郎様は、その血を受け継いでおられる。
あのお方は、太閤殿下のご恩に報いるためには、何でもする。
そういうお方じゃ。
わしに言えるのは、それだけじゃ。」

言うべきことを言って、さっと立ち去る作兵衛。
.

牢人勢を養うために、領地を増やして欲しい、その代わり秀頼が大坂城を出るので、四国二カ国が欲しい。

豊臣がよこした虫のよい和睦案を読む家康。
まあ、どんな案であろうが、腹も立たないどころか、やっとここまでこぎつけた、というところです。
いつもの通り、今すぐ総攻めを、とせっつく秀忠に、あれこれ説明するのが面倒くさい家康、正信にふります。

「大御所様は、戦さを止める、とは言うてはおられませぬ。
和睦と見せかけて、敵を丸裸にする。それから総攻めを。」

「四国はやらん。国替えを望むなら、江戸の近くに。」

一人ごちる家康。
.

徳川からの和睦案は、豊臣が江戸に下向することでした。
断じてなりませぬいきり立つ大蔵、秀頼も、関東だけは嫌だ、と暗い顔。

家康は、できぬ相談をあえてして、こちらの出方を伺っているのです、と幸村。
この先は使者を立て、直に話し合うのが良い、と提案、早速有楽斎が、自分の出番、としゃしゃり出てくるのを、敵には本多正信という古狐がいる、あの者が出てきては、さすがの有楽斎殿も手こずるだろう、と押しとどめ、

「ここは女子の使者を立てましょう。
されば向こうも女を出すよりありません。」

女の使者、と聞いて張り切ったのは、当然大蔵卿です(_ _);;

茶々の母親代わりでもある上司に、お前はダメ、と面と向かって切り捨てるわけにはいかない幸村(切り捨てればよかったのに;;)、交渉団のトップに、お初こと常高院を立てることには成功しましたが、大蔵は、政治のことはお任せあれ、と引き下がらず、結局、なし崩し的についていくことになりました。

徳川が出してくるのは、阿茶局。
会ったことのない幸村は、どんな女子かと、茶々に聞きます。茶々は、きりがよく知っていると。そうそう、北政所に仕えていたこともありましな。懐かしい。

「本多様が古狐ならば、女狐、見た目から言えば、女狸、でございます。」

きりちゃん、ナイス・・・って、あてがき、ナイス(大笑

この追い詰められた状況でもペースを崩さぬきりに、付き添わせることを思いつく幸村。
とんでもない、と辞退するきりでしたが。

「風向きが悪くなったら、その場をかき混ぜ、流れを変えるのだ。
お前にしかできぬことだ。」

幸村にこう言われちゃあね(笑

「おまかせあれ!」

満面の笑みが、可愛い(^^

もし、幸村が阿茶局を知っていたら、もしくはきりちゃんの批評をちゃんと聞いていたら、阿茶局が本多正信に匹敵する食わせ物であることがわかったはず。
であれば、有楽斎を退けたように、何としても大蔵卿を退け、かつ、場離れしていない常高院を送ることはなかっただろうに・・・
.

12月18日、常高院の里、京極家の陣で和睦会議が開かれます。

「戦さは男の勝手で始まるもの。われら女はいつも振り回されてばかり。
このように、われら女だけで戦さのつけるというのは、愉快なものでございますね。」

昔馴染みということもあってか、いや、計画の内なのでしょう、大蔵に向かって、微笑ながらゆったりと話す阿茶局。
言っていることは、ごもっとも、何とも愉快な設定なのですが・・・

「左様でございますねぇ。」

うなずく大蔵、早々と取り込まれてしまいました。
こういう場に慣れていない上、阿茶局から一切無視されている常高院、公園デビューのママみたく緊張しています。

その頃大坂城では、成り行きを待つ秀頼、側に控える幸村に語りかけます。

「そなたはしぶとい。
撃って出ると進言し、退けられたら真田丸を作り、和睦が決まれば、今度は如何に有利にことを進めるかを考える。」

ここまでの流れをまとめてくれました(^^

「望みを捨てぬ者だけに、道は開けるのです。」

「女子どもはうまくやってくれているだろうか。」

「祈りましょう。」
.

まず、茶々を人質とはしない。
秀頼は領地はこれまでの通り、身の安全を保障し、大坂城を明け渡せ、とは言わない。
大坂を離れるなら、好きな国を望め。
それから城に立て籠もり、徳川に楯突いた牢人たちについては、一切処罰はしない。

阿茶局が語った徳川方の条件です。話が上手すぎます。しかし、手放しで喜ぶ大蔵。

「良いこと尽くめではありませぬか。」

「当たり前でございます。そちらは戦さにお勝ちになったのですから。」

大蔵にとっては殺し文句です。

「あとはえー、何かございましたっけ。
あー、うん、ま、おいおい。」

このままでは豊臣側の条件が述べられることなく終わってしまう・・・

「あ゛ー、足がつりました!」

きりちゃん、転げまわります!
そして常高院に目配せ。

「一つよろしいでしょうか。牢人の処遇がまだ決まっておりませんが。」

「ですから、お咎めなし、と。」

牢人たちを養うために領地を増やしてもらうという案が決まっていない。

「それを決めませぬと、牢人たちが困ってしまいます。」

「牢人たちは、今後どうされるのですか。」

ここで大蔵、しゃしゃり出る。

「それについては、頭を痛めておるのです。」

「お察しします。
あんな得体の知れない牢人たちが、城の中をうろうろしていては、おちおちゆっくり眠ることもできませんものね。」

これぞ、大蔵が一番、言いたかったこと、そして言い続けていたこと。
なのに、城の男たちは全く理解してくれない。

「そーなのでございますよ!」

「このまま仕官する者も大勢います。ご領地を増やしていただかないと。」

食い下がる常高院ですが・・・

「そー、真田丸、あれを壊してしまってはいかがですか。
あんなものがあるから、牢人たちがいつまでも居座るのです。」

うーん、世間話をするがごとく、何食わぬ顔で家康の真の目的へと誘う阿茶局。

「それは良いお考え。」

あちゃー、思うがままに誘導されて、常高院の足を引っ張りまくる大蔵(溜息

「真田丸は取り壊し。
ついでにお堀も埋めてしまいましょう。
お城が裸になれば、いくら面の皮が厚い牢人たちも、出て行かざるおえなくなる。
そう、お考えになりまんか?ね、そういたしましょう。」

大蔵に身を乗り出して唄うがごとく、阿茶局。

「そういたしましょう。」

「そういたしましょう。」

「そういたしましょう。」

「あ゛ー!」

きりちゃん、頑張ります!
再び常高院に目配せを送りますが、阿茶局に気づかれてしまいます。

「その件はいったん持ち帰り、右大臣様とよく相談した上で」

「男たちに返せば、また血が流れます。
せっかくこうして女たちだけで集まっているのです。

私たちだけで決めてしまいましょう、ねえ?」

ここで持ち帰らすわけにはいかない。
常高院を一瞥もせず、大蔵に話しかける阿茶局。
すっかり取り込まれた大蔵・・・

「はい。」

「どうせ戦さはもう、終わっているのですから。」

「埋めてしまいましょう。」

「埋めてしまいましょう。」

「埋めてしまいましょう。」

阿茶局、そして斎藤さん、お見事でした。
.

こうしてできあがった和睦の書面を見る家康。

一つ、牢人の罪は問わない。
一つ、秀頼公のご領地はこれまでどおり。
一つ、茶々様は江戸にはお入りいただかずともよし。
一つ、もし、大坂からお移りになるならば、お望みの国へ。
一つ、秀頼公御身のご無事を請合う。

「お見事でございました~」正信。

「談判は、何ごとも勢いで押し切るのが一番。」家康。

「いささか疲れました。」阿茶局。

男たちの成し得なかったことを一人でやってのけました。

「お手柄じゃ~!!」

はしゃぐ家康。

和睦は成立し、20日、徳川方は戦闘態勢を解いた。(ナレーション)
.

和睦の五箇条を見た豊臣首脳部と幸村。
牢人たちの処遇が曖昧になっていることを指摘する修理。

「罪を許すというだけでは、あの者らは納得しません。」

「阿茶局殿も、おいおい、と申しておられました。
これからゆっくり決めて行けばよろしい。」

大蔵卿・・・(_ _);;

浮かぬ顔の幸村ですが、秀頼の決断に従う、と平伏した後、いったん退出します。しかしどうしても解せない。

「あまりにも我らに都合が良すぎる。
他にも大蔵卿と阿茶局の間で決められたことがあるのでは。」

しかし、交渉にあたった常高院は、疲れから倒れている。
だったら、きりちゃんですよ。何のために交渉一向に加わらせたのか。本当に賑やかしとしてしか考えてなかったんですね~(_ _);;

幸村から文書を見せられたきり。

「堀の話は?!」

「堀?」

「全部埋め立てるって。後は真田丸も。聞いてないのですか?!」

全ては後の祭り。徳川は早速真田丸を破壊しまてしまうのです。
ああ、無残。

「私が許しました。」

密約の件を問いただされた大蔵。

「何故に!?」

「戦さは終わり。あのようなものは無用の長物。」

「家康の狙いはそこだったのです。なぜ、おわかりにならぬ!」

もう遠慮などできない!声を荒らげる幸村。

「牢人たちを養うだけの金銀はもう、ありません!後は出て行ってもうらうしかない。
堀がなくなれば、これ以上、戦さはできないと、あの者たちも思うでしょう。」

「なんという、愚かな!!」

「何が愚かです!」

「出城も堀もなくなっては戦えませぬ。
戦えぬ我らに、家康が、約定を守るとお思いか!!」

はっと目を見張る大蔵。

「母上は豊臣をお潰しになられるおつもりか。」修理。

「全ては、豊臣のためじゃ。」

これで良かったのだ、と呟く有楽斎・・・何が良かったのか。ああ、釈然としないです。
一番釈然としないのは幸村でしょう(溜息
.

本丸を残して完全に無力化されてしまった大坂城に呆然とする幸村、そして牢人たち。

「まさかここまでやるとは」

すべて、家康の目論見通り。

「すまん。」

目を閉じる幸村。万事休す・・・

一方破壊されていく真田丸を見やる家康。

「これで裸の城じゃ。」

後は向こうから和睦の状を破るよう、仕向けるだけ。

「そこで総攻めをするのですね。」

やっと父の策が飲み込めた秀忠。

「これぞ、城攻めよ!」

高らかに笑う家康。
.

総構えも、堀も、二の丸、三の丸も全て破壊され、もう戦いようがない牢人たち。
そして愕然となったままの幸村。
勝永が、策を聞かせてくれ、と迫るのですが。

「策はない。
もはや、この戦さ、勝ち目がなくなった。
全ては私の力不足だ。申し訳ない。」

策がない・・・何と悲しい言葉(涙

あの、すべてを乗り越えてきた幸村が・・・呆然とする牢人たち。

「皆、そうそうに立ち去るが良い。
城を枕に討ち死にしようなどと、馬鹿なことを考えぬように。」

幸村が去った後、ここにいても先はない、と悄然として出て行こうとする牢人たち。

「おまえら、行くあて、あんのかよ!
行く場所がねえ奴らが、ここに集まったんじゃねえのかよ!」

声を張り上げる又兵衛に、戦うつもりか、と勝永。
堀もない城でどうやって敵を追い払う、と長宗我部。

「はっは。おもしれえじゃねぇか。」
.

家族を集める幸村。

「ここまでじゃ。お前たちはすぐに城を立て。上田に行くんだ。
兄上がきっとなんとか・・・」

その時、牢人たちや、不利な和睦に納得していない家臣たちが集まってきました。

「何、のんびりしてるんだ。早く策を立ててくれよ。俺たちゃうずうずしているんだ。」又兵衛。

「私は何のために、九度山に行ったのです。」明石。

「わしらはおぬしに従う。」長宗我部。

「考えろ、どうすれば勝てるか、考えるんだ。」勝永。

「あなたは勝つためにここにきたのではないですか。」

長門守の言葉に、思わずこくっと頷く幸村。

「殿、徳川に一泡吹かせてやりましょう。」作兵衛。

口々に、お願いします、と侍たち。
その様子をじっとみつめる大助。

そこへ修理を伴って秀頼もやってきました。

「望みを捨てぬ者だけに道は開ける、とそなたは言った。」

幸村の手をとる秀頼。

「はい。」

「私はまだ捨ててはいない。」

「畏まりました。」

よーしっと鬨の声を上げる一同。
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情報量が多すぎて、感想を書いている時間がありません(汗

武力だけで領地を取り合った世の終わりを描いた23話の「裁定」と対になっていて、見応えがありました。

女たちだけの会議・・・耳馴染みのいい言葉をふるに活用した女狸、阿茶局にいいようにあしらわれて、大坂城を自分で壊してしまった大蔵卿への感想は、和睦会議のセリフをかなり詳しく記すにとどめて置きます。
でも、この人も自分なりの大いなる誠意を持っている。
この大河には悪人キャラは皆無です。最後には、彼女の義が見ている人たちの心残るよう、描かれることを願っています。

上でも書いているけれども、交渉団のトップに世慣れていない常高院を据え、自意識の高い大蔵の随行を許したのは幸村の作戦ミスだと思うのですけれどもね。←あくまでこの大河においては、です。
そして元はと言えば、情実政治しかできなかった豊臣のミス。ほんと、負けるべくして負けたとしか思いようがありません。

父の後を継ぐ、と言っていたけれども、母を守るためには大坂城を出るのも厭わない、と秀頼。
幸村から厳しい指導を受けてもなお、幸村を参謀、あるいは師と頼っている。
天下人に必要な生臭さが全くないお坊ちゃまです。
決断をころころ変えたり、自分の弱さを自覚しているところなどは、どことなく景勝に似ている気がします。子犬のような瞳もね。
これから戦さになろうとも、あるいは、万が一にもですが、平和的に城が引き渡されようとも、最後まで大坂城に残り、豊臣家の行く末を見守る、という幸村の決意を固めさせたのは、秀吉への恩義ばかりではない気がしました。

タイトルの「反撃」は、徳川方の、とだけ思っていたのですが、最後に大坂方の一致団結した奮起へと繋げていて、お見事でした。
だからこそ、いっそう彼らの決意が切ない。
幸村、そして豊臣方の人々の望みは、どう描かれるのでしょう。

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2016年11月26日 (土)

仮面エグゼイド #07「Some lie の極意!」

公式サイト

入院患者から二つの症状を併発するゲーム病患者が現れた。永夢(飯島寛騎)と飛彩(瀬戸利樹)はライダーに変身、患者から2体のバグスターの分離に成功するが、またも現れたゲンムに邪魔をされバグスターを逃がしてしまう。
黒いエグゼイド=ゲンムをなんとかしなければ…。
そんな永夢らの前に貴利矢(小野塚勇人)が「手を貸そうか」と現れた。お前は信用ならないと苛立ちを露にする飛彩だが、バグスターが活動を再開させると貴利矢は改めて永夢に共闘を申し出る。
「患者を救いたいなら信じろ」という貴利矢に「今度こそ信じさせて下さい」という永夢。二人はライダーに変身、エグゼイドはレーザーにまたがり、バグスターに立ち向かうが…。(公式サイトより)(公式サイトより)

患者さんの話がまたもや尻切れトンボ、と思いきや、次回に続く、でした。

黎斗に嵌められた貴利矢。
後のライダーたちが、まだ各々の謎が明かされていないのと、ゲーム界で闘っているためもあって、プロジェクションマッピング的な印象しか感じないのに比べて、貴利矢の苦悩が一番人間的な立体感があるというか、ベタな分、わかりやすくて共感しやすいです。
また、彼だけ顔のタイプが違うので、覚えやすく、白衣のコスチュームが多い中、あざといくらいな(苦笑)、昭和なファッションも目立ってます。
彼の動かし方次第で、興味が繋がるかも。

CM明け、闘っていたのは大我なのね。まだ各自のライダースーツを覚えていないので、わかりませんでした。
ああ、ややこしい。

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2016年11月25日 (金)

動物戦隊ジュウオウジャー 第38話「空高く、翼舞う」

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サグイルブラザーズの罠にはまりピンチに陥った大和の前に、バドが現れ、天空の王者ジュウオウバードに変身。驚く大和を前に、ジュウオウバードはサグイルを撃破する。立ち去ろうとするバドを引き留め、大和は王者の資格を持ち出した理由を問う。一方、レオたちもラリーからバドが王者の資格を持ち出すきっかけとなった、ある事件について話を聞く。(YAHOO!TV より)

空中戦は、個人的に好みなので、楽しかったです。

かつてジューランドの番人だった鳥男。
迷い込んだ青年を助け、親しくなったのですけれども、ジューランドを仕切る人々はジューランドの秘密を守るため、人間を拘束、その上あやまって崖から落としてしまった。そしてこの事件は闇に葬られてしまった。
この悲劇を繰り返してはならない。ジューランドと人間界が関わるべきではないのだ。
これが、鳥男の、王者の資格を盗んだ理由でした。

青年、てっきりレッドさんの父親かと思っちゃいました。
それにしては若かったですから・・・今後の伏線にはならないのでしょうかね。
もし、青年がレッドさんの父親だったら、レッドさんに王者の資格を与えたわけもすっきりするのですが。
見知らぬ少年に大事な王者の資格、そして自分のジューマンパワーを与えるとは、ジューランドにかなり絶望していた、ということでしょうか。
それとも、まだ何らかの因縁があるのか・・・今後の展開を待ちます。

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2016年11月24日 (木)

真田丸 46話「砲弾」

公式サイト

幸村(堺雅人)が築いた真田丸砦を攻めあぐねる家康(内野聖陽)は、幸村に10万石の領地を約束するなどさまざまな調略に乗り出す。有楽斎(井上順)らの強い勧めで秀頼(中川大志)は和睦を決意するが、幸村は有楽斎の言動には裏があるとあやしむ。幸村は、意を決して茶々(竹内結子)へのじか談判に挑む。一方、家康の陣にはイギリスから取り寄せた大砲が到着。運命の砲弾が、大坂城に向けて放たれる!(YAH0O!テレビより)
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引用したセリフは全て概略です。
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30万の軍に包囲しているのに、真田丸にしてやられて苛立つ家康。

「いたずらに攻めかかるのはもうやめじゃ。真田丸がある限り埒があかん。
真田め、全く親子二人で手こずらせてくれるわ。
エゲレスの大筒はまだか。」

新兵器が到着するまで、あと数日はかかる、と正純。

「ただ待っておるのも癪だの。」

そこで家康、考えました。

「30万の軍を三つに分け、かわるがわる一晩中、鬨の声を上げさせよ。
右大臣様は、さぞ、眠らぬ夜を過ごされるであろう。」

いっそう悪い顔になっています。
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大坂城では、勝利に高揚している秀頼が、一気に茶臼山の本陣に攻め込もう、と幸村に言いますが、幸村の厳しい表情を見て、「ではないのか」と、しょぼん。

そう易々とは切り崩せない、と幸村、何度も繰り返せばよい、と秀頼。

「その都度我らの方にも手負いが出ます。
策とは、ただ戦さに勝てばよい、というものではございませぬ。
如何に見方の命を損なわぬか。」

目を伏せる秀頼。励ますように、幸村。

「ここは守りに徹するのです。城にいる限り、我らは負けません。」

「いずれ、兵糧が・・・」

「向こうが先に尽きまする。あせる時は、必ず押し寄せてまいります。それをまた打ち払う。
なすべき事は城を守りきること。
徳川が大軍を持って攻めようとも、大坂城はびくともしなかった。
そのことを天下に知らしめるのです。
さすれば、敵の中に心変わりするものが、必ず現れます。
徳川を見限り、我らにつく者。それを待つのでござる。」

う、うん、と頷く秀頼。

「攻めに転じるのは、それから。」

「私は父上が残されたこの城を守り、父上が築かれた安寧の世を守り、そしていずれ、父上を超えたい。
この先も力を貸してくれ、左衛門佐。」

「喜んでお手伝い仕ります。」

お坊ちゃまの願いは初々しい。しかし、秀吉を超える者など、そうそう居ない。居るとすれば、今対峙している、あの男だけ・・・幸村の胸の内には、様々な思いが去来している。

「気になることがあれば、何でも申せ。
私は言われて伸びる男じゃ。」

言われて伸びる男・・・シリアスなシーンなんだけれども、思わず笑ってしまいました(^^;;
この後、笑い事ではすまなくなっていくのが、切ないです。

「では、ひとつだけよろしゅうございますか。
殿様には、もっとご自分の言葉の重みを知っていただきとうございます。」

「母上のことか。」

「此度の勝機は出城を築くことを許した殿様の言葉があったればこそ。
最後に断を下すのは、あくまでも大坂城の主たる、殿様でございます。御上様ではございません。」

「よう申してくれた。私のいけない所は・・・」

その時、包囲している敵陣から鬨の声が上がります。
騒然とする城内。
怯える侍女たちを勇気づけるきりちゃん。

「大丈夫、本当に攻めて来る時は、あんなに大きな声は出しません。私たちを怖がらせようとしてるんです。
いいですか、怖がったら負けですよ。」

さすが、場数を踏んできただけあります。

真田丸に行った幸村、攻めて来る様子はないものの、兵たちが怯えている様子に、塙団右衛門に皆を元気づけるよう、命じました。
見事、幸村の期待に応える団右衛門。

淀殿も動じていませんでした。
ここからが正念場、という幸村に、常日頃野良犬扱いしているくせに「よろしくお願いします」と大蔵。この人、ひたすら淀殿親子のことだけを思っているのはわかるのだけれども、政には口を挟まないで欲しい~。

淀殿の部屋を退出した幸村、初こと常高院に声をかけられます。

「姉はそなたのことを、それは頼りにしています。どうか、よしなに。

私には、あの人が死にたがっているように思えてならないのです。
心のどこかで、この城が焼け落ちるのを待っているような。
私たちの父も母も、城とともに命を絶ちました。
姉も自分が同じさだめであると、半ば信じております。」

「そのようなことは一言も。」

「本心を語る人ですか?
姉を救ってやってください。」

お転婆だった「江」の初をイメージしていたら、随分違っていました。
三姉妹の真ん中らしく、観察力のある人。
.

その頃、江戸の真田屋敷では。

平野が、大坂城に兵糧を持っていく覚悟を、信之に語っていました。
七本槍は結局全員豊臣を裏切ってしまった。せめて自分だけでも。

「そうでもしなきゃよ、太閤殿下があまりにもお可哀想でさ。」

この人らしからぬ熱い思いに共感する信之・・・って、共感したらだめですよ~っ、真田が潰されちゃいます!
それも承知の上で、平野とともに大坂に行く覚悟を固めちゃいました。

稲はもちろん大反対です。

「左衛門佐様を思う気持ちは痛いほどわかります。
しかし、これはあまりにも無茶でございます!」

「わかっておる。
わしの一世一代の馬鹿を許せ。」

「これ以上、何を申し上げても無駄なようですね。」

と、稲の背後の襖がすっと開き、出浦が現れました。

「大坂へ行ってはなりませぬ!」

歩くのもままならぬ体で、信之を止めます。驚く信之。

「大坂へ行ってはなりませぬ。」

「もう、決めたことなのだ。」

「もし、これが徳川に知れたら、真田は終わりだぞ。」

「知られなければ良いことだ。」

「徳川の目を盗んで、城に兵糧を入れるなど、できるわけがあるまい。」

「やってみねばわからぬ。
父上も源次郎も、散々無茶をしてきたではないか。わしだって、一度くらいは。」

「そなたの父は、どんなに無茶に見えても、常に先を見据えていた。
お前がやろうとしていることは、それとは違う!
お前の父親が必死に守ってきた真田の家を滅ぼすつもりか。
大坂に行ってはならぬ!
このわしが、行かせん。」

刀の鞘を信之の喉元に押し付けて止める出浦。しかし、その腕に往年の力はない・・・

「すまん。」

説得虚しく、平野のあとを追う信之・・・に目掛けて何か投げたぞ!

真田のことはなかったことにして欲しい、と頼家に頭を下げられ、平野は一人旅立だって行きました。
信之は・・・とりもちまみれ(笑
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大助の初陣に湧く大坂の真田家。
春だけは、危ないことをさせた、とおかんむりです。
しかし、気にしない真田の男たち。
私も昔、同じことをやった、と微笑む幸村、幸村よりうまかった、と大助を褒める内記。
さらに、戦さなのだから、少々危ない目に合うのは仕方がない、と言う幸村にぶちきれる春さん。
大助はこれからが長い。

「そういう危ない役目は、老い先短い者がやればいいのです!」

「わしか?」

ぶちきれモードに入った春は手に負えない、その場が凍りつくかと思いきや、つかさず内記がボケました。

「すまぬ、そういう意味では・・・」

笑ってごまかす外面の良い春。一同にまた、賑わいが戻りました。

庭に畑を作る、と張り切る作兵衛。
今、仕込めば、夏頃には青物がよりどりみどり・・・
複雑な表情の幸村。

歴史の流れ的には、取るに足らない小さな小さなエピなのだけれども、真田家の物語を描くにあたっては、大事なパーツです。
このパーツがあるからこそ、淀殿の闇が、いっそう暗く浮かび上がってくる。
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さて、又兵衛たち五人衆。

「なんで打ってでない」又兵衛
「あんたは真田丸で好き放題やったから、いいかもしれんが。俺たちはまだロクに戦ってもおらんのだ!」勝永

戦いたくって仕方がないのは、他の牢人衆も同じ、と明石。
守りばかりで苛立つ皆を

「いずれ、また攻めてくる、それまで待つのだ。」

と宥める幸村。また仲間割れしちゃうのか、心配です。

徳川本陣でも、秀忠が家康に、総攻めをするよう、迫っていました。

「真田丸など、一気に押しかければ、必ず落とせます。」

しかし、家康、戦さの何たるかをわかっておらぬ、とあしらいます。

「上様、戦さというのは、ただ勝てばよい、というものではございません。
如何に兵を損なわずに、城を落とすか。そこが肝要です。」

家康に代わって諭す正信。

「あの手この手じゃ。」家康。

そこへしばらく徳川を遠ざかっていた真田信尹が、家康に乞われてやってきました。お懐かしいです。

「おぬしの力を借りる時がきた。
左衛門佐を調略せよ。」

命じる家康を真っ直ぐに見据えて、信尹。

「お断りいたします。」

あまりにストレートに返されたので、ちょっとたじろぐ家康。

「源次郎は父親に似て度胸もあり、智恵も働き、その上、我ら兄弟に似ず、義に厚い男でございます。
寝返ることは、まずないと。」

しかし引かない家康。

「あれを買っている。寝返れば、左衛門佐に十万石を与えよう。」

信尹の表情がつと、動きました。

信尹は徳川方の真田の陣を訪れ、家康の出した条件を家の者たちに知らせます。
幸村がそんな話に乗るわけはない、と三十郎。

信尹、信之の子らに言い聞かせます。

「信吉、信政。真田の行方はそなたたちにかかっておる。しかと頼むぞ。」

「畏まりました。」

真っ先に信政が応えます。兄が応えるのを待たない・・・

真田丸を攻める前に戦さが始まってしまったため、真田同士はまだ戦っていない、と聞いて何よりだ、と信尹。
佐助と連絡を取り合って、なんなく城に潜入、幸村と対面します。

「久しぶりだの、源次郎。」

「お待ち申し上げていました。」

「ばば様の通夜以来。」

懐かしく、嬉しそうな両名。
昌幸の墓まいり、子供たちのことなど、真田の家の消息を和やかに語り合います。
信之の二人の息子に会って、稲の息子、つまい信政を心配する信尹。

「兄を立てる、ということを知らぬ。」

自分の息子たち、大助と大八にも会って欲しい、と幸村。

「おぬしの子じゃ。さぞ利発に育っておるのだろうな。
さて、帰るか。」

「えっ?!」

本題に入らず立ち上がる信尹に驚く幸村。信尹が自分を調略しに訪れたことは承知の上だったのですから。

「大御所様からの書状だ。寝返った時の褒美が書いてある。」

後ろ向きに書状を渡しました。

「読まんでいい。」

幸村、読まずに破り捨てます。

目と目を見合わせる信尹と幸村。
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こうして「真田には真田を」の策は失敗したものの、次の一手で揺さぶりをかける家康。
その手とは、正純を通じて、有楽斎に、城内を和睦でまとめさすことでした。

正純と有楽斎はどこで密会しているのでしょう。
まさか正純が大坂城に忍ぶわかはないから、有楽斎が城を忍び出ているのでしょう。
結構目立つ格好なんだけれども・・・佐助が突き止めるのを待ちます。

有楽斎は、早速和睦を提案。

「和睦はなりませぬ!」

強行に反対する幸村。

「真田丸で敵に痛手を与えた今こそ、和議を結ぶまたとない折とは、思いませぬか?」

なりません、と幸村。

「いずれは和議を結ぶ時がまいりましょう。しかし、今ではない。
戦さに勝ったのは我ら。向こうが和睦を乞うならまだしも、こちらから持ちかけては、家康に足元を見られます。」

「戦さに勝ったからこそ、有利に話を運べるのではないか。
近々、敵は更なる大軍勢で攻めてまいりましょう。その時、また勝てるとは限りませぬ。
負けてから和睦を乞えば、それこそ家康の思うがまま。」

まあ、うまいこと言います。一片の正論が全てを白く見せる。
負ける、と聞いて和睦、和睦と秀頼に迫る大蔵。

「今少し、様子をみたい。
籠城を続けておれば、やがて必ず我らの味方をする者が敵の中に現れる。」

幸村が献じた策を、幸村をじっと見ながら述べる秀頼。頷く幸村。

幸村から、最高会議で和睦案が出たことを聞いて、さらに苛立つ又兵衛たち。

「なんで負けてもおらんのに和睦なんだ!」勝家

「その理屈が通じる方々ではない。」

佐助に有楽斎の動きを探るよう、命じます。
以前、情報が漏れた時に探っていれば・・・
あの後、すぐに戦いが始まったから、そんな時間はなかったんでしょう。

豊臣最高指令本部では、幸村が退出した後、有楽斎と大蔵が寄ってたかって秀頼を説得していました。

真田を信じてはならない、まだ戦さは始まったばかりと言っていたが、あの者たちは戦さが大好き、もう、戦いたくてたまらないのだ、だから口車に乗ってはいけない。

「我らはすでに戦さに勝ったのです。
兵の命を無駄にしてはなりませぬ。
今こそ和睦する時。亡き太閤殿下もそうなされたはずです。」有楽斎

「殿、ご決断を。」大蔵。

戦いが大好き、というのも、一片の真実です。なぜなら、牢人たちは戦うためにここにきているのだから。戦いこそが、彼らの存在意義なのです。
しかし、秀頼は生きた戦場、現場を知りません。
決め手になったのは、兵の命、そして亡き父ならどうしたか、と言うことでした。
兵の命を救うなら、幸村も納得するだろう・・・有楽斎たちの言う「兵」には、牢人たちは入っていないのでしょうけれども。
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「とうとう殿は押し切られてしまった。
わが母と有楽斎殿にああ言われては、仕方なかろう。まことに面目ない。
左衛門佐、何とかならぬか。」

修理から秀頼が和睦を決断したことを聞いた幸村。
修理・・・その場にいたのにねぇ(溜息

淀殿に会いに行く幸村。
鬨の声が絶え間なく響いております。

どうして和睦したがるかわからない、と言う淀殿に、このまま勝ち続けて牢人衆が力をつけるのが恐ろしいのでしょう、と答える幸村。

「せっかく豊臣のために力を尽くしてくれているのに、おかしな話。」

平伏して、幸村。

「秀頼公をお説き伏せ頂きたい。」

驚く淀殿。
今まで幸村が屈力してきたこととは間逆の言葉。
幸村自身が一番、矛盾を感じている。
でも、今はこの方法しかない。

ずいっと幸村に近づく淀殿。

「まことのことを言います。
私は秀頼と一緒にいられれば、それでよいのです。
この城だって、手放せと言うのなら、手放しましょう。どこか遠くの小さな国へ移って、そこで皆で暮らせれば、それ以上は望みません。

 

私と秀頼と」

幸村の手を握る淀殿・・・いや、もう淀城にはとっくに住んでいないから・・・茶々に戻します。

「そして左衛門佐がおれば。」

「御上様、それはお心に止めておいた方がいいかと。」

声をひそます幸村。

「あら、そうですか?」

「味方の士気に関わりますゆえ。
先の件、何卒お願い申し上げます。」

握る茶々の手を・・・上から握り返しました。
初めてです。
今までは、すぐに払っていたのに。

幸村は、何かを決断するために、何かを捨てたような気がします。
そんな幸村の変化を感じ取るきりちゃん。

「和睦はなりませぬ。」

茶々は、幸村の願いどおり、秀頼に、命令を撤回して戦さを続ける旨、下しました。
秀頼がすでに決めたこと、と慌てる大蔵。

「私は右大臣殿の母なるぞ。」

「母上、断を下すのはあくまでも大坂城の主たる、この私です。
そうであったな、左衛門佐。」

幸村を見詰める秀頼、硬い表情、強い目力で見返す幸村。

「そなたを生んだのは誰じゃ。我こそがこの城のまことの主ぞ。
断は私が下します。
和睦は決してなりませぬ。」

修理を連れ、退出する幸村を追う秀頼。

「母を説き伏せたのは、そなただ。そうだな?!」

「左衛門佐に頼んだのは、私でございます、殿、左衛門佐を責めてはなりませぬ!」

「己の言葉の重みを知れ、と申したのはそなたではないか。
いったい何がまことなのじゃ!」

子犬のように慕っていた幸村に裏切られた秀頼。
迷走している・・・迷走させられている豊臣首脳部の中で、唯一、筋を変えなかった幸村が・・・秀頼、悲痛です。
しかし、幸村は変わっていない、変えたのは、秀頼。
自分の意思で変えたように思い込んでいるけれども、有楽斎、つまり徳川に操られ、その度、幸村を手痛く裏切っていることに気がついていない。

「断を下すべきは、もちろん殿でございます。
しかし、その断があやまりであれば、私は如何なる手を使っても食い止めまする。
私は戦さに勝つために、ここにまいったのでござる。ごめん。」

秀頼を励まし、指導していた柔和な顔は、もうありませんでした。
子守の真似事をしている時間はない。
主としての秀頼は、もう切り捨てた。あとは己の志を全うするべく、動くのみ。
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一方、和睦するとかしないとか、いつまでたってもはっきりしない状態に苛立つ又兵衛と勝永は、塙団右衛門が企む夜討ちに参加しようとしていました。
目的は本間口、蜂須賀家の陣。
幸村には内密に、という団右衛門に、あいつが何となく総大将見たくなっているが、待ったく違う、と又兵衛、勝家。
意地の張り合いは、まだ続いております(苦笑

長宗我部は、世が世なら大大名である自分が、一介の牢人の下につくことに難色を示し、明石はミサのために参加しませんでした。
長宗我部、参加しなかったのは、血なまぐさい戦いが嫌いなためもあるのでしょう。
幸村に又兵衛たちが夜討ちを企んでいることを、止めるなら今のうち、と知らせます。

「確かに。毎晩、あの雄たけびを聞いていると気が滅入ってくるのは、よくわかる。
気分を変えるのも良いかもしれんな。」

幸村、夜討ちに参加、団右衛門の配下となって暴れまわりました。
じりじりするドラマが続いた後の、悪ガキたちの大暴れに、ほっと一息できました。

戦場でも団右衛門、名乗りを上げつつ、名刺を配っております(笑
各人の殺陣を見せつつも、幸村が旗を振り回し、斃された兵士たちの姿を隠したりと、とことんな修羅場にしないのが、三谷さんのポリシー。
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ついに、イギリスの大筒が徳川の陣に着きました。

片桐を呼び出し、茶々の御座所の位置を尋ねる家康。

「案ずるな。何も狙い撃ちしようというのではない。
その逆じゃ。居場所がわかれば、そこを外すことができよう。」

その言葉を信じた片桐、教えてしまいました。この人はほんとに(溜息

正純に耳打ちする家康。

「天守の南を狙え。」

今までで一番悪い顔だったかもしれません。

この日、徳川の陣地から最新鋭のカルバリン砲が、大坂城に向けて放たれた。その一発の砲弾が多くの人々の運命を狂わせる。(ナレーション)

日常を過ごす人々のフラッシュバックを貫いた砲弾は、狙い通り茶々の御座所を襲いました。
茶々の目の前で、侍女たちが崩落してきた建物の下敷となります。
亡くなった侍女の中には、きりを尊敬してくれていた寸も・・・

この攻撃は、茶々の心の奥深くを引き裂き、深い深い闇、トラウマを白日の下にさらけ出してしまうのでしょう。
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あんな新兵器を持ち出されては、弾さえ確保すればですが、大坂城といえども持ちません。怖いです。

茶々は幾人もの身内や親しい人と死に別れて別れてきたけれども、目の前で人が死ぬのを見たのは、初めてのはず。
元々は弱い、彼女の人格が大きく崩れそう・・・初の言葉が重いです。

出浦さん、やってくれました(笑
稲が出浦に相談しているシーンが目に浮かぶようです。

自分だって、男として、一生一代の無茶がしたい・・・という気持ちもわかるけれども、昌幸や幸村が無茶を出来たのも、信之がいたらばこそ。
損な役回りだけれども、ばば様、昌幸・・・真田のご先祖様、そして子孫のために堪えて欲しいです。

久しぶりの信尹。
家康の命を突っぱねなかったのは、幸村に会う口実が欲しかったから。
幸村を微塵とも疑わぬ眼差し、相変わらず、格好良かったです~(^^

今回、非情さに向けて、幸村のギアが大きく上がりました。
勝つためなら、いまだ幼子のような秀頼に対しても容赦なく、そして茶々の弱さにも付け込むことも厭わない。

秀頼、今更ですが・・・本当、側近に恵まれていなかったですわ・・・良き側近を呼び寄せるのも自分の徳の内なんだけれども。
只でさえ出来星大名で層の薄が薄いのに、内紛やら徳川の策やらで人材を失いすぎました。

幸村の変化を感じ取ったきりちゃんは、何を思っているのだろう。
逆に、茶々に取り込まれた、と感じているのかもしれません。

あと4話。
次週はもっと辛いことに(_ _);;
でも、コメント欄にも書きましたが、「組!」もそうだったように、悲劇を悲劇のまま終わらせないのが、三谷作品。
今後、辛いことばかりではない、と思いたいです。
まずは、五人衆の気持ちがもっと寄り添ってくれたら・・・それはそれで切ないけれども。
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2016年11月18日 (金)

ぼくのおじさん:映画

2016年 日本 110分

公式サイト

原作:北杜夫「ぼくのおじさん」新潮文庫
監督:山下敦弘/脚本・企画:須藤泰司/音楽:きだしゅんすけ
出演:松田龍平、真木よう子、大西利空、寺島しのぶ、宮藤官九郎、キムラ緑子、銀粉蝶、戸田恵梨香、戸次重幸

Photo

北杜夫が自身をモデルに書いたロングセラー小説を山下敦弘のメガホン、松田龍平主演により映画化。

 

「自分のまわりにいる大人について」というテーマで学校の作文コンクールの宿題を課せられた小学生のぼく=春山雪男は、居候の「おじさん」を題材に作文を書くことにした。
おじさんは大学の臨時講師で哲学を教えているせいか、屁理屈をこね、時には雪男をダシに母からお小遣いをもらい、万年床でマンガばかり読んでいる。
そんなおじさんに見合いの話が持ち上がる。相手はハワイの日系4世で、絶世の美女・稲葉エリー。見合いに消極的だったおじさんはエリーに一目ぼれ。しかし、祖母が経営するコーヒー農園を継ぐためエリーはハワイへ帰ってしまう。エリーに会いたい一心で、おじさんはハワイへ行く作戦をあれこれと練り出すが……。

 

おじさん役を松田、エリー役を真木よう子がそれぞれ演じる。(映画.comより)

@MOVIX

原作未読です。
松田さん主演で、まったりとしたコメディ、ということで観に行きました。
まったりしたかったんです。でも・・・(^^;;

ものすごく突っ込んでいます。ご注意ください。

笑いのツボは千差万別ってことで、お許しくださいませ。
ネタばれなしです・・・て、ばらすほどのネタもないんですけれども(汗
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どなたかが書かれている通り、ダメダメなおじさんが女性に片思いしたことで思い込みや勘違いが巻き起こり、最終的には女性の恋愛成就のお手伝いをする、という寅さん的な映画です。

ダメダメなおじさんキャラは面白かったです。
子供相手に本気になるところや、ハワイに行こうとする手段の浮世離れ感など、松田さんの個性がいい感じで漂っていたと思います。

しかし、おじさんの片思いのパートの流れがあまりにもありきたりで、ストレートに寅さんを想起させる作りが・・・そもそも寅さんが苦手な自分には合わない映画だったのだと思います。

おじさんの片思いの相手、エリーには跡を継がねばならない仕事がある。元カレもまた、老舗の跡継ぎだったので、二人は別れざるをえなかった・・・このエピソードに、何の興味もわきませんでした。
エピソードに興味が持てないので、二人のキャラにも興味が持ちにくかったです。

エリーが嘆き悲しむシーンにかなり尺を取っていているのですが、真木さんの見せ場を作っているんだな、くらいにしか思えませんでした。その割には魅力的に撮っていなかった気がします←真木さん個人の容姿関係なく、あくまで撮り方としてです。

お互いの事情で別れたのに、エリーが一方的に、もう裏切られるのは嫌、などと怒っているのも、理解不能でした。何かエピソードを飛ばしたのでしょうかね。
戸次さん演じる元カレが可哀想でした。

ありきたりの話だって、いくらでも面白くできると思うのですが、あまりにプロットが雑で、過去のこの手の映画の上っ面をなぞっている様にしか思えませんでした。まったりというより、すかすか・・・(大汗

脚本への不安が的中しました。あまり作品は描いていないけれども、とっても上手い・・・などという奇跡は起きませんでした。
恋愛パートが安っぽすぎました。

おじさんと甥っ子、というコンテンツは面白かったです。
なので、他のエピを切って、この凸凹コンビに的を絞り、あと10分ほど短くすれば、テンポの緩急もついて、ほのぼのとした中にもシュールな味わいのあるコメディになったようにも思いました。

2時間ずっと座っていることがしんどく思えてしまったです(汗
この映画が好きな人、ごめんなさい。

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2016年11月17日 (木)

仮面エグゼイド #06「鼓動を刻め in the heart!」

公式サイト

コラボスバグスターが襲っていた大学生の恋人がゲーム病を発症。飛彩(瀬戸利樹)はブレイブに変身、ドレミファビートのガシャットを挿入したコラボスバグスターを彼女から分離する。
ブレイブの呼びかけにグラファイト(町井祥真)が姿を現すと、永夢(飯島寛騎)もエグゼイドに変身、ドレミファビートを攻略しレベル3にアップ。グラファイトバグスターに立ち向かうが、突如出現したゲンムとともに消えていく。
飛彩は、「5年前の借りを返す」とグラファイトに向かっていった大我(松本享恭)に「俺なら小姫を救えた!」と詰め寄る。小姫とは誰なのか?飛彩と大我の間にはいったい何が!?(公式サイトより)

飛彩の甘いもの好きなのが、彼女由来だった、ということが一応のオチ。
飛彩と大我の関係や大我が医師免許を剥奪された理由は、結局匂わしただけでした。
まだまだ先は長いですものね。

一週飛んだら、主人公の顔を忘れてしまっていたことが、我ながら、ショック(汗
ほとんどバトルに終始してました。アクションシーンはスピーディで面白かったのですけれども。
患者側のストーリーがあまりにも希薄なことが、ライダー側のストーリーを薄く感じてしまう原因になっているのかもしれません。ライダー側のストーリー、薄いというより、まだ描いていないのですけれども(大汗
医師設定は今のところ、うまく生かされていない気がします。
やっぱりライダーにはドラマが欲しいなあ・・・このまま1年間、突っぱしれるのかしら。

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2016年11月16日 (水)

動物戦隊ジュウオウジャー 第37話「天空の王者」

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ゴリラジューマンのラリーから新しいキューブを発見したという手紙が届く。ラリーと再会した大和たちは、岩壁の中に封印された巨大なキューブを見つける。そんな中、街にデスガリアンのプレイヤー、二体のサグイルブラザーズが出現し、ロープを使って強制的にダブルダッチをさせる攻撃を仕掛けてくる。(YAHOO!TV より)

ラリーさん、鳥男さんとジューランド人が勢ぞろいし、最後の「王者の資格」も登場。
いきなり佳境に入りました。

でかいキューブ、ほんと、取り出すだけなら、ロボになれば早かったなのに・・・て、そういう問題じゃないか(汗笑

縄が武器のサグイルブラザーズ。大縄跳びはいいとしても、それぞれ縄の端を持ってなぎ倒すっていうのは、自分が原チャリに乗っているためか、すごく怖い攻撃に感じました。
このシリーズの怪人って、手口がえげつない気がする←他戦隊シリーズ比。
兄弟、何人いるのかな。

ザワールドさんがいちいち落ち込む展開が、そろそろうざったく感じてきたりして・・・(汗

またまたレッドさん、負傷、そしてナイト登場。
ほんと、お姫様設定です。
自分の命にかえてもレッドさんを助ける、と言う鳥男さん、レッドさんの両親と何か関係があるのでしょうか。

さらに、人間とジューランドは交流してはいけない、というようなことも言っていました。
なぜなのでしょう。
次回、明かされるのでしょうか。

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2016年11月15日 (火)

真田丸 第45話「完封」

公式サイト

幸村(堺雅人)が築いた真田丸砦に、家康(内野聖陽)は大きな脅威を感じる。徳川軍の中には、信之(大泉洋)の2人の息子たちや、景勝(遠藤憲一)らの姿もあった。幸村は、大助(浦上晟周)らとともに徳川軍を挑発。いらだった一部の徳川兵は一気に真田丸を落そうと攻めかかる。しかし、そのことを知った家康は激しく憤る。真田丸では、又兵衛(哀川翔)や勝永(岡本健一)、盛親(阿南健治)らの牢(ろう)人衆が待ち構えていた(YAH0O!テレビより)

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引用したセリフは全て概略です。
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11月19日に木津川口砦、11月26日に今福砦が落とされた大坂勢。
北も西も裸同然、と騒ぐ有楽斎に、

「ご安心召されよ。敵のまことの狙いは城の南。」

と幸村。
なぜわかる、と問う有楽斎に、敵の布陣からわかる、と解説します。
徳川にはせ参じた大名の中から、つわものを揃えている、と。

「敵が南に力を入れているのは、明らかでござる。」

会議が終わった後、勝永が疑念を幸村に打ち明けます。

「気になったことがある。
木津川口砦が襲われたのは、明石がおらぬ夜だった。
今福砦は、守りの兵を増やそうとしていた矢先に攻め込まれた。
おかしいとは思わぬか。」

「城内の様子が漏れていると?」

頷く勝永。

早速幸村、動きます。
台所に有楽斎を呼び出し、他言は無用、と、大戦さを前に、いかに自分が怯えているかを訴え、一番の不安材料として、城の西側、と打ち明けます。

「特に博労淵の守りは早く守りを固めねば、と思いつつ、未だに手薄の有様。」

「博労淵・・・」

有楽斎の目が少し泳ぎました。様子を伺いつつ、話を進める幸村。

「今、攻め込まれたら、あっという間に奪われてしまいます。」

こんな時、信長ならなんとしただろう、と訪ねる幸村に、信長語録を披露する有楽斎。

「心が弱気になっておると、どんな敵も大軍に見える。
弱気は禁物ですぞ、左衛門佐殿。
心配は、ご無用。」

絶対に勝つ、と目を泳がせながら去っていきました。
その晩、早速博労淵が敵方に落ちます。

「早かったな。」

前もって守りの兵は逃がしておいた。

「やはり、あの男か。」

ここは、引っ掛けなし、一番怪しかった人物が内通者。ようやく明らかになって、すっきりしました。
でも、今や豊臣方の長老と言うべき人物が内通しているというのは、難儀なことです。
.

江戸の真田屋敷に松が戻ってきて、信之に上方の様子を伝えます。
城はどうなるのだろう、と不安そうな松。

「いずれは落ちる。後はどれだけ持ちこたえるか。」

と、信之。
そんな時、福島正則と、平野が訪れます。
そんなに親しくもなかったのに、と怪訝そうな信之。
二人は、兵糧を大坂に送るつもりだ、信之の力を貸して欲しい、仲間になってほしい、と頼みに来たのです。
聞けば、福島はすでに送っており、それがばれて家康から大目玉を食らった上、今度の戦さには参加させてもらえなかった、とのこと・・・当然ですわね。

「秀頼公の御ために何かしたかった。」

関ヶ原の時とは違い、彼らももう、この戦さに豊臣が勝つとは思ってはいない。城に居る者たちが餓えるのが不憫なのです。

「それが亡き太閤殿下への、わしの恩返しじゃ。」

自分が責任を持って大坂まで兵糧を送る、と平野。
問題なのは港から城までどうやって運び入れるか・・・城には源次郎がいるから、何とかしてくれるだろう。
信之には、ぜひ幸村と繋いで欲しい、と頼み込む二人です。

徳川の家来である自分には、到底引き受けられない勝手な頼みごとです。しかも、結局、目当ては弟(汗
固辞する信之でしたが、

「源次郎のためにも!」

という平野の言葉に動かされました。

「敵に兵糧を送るなど、もっての他でございます!」

稲に打ち明ける信之、予想通り、拒絶されました。

「そんなことはわかっておる。」

「では、なぜ私に相談を。」

「こればかりは、真田家の行く末に関わることゆえ、そちの耳にも入れておこうと。」

「こればかりは、と言うことは、他にも隠し事があるのですか?」

「ない!!」

話があらぬ方向へ逸れそうになって、大慌て(汗

「稲、わしは源次郎のために何かしてやりたいのじゃ。」

良いお兄ちゃんです・・・
でも、稲にも守るべき者たち、そして守るべきスタンスがある。

「信吉と信政は徳川様のために、戦いにいっておるのですよ。あの子たちが不憫です。」

「兵糧を届けるだけだ。」

「御公儀を裏切ることになるのです。どんなお咎めを受けることになるか。
稲は決して許しませぬ!」

九度山にこっそり仕送るのとはわけが違うからこそ、打ち明けたのですが、やはり許してもらえませんでした。
稲が正しいことも重々承知。それでもなお、弟を思う信之をそっと助けたのは、おこう。

「蔵に行って調べて参りました。すぐに運び出されるのは、蕎麦粉千七百貫。蕎麦掻にすればおよそ十万個。
千人で食べても、ひと月くらいは持つ勘定でございます。」

色んなしがらみはあれども、真田一族であるおこうは、真田の流儀で動くのです。
黙ってそっと頭を下げる信之。
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大坂城では、総攻の前に春と二人きりの時間を過ごす幸村。

「お前に伝えておきたいことがある。
戦さが始まったら、決して城から出てはならない。」

力になりたい、せめて飲み水やおにぎりを配って歩くくらいなら、と言う春。

「断じてならん。
ここで梅を守る。それがお前の役目じゃ。」

梅・・・。
手を握り合う二人。

「戦さが終わったら、また豊臣の世が来るのですか?」

「例え勝ったとしても、もはや徳川の天下が動くことはあるまい。」

秀頼公は、天下人の後継者の座を下ろされ、一大名として、どこか、治めることになるかもしれない。

「その時、旦那様は?」

「思うところはあるが・・・まだこれからどうなるか。」

タイミングが悪く、夫妻を廊下の端から盗み見してしまうことになったきりちゃん、の背後に、淀殿。

「可愛い奥方。」

びっくりするきりちゃんを、侍女に命じるのでした。
断ろうとするきりちゃんに。

「どうせすることもないのでしょう?」(^^;;

振り返るに、この二人ががっつり絡んだことは、まだなかったです。
マイペースなところなどはちょっと似ているかも。
でも、きりちゃんは、淀殿のような深い闇は抱えていない。
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大坂城の地図を苦りきった表情で見る家康。

「まず、この真田丸とやらを潰さねば、何もはじまらん。」

真田丸を恐れる理由がピンとこない秀忠に、渋い顔で説明します。

「よう、見ろ。まずは大きさ。
ただの砦ではない。鉄砲衆だけでも千人以上は入れる。
そして場所。南側の寄せ手が全て見渡せる。
真田丸から隠れて城壁に近づくことはできん。」

あと、陣立ての平面的な地図からではわからぬ点。

「高さ、でございましょうな。」正信。

「真田丸は高さがある。
こちらからは攻めにくく、しかも上からは一斉に撃ち掛けられる。
考えただけでも、肝が冷える。」

「えらいものを作ってくれましたな、真田左衛門佐も。」

怖いもの、恐ろしいものを知っている家康と、幸村の策を、何となく・・・いわば碁敵のごとく楽しんでいるような正信。

一方、真田丸の櫓から四方を見渡す幸村。
真田と同じ赤備えの一団を見て。

「ここに至るまでの物語の物語があるのだろうな」
「聞いてみたいものですなぁ。」

ドラマ内での、これほど具体的なエールは始めてかも(微苦笑

「そして、あれを見よ。上杉じゃ。」

その頃、景勝と兼続は家康に呼び出されておりました。

「ようやく父親が死んでくれたというに、今度は息子。まことに忌々しき奴じゃ。
どこまでもわしの前に立ちはだかる。」

「して、上杉になにをせよと。」兼続。

真田丸を落とせ。
・・・先の戦さでは、わしに楯突いてくれたのう。」

「まだ、その話を蒸し返されますか。」

14年も経っているのだけれども、こういうことは家康、いや権力者は絶対に忘れない。

「大層な文を送りつけよって。
おかげで、百二十万石が、ええ・・・・何万であったかのう。」

景勝に尋ねます。

「三万石でござる。」

「考えようぞ。これは唯一無二の機会だと思うがのう。」

「上杉様と真田との深き縁はよう、わかっております。
ここは真田と戦うことで、徳川への忠義を示されよ!」

正純。恫喝です。

「よろしいな。」

二人の背中をポン、と叩く家康。

「畏まりました。」兼続。

家康の陣を出た二人。
戦国の慣わしとは言え・・・半ば放心状態の景勝に兼続。

「いたし方ありませぬ。ここで拒めば、上杉の生きる道はございませぬ。」
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さて、大坂城では、秀頼が総大将として先陣に立ちたいと言い出して、ひと悶着起こっていました。

大蔵、有楽斎はもちろん大反対。
幸村も、総大将はむやみに兵の前に姿を現すものではない、士気が上がるどころか、味方が劣勢になって総大将が焦っているのかと、かえって不安を与える、と止めます。

「そういうものか。」

幸村の理にかなった言葉に納得する秀頼。
殿様が甲冑を召されるのは、勝ち戦さと決まってから、と有楽斎。この人は信用できないけれども、しきたりとしては、筋が通ってそうな気がします。

これで収まるかに見えた話、淀殿がかき混ぜます。

「私が鎧姿でものどもを励ましにまいる。」

驚く一同。
そんな前例はない、と止める修理に、例がないからいいのだ、と何処吹く風、押し通してしまいました。こういう時の淀殿は止めようがない、と幸村も渋い顔であきらめます。

「御上様は戦さを楽しんでおられる。」

幸村に愚痴る修理。
二人の前を、淀殿の侍女のユニフォームを来たきりちゃんが通り過ぎていきます。

「お前!」

吃驚する幸村。

「御上様の侍女を仰せつかりました。」

「そうなのか。」

幸村もこのパターンには慣れっこね(笑
今までの中で一番、普通のパターンかもしれない。

さて、意気揚々と陣中に出向く淀殿。
仕方なく、侍女として付き従うきりちゃん、幸村に愚痴ります。

「はしゃいでおられるのは、御上様だけ。みんな、あっけにとられています。」

「そりゃそうだ。」

「どうも好きになれない。」

陣中見舞いはともかく、はしゃいで見えるのは、いい感じがしません。
お葬式時、人の多さに、お葬式の意味もわからにまま、興奮してはしゃぐ子供のようにも見えます。
しかし、淀殿はこの戦さの意味をわかっているはず。何を思っているのでしょう。華々しい葬礼?
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徳川より真田へ、上杉の下について出城の真田を攻めろ、という命が下りました。真田家を試しております。
弟の信政は、何を躊躇っている、今こそ忠義を示すチャンスと張り切って、戦さ支度を始めます。
兄の信吉は沈痛な面持ちです。

「叔父上とは戦いとうないのじゃ・・・」

頷く茂誠。佐助を合図で呼び出し、ことづけを託す三十郎。
真田は一つなのですねえ。

佐助を経て、真田が上杉勢に組み入れられたことを知った幸村。

「急がねばならん。」

秀頼と、明日、こちらからし掛ける旨、上奏します。控えるは修理一人。
城内に内通するものの気配がある、このこと、くれぐれも外に漏らさぬように、と二人に釘を刺しました。

そして、五人衆を集め、差配を述べます。

まずは、相手を炊きつける。又兵衛、長門守、長宗我部は真田丸に自分と共に引きこもる。勝永は北、明石は東を守りにつく。

承知!と五人。
いよいよです。
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「大助、初陣じゃ。
この戦さ、おぬしの方にかかっておると心得よ。」

父の命を受けて最前線の前田軍と対峙、真田の旗を懸命にふり、高砂を謡って挑発する大助。
第一次上田合戦の時の、幸村と同じ役目、真田の伝統です。

敵が挑発に乗るや、さっと引き上げる大助。見事に敵を引きつれての退却です。

「ようやった、大助!」

櫓でわが息子の働きを愛でる幸村。

そこで、佐助が、真田丸内で、爆弾を仕掛けます。
真田丸内部で爆発が起きたのを見た徳川勢は、内乱が起こったと思い、一気に勢いづいて砦に攻め入ろうとします。
しかし先陣を切っていた前田軍は、空堀で立ち往生、背後からは井伊などが押し寄せてきているから、後戻りもできず、前に進むしかない。
幸村の策によって予め作られた道を渡るしかありません。

幸村、手柄を立てようと必死に登ってくる徳川勢を見下ろしながら、長門守に。

「忘れるな。敵をひとつの塊と思ってはならぬ。所詮、人の集まりじゃ。」

敵を思い切り引きつけて、射撃が始まりました。

前田や井伊が、命令を待たずに真田丸に突入したことを聞いた家康。

「いかん、真田の思う壺じゃ。」

戦さは、仕掛けがうまく動かず、一時砦への進入を許す劣勢となるも、挽回。
幸村、又兵衛らが自ら刀や槍をふるって追い払いました。
やがて、徳川勢の退却が始まります。

一部始終を、自分たちの陣から見ていた上杉主従。

「味方が兵を引いておりますな。」兼続。

仕上げとして、砦の外に出て、名乗りを上げる幸村。

「我こそは、真田左衛門佐幸村!」

遠目で見ていた景勝。

「源次郎め、あっぱれな戦いぶりよ。日の本一のつわもの、真田左衛門佐!」
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家康の陣では。

「またしても真田にしてやられましたな。」正信。
「大敗じゃ」

秀忠、言わでいいことを・・・

「言わんでもわかっておる!!」

あ、やっぱり家康に叱り飛ばされてました(汗笑

「この戦さ、手こずるやもしれません。」

「・・・次の手を考える。」

家康、暗く悪い顔をしてます。
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真田丸では。

面白いように策があたったな、と言う又兵衛に、「策とはそういうものだ。」と澄まして答える幸村。

「おめでとうございます!」

勝どきが上がりました、
大助のを愛でる幸村。嬉しそうな幸村、本当に嬉しそうな大助。

秀頼に戦勝を伝えに行く、という長門守を一人呼び寄せる幸村。
長門守は、天下の名将、真田左衛門佐殿の差配ぶりをこの目で見れて、と大感激なのですが。

「これから話すことは、決して人には漏らすな。
実はかような大いくさ、私も初めてなのだ。
心の臓が口から飛び出そうであった。」

一瞬あっけにとられるも、破顔一笑する長門守なのでした。
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幹部の中では一番年下の長門守への配慮でもあるのでしょうが、びびっていたのも本当でしょう。その気持ちを誰かに漏らすことで、自分の気持ちを落ち着かせる。

この、こそっと本音を言って相手を呆気にさせる持って行き方は、昌幸ゆずりです。
ファッションだけでなく、段々父に似てきました。

戦さが思った後は、思うところがある・・・どんなことなのでしょうか。

互いに長生きしよう、と福島と平野。長生きはするのだけれども、福島さんはねえ・・・

勝永が銃を使うシーン。
銃によって人がばたばたと倒れていく様は、流し気味なのだけれども、開かなかった扉を勝永の銃によって開かれる、という流れを、フリから丁寧に描いていて、銃とは人を殺すためにあるのではない、という合戦シーンがあまり好きではない三谷さんの意地のようなものを感じました。
そのためににも、このシーンは格好良く撮らねばならない。さらに言えば、幸村や又兵衛、作兵衛たちの白兵戦より格好よくってもいいシーン。見事に映像化してくれていたと思います。

九度山の時は少年だったのに、すっかり青年に見えた大助。この短期間で・・・俳優さんってすごいです。

幸村の活躍を愛でた景勝。
一時は父代わりだった彼の言葉は、昌幸の言葉とも、とれました(涙

この大河では、家康から脅され、藩を守ることと源次郎への思いの板ばさみとなって心身疲労していますが、冒頭の今福砦、落としたのは上杉、という説もあるようですし(wiki)、頑張っていたのかもしれません。

何はともあれ、今は、この大河のストーリーに一喜一憂するのみです。
勝どきを上げれるような勝ち戦のシーンは、今回限りかもしれないと思うと・・・ワンシーン、ワンシーンを精一杯楽しんで見ました。

来週は、はや崩壊してしまう(涙
あともうちょっとでいいから、皆の晴れ晴れした顔を見ていたいです・・・でも、あと5話だものね、無理だわね(涙々

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2016年11月11日 (金)

ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期:映画 

2016年 イギリス 123分 原題「Bridget Jones's Baby」 

公式サイト

原作:ヘレン・フィールディング「ブリジット・ジョーンズの日記」(角川文庫)
監督:シャロン・マグワイア/脚本:ヘレン・フィールディング、エマ・トンプソン、ダン・メイザー/製作総指揮:アメリア・グレンジャー、ライザ・チェイシン/製作:ティム・ビーバン、エリック・フェルナー、デブラ・ヘイワード、ヘレン・フィールディング/撮影:アンドリュー・ダン/美術:ジョン・ポール・ケリー/編集:メラニー・アン・オリバー
出演:レニー・ゼルウィガー、コリン・ファース、パトリック・デンプシー、ジム・ブロードベント、ジェマ・ジョーンズ、エマ・トンプソン、ダン・メイザー 、ジェームズ・キャリス、サリー・フィリップス

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日本でも大ヒットを記録したレニー・ゼルウィガー主演のロマンティックコメディ「ブリジット・ジョーンズの日記」の前作から11年ぶりとなるシリーズ第3作。

アラフォーになったブリジットはテレビ局の敏腕プロデューサーとして活躍していたが、私生活では未だ独身のままだった。
彼女がかつて愛したマークは他の女性と結婚し、ダニエルは事故で亡くなってしまっていた。
ある日、ブリジットはハンサムで性格も良いIT企業の社長ジャックと運命的な出会いを果たす。しかしその一方でマークとも再会し、2人の男性の間で揺れ動く。

主人公ブリジット役をゼルウィガー、元恋人マーク役をコリン・ファースが再び演じるほか、テレビドラマ「グレイズ・アナトミー」のパトリック・デンプシーがジャック役で新たに参加。シリーズ第1作を手がけたシャロン・マグワイア監督がメガホンをとる。(映画.comより)

@TOHOシネマズ

一作目、二作目、観てます。
ストーリー以外の感想を思いつくまま書きます。
ネタばれはしてません。観た人だけへのプレゼントだから。

原作にも三作目があるけれども、全く違うお話です。
原作ではマークが死ぬことになっているらしいのですが、映画では元気です。マークフアン、安心してください(^^

その代わり、ダニエル、死んだことになってるし(笑
ベイビーを巡る話・・・さすがに今のヒュー・グラントでは無理があるかも。
いや、ヒューの方で断ったのかも、などなど詮索しつつ、それにしてもコリンは現役だなあ、と改めて感じました。

ヒュー、あとルパート・エヴェレットなど同時代、同年齢の男優さんたちと比べて、メンテナンスがしっかりしているというか、特に立ち姿の美しさが、この年にしては半端なかったです。この役に向けて絞ってきたのかもしれません。

でも、ところどころ、回想として過去のシリーズのシーンが流れますが、それを見ると、やっぱり若い(^^;;

レニーさんは・・・アラフォー設定にしてはちょっと老けすぎ(汗
でも、ブリジットだから、まあいいか、と思いつつ。
年下の同僚の女性キャスター、ミランダを演じるサラ・ソルマーニがいい味出していました。
エマ・トンプソンが出演しているのも嬉しかったです。スタッフを見ると、脚本も書いているのね。
お馴染みの面々ももちろん登場します。

で、マークの新たなライバルはIT企業のアメリカ人、ジャック。
しかし残念ながら、ブリジットとうまくいくとは、全く思えませんでした。←このへんまではネタばれにはならないと思う(汗
なので、お馴染みのあれやこれやを繰り返すブリジットとマークが再び結ばれるのか、はたまた、ブリジットがついに一人で生きる道を選ぶのか、に興味は集中しました。

あまり期待しないで観に行ったのですが、一作目ほどの馬力はなくても、テンポに味があって、楽しく観れました。
コメディ好きということもあって、ここ1ヵ月ほどの間に観た映画の中では、一番面白かったです。
もう、本当に本作がシリーズ最後になりそう。

これから観に行こうと思っている方、エンドロールは最後まで観てください。
メイキングっぽい映像も流れてますから。

ちょっとだけネタばれ。照れてるコリンのスチールが可愛かったです。
シリアスな役もいいけれども、これからもコメディに出て欲しいです。

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2016年11月10日 (木)

ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ:映画

2016年 イギリス・アメリカ合作 104分 原題「Genius」

公式サイト

原作:A・スコット・バーグ
監督:マイケル・グランデージ/脚本:ジョン・ローガン/製作:ジェームズ・ビアマン、マイケル・グランデージ、ジョン・ローガン/撮影:ベン・デイビス/美術:マーク・ディグビー/衣装:ジェーン・ペトリ/編集:クリス・ディケンズ/音楽:アダム・コーク
出演:コリン・ファース、ジュード・ロウ、ニコール・キッドマン、ガイ・ピアース、ローラ・リニー、ドミニク・ウェスト

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コリン・ファースとジュード・ロウの主演で、1920年代にアメリカ文学の名作を数多く手がけた実在の編集者と37歳で生涯を閉じた小説家の人生と友情を描く。

 

アーネスト・ヘミングウェイら世界的な作家を見出した編集者マックスウェル・パーキンズの元に無名の作家トマス・ウルフの原稿が持ち込まれた。その才能を見抜いたパーキンズはウルフを父親のように支え、処女作「天使よ故郷を見よ」をベストセラーへと導く。更なる大作に取り組んだ2人は、昼夜を問わず執筆に没頭し第2作を完成させるが、ウルフは「この本をパーキンズに捧げる」と献辞を付け足し、ヨーロッパへと旅立ってしまう。

 

パーキンズ役をファース、ウルフ役をロウが演じ、ガイ・ピアース、ドミニク・ウェスト、ニコール・キッドマン、ローラ・リニーが脇を固める。
監督は英ロンドンの劇場ドンマー・ウエアハウスで芸術監督を務め、本作が長編映画初監督となるマイケル・グランデージ。(映画.comより)

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@TOHOシネマズ

簡単に。

テーマが面白そうなのと、コリン・ファースのファンであること、そして1930年代のNYの風景とファッションが好きなので観に行きました。

二人の何年にも渡る交流を、冬の季節のみで描いていたこともあり、NYやNY近郊のロケの沈んだ色調がシックでした。

ただ、内容は・・・もっと作家と編集者のぶつかり合いを描いていると思ったのですが、意外に淡白で、ちょっと食い足りなかったです。
それは、二人の関係を、個と個ではなく、甘えたでやんちゃな息子を見守る優秀な父親として、いわば擬似親子風に捉えており、芸術そのものを巡る確執を描いたシーンやエピソードが少なかったことです。

ジュード・ロウが、自己中心的な伝説の作家、トマス・ウルフを熱演していたものの、天才の伝記物にありがちな、共感を拒否する人物像であること、彼を取り巻く人々の苦悩にも入り込めなかったことも大きいです。

事実はどうであったかわかりませんが、この映画においては、編集者と作家という関係性に、仄かにホモセクシュアルを漂わせたのがポイントでしょうか。
二人の関係に、ニコール・キッドマン演じるウルフの愛人が激しく嫉妬するのは、その感情に感づいていたから。
コリン・ファースが、編集者としてウルフに去られた哀感の裏にある、恋人に去られた悲しみを静かに表していたように感じました。
この辺を深読みするのは面白いのですけれども、ウルフに負けず劣らす、この愛人も好きになれなかったです(汗

美しい映画ではあったのですが、見終わっ後・・・だから、どう?と思ってしまいました。
面白いと思った人、ごめんなさい。

で、こんだけ突っ込んでおきながら、原作を買ってしまった(^^;;
この時代のアメリカ文壇には、興味が持てたので。

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2016年11月 9日 (水)

君の名は。:映画

2016年 日本 107分 

公式サイト

原作:新海誠「超高速!参勤交代 リターンズ」(講談社文庫)
監督:新海誠/脚本:新海誠、土橋章宏/製作:市川南、川口典孝、大田圭二/企画・プロデュース:川村元気/制作プロデューサー:酒井雄一/音楽プロデューサー:成川沙世子/キャラクターデザイン:田中将賀/作画監督:安藤雅司/音響監督:山田陽/音響効果:森川永子/音楽:RADWIMPS/制作:コミックス・ウェーブ・フィルム
出演:神木隆之介、上白石萌音、長澤まさみ 、市原悦子、成田凌、悠木碧、島崎信長、石川界人、谷花音

Photo


「雲のむこう、約束の場所」「秒速5センチメートル」など、男女の心の機微を美しい風景描写とともに繊細に描き出すアニメーション作品を手がけ、国内外から注目を集める新海誠監督が、前作「言の葉の庭」から3年ぶりに送り出すオリジナル長編アニメ。
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」などの作品で知られ、新海監督とはCMでタッグを組んだこともある田中将賀がキャラクターデザインを手がけ、「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」などスタジオジブリ作品に数多く携わってきた安藤雅司が作画監督。
主題歌を含む音楽を、人気ロックバンドの「RADWIMPS」が担当した。

1000年ぶりという彗星の接近が1カ月後に迫ったある日、山深い田舎町に暮らす女子高生の宮水三葉は、自分が東京の男子高校生になった夢を見る。
日頃から田舎の小さな町に窮屈し、都会に憧れを抱いていた三葉は、夢の中で都会を満喫する。
一方、東京で暮らす男子高校生の立花瀧も、行ったこともない山奥の町で自分が女子高生になっている夢を見ていた。
心と身体が入れ替わる現象が続き、互いの存在を知った瀧と三葉だったが、やがて彼らは意外な真実を知ることになる。
声の出演は瀧役に神木隆之介、三葉役に上白石萌音。その他、長澤まさみ、市原悦子らが出演。(映画.comより)

@MOVIX

超・簡単感想です。

早くから劇場で予告を見ていたのですが、入れ替わりモノのアニメ、というのに、新鮮さを感じなかったのですけれども、あんまり話題になっているので、3週間ほど前に観に行ってきました。
今更書くまでもない、当たり前の感想しか浮かばなかったのですが、それもまあ、備忘録として書き止めておきます。

自分が見た、実写、アニメを含む入れ替わモノの中では、一番SF的な部分がしっかりしていて、スケールが大きかったように感じました。
地球外からの天災をテーマにしたことも、甘酸っぱいだけの青春ドラマには終わらせなかった要因。
こういう物語は、アニメだからこそ作れたと思います。
東京や飛騨の町並みが美しい。特に東京は、もし実写だったら、美しく見せるために、修正にすごく時間がかかったでしょう。アニメの強みが感じられました。

避けられぬ災害、という意味では「シン・ゴジラ」と似ています。
地震や地球温暖化の影響による災害、そして壊れてしまった原発などを目の当たりにしている今の日本人は、運命論者というか、ペシミスト的なオプティミストなのかも。

入れ替わりモノに食傷気味だったのと、すでに話題作、というハードルがあったためか、号泣ほどではなかったです。泣いた人、ごめんなさい(汗

ちなみに、ここ最近、自分の観た日本映画、全部、市川南氏・・・つまり東宝映画だったんだな、と今更ながら気がつきました。

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2016年11月 8日 (火)

真田丸 第44話「築城」

公式サイト

幸村(堺雅人)は、大坂城の最大の弱点となる南側に出城を造ることを思いつく。しかし、同じことを考えている男がもう一人いた。さて、織田有楽斎(井上順)と大蔵卿局(峯村リエ)は、牢人衆を決して信じようとしない。豊臣家の態度に業を煮やした又兵衛(哀川翔)と勝永(岡本健一)は、大坂城を出ると言い出す。しかし、そのとき秀頼(中川大志)は…。一方、信之(大泉洋)の命を受けて松(木村佳乃)が大坂に向かっていた。(YAH0O!テレビより)

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オープニングがなかったことすら忘れて見入っていたら、最後に、予告を織り込んで・・・「真田丸」の題字に思わず、うるうる。

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引用したセリフは全て概略です。
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ようよう心を合わせて出した、打って出るという策を、いとも簡単に却下された五人衆。
結局、自分たちは信用されていないだ、と不満を募らせます。
籠城なら籠城で新たに策を練る、と幸村。

京の家康、籠城に決まった、との文を読んで。

「これで、勝ったの。」

やはり上層部にスパイがいる。一番怪しいのはどう見ても有楽斎さんだけれども・・・はて。
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幸村の策は、守りが弱い城の南に出城を築くことでした。

「父上も生きておられれば、同じ考えのはず。籠城に勝つには、これしかない。」

予定地を下見する幸村。オープンロケは久しぶりな気がします。

信濃より作兵衛が到着し、幸村と梅の娘、すえが、自分が見つけてきた男と婚礼を挙げたことを報告しました。

「苦労をかけたな・・・」

さらに、作兵衛、信之は江戸に残り、息子二人が秀忠の陣に付き従っていることも伝えます。

「覚悟はしておった。すべてはさだめじゃ。」
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修理に、出城を築くことを申し出ると、同じ考えを持っている者がいるので、その者と話し合え、と言われる幸村。
修理、珍しく少し諧謔を含んだ微笑を、かすかではありますが、浮かべていました。
というのも、その者とは又兵衛だったからです。

豊臣家臣の最古参、大角与左衛門が受け持つ台所にて、話し合う二人。

幸村は、又兵衛に、何故あそこを選んだかを問います。

「あそこに砦だぞ。誰でも攻めたくなる、それが狙いだ。
大暴れしてやる。」

やはり又兵衛殿は死ぬ気だな、と幸村。

「譲ってくれ。私なら、勝てる出城を築く。」

頭を下げる幸村に、最初はいつものように突っぱねる又兵衛でしたが、幸村から、陣立ての図を見せられて、目を輝かせはじめます。かつての上田にてのゲリラ戦を髣髴とさせる、仕掛け一杯の出城です。

「これが、父、安房守より受け継いだ、真田の軍略。」

「面白いじゃねぇか。」

「任せてもらえぬか。」

にやっと頷き、哄笑する又兵衛。
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修理から幸村の陣立てを見せられた秀頼。見事な陣立て、と目を輝かせますが、例によって有楽斎と大蔵が難癖をつけます。

要所要所が全て牢人たちで占められている。これは如何なものか、一人でも裏切り者がでれば、城はたちまち落ちてしまう。
あってはならぬこと、とすばやく反応する大蔵。

「牢人たちをそろそろ信じてやってもいいのではありませぬか。」

修理は説得を試みますが、金目当てで集まった者は金で転ぶ、と全く受け付けない大蔵。

「あの者たち、金だけが目当てではございませぬ。」

「口でゆうてるだけじゃ。」

はねつけます。まあ、憎々しい顔。うまいです、峯村さん。

「この出城が敵側にまわったらと思うと、背筋が凍りますな。」有楽斎。

「そこは左衛門佐の持ち場だぞ。」秀頼。

「その左衛門佐こそが、怪しい。」

と有楽斎、兄が徳川の家臣であること、此度の責めにも加わっていることなどをあげ、要所には、信頼の置ける豊臣家臣を配置すべきである、と主張。
作り直すのじゃ、作り直すのじゃ、と陣立ての図を丸め込む大蔵。ああ、勿体無い(_ _);;

牢人たちへの不信感は、有楽斎たちだけではないのでしょう。
城内には不信感が渦巻いている。その空気を背景とする彼らの意見は、決して見過ごすことができるものではありません。
結局、秀頼は折れ、再び幸村の策は却下されてしまいました。

申し訳ない、と平に誤る修理と長門守。

「我らは頼りにされているのか、おらぬのか。」と長宗我部。

「みんな、不安なのだ。牢人たちがまことに豊臣のために働いてくれるのか。」

という修理に、まだ、そんなことを、と勝永。
新しい陣立て図には、五人衆たちの名も載っていなければ、出城すらなくなっていました。

「もういい。俺は降りた。ここに俺たちの居場所はないぞ。徳川につく。」

勝永、キリシタンの明石を除く後の三人と共に立ち去ろうとします。

「早まるな、この件、私に預からせてくれ。御上様に掛け合ってまいる。」

淀殿の説得を試みる幸村。

幸村の、味方同士が信じあわねば勝てない、という説得を歌留多をしつつ聞く淀殿。
懐かしい。色の落ち方に歳月を感じました。細かい仕事です。

お前はともかく、あの者たちが裏切らぬと、どうして言えるのか、という淀殿。
有楽斎、大蔵と違って、幸村だけは信じ続けている。

「殿下が亡くなってから、ずっと豊臣の家を守ってきました。
ようやく秀頼殿も成人し、今はすべてあの子に任しております。
もちろん、たまには意見は言いますが。」

思いっきり横槍を入れてましたが。

「秀頼殿が決めたことに私が口を挟めますか?・・・そなたの出城だけは作ってもよいことにする、と言うのはどうじゃ。」

「牢人たちすべてを信じてもらわねば、意味がありません。」

「ならば、出城の件は許しません。」

「いたし方ありません。」

立ち上がる幸村。

「城を出て行くのですか。」

「とんでもない、他の策を考えるまでござる。」
.

啖呵は切ったものの、もう手詰まり状態の幸村に、修理。

「腹は括った。戦さをするのは、そちらだ。思うようにされよ。私のことは気にされるな。
頭の固い奴らに任せていては、戦さは勝てん。」

ちょっと危なっかしいけれども・・・言い切ってくれました。
長門守に向かって、このこと、秀頼公とそのまわりの者には決して言わぬよう、言い含め、すぐに出城作りに取り掛かれよ、と。

急ぎ城作りを進めながら、作兵衛に、武田の武勇の証し、赤い鎧を、真田勢すべての数を揃えるよう命じる幸村。
.

一方、京の家康。大急ぎで参上した秀忠を叱責していました。

「考えが浅い!
そなたは将軍だ。焦らず、ゆっくりと進軍してこそ、徳川の大きさを世に知らしめることができるのだ。」

急いで片をつけばならないほどの戦さではないのだから。

「いつまでも関ヶ原を引きずるな!
正信、そちがついていながら、なんだ!この体たらくは!」

うとうとしているふりをして聞き流す正信。トラウマに縛られた今の秀忠には、何を言っても無駄ですからねえ。
家康自身が真田に引きづられていることも、重々承知。

徳川の命で、全国から大名たちの軍勢が集まった。その数、およそ30万(ナレーション)

松、無事、京に着いたのはいいけれども、各大名が戦さのバタバタしている中、とても女人が一人で町を歩ける状態ではない、と綱家に止められます。
どうしたもんじゃろのう、と思案するもまもなく、縁の深い出雲お国一座と再会。代替わりしているのに、歳月を感じます。
松は早速一座にもぐりこんで、真田の陣にもぐり込むこのに成功しました。

松がまた何かやらかすのでは、と心配していたのですが、出雲お国の伏線を回収しつつの、さらっとしたエピソードになっていて、ほっとしました。
京近辺に30万ほどの殺気だった兵が集まっているのですものね。そりゃ危ない。
時代考証無視の騒動やらワープがなくてよかったです。

甥二人に、信之の言葉を伝える松。

「決して真田同士で刃を向け合ってはならぬ。
どのようなことがあろうがと、身内同士で争うことは避けねばなりません。
戦がさが始まったら、真田勢はできるだけ後ろの方に控え、じっとしていること。」

徳川に知られては、ただでは済まされない、本当に内輪の極秘の命です。

嫡男、信吉は承知するも、信政は反発。
相手が身内であっても、戦さとあらば容赦しない。戦国の世を通じてそうだったのだから。現に幸村が、その覚悟を豊臣方から試されている。
これからどうなるのでしょう・・・
.

「思えばわしの人生はずっと耐える毎日だった。
14年前の戦さで、わしだけは徳川につき、父上と弟は豊臣についた。断腸の思いだった。
戦さは徳川の勝利、わしは九万五千石の大名となった。」

辛い思いを告白する信之。聞いているのは、たおやかに文を書く女性・・・の手。

「嬉しいことは一つもなかった。妻に内緒で九度山の父たちに仕送りを続けた。」

と言うことは、相手は稲も、おこうでもない。二人は今やツーカーですから。て、いうか、仕送りは稲には内緒だったんですね。どうりで大したものが送れなかったはずです。

「再び戦さが始まろうとしている。今度は息子たちと弟が戦おうとしている。
いつになったらわしの心は安らぐのか。」

ということで、あらあら、お通が再登場。
京は戦場になるから、ということで江戸に呼び寄せたらしいです。

「わしは、人前でこのようなことは言わぬ。不思議じゃ、そなたといると何でも話しとおなる。」

同情を引きながらの、王道の口説き文句ですなあ、信之さん。顔が緩んでますよ~。

「どうぞ、気兼ねせんと話しておくれやす。」

腕のしびれはきっと心から、と言われて、まずますデレデレになる信之。
心穏やかになる、というお香を焚いてくれました。
・・・いやいや匂いは(苦笑
視聴者の突っ込みが聞こえそうでしたよ。
案の定、即刻、稲さんにばれてます(笑

なんだか、吉野太夫と入れ替わっていたスパイを思い出しました。お香だって、わざとなのか?・・・この人、怪しすぎる。
浮気騒動はともかく、戦い絡みの血なまぐさいことにならなければよいのですが。
.

風雲急を告げる大坂では。

出城作り陣立てが有楽斎にばれてしまい、幸村たち牢人たちが勝手に動くことが大問題になります。

修理は、私が許しました、すべて私が許しました、と必死に庇うのですけれども、有楽斎たちからは全く相手にされません。

「真田が裏切ったらどうするのじゃ。」

「真田が裏切ることはありませぬ!」

黙っていろ、と大蔵。

「やはり牢人どもはならず者の集まり。下知に従わぬは秀頼公に背くこと。決して許してはなりませぬぞ。」

秀頼に言って聞かします。

「左衛門佐は信じてやりたいのだが。」

と秀頼。しかし。

「あれの父親は裏切りに裏切りを重ねて生き残った男でございます。」

と、またもや阻まれてしまいます。

有楽斎が、秀頼の命として、現場に工事を止めに訪れます。
驚いて、付き従う修理の顔を見る幸村。
しかし、修理、何のことやら、とスルー。
ああ、やっぱり頼りにならない人だった・・・つと幸村に近づいて耳打ちしました。

「ここで止めれば、お咎めなし、と秀頼公は言われた・・・すまぬ!!」

上司の命は絶対・・・官僚臭の抜け切らない修理。
道が閉ざされ、呆然、唖然とする幸村。
一人、完成間近だった物見櫓に立つ幸村の下へ、又兵衛と勝永が、今夜城を出る、と誘いにきました。
しかし。

「豊臣を見捨てるわけにはいかない。」

きっぱりと言い切る幸村。

その姿を、修理に案内された秀頼が見ている・・・修理の奥の手でした。
幸村、秀頼に気がつき、物見櫓から下りて頭を下げます。又兵衛と勝永も礼。

「ここに出城とは、よう考えた。さすがは戦さ上手の真田。なにやら仕掛けが沢山あるようだ。」

秀頼の城の知識の豊富さを垣間見て、はっとする幸村。

「左衛門佐、豊臣を見捨てぬ、というのはまことだな。」

「私は、亡きお父上、太閤殿下にお誓い申し上げました。」

「この出城、仕上げは私が許す。

私はそなたらを信じておる。」

「戦さになれば、われら存分に働き、命に代えても、殿様をお守り申し上げます。」

幸村の手を取る秀頼。

「頼りにしておる。」

決断を母に伝える秀頼。当然、なりませぬ、といつものように却下されそうになります。

「この城の主は私です。
この戦さ、牢人たちの力を借りねば、我らの負けでござる!ごめん!」

やっと自分の決定を貫いた秀頼。

大蔵が上目遣いに淀殿を見ると。
怒りの表情はない。わが子の成長を見ての、悔しげでもあり、ちょっと嬉しそう。
.

家康は住吉、秀忠は平野に陣を構えた、という敵の布陣は、すぐさま佐助によってもたらされました。
真田は東なので、じかにぶつかることはない。
向き合うのは、伊達と、そして上杉。

「お館様が来ておられるのか。
まさかこのような形で相見えることになるとは。」

住吉の家康の陣に集められた大名たち。
伊達、景勝、兼続、そして緊張している信吉。

伊達から、幸村が、わざわざ幽閉先を抜け出し、牢人たちの中に。秀頼の呼びかけに応じたことを聞く景勝。

「愚か者ですなあ。」

との伊達に、応えず少し天を仰ぐ景勝。

家康、登場し、大名たちを前に、戦闘開始の号令とも言うべき演説をぶちます。

「大坂城に立て籠もり、世の安寧を脅かす不埒者たちを、これより成敗いたす。
難攻不落と言われる大坂城ではあるが、そこに籠もるは、大半が有象無象の牢人ども。
我らの勝利は疑いなじゃ!」

.

大名になる夢を朗らかに宣言する塙団右衛門、戦さのためのミサを行うという、明石とその配下の兵たちなど、戦さ仕度も賑やかな大坂城では。
大助とともに、戦さは初めての長門守も、方々の側で学ぼうと、幸村や又兵衛について歩き回っています。
そこへ作兵衛が、赤い鎧を持ってきました。人数分、用意できたと。足りない分は漆で塗った。
真田の赤備えです。

こんな寄せ集めで三十万に勝てるのか、と幸村に尋ねる又兵衛。

「もちろん。
われらは関ヶ原で苦渋を舐めた。まことの戦さを体で知っている。
一方、敵はどうだ。
ほとんどの者たちが戦さ場を知らぬ者たちだ。
この差は大きい。」

幸村の言葉通り、徳川方では、陣地の作り方や動かし方を知らぬ兵たちに苛立つ家康自ら、土を掘って見せています。
呼ばれて、ボケたふりはどこへやら、大張り切りで手伝う正信。
怒っているわりには、爺さん二人、なんだか楽しそう。秀忠は完全に置いてけぼりです。

そこへ城内からの、大坂方の布陣が書かれた文が届きます。
いったい何者が出しているのか・・・

「これは急ごしらえの出城のようでございますなあ。」正信。

「いらぬ所に作りおって。誰が守る。」

「・・・真田左衛門佐。」正純。

かっと目を見開く家康。

「真田!また真田か!!」
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出城がいよいよ完成しました。

「内記、ようやくこれで城持ちになった。」

六文戦を白く染め抜いた赤い真田の旗が掲げられます。

「城の名は何とします?」

「決まっているだろう。

 

真田丸よ。」

ここでオープイングの題字(涙)

合戦のCGには声も入っていました。
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粘りに粘った幸村と、そして修理。

ようやくここまでたどり着きました。

六文銭。
梅ちゃんを思い出しました。
あの時から、何と遠くまで来たことか。

煮え切らなく見えていた秀頼が、ついに自らの意思を通しました。

秀頼ってとてもいい子なんだなあ。
大人の意見はちゃんと聞くし、自分の我を通すための裏企みも考えない。
平和な時にお殿様として生まれていたら、きっと名殿様になっていたと思います。

修理の最後の一手は、直接の上司を飛び越えて、最高経営責任者に直訴することでした。
もちろん、最高責任者がぼんくらだったら意味のない行動ですが、軍議が始まって以降の秀頼を見ていた修理には、採算があった。

ここまできたら、豊臣に勝って欲しくなってします。
でも、それは・・・ありえない(_ _);;

大勝利が描かれるのは、次回くらいなのでしょうか。
その先になにが待っていようと、楽しまなくては。

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2016年11月 7日 (月)

仮面エグゼイド #05「全員集結、激突Crash!」

公式サイト

永夢(飯島寛騎)の患者・勇樹がゲーム病を発症してしまった。そこへ見知らぬ白衣の男が現れ、仮面ライダースナイプに変身。勇樹とバグスターウイルスの分離に成功するが…。
明日那(松田るか)によると、男の名は大我(松本享恭)。5年前、CRの仮面ライダーだった医師だという。その大我はなぜCRから消え、今またライダーとなったのか?明日那と灰馬院長(博多華丸)が語る5年前の“ある事件”とは!?(公式サイトより)

パラドにゲーム病の患者・・・もう、見分けがつきません~(大汗

黒いエグゼイドの正体は、予想通りすぎて、だから?っていう・・・(大々汗
患者を装っていた青年はレギュラーになるのね・・・
まだ5話なのに、レギュラーを出しすぎていて、主人公、永夢を描いていません。
主人公がないがしろにされるのは、ライダーの特徴ではありますけれども(毒
せめて2話くらい、飛彩との関係性を描いてから、新レギュラーを投入しても良かったんじゃないでしょうかね。
このまま、主人公の存在感と、登場人物たちの人間関係が希薄なまま進んでいくのでしょうか。

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2016年11月 5日 (土)

動物戦隊ジュウオウジャー 第36話「ハロウィンの王子様」

公式サイト

町はハロウィンで大盛り上がり!仮装したジュウオウジャーはデスガリアンと遭遇してバトルを繰り広げる!ジュウオウエレファントのタスクは戦いの中で助けた少女に一目ぼれされてしまうのだが…!(YAHOO!TV より)

クバルが実はバングレイの腕を隠し持っていて、自分の体に取り入れたという、メインテーマに繋がるエピはあったけれども、ジュウオウジャーの方は進みまなかったので、所謂季節もののお遊び回で終わってしまった気がします。
前髪あげて男前なグリーンさんなど、楽しかったのですけれども。

メインテーマをがっつり描いたお話が少ない気がします。
あと1クール強なんだけれどもなあ。
シリアスなバックグランドが綿密に構築されているようだし、ジュウオウジャーも良いキャラが揃っているので、もったいない気がする。
苦悩するレッドさんとか・・・このメンバーなら、見応えのあるドラマになると思うのですけれども。

次回は、進展しそうです。

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2016年11月 4日 (金)

真田丸 第43話「軍議」

公式サイト

徳川軍が大坂城に迫る中、茶々(竹内結子)は幸村(堺雅人)と密かに会い、ある願い事をする。一方、秀頼(中川大志)の御前で五人衆を集めての軍議が開かれる。幸村だけは、家康(内野聖陽)のいる京へ攻め込むことを主張するが、みな反対する。次第に勝永(岡本健一)は幸村の意見を認めるようになるが、又兵衛(哀川翔)だけは籠城すべきだと猛反対し続ける。そして、ついに秀頼が決断をくだすときが訪れる…。(YAH0O!テレビより)

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月締め、月初めでばたばたしており、アップするのがとても遅くなりました。
今回もセリフの量が半端ない(汗

引用したセリフは全て概略です。
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上方へ向かう徳川秀忠軍と共にする真田軍。
武を好まぬ信吉、武が好きな信政兄弟は相変わらずで・・・そこに秀忠のお供で陣中見舞いに訪れた正信、幸村が大坂城に入ったことを、そっと知らせてくれました。

ほんと、策士ではあるけれども、義を知る人です。
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江戸の信之は、松に京へ上るよう、頼んでいました。

「源次郎が大坂方につきました。息子たちと源次郎が争うなど、あってはならぬこと。」

「源次郎だって、甥っ子たち相手に本気にはならないんはない?手加減してくれるんじゃないかしら。」

「私が心配しているのは、そこなのです。
敵陣に身内がいれば、源次郎の目が曇る。
源次郎の好きにさせてやりたいのです。あれは14年間、この時を待っていたのです。
敵陣に真田の旗を見れば、源次郎の決意が鈍る。

 

義兄上と三十郎に、どんなことをしても、戦場には出るな、とお伝えください。
徳川への忠義の証しとして、敢て一番前に陣を敷くなど、愚かなことは考えるな、と。

 

稲の耳に入ればえらいことになります。姉上だけが頼りなのです。」

真田に馴染んだとは言え、稲は徳川の出ですからねえ。
天下が誰の者になろうが関係ない、ひたすら真田のこと、子供たちのこと、そして弟のことを案じる信之。
作兵衛たちには行ってはならぬ、と厳格な態度をとったものの、弟の思いは誰よりもわかっている。
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京に着き、秀忠軍の予想より早い進軍を聞く家康。
こたびは大御所様に叱られぬよう、必死なのでしょう、という正純。

「いつまで関ヶ原のことを引きずっておるのだ。」

と、渋い顔の家康です。
昌幸、あわやというところで、秀忠を取り逃がしたものの、トラウマはしっかり植えつけていました。

そこへ片桐且元が参じます。
表情を一変させて、歓待する家康。そなたのような家臣が欲しかった、とお決まりの言葉で篭絡します。
固い表情で、豊臣との縁は切れてしまった、と、申し出を受ける片桐でしたが、大坂城の兵糧を軍勢を明かすことを求められると、さすがに黙り込みます。
今まで何十年と豊臣に使えた者、家康とて、返事を期待していたわけではなかったのですが・・・

「もって半年。」

躊躇を重ねた上で、答えた且元。
秀吉への忠誠心は言わずもがな、三成たち家臣の思いを一番知っている人物。
派閥争いに負けて城を追い出されてもなお、九度山まで幸村を迎えに行ったのに、なぜ。

今後も紆余曲折ある人物。三谷さんがどう描くか、気になります。
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大坂城の武器庫で、久しぶりに二人きりで会う淀殿と幸村。

かつて秀吉が決して茶々に見せようとしなった武器の数々を前にして、淀殿。

「みな、もうすぐ出番ですよ。」

これから始まる軍議にて、秀頼公に必勝の策を献ずるつもりだと言う幸村に、

「この城さえあれば、我らは負けませんね。」

「もちろんです。
ただ、私の献ずる策は籠城をとりません。もっと良き手が。」

「秀頼が危ない目に会うことはありませんか?」

「もちろんです。」

後ろから幸村にすがりついて。

「ずっと待っていました。
私の愛した人たちはみな、この世に未練を残して死にました。
父上も母上も兄上も、柴田の父も、捨も。」

「太閤殿下は。」

私の愛した人たち、といいました。

 

私はどうなってもかまいません。秀頼を死なせないで。」

「命に代えても。」

さらに強く抱きしめる淀殿の手を振り払う、幸村。

「これより、軍議の仕度がございます。」

身内の死を見すぎた淀殿。
保護者候補として狙いを定めていた幸村が戻ってきた今、積極的に出ました。
今まで口を濁していた秀吉に対する気持ちも、はっきり示しました。秀吉、哀れ。

彼女は彼女なりに、運命と向き合っているだろうけれども・・・何を考えているのかわからない。恐いです。
.

軍議を前にして、大蔵、有楽斎、修理と木村長門守重成。

増え続ける牢人たちの兵糧のことを心配する修理を、そんなことはどうにでもなる、と軽くいなす有楽斎。
信長の弟、という位置を利用して、戦さは時の勢い、と桶狭間の戦いを引き合いだすところ、やはり喰えない感じがします。
大蔵のスタンスははっきりしています。

くれぐれもあの者たちを好きにさせてはならない、持ち上げるのはかまわぬが。

「舵を取るのはあくまでも、我ら!」
.

さて、秀頼の御前で、修理、長門守たち豊臣家家臣と、五人衆の軍議が始まります。

ここから、長いです(汗
.

先月(10月)の23日、家康が京都に入り、上京中の秀忠と徳川傘下の大名、合わせて、少なくとも二十万。
どう、迎え撃つか。

敵方の情報を述べる修理。
大蔵の意を汲んだ長戸守が籠城を提案すると、又兵衛、長宗我部、明石、勝永らが賛成しますが幸村だけは

「不承知でございます。」

幸村をじっと見る皆。

「そもそも籠城とは、援軍が来るまでの時を稼ぐもの。
此度の戦さに援軍はおりませぬ。

 

ここは打って出るべきでしょう。」

「馬鹿な、正面からぶつかって勝てるわけがない。」又兵衛。

「正面から打って出るとは、申してはおらぬ。」

「大坂城は太閤殿下が作られた難攻不落の城。敢てそこから出て戦う。意味がわかりません。」と修理。

父、昌幸の立てた策を、目下の形勢に合わせて立て直して提言する幸村。

「戦さをなるべく城から離し、大坂、京、伏見、大津、上方全てを戦場とすることで、徳川を分断、敵の力を削いでいきます。」

話としては面白いが、と有楽斎。

「京の町に攻め入ると申されるか。」修理。

「京には家康がいます。」

「由緒ある神社仏閣を左衛門佐殿は灰にするおつもりか。」

「勝つためにございます。」

黙り込む一同。沈黙を破るのは、いつも有楽斎。

「籠城でよいのではないか。」

「では、いったい何時まで城に籠もられるおつもりですか。」

「この城なら、二年でも三年でも籠もることができる。」

修理、それだけの兵糧があるか、と問われ、ござる、と。

「その先は。」

「そうこうする内に」家康が死ぬ。それを待つ。」有楽斎。

「こうしよう。まず、城の兵力を俺とお前、それとあんたらでそれぞれ固め、向かってくる敵を蹴散らす。どうだ。」

と又兵衛(汗

軍議を開いた意味がありませんです。しかし、それは妙案、と煽てる有楽斎。喰えないわ~。

「殿、ご裁断を。」と修理。

何も決まってませんよー(大汗

「そういうことならば、私は引き下がらせていただこう。」

立ち上がる幸村。

「お待ちを。」

「考え抜いた策を、ろくに吟味もせず、退けられたのでは、やる気もおこりません。
九度山に帰ることにいたす。
ごめん。」

もちろん、内記曰く真田家の家風、「はったり」という名の策です。
父上ならどうするか、と考えたと言う幸村の言葉に喜ぶ内記、大助に、よう覚えておきなされ、と。
でもねえ、この少年は・・・(涙

そこへ幸村の目論見通り、長門守が迎えに来ます。席を外す内記、大助。

秀頼公がもう詳しく聞かして欲しいと言っている旨、伝えに来た長門守に、

「あなたはどう思われた、私の策について。」

と尋ねる幸村。

「私は籠城こそが唯一の道と思っている。
倍以上の敵を迎え撃つ時は、籠城が最も相応しい、というのが定石。」

「その定石を敵も知っている。
だからこそ、裏をかく意味があるのでは。」

それは、と口ごもる長門守。
.

再会された軍議にて、策の内容を説明する幸村。

「今、家康は京にいる。
まず、伏見城を攻略、そこを出城として二条へ攻め込み、秀忠が到着する前に家康の首を取る。
同時に別の軍勢が大津を攻め落とし、近江をわがものとする。
さらに瀬田と宇治の橋を落とす。
これによって徳川本軍の進出を塞ぐ。

ここまでくれば、徳川についていた豊臣恩顧の大名たちの中にも、我らに味方する者たちが出てくる。
さらに、伊達や上杉と示し合わせ、秀忠勢を背後から襲わせる。

負ける気がいたしません。」

身を乗り出すようにして、秀頼。

「伊達や上杉が味方をしてくれるのか。」

「家康の首さえ取れば、必ず。」

しかし、又兵衛はあくまで籠城を主張、そのわけを尋ねる幸村に、

「話が大きすぎて、ついていけない。」

「説明が足りないのであれば、いくらでもお話いたす。」

長宗我部と明石も頑として籠城策を譲りません。多勢に無勢・・・しかしその時、勝永。

「待った。
俺は左衛門佐の策に乗る。」

「おい、」又兵衛。

「話が大きすぎて・・・俺はそこが気に入った。」

ここで、軍議は再び休憩。
.

籠城か、打って出るか。幸村の策に傾きつつも、迷う秀頼。

「最後にお決めになられるのは殿でございます。」

若き主に、自分の説を押しつけることなく、リーダーの自覚を促す修理。
ここらへんから、修理のイメージが変わっていきます。

一方、庭で休み時間を過ごす幸村、賛成してくれた勝永に礼を言います。

「正直言って、おれは籠城だろうが何だろうが、全く拘らん。」

と、勝永。

「では?」

「あんたは何のためにここへやって来た。」

「私がですか?」

「俺は己の力を試したかった。それだけだ。
今の俺の腕が戦場でどれだけ通じるか、それを見極める。だから、ここへ来た。
あんたに乗ったのは、恩を売るためだ。
京に攻め込むと言ったな。その役目、俺にやらせろ。
家康の首は、俺が取る!」

幸村の策の方にやりがいを感じたのでしょう。そら、籠もるより、打って出る方が、戦さとしては絶対に面白いですから。

いいでしょう、と微笑む幸村。一人離れて座る又兵衛に目をやります。

「それにしても、後藤殿はなぜ奏上に拘るのか。」

「あいつはあんたの意見に従うのが嫌なだけだ。」

明石と長宗我部に目を向ける幸村。

「では、あちらの二人は。」

「よう、知らぬ。」

まず、明石に近づき、戦さ上手で知られた宇喜多の家老であったならば、籠城が得策ではないことはよくわかっているはず、と話しかけます。

キリシタンである明石の役目は、この国に信者を増やすことのみ。

「軍議が始まる前に言われたのです。此度の戦さは籠城と決まっておる故、左衛門佐殿が他の策を出しても、決して乗るなと。
さすれば、今後、キリシタンの布教に関して便宜を図る、と大野修理殿に。」

「そういうことでしたか。」

「私には豊臣につく謂れはない。私が大坂に来たわけは、ただ一つ。
徳川がキリシタン禁止令を出したからです。
私にはそれが全て。」

次に長宗我部の取調べ・・・じゃない、話を聞く幸村。
彼の願いは長宗我部家の再興、そのことを取り引き材料にされたのです。

「多くの家臣の思いがわしの方にかかっておる。」

「結局豊臣の奴ら、俺たち牢人を頼りにしているくせに、俺たちに牛耳られるのを恐れているんだ。」勝永。

「そのようです。」

「何としてもあんたの策を潰す腹だ。」

「しかしわからぬのは、修理殿がなぜ、私の策をご存知だったのか。」

と呟きつつ、淀殿との武器倉庫での会話を思い出す幸村・・・疑念を振り払うがごとく頭を振って、明石と長宗我部に。

「どのようなわけでここに来られたか、それは関わり合いません。
大事なのは、豊臣が負けてしまえば、あなた方の夢は潰えるということ。
キリシタンの布教も、長宗我部家の再興も、戦さに勝たねば、すべて夢となるのです。
まずは勝つこと。
籠城ではそれが叶いませぬ。
この世に決して落ちぬ城はない。城は大きければ大きいほど、どこかに綻びが生じる。
この戦さに勝つためには、城から出るしかありません。」

別室して、修理と長門守を呼びつける大蔵、そばには有楽斎。

「城から出るなど、もってのほか。」

母の叱責に、京の家康を攻めるなら今しかない、と幸村の策の一端を述べる修理。
しかし、策の内容には、大蔵は全く興味がない。

「ゆうたではありませぬか。あの者たちの思い通りにさせてはなりませぬ。」
.

軍議が再開しました。

「我ら二人も左衛門佐殿の策に乗ることにいたした。」と長宗我部。

大蔵の意を受けている長門守が幸村に尋ねます。
城を出て、徳川を京、大津にて分散させる、ということは、それすなわち、味方も分断されるということ。

「まとまりのない牢人たちが最も力を発揮するのは、この大坂城で一丸となって敵とぶつかる時ではないでしょうか。」

「そうかもしれません。
しかしながら、籠城というのは、いささか気が早すぎはしませんか。

 

確かに大坂城は最強の砦。
されそ、今の我らには最強の砦であると同じに、最後の砦でもある。
我らにはここしかないのです。ここが落ちれば、豊臣家は滅びます。
ならば、籠城は最後の策にとって置き、まずは外に打って出るべきです。
籠城はその後でもできます。

 

木村殿、定石通りに考えていては、戦さは勝てませぬぞ。」

幸村の言葉を噛み締める長戸守。

「今の言葉、腑に落ちました。」

「長門守!」修理。

素直な人、というか、優れた武将なのでしょう。
面子などより、戦さに勝つことを取りました。
武士ならば当たり前のことなのですが、今の大坂城にあっては、難しい生き方です。

勢いをつける幸村。

「籠城は最後の一手にとっておきましょう。それまでは少しでも、敵の力を奪うことを考えるべきです。
まずは、秀忠の軍勢が来る前に、京に攻め入りましょう。」

「不承知!」

又兵衛です。

「いつまでつまらん意地を張る。」勝永。

「うるさい!」

「あんたも修理殿に何か言われたのか。」

「馬鹿言え!」

「でしょうね。
あなたははじめから私の策には乗らないと、修理殿は踏んでおられた。」

勝永にも、持ち掛けなかった。彼らには、取り引き材料となる、守るものがなかったからでしょう。

「ことのついでに教えてくれ。
あんたは何のためにここへ来たんだ。」

又兵衛に尋ねる勝永。

「何の関わりがあるっ」

「わかる気がします。
死に場所を求めにやってきた。違いますか?」

幸村の問いに、沈黙する勝永たち。

「黒田家を飛び出すと、後藤殿は何処にも仕官ができなかった。
黒田の殿が手を回したからです。

 

武士らしく生きることができなくなったあなたは、あとは武士らしく死ぬしかない。」

立ち上がる又兵衛。

「俺は天下の後藤又兵衛だ!
天下の城を枕に、討ち死にするしかねえと思っている。俺の死に場所はここしかねえ。
籠城だ、誰が何と言おうと篭城なんだ!」

「私は勝つためにここへやって来た。
死にたがっているものに、用はありません。
勝つ気がないなら、この城を出ていってもらおう。」

「本気で勝とうとしているのか。」

「もちろん。」

「お前は大まぬけだ。勝てるわけがなかろう。
俺たちは日の本中を敵に回している。
口には出さねえが、みんな思っていることだろう!
そうだろう、みんな!」

「我らは別々の思いを持って、ここに集まってきました。
しかし、一つだけ通じ合っていることがあります。
みな、それぞれ望みを持っている。生きる望みを。
だからこそ、我らは強い。」

秀頼に向かって。

「私は本当に負ける気がしないのです。」

うなずく秀頼。
再び又兵衛に向かって、幸村。

「我らは決して負けない。ここに死に場所はない。

死にたいのなら、徳川につくべきだ。」

うーん、いい決め台詞です。

「その言葉、忘れねえぞ。」

哄笑する又兵衛。

「実はな、俺も籠城はまだ早いと思ってたんだよ。」

よく言うの、と勝永の突っ込み。ほっとする長宗我部と明石。

ここまででも十分見応えがあったのですが、三谷さん、容赦がありません。

「さて、中々よいものを拝見した。では、この辺でお開きにしませんか。」

ずっと顔に照明が当たっていなかった有楽斎。まるで、亡霊のようです。
では、と秀頼が〆ようとするのを、まるで秀頼が存在していないかのように振る舞います。

「はじめから申し上げておる。籠城以外にはない。」

「しかし、それでは、話し合った意味がありません!」

「意味はあった。それぞれの思い、胸に沁みましたぞ。」

「ふさけるな!」

又兵衛に胸ぐらを掴まれた有楽斎。

「おぬしらは所詮金で雇われた牢人たちじゃ。身の程をわきまえよ。」

「本音が出たな。」

「我らの指図に従い、敵と戦っておれば良いのだ。」

「有楽様、今の言葉は聞き捨てなりませぬ。」

「なんだと?」

有楽斎をたしなめたのは、なんと修理。有楽斎も驚いております。

「ここにいるのは豊臣を守るために集った者たちでございます。我らにとっては、あくまでも客人。
非礼は許されません!」

「誰に向かってゆうておる・・」

「決めるのは右大臣、秀頼公でございます!あなたではござらん!
殿、ご裁断を。」

「決めた。籠城はせぬ。打って出よう。」秀頼。

このこと、大蔵卿のお伝えする、と言い捨てて立ち去る有楽斎。
好きになされよ、と修理。

「では、これより、左衛門佐殿の策に沿って、急ぎ陣立てを決めてまいりましょう。」
.

軍議が終わった後、廊下に並び立つ五人衆。

「前途多難だな。」又兵衛。

「多難でない戦さなどありません。」

「わからぬのは、豊臣の連中だ。なぜ、あそこまで籠城に拘る。」勝永。

「匂う。」

「あんたはなぜ、ここに来た。」

勝永に問われた幸村。

「まだ、聞いてなかったぜ。」

「実は、私にもよくわからないのです。」
.

お互いの夢や希望を曝すことで、結束感が生まれるまでの、息詰まる展開でした。
チームが出来上がる過程ですので、爽快感もあり、お見事でした。

しかし・・・最後に全部ひっくり返す、容赦のない三谷脚本。

淀殿に、籠城はせずに、打って出ることに決めたことを、生き生きとした表情とともに報告する秀頼。

「毛利が率いる二万の兵が、明日、京に攻め込みます。」

「なりませぬ。
そのものが裏切らぬ、と言えますか?」

思いもしなかった母の言葉に困惑、表情が一転する秀頼。

「牢人たちの中で信じられるのは真田だけ。
他は金目当てで集まってきた者たちです。
城に止め、目を光らせておかねば、何をしでかすか、わかったものではありませぬよ。
この城に居れば、徳川は手出しできません。

 

籠城です。それしかありません。よいですね。」

困惑を通り越し、呆然とする秀頼。
.

幸村の部屋を訪れ、頭を下げる修理と長門守。

「面目次第もござらん!」

秀頼公の決意が籠城に決まったことを伝えました。

「御上様の一言で、ひっくり返ってしまいました。
我らには、どうすることもできませぬ。」

「そういうことならば、仕方がありません。
そうと決まったからには、すぐに次の策を考えましょう。」

雅な微笑を幸村に向けつつ去る淀殿、狐のような表情の大蔵、その背後には、真っ暗で巨大な天守閣。かつては太陽にきらきらと輝いていたのに・・・
.

スペクタクルで密度の濃い会話劇でした。

大坂の戦いが真田家の危機をも招いていること、信之の弟への変わらぬ愛情が、ドラマの下支えとなっていました。真田家の物語であることをきっちり抑えた展開です。
松がここで大きな役目を与えられたのにも、びっくり。なるほど~。

昌幸が策を述べたときは、又兵衛や勝永と同じ、壮大すぎてぴんときませんでしたが、状況に合わせて練り直した幸村の策には、現実味を感じました。

主を軽んじ、牢人たちを侮辱する有楽斎を一喝する修理。
修理もまた、武将だった。
幸村の策がうまくいくとはかぎらないけれども、座して滅びるを待つ籠城よりも、武将であるからには、勝ち目のある戦いに賭けたい。
悪評の高い修理をこう描くとは。驚きました。
今井さんというキャスティングが、実に効いていたと思います。

そして、ラスト、
男たちの、長くて熱い軍議を一気に無駄なものとしてしまった、淀殿の決定。
母には逆らえない秀頼。

こりゃ、やっぱり勝てないですわ・・・(_ _);;
幸村は、自分の策が

又兵衛の相方として、幸村との間に立った勝永の、戦国武将らしい爽やかさが印象に残りました。
岡本さんのファンになりそうです(^^

淀殿、大蔵、有楽斎たちが籠城に拘るのは、牢人たちが信じられない、というだけでなく、徳川との取り引きめいたものがありそうな気がしますが・・・
淀殿は、大坂城を滅ぼしたいようにも見えました。だからこそ、秀頼の命だけは、と。

ともかく、五人衆や修理、長門守たちの本気さに比べて、豊臣家は、公家っぽいです。たった一代で貴族化してしまったのですねえ。

幸村はなぜ大坂城に入ったのか。
父、出浦たち、そして秀吉、三成たちの思い・・・とても一言ではいい表せないでしょうね。
第一回から見てもらわないと(^^;;

毎回、見応えがあるのですが、今回のキャスティングや構造の見事さは、ベスト5には入りそうです。

長文の記事を読んでくれた方があれば、御礼申し上げます。
来週こそ、ダイジェストにしたい(汗
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