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2016年11月 4日 (金)

真田丸 第43話「軍議」

公式サイト

徳川軍が大坂城に迫る中、茶々(竹内結子)は幸村(堺雅人)と密かに会い、ある願い事をする。一方、秀頼(中川大志)の御前で五人衆を集めての軍議が開かれる。幸村だけは、家康(内野聖陽)のいる京へ攻め込むことを主張するが、みな反対する。次第に勝永(岡本健一)は幸村の意見を認めるようになるが、又兵衛(哀川翔)だけは籠城すべきだと猛反対し続ける。そして、ついに秀頼が決断をくだすときが訪れる…。(YAH0O!テレビより)

.

月締め、月初めでばたばたしており、アップするのがとても遅くなりました。
今回もセリフの量が半端ない(汗

引用したセリフは全て概略です。
.

上方へ向かう徳川秀忠軍と共にする真田軍。
武を好まぬ信吉、武が好きな信政兄弟は相変わらずで・・・そこに秀忠のお供で陣中見舞いに訪れた正信、幸村が大坂城に入ったことを、そっと知らせてくれました。

ほんと、策士ではあるけれども、義を知る人です。
.

江戸の信之は、松に京へ上るよう、頼んでいました。

「源次郎が大坂方につきました。息子たちと源次郎が争うなど、あってはならぬこと。」

「源次郎だって、甥っ子たち相手に本気にはならないんはない?手加減してくれるんじゃないかしら。」

「私が心配しているのは、そこなのです。
敵陣に身内がいれば、源次郎の目が曇る。
源次郎の好きにさせてやりたいのです。あれは14年間、この時を待っていたのです。
敵陣に真田の旗を見れば、源次郎の決意が鈍る。

 

義兄上と三十郎に、どんなことをしても、戦場には出るな、とお伝えください。
徳川への忠義の証しとして、敢て一番前に陣を敷くなど、愚かなことは考えるな、と。

 

稲の耳に入ればえらいことになります。姉上だけが頼りなのです。」

真田に馴染んだとは言え、稲は徳川の出ですからねえ。
天下が誰の者になろうが関係ない、ひたすら真田のこと、子供たちのこと、そして弟のことを案じる信之。
作兵衛たちには行ってはならぬ、と厳格な態度をとったものの、弟の思いは誰よりもわかっている。
.

京に着き、秀忠軍の予想より早い進軍を聞く家康。
こたびは大御所様に叱られぬよう、必死なのでしょう、という正純。

「いつまで関ヶ原のことを引きずっておるのだ。」

と、渋い顔の家康です。
昌幸、あわやというところで、秀忠を取り逃がしたものの、トラウマはしっかり植えつけていました。

そこへ片桐且元が参じます。
表情を一変させて、歓待する家康。そなたのような家臣が欲しかった、とお決まりの言葉で篭絡します。
固い表情で、豊臣との縁は切れてしまった、と、申し出を受ける片桐でしたが、大坂城の兵糧を軍勢を明かすことを求められると、さすがに黙り込みます。
今まで何十年と豊臣に使えた者、家康とて、返事を期待していたわけではなかったのですが・・・

「もって半年。」

躊躇を重ねた上で、答えた且元。
秀吉への忠誠心は言わずもがな、三成たち家臣の思いを一番知っている人物。
派閥争いに負けて城を追い出されてもなお、九度山まで幸村を迎えに行ったのに、なぜ。

今後も紆余曲折ある人物。三谷さんがどう描くか、気になります。
.

大坂城の武器庫で、久しぶりに二人きりで会う淀殿と幸村。

かつて秀吉が決して茶々に見せようとしなった武器の数々を前にして、淀殿。

「みな、もうすぐ出番ですよ。」

これから始まる軍議にて、秀頼公に必勝の策を献ずるつもりだと言う幸村に、

「この城さえあれば、我らは負けませんね。」

「もちろんです。
ただ、私の献ずる策は籠城をとりません。もっと良き手が。」

「秀頼が危ない目に会うことはありませんか?」

「もちろんです。」

後ろから幸村にすがりついて。

「ずっと待っていました。
私の愛した人たちはみな、この世に未練を残して死にました。
父上も母上も兄上も、柴田の父も、捨も。」

「太閤殿下は。」

私の愛した人たち、といいました。

 

私はどうなってもかまいません。秀頼を死なせないで。」

「命に代えても。」

さらに強く抱きしめる淀殿の手を振り払う、幸村。

「これより、軍議の仕度がございます。」

身内の死を見すぎた淀殿。
保護者候補として狙いを定めていた幸村が戻ってきた今、積極的に出ました。
今まで口を濁していた秀吉に対する気持ちも、はっきり示しました。秀吉、哀れ。

彼女は彼女なりに、運命と向き合っているだろうけれども・・・何を考えているのかわからない。恐いです。
.

軍議を前にして、大蔵、有楽斎、修理と木村長門守重成。

増え続ける牢人たちの兵糧のことを心配する修理を、そんなことはどうにでもなる、と軽くいなす有楽斎。
信長の弟、という位置を利用して、戦さは時の勢い、と桶狭間の戦いを引き合いだすところ、やはり喰えない感じがします。
大蔵のスタンスははっきりしています。

くれぐれもあの者たちを好きにさせてはならない、持ち上げるのはかまわぬが。

「舵を取るのはあくまでも、我ら!」
.

さて、秀頼の御前で、修理、長門守たち豊臣家家臣と、五人衆の軍議が始まります。

ここから、長いです(汗
.

先月(10月)の23日、家康が京都に入り、上京中の秀忠と徳川傘下の大名、合わせて、少なくとも二十万。
どう、迎え撃つか。

敵方の情報を述べる修理。
大蔵の意を汲んだ長戸守が籠城を提案すると、又兵衛、長宗我部、明石、勝永らが賛成しますが幸村だけは

「不承知でございます。」

幸村をじっと見る皆。

「そもそも籠城とは、援軍が来るまでの時を稼ぐもの。
此度の戦さに援軍はおりませぬ。

 

ここは打って出るべきでしょう。」

「馬鹿な、正面からぶつかって勝てるわけがない。」又兵衛。

「正面から打って出るとは、申してはおらぬ。」

「大坂城は太閤殿下が作られた難攻不落の城。敢てそこから出て戦う。意味がわかりません。」と修理。

父、昌幸の立てた策を、目下の形勢に合わせて立て直して提言する幸村。

「戦さをなるべく城から離し、大坂、京、伏見、大津、上方全てを戦場とすることで、徳川を分断、敵の力を削いでいきます。」

話としては面白いが、と有楽斎。

「京の町に攻め入ると申されるか。」修理。

「京には家康がいます。」

「由緒ある神社仏閣を左衛門佐殿は灰にするおつもりか。」

「勝つためにございます。」

黙り込む一同。沈黙を破るのは、いつも有楽斎。

「籠城でよいのではないか。」

「では、いったい何時まで城に籠もられるおつもりですか。」

「この城なら、二年でも三年でも籠もることができる。」

修理、それだけの兵糧があるか、と問われ、ござる、と。

「その先は。」

「そうこうする内に」家康が死ぬ。それを待つ。」有楽斎。

「こうしよう。まず、城の兵力を俺とお前、それとあんたらでそれぞれ固め、向かってくる敵を蹴散らす。どうだ。」

と又兵衛(汗

軍議を開いた意味がありませんです。しかし、それは妙案、と煽てる有楽斎。喰えないわ~。

「殿、ご裁断を。」と修理。

何も決まってませんよー(大汗

「そういうことならば、私は引き下がらせていただこう。」

立ち上がる幸村。

「お待ちを。」

「考え抜いた策を、ろくに吟味もせず、退けられたのでは、やる気もおこりません。
九度山に帰ることにいたす。
ごめん。」

もちろん、内記曰く真田家の家風、「はったり」という名の策です。
父上ならどうするか、と考えたと言う幸村の言葉に喜ぶ内記、大助に、よう覚えておきなされ、と。
でもねえ、この少年は・・・(涙

そこへ幸村の目論見通り、長門守が迎えに来ます。席を外す内記、大助。

秀頼公がもう詳しく聞かして欲しいと言っている旨、伝えに来た長門守に、

「あなたはどう思われた、私の策について。」

と尋ねる幸村。

「私は籠城こそが唯一の道と思っている。
倍以上の敵を迎え撃つ時は、籠城が最も相応しい、というのが定石。」

「その定石を敵も知っている。
だからこそ、裏をかく意味があるのでは。」

それは、と口ごもる長門守。
.

再会された軍議にて、策の内容を説明する幸村。

「今、家康は京にいる。
まず、伏見城を攻略、そこを出城として二条へ攻め込み、秀忠が到着する前に家康の首を取る。
同時に別の軍勢が大津を攻め落とし、近江をわがものとする。
さらに瀬田と宇治の橋を落とす。
これによって徳川本軍の進出を塞ぐ。

ここまでくれば、徳川についていた豊臣恩顧の大名たちの中にも、我らに味方する者たちが出てくる。
さらに、伊達や上杉と示し合わせ、秀忠勢を背後から襲わせる。

負ける気がいたしません。」

身を乗り出すようにして、秀頼。

「伊達や上杉が味方をしてくれるのか。」

「家康の首さえ取れば、必ず。」

しかし、又兵衛はあくまで籠城を主張、そのわけを尋ねる幸村に、

「話が大きすぎて、ついていけない。」

「説明が足りないのであれば、いくらでもお話いたす。」

長宗我部と明石も頑として籠城策を譲りません。多勢に無勢・・・しかしその時、勝永。

「待った。
俺は左衛門佐の策に乗る。」

「おい、」又兵衛。

「話が大きすぎて・・・俺はそこが気に入った。」

ここで、軍議は再び休憩。
.

籠城か、打って出るか。幸村の策に傾きつつも、迷う秀頼。

「最後にお決めになられるのは殿でございます。」

若き主に、自分の説を押しつけることなく、リーダーの自覚を促す修理。
ここらへんから、修理のイメージが変わっていきます。

一方、庭で休み時間を過ごす幸村、賛成してくれた勝永に礼を言います。

「正直言って、おれは籠城だろうが何だろうが、全く拘らん。」

と、勝永。

「では?」

「あんたは何のためにここへやって来た。」

「私がですか?」

「俺は己の力を試したかった。それだけだ。
今の俺の腕が戦場でどれだけ通じるか、それを見極める。だから、ここへ来た。
あんたに乗ったのは、恩を売るためだ。
京に攻め込むと言ったな。その役目、俺にやらせろ。
家康の首は、俺が取る!」

幸村の策の方にやりがいを感じたのでしょう。そら、籠もるより、打って出る方が、戦さとしては絶対に面白いですから。

いいでしょう、と微笑む幸村。一人離れて座る又兵衛に目をやります。

「それにしても、後藤殿はなぜ奏上に拘るのか。」

「あいつはあんたの意見に従うのが嫌なだけだ。」

明石と長宗我部に目を向ける幸村。

「では、あちらの二人は。」

「よう、知らぬ。」

まず、明石に近づき、戦さ上手で知られた宇喜多の家老であったならば、籠城が得策ではないことはよくわかっているはず、と話しかけます。

キリシタンである明石の役目は、この国に信者を増やすことのみ。

「軍議が始まる前に言われたのです。此度の戦さは籠城と決まっておる故、左衛門佐殿が他の策を出しても、決して乗るなと。
さすれば、今後、キリシタンの布教に関して便宜を図る、と大野修理殿に。」

「そういうことでしたか。」

「私には豊臣につく謂れはない。私が大坂に来たわけは、ただ一つ。
徳川がキリシタン禁止令を出したからです。
私にはそれが全て。」

次に長宗我部の取調べ・・・じゃない、話を聞く幸村。
彼の願いは長宗我部家の再興、そのことを取り引き材料にされたのです。

「多くの家臣の思いがわしの方にかかっておる。」

「結局豊臣の奴ら、俺たち牢人を頼りにしているくせに、俺たちに牛耳られるのを恐れているんだ。」勝永。

「そのようです。」

「何としてもあんたの策を潰す腹だ。」

「しかしわからぬのは、修理殿がなぜ、私の策をご存知だったのか。」

と呟きつつ、淀殿との武器倉庫での会話を思い出す幸村・・・疑念を振り払うがごとく頭を振って、明石と長宗我部に。

「どのようなわけでここに来られたか、それは関わり合いません。
大事なのは、豊臣が負けてしまえば、あなた方の夢は潰えるということ。
キリシタンの布教も、長宗我部家の再興も、戦さに勝たねば、すべて夢となるのです。
まずは勝つこと。
籠城ではそれが叶いませぬ。
この世に決して落ちぬ城はない。城は大きければ大きいほど、どこかに綻びが生じる。
この戦さに勝つためには、城から出るしかありません。」

別室して、修理と長門守を呼びつける大蔵、そばには有楽斎。

「城から出るなど、もってのほか。」

母の叱責に、京の家康を攻めるなら今しかない、と幸村の策の一端を述べる修理。
しかし、策の内容には、大蔵は全く興味がない。

「ゆうたではありませぬか。あの者たちの思い通りにさせてはなりませぬ。」
.

軍議が再開しました。

「我ら二人も左衛門佐殿の策に乗ることにいたした。」と長宗我部。

大蔵の意を受けている長門守が幸村に尋ねます。
城を出て、徳川を京、大津にて分散させる、ということは、それすなわち、味方も分断されるということ。

「まとまりのない牢人たちが最も力を発揮するのは、この大坂城で一丸となって敵とぶつかる時ではないでしょうか。」

「そうかもしれません。
しかしながら、籠城というのは、いささか気が早すぎはしませんか。

 

確かに大坂城は最強の砦。
されそ、今の我らには最強の砦であると同じに、最後の砦でもある。
我らにはここしかないのです。ここが落ちれば、豊臣家は滅びます。
ならば、籠城は最後の策にとって置き、まずは外に打って出るべきです。
籠城はその後でもできます。

 

木村殿、定石通りに考えていては、戦さは勝てませぬぞ。」

幸村の言葉を噛み締める長戸守。

「今の言葉、腑に落ちました。」

「長門守!」修理。

素直な人、というか、優れた武将なのでしょう。
面子などより、戦さに勝つことを取りました。
武士ならば当たり前のことなのですが、今の大坂城にあっては、難しい生き方です。

勢いをつける幸村。

「籠城は最後の一手にとっておきましょう。それまでは少しでも、敵の力を奪うことを考えるべきです。
まずは、秀忠の軍勢が来る前に、京に攻め入りましょう。」

「不承知!」

又兵衛です。

「いつまでつまらん意地を張る。」勝永。

「うるさい!」

「あんたも修理殿に何か言われたのか。」

「馬鹿言え!」

「でしょうね。
あなたははじめから私の策には乗らないと、修理殿は踏んでおられた。」

勝永にも、持ち掛けなかった。彼らには、取り引き材料となる、守るものがなかったからでしょう。

「ことのついでに教えてくれ。
あんたは何のためにここへ来たんだ。」

又兵衛に尋ねる勝永。

「何の関わりがあるっ」

「わかる気がします。
死に場所を求めにやってきた。違いますか?」

幸村の問いに、沈黙する勝永たち。

「黒田家を飛び出すと、後藤殿は何処にも仕官ができなかった。
黒田の殿が手を回したからです。

 

武士らしく生きることができなくなったあなたは、あとは武士らしく死ぬしかない。」

立ち上がる又兵衛。

「俺は天下の後藤又兵衛だ!
天下の城を枕に、討ち死にするしかねえと思っている。俺の死に場所はここしかねえ。
籠城だ、誰が何と言おうと篭城なんだ!」

「私は勝つためにここへやって来た。
死にたがっているものに、用はありません。
勝つ気がないなら、この城を出ていってもらおう。」

「本気で勝とうとしているのか。」

「もちろん。」

「お前は大まぬけだ。勝てるわけがなかろう。
俺たちは日の本中を敵に回している。
口には出さねえが、みんな思っていることだろう!
そうだろう、みんな!」

「我らは別々の思いを持って、ここに集まってきました。
しかし、一つだけ通じ合っていることがあります。
みな、それぞれ望みを持っている。生きる望みを。
だからこそ、我らは強い。」

秀頼に向かって。

「私は本当に負ける気がしないのです。」

うなずく秀頼。
再び又兵衛に向かって、幸村。

「我らは決して負けない。ここに死に場所はない。

死にたいのなら、徳川につくべきだ。」

うーん、いい決め台詞です。

「その言葉、忘れねえぞ。」

哄笑する又兵衛。

「実はな、俺も籠城はまだ早いと思ってたんだよ。」

よく言うの、と勝永の突っ込み。ほっとする長宗我部と明石。

ここまででも十分見応えがあったのですが、三谷さん、容赦がありません。

「さて、中々よいものを拝見した。では、この辺でお開きにしませんか。」

ずっと顔に照明が当たっていなかった有楽斎。まるで、亡霊のようです。
では、と秀頼が〆ようとするのを、まるで秀頼が存在していないかのように振る舞います。

「はじめから申し上げておる。籠城以外にはない。」

「しかし、それでは、話し合った意味がありません!」

「意味はあった。それぞれの思い、胸に沁みましたぞ。」

「ふさけるな!」

又兵衛に胸ぐらを掴まれた有楽斎。

「おぬしらは所詮金で雇われた牢人たちじゃ。身の程をわきまえよ。」

「本音が出たな。」

「我らの指図に従い、敵と戦っておれば良いのだ。」

「有楽様、今の言葉は聞き捨てなりませぬ。」

「なんだと?」

有楽斎をたしなめたのは、なんと修理。有楽斎も驚いております。

「ここにいるのは豊臣を守るために集った者たちでございます。我らにとっては、あくまでも客人。
非礼は許されません!」

「誰に向かってゆうておる・・」

「決めるのは右大臣、秀頼公でございます!あなたではござらん!
殿、ご裁断を。」

「決めた。籠城はせぬ。打って出よう。」秀頼。

このこと、大蔵卿のお伝えする、と言い捨てて立ち去る有楽斎。
好きになされよ、と修理。

「では、これより、左衛門佐殿の策に沿って、急ぎ陣立てを決めてまいりましょう。」
.

軍議が終わった後、廊下に並び立つ五人衆。

「前途多難だな。」又兵衛。

「多難でない戦さなどありません。」

「わからぬのは、豊臣の連中だ。なぜ、あそこまで籠城に拘る。」勝永。

「匂う。」

「あんたはなぜ、ここに来た。」

勝永に問われた幸村。

「まだ、聞いてなかったぜ。」

「実は、私にもよくわからないのです。」
.

お互いの夢や希望を曝すことで、結束感が生まれるまでの、息詰まる展開でした。
チームが出来上がる過程ですので、爽快感もあり、お見事でした。

しかし・・・最後に全部ひっくり返す、容赦のない三谷脚本。

淀殿に、籠城はせずに、打って出ることに決めたことを、生き生きとした表情とともに報告する秀頼。

「毛利が率いる二万の兵が、明日、京に攻め込みます。」

「なりませぬ。
そのものが裏切らぬ、と言えますか?」

思いもしなかった母の言葉に困惑、表情が一転する秀頼。

「牢人たちの中で信じられるのは真田だけ。
他は金目当てで集まってきた者たちです。
城に止め、目を光らせておかねば、何をしでかすか、わかったものではありませぬよ。
この城に居れば、徳川は手出しできません。

 

籠城です。それしかありません。よいですね。」

困惑を通り越し、呆然とする秀頼。
.

幸村の部屋を訪れ、頭を下げる修理と長門守。

「面目次第もござらん!」

秀頼公の決意が籠城に決まったことを伝えました。

「御上様の一言で、ひっくり返ってしまいました。
我らには、どうすることもできませぬ。」

「そういうことならば、仕方がありません。
そうと決まったからには、すぐに次の策を考えましょう。」

雅な微笑を幸村に向けつつ去る淀殿、狐のような表情の大蔵、その背後には、真っ暗で巨大な天守閣。かつては太陽にきらきらと輝いていたのに・・・
.

スペクタクルで密度の濃い会話劇でした。

大坂の戦いが真田家の危機をも招いていること、信之の弟への変わらぬ愛情が、ドラマの下支えとなっていました。真田家の物語であることをきっちり抑えた展開です。
松がここで大きな役目を与えられたのにも、びっくり。なるほど~。

昌幸が策を述べたときは、又兵衛や勝永と同じ、壮大すぎてぴんときませんでしたが、状況に合わせて練り直した幸村の策には、現実味を感じました。

主を軽んじ、牢人たちを侮辱する有楽斎を一喝する修理。
修理もまた、武将だった。
幸村の策がうまくいくとはかぎらないけれども、座して滅びるを待つ籠城よりも、武将であるからには、勝ち目のある戦いに賭けたい。
悪評の高い修理をこう描くとは。驚きました。
今井さんというキャスティングが、実に効いていたと思います。

そして、ラスト、
男たちの、長くて熱い軍議を一気に無駄なものとしてしまった、淀殿の決定。
母には逆らえない秀頼。

こりゃ、やっぱり勝てないですわ・・・(_ _);;
幸村は、自分の策が

又兵衛の相方として、幸村との間に立った勝永の、戦国武将らしい爽やかさが印象に残りました。
岡本さんのファンになりそうです(^^

淀殿、大蔵、有楽斎たちが籠城に拘るのは、牢人たちが信じられない、というだけでなく、徳川との取り引きめいたものがありそうな気がしますが・・・
淀殿は、大坂城を滅ぼしたいようにも見えました。だからこそ、秀頼の命だけは、と。

ともかく、五人衆や修理、長門守たちの本気さに比べて、豊臣家は、公家っぽいです。たった一代で貴族化してしまったのですねえ。

幸村はなぜ大坂城に入ったのか。
父、出浦たち、そして秀吉、三成たちの思い・・・とても一言ではいい表せないでしょうね。
第一回から見てもらわないと(^^;;

毎回、見応えがあるのですが、今回のキャスティングや構造の見事さは、ベスト5には入りそうです。

長文の記事を読んでくれた方があれば、御礼申し上げます。
来週こそ、ダイジェストにしたい(汗
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