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2016年10月12日 (水)

真田丸 第40話「幸村」

公式サイト

九度山での生活を楽しんでいた信繁(堺雅人)のもとへ、宇喜多秀家の家臣だった明石全登(小林顕作)が訪ねてくる。大坂城で徳川家康(内野聖陽)を相手に戦ってもらいたいと信繁に懇願する。信繁は断るが、そこに現れたのは…。そして豊臣秀頼(中川大志)と茶々(竹内結子)が苦境に立たされていることを知った信繁に、きり(長澤まさみ)は…。大きな決断を迫られた信繁は、息子の大助(浦上晟周)を呼び、くじを引けと迫る。(YAH0O!テレビより)
.

風邪を引いてしまい、セリフが書き取れるようになるまで体力が回復するのを待とうかと思ったのですけれども、そうするとずるずると書かないままで終わってしまいそうなので(汗)、感想メインでメモっておくことにします。

引用したセリフは全て概略です。
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信繁を説得しに明石と共に訪れたのは、落ちぶれた風情の片桐且元でした。
驚く信繁に、今の豊臣と徳川のこと、そして自分が大坂を追われた経緯を語ります。

様々な説のある、方広寺事件と片桐且元の出奔の理由を、家康の仕掛けた巧妙な罠として描いていました。

鐘が出来上がってから難癖をつけたり、一ヶ月も逗留している且元と一度も会わなかったのに、大蔵卿に対してはすぐに面会、下へも置かぬもてなしをする。豊臣家の人間関係、各々の個性を把握した上でのトラップは、大上段、切り口上で追い詰めてくるより、リアルで、本当にこんな感じだったのかもしれない、と思わされました。

ターゲットは且元。
関ヶ原の戦い時、長いものに巻かれる、典型的な官僚だと思っていた且元に、豊臣家の名を出すことを頑強に拒まれたことが、家康には引っ掛かっていたのかもしれません。
豊臣家及び秀頼を滅ぼすためには、且元のような忠臣を秀頼の側に置いておくわけにはいかない。

そういう策であることを薄々気づいていながら、どんどん追い詰められ、ついに術中にはまってしまった且元。

大分前から関係が悪化していたらしい大蔵卿にカッとなった瞬間に、本多正純から方広寺の一件を許す条件として、三か条を突きつけられたと、嘘をついてしまいます。

秀頼が大阪城を立ち退き、伊勢、もしくは大和へと移ること。
淀君こと、御上様を人質として関東へ送ること。
秀頼公は諸大名と同じく参勤交代をすること。

豊臣の完全降伏です。
徳川の力、真意を知っている且元にとっては、豊臣を救うには、もうこれしかないと、密かに暖めてきたのでしょう。

しかし、嘘は、まずい・・・案の定、正純はこのような条件を出していないことがばれて、事態は悪化します。
裏切った、と思われても仕方がないです。
責める大蔵卿親子。あまりに屈辱的な内容に、秀頼の目にも不信が漂っています。
ずっと育ててくれた人なのに、いや、だからこそなのか・・・が、淀君は、且元が裏切っていないことを信じました。
なぜなら、策を立てる度胸も智恵もないから。

全ての職を解かれた且元、その上、裏切り者として命を狙われるようになり、「わしがいることで豊臣家の足並みが揃わなくなるようならば。」、と大阪城を去ることにするのでした。

遥かにそびえる天守閣、そして三成が大坂城を追われた時に献上した桃の木に目をやる且元。

ところが、彼が大坂城を出たことが、更なる火種となってしまっいました。
徳川は、取り次ぎ役が追放されたことで、手切れ、つまり、且元の解雇を宣戦布告とみなしたのです。

話を聞いた信繁、家康は全部見越していたのだろう、と。
且元は、知らず知らずのうちに、家康の予定通り、いやそれ以上の働きをしてしまったのです。

豊臣、徳川はもはや一発触発の状態、大阪城は主や家を失った浪人たちを集めている、と且元。
ぜひ信繁に帰ってきて欲しいと懇願しますが、断わる信繁。

「力にはなれん。わけは三つ。
大軍を率いて戦ったことがない。それに私は囚われの身で、そして、私は戦さがそれほど好きではないのです。」

「曲げて、頼む!」

「死んだものと思ってくれ。」

決して勇将でも智将でもなかったけれども、忠義だけは人一倍だった且元。
秀頼の下から、秀吉、そして三成が後を託した人物が次々と去って行く。
.

家族が寝静まった後、縁側で一人思い惑う信繁。
そこへ、夕飯時に明石が来たのと見て、何となく事情を察したきりが来ます。

「まもなく戦さが始まる。徳川が大坂城に攻めかかる、大いくさだ。
戦さに加勢して欲しいと頼まれた。」

「いつかこんな火がくるような気がしていた。行くの?」

「断った。行きたいと思った・・・だが、今の私にはもっと大事なものがある。」

「お行きなさいと。」

「驚いたな。止めるかと思った。」

「どうして。」

「向こうには淀の方様がいる。前に言っていたな、あの方は人を不幸にすると。」

「でも、あなたは行きたいと思っている。だったら行くしかないでしょ。
あなたに来て欲しいと思っている人がいるんでは。
助けを求めている人たちがいるんでしょ。だったら。」

「私に何ができるというんだ。」

「そんなの、やってみないとわからない。」

「大軍を率いて敵と戦ったことなどない。」

「真田昌幸。徳川と二度戦って、二度勝った男。
あなたにはその血が流れている。」

「誰も私にはついてこない。」

「真田左衛門佐は安房守の息子。
戦さ上手に決まっている。あの人に従っておけば間違いない。」

誰も、ほとんど戦さに出たことがない、なんて思わない。後ははったり。

「ここで一生終えたいの?
それでいいの?
あなたは何のために生まれてきたの?」

「私は幸せなのだ、ここでの暮らしが。」

「あなたの幸せなんて聞いてない。
そんなの関わりない。
大事なのは、誰かがあなたを求めているということ。

今まで何をしてきたの?
小県にいるころは父上に振り回されて、大坂に来てからは太閤殿下に振り回されて。」

「振り回されていたわけではない。
それなりに色々と考え、力を尽くしてきた。」

「何を残したの?
真田源次郎がこの世に生きたという証しを、何かひとつでも残しできた?

聚楽第の落書きのとが人、とうとう見つからなかったよね。
沼田を巡って談判はしたけど、最後は北条に取られちゃった。
氏政様を説き伏せに小田原城に忍び込んだみたいだけど、氏政様がお城を明け渡したのは、あなたの力ではないですから。
後から会いに行った、なんとか官兵衛様のお手柄ですから。

何もないじゃない。
何の役にも立ってない。
誰のためにも立って・・・」

「うるさい!」

「私が大好きだった源次郎様は何処へいったの?

がむしゃらで、向こう見ずで、やんちゃで、賢くて、明るくて、度胸があって、きらきらしていた、真田の次男坊は何処へいったのよ!

私が胸を焦がして大坂までついていった、あの時の源次郎様は!」

「鬱陶しいんだよ!お前は!」

「わかっているわ、そんなことは。」

「何か、良いことを言ったような気になっていたら、大間違いだからな。
思い上がるな。

お前の言ったことくらいはな、とっくに自分で問いかけておるわ。」

「・・・もう言わない、二度と。」

「きり、だが、自分で問いかけるよりも、お前に言ってもらう方が、よほど心に沁みた。

礼を言う。」

はじめてきりにちゃんと礼を述べた信繁。
.

大坂に行くこと、父からもらった「幸」の字をもらうことを決心した信繁。
思い浮かんだ文字を書いた紙を、大助に切り取らせて壷に入れ、大助に引かせます。

大事なことをくじ引きで決めるのは、父を倣って。

大助が引き当てた字は「村」。
.

歴史と言うのは、多くの人々によって紡がれるものである、ということを、且元の失脚、信繁の決意を通じて、改めて感じさせてくれた回。

後半の信繁ときりちゃんのセリフだけは、頑張って拾いました。
このセリフが、信繁の決意までの気持ちの揺れの全てであり、この回のために、今までのきりちゃんがあった。振り回される信繁をずっと見ていた、もう一人の信繁でもありました。

そして、視聴者から、信繁って主人公だけれども、傍観者でしかないよね、という突っ込みがあることを想定しての、お見事な伏線回収でした。なんとか官兵衛もね(笑

この時期になると、どんな作品であっても、始まった頃の、皆が若々しく、初々しかった頃を思わず思い出し、ああ、遠くまで来てしまったんだなぁ、と感慨にふけるのが大河の醍醐味であることを、よくよくわかってらっしゃる。
だからこその効果的な回想シーンでした。元気な秀吉、三成の涙、はしゃぐ薫、ばば様も登場・・・(涙

話は大詰めに入ったけれども、しかし、きりちゃんの言ったとおり。
今までまだ何も残していない信繁が、後世に伝えられる人間となるのは、これから。
普通の大河だと、主人公はすでに功成り名遂げ、後は人生の落日に向かっていくわけですが、信繁はこれからなのです。

壮烈な死に向かって突き進んでいくギアチャンジを、悲や暗で描くのではなく、信繁がはじめて自身の人生を歩み始めた、という明るさを含んで描いていて、それは恐らく、大坂城に最後の戦場を求めて集まってきた、戦国武士たちもそうなのだろう、と思わせてくれました。
出浦も元気ならば、真っ先に駆けつけただろうなぁ。

でも皆一匹狼。一癖も二癖もありそうです。
一方では大蔵卿、大野親子、そして淀君が控えているわけで、これは苦労しそうです。政治センスも皆無だからなあ・・・(溜息

思わず手紙を取り落とした信之。病のようですが、どうなるのでしょう。
信繁の決意を春がどう受け止めるかも心配です。
そして信繁ときりちゃんは・・・もう、男女を越えてますな。人生を併走した同士。
きりちゃんはほとんどオリジナルなキャラだから、最期も予想がつきません。

豊臣を思う気持ちは誰にも劣らないのに、大局を見渡せない、勝負師にもなれない、小心者の且元が、どんどん自らを窮地に追い込んでいく姿は、人事とは思えませんでした。
いつも大事な時に外してしまう人でした・・・これだけ且元を描いた作品って、見たことがありませんでした。
且元がコバさんだったことに、深く納得。

いよいよ最終クールになってしまいました。
信繁改め幸村がどう、攻め、守るか。
楽しみでもあり、寂しくもあり・・・

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