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2016年8月23日 (火)

真田丸 第33話「動乱」

公式サイト

秀吉の遺言をことごとく無視し、自らの影響力を強めていく家康(内野聖陽)。三成(山本耕史)は家康を討つため伏見城下の徳川屋敷を急襲することを決意するが、暗殺計画は本多正信(近藤正臣)に漏れてしまう。正信は諸大名に危機を訴え屋敷の守備に駆けつけるよう呼びかけ、徳川につくかどうかを試す。一気に形勢不利となった三成を救うため、信繁(堺雅人)は、昌幸(草刈正雄)のもとを訪ね、思いもよらぬ提案を行う。(YAH0O!テレビより)
.

引用したセリフは全て概略です。
.

おとな衆って、老衆と書くのですね(汗

三成は、ついに徳川屋敷を急襲し、家康の首を取ることを決意しました。

「今、ここで家康を討ち取ってよいのか、それが豊臣のためになるのか、私には皆目わかたぬ。霧の中だ。」

こんなに迷っている源次郎様を見るのは初めて、と三十郎。

「かつては真田のためにと、それだけを考えればよかった。今は違う。
だが、やると決まったならば、討ちもらすわけにはいかぬ。」

さっと奇襲策を提示する信繁。

直後、信繁は治部少丸で、江雪斎と再会します。転々としたあと、今は金吾中納言に仕えているとか。しっかり生きてられました。
ただ、三成サイドから見るといやな予感しかしないと思ったら、案の定、本多正信のスパイでした。加えて金吾中納言・・・小早川秀秋に仕えているというのが一番の不安要素です。結果はわかっていてもです・・・
江雪斎、北条氏政に対する献身を思うと、決して利で動く人ではないと思う。人間関係はなんて難しんでしょう・・・

正信から三成が今宵挙兵する、との情報を聞いて「江戸に帰る」と家康。

「ここで逃げては徳川末代までの恥」
「まだ死にとうないわ」
「こういうのは如何でございましょうな。
石田冶部は密かに事をなしたかったようですが、これを大事にしてしまう。この屋敷を守るように伏見在住の諸大名たちに呼びかけます。
豊臣恩顧の大名たちがどれほど使えるか、見極める折かと。」

「面白い。」

弱気な表情から一転、悪い顔になる家康です。

徳川屋敷に鎧武者が集まっているのを見て、計画が漏れたことを知る三成たち。
宇喜多は、夜を待たず、すぐに繰り出そうと言いますが、信繁は止めます。

「ここはいったん諦めるべきかと存じます。下手をすれば伏見が戦さ場になりかねません。
引きましょう。事前にもれてしまっては、もはや奇襲とはなりません。」

「ここで引いてしまっては、徳川がよりいっそう勢いを増すだけだ。」三成。

「しかし、」

「大義名分がこちらにあることを知らしめる。これから大坂に向かい、秀頼公より徳川征伐のお許しを頂いてまいります。」

うーん、見切り発車ですやん・・・それに信繁の言うことは全く正しいのに。聞かずに突っ走る三成。

「徳川以外の老衆が皆、こちらに付くのが肝要。」

金吾に毛利を、信繁に上杉を説得するよう言い置いて大坂に向かいました。

こうなったら石田様についていくだけ、という信繁。しかし金吾は、毛利を説き伏せるのは気が重い、と意気消沈。親戚ったって、名門小早川家にとっては、自分は迷惑な養子であることを重々わかっているみたいです(涙
.

上杉屋敷。

「これ以上、お屋形様を巻き込むのは勘弁してもらいたい。
おぬしが頼めば、必ずあのお方はできぬ約束をされる。
わしはもう、お屋形様の苦しむお姿を見とうはない。」

加勢を頼みに来た信繁を断る兼続。彼ら二人の会話を外で聞いている景勝。

「徳川内府を抑えられるのは上杉様をおいては他にはございませぬ。」

「その徳川を敵にまわしとうないのだ。」

「徳川は240万石。上杉様と毛利様、宇喜多様を足せば287万石。十分互角でございます。
どうかお力をお貸しいただきとうございます。」

「これ以上時間の無駄である。」

「残念でございます。」

信繁は断られるのを予想していたと思います。さらっと引き下がる。

「すまぬ、源次郎。」

一人佇む景勝。
.

真田家にも徳川から、屋敷を守る旨の文が届いていました。
今更徳川のために戦えるか、と昌幸。
父上はそれでよろしいかと、と信幸。でも自分は行かないわけにはいかない。

「お前はどうするのだ。」信幸。
「冶部少丸に戻る。」
「敵味方に別れて戦うのだけは、かんべんしてくれ。」
「戦さにならぬことを祈るのみです。」

そこへきりが信繁を呼びにきました。北政所が呼んでいるとのこと。

「殿下の死が公になってから、まだひと月もたたぬと言うのに、なんですか、この騒ぎは。」

北政所、怒っています。脇に控える金吾に、毛利の説得は、と尋ねる信繁。おどおどと、まだ言っておらぬと、答える金吾。このことも北政所の逆鱗に触れてしまいました。

この子をごたごたに巻き込むのは止めてちょうでぃあ!
あんまり難しいことを考えるのは得意ではないんだで。」

わが子を守ろうとする母の怒り。今までで一番の叫びでした。

さらに、「あの子たちも随分悩んでおったわ。」と、加藤清正と福島正則が相談に来た時のことを話します。

「佐吉に味方するか、徳川につくか、どちらが豊臣のためになるのか、さっぱりわからん」と悩む清正たちにばしっと言い聞かせる北政所。

きまっとるがね。徳川様をお守りするんよ。
佐吉はいくら内府様が憎いとは言え、伏見で戦さなどあってはならぬことだわ。
戦さのない世の中をお作りになったのは殿下です。
殿下の命に逆らうものに味方などしてはいかん。」


これで清正も正則も徳川につきました。

佐吉ももう少し賢いと思っておったんだがねぇ。買いかぶりやったかねぇ。」

「石田様の豊臣家を思うお気持ちは誰よりもお強うございます。」

「とにかく、此度のこと、私は決して認めません。佐吉に言って、すぐに止めさせなさい。」

信繁のフォローも剣もほろろ。
三成・・・清正たちみたいにうまく北政所に甘えられなかった年少期が目に浮かびますよ(涙

それに北政所の言葉は正しい。庶民にとって、豊臣だろうが徳川だろうが関係ない。戦さの世こそが一番大事なのです。それを自ら壊すとは・・・

北政所の怒りを目のあたりにして、三成に味方するものはほとんどいないだろうことは確実、きっと一人になるだろう三成、これは負け戦・・・いや、だからこそほっておけない・・・迷う信繁。

自分は三成の気持ちに同化しすぎて、周りが見えなくなっているのかもしれない。きりの意見を聞きます。
おまえは煩わしいことも多いが、って正直すぎる(笑
「偏りなくものを見ている」ってきりを認めはじめているようです。

「石田様、しまったと思ってらっしゃるのでは。」
「そう思うか。」
「男の人って、妙に誇り高いところがあるから、止めたくても止められないんですよ。
特に自分から言い出したことだから。そんな気がしますね、私は。」

党利党略、政治なんか関係ない。一人の人間として三成を見ているきりちゃん。
信繁も思わず納得、戦いを避ける方向に動くことを決心するのです。
.

大坂では三成が、千成瓢箪を旗に使うことを願い出るも、旗になどしたら、もし、万が一こちらが敗れた時、徳川に豊臣が負けたことになる、と大蔵卿局に拒まれます。
最もな言い分です。そして前田利家に却下され、万事休す。
徳川を倒すための根回しもなく、気も熟していないのです。三成の私闘に見えても仕方がありません。
三成も、もう気がついているはずなのだけれどもなぁ・・・「振り上げた拳」なのね・・・

次々と大名が集まる徳川屋敷。
正信親子は、先だって家康の命を狙ったのも三成の手の者だと、本当は何の確証もない噂を吹聴しておりました。汚い手を使って、と激昂する大名たち。
当たらずとも遠からずであることを知っている信幸は、複雑な表情。
「石田冶部は何としてもわが殿を亡き者にしたいようですな」との正信の言葉に、成敗してくれる、と気炎をあがる人々の中で、徳利を割る清正。
そのままの勢いで治部少丸に押しかけ、大坂から帰ってきた三成に面会します。

皆と同じく詰りにきたのか・・・いや、説得にきたのでした。

「悪いことは言わぬ。兵を引け。」

「それは出来ぬ。お前こそ、なぜ徳川についた。」

「徳川内府は太閤殿下に後を託されたんだ。無闇に殺すわけにはいかぬ。」

「なぜ、徳川の魂胆がわからぬのだ。」

「お前が内府を憎んでいることは、よーくわかった。
だがな、力ずくで相手を倒そうなどと、お前らしくなかろう。どちらかと言えば、わしだ。」

「やらねばならぬ時はやるのだ。」

「お前はそういう男ではない。」

「私はそういう男だ。」

意地を張り続ける三成にぐいっと近づく清正。

「わしにはわかる。
よっぽどなんだろう?よっぽどなんだよな。」

「何を言っておるのだ。」

「振り上げた拳、どうしたらよいのか困っておるのだ。
だったら、わしと相撲をしようじゃないか。」

「徳川屋敷へ帰れ!」

「まことの戦さになったら、わしはお前を殺すぞ!」

「望むところだ!」

ガキの喧嘩です・・・。「どちらかと言えば、わしだ」には、思わず笑ってしましました。でも、本人たちは命がけ。
「よっぽどなんだよな」には思わず涙。
詳しい事情はわからないけれども、三成がこれだけ激昂するには、徳川方からよっぽどの何かをされたに違いない。清正にはわかっている。
でも、言わない三成。
相撲、とってあげようよ・・・(涙
.

自分は大坂を説得できなかったのに、信繁たちが上杉、毛利を説得すのを失敗したのを忌々しそうに聞く三成、先日、ただ一人三成屋敷を訪れた細川忠興を説得に出かけます。

「前から感じておったのが、どうにもいらっとさせる男だ。」

宇喜多の三成評に頷く金吾です・・・今回、金吾の表情がワンシーンに必ずワンカットは入っており、それぞれが微妙に違う表情だったことに、彼の揺れる気持ちを感じました。
.

手土産に干し柿を持参しての三成。いつものとおり、世間話などという無駄を一切省いて、加勢を頼みます。
干し柿を手にする忠興。
身内と言うだけで出世した加藤清正や福島正則は大の苦手。だから徳川にはつきたくなかった。

しかし、三成はもっと嫌い。

干し柿で釣ろうなどと、安くみるにもほどがある・・・まあ、理由はそれだけではないでしょう。

「おぬしには怒りを覚える!帰るがよい!
これより内府に味方する!」

悔し涙する三成(つД`;)

話のつなぎのアイテムとして干し柿を持ってきたなら、そういう風に使おうよ、三成さん・・・
.

真田屋敷。

すべては父上の出方にかかっておりまする、と信繁。

「何卒兵をお貸しください。」

「わしが石田冶部に加勢して何になるか?」

「石田様にではなく、徳川様におつきいただきたいのです。
父上が徳川につけば、石田様もあきらめがつきます。」

「そういうことか。」

「石田様をお救いいただきたいのです。」

全てを飲み込んだ昌幸。

「わしゃ、徳川に行くぞ。」

「ありがとうございます。」
.

戦支度も物々しい刑部屋敷。そこへ三成が訪れます。これはついに刑部が病を押して自分に加勢してくれるのか・・・

「冶部殿、泣いておるのか。」

「お体案じ、敢て今まで声をかけませんでした。
だが、持つべきものは、やはり友。今こそ大谷刑部のお力がなくてはならんのです。
体がきつければ、輿をよこさせましょう。」

「冶部どの。勘違いするな。私がこれより参るは、徳川屋敷。

 

内府殿から書状が届いた。泰平の世に逆らう不埒者が、徳川屋敷の襲撃を画策しているという。ぜひとも警護に加わって欲しいそうだ。」

「気でも触れたか!」

「おぬしは間違っておる。徳川内府が要となって秀頼様をお守りしていく。それ以外に豊臣を守る道はない!」

ずいと近づく三成。

「ここだけの話にして欲しい。

 

太閤殿下は、亡くなる直前に私の耳元で言われたのだ。
家康を殺せと。」

「死を前にした老人の世迷言に振り回されるな!」

「今の言葉、例え刑部殿とは言え、許さぬ!!」

「徳川内府を殺して、その後はどうする。
おぬしが、自分が政の要となるつもりか。」

「他におらぬならば。」

「おぬしに人がついてくるのか。」

「やってみねば、わからぬ。」

「ならば、今宵、どれだけの大名がおぬしに従った。徳川屋敷はでに大名たちで溢れておる。」

三成の肩をがっつりと掴む刑部。

「まだ間に合う。今、兵を引けば、咎められることはない。」

「もはや手遅れじゃ。」

「おぬしを咎めるものがおれば、わしが抑える。」

刑部の手を振り払う三成。

「これまででござるな。」
.

徳川屋敷に来た刑部を、天下の侍に来てもらって嬉しいと、出迎える、家康と正信。

わが主のために、君側の奸、石田冶部少を懲らしめてくださりませ。」正信。

「誤解なきよう、申し上げる。それがし、内府殿のために参ったのではござらぬ。
太閤殿下の築かれた、泰平の世を乱す者を正すのが、我がつとめ。
大谷刑部は、秀頼公の家臣ござる。」

大向こうが聞こえてきそうです。

「お言葉を抑えられくださりませ、大谷様。」

つかさず、正信、完璧な悪役。気持ちよいです。

まあ、よいではないか、さすが豊臣家随一の忠臣、言葉の重みが違う、と家康。全くのおべんちゃらだけではないのよね、この人の場合。三成が勝てるわけがないわ・・・

その時昌幸参上。

「徳川内府のお命、身命を賭してお守りいたす。」

刑部とも目と目と合わせ、黙って頷きあう昌幸。
信幸、いったんは驚きますが、すばやく父とアイコンタクト。さっと父の側に移り、何事もなかったかのように父をアシスト。
家康と正信は意外そうな面持ちの中にも警戒心を漂わせています。

早々に徳川屋敷の絵図面を開いて作戦を説きだす昌幸。え、昌幸が軍師?という流れに異を唱えたのは清正。

「何故、安房守殿が仕切っておいでだ。」

「ご意見あれば、名乗ってからにしていただきたい。」

さすが。機先を制するのが絶妙です、この親父。

「加藤肥後守清正。」

「はい、加藤殿。」

「某は肥後20万石の大名である。何故信濃の小国を治める真田殿に従わねばならんのか。」

うわ~。この清正の物言いには反発を覚えた大名も少ないでしょう。小国であろうと、真田は秀吉が引き上げた出来星大名とは違うのです。三成と同じく、不器用な人です。

「ここは安房守にまかせようではないか。上田の戦いに徳川の大群を打ち負かした男じゃ。」(このセリフ、細部が曖昧です;;)

刑部がナイス・アシストしてくれました。家康、正信は当然微妙な表情(汗

「わしは安房守で依存なし。伊達越前守政宗!」

細川忠興も同調します。勢いは完全に昌幸へ。
清正に問う昌幸。

「いかがかな?」

「お願いいたす。」

清正、ものすごくあっさりと受け入れました。
皆が感じた違和感を払拭するためにわざと異議を唱えたのか・・・いや、天然な清正にはそれだけの策は思いつかないだろうなあ。でも、こういうところ、細川のような同僚には受けずとも、部下には慕われたのだろうと、あれこれ推測。

「石田冶部は徳川内府殿を逆恨みし、秀頼公を意のままに操り、政を独り占めしようと図る大悪党。
これより、これを迎え撃ち、隙あらば返り討ちにいたす!」

昌幸の勇ましい言葉に奮い立つ人々。本心じゃないのになあ。正信はずっと懐疑的な目つきをしております。
ともかく、会議のリーダー権を完全に握った昌幸。信幸もさすが慣れたもの、アドリブでいい仕事をしていました。阿吽の呼吸です。
皆の物々しい名乗りが響き渡るのが、何だか可笑しかったです。
.

圧倒的に不利な三成。それでも「我らだけで戦う」。
信繁、まだ止めない。
.

上杉屋敷にでにて、上杉主従。

「徳川屋敷はどうなっておる。」

「すっかり守りを固めたようでございます。」

「石田冶部はどう出る。」

「ああ見えて、目先の利で動くような男ではありません。」

「義のためなら、命も捨てるか。」

「それが出来る男です。」

兼続、三成に対する評価にブレがありません(涙

「・・・では、わしはどんな男じゃ。」
.

冶部少丸で、そろそろ、と遠くを見やる信繁。
徳川屋敷では、頷き合う昌幸、信幸。

出陣直前の三成に、大谷と真田の旗が揚がった旨、報せが入りました。

刑部は知っていたが、真田まで・・・

「石田様、ここまででございます!今ならまだ、収まりがつきます。」

ついに止める信繁。三成には、自分が間違った時は遠慮なく教えてくれ、と言われた。今がその時。
三成もこの言葉は覚えているはず。思ってもない言葉を喋れる人ではないのだから。

見詰め合う二人。

「もう、遅い。
たとい出陣せずとも、私は秀頼公の許しを得ずに徳川攻めを企て、世を騒がせた。
私は惣無事令に反したのだ。徳川内府がそこをついてこぬはずがない。どうせ腹を切るだろう。
今から徳川屋敷に乗り込み、討ち死にするのみ!」


例え家康の罠に落ちたとしても、自分に非があることは全部わかっているのに・・・

「諦めてはならん!まだ手はあるはずじゃ!」宇喜多。

「宇喜多様はどうかお引き取りを。これはあくまで石田冶部一人が引き起こしたことでござる。
宇喜多様は老衆として、この先も徳川内府の身勝手を諌める役がございます。生きていただかねばなりませぬ!」

三成の前に立ちはだかる信繁。

「どけ!」

「どきませぬ!

 

石田様は常に天下の安寧をために働いてこられました。
時には太閤殿下にさえ、逆らった、命がけで天下万民に尽くした姿を私は見てきました!
あなたしかなし得ないこと、己の欲で動く徳川内府には思いもつかぬことでございます!

 

死んではなりませぬ!」

「源次郎の申す通りじゃ。」

いつの間にか景勝が兼続とともに訪れていました。

「お屋形さま・・・」

驚く信繁。

「石田冶部。ここまでにしておけ。」

「そうはまいりませぬ。」

「今日のところは諦めるのだ。」

「今日がなければ、明日はありませぬ。」

「徳川内府はわしが倒す。」

「お屋形様!」

信繁、吃驚し、兼続の表情を見ようとします。が。

「お屋形様は本気になられた。」

おおっ。

「殿下の御前で、われは誓った。その誓いを破るものは義を知らぬ者。義をないがしろにする者。
わしは断じて許すわけにはいかぬ。
大いくさじゃ、われらで。徳川に大いくさを仕掛けるのだ。
義はこちらにある。その時は必ず、来る。
今は命を繋ぎ、時を待つのだ。」

そして、泣きそうな顔で立ちすくむ三成を、しっかりと抱きしめるのでした。
.

三成が攻め込んでこなかったことに拍子抜けというより、安堵した家康。
「わしは決めたぞ。石田冶部のおかげじゃ。」
この一件で、豊臣恩顧の大名が自分の一声で集まること、負け戦に怯える可能性がないことを確信し、ついに天下取りを口にしました。
すべては家康をその気にさせる正信の策だったのですが、その策に乗ってみる気になったのです。

目標が定まり、晴れ晴れとした主従の前を、真田昌幸が悠々と帰っていく。
正信の表情がまた陰るのでした・・・
.

今回も長くなってしまった(大汗
次回こそ、もっとセリフやシーンをチョイスしなければ・・・でも、今回もどのエピも濃くって、過去のエピと巧みに紡がれていて・・・これだけ書いても、また新たに感想が湧いてきてしまって。

追い詰められていく三成の悲劇一色ではなく、昌幸、信幸たちから醸し出される可笑しみが渾然となっていていた回でした。

今更ですが、「あれ、この人、こんなんだったけ?」というブレや断絶が全くありません。
あのエピがあったからこそ、というシーンばかりでした。
ゲスト的なキャストの皆さんの存在感も素晴らしいです。
何となく影の薄かった細川忠興に、あんなに罵倒されるなんて。

三成をここまで追い詰めたのは、直接的には「君側の奸」の会議。
景勝がいつもの通り、できもしない約束をしたことで、かえって三成が家康の罠にはまるのを助けた形となった、あの会議でした。
それでも国を守るためには、兼続の言う通り、徳川を敵にはできないのです。
でも、ついに、ついに決意した上杉景勝。兼続が、本気になられた、というだから、もう間違いありません。
この決意が裏目にでることはわかっていても、三成が救われるシーンとなっていて、思わず涙しました。

清正、理由はわからずとも、三成がここまでするには相当なことがあったのだと、察してくれました。
でも、秀吉の遺言は刑部には言えても、清正には言えない。
きっと暴走して、破滅するだろうから。自分でさえこんなに振り回されているのに。

「老人の世迷言」さすがは刑部。しかし秀吉を貶める言葉に反発する三成・・・本当に呪いの遺言です。
清正まで呪いに巻き込むわけにはいかない、それが三成のせめてもの優しさだったのかも。しかし、二人の対立はついに決定的になってしまいました。

三成。遺言さえなければ、家康を憎々しく思っても、豊臣家存続のために頑張ったかもしれないのに。

歴史に「if」はないんですが、改めてあれこれ考えてしまいした。

真田家の連携プレーがお見事でした。
ここしばらくしょんぼりしていた昌幸が、久々に曲者感たっぷりな大物に蘇ったのも嬉しかったです。

気になったのは、伏見の騒ぎを何も知らされない淀君。
大坂の陣の時もこんな感じなのかなぁ。それとも対比となるのでしょうか。

三成が振り上げた拳を下げるまで。きりちゃんの言う通りでした。
身から出た錆とも言えます。
それでも、不憫で不憫で・・・(涙

信繁目線ではまた違う感想が書けそうなのですが、あまりにも長いので終わります。

関ヶ原の終息まで、後3話くらいなのでしょうか・・・

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