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2016年6月

2016年6月30日 (木)

仮面ライダーゴースト #37「修得!それぞれの道!」

公式サイト

オーディションに合格したアカリ(大沢ひかる)は、ホナミ(奥仲麻琴)の指導を受けダンスの特訓を。アラン(磯村勇斗)も精神世界で猿、豚、河童の技を会得しようと歯を食いしばる。しかし、自らのコピーと戦うマコト(山本涼介)は…。
タケル(西銘駿)はホナミを立ち直らせるため、ハーピーフォーのメンバーに再び一緒に頑張るよう声をかけるのだが…。一方、眼魔(ガンマ)世界ではアデル(真山明大)がある恐ろしい決断を迫られていた。その決断とは!?(公式サイトより)

ハーピーフォーたちが、ホナミに対して、とても幼馴染とは思えぬ心の悪口を言った原因は、ゆるくあっさり解決しました。
心の声が聞こえなくなったからといって、いったん不信感を抱いてしまったホナミの気持ちは癒されたのでしょうか。
アカリの頑張りがを見せるためのストーリーとは言え、ホナミと仲間たちがしっかりと和解するエピが欲しかったです。
そもそも、デミア、ちらっと出てきたくらいで、よくわかりません。
もう商品化されているんですよね?(←あやふやです;;)
副作用があったことは公にしたのでしょうか。人の声が聞こえるって、結構重大な欠陥です。ホナミが特殊な体質であってもですね、ちゃちゃっと直してはいOK、ってまずいんじゃないですかね。いや、ビルズは眼魔の手先だから、これでいいのか。
むしろそれをあっさり受け入れちゃうライダーサイドって・・・ストーリーに入り込めないためか、重箱の隅ばかり突いてしまってます(滝汗

アラン、何を習得したのかよくわかりませんでしたが、サル、ブタ、カッパ(?)に囲まれてたこ焼きを食べている姿が可愛かったので、OKです~(^^;;
あ、三蔵法師の弟子たち三匹を使えるようになったことが、パワーアップってことなのでしょうか。今後も登場してくれるのかな?
コピーマコトは、マコトの本当の肉体ではありませんでした。
でもって、また倒れちゃった。このシーン、何度も見た気がします。ほんと、眠れる美女というか・・・お姫様キャラです(汗
前回、どうしているんだろう、と書いたジャベルが再登場しました。もう生身だから、着っぱなしの制服が匂いそう・・・ってドラマ内の時間はそんなに経っていないんですね(汗笑
このまま一匹狼のまま果てるのか、ライダーサイドに加わるのか、それともアデルの下に帰るのでしょうか。

あ、今回もタケルのこと、書いてない(大汗

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2016年6月29日 (水)

動物戦隊ジュウオウジャー 第19話「信じるのは誰」

公式サイト

大和との戦いの中、突然苦しみ出したザワールドは人間の姿に。そのつらそうな表情を見た大和は、ザワールドを助けたいと考える。そんな中、デスガリアンのプレイヤー、ボウリンゲンが出現。人々をボウリングのピンにみたて、ボウリングを始める。ジュウオウジャーが駆けつけると、ザワールドも出現する!ザワールド誕生の秘密が明らかに!?(YAHOO!TV より)

一言感想です。

ザワールドのジニスによる洗脳が、レッドさんの一途な気持ちと、レッドさんを信じる仲間たちの活躍で解けるまで。
なぜジニスがザワールドを選んだのか、あれやこれやと経緯が知りたいのですが、彼のキャラ紹介を含めて、それは次回以降。
ラスト、ジニスがえらくあっさりと諦めたのが気になります。
まあ、次回、アザルドたちが取り返しに来るようですが、本当に洗脳は解けたのでしょうか。
今後、ザワールドを、いざという時にそれこそエクストラプレイヤーとして使うつもりなのか、注目です。

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2016年6月28日 (火)

真田丸 第25話「別離」

公式サイト

北条の滅亡によって秀吉(小日向文世)の天下統一が完成。しかし、その矢先、秀吉の愛児鶴松が重い病を患う。日に日に悪化する病状。信繁(堺雅人)や三成(山本耕史)は、千利休(桂文枝)のことが頭から離れない。利休は武器商人として北条ともつながり暗躍していたが、それを信繁たちが突き止めると秀吉によって切腹に追い込まれたのだ。利休の呪いを恐れる人々。家康(内野聖陽)は秀吉が嫡男を失った後の天下の行方を思い描く(YAH0O!テレビより)

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引用したセリフは全て概略です。
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淀城にての天正十九年八月五日の前夜から、明けるまでの一日に利休の死や昌幸、家康の思惑を描いていて、三谷さんらしい濃密なドラマになっていました。
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病床の鶴松を巡って様々な思惑が飛び交う淀城。秀吉に取り入ろうと見舞いの者たちが詰め掛けています。
鶴松が重篤であることは、ごく一部のもの以外、極秘にされていました。

「今夜が山だ。」三成

鶴松の病は利休の祟りでは、という噂がある、と刑部。

画面は、三成の回想として、利休が切腹をするシーンへ。
さらに時は遡り、利休に、信繁が小田原城内でみつけた、利休の刻印のついた鉛を見せて問いただす、三成、刑部、信繁の三人。
しかし、殿下からの信頼に自信のある利休、殿下がその話を信じるか、と認めようとはしません。
確かに、お気に入りの利休を訴えれば、かえってこちらの身が危ない・・・三人は秀長に訴えます。
これが最後のご奉公になりそうだ、と、秀長は秀吉を説得することを了解してくれました。

「あの者は茶人と同時に堺のあきんどなのです。」
「そんなことは承知しておる。」
「堺衆に利があるとみれば、北条と取り引きすることも厭わぬ。志を同じくする者と信じては、利休を見誤ります。
利休は力を持ちすぎました。」

「ひとまず、預からせてくれ。」
去ろうとする秀吉に・。
兄上は!あと何年生きられるおつもりですか!
もちろん、兄上がいなくなっても私がいれば、鶴松様をお守りして何とかやっていけるでしょう。
気がかりなのは、兄上も私もいなくなった時、誰が鶴松様をお支えしていくか。」

「ああ。」
「力のある大名たちが皆で、鶴松様をお守りしていく。これしかありません。
今後はくれぐれも、誰か一人に力が集まるようなことがあってはなりません。
鶴松様のため!豊臣家のため!」

自分が死んだ後・・・一番秀吉が気にしていることです。
でも、だからこそ、秀長以外なら聴く耳を持たなかったかもしれない。
死期が近づいてるからだけでなく、一番信頼してるからこそ、秀長の言葉を、いつもの作った表情ではなく、本当に普通の表情で、大人しくうなずきました。

この後、秀長は息を引き取りました。豊臣家とっては、大きな大きな痛手です。
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回想から戻って。

鶴松の葬儀の段取りを手早く決めていく刑部。

「その話は早くはないか。鶴松様はまだ・・・」

嫌な顔をする三成。

「明日の朝まで持たぬ。今のうちに手を打っておくべきだろう。」

事務方としては、刑部が正しい。が・・・複雑な表情の三成。再び回想します。

大徳寺の蔵で、等身大の利休の像を見つけた三成と刑部。刑部は何ごとか思いついたようで・・・

「追い落とせるなら、多少手荒なことをしてもかまわんな?」

うなずく三成。昌幸も同じようなことを言ってました。

「それを聞きたかった。」
「私とて、きれいごとだけでは生きてはいけぬことくらいは、知っておる。」
「いや、本当に手を汚すとはどういうことか、まだわかっておらぬ。」

シーン変わって、秀吉に申し立てる三成と刑部。

「利休は己が姿に似せた木像を作り、それを大徳寺の山門に飾らせました。」
「だから?」秀吉。
「木像があるのは、山門の真上でございます。つまり、殿下が山門をくぐる時、知らぬ間に利休の足の下を通っていたことになります。」
「全て利休が仕組んだこと。決して許してはなりませぬ。」刑部。

秀吉は、利休がそのような馬鹿なミスを犯すわけがないことはよく承知。しかし、三成の、利休を京から追放して堺の屋敷に蟄居させる、という提案を退けませんでした。

「良きようにせよ。」

蟄居を命じられた利休。鶴松への見舞金という名目で、目こぼしの賄賂を三成たちに渡そうとしましたが、金は受け取るが、それとこれは別、と言われ、さらに

「蟄居半月の後、切腹を申し付ける。」

そこまで秀吉は命じていない。
刑部の独断・・・三成も承知の上でしょう。先の像のでっち上げといい、驚く信繁。

「とういうことでしたら、引き取らせていただきます。世の中を動かすことに使うてこそ金や。無駄にしたらもったいない。」
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再び今に戻って、苦い顔で黙り込む三成に、利休は忘れろ、祟りなぞない、と刑部。
「もしあるならば、真っ先に祟られるのはこのわしだ。この通り、何ともない。」

切腹前、三千人の兵に周りを取り囲まれて蟄居する利休を見張る信繁。北条の件が信じられぬ、と問います。

「わては商人の町で生まれ、金が人の心を、そして国を動かすことを学びました。そして知ったんや。

戦さは儲かりまっせ。

しかし人の心を、命を金で操るのは業の深いことや。それゆえ、わては茶を立てる。
ここまで茶の道を極めることができたのも、それだけわての業が深-いゆえ。
どうぞ、利休の業が立てた茶を味おうてください。」

茶を飲み干す信繁。かつて作法がわからなくてうろたえていた姿はもうなく。

「お見事。」
「利休様、一つだけ教えてください。なにゆえあのような像を拵えたのですか?」

「あれで、足、すくわれましたな・・・一言で言えば。
さだめや。」

「さだめ?」

答えず、ただ力なく笑う利休。
結局像を拵えた理由は分からぬまま・・・
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淀城に昌幸夫婦がやってきました。
夫婦とは、珍しい。薫さんは道中、楽しんだでしょうか。

鶴松の本当の病状を聞きだそうとする昌幸。しかし、三成の命で、決して告げない信繁。
同行してきた出浦は信繁の立場を尊重してくれて・・・佐助に探らせます(^^;;

「ま、これくらいは許せ。」
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さて、沼田城。
今は城主となった信幸が、前の城主である大叔父、矢沢頼綱に手を焼いていました。勝手に堀を広げたりしているのです。
「今は城の守りを固めるより、その金と暇があるのなら、私は領民のために使いたい!」
と叱責するも、隠し扉がくるりんぱ(笑

いつものように大叔父の愚痴を言いながら夕餉をとる信幸ですが、そこにはおこうではなく、稲が相変わらずの仏頂面で座っています。
その仏頂面も可愛く見えてきた、とか、笑った顔が見たいとか、懸命に距離を縮めようとする信幸ですが、全く相手にされません。冷たい目で睨まれるだけ。

がっくりする信幸、侍女として働くおこうに甘えちゃいました~(^^;;
元々無理矢理引き裂かれた二人。おこうも嬉しそう。信幸の気持ちもわかりますし、時代が時代だし。ま、うまくやってくださいませ(汗笑

上田城では茂誠まつと茂誠がばば様を見舞っておりました。
予想通り、まつは茂誠を見た途端、記憶が全て戻ったそうで、ほんとにラブラブ夫婦です。
昌幸にも帰参が認められたようで、真田の一族として岩櫃城を任されることとなった茂誠。ばば様からも暖かいエールを送られます。

「例え住むところが違っても、心は常にひとつ、一家とはそういうものです。」

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再び淀城。

見舞い客の受付係を務めている信繁。

そこへ秀次が見舞いに訪れました。さすがに彼は奥まで入れるのね。
その後からきりちゃん。寧・・・北政所に頼まれて鶴松のお気に入りのでんでん太鼓を持ってきたのです。
受け取りに現れた北政所に、例の落書の一件を考えると心配だと、密かに訴える信繁。

「ここだけの話、鶴松様にもしものことがあったら、立ち会った医者たちにどんな禍が・・・」
「それは大丈夫じゃ。お捨が病がちになったのは、あんたが罪のない人たちを苦しめたからや、て、きつうゆうといたで。」

強いです、北政所。なにかあれば、と去っていきました。
なにかあれば、とは演技が悪い、と大蔵卿局が怒っています。
その大蔵卿局、利休の祟りをしきりに気にしています。なんでも茶々が気にいているとか。
祟りとは茶々らしくない。何故、と尋ねる信繁。

茶々は、近頃利休を父親のように慕っていた。
あの像は、茶々が、お茶を立てる時に側に置いておくために、利休に頼んで作らせたものだった。
しかし、利休が寸法を間違って注文したために、あのような大きなものになってしまった。
あれほど大きくては、茶室にも入らないでしょう。
「お気持ちだけ」と受け取りを断った茶々。利休も、捨てるのも不憫やし、どうしたもんか、と始末に困っていると、茶々。
利休が、大徳寺の山門の修理に多額の寄進をしたことを思い出し、あの寺に預かってもらえば良いのでは、と思いついたのです。
「お世話したのですから、きっと大事にしてくれましょう。」

大蔵卿局の話を聞いて、これでやっと繋がった、と信繁。
祟りでなければ良いのですが、と去っていく大蔵卿局。

「私、お茶々様が怖い。皆を不幸にする。」
「悪気はないんだ、あの方には。」

茶々を庇う信繁をぐっと睨むきりちゃん。

「だから、余計怖いの。」

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刑部と葬儀の段取りを進める三成の下へ、加藤清正と福島正則が訪れ、鶴松の様子を聞きます。

「わしらにもわからぬ。」
「すぐにどうこうというわけではなさそうだ。安心されよ。」刑部。

と、清正。

「佐吉、付き合え。」
「どこへ。」
「わしらにできることをするのだ。願掛けで水ごりをする。」
「断る。」
「誘ったのが間違いだった。」

去っていく清正たち。溜息をつく三成。
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信繁たちに豪華な差し入れを持って登城してきた家康。
まず、家来を慰撫する。家康らしいです。

「いったい秀吉はいくつ城を作るつもりなのじゃ。」

控えの間で正信と二人きりになった家康。

「淀城にちなんで、茶々様のことを、淀殿、と言われる方も。」

「淀殿・・・茶々様もいいにくいが、淀殿も舌を噛みそうだな。」

確かに(爆笑
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井戸端で水ごりをする清正、正則の下に三成がやってきて、もろ肌脱いで水ごりを始めました。
負けじといっそう励む、清正たち。

三成は、今後のことを決意するために来たのでしょうか。
鶴松が助かる可能性を信じたい、願いたい思いもあったのかもしれません。

三成、清正、正則・・・こんなスリーショットはもう二度と見れないかも(_ _)
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三成は宇喜多、小早川、秀次と彼の弟たち、沈痛な面持ちの豊臣一門を集めます。皆、今日が山場であることは知っている。

「殿下の悲しみは尋常ではございません。中納言秀次様(ここ、曖昧です;;)におかれましては、これまで以上に殿下の支えになっていただきとうございます。」
「承知した。」秀次。
「方々には、中納言様をお助けし、豊臣家の繁栄にお尽くしいただきとうぎざいます。」
「心得た。」宇喜多。
「何卒、よろしくお願いいたします。」

秀次を跡継ぎとして豊臣一門に認めてもらう集まりでした。
葬儀の段取りと一緒、私情にとらわれず、常に半歩先を動かねばならない。これが水ごりの決意だったように感じましたが・・・
ここに秀長がいてくれたら。
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さて、ここから昌幸、家康のカットバック。
交互に当時の豊臣家のスタンスと、皆が豊臣家をどう見ていたかを畳み掛けて語ってくれました。

昌幸は信繁、出浦に。

「秀吉はもう子はできまいな。」

家康は正信に。

「鶴松の死がどれほどの意味を持つかわかるか。跡継ぎがいることで、これからもっと豊臣の世が続くと誰も思っていた。」

「ところが鶴松が死ぬことで流れは変わった。」昌幸
「ひょっとしたら豊臣は秀吉一代で終わるのではないか、人はそう思い始める。」出浦

「見方によっては鶴松が生まれる前に戻っただけだとも言える。しかし本当にそうか?
秀吉は年々老いている。」
家康

「今のところ、後を継ぐのは近江中納言秀次。決して愚鈍な男ではなさそうだが」昌幸
「秀吉に比べれば、ひ弱にすぎぬ。さぞ、荷が重いことであろう。」家康
「わしの読みどおりになりそうだ。豊臣の世は」昌幸

「そう、長くは続かぬぞ。もう、間もなくだ。」家康
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豊臣の跡目を継ぐことが、ほぼ決まった秀次。悲壮な決意とともに、きりちゃんにプロポーズします。

「秀吉を支えるのは私。いずれ、叔父上の後を継いで関白になる。そう遠い先ではない。
きり、この先ずっと、私のそばに居てはくれぬか。私は殿下を支え、豊臣家を支え、この国を支える。
その私を支えてくれ。」

しかし、きりちゃんは返事ができません。だって好きな人がいるものね。
戸惑うきりちゃんを見て
「関白になった時に、今一度尋ねる。」
ごり押ししない秀次。優しい人です。
「お気持ち、うれしゅうございました。」
きりちゃん、成長しました。
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見舞いに来たことがわかれば十分、と秀吉に会わずに去ろうとした家康。廊下で昌幸一行とばったり鉢合わせし、互いに鶴松の平癒を口にする狸合戦(^^;;
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その日の夜遅く、鶴松のよう謡が急変しました。

ひとり部屋を出る秀吉の後を追う信繁。秀吉は鶴松のためにそろえたおもちゃを見にていました。

「教えてくれ。鶴松は何のために生を受け、何のために死んでいくのか。もっともっと良い衣を着せ、美味しいものを食べさせ、楽しい思いをさせてやるつもりだった・・・」
「殿下、良くないことを口にすると、その通りになると申します。今は良いことだけを考えましょう。」

鶴松の元服後の名、奥方のこと・・・鶴松が大きく育った時のことをイメージさせる信繁。
秀吉も少しは落ち着いた様子。鶴松が後を継いだ時は。

「海を渡って明国でも攻め下すわ。」

本当に隠居のような表情になっている秀吉。

しかし。
鶴松は亡くなってしまいました。

ふらふらとひとり外へ出る茶々。秀吉は一人残って、鶴松の横ででんでん太鼓を鳴らしている。

鶴松様の側にいなくてもいいのですか、と茶々に信繁。

「死んでしまったんですもの。横にいたって仕方がないでしょう?
皆、死んでしまう。私の大切な人たち・・・・」

廊下の先に佇む北政所の横を通り抜けようとした時。
しっかりと茶々を抱きしめる北政所。
子供のように号泣しはじめる茶々・・・
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ラスト、茶々と北政所のシーンには、吃驚するとともに、心うたれました。
皆、死んでしまう、と呟やく茶々の空洞のような瞳も忘れられません。

三成と清正と同じく、最初からいがみ合っている関係に描かないことで、それぞれが決別していく過程がよりドラマチックになる。
かつ、通説にがんじがらめになっている豊臣一門を解き放っていて、とても新鮮でした。

秀吉だけでなく、茶々の寵愛を得ようとし、そしてうまく取り入った利休。しかしその茶々に足をすくわれてしまいました。
芸術家という枠を超えた、プロデューサーであるとともにスポンサー、商人、そして政治家。怪物的な人物として描かれていました。
しかし決して己の欲を満足させるためにだけ動いていたわけではない。堺の衆及び利益を守るために知力の限りを尽くした人。

秀吉と利休の間に確執はなかった、というのも新鮮でした。
これならば、後々秀吉が利休を懐かしんだ、というエピにも納得です。
結局、秀長の「力を持ちすぎた」が決め手になりました。後は刑部と三成に任せる・・・

北政所の言う通り、たくさんの人を苦しめてきた秀吉が、わずか三歳足らずでこの世を去るわが子を思う。
この時の、人を死を悼む気持ちを忘れないでいてくれたら、豊臣のその後は変わったたかもしれません・・・

叔父の後を継ぐ決意を固める秀次(涙
茶々が拾を産むことで破滅に至るわけですが、きりちゃんがどう関わるのか、心配です。

刑部が有能、時には冷酷な官吏として活躍していました。
対して、幼子の容態、見守る秀吉、茶々の気持ちを慮ってしまう三成。
そして利休の回想がほとんど三成のものとして描かれていたように、汚い手も厭わない、と言ってはいたけれども、利休を陥れたことを、飲み下せない物と捉えています。
登場当時はあんなに小憎らしかったのに、段々青臭いを飛び越して、頑是無い子供のように見えてきました。それじゃ、家康には勝てないですよ・・・

薫と且元の薬作りのエピはカットしましたが、緊迫したシーンが続く中、信幸たち、信州の人々とともに、よい息抜きになりました。まつさん、茂誠さん、良かったです。

次回は楽しそう。でもどこかに毒がひそんでいるだろうから、油断大敵です。

秀長 利休 鶴松・・・合掌。

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2016年6月26日 (日)

ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出:映画 

2015年 英国 97分 原題「A Royal Night Out」

公式サイト

監督:ジュリアン・ジャロルド/脚本:トレバー・デ・シルバ、ケビン・フッド/製作:ロバート・バーンスタイン、ダグラス・レイ/撮影:クリストフ・ボーカルヌ/美術:ローレンス・ドーマン/衣装:クレア・アンダーソン/編集:ルーク・ダンクリー/音楽:ポール・イングリッシュビー/音楽監修:イアン・ニール
出演:サラ・ガドン、ベル・パウリー、エミリー・ワトソン、ルパート・エベレット、ジャック・レイナー、ロジャー・アラム

Photo


エリザベス女王が19歳の王女時代に、非公式に一夜の外出を許された実話を基に、次期女王としての自覚と覚悟の芽生えを描く。1945年5月、6年間続いた戦争が終わるヨーロッパ戦勝記念日。国を挙げてのお祝いの夜に、お忍びでバッキンガム宮殿をあとにするエリザベス王女と妹のマーガレット。付き添いが目を離したすきに、マーガレットはバスに飛び乗り、エリザベスも妹を追って街に飛び出していくが……。
監督は「キンキー・ブーツ」のジュリアン・ジャロルド。エリザベス王女役にサラ・ガドン、マーガレット妃役をベル・パウリーが演じる。(映画.comより)

@京都シネマ

感想メインですが、ネタばれしてます。突っ込みが多いので、この映画が好きな人はご注意ください。
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VE-DAY(ヨーロッパ戦勝記念日)の晩にエリザベス王女がお忍びで宮殿の外へ出かけたのは、実話だそうです。
ただし、場所はリッツホテル。
超高級ホテルのリッツとは言え、次期国王が、長く苦しいヨーロッパ戦線に勝った喜びなどで感情が爆発している街中に出かけるとは、まあ、日本では考えられません。
しかし、ヨーロッパの王族には、特別な1日をお忍びで町に出て一般人と酒を飲み交わす習慣があるんだと、アメリカ人に教えてもらいました。
そういう伝統があるから、父王、ジョージ6世も、わりとあっさり外出を許したのだとか。

サラ・ガドン、若き日のエリザベスに良く似ており、マーガレットは高祖母、ヴィクトリア女王に似て、ちょっとぽっちゃりな女優さんでした。

さて、結論から書くと、ラブコメなのかなんなのか、よくわからない、中途半端な作品でした。

この話を下に作られたらしい「ローマの休日」と比べるのは、話の流れも違うし、酷なのですが、一応ラブの要素はあるわけだけら、もうちょっとロマンチックさと切なさが欲しかったです。

この映画をラブコメとして楽しめなかった一番の原因は、ロマンスの相手の男優さんに魅力を感じなかったことです。
あくまで好みです。ごめんなさい。
出征前は行商人だった、という設定にはぴったりな風貌で、一般人、それも労働者階級の気持ちが知りたい、とういうエリザベスの冒険の相手としては、リアルだったとは思います。

そしてエリザベスが、初対面の彼をやたらに頼る理由がよくわからなかったこと。あの出会いでは、動機としては弱い気がしました。胸キュンポイントが何もない。
これはこの作品全般に言えることですが、シチュエーションが無理矢理だし、同じ監督の「キンキーブーツ」より画が雑。

映画ではフィリップ殿下のことは影すら出てきませんでしたが、史実としては、当時、エリザベスはすでに殿下と出会っていて、しかも王女の一目ぼれだったそうです。
映画では存在感がなくても、この有名なエピソードを知っていると、何やら割り切れない感じがしました。ないがしろ感が半端なくって、殿下がお気の毒で・・・
青年の方も、出会いから別れまでひたすら王女に振り回されっぱなし。そこに切なさを感じ取れれば良かったのですけれども・・・

でもって、ラストショットの笑いはどうなのだろう。
最後の自由であることを強調したかったのはわかるのですが、全く感情移入できませんでした。
もちろん、現実的には女王と感情移入できるわけはないのです。でも、それをイリュージョンとして可能にするのが、映画だと思うのです。

あと、コメディリリーフとしての、皇女たちのSPたちの無軌道っぷりには全然笑えなかったです。
英国風ジョークだと思いつつも、もっとしっかり仕事をしてください!と思わず突っ込んじゃいました。ストーリーとうまくマッチしてなかった気がしました。

この映画製作をOKした英国王室の懐の深さが、一番印象に残りました。

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自分的にツボだったのは「英国王のスピーチ」でコリン・ファースが演じたジョージ6世を、ルパート・エベレットが演じたことです。なんてったって「アナザーカントリー」をはじめとして共演の多い二人ですから。
二人ががっつり共演した「アーネスト式プロポーズ」(2002年)は今は廃盤になっているようです。

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2016年6月24日 (金)

仮面ライダーゴースト #36「猛烈!アイドル宣言!」

公式サイト

ゴーストムゲン魂でガンマイザーらを一蹴したタケル(西銘駿)。しかし、現実世界に現れたイゴール(山本浩司)らは、眠ったままのアカリ(大沢ひかる)とジロウ(中脇樹人)の体を奪っていく。
アカリたちを救うため、タケルらは再び“夢の世界”へ。立ちはだかる眼魔スペリオル・グリムの前で、タケルはゴーストムゲン魂に変身!しかし、現実世界ではガンマイザーが集団でマコト(山本涼介)らの前に立ちはだかり…。(公式サイトより)

アデルのガンマイザーへの不満は、自分が命じる前に消去行動を起こす、つまり命令を聞かないことへの苛立ちよりも、そういう暴走を起こすのは完璧じゃない、ということらしい?ややこしいすけれども(汗
彼の望みは征服や支配ではなく、あくまで完璧な世界を作ることらしい。
アカリに対抗心を抱いたり、人が苦しむのを見て喜んだりするイゴールと比べると、アデルの、感情を排除した完璧主義者ぶりが際立ちます。
そういや、シャベルはどうしているんだろう。

もう一人の制服マコトが登場。恐らくカプセルで寝ていた本体というか生身?だとしたら倒したらヤバイ?
でもってアランは、三蔵法師の精神世界で武者修行。アラン、顔にいたずら書きとか、何かと遊ばれてるなあ(笑
ちゃんとパワーアップして、最後まで生き残って欲しいです。

先週、やっとタケルを中心にしての話が進むかと思ったら、甘かった(汗
群像劇だとしても、今シリーズの基幹となるキャラだったはずなのになぁ。

と、いうわけで、アイドル編の前編でした。

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2016年6月23日 (木)

真田丸 第24話「滅亡」

公式サイト

信繁(堺雅人)は沼田裁定で競り合った本多正信(近藤正臣)、板部岡江雪斎(山西惇)から頼まれ、北条氏政(高嶋政伸)の説得に向かう。降伏するように説くが、氏政は容易には受け入れない。やがて徳川家康(内野聖陽)、上杉景勝(遠藤憲一)、そして昌幸(草刈正雄)が氏政の元をひそかに訪れる。東国でしのぎを削った強敵同士として、秀吉に許しを請い生き延びることを勧める。実力を認め合う者たちの言葉に氏政の下す決断はー(YAH0O!テレビより)

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すっかり遅くなってしまいました(汗
引用したセリフは全て概略です。
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今は北条家に仕えている小山田茂誠と偶然助けてもらった信繁。
なにはさておき、氏政の下へ。
しかし、すぐさま兵たちに取り囲まれ、抑えられてしまいます。

「殺せ。」

氏政、怖い、近い。

「北条がどれだけ真田に振り回されてきたか、知らぬことはあるまい。よう、ぬけぬけと前に姿を現したな。」

「私は徳川の使者として参ったのです。真田安房守昌幸の息子として伺ったわけではございませぬ。
戦さの勝敗は最早、決しました。後はどれだけ兵の命を救える、ご隠居様にご決心いただくべく、まかりました。
せめて、徳川様の書状だけでもお読みください!」

手紙を受け取った氏政。兵たち、江雪斎を下がらせ、信繁と二人きりになります。
家康が氏政の命を救うため、奔走していると、必死に伝える信繁。

「わしは降伏はせぬ。この城があれば、決して負けることはない。」
「されど、勝つこともできません。」
「戦さは最後の最後までどう転ぶかわからぬもの。」
「関東の大名や国衆で、北条に従うものはもう、誰もおりません。頼みの綱の伊達政宗も豊臣に降りました。」

「城の外では何が起こっておる。」

北条の城のほとんどが陥ちていることを伝える信繁。
最後に

「そして、沼田。真田が奪い返しました。」
「因縁の城か。」
「はい。引き際をどうか、お考えください。」

「ついに東国の覇者にはなれなんだ。返す返すも心残り・・・どうせ秀吉と一戦交えるなら、伊達や徳川と組んで、日の本を分ける大いくさをうあってみたかった・・・華々しく、戦国の世に幕を引きたかった。秀吉が恨めしいぞ・・・」

「しかし、今はその秀吉に頭を下げる時でごさいます。殿下は、氏直様とお屋形様のお命は助けると仰せられました。」

「命など、惜しゅうない。」

「いや、今こそ惜しみませ。豊臣の家臣として、新しい道を生き直してくださいませ。」
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「そなたの話に耳を傾けたということは、お心変わりの兆し。」

使者としての役目を何とか果たした信繁に、江雪斎。

「であれば、よろしいのですが。」
「でなければ、そなたを生きて帰したりはせぬわ。でかしたぞ。」

ほとんど生贄・・・江雪斎をぎろっと見る信繁。覚悟はしていたけれども、こうあからさまに言われるとね(汗
しかし、今の江雪斎には信繁の気持ちを忖度している余裕など一分たりともありません。

再び、蔵にいる義兄、茂誠に会い、まつが生きていることを伝えます。大喜びの茂誠。

「昔のままです。ただ・・・」
「え?」
「いや、なんでも。」

まつの記憶障害については話しさずじまい、いずれ必ず上田へ戻ってくるよう、言い残して別れました。
信繁が話を中途半端に終わらす度に「すごく気になるなぁ」とぼやく茂誠(笑

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一方、八王子の昌幸には、秀吉から、八王子は上杉に任せ、忍城に戻れ、という命令を受けていました。三成が手こずっているのです。
書状を丸めて捨てる昌幸。
小田原が陥ちたという報せもまだ入ってきていません。北条攻めが始まって、三ヶ月あまり。

「氏政も粘るのう。」
「おぬし、羨ましいようじゃな。」と出浦。

「あやつは己のための戦さをいておる。」

しかし、七月五日、小田原城はついに開かれました。頭を丸めて降る氏直。

「長かったの。氏政は死んでもらおうか。」

いきなり約束を違える秀吉に、家康と刑部はあわてます。

「命は取らぬという約束でござる!」家康。
「しかし、これだけ粘られたのに、腹でも斬ってもらわねば、しめしがつかんだろう。」
「それではだまし討ちでございます!」信繁。
「兵は助けてやるんだから、もうそれでいいだろう。」
「殿下、約束を破られたのでは、もののふの義にもとります!」刑部。

「うるさい!城の明け渡しが済んだら、氏政は切腹、それを見届けて、われらは京に帰る!」

七月十日、氏政は髷を落とし、秀吉の軍門に降った(ナレ)

家康はまだ氏政の命を救おうと動いていました。

「ずいぶんと粘られましたな。」
「そう、易々と秀吉に天下は渡せぬ。」

氏政の手を握る家康。

「お命、必ずお救いいたす。」
「生き恥は晒しとうない。」
「恥は一時でぎざる。生き延びてこそが、肝心。」
「これ以上関わると、貴殿に災難が降りかかる。」

手を振りほどく氏政。

「ここまでにしていただこう。」

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景勝、昌幸を集めた家康。

「案の定、死ぬ気でおられる。」
「誇り高きお人ゆえ、そうであると思っておった。」景勝。
「どうされる。」昌幸。
「殿下を説得するにしても、やはり氏政殿自身に、生き延びる気持ちがなければ、始まらん。まずは、そこからだな。」

三人は揃って氏政を説得に訪れます。
家康、氏政、景勝、昌幸。最初で最後の、豪華なシーン。

「上杉殿には八王子城、真田殿には忍城攻めの陣中から急遽、駆けつけていただいた。」
「わざわざかたじけない。」

迎える氏政の表情、憑き物が落ちて、静かな威厳をたたえていました。

「氏政殿にはぜひとこ生き延びていただきたい。それが互いにしのぎを削ってきた、われら三人の総意でござる。」
「わしも、髻を切る!我ら一同、その覚悟で殿下に申し上げる所存。」

景勝・・・また、フライング(苦笑
昌幸の、あきれたというか、苦虫を噛み潰したような表情(笑

「殿下は話してわからぬお方ではござらぬ。ともにその下で働こうではござらぬか。」

いや、話しても無駄なんだけれども・・・無駄であることは景勝も知っている。でもそれ以外、何も言えない。

「上杉殿。むしろあなたに伺いたい。秀吉のために生きるのでござるか。それでよろしいのか。」

氏政に問われて、ぺしゃっとなってしまった景勝。
家康は、昌幸にアイコンタクトで振ります。

「死にたければ死なさい。」

昌幸の言葉にぎょっとする家康たち。

「それでも生きておられれば、まだまだ楽しみなものが見られますぞ。
このまま秀吉の天下が来るとは、到底思えん。ここにいる誰もが、そう思っておるはず。そうではござらんか。
もうひと暴れしたいと思いませんか。」

これが昌幸のブレない生き方。
秀吉への反逆の言葉に、家康は半分は氏政を説得する言葉として、景勝は出来ぬ夢と思いつつ・・・俯くのみ。

「おぬしらの働きぶり、あの世でしかと見物させていただこう。」

「ここまで、で、ござるか。」家康。
「ここまで、でござる。」氏政。
「北条殿、よき戦さ相手でござった。」景勝。
「その言葉、貴殿にもお返しいたす。」
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控えでは、正信、兼続、信繁、江雪斎。それぞれのおつきとして控えていました。

「恐らく氏政殿のお心は決まっています。」正信。
「某はともかく、我があるじが、また勝手な約束をなさらぬか、それだけが気がかり。」兼続。

予想通り、言ってましたよ~(^^;;

「それにしても、なにゆえ徳川様はここまで氏政様をお助けしようとされるのですか?」
との信繁の問いに、
「ああ見えても、我が殿は情が深うござってな。北条とは長年競いおうてきた仲、いつしか輩のような気持ちになられたようです。」
と正信。

そこへあるじたちが戻ってきました。

「戻るぞ。」
正信の問いかける視線に首を横に振る家康。ともに去っていきました。

「頑固な男よ。」
昌幸について退室する信繁。

もの問いたげな兼続の視線に景勝。
「何も約束しておらぬ。」(笑
氏政が秀吉に頭を下げることを承諾しなかったので、髻を切る、という約束はなかったことになりました。

一人残された江雪斎。

庭に駆け下り、手を合わして・・・走り去っていきました(涙
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さて信繁は、茂誠と会った蔵で、鉄砲の弾の原料となる大量の鉛塊を発見していました。
その塊に刻まれた印が、以前利休が持ち込み、茶々が買った扇と同じであることを、刑部に伝えます。

ああ、あの扇・・・意味ありげだな、と思ったらこういう風に使ってくるとは。

利休は北条にも鉛を売りつけていたのです。
しかし鉄砲は使われじまいで戦さは終わってしまった。利休としては、弾として全部使い切って欲しかったのに、裏切りの証拠として残ってしまったのです。
早速蔵へ行って見ましたが、すでに全て回収された後でした。

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七月十二日。
堤が何度も破られて、いっこうに水攻めが進まぬ忍城。
その上、小田原が陥ちたというのに、一向に降伏しようとしません。

「奴らは頭がおかしいのか!」

自分の立てた作戦がうまくいかず、苛立つ三成。大分消耗してますねぇ。いつものクールさはどこへやら。

「私にはわからぬ。誰のための水攻めだと思っておるのか!せっかく無駄な死者を出さずに終わらせてやろうと・・・」
「小田原が陥ちてもなお降参しないということは、敵は最後まで忠義を尽くし、ことごとく討ち死にする覚悟かと。ならば、我らも覚悟の上、正面から攻めるほかありません。」
「他に手はなさそうだな・・・」

信幸の提案に苦い顔で頷く三成。

「お待ちくだされ。ここは某にお任せいただけぬか。」
「安房殿。」
「速やかに開城してご覧にいれましょう。」

黙って頷く三成。何がはじまるんだろうって感じです。そう、昌幸マジックの始まり。

「貴殿のお嫌いな卑怯な手を使ってもよろしゅうでござる?」
「任せる。」

「戦さに勝つとは、人の心を制することでござる。忠義が邪魔なら、そこにつけこむがよろしい。」

と、取りい出したるは・・・

「北条氏政の兜でござる。城内に持ち込めるかな?」
「任せてくれ。」出浦。
「血の一滴もついていないこの兜は、氏政が命乞いして助かった証し。氏政は家来を見捨て、己が生きる道を選んだ・・・そう、噂を流しまする。」
「しかし」
と、三成。本当は違う。
「ですから、卑怯な手、と申しました。」
「兜ひとつが果たして証しとなりましょうか。」と信幸。

「目に見えるものが一つそこにあれば、噂は噂でなくなる。
城は二日で陥ちます。」

その言葉通り、二日後の七月十四日、忍城は城を明け渡しました。

「安房殿、貴殿の策はやはり、好かぬ。」
「そうでしょうなあ。」
「だが、貴殿のおかげで無駄な犠牲を払わずに済んだ。
某に、戦さの何たるかを、もっと教えていただけぬか。」

じっと三成を見つめる昌幸。

「私のような田舎侍でよければ。」

かすかに微笑む三成。
複雑な表情の信幸。

昌幸マジックに魅了された三成、昌幸の弟子になりました!
今まで歯牙にも引っ掛けなかったのに。

信幸としては父が認められたことが嬉しい反面、弟以外のライバル出現に穏やかならぬ心持ちなのか、いや、何となく嫌な予感がしたのかも・・・この先を知っているから、そういう見方をしてしまうのかもしれません。

ともかく、昌幸と三成の関係が大きく変わりました。

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伊達政宗が秀吉をもてなす宴を主催する日。
宴が終わった後、伊達殿と話がしたいので、段取りをつけよ、と信幸に命じる昌幸。

「上杉殿と話す機会があってわかったことがある。あの方もまた、秀吉に心から従っているわけではない。それは徳川とて同じ。
伊達が立てば、東の大名は全て立ち上がる。この真田が先鋒となって、大坂城を攻め落とす。」

真に受けるな、と出浦。

「いや、父上は本気でございます。」

「今を逃せば後はもうない。
徳川は領地を召し上げられ、関東の片隅に行かされた。わしらもどうなるかわからんぞ。下手をすれば小県も沼田も取られてしまうぞ。」

「父上、例え伊達が誘いにのり、戦さとなったとして、その後はどうなりましょう。日の本中が再び乱世に逆戻りとなります。
それを父上はお望みですか。」

「何が悪い。わしは伊達に賭ける。」

ダダーンとBGM!

・・・しかし、宴での政宗の、秀吉への追従振りに、すっかり毒気を抜かれてしまったのでした(^^;;
信幸もほっと一息。ほんと、お疲れ様です。

隣に座る、上司家康に語りかける昌幸。

「徳川殿、聞きましたぞ。北条の領地、全て手に入れられたとか。おめでとうござる。」
「その代わり、三河、遠江、駿河を召し上げられたわ。」
「で、どちらにお移りでしたかな。」
「江戸でございます。」と背後に控える信幸。
「は?」
「江戸~。」信幸。事情を知っているくせに、全く喰えない親父です。
「噂以上の薄野原であった。」
渋~い表情の家康。
「都から随分遠くなりますな。」

そこへご機嫌・・・そうに見せている秀吉がやってます。

「江戸はどうであった。」
「どこまでも平地が広がり、川が流れ、水も豊か。まことに素晴らしき土地でございました。」
表情を一変させて朗らかに応える家康。
「それはなにより。」
「某が江戸を東国一の都にしてご覧にいれます。」

次に昌幸に話しかける秀吉。

「安房守、此度はよう、働いた。真田のこと、決めたぞ。
小県は安堵、沼田もおぬしにくれてやる。ほっとしたとろう。」

打倒秀吉策は何処へやら、今は破顔一笑の昌幸。
「ありがたき幸せ!」
「ついでに徳川の与力な、あれも忘れて良い。」
「殿下!」思わず家康。

「決めたことじゃ。上田に腰を落ち着けて、この先徳川をしっかり見張ってくれ。頼むで。」

うわ、狸。昌幸のこだわるポイントを見抜いた上で、手なづけてしまいました。しかも武田の時代以来の因縁の仲の徳川を見張らせるとは。

うはうは喜ぶ昌幸親子を横目で見ている、思いっきり不機嫌な家康。
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宴のパフォーマンス、餅つき大会の時についた米粒を取りに、一人井戸端に来た信繁は、一息つきに来た政宗と出くわします。こういうシチュエーション、とても丁寧です。

一対一ではじめて言葉を交わす二人。

「おぬしの親父、わしが餅をついているのを、ポカンと口を開けて見ていたわ。」

秀吉に気に入られた、と政宗。自分と秀吉とは似ている、だから気が合う、と朗らかを装う政宗でしたが。

「北条が先に降参したら、わしの命はなかったのでは。」
「殿下はそのように仰せでした。」
「わしの人生、綱渡りだ。小さい男だと思っておるだろう。」
「北条氏政様は、伊達様を待っておられました。」
「何の話だ。」
「頼みの綱だったようです。」
「知らん!」

段々本音を言い出します。

「生きるためじゃ!わしだって、どうせ戦国の世に生まれたからには、天下を賭けた大いくさが望み。何万という大軍を率いて敵を蹴散らしたい。
おぬしだとて、そう思うだろう。」

「いえ。」
「思えよ。」
「私はその器ではありません。」
「おぬしがどれほどの器かは知らんが、男なら思って当たり前だ。」

抜刀する政宗。

「もしわしが二十年早く生まれておれば、もしわしがもう少し京の近くで生まれておれば、大広間の首座に座っているのは、秀吉ではなく、わしであった!!」

鞘を渡す信繁。

「真田の子倅、まだどこかで会おう。」
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女性陣は、ラストのお寧と茶々だけでした。しかもセリフなし。

戦国最後の大大名、氏政の最後を描ききりることで、主な登場人物たちのディテールもより深かまり、また次の段階への伏線も張り巡らした、すごく濃いお話でした。←毎回ですけれども(汗

景勝と兼続の変わらぬ主従愛(笑
昌幸をその気にさせた「上杉殿と話す機会があってわかったことがある」って、信じたらだめなパターンですよ~(苦笑

あの兜は、はじめから忍城のことを考えて持ってきたのでしょうか。何か役に立つかも、と適当に持ってきた気もします。
でも、それで三成を落としました。
個人的には、この二人が見つめあうシーンは、とってもご馳走でした~(^^;;

江雪斎はその後もちゃんと生き抜いたそうです(涙

次回は千利休。
登場した時には思いもしなかった設定に、びっくりです。
そういえば、秀吉にいつも戦いを吹っかけていました。それが秀吉の望む返事だとしても・・・
今まで

人間の悪い部分だけを書くことは絶対にない三谷さん。
どう描くのか、楽しみです。

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2016年6月21日 (火)

大河の感想

「真田丸」の感想、ちょっと遅れます。

週の初めに仕事がごっちゃり(汗

2016年6月19日 (日)

仮面ライダーゴースト #35「真価!楽しさの力!」

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ゴーストムゲン魂でガンマイザーらを一蹴したタケル(西銘駿)。しかし、現実世界に現れたイゴール(山本浩司)らは、眠ったままのアカリ(大沢ひかる)とジロウ(中脇樹人)の体を奪っていく。
アカリたちを救うため、タケルらは再び“夢の世界”へ。立ちはだかる眼魔スペリオル・グリムの前で、タケルはゴーストムゲン魂に変身!しかし、現実世界ではガンマイザーが集団でマコト(山本涼介)らの前に立ちはだかり…。(公式サイトより)

科学に楽しさを見出せなくなってしまったジロウの記憶の欠片を見たタケル。
ジロウに科学の楽しさを思い出させることで、現実の世界に戻る気力を取り戻させました。
こうしてユウイチとジロウ兄弟が仲直りしてくれたおかげで、グリム兄弟も仲直りし、一体化してパワーアップ、アカリたちを夢の世界から救いだすことができた、タケル。

「仲間がいれば楽しさは無限にひろがる!」(公式サイトより)

ふーむ。いくらタケルが楽しそうでもねえ、何の伏線もないコピーに感動はできません、ごめんなさい(汗
最終決戦に繋がるキーワードになるのでしょうかね。

それより、ガンマイザーが暴走しはじめているらしいことの方が気になりました。ガンマイザーは何をしたいのでしょうか。
そもそもアデルがガンマイザーを使ってやりたいことが、未だにはっきりしていないので、アデルがやっていたこととの違いがわからないんですけれどもね。

混沌としたまま、そろそろ最終クールに突入ですな。

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2016年6月18日 (土)

動物戦隊ジュウオウジャー 第18話「きざまれた恐怖」

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ジニスにより生み出されたサイ、ワニ、オオカミの3つのジューマンパワーを持つザワールドに苦戦を強いられるジュウオウジャー。さらに、ザワールドは巨大ロボ“トウサイジュウオー”で襲いかかり、ジュウオウジャーを叩きのめす。そんな中、デスガリアンは新たなゲームを始める。ジュウオウジャーは阻止しようとするが、ザワールドの名前を聞いただけで恐怖がよみがえる…!!(YAHOO!TV より)

再びトランパスが登場。
エクストラプレイヤーであるザワールドは、ジニスの命によって、どのゲームにも乱入できるということなのね。

ジュウオウジャーたちはザワールドにコテンパンにやっつけられたことがトラウマになってしまい、戦う気持ちはあるんだけれど、体が動かなくなってしまう。
そんなピンチをまず乗り越えたのは、レッドさん。真理夫おじさんのアドバイスをしっかり受け止めました。さすがリーダーです。
トランパスを倒すのは仲間に任せて、ひとりザワールドに立ち向かいます。

前回は5人がかりでも全く歯が立たなかったのに、今回はレッドさんの気力が充実しているためか、押されつつも何とかしのぎます。
しかし力の差は歴然とあり、レッドさん、あわや、というところで「ザワールドは突然苦しみだし、人間、門藤操の姿に・・・」(公式サイトより)。

ザワールドがなぜジュウオウジャーになったのかは、次回以降。
ジニスが「ジューマンパワー」を三つも持っていた、というのが不穏です。
キリンさん、モグラさん、クマさんみたいに、地球にワープしてきたジューランドの生き物たちなのでしょうけれども・・・
以前、鳥男が、ジューランドに対して不穏な空気があるようなことを言っていたのと、関係がありそう。

さて、今回の6番目にメンバーは、しばらく敵として引っ張るでしょうか?それともさくっと仲間になるのでしょうか?

来週はゴルフでお休みだそうです~。

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2016年6月17日 (金)

重版出来! 第10話 最終回

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心(黒木華)の熱いプレゼンにより、連載決定会議で連載を勝ちとることができた中田(永山絢斗)の「ピーヴ遷移」。最新話が掲載された途端、瞬く間に話題をさらい、高畑(滝藤賢一)をはじめとする人気漫画家からもその類まれなる異才っぷりを嫉妬されるほどだ。
単行本の発売に向け、五百旗頭(オダギリジョー)、安井(安田顕)、壬生(荒川良々)らバイブス編集部員や、営業部の小泉(坂口健太郎)も自ら中田のサイン会を考案するなど、一丸となり中田のデビューをサポートしてくれている。
そんな中、母親のような心の心配をよそに、寝食を惜しみ身を削って作品に没頭する中田は、精神的に作品の世界にのめりこんでしまう。「誰かがこちら側に繋ぎとめてあげないと」という三蔵山(小日向文世)の言葉を胸に、心は中田のためを思い厳しく接するが、そんな心の態度に激高し避けるように…。互いに夢を叶えるべく順調にいっていたはずの2人の間には、亀裂が生じてしまう…。(公式サイトより)

原作未読です。
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いよいよ中田の作品の連載が始まりました。
しかし、他人の気持ちに興味がないので、自然と横暴に振る舞ってしまい、結果、アシスタントが居つかない、という問題発生。

いくら才能があっても、自己管理できないマンガ家はダメ、世話ばかりかかって、商品としての価値がない、と安井。

なにより自分が食事に無関心なので、アシスタントの飯に気を使わないのが、致命的なんだそうで。
メシスタント、という言葉があるくらい、修羅場のアシスタントさんたにちとっては、唯一の楽しみなんだけれども・・・・

中田のところを辞め、五百旗頭の紹介で三蔵山スタジオに移ってきたアシスタンスから、マンガを描いている時の中田が怖い、と聞いた三蔵山は心と五百旗頭に、中田の危さを伝えてくれました。

入り込みすぎないように注意すること。自分の傷をえぐって創作するタイプの作家はこころのバランスが崩れやすい。
「誰かがこちら側に繋ぎとめてあげないと。」

寝食を忘れて作品に没頭する中田のことを、心だけじゃない、三蔵山も、スタジオのアシスタントたち、編集の人たちもそれぞれのスタンスで心配している。
彼の作品は、彼の中に渦巻く闇から生まれてくるものなのだから、闇を消すことは彼の作家生命を絶つことになることを、皆、知っているから。
中田が息の長いマンガ家になるには、三蔵山が言う通り、闇をコントロールする力を持つしかなく、それは彼自身が会得しなければならないのです。

心は、中田を繋ぎとめようと、まず体から、とまめまめしく食事を運んだりするのですが・・・

中田の連載が始まって、まず、中田の才能に目を留めたのは、高畑たち、同業者。
どっちが良い男だ、と心と五百旗頭に聞いている高畑(笑

SNSも妙に静かになって・・・手応えを感じる和田。
その通り。連載が10話でピーヴの正体が明かされると、人気が一気に爆発します。
色めき立つ編集、そして営業。
こんなチャンスはない、とコミック化が決定しました!

しかし、中田にとっては、心から聞かされた、コミックのカバーの書き下ろし、三蔵山の推薦文が載った帯、サイン会・・・いずれも煩わしいだけ。今はマンガだけを書いていたいのに・・・

こういう反応は心ももちろん予想していたでしょうけれども、そこを押すのが編集者。彼の作品をもっと多くの人に読んでもらいたいから。
でも、こちらの気持ちをわかってもらえない苛立たしさを、つい、ぶつけてしまうのです。
中田の体を気遣う思いと、彼の作品をもっと多くの人に読んでもらいたいという思いからのフライング。中田にとっては、最も嫌いな感情の押し売り。

「人を支配するな!!」

激昂された心。余計なお節介をしてしまった、と激しく後悔します。
カバーの書き下ろしは諦めて作品の中からプックアップ、帯とサイン会はなし・・・

中田も自分の感情をコントロールできないことに、どうしたらいいのか、とまどっています。
わざと心のいない時に編集部へ原稿を届けに行ったのは、そのため。今までは唯我独尊、相手の気持ちなんか忖度しなかったのに、今は、気まずい、という感情が生まれているのね。
大塚から「重版出来」の意味を聞く中田。
中田のマンガをリスペクトしている大塚、ワンコのような瞳で中田を見ていました。

三蔵山の奥さんに馴染めないのも、食事のことをあれこれ言われたからでした。
中田にとって、食事=母親。ネグレクトを受けた子供・・・深いトラウマです。
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三蔵山スタジオにて、中田に奥さんがおにぎりを出してくれました。
すっと強張る中田に、すまんね、若い人に食べさせるのが自分の仕事だと思っているので、と三蔵山。

三蔵山の奥さんについ身構えてしまう発端は、食事のことをあれこれ言われたからでした。
中田にとって、食事=母親。ネグレクトを受けた子供・・・深いトラウマです。
三蔵山は彼のトラウマをわかっていてくれます。

自分は自分のためにマンガを描く、それじゃだめんですか、という中田に、君は君のために書いていい、私たちはいつも自由だ、原稿用紙の上ではね、と三蔵山。奥さんが作ったおにぎりを中田の目の前に持ち上げます。

「このおにぎり一個作るのに、どれだけの水が使われているか、知っていますか?
米作りから考えると270リットルもの水が必要です。
それを、バーチャルウォーター、と言うそうです。
その水にほとんどの人が気づかない。
ですが、見えない水を想像したほうが世界は広がる。
私もまだまだ知らないことだらけです。

中田君、君が思っているよりずっと世界は広いよ。」

このおにぎりができるまでには・・・たくさんの人々の手が携わっている、ではなくって、水が使われているっていうのが、素敵でした。押しつけがましさの微塵もありません。それどころか、三蔵山は本当にそのイメージを楽しんでいるのです。

世界の広さを想像力で感じ取る、という三蔵山の目がきらきらしていて、イメージが羽ばたいているのが、中田にも伝わったようです。

アパートに戻り、三蔵山が持たせてくれたおにぎりを食べる中田。
そのおにぎりは単なる食糧ではない、イメージをかきたててくれる、おにぎり以上の何か。
彼の心が少し開いた瞬間です。

私が馬鹿でした、と頭を下げ、本が売れることが中田が描きたいものを描ける状況を作るのだ、と訴える心に

「黒沢さんの目標なら、叶えてあげたい。僕にできることはありますか?」

おお、成長しました、中田。

なんと、一番苦手であろう、サイン会に出ることも承知しました。
ただし絵はヘタだからサインのみって、しっかり自覚しているところが、じわっと可笑しかったです。成長も伺えましたですし。
しかし、サイン会のために立派なポップ作ってくれた河たち、大勢ならぶファンを見て、絵を書くことにしました。
確かにヘタだわ、味はあるけれども(笑

アユも並んでくれていました。思わず立ち上がる中田。
心とは違った意味で、彼女もまた女神。こんな表情の中田は初めて見ました。
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さて。

近代芸術文化賞の漫画部門大賞の受賞者として、高畑の「ツノひめさま」とエンペラー連載、井上の「HITTI POTTI」が有力視されていました。
もちろん、バイプスは「ツノヒメさま」を全力でプッシュ。
高畑も、受賞候補に井上が挙がっていると言うこともあって、絶対に欲しいっと叫んでおります。

そして大賞発表当日、編集長・和田(松重豊)のもとに一本の電話が入る—。(公式サイトより)

受賞は、三蔵山の「ドラゴン急流」でした!
なんというサプライズ!
長期シリーズが受賞したのは初めてだそうです。

編集、同業者の誰も予想していなかった受賞・・・いえいえ、五百旗頭が全力で動いていたのでした。
こんなこと言っちゃ失礼ですが、高畑はまだまだチャンスがありますもんね(汗
何より、高畑自身が納得してましたから、良かったです。「HITTI POTTI」が受賞していたら、荒れただろうなあ(^^;;

受賞パーティに酒樽を持ってやってきた沼田。結婚したんだそうで、おめでとうございます。
実は、中田のアシスタントがいつかない、ということで、ピンチヒッターとして沼田が登場するんじゃないかな、と密かに願ったりもしたのですが、そういうあざとい展開はありませんでした(汗
もう、すっぱりマンガと縁を切った人が来るわけはないわね・・・

その他、成田メロンヌ、八田、大塚、東江も来場していました。

大塚は中田から相変わらずつれない態度をとられているらしいです。でも、大塚はきっと気にしないでしょう。中田にイジられてもニコニコしている大塚、見たかったなぁ。
安井にしっかりと挨拶した東江。彼女のマンガへの姿勢を見せてくれたように感じました。

皆に祝福されながらスピーチを始めた三蔵山。
ここで最大のサプライズ。
自らを「オワコン」と自己紹介し、1年前にスランプに陥ったことを告白した後・・・なんと30年にも渡った「ドラゴンシリーズ」を終了させると発表したのです!
ざわめく会場。

「これより私は新しいマンガを描く!
構想はもうできています。
ここにいる、どのマンガ家も描けない、見たことのないマンガです。」

私がが受賞したことを功労賞だと、高をくくっている君たちに勝負を挑む。

「天才も凡人も年齢も性別も人種も国境も、関係ない。
必要なのは、面白いマンガを描く、という一念だ。
私は諦めない!
今日、この日、この場所が、私の新たなるマンガ人生のスタートです!」

あのクソジジイ、と嬉しそうな高畑(笑
シリーズ終了も新しいマンガの構想のことも、何も知らせれてなかった五百旗頭ですが。
「新しい冒険に付き合ってくれるかい?」三蔵山。
「お供します。」嬉しそうに握手を交わしました(^^)/

編集部の二次会。

普段は斜に構えている安井が、うだうだになって五百旗頭に絡んでます。
二人を止めようとして火に油を注ぐ壬生や菊池(笑
そこへ小泉が入ってきて。

「「ピーヴ遷移」、重版になります!」

やった!重版出来です~\(*^▽^*)/

「いつか挫けそうになった時、道に迷った時、思い出そう、この日のことを。
たくさんの震える瞬間を、誰のために働く、自分のために働く、何のためにでもかまわない。
誰かが動けば、世界は変わる。
その一歩が、誰かを変える。
毎日は続いていく。今日もまた生きていく。」

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三蔵山の言葉全てが、深く残りました。
超一流のマンガ家、人としても尊敬できる人。しかし、創作に関わることは他人にも自分にも厳しい。
何より、瑞々しい想像力を保っているのが、素晴らしかったです。
ラストのスピーチにはやられました。目がきらっきらっしていて・・・(涙
コヒさんの三蔵山。人格者でありながら、ちらっと狂気を漂わしていて、さすがでした。凄い人です。

中田については、書いていくうちにどんどん入り込んじゃいました。
まだまだ不安ですわ、この人(汗
でも、だからこそ「ピーヴ遷移」のような作品が創れるだろうなぁ・・・

中田が成長することを、まるまる「心のおかげ」にしなかったことに、とても好感が持てました。

ひとつ突っ込むとしたら、心の、かつては一流の柔道選手だった、というキャリアの設定が、途中で薄くなってきたように感じたことですが、ここを無理矢理広げると、全体のバランスが崩れる危険もあっただろうから、これはこれで良かったと思います。

伏線を張りつつ編集者とマンガ家のあり方を一組一組丁寧に描いていて、三蔵山で始まって、三蔵山で〆た流れもよく、登場人物たちのそれぞれの立場をキャラにうまく絡ませて丁寧に描いており、終わってみれば真からの悪人が一人も登場しないという、とっても気持ちの良いお仕事ドラマでした。

そしてドラマに奥行きをもたらしたキャスティング。本当にGJでした。
五百旗頭、高畑たち、メインだけでなく、菊池の地味な佇まいも存在感がありましたし、もっと彼らの話が見てみたいです。
視聴率は良くなかったそうですが・・・シーズン2、とか作ってもらえないかなあ。

以上、書いているうちに、色んな思いが湧いてきて、うまくまとめきれませんでした。
もっともっと書きたいことがあった気がします(^^;;

スタッフ、キャストの皆さん、よいドラマをありがとうございました。

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2016年6月14日 (火)

真田丸 第23話「攻略」

公式サイト

北条氏政(高嶋政伸)の沼田城明け渡し要求を断固拒否する真田。北条を上洛させたい秀吉(小日向文世)を判事役に秀吉(小日向文世)は20万を超える兵を集め小田原を包囲するが、関東の覇者のプライドに縛られた北条氏政(高嶋政伸)は絶望的な状況にも降伏を拒否する。昌幸(草刈正雄)と信幸(大泉洋)は北条方の拠点、忍城を攻めあぐねる。秀吉から武功を上げるよう命じられた石田三成(山本耕史)が本陣から乗り込んでくるが、昌幸らと対立する。一方、信繁(堺雅人)は徳川家康(内野聖陽)と大谷吉継(片岡愛之助)に呼び出されー(YAH0O!テレビより)

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引用したセリフは全て概略です。
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北条攻めの陣立てを秀吉に命じられる三成。いつもに増して険しい顔です。

「頼りにしてるでよ。」

ここで名古屋弁っていうのがわざとらしく聞こえました。

さて、大名が勢ぞろいです。
徳川、上杉、真田。皆が一緒に映ったのは始めてなので、密かに興奮(^^;;

総大将は秀次、家康は後見役と命じられます。
家康の、一瞬の意外そうな表情を見逃さない秀吉。戦さと言っても根競べのようなもの、わざわざ徳川殿になってもうらうまでもない、とつかさず宥めます。
大軍は秀吉、秀次、徳川たちの小田原城包囲軍と、上野から攻める上杉、前田勢にわけられました。

三成から上杉と共に動けと、思いがけない命を受けて喜ぶ昌幸。しかし家康は、真田は徳川の与力でござると、クレームをつけます。
が、三成は、それゆえ、此度は、と前置きしているのでござる、と一蹴しました。

家臣扱いされる徳川に従うより、うんと気が楽でしょう、ご機嫌です、昌幸。

信繁は挨拶もせずに立ち去ろうとする景勝を引き止めます。決まり悪そうな景勝、まともに信繁の顔を見ようとしません。

「お屋形様、お立場はよくわかっております。私のお屋形様への思いは少しも変わっておりませぬ。」

ここでやっと景勝、信繁を見ました。雨に打たれたような子犬のような目(汗

「すまぬ。」
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三成に、父を上杉の下にまわしてくれたことの礼を述べる信繁。

「私は徳川家康をまだ信じておらぬ。万が一、奴が寝返った時、真田まで連れて行かれては困る。それだけのこと。」
「いずれにしても、助かりました。」
「源次郎、私はこの戦さ、すべきではないと、今でも思っておる。だがやるからには、必ず勝つ。
負け戦さほど無駄なものはない。
そして・・・私は無駄が大嫌いだ。」

無駄が嫌いって絶対言うと思いました(汗笑

北条攻めという大仕事を任され、いつも以上にキチキチしている三成を心配そうに見る信繁。
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完成した小田原城包囲網を俯瞰で見る、三成、刑部、信繁。

「このような布陣、殿下以外にできるものではない。殿下のお名に恥じない戦さをしなければの。」

殿下のお名に恥じない・・・気負ってます、三成。
次なる戦いのための総稽古だと思われているのかもしれぬな、と、刑部。
「私もそう思う。」
まもなくこの日の本に殿下の敵はいなくなる。その先は海を渡って明を攻める。北条攻めはそのための手慣らし。

信繁の役目は馬廻り、戦場では伝令も兼ねるようです。あの黄色く膨らんだのが母衣とは、全く知りませんでした。映像で見たのは初めてです。中は空のようなので軽いだろうし、確かに目立つけれども、何だか邪魔っぽい(汗

家康の陣を訪れると、家康にツレションと称して連れ出される信繁。
総大将に任命されなかったことで、秀吉がまだ自分を信用していないようなのを気にする家康。この人が繊細なのを思い出しました。だからこそ生き残れた。
北条氏政の息子、氏直に嫁がせている娘はまもなく離縁することになっている、心配はご無用であると、秀吉に折りあらば伝えて欲しい、と。
この娘、督姫、登場はしていませんが、北条攻めのキーパーソンの一人。
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小田原に陣を立てている大名たちを呼び寄せた秀吉。

「此度の戦さ、わしらの相手は北条だけではない、伊達政宗、慰安だ主従を誓おうとしない陸奥、出羽の大名ども。
奴らもこの強大な軍勢を知れば、いずれ必ず頭をたれてまいる。
それゆえの長い戦さじゃ。あっさり勝負がついてしまっては意味がない。わかるな?孫七。
ま、うちらが負けるわけにゃあで。ゆっくりやるでよ。」

戦さと思うな、骨休みじゃ、というわけで、

「わしは茶々を呼ぼうと思っている。」

三成の表情が、ほんのわずかに渋くなりました。
皆も身内を呼び寄せてもかまわぬ、以上、と解散を命じた秀吉、家康をツレションに誘いました。
内緒ごとはツレションでってことね。しかし家康はさっき信繁に使ったところです(笑

小田原城を見下ろしながら。

「この戦さ、終わったら、おぬしに北条の領地をすべて任せようと思っている。」

驚く家康。

「こっから見えるところ、すべておぬしのものじゃ。」
「ありがたきことでございます。」
「今後もわしのために働いてくれ。」

宥めすかかされて上洛した時より、大分と力の差が開いたようです。もしくはそう見せているのか、家康。
しかし、次の秀吉の言葉に固まります。

「江戸はわかるな?だいだいあっちだ。」
「江戸が何か?」
「関八州をやる代わりに、江戸に移ってもらうから。」
「は?」
「駿府や三河はもういらんだろう。江戸も良いところらしいぞ。」

先祖代々の地をあっさり取り上げられてしまった家康。真田、北条の沼田の取り合いとは規模が違う。
家康がもし断っても、ねじ伏せる自信が今の秀吉にはある、ということでもあります。

立ちすくんで何を思う、家康。

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小田原城内では。

氏直の、討ってでよう、という意見に全く耳を貸さない氏政。
寄せ集めの軍、戦さが長引けば綻びもてきる、我らの味方につくものも出てくる、その頃合をみて伊達が北から大軍を率いてやって来る。城から討ってでるのはその時。

「ご隠居様は秀吉を甘く見ておられる!配下の大名で今更関白に歯向かおうなどと考えるものはおりません!」

江雪斎の必死の言葉も通ず、立ち去ります。
軍議を開く、と絶望的な表情の氏直。
.

上野の松井田城。
冴えない表情の景勝、兼続、昌幸、信幸。

「どうもやる気がおきん。」昌幸。
「わしもじゃ。」景勝。
「秀吉のために城を落とす、といのがどうも引っ掛かる。」
「この戦さには大義というのが見出せん。」

「おう、大義がない、大義が。」

軽いわ、昌幸(笑
お前が言うか、と昌幸を見やる景勝と兼続が可笑しかったです。
昌幸には散々苦杯を舐めされらましたからねえ。

「関白殿下は、日の本から戦さをなくそうとされています。それが大義とは申しませんか。」

親父はともかく、景勝を説得しようとする信幸。

人のため・・・秀吉ための戦さにやる気を出せない昌幸と、大義を見出せない戦さにやる気がおきない景勝、例によって正論を述べる信幸の三者三様。今更ですが、描き方がうまいです。

次に攻める忍城は、わざわざ上杉殿が出て行くほどの城ではない、ここはひとつ安房におまかせあれ、と調子良く引き受ける昌幸。
「忍城はお前がやってみぃ」と信幸に丸投げしました。
「焦ることはない、ゆっくり攻め落とせ。」
小田原城が陥落するのを待つつもりなのかもしれません。そうすれば北条攻めは終わる、秀吉のために城を落とす必要もなくなる。

出浦は出浦で、この硬直状態を利用して北条と手を結ぶことを画策していました。佐助を小田原城に忍び込ませ、謀議の文を渡すという出浦に唖然とする信幸。

「ここで秀吉を倒してどうされる。また乱世に逆戻りするだけじゃ。」
「乱世にしか生きられぬ男もいるのだ。」

出浦の命で動こうとする佐助を止める信幸。

「行ってはならぬ!
佐助、お前が側にいては、出浦殿のためにならぬ。しばらく源次郎の下へ行ってくれ。」

昌幸と出浦が示し合わせていたとは思えませんでしたが、乱世でしか生きられぬ男たちのしぶとい生き様に振り回される信幸、そして氏直・・・

.

開場か徹底抗戦か、いつまでたっても北条方の結論が出ないまま、時は過ぎていきます。
その中、歌を詠み、蹴鞠に興じ、薄化粧まで始めた父の気持ちがわからず苛立つ氏直。
しかし江雪斎は、氏政の本心を察知していました。

「ご隠居様、江雪斎を侮られては困ります。
戦さを忘れ、蹴鞠に興じるは、誰よりも戦さのことを気にされておられるから、薄化粧はやつれたお顔を隠すため、お部屋に立ち込める香は、方だの匂いを隠す役目。この季節、ひと月も湯浴みをされぬというのは、尋常ではございませぬ。」


「もしも湯に浸かっている間に敵が攻めてきたら、と思うとな。
わしが誰よりも怯えていたら、家臣たちの士気に触るでな。上に立つ者の辛さよ。
降伏はせん。」

異様さが増している氏政。

「この戦さ、負けを先延ばしにはできても、もはや勝つことはできませぬ。」

「いずれ伊達が来る。伊達さえ来てくれれば・・・。」
.

小田原の陣では、三成が忍城が月が変わっても一向に陥落しないことに苛立っていました。

「戦さは机の上の軍略通りには運ばぬのじゃ。」刑部。
「私なら三日で落とせる。」
「そもそも長い戦さになると殿下も仰せだったではないか。」
「しかし、これほど長引くとは誰が思う。」
「それはそなたの読みが甘かったということじゃな。」

あまりにキリキリする三成に、からかい半分ですが、結構キツイことを言う刑部。こういう人がいないとね。
秀吉に謁見するために1ヵ月も前に会津黒川城を出ているのに、いまだ伊達が到着していないことも苛立つ三成。

「三日もあればここまで来られるはずじゃ。」
三日は無理でしょう。いや、単騎で必死になれば可能かも。つまりそうすべきだと、三成は思っているわけです。
「もしや北条方につくのでは。」刑部。
「ありえぬ!」
「ふふふ、そう思うなら、苛立つだけ無駄じゃ。」
「見通しが全て狂った・・・くそっ腹が痛い、ごめん。」

おなかを押さえて退出する三成を見送る信繁。

「大丈夫でしょうか?」
「案外、細やかな男なのだ。」
.

六月九日に伊達正宗が、死に装束という派手はパフォーマンスで秀吉に恭順の意を示しました。
この報せは小田原城にも伝わり、衝撃を受ける氏政たち。

秀吉は伊達が降ったことで、もう待つことはない、と北条攻めを開始、北条を滅ぼす命を下そうとします。
しかし刑部は、北条方でわずかに残っている城を攻め落とせば、北条は進退窮まり小田原を開場するだろう、と進言。
「まどろっこしいな」と不満げな秀吉ですが、家康も、それならば戦わずに済む、と刑部の後押しをします。

「如何なさいますか。」

いつもなら三成が言うべきことを秀次が言ったことで三成がいないことに気づく秀吉。

「佐吉は何をやっている。」
「ご自分の部屋に閉じこもっておられます。」と刑部。
「はぁ?」
「戦さが長引き、当初の見立てと変わってしまったので、算段をしなおしておられるところです。」

帳面と首っ引きの三成。今までのクールな姿は微塵もなく、大層やつれております。
おなかの調子も悪いようで・・・ストレスが腸にくるタイプなんですね。自分も同じですので、苦しさ、よくわかります。
戦争の勝敗は兵站に左右される。大変な仕事なのです。

「石田冶部は頭で考えすぎるところがあります。まことの戦場で采配を振るったことはほとんどありませぬ。
いかだでございましょう。このさい石田冶部に忍城を任せてみるというのは。」

忍城に行くことになった三成に「父たちをお助けください」と頼む信繁。

「後は刑部にまかせた。ここを離れとうはないが、これも殿下が私をお気遣いくだされてのこと。
手柄を立てて戻ってまいる。」

「ご武運を。」

送り出す信繁の不安そうな表情が何とも何とも言えませんでした。
.

小田原城。
絶望に突き進む北条氏政と氏直、江雪斎。

「降伏するくらいなら城に火を放ち、わしは腹を斬る。」
「あまり賢いやり方とは思えませぬが。」江雪斎。
愚かであっても、誇り高き死を迎えれる。
「今更秀吉に頭をたれるつもりはないわ!」
「降伏すれば、秀吉は許してくれるのか。」
江雪斎に質す氏直。
「徳川も上杉も秀吉の下で領地を安堵されております。」

氏直と江雪斎の、降伏すれば、の問答はもう何十回も交わされてきたのでしょう。
氏政の前でも幾度か交わしたはず。しかし氏政の答えは変わらない。

「秀吉がわしらを許すはずがないではないか。首をはねられ、京の河原に晒されるに決まっておる。」
「ご隠居のお命は必ずお守りします。徳川殿に頼んで、助命嘆願をいたします。秀吉も徳川殿に言われれば、よもやおかしな真似はしますまい、どうかご安心を。」
「父上、ここは江雪斎を信じて。」
「馬鹿を申すな。氏直、くれぐれも降伏などしてはならん。」

「ご隠居は、かの早雲公以来、代々の名家、北条を滅ぼされるおつもりか!!」

血を吐くような江雪斎の言葉に少し黙り込む氏政。

「・・・従いはしよう。
だか、今後北条は上杉と同等の扱いとされるべし、本領は安堵、以後も豊臣家の重臣として丁重に扱うように。
それならば、頭をさげる。」

「さすがに虫が良すぎるかと・・」

「それが飲めぬなら、降伏はなしじゃ!城を枕に死ぬるのみである。」

この期に及んでの無茶な条件。一瞬氏政が乱心したかとすら思ってしまいました。
いや、ある意味乱心しているのですが・・・氏政は死ぬ気なのです。

当主は氏直である、と氏直の決断を即する江雪斎でしたが、父の意向には逆らえぬ、と氏直。
「北条家は終わりますぞ。」
「取りあえず父の条件を秀吉に報せよう。」
「火に油を注ぐことになりますぞ。」
「やってみなければわからん。」
.

「総攻めじゃ!」

江雪斎の言う通り、書状を読んで激怒する秀吉を必死で宥める刑部と家康。
氏政は戦上手で知られた男、生かしておけば役に立つ、死なせるには惜しい男・・・

「おまえら、北条贔屓か!」

しかし家康と刑部の反対を強引に押し切っての北条攻めにはリスクが伴うと見てか

「わしゃ、しばらく茶々と温泉につかってまいる。戻るまでに方をつけとけ!」

と、最後通牒を言い置いて出かけていきました。
.

一方 忍城に着任した三成は、忍城を落とせぬ上杉、真田を叱責していました。

「貴殿らは何ゆえここに残っておられる。私の目論見からすでに十五日以上も送れている。
一日の遅れでどれだけの無駄が出るか。二十万の兵が一日食う米が・・・」

「もう、わかった!!」

景勝が珍しく声を荒げました。ねちねち言われてもね。

「わしらにどうせ、といわれるのだ。」
「これより方々は直ちに鉢形城に向かわれよ。鉢形を落としたら次は八王子。」

忍城は自分が受け持つ、と三成。兼続が三成を思わず見ました。
三成の人となりは買っている兼続でしたが、戦さの経験不足は否めない。

「私なら四日で落としてみせる。」

鼻で笑う昌幸。

「どう攻めるか伺いたい。」
「殿下は水攻めをお望みである。」

一同、あっけにとられます。

「気楽に水攻めと仰せられるが、あの城の回りを堤で囲むとなると、どれだけの時がかかるか、わかりませんぞ」と昌幸。

「ここに来る前にぐるりを回って様子を見てきた。忍城はこのあたりでは最も低い場所にある。
私の見立てによれば、ここからここまでを堤で塞ぐだけで、利根川のミスを引き入れば忍城は沈む。
三日で落ちると見た。堤を築くのに一日、都合四日。如何かな?」

得意気な三成、異論さえ言わず、黙り込む一同。
兼続以外、三成には元々良い印象を持っていないですし、特に昌幸にとっては、失敗してくれた方が良いわけですからな~。
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その頃、小田原の陣では、刑部と家康に呼ばれた信繁が、氏政の説得を命じられていました。
氏直は降伏に乗り気だが、氏政が頑なに拒んでいると。

「氏政は死ぬ気だ。愚かなことを。」家康。
「氏政の心を動かさねば、事は進まん。石田冶部少輔も苦戦しているようだ。小田原が開城すれば。忍城もそれ以上は手向かいせんだろう。
殿下が戻られる前に、何とかしたい。これを氏政に届けて欲しい。徳川殿とわしの思いが綴られておる。そして説き伏せよ。」

「なぜ、私なのですか。」
「行けばわかる。」

送り出された信繁を、城までの道案内として待っていたのは正信でした。
正信から、江雪斎が、ご隠居を説得できるのは源次郎しかしない、と言っていることを聞き、買い被りでございますと、恐縮する信繁に、
「同じ思いでいる者がここに一人、おりますぞ。」

正信に言われ、心強くなるとともに、この役目が囮でも罠でもないこと、本気であることを実感する信繁。

「話は通してござる。ただ城内には降伏には不承知なものが大勢おります。くれぐれも気をつけて。ご武運を。」

正信と別れ、一人になった信繁の側に潜む佐助。

「さてと、生きて帰れるかな。」
「佐助がいる限り、ご心配には及びません。」
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門が開くと、江雪斎が迎えてくれました。自分と堂々と渡り合った信繁を見込んでの、願い。
「まことに追い詰められた時には、しがらみのない者の言葉にこそ、人は心を動かす。」
泣かんばかりに信繁にすがる氏直。
「わしを助けてくれ、わかってくれ、わしは今すぐにでも降参したいのじゃ!」
「ご隠居は城と最後をともにするつもりだ。秀吉の世に、己の居場所はないと、お考えのようだ。」
「関白殿下は主従を誓ったものに対しては寛容でおられます。」
「どうか、その話を父の前で!もう、わしらの申すことは、父の耳には入らぬのじゃ。どうか、どうか、わしらを救ってくれ!」
「北条の命運がかかっておる。頼んだぞ。」

すごいプレッシャーです。

その上、次々と襲い掛かる交戦派たち。
佐助によって何とか逃げおおせるか、と思ったら、信繁の手を強く握るものが・・・なんと、小山田茂誠!
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確かに、wikiに北条に仕えたって書いてありましたが、しばらく姿を見ないうちに忘れてました(汗

北条をどうするかを巡って、男たちの思惑が錯綜していました。
助けたい家康、戦さを起こしたくない刑部、まったくやる気のない昌幸、景勝、千載一遇のチャンスと捉える出浦。

氏政。早い時期に、徳川や上杉、真田のように頭だけでも秀吉に下げていれば、そして沼田にこだわったりしなければ・・・後からあれこれ言うのは簡単なのですけれども。
この大河で描かれている氏政は、明らかに時勢を読み間違えていました。その上、城もろとも北条家を滅亡させようとしている。
長期の籠城のため、精神的に変調を来たしていて、かつての大大名らしい鷹揚は微塵もないどころか、判断力が失われているように見えました。高島弟さんの鬼気迫る演技が怖かったです。
細川さんの氏直も、前半の我儘な若殿から、父の暴走を止められない情けなさまで、見事にはまっていました。
高島さん、山西さん、細川さんが演じることで、シナリオ以上にキャラたちが躍動していると思います。
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三成は、刑部の言う通り、堤を築くのに難儀しておりました。

刑部が三成を忍城攻めに推挙したのは、三成に経験を積ませてやろう、という好意からよりも、忍城を落とすのに手間取るであろうことを予想しての進言でしょう。
三成が恥をかくことはわかっていても、北条との交渉の時間を長引かせ、なんとか無血開城にへと導くために。
三成は言わば囮です。刑部の、戦国の男らしい策士っぷりが露になってきました。

秀吉が三成を忍攻めを命じたのも、刑部と同じく、戦さ働きをあまり期待していないためなのでしょう。
自らが率先して小田原城、そして北条を滅ぼしたいから。無血開城など望んでいないのです。
だから昌幸たちのサボリは、実は秀吉の思う壺だった、というわけなのかも。
本気出して次々と城を落としてしたら、危険人物と見なされたかもしれません。

現実、そして人の気持ちは机上の通りにはゆかぬことを思い知ることになる三成。
秀吉の威信を傷つけまいと、必死で慣れぬ城攻めをしているのが、可哀想に見えました。もっと気の毒なのは、この作戦で命を落とした兵士たちです。
この戦いの後、三成は少し変わるのでしょうか・・・。
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秀吉に呼び寄せられて、ずっと退屈そうな茶々。
しかし、小田原城を見る表情は、いつもかつてないほど厳しい。
小田原城にかつて滅ぼされた自分たちの城を見ていたのでしょうか。それとも・・・

「北条は滅びてしまうの?」
「そうやって世の中は新しくなっていくのです。とり残された者は消えていくしかございません。」

城下を眺める、茶々と源次郎。

今まであまりメディアで描かれていない北条の滅亡に至るストーリーをがっつり描いていて、見応えがありました。
これほど丁寧に北条を描いたのは、同じく籠城戦だった大坂の陣に繋がるから・・・なのでしょうね、きっと(涙

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2016年6月10日 (金)

重版出来! 第9話

公式サイト

例のごとく“かまってちゃん”な彼女・梨音(最上もが)の家出に振り回される高畑(滝藤賢一)。もちろんネームにも影響が出て、心(黒木華)や他の編集者、製版所までをも巻き込む始末だ。すったもんだで何とか難を逃れる心だったが、五百旗頭(オダギリジョー)に、毎度この調子だと担当編集者として高畑にきちんと注意をした方が良いと指摘される。(公式サイトより)

原作未読です。
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セリフを全部書こうとすると多分周回遅れになるので、感想のみざくっと書くことにしました。
今週は五百旗頭のモノローグだったのに・・・残念。

彼女、梨音が家出をするたびに、原稿を落としそうになる高畑。
編集部の皆になんとかしろ、と言われた担当の心が、”人を好きになる気持ち”を熱弁して高畑を庇います。
・・・実体験を元に、ではなく、マンガの受け売り(笑
そんな心に「何だかほっとした」と囁きあう壬生と菊池がオカシイ。

しかし高畑の引き抜き工作はかなり進んでいたのです。

五百旗頭がかつて、自分が担当したマンガ家と作り上げた作品が会議に通らなかった時、作品ともどもマンガ家をエンペラーに送り出したことがあったことを、美談として小泉に伝える心。
その作品「HITTI POTTI」は大ヒット、今やエンペラーの看板となっています。五百旗頭の勘は間違っていなかった。

その時「HITTI POTTI」を通さなかった編集には通さないだけの理由があっただろうから、勝った負けた、ということではない・・・と言うことを一番わかっているのが、五百旗頭でした。

雑誌を維持することも大事だけれども、何よりマンガ家の書きたいものを書いて欲しい。それが、五百旗頭の編集者としてのスタンス、なのだけれども、それが正しいかどうかなんて、彼自身が確信を持っているわけではない。
日々、小さな善行を重ねれば運をためられる、というおとぎ話を守るのも、秤を少しでも正しい方に傾け、運を味方につけたいから。

そんな時、高畑とエンペラーの副編集長、見坊が連れ立って歩いているのを見てしまいます。
後をつけるなんて良くないことだ、と呟きつつ、結局店までつけてしまった五百旗頭。
席は少し離れているので会話は聞こえないけれども、マンガ家を引き抜こうとしている編集者との密談の内容なんて手に取るようにわかる、ここで偶然のふりをして声をかけるか、いや、白々しすぎる、と悶々(^^;;
やっぱり今の担当は黒沢だし、ここは引き下がろうと立ち上がったところを、梨音に見つかってしまい、当然高畑と見坊にもバレちゃいました(汗

何が正しいかはわからないけれども、これは大失敗、と五百旗頭のモノローグ。

後をつけるなんてがっかりだ、と高畑。しおしおな五百旗頭。
さらに「ツノひめさま」が本当に描きたいものではないと言われて愕然とします。
ふたりで作り上げてきたツノひめなのに・・・
高畑は見坊に、もっとダークなものが書きたいはずだ、と願望を突かれて揺らいでいました。

どうするか結論を出すまでは、黒沢には言うな、と五百旗頭に釘をさす高畑。
なぜなら高畑のペースだと、新しい作品に取り掛かるとなると「ツノひめ」は終了となる。
としたら、ツノひめのファンの心は絶対に泣く、と。

なんだかんだで優しい高畑にぐっときました。

本当に書きたいものを書きたい、という作家の気持ちがわかる五百旗頭、何も言えません。
.

一方、中田は。

心と一緒に「ピーヴ」連載を目指してします。中田に「一緒に」という気持ちがあるかどうかは、わかりませんが。
身近な人たちを反映させることで、キャラも多様化してきました。
ただ一人、イメージできない少女のキャラがある。
イメージを求めて街角で少女たちをスケッチする中田。そら、怪しまれますわね。警察に目をつけられて逃げ回り、泥だらけになって三蔵山スタジオに戻ってきました。
心配して三蔵山の奥さんが触れた途端に、いきなりブチ切れる中田。彼の暗部がむき出しになりました。

今のは失礼です、と静かに、そして確固たる厳しさで中田を叱った三蔵山。

編集部では、中田が何を書きたいのか、わかるように説明しろ、と和田に言われるも、うまく言えず、中田の作品の世界観をしっかり把握しろ、と言われる心。
作者はまだマンガが書きたいという欲求、そして感性だけで突っ走っている状態。
このままだと、読者を置いてけぼりにした作品になってしまう、ということでしょうか。

三蔵山は心と五百旗頭に、中田がキレた出来事を伝えます。
中田の悲惨な生い立ちを思うに、三蔵山の奥さんは、彼は臆病だと言ったそうです。
そして、自分を守るために何かと戦っている、と三蔵山。辞めさした方がいいですか、という五百旗頭に、自分も家内もそれは望んでいない、と。

ただ、担当の黒沢には、彼のことを知っておいて欲しかった。

奥さんも彼のことを冷静に見てくれています。良い師匠たちに恵まれました、中田。

中田が戦う何者かは、恐怖の権化である怪物、ビーヴとなって登場している。
中田が生い立ちの中で何を感じて育ったか、彼自身、捉えきれていない。だから今はまだ正体不明の異様な恐怖として存在するのみ。その異様さが読者を惹きつけるのだけれども、このままだとストーリーとしてはいつか破綻する・・・と、中田のことを書き出すと長くなるので、この辺で(汗
.

高畑が珍しく締め切り前に原稿を送ってきました。なんと次号のネームも一緒、しかも心宛のメッセージまで添えて。
喜ぶ心、不審がる編集たち、エンペラーとのことを知る五百旗頭は嫌な予感を覚えます。
と、紙の端に、何かをその上から書いた痕跡を見つけた心。早速鉛筆で浮かび上がらせて見ると、エンペラーの見坊との待ち合わせ時間が!

隠し切れなくなった五百旗頭、高畑が新作を書きたくてエンペラーと交渉していることを話しました。
雑誌を潰す気か、と怒る安井。脅かしてでも書かせろっていかにも安井らしいです。
脅かして書かせるものではない、と五百旗頭は反論しますが、脅かすかどうかはともかく、雑誌が潰れる、という安井の言うことも正論です。
しかし安井がいるから、五百旗頭は作家と作品のことに集中できるわけで、そのことは五百旗頭も重々わかっている。

五百旗頭は心に黙っていたことを謝りますが、心は高畑のデビュー前から10年間、ともに走った二人の中に割り込めるとは思っていない、と心。五百旗頭の方が辛いだろうと。

心は高畑の下へ出かけていきます。
一方五百旗頭は、街で見坊と出会い、「HITTI POTTI」を書いている作家が、五百旗頭に見捨てられた、一生許さない、と言っていることを伝えます。エンペラーに行く、と言ったときに冷たくあしらわれた、と。

ショックを受ける五百旗頭。作品のためにも、作家のためにも良かれと思ってくだした苦渋の決断が、そんな風にとられていたなんて!

「全然伝わってねえ!!」

別れた妻に言われたことがある。あなたはいつも理性的で、それが悲しい。

「思いのままに走れたのは、いつの頃までだろう。」
.

その頃、心は高畑に、終わらせるのならこれまで「ツノひめ」を読んできて良かった、と思えるような最終回にしよう、それまでは一緒に走らせてもらう、と、必死というより、きっぱりと断言。潔いです。

高畑はエンペラーのネームを見せます。そこには、ツノひめが。

「どうしてもこいつが浮かんじまって。」

そうなんだ・・・

高畑が見坊に会いに行ったところに、五百旗頭と心が飛び込んでいきます。

「好きです!・・・「ツノひめ」が好きなんです!以上です。失礼しました!」

送り出すにしても、気持ちだけは伝えなければ。

一方、五百旗頭の勢いに唖然とした高畑と見坊でしたが。

「ツノひめ」が本当に描きたいものだったかというと、正直違う。
だけど、自分でも描けると思ってなかったものが描けている。
「見坊さんの言うような天才じゃなくて、汚ったねぇチャリンコだったんだ。
それが今、ジェット機になって皆を乗せて飛べてんだ。
俺はまだまだ「ツノひめ」が描きたい。
こいつら皆を乗っけて飛びてぇんだ。すまねえな。」

高畑に断られた見坊。良いものを見られたし、人の恋路はじゃましない、と去っていきました。

なに泡喰ってんだ、らしくない、と五百旗頭を冷やかしつつ、嬉しそうな高畑。
「ツノひめ」のために走ったという五百旗頭に、ファンだったのか?と聞きます。
「はい。」
「私もです!」と心。

「俺もだ。」

高畑のこの言葉に思わず・・・(泣

もし、五百旗頭がいつものように感情を抑えてあっさり引き抜きを見送ったら、とっても寂しかったでしょう。
そして、何を書いていいのかわからなくなったかもしれない。ツノひめ、という括りがあったからこそ描けた世界があるのだから。
あの五百旗頭を走らせた「ツノひめ」という作品を描ける幸せ。
何が正しいかなんてわからないけれども、今は三人が幸せそうに笑っている。
高畑が、バイブスを背負っている自覚、プライドを、気負いなく持っているのも、良かったです。

ツノひめに嫉妬していた梨音。
そりゃ、勝てませんて。というか、なんで嫉妬するかなぁ。わかりません~。
でも、彼女の言葉が五百旗頭、そして高畑にツノひめへの愛を再確認させる切っ掛けとなったのだから、まあ、いいか・・・(汗
ドラマとしては、どのキャラも丁寧に描いていて、お見事でした。

高畑さん、今度はもっと普通の女性と付き合ってください。でも、ああいうタイプが好きなんだろうなぁ。やれやれ。
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さて、中田。
興都館のエントランスで出あった牛露田の娘、アユから、掴めなかった最後の、そしてキーパーソンのキャライメージを作り上げることが出来ました。
なるほど。
アユも寂しい子供だったから、外貌以上に何か感じるものがあったのかもしれません。

中田の作品は編集会議に間に合いました。
そして心も、色んなことを糧にして、「ビーヴ」の世界観をしっかり説明しました。

恐怖と支配。
人間の恐怖にとりついて心を操る生命体。
怖いと思った途端、ビーヴは覆ってくる。
恐怖心さえ持たなければ、大丈夫なのに、人は恐怖心を抑えられない。
主人公は、そんな世界でただ一人、流れに逆らって声をあげる少年、コータ。

線が細くて弱いのでは、という和田に、

弱くて小さい人間だからこそ、必死で抗う。
弱いからこそ、必死で恐怖という支配から自由になろうとする。

「誰もが日々、何かと戦っています。必死で戦う主人公の姿は読んだ人たちに、明日への勇気と希望を与えます。
「ビーヴ遷移」はそういう物語です!」

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編集から、連載が決まった電話を受け取った中田。

「ああ、生きててよかった・・・生まれてきてよかった。」

本当にマンガしかない中田の涙に涙・・・

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大ヒット作品「ツノひめさま」と、デビューを目指す「ビーヴ遷移」。
それぞれの作家と編集たちの思いを丁寧に描いて、とても面白かったです。

五百旗頭。クールに見えるけれども、実はあれこれ悩んで迷う・・・どちらかというと、ごく普通に情けない人だった、というのが実にはまっていて、期待通り。普通っていうのが溜まりませんです(^^;;
"らしくない"、熱いところも見れましたし。

作家と作品及びキャラの関係も興味深かったです。
多くの読者に愛される「ツノひめ」を描き、届ける彼らの愛情と自負心が気持ち良かったです。

デビュー前、「ツノひめ」を作り上げていく高畑と五百旗頭が見たかったかも。無理だろうけど(汗笑

中田はまだまだこれからなんだろうな。
できたら同世代の、大塚や東江との交流も見たかったのですけれども・・・次回が最終回だからなあ。

「ツノひめさま」も「ビーヴ遷移」も読んでみたいです!

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2016年6月 9日 (木)

仮面ライダーゴースト #34「迷走!夢の世界!」

公式サイト

仲間たちの強い思いをつなげて死の淵から蘇ったタケル(西銘駿)。だが、仙人(竹中直人)によると、タケルはまだ99日という“命の期限”があるゴーストのままだという。完全に生き返るにはどうすれば…!?
アカリ(大沢ひかる)の研究室の担当教授・片桐(中脇樹人)が“夢の世界”に入ったまま帰ってこなくなった。“夢の世界”とは眼魔(ガンマ)の仕業か?タケル、マコト(山本涼介)らは片桐を探すため眠りにおち “夢の世界”へと入っていく。そこでは何が!?(公式サイトより)

マコトがここまでシスコンだったとは・・・ちょっと引いちゃいました(笑
そしてたこ焼き食べてるアラン。全く別人に見えました。かわいい。
タケルだけは夢を見れない。なぜならすでに精神だけだから。それゆえ彼だけ夢の中でも戦える、ということらしいです。

グリム兄弟の眼魂なんてあったんだ。
最初、え、グリムって二人なんだけど、と突っ込んでいたら、兄弟でひとつの眼魂を共有している、というのが今回の前後編の重要な伏線となっていました。
依頼人の兄弟と重なるエピの展開、面白かったです。

オナリ、なんでアランにだけいたずら書き?嫉妬?
真顔で対応するマコトが可笑しかったです。(^^

さて、冒頭で重要な情報が二つ語られました。←自分が覚えている限りですが。

一つ目は、以前眼魂が15個揃った時に願いが叶わなかったのは、一度にたくさんの願いごとをしたからなのではなく、ガンマイザーが妨害していたから。(まあ、これまでもチラチラ匂わせてはいましたけれども・・・)

このエピの時、ガンマイザーってまだ全く登場してませんでした。
未知の敵がいた、という設定は全くかまわないないのですけれども、一度にたくさんの願いごと、っていう設定は入らなかった気がするのです。ミスディレクションなのかもしれないけれども。
普通に、前と同じ方法をとったのに、何故?という展開にすれば、未知の敵の存在を匂わすことができ、それによって危機感、サンペンスが高まったと思うのですよ。ガンマイザーの存在感も増しただろうし。

二つ目は、龍はタケルの肉体のダミーを作り、それに眼魂を入れて眼魔と戦わせようとしていたらしい。しかしタケルが命を落としたものだから、肉体が消滅してしまって・・・というもの。

あまりにもおっちゃんが軽く喋っちゃったので、思わず二度見したのですが、それでも仕組みがよくわかりませんでした、ごめんなさい。
真の肉体は眠ったままで戦うマコトと同じようになるってことでいいのでしょうか。

このシリーズ全体に感じることなのですけれども、枝葉が多すぎます。多いだけならまだしも、それぞれを太く描いているものだから、基本設定がとても見えにくくなっているように感じます。
枝葉が多くってもいいけれども、主人公の設定、ゴーストの基本設定に関わることは、もっとちゃんと真っ当に撮って欲しいです。

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2016年6月 8日 (水)

動物戦隊ジュウオウジャー 第17話「エクストラプレーヤー、乱入」

公式サイト

デスガリアンのプレイヤー、トランパスが出現し、戦闘機からトランプ柄のカードをばらまき、人々の額に貼りつける。ジュウオウジャーはワイルドジュウオyキングで戦闘機を撃破しトランパスを追うが、大和たちも額にカードを貼りつけられてしまう。トランパスは。竜巻で人々を吹き飛ばし、ゲームをスタート。(公式サイトより)

同じマークを持つもの同士が出会うと全身に電流が走るので、近づけない、というのゲームのルールらしい。何気に酷いです。

しかし、真理夫叔父さんのアイデアで、カードに落書きをするとカードの力が無効になることを思いついたレッドさん。
仲間を助けたあと、トランパスを追い詰めますが、そこへザワールド登場。
サイ、ワニ、オオカミのジュウマンパワーを持ったエクストラプレイヤーで、強い強い。
ジュウオウジャーがボコボコにされて、次回へ続く。

ザワールドって、何だかすごいネーミング(笑
なぜジニスがジュウマンパワーを操れるのか、謎です。

いつも能弁な東映公式があっさりしすぎていますな。ザワールドについてはまだ秘密なのね。
グリーンさんの扱いは、確かに悪いというか、遊ばれてますよね(笑
ブルーさんの弟が可愛かったです。

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2016年6月 7日 (火)

真田丸 第22話「裁定」

公式サイト

北条氏政(高嶋政伸)の沼田城明け渡し要求を断固拒否する真田。北条を上洛させたい秀吉(小日向文世)を判事役に、原告・北条、被告・真田の戦国裁判劇の幕が上がる。信繁(堺雅人)は真田の代表として弁舌と胆力の限り北条に勝負を挑む。徳川方の証人・本多正信(近藤正臣)も加わり、一瞬の隙も許されない大論戦が展開。秀吉がいよいよ裁定を下す。武勇によって事を決する時代の終わりに昌幸(草刈正雄)の胸に去来するものはー(YAH0O!テレビより)

引用したセリフは全て概略です。
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「そもそも沼田城は上杉のものであったところを、天正六年、御館の乱の際にわが北条が奪い取った城でござる。よって、沼田城は北条の城であることは明々白々。以上。」

「確かにかつては北条のものでありましたが、天正八年、城は武田に渡っております。以後、織田に引き渡すまでの二年間、沼田城は真田の支配でございました。何ゆえ北条殿が己が城と言い張るのか、まったく解せませぬ。以上。」

本多正信、片桐且元、石田三成、そして秀吉が見守る中、板部岡江雪斎と信繁による沼田裁定が始まりました。

「面白い。」

秀吉主導でここまでこじれた経緯を整理整頓。自分も復習させてもらいました(^^

「まず、沼田城というのは誰が築いた。」

プレゼンの準備万端な且元。しかし秀吉に、長いとか言われて、全て途中で止めさせられてしまいました。残念。とってもわかりやすかったですよ、且元さん。

沼田城を築いたのは、沼田氏。しかし上杉と北条のどちらにつくかで内紛し、結果上杉謙信によって騒動は収まり、以降、武田に渡るまで上杉が支配してた。

「で、何ゆえ皆、この城にこだわる。」

上野と越後の国境にあって関東の最北にある要所、天然の要害で守るに易く、攻めるに・・・

「沼田がいかに大事な城か、ようわかった。続けよ。」

「もっとも大事なのはどちらが先に城を有していたか。とすれば北条であることは明々白々。」
「どちらが先かは意味のないことでございます。それを言うなら城は上杉に返さねば筋が通りませぬ。」

「一本!」

秀吉が信繁の理屈を認めました。
むっとする江雪斎、力を得た信繁。

「沼田はかつて上杉、北条、真田が三つ巴で争っていた場所。そこへ織田が現れ、横から城を奪い取った。大事なのはその織田から誰が奪い返したでございませぬか。」

「それならば、北条である。北条が上野、信濃から織田を追い払ったのは、わが北条の軍勢である。」

「織田を追い払ったのは北条かもしれません。が、しかし沼田城に関しては真田が己の力で勝ち取った城でございます。」

「否。勝ち取ったと申すが、実のところ、本能寺の変の騒ぎに紛れ、掠め取っただけではござらぬか。」

「それは言葉がすぎます。」

「掠め取ったではないか!さらに言えば、当時、真田は織田の家臣、滝川一益の下についており申した。つまり真田は主人の滝川殿を裏切り、沼田城を騙し取ったのです。」

信繁、形勢不利。秀吉、秀次、三成の視線が信繁に集まります。

「違うか。」

「仰る通り、騙し取り、掠め取り、勝ち取りました!!」

息詰まる中、秀吉が愉快そうに笑います。

「実に面白い。ただ、疲れた。」

と言うことで、休憩になり、信繁は早速父の潜む納戸へ。

「なかなかいいぞ、今のところは全くの互角じゃ。」

昌幸は信繁を褒めてくれました。

「相手の誘いに乗ってしまいました。」
「まさしく沼田は騙し取って、掠め取ったのじゃ。お前は正直に申したまでじゃ、気にするな。
まだ、徳川が何も喋っておらぬ。どういう立場をとるつもりなのか。おもしろうなってきた。」

昌幸、楽しんでおります。そして信繁にガッツを注入。息子を信頼しているのが、なんだか微笑ましい。

信繁が渡り廊下に出ると、江雪斎が近づいてきました。

「これは戦さだとわしは思うておる。」
「わたしもそう存じます。」
「戦さは勝たなくては意味がない。容赦はせぬぞ。」
「望むところ。」

「こうして我らがやり合うことで、まことの戦さをせずにすむ。」

彼もまた、人の命を考える人だった。

差し入れにきりちゃんがやってきました。今回は登場する女性は彼女一人であり、唯一の息抜きシーンでもありました。
もっとも差し入れの相手は秀次で、彼への差し入れが大きなおにぎりなのに比べて、おざなりに渡した信繁へのおにぎりの小さいこと(笑
江雪斎は声がでかくて好かん、という秀次に、
「しかし案外もののわかった方かも知れませぬ。」
と信繁。

第二ラウンド開始。

三成が正信に、天正十年に北条と結んだ盟約とその経緯について質問し、正信が答えようとするのですが、それを遮って江雪斎が発言。

「当時わが北条と徳川方は長い戦さが続いておりました。勝敗のつかない、これ以上の争いは互いに損、当方より和睦を持ちかけた次第。
その折に、徳川は当時配下だった真田の持ち城、沼田を北条に引き渡すことと取り決めたのでございます。」

その時の起請文を且元に渡す江雪斎。
対する信繁。

「天正十年、同じ年にわが真田も徳川と盟約をを結んでおります。
徳川は真田に対し、沼田の安堵を約束しております。未来永劫、沼田は真田のものだと、徳川様が仰ったのです。その時の起請文です。」

同じく起請文を渡す信繁。

「つまり、徳川は真田と北条の両方に沼田を渡すと約束してしまった、そういうことだな?」

すてを抱いた秀吉。
左様でございます、と信繁。

「これではっきりしたではないか。後は徳川が吟味すれば良いわけだ。後はまかせた。」

と、徳川に下駄を預けて、秀次を見ます。驚く秀次。

「この場を取り仕切ってみよ。」

息子がぐずるのを理由に去っていきました。
秀次本人はもちろん、残された者たち、全員微妙な表情です。あ、見ている方も(^^;;

気を取り直して一声を発する秀次。

「さて、考え方の道筋は見えた。つまり徳川が北条と真田に交わした約束。どちらが・・・」

「おそれながら。」

またもや、人の発言を遮っての江雪斎。まさしく戦いです。

「徳川と真田はいわば主従でござる。両者の間に交わされた約束は、親が息子にしたようなもの。」

「お待ちください!!」

「それに対して北条と徳川の約束は、国と国との盟約である。事の大きさが違う。どちらを重んずるかは自ずと明らかであろう。」

「お手元の二つの起請文をとくとご覧ください。」

且元に日付を確かめさせました。

北条とは天正十年十月二十九日、真田とは天正十年九月二十八日!

「真田の方がひと月早うございます。どりらを重んずべきか、自ずと明らかでございましょう。」

「約束にも格というものがある!」

「大名と大名の間に買わされた盟約も、親と子が交わした約束も、重さにかわりはございませぬ!
約束は違えてはならぬ、赤子にもわかる理屈でございます!」

「真田殿、ご自分の言われていることがどういう事か、わかっておいでか?」

「はい?」

「おぬしはこう申したのだぞ。徳川三河守殿は真田との約束があるにも関わらず、赤子でもわかる理屈をないがしろにして、再び北条と盟約を交わした、と。」

「そのようなつもりは・・・」

「徳川殿は、居並ぶ双方の家臣たちの前で、はっきりと沼田城を北条に渡すと申された。貴殿は徳川殿を嘘つきよわばりされるか?二枚舌の卑劣漢と罵るか?!」

江雪斎の誘導に乗ってしまって追い詰められた信繁、万事休す・・・
.

「はてさて、合点がいきませんなあ。」

初めて正信が発言しました。

「わが主、三河守がそのようなことを申すはずはござらん。」

「はぁ?」

信繁を追い詰めたと思っていた江雪斎、正信の言葉に虚を突かれます。

「そもそもわが主には、沼田城を譲り渡す記はござらなんだ。」

「はっ、何を言い出すのか!」

「北条に伝えたのは、奪い取るなら好きにせよ!、ということ。」

「譲り渡す、とは言っていないと申すか。」

三成が問いただします。

「奪い取るなら好きにせよ、でございます。起請文にもそう書かれているはず。そこに、手柄次第、とありませぬか?
己が手柄次第で沼田城を奪い取るなら、徳川は邪魔はせん、という意味でございます。」

起請文には確かに「手柄次第」と書かれてありました。慌てる江雪斎。

「それは言葉の解釈によりまする!手柄次第とは、いつでも欲しい時に受け取れば良い、という意味ではござらんのか?拙者はそうとっておった!」

「はぁ?・・・そういうとり方も出来申す。」

「徳川殿は約束されたのだ、間違いなく沼田を譲り渡すと仰せられた!わしははっきり覚えておる、おぬしも聞いていたはずじゃ!!」」

「はて。」

「本多殿!」

「忘れ申した。」

正信に突き放されて唖然となる江雪斎。信繁も事の成り行きに呆然となってしまう中、秀次。

「ずっと気になっていたのだが、譲り渡す、にせよ、奪い取る、にせよ、それは沼田が真田の城であることを暗に認めていることにはならないか。
元々北条のものであるなら、取り返す、奪い返す、と言うべきである。」

「それは・・・」

「これは何より北条は沼田を真田のものと思っている証拠じゃ。語るに落ちるとはこのことと違うか?
ここまでだな、冶部。」

すごく全うな判断。
秀次が良識人であることが描かれた瞬間でした。
でも、三成にとっては、この判断はNGなんだよね(涙

「双方の言い分は聞きつくした。後ほど殿下のお裁きを申し渡す。」
.

納戸に戻った信繁を満面の笑顔で迎える昌幸。

「よう頑張った!勝ち戦さじゃ!これでもう、北条もさすがに沼田から手を引くだろう。
わざわざ秀吉に裁定を願ったから、こういうことになる。」

そこへ三成が入ってきます。慌てて隠れる昌幸。

「ここにいるのはわかっておりました。今更お逃げなさらずともよい。」

そして信繁に向かいます。

「余計なことをしてくれたな。」

驚き、怪訝な表情になる昌幸と信繁。

「どういうことでございましょう。」
「おぬしのおかげで算段が狂った。」
「聞き捨てなりませぬな。」
「気持ちはわかるが、安房守殿。これでは困るのだ。」
「ご説明いただきたい。」

「殿下にとって何より大事なのは北条を上洛させること。そのためなら沼田はくれてやっても良いと思っていた。」

「では今日は何のためにあったのですか!?」

さすがに激する信繁。そりゃ、そうです。

「すんなり北条に沼田を渡しても良かったが、それでは真田の立場がないと思い、それゆえの今日であった。
安房守、ここは折れてくれぬか。」

「沼田を諦めよ、と言われるか。」
「そういうことだ。」
「お断り申す。」
「そなたが折れなければ、北条と戦さになる。」
「望むところだ。」

「真田と北条の戦さだけではすまなくなる。日の本を巻き込む大いくさになるは必定。」

「ふっ、まさか沼田ごときで。」

その沼田が火種となるのだ!!
理不尽なことは承知の上。この通りだ。」

三成が頭を下げた・・・あの三成が。
その姿に目を見張る信繁。

「石田様、お手をおあげください。沼田は引き渡しましょう。」

思わず信繁を見る昌幸に、最早これまで、ということを眼差しで伝える信繁。肩を落とす昌幸・・・長い沈黙の後、顔をあげた三成、真田親子を見る表情が心苦しさに歪んでいました。

「沼田と同じだけの領地を真田に引き渡すよう、徳川に掛け合うつもりでいる。」
「沼田に変わる土地などございません・・・いらぬ心遣いでござる。
一つだけ、望みがございます。
沼田のはずれにある名胡桃城には、わが真田の先祖代々の墓がござる。あそこだけは渡すことはできません。」

「ならば、名胡桃城はそのまま真田に残す。」
「あとは殿下の御上意に従うのみでございます。」
「すまぬ。」

去り際、信繁を見やる三成。今までない眼差しでした。

名胡桃城にご先祖様の墓があるとは知らなかった、と信繁。

「でまかせに決まっておるではないか。
なんかちょっと悔しくてな。しかしおかげで名胡桃城は残ったぞ。名胡桃城は一際高い所にある。あの城からは沼田が丸見えじゃ。名胡桃城さえ抑えておけば、沼田に睨みを利かせることができる。」

何とか秀吉に一矢を報いた、と少し得意気な昌幸でしたが、そんな父を見つめる信繁には、もう、かつて父の策に驚き感心していた表情はありません・・・

かくて、三成が温情で名胡桃城を残したことが、江雪斎、信繁の、話し合いで和睦する、という意図をぶち壊すことになる。
しかし裁定そのものが茶番だったんですもんね・・・
.

かくて、沼田の領地のうち、沼田城を含む石高三分の二が北条へ、名胡桃城を含む三分の一が真田のものとする、という裁定が下りました。

名胡桃城の価値を熟知しているのは氏政も同じ、怒り狂います。ましてや上洛などとんでもない。
江雪斎の、今はとにかく京へ、との必死の説得に全く耳を向けず、城の受け渡しに千人以上の兵を動かしてはならん、という秀吉の命に返って反抗、二万の兵を沼田周辺に送り込むのでした。

そんな北条の動きを注視し、仕掛けてくるのを、今か今かと待つ秀吉を、向こうもバカではない、となだめ、抑える三成。
「つまらん!」秀吉。

沼田城では、大叔父、矢沢頼綱が城を明け渡すことを拒んでいました。
城を守って亡くなっていったものたちの名をひとりひとり呟く大叔父。
「教えてくれ!あのものたちに何と言って詫びればよいのだ!あやつらはなんのために死んでいったのだ!」
しかし、大きな力には逆らえない。
.

裁定は下ったものの、一触即発の空気が流れる中、ついに事件が起きてしまうのです。

沼田城を守っていた北条の家臣、猪俣氏が突如名胡桃城に攻め込み、これを奪い取ってしまい、城を守っていた城代の鈴木主水が自害してしまうのです。

一報を聞いて緊張が高まる上田の信幸たち。
内記はすぐに出陣を、と迫りますが・・・そこへ本多平八郎が乗り込んできて、今すぐ名胡桃城を攻めよ、居合わせたのも何かの縁、百の兵をお貸しいただければ先陣を務めると、いつもの大音声でのたまわりました・・・が。

「舅殿は口を挟まないでいただきたい!」

ぴしゃりと跳ね除けた信幸。何ゆえここにおられるのか、と押し返し、平八郎がたまたま稲の顔を見に来ただけ、と答えると、さらに声を励まします。

「ならば稲のところへお戻りください。ここは真田の軍議の場でござる。あなた様は徳川の家来、すみやかにお戻り願いたい!!」

正論なれど、相手は傍若無人な平八郎。一同、思わず固唾を飲んでいると、平八郎は破顔一笑。
「婿殿、よう言うた。」
と、その場を立ち去りました。頑張りました、信幸。
まずは京にいる昌幸に報ることに。
「悔しいのは俺も同じだ。」

報せを聞いた昌幸。
「こんなことなら名胡桃城も北条に渡しておけばよかった。」
と悔やみます。自分の策で古くからの家臣、鈴木主水を殺してしまった・・・家臣の悼む昌幸に、ほっとしました。
即、名胡桃城を取り返す戦さを始めようとする父を止める信繁。

「父上、天下にお伝えするのが先です。」
「いちいち許しを請わねばならぬのか!」

「勝手に動いては、真田も始末を受けることになります。
父上、世の仕組みは変わったのです。

信繁の言葉に座り込む昌幸。

あくる日、秀吉に名胡桃城のことを報告した真田親子は、迷惑はかけない、真田の兵だけで奪い返す、と戦いの許しを
請います。
しかし、秀吉は、わしに預けてくれぬか、そなたの悪いようにはせぬ、あとはわしに任せよ、と許されませんでした。
寂しそうに立ち去る昌幸。

そりゃ、待ちに待った機会ですから、真田なぞに任せるわけがないのです。
それでも三成は、今一度北条に上洛を促す文を出すので、兵を挙げるのを待って欲しいと願い出ます。ぎりぎりの外交。

「それで断ってきたら、いよいよ戦さじゃ。」
.

出浦と酒を飲む昌幸。

「城を奪われたにも関わらず、取り戻せるにも関わらず、手をこまねいて見ているだけとは・・・何のために秀吉に従った・・・」

裏ぶれる昌幸。

「聚楽第は一見堀があって責めにくいが、調べたところ、東の方が手薄だ。攻め落とせるぞ。」

と、出浦。盟友、同志ならではの慰めの言葉です。
かつて大阪城を見た自分も同じ事を考えたことを思い出したのでしょうか。
出浦に酒を注ぎながら、寂しげに微笑む昌幸。

一方、信繁もまた、あれほど悔しそうな父上の顔は始めてみた、と上田からの使者、佐助相手に話していました。
出浦様もでございます、と佐助。

「さぞ、無念であろうよ。」
.

「子供の喧嘩に親が乗り出してくるようで、見苦しいわ!」

三成の懸命の文も氏政の怒りを煽るだけでした。氏政も昌幸と同じ、ひとつ城を取った、取られたこととしてしか見ていないのです。だから猪俣が名胡桃城を攻め落とした時も、何も動かなかった。かえって溜飲を下げていたのでしょう。
しかし江雪斎は秀吉の野望を知っている。必死で上洛を薦めるのですが、文を破ってしまう氏政。

「断ってきた。」
「思う壺。討伐の口実が出来た。」利休はまたも秀吉のやりたいことを言葉にしました。それが彼の役目。
.

「北条征伐じゃ!すぐに支度をせよ!」

ついに命が下りました。
三成はなおも今一度上洛の催促を申し出ます。信繁も、氏政が上洛すれば沼田の真偽を聞くことができる、と嘆願します。
しかし。

「散々わしは救いの手を差し伸べてきた。それを氏政は拒んだから、後は戦さしかない。」
「・・・畏まりました。」
もう、止められないと観念した三成。
「大名どもに触れを出せ。見たこともない大軍で北条の度肝を抜いてやる!」
浮かれつつ、立ち去る秀吉。

「ついに戦さになりましたね。」

「戦さが始まる時はいつもこうだ。
一度動き出せば、まるで暴れ牛のように前へと進んでいく。誰も止めることはできん。」

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秀吉が大軍を率いて向かってくることを聞いた北条。
小田原城の守りに絶対の自信を持っている氏政は、望むところ、伊達との盟約もある、と、頭を下げるどころか、やる気満々。
しかし・・・「徳川を味方につける、説き伏せよ、まだ時はある」
江雪斎に命じました。
うーん、あれほど家康から釘を刺されていたのに(_ _);;

だが秀吉はあっという間に空前の大軍をまとめあげた(ナレーション)

三成のような優秀な家臣がいますからねえ・・・

駿府城。家康に会ってもらえぬ江雪斎。彼も無理だとわかっているのが、悲しい。

「だからもっと早いうちに秀吉にあっておけば良かったのだ。
この期に及んで北条につくわけはなかろう。追い返せ。」

居留守を使う家康。

「しまいじゃな、北条は・・・」
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予想通り長くなってしまいました。もはや自己満足でしかないかも(汗

ともかく(汗々)、期待通り。三谷さんらしさ全開でした。

おさらいを兼ねつつ、北条が自滅していく過程、戦さを阻止しようと懸命に動く人々、加えて秀次、信幸たちの成長をがっつり描いていて、見応えがありました。

沼田を巡ってのやり取りは大国同志のエゴが描いていて、何て勝手な、と何度も突っ込んでしまいました。
裁定そのものは刑部のアイデアでしたが、真田を納得させるための一芝居にしたのは、三成。
もし、裁定のために家康、氏政本人が参上していれば、昌幸のプライドをある程度満足させ、沼田を譲ったかもしれません。
しかし、そもそもが氏政の上洛が目的だから、鶏と玉子の関係。各大名が名代を立てた時点で、裁定は文字通り茶番となってしまったのです。
そして三成の温情は北条攻めの切っ掛けを作ってしましました。仕掛けたのは昌幸なのですが・・・入り乱れる人々の思惑。

そして信繁。逸る秀吉を宥めつつ、ぎりぎりの外交を進めざるを終えなかった三成の思いに打たれた・・・関ヶ原に行き着くまでの信繁と三成の間柄が見えてきました。

「一度動き出せば、まるで暴れ牛のように前へと進んでいく。誰も止めることはできん。」

三成の言葉が重い。

信幸が平八郎にキッパリ釘をを差した時はすかっとしました。平八郎が嫌い、ということではありません。平八郎が信幸の人となりを認めてくれたのが、良かったです。
この出来事が信幸の運命を左右する伏線のひとつになるのだろうなあ。

秀次を、気が弱いだけでは人物として描いてたのも、お見事。
常識人で、頭も切れる普通に良い人。秀次と信幸はちょっと似ているかもしれません。
でも秀吉と互角に付き合うには、普通の人じゃだめなんですよね(涙

正信が、信繁の若さを応援する、というシーンもぐっときました。
同じ世代の昌幸、出浦、氏政がジタバタしている中で、潔かったです。

しかし、昌幸と出浦は自分たちのやり方が通じないことを、苦い思いと共に受け入れました。
静かに酒を酌み交わす、おっさん二人の哀愁が堪らんかったですわ・・・まだ、これからの活躍が残っているとはいえ。

ところが氏政は、受け入れなかった。
秀吉の化け物性に直接触れなかったためでもあるでしょうけれども・・・
時代を見越して北条のために、そして無駄な血を流すまいと必死で戦った江雪斎。
親父殿の強気の行動を、悲しげにさえ見える表情で黙って従う氏直。今までは切れがちな若者だったのですが・・・もうすでに北条の行き着く末を見通しているかのような、静けさでした。
親父さんが大好きなんだろうなあ(涙々

あと、都と上田を何日で行くかで緊迫感を出していたこと。ここ数年の大河のワープ加減にうんざりしていたので(汗)、嬉しかったです。

前半の法廷劇、後半の変転する時勢を描いて濃密な、そしてそれぞれの行く末がわかっているからこその、悲しみに満ちた回でした。
これこそ、史劇の醍醐味。次回も楽しみです。

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2016年6月 6日 (月)

さざなみ:映画 

2015年 英国 95分 原題「45 Years」

公式サイト

原作:デビッド・コンスタンティン「In Another Country」
監督・脚本:アンドリュー・ヘイ/製作:トリスタン・ゴリハー/撮影:ロル・クローリー/美術:サラ・フィンレイ/編集:ジョナサン・アルバーツ
出演:シャーロット・ランプリング、トム・コートネイ、ジェラルディン・ジェームズ、ドリー・ウェルズ、デビッド・シブリー、サム・アレキサンダー、リチャード・カニンガム、ハンナ・チャーマーズ、カミーユ・ウカン、ルーファス・ライト

Photo_2


長年連れ添った夫婦の関係が1通の手紙によって揺らいでいく様子を通し、男女の結婚観や恋愛観の決定的な違いを浮かび上がらせていく人間ドラマ。

結婚45周年を祝うパーティを土曜日に控え、準備に追われていた熟年夫婦ジェフとケイト。ところがその週の月曜日、彼らのもとに1通の手紙が届く。それは、50年前に氷山で行方不明になったジェフの元恋人の遺体が発見されたというものだった。その時からジェフは過去の恋愛の記憶を反芻するようになり、妻は存在しない女への嫉妬心や夫への不信感を募らせていく。

「スイミング・プール」のシャーロット・ランプリングと「カルテット!人生のオペラハウス」のトム・コートネイが夫婦の心の機微を繊細に演じ、第65回ベルリン国際映画祭で主演男優賞と主演女優賞をそろって受賞した。(映画.comより)

@京都シネマ

原作未読はもちろん未読です。
S・ランプリングを見たくて鑑賞しました。
ちょっとネタばれが含まれているので、ご注意くださいませ。
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ほとんどランプリングとコートネィの二人芝居。
夫婦の微妙な機微を静かに描いていて、絶妙でした。

夫のジェフは75才。定年まで真面目に工場を勤め上げた人。
定年まで教師を勤め上げた妻のケイトは、10才ほどは年下なのでしょうか。
おそらく、妻の父は二人の結婚に反対だった。
年の差もあるけれども、夫がブルーカラーだったことが原因だった気がしました。妻はきっと知識階級の出身だろうから。

そういういきさつはあったけれども、45年間、大きな諍いなく暮らしてきたと思われる夫婦です。
子供がいないためでしょう、自分たちの写真はほとんど撮らなかった。今思えば、少しもったいない気もする、とケイト。彼女は過去を振り返らないのです。

舞台となった場所は、運河の「ザ・ブローズ」と観光で賑わっている町があるので、イースト・イングランドのノーフォーク州あたり。

ジェフとケイトが住む村は、豊かな田園ではあるけれども、天候は荒い。
夫妻の心情を表していたと思います。

以前ロンドンからケンブリッジ行きの電車を乗った時に、ゲンブリッジから引き返さずに、終着、キングス・リンまで乗って見たことがあります。
ノーフォーク州の北のはずれにある町でして、10月半ばだったのですが、まあ、風が強くて寒いこと。そして晴れたと思えばいきなり大雨の繰り返しだったことを思い出しました。
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上記の粗筋の通り、50年前に行方不明になった恋人が発見されてから、穏やかだった老夫婦にさざなみが立ちはじめます。
氷河に閉じ込められて、骨になることもなく、そのままの姿で発見された恋人。

妻は過去をさ迷いはじめる夫に苛立ちを感じざるを得ません。
自分が出会う前の夫の過去。自分の存在しない夫の過去。

穏やかかつ生き生きしていたケイトの眼差しが、徐々に悲しみと苦しみに満ちていきます。
しかし夫は、妻の変化に全く気がつかない。

夫婦して禁煙していたのに、お互いが吸いだしてしまう・・・ランプリングが煙草を吸う姿が実に格好良かったです(^^;;

夫婦の心を描いて、凡庸なサスペンス映画など足元にも及ばぬ緊張感が漂っていました。

そして、衝撃の秘密を知ってしまうケイト。
夫が妻にひた隠す秘密。なんという残酷で哀しい秘密。
秘密以上にケイトを打ちのめしたのは、あくまで秘密にしようとする夫の気持ちでした。
例えその気持ちがいたわりからであっても、隠されることが、ケイトにとっては悲しく、そして屈辱ですらあったのです。

ここからのランプリングが凄い。
眼差しが徐々に鋭くなっていき、結婚45周年を祝うパーティ会場の化粧室で自分をじっと見つめる目つきは、まるであの「愛の嵐」のルチアのようでした。

ケイトは一体どんな決意をしたのか。

全くセリフのない、ケイトの表情の変化だけで物語るラストの長回しのダンスシーンが素晴らしかったです。

見終わった後、まず思ったこと。

シャーロット・ランンプリング、凄い!

でした。

ケイトの、そうか、こんなに遠くまで来てしまったんだ、という思いが、セリフではなく、佇まいから伝わってきて、もちろん環境などは全く違うけれども、我が身の過去とリンクしてしまい、思わず泣きそうになりました。

セリフにすると限定化される思い出が、セリフにしないことで、観ている人々それぞれの過去を想起させるのだと思います。
ケイトと観客の共通項は「過去を想う」だけ。その想いを見事に増幅させたランプリングという女優、やっぱり、凄いです。

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2016年6月 3日 (金)

重版出来! 第8話

公式サイト

“打倒エンペラー”のモットーを掲げるも、売り上げ1位の「エンペラー」に追いつけず苦戦中の「バイブス」。編集部内にはいつもに増して吠える編集長・和田(松重豊)の声が響く。何もしなくとも雑誌が売れていた時代とは違い、役員たちは会議で利益のことばかり突っ込んでくる。厳しい現実の中、決断をし部下を引っ張っていく編集長として和田は数字に追われる日々が続く。

機嫌の悪い和田に、中田伯(永山絢斗)のネームは「魅力に欠ける」といわれ落ち込む心(黒木華)だが、追い討ちをかけるように、あれだけ止まることのなかった中田のネームが突然止まってしまう。さらに、連載を抱えている大塚(中川大志)も五百旗頭(オダギリジョー)に止められていたエゴサーチをしてしまったせいでネームが描けなくなってしまった。大塚の弱点を冷静に見抜き的確にアドバイスをする五百旗頭に対し、心は、原因不明の中田のスランプに戸惑いどうすることもできない。五百旗頭は、中田の弱点は「他人を理解しない所」だと心に言うが…。(公式サイトより)

原作未読です。
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少しでも弱みを見せれば突っ込まれる・・・興都館の雑誌編集者が全員収集される、「数字しか見ない会議」を、怖い顔とゴリ押しで乗り切った和田ですが、何もしなくても雑誌が売れた時代を思わず懐かしんでしまいました。

今朝のローカルニュースで、女性ファッション雑誌がほとんど売れないことと、女性週間雑誌も10年前の3分の1ほどに落ち込んでいることが取り上げられていました。
電車の中で雑誌を読む人もあまりみかけなくなったとか。
マンガ雑誌はまた違うだろうけれども、新聞を含め、紙媒体は大変です。

沼田から譲られた端末で落語をずっと聴く中田のカットがあって、バイブス編集部です。

中田のネームが止まったことを心配する心。
五百旗頭の元には、ネームが全く進まない、と不安そうな大塚が訪れました。
早速大塚のスランプに対処する五百旗頭。原因が、見ないように言われていたネットの書き込みを思わず見てしまったことだと知ると、君のような共感力の高すぎる人は見ない方がいいのだ、とアドバイス。
共感力が高い・・・上手いこといいます。大塚はこの言葉で平静を取り戻しました。

一方、心の方は、じっくりと中田のネームを読み返し、中田のキャラが皆似ていることに気がつきます。
つまり、自分視点でしか書けていない、他人を信じない、他人を理解する力の欠如、という弱点があること。
人のことに興味がなく、自分が絶対、こういう俺様キャラはギャグマンガならありかもしれないけれども、と五百旗頭たち他の編集者たち。

メロンヌは俺様?(笑

心配になって中田のところに駆けつけようとする心を止める五百旗頭。今しばらく、一人にしておこう、と。
ここは一人で超えなければならない壁。ネームが止まっているのは、逆に良い傾向なのかもしれない。

ストーリーは縦軸、キャラは横軸。
中田は横軸が構築できていないんですね。
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電子書籍化の承諾を取るために、牛露田宅を度々訪れる和田。
しかし、牛露田は取り合いません。

お酒の呑みすぎなのか、手が震えてマンガが描けない牛露田(後田)。
電子書籍化を断わり続けるのは、プライドのためなのだけれども・・・あまり共感できませんでした。
後田の娘、あゆは、母は父のために不幸になったと思い込み、全てに頑なになってます。

町の本屋さんが次々と閉店していくのを詠嘆する和田。

自分の近所の本屋さんもいつの間にやらなくなってしまいました。
いつの間にやら・・・本が売れない時代なのに発売される本の量は半端ないから、どうしても店頭に並ぶのは売れ筋優先となり、自分が読みたい本がなくなってしまって、足が遠のいてしまったんです。
和田の言う通り、週刊誌ならコンビニで買えますし。

取次店も倒産する、書店の連鎖倒産だ、と和田の同級生で、故郷で本屋を営む北野。

都会の書店では、書店員、河が頑張っていました。
周囲の誰とも打ち解けられず、漠然とした不安を抱えていた中学生の時の自分を救ってくれたマンガの作者、山縣留羽(るうるう)の新作が出て、皆に手に取ってもらいやすいポップを作っています。
自分が読むのは、一番あと。まず、お客さんに読んでもらう。

営業部の小泉は、書店で、エンペラーの営業マン、町田が書店員の目を盗んで、他の社のコミックの上に次々と自社のコミックを置いていくのを目撃。さらに人気作家のサインを賄賂がわりに店員に渡してしました。

そうまでしなければいけないのか・・・すっかり元の幽霊顔に戻ってしまう小泉。
しかし、心から、頑張る河のこと、マンガを読者に届ける喜びを聞いて発奮し、るうるうの担当編集者にサインをもらってもらうよう、頼み込みます。
頼むだけでは、ということで、河からのファンレターを添えました。
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編集部を訪れた中田。相変わらずネームが全く進まない理由を心に聞かれ、自分でも謎です、と。
心にも全く心を開きません。

中田の背後で、吹っ切れた表情でスランプを脱したことを五百旗頭に報告する大塚。
五百旗頭のアドバイスで、自分のマンガには良い奴しか出てこないけれども、それは嘘じゃない。十人十色いるけれども、みな、良い奴。そういうところを大事にしていけばいいことに気がついた、と。

大塚のすべてが気に食わない中田。無邪気な大塚の誘いを無視して帰っていきました。

一方、心からるうるうの本を渡された後田あゆ。
本の形は羽の形。自分のままでいいんだ・・・るうるうの世界に引き込まれ、表情も柔らかくなりました。
その後、心に連れられ、河の書店へ自分のバイト代でるうるうの本を買いに行ったあゆ。河から書店員、本屋の醍醐味を聞かされます。
河や心の本を売る、お客さんに届けるという熱意に、大人がちゃんと働いているのを見るとほっとする、とあゆ。
父のマンガもこういう人たちの手を経て、多くの読者に読まれていたのだろうか、とはじめて父の作品に興味を示しました。
総刊行部数1300万部の大ヒットだった、と心。それだけの人をペン一本でワクワクさせていた。

すっかり打ち解けた心とあゆ。
帰宅すると、和田が今の時代を否定しかしない牛露田を説得している場面に遭遇します。

自分はもう50を超えた。出版不況やら何やらで、牛露田が現役だった頃とはまるで違う。
どんどん変わっていって、自分だってどうすればわからないことだらけ。

でもあの頃にはもう、戻れないし、私は今、ここで生きていくしきゃならんでしょう。
私たち大人は、子供の前で格好をつけなきゃならんでしょう。
我々マンガ屋は夢を売っているですから。

そして、あゆに、かつて牛露田が北野の店に寄ったときに書いたサインを見せ、母が決して不幸だと思っていなかったことを伝えます。
母は父のマンガが大好きだった。夢の犠牲になったのではなく、同じ夢を見てた。

夫婦の機微は子供にはわかりませんです。
でも、るうるうの作品を読んで心揺さぶられた今は、両親の、マンガへの特別な思いは理解できるようになったのかもしれません。
ようやく牛露田親子は和解したのでした。
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河の書店に、例のエンペラーの町田が挨拶に訪れました。が。
「妖怪パタパタ」(笑
わかってたんですね~。そりゃそうだ。いつもいつも頑張って考え抜いてディスプレイしているのだから。
「人の職場を荒らさない!」
よく言ってくれました。

その様子を見ていた小泉。
るうるうの担当編集者に電話し、張り合うところを間違えていた、とサインの以来を取り下げました。
ふつうに頑張ることを改めて決意する小泉。
その後でちらちら映る人影・・・るうるうです。
「いつもありがとうございます。」
河の手紙を読んで、本人が直接足を運んでくれたのでした。

ストーリーとしてはありがちなサプライズなんだけれども、河の気持ちを思うと、思わずうるっとしてしまいました。

電子書籍化の契約にサインする牛露田。
震えてまともに字もかけないのを、そっと痛ましげに見る和田。

不摂生だから描けなくなったんじゃなくて、描けなくなったから生活が荒れしまった・・・破滅型天才の、不幸でない着地点でした。

サインを終えた父を迎えるあゆ。父の本を全部読んでいました。
「とっても面白かった。」
嬉しそうな牛露田。

作品が再評価されたら「ふんじゃったネコ」もキャラ売れするするかもしれません。牛露田としては不本意かもしれないしれないけども。
お金があれば幸せ、とは言えないけれども、少なくとも娘の将来の選択肢を増やせそうではあります。
父としてのプライドは蘇ったのではないでしょうか。自分の作品も認めてもっらたし。

編集に戻って、それぞれに激を飛ばす和田。
メロンヌの悪い癖が出てきた、読者を置いてけぼりにしてる、という指摘が可笑しかったです。
「まだですか!」という壬生(多分)も。(笑

「時代は変わる。俺たちも変わる。
それでも変わらないものもある。
俺たちがやることは一つだ。
マンガのために全力を尽くす。」

和田の友人、北野も踏みとどまりました。
これからは総花的に本を置くのではなく、自分の置きたい本を置く、と。

近所に、店主の趣味に特化した個人書店があるのですが、そのやり方で20年以上頑張っておられます。普通の書店には置いていないものが多く、一種の観光名所にもなっているようです。
決め打ちならネットでもいいけれども、店頭での出会いを楽しみたい人もも多いだろうし、実際に内容を確かめてから買いたいものもありますからね。

しかし・・・とってもスタイリッシュなお店なので、自分のような下々の者には、逆にちょっと敷居が高い(^^;;

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三蔵山スタジオ。

「沼田さんのネーム、僕はとても面白かった。大塚シュートなんかより全然。
でも、沼田さんはもうマンガは描かない。
沼田さんは僕になりたかったんだと、黒沢さんは言うんだけれども、どうしてですか。どうして、プロになれなかったんですか。どうして・・・」

三蔵山に自分の疑問を打ち明ける中田。

中田の思いを聞いた三蔵山は、心に電話してくれました。

「心配することはない、中田君の心は堅い殻で覆われている。
だから、他人を理解しないし、興味を示そうともしない。
でも、今はその殻から出ようとしている。
ネームが書けなくなったのは、他人の感情が自分の中に流れ込んだことで、戸惑っているから。
殻をやぶり、外に出られたら、彼は自由になれる。」

中田が殻を破るには、もう少し時間がかかりそうです。
一人で何役も演じ分ける落語を聞いて、何を感じているのでしょうか。彼の言葉で聞いてみたいです。

大塚の作風(絵ではなく)は沼田と似ているのかもしれません。
だから気になって仕方がないのかも。
全く真逆な二人。それ故にいいライバルになりそうなします。
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さて、心は、またもや高畑の彼女の家出に振り回されることに。
締め切り間際に家出をするのは、高畑の気持ちを確かめる手段、確信犯だったようです。

ああ、ややこしい女。

高畑には、エンペラーの編集、見坊が接近してました。

「本当に書きたいものを描けてるんですか。うちのエンペラーで書きませんか。」

予告では、いつもはクールな五百旗頭がジタバタしてました。
楽しみです。

しかし、ここで高畑の設定がカムバックするとは~(^^;;

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2016年6月 2日 (木)

仮面ライダーゴースト #33「奇跡!無限の想い!」

公式サイト

父・龍(西村和彦)の想いを知ったタケル(西銘駿)は決意を新たにする。そこへ白いスーツを身に付けたアデル・ファイヤーとアデル・グラヴィティ(重力)が出現!アデル・ファイヤー はガンマイザー・ファイヤーに変身する。
タケル、マコト(山本涼介)、アラン(磯村勇斗)は同時変身して戦う。しかし、ガンマイザーの不滅の力に圧倒され、ゴーストグレイトフル魂もグラヴィティが発生させたブラックホールに吸い込まれていく。変身を解除したタケルは、手にしたオレゴースト眼魂(アイコン)さえも砕かれてしまい……!(公式サイトより)

タケルが消滅し、嘆き悲しむ仲間たち。
しかし、思いを一つにしてタケルを蘇らせます。

蘇ったタケル。人が亡くなっても記憶はとどまり、時を超え、生と死を越えて、無眼に未来に繋がっていくことを実感するのでした。

タケルが人の記憶の断片を見れるようになったのは、タケル自身を復活させるための防御策でもあった、と思ってもいいのでしょうか。
セリフは格好いいのだけれども、タケルについて描かれたエピソードが少ないので、あまり感動できませんでした(大汗
大事なのはタケル自身の記憶より、仲間の中のタケルの記憶なのかなあ。だったらわかる気もします。

タケルを思う仲間の中で、ナリタだけ、まだ何のエピソードもないことが、微妙に気にかかりました。
初回から登場、そんなに多くないレギュラーなのに、セリフもほとんどない、全くのモブでしたもの。キュビやビルズ社長の方が、まだ印象に残ってます。
シブヤも同じくモブだったけれども、今回のテーマに合わせて、滑り込みでエピソードを入れてもらったのになあ。
何だか不憫な気がしました。
今後、ナリタ絡みのエピは登場するのでしょうか。

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2016年6月 1日 (水)

動物戦隊ジュウオウジャー 第16話「ジューマンをさがせ」

公式サイト

デスガリアンのプレイヤー、マントールが出現し、動物の着ぐるみを着た人をさらい始める。デスガリアンは人間とジューマンの区別がつかないため、手当たり次第にさらっているようだ。牛のコスプレをして出かけた真理夫も、マントールにさらわれてしまう!大切な叔父の危機に、大和は珍しく取り乱してしまうのだが…!?(YAHOO!TV より)

ナリヤ、初参戦。真理夫叔父さんと何らかの交流があるのかな、と思ったけれども、ジニスへの忠誠心がさらに高まって終わりました。
叔父さん、忙しいから、エピソードを作る時間があんまりないものね(笑

叔父さんがさらわれたことで、かつてなく取り乱すレッドさんが描かれていました。
ますますレッドさんの両親のことが気になります。
そしてレッドさんの気持ちを察するジューマンたち、チームワークがとれてきたようです。

そして一番気になったのが、ラスト。
回数的にもそろそろ追加戦士登場の時期なので、恐らく、とは思うのですが、敵として登場?
どう展開するのでしょう。

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