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2016年5月26日 (木)

重版出来! 第7話

公式サイト

心(黒木華)が担当する漫画家・中田伯(永山絢斗)が、三蔵山(小日向文世)のもとでアシスタントとして働き始めて一ヶ月。長年、三蔵山のもとで働いているチーフアシスタントの沼田渡(ムロツヨシ)は、明るく大らかな対応で“過去最高に面倒な後輩”中田の面倒を見ていた。
だが、流星のごとくあらわれた中田は、絵は下手なものの三蔵山はその類まれなる才能に一目置おいており、沼田は徐々に中田に対して劣等感を募らせていった…。(公式サイトより)

原作未読です。
今回はセリフは中心の感想にしてみましたが、全て概略です(汗
.

ストーリーは沼田のモノローグで進みます。

中田への嫉妬心を冗談でわぎらわす沼田。
しかし、不器用で真面目、人との距離間を察するのが苦手な中田には、彼の冗談は通じない。
言葉に出したら、言ったことが本当になってしまう・・・「言霊」を、自分の祖父が亡くなった時のことを挙げて、真摯に注意されしまいます。
でも、しゃれの通じない奴だと、受け流せない沼田。なぜなら、中田の言葉には真実が含まれているから。

三蔵山先生の奥さんの好意を乱暴に跳ね除けてしまう中田を注意する沼田。
そこで中田の生い立ちが、今の、人を人とも思わす態度をとる原因の一つになっていることがわかるのです。
両親に捨てられ、祖父と二人きりで育った。母との思い出と言えば、首輪に繋がれていたこと、食事は1日一回だったこと・・・首輪のことは、彼には珍しく冗談にわぎらわせていましたが、本当だったかもしれない。
ネグレクトされていた子供だったこと。それが、彼の作品のエネルギーのひとつとなっている。
彼の作品のバックボーンに言葉を失う沼田。

中田の異種さを知るにつれ、沼田の、新人賞を取ってから10年、一本の作品も掲載してもらえない自分に比べて、ネームが湧き出てくる才能、かつ心という編集に恵まれている中田への鬱屈した思いは募るばかり。
中田が心に渡し忘れたネームノートをこっそり読んで、あまりの思念の強さに引きづられしまい、恐怖のあまりインクビンを投げ飛ばしてしまいました。
ところが、投げ飛ばしたインクがネームノートにかかってしまい、思わず隠してしまうのです。
.

中田のネームノートを夢中で読む心。一冊抜けていることに気づきます。
心に言われて、三蔵山のスタジオでノートを探す中田、一緒になって探すアシスタントたち。
言うに言い出せない沼田。
沼田の挙動不審、表情に気づいた三蔵山は、中田のノートを隠していること、そして彼の焦燥も見抜いていました。
沼田からインクで汚れたノートを見せられた三蔵山は、私がやったことにして中田に帰そう、と言ってくれます。そして
「作品を創るということは、自分の心を覗き続けることだ。」
と。
心に言った言葉と同じ。ぶれない人です。だからずっと第一線を走り続けられる。

ずっと猫背で温和なコヒさんの存在感が半端です。すごい役者さんだなあ。

こうしてネームノートは、三蔵山が自分が汚してしまった、と中田に返されました。
しかし納得しかねるような表情の中田。

中田から渡されたノートが汚されているのに驚く心。
安井、壬生、菊池たちは、すわ、苛めか、と無責任な推理で盛り上がりますが、心は帰っていく中田を追いかけました。

「さかなくん、さんだ!」

安井がさかなくんが好きだったとは(笑
和気藹々とした編集の雰囲気に癒されました。
.

心は、沼田のアパートを訪れ、中田が、ノートの件は三蔵山が誰かを庇っていると思っている、と話します。なので、チーフの沼田に相談にしにきた、と聞いて焦る沼田。
しかし、心の言葉は意外なものでした。

「本当の犯人は先生の奥様だと。」

中田の闇がこんなに深いとは(_ _);;

愕然とする沼田。
そして、本来なら、一番怪しいはずの自分が、中田には見えてすらいないことにショックを受けるのです。
つまり、ライバル、いや、同業者としてすら見てもらっていない。

大塚シュートのマンガを平凡、ゆるい、と断定する、相変わらずの中田。
普通の設定で面白くする力があるんだ、という先輩たちの言葉に
「マンガ描かなくったって生きていけるような奴ですよ。マンガでうまくいかなくっても帰れる所がいいですねって話ですよ。」
「お前、帰るところ、ないの?」
「ないです。せいせいします。」

中田の生き様をじっと見る沼田。

大学の漫研でも一番うまかった。20歳で賞も取った。
でもそれからはボツばかりで、何年経ってもボツばかりで。いつまでもアシスタントで。みんなどんどんプロになって売れっ子になって。
冗談言って悔しさを紛らわして。
まだ書ける、諦めない!

しかし、中田が現れました。

圧倒的な才能。
自分に正直で、他のことなどお構いなしで、自由で、残酷で。
マンガの神様に愛されるのは、きっとああいう男だ。

そんな時、中田が沼田のボツネーム原稿を偶然手に取り、読み始めます。激怒して止めようとする沼田。こいつだけには酷評されたくない・・・
ところが、読んでいた中田は涙するのです。
意外な成り行きに驚く沼田。他のアシスタントたちも、それはアンドロイドの自己犠牲、涙するような話だったか?と。

「違います、これは自分自身の存在を問う物語です。」

わからなかった~とアシスタントたち。わからせるようにできなかった、だから、ボツになった、とも。

ボツになった時のことを思い出す沼田。

この編集さんは感性が鈍いのかもしれない。
好みも違えば、教養だって違う。

もっとコミカルな要素を入れてみたら、という三蔵山からのアドバイスにも、実は納得できていなかった。
自分の描きたいものは、そうじゃない。

いつかは。いつかは、いつかは、いつかは・・・

「天才は皆に夢を見せることができる。だからこそ、近くに影を作ってしまうのかもしれませ.ん。」
.

三蔵山に改まって挨拶をする沼田。

「40歳になりました。20歳から倍もたってしまいました。
その間、戦わずにきてしまいました。
理解してもらえる、いつか、いつか・・・本気で戦わないまま、ここまで・・・

夢を追いかけている自分は、他の人とは違う、そう思いたかったんです。
夢を目指している間は、特別でいられた。
特別な人間でいたかったんです。」

「自分に向き合ったんだね。」
「時間がかかりました。」

やっぱり辞めちゃうんだね・・・
こうして沼田は家業の酒屋を継ぐと、アシスタントを辞めていきました。

見送る中田に、新人賞をもらった作品を、これだけは捨てれなかった、と渡します。
あのネームを原稿にしないのか、と尋ねる中田。

「描くならとっくに描いてた・・・お前が泣いてくれたから、もういいや。」

そしてネームノートを汚したのは自分だと打ち明けます。
驚く中田。なんでかわかるか、と問う沼田。

「絵がヘタでムカついた?」

あまりにあさってな返答。でも・・・・

「お前はすごいな。」

この、すごいな、と言った時の沼田の表情に・・・涙々

「頑張ってくれ、俺の分も。」
「無理です。僕は僕で、他人にはなれませんから。」
「そうだな、その通りだ。元気で。」

沼田の差し出した握手、沼田の手の先っちょだけを恐々と握る中田。恐らく人生始めての握手。

ずっとマンガのことだけを考えていた。365日、24時間。
幸せだった。
現実なんていらなかった。ただ、マンガの中だけで生きていたかった。

涙・・・

沼田と中田の別れを見ていた心。
沼田が去った後、何にムカついたのだろうと呟くに中田に言います。

「うらやましかったんだと思います。中田さんの人生がどんなだったとしても、沼田さんは中田さんになりたかったんだと思います。」

なぜ?
心の言葉の意味が全く理解できない中田でした。
.

うまくいく人と、いかない人。分かれ目はどこにあるのか。沼田が今まで会ったどの編集者とも合わなかったとしたら。

いつもの店で、いつものように五百旗頭さんに尋ねる心。

「例え合わないとしても、作家が自分で乗り越えなきゃならない壁がある。」

編集者が手を出せない部分、手助けできるだけ。

「あまり過保護にしても、伸びしろなくすしな。」
「子育てみたいですね、育てたことないですけど。」
「俺もだ。」

担当した新人さんにどんな作家になって欲しいか、とも尋ねます。

「担当が変わっても、雑誌が変わっても、一人でどこまでも泳いで行ける作家。」

.

牛露田のエピは来週以降に続くので、今回の感想は沼田に絞りました。

沼田からもらった落語の入った端末を聞く中田。
実家に戻った沼田。ポップの上手い絵に、ほっとしつつも、じんわりと切なく感じました。

彼のモノローグがそのまま、自分の感想です。
彼の言葉、ひとつひとつに共鳴してしまって・・・

もし、理解してくれる編集者と出会っていたら・・・
しかし自分を貫くためには、自己中心にならなければならない時もある。それには勇気がいる、パワーもいる。
そしてその姿勢を貫くのはしんどい。
売れっ子になった人々を、時流に乗った、運が良かった、とよく評するけれども、自分と向き合い続けるエネルギーを保てない人を、運命は素通りしてしまう。運命を引き寄せる力が、沼田には欠けていた。マンガが好きなあまり、マンガの世界に安住してしまっていた・・・って言うのは簡単ですけれども(涙

創造者を目指して、挫折していく人を、このドラマのテーストでやんわりと描いていましたが、沼田の気持ち、戦わなかった、特別な人でいたかった、幸せだった、という言葉が痛くって、見終わった後、しばらく動けませんでした。

そしてムロさんが素晴らしかったです。
もうお別れなのが寂しい・・・

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コメント

こんばんわ~♪
今回はいつも以上にぐさぐさと刺さる内容でした(ノω;`)
人生はタイミング・・
相性のいい編集者に出会えることもですが、
もし沼田が中田のように強い影響力があるライバルにもっと早く出会っていたら・・と思ってしまいました。
嫉妬心や競争心がまだギラギラしている若い頃の沼田だったら?
>しかし自分を貫くためには、自己中心にならなければならない時もある。
そうなんですよね。沼田は優しすぎたのかもしれません。
優しい人は自分にも優しかったりするから。いい人なんだけど・・・
>マンガが好きなあまり、マンガの世界に安住してしまっていた・・・って言うのは簡単ですけれども(涙
ほんと・・・言うのは簡単なんですが・・・(;ω;)
好きなものを仕事にするのは難しい。
好きゆえに自分とその世界を冷静に見つめられなくなる。
好きな世界で闘い続けるのもしんどい。
今回、消えた漫画家の存在も描かれましたが、描き続けるということがどれほど過酷なことか、今までの回でしっかり見せてくれていたのでそこにも繋がりました。
>沼田の気持ち、戦わなかった、特別な人でいたかった、幸せだった、という言葉が痛くって、見終わった後、しばらく動けませんでした。
ムロさんがすばらしかった。そして沼田の痛みと共に自分の中にある過去の痛みと向き合った人もいたたくさんいたのではないでしょうか。私もその一人ですが・・(笑
この言葉がでるまでどれほど沼田が苦しんだかと思うと・・・
でも結論を出し、行動できたことは沼田の人生にとって良かったと思います。
自分で選択できたのですから。
でも、いつまでも気になる存在です。これで会えなくなるのはすごく寂しいですね。

きこりさん こんにちわ♪

>もし沼田が中田のように強い影響力があるライバルにもっと早く出会っていたら・・と思ってしまいました。
ああ、ほんとにそうですねぇ・・・
若い時だったら、相手の才能に太刀打ちできないかもしれないと感じても、がむしゃらにライバルになってやる、という努力はしたかもしれません。その結果、作家としての自分に見切りをつけるのが早まったとしても。
才能のあるなしなんて、実際は単純に判断できない、題材に対しての得手不得手もあるだろうし。でも、沼田は敵わないっと感じてしまった。
>この言葉がでるまでどれほど沼田が苦しんだかと思うと・・・
チーフアシステントはとても大事な「仕事」だから、そのまま続けても良かったのでは、と一瞬思いましたが、仕事として割り切れなかったんだろうな・・・彼はあくまでも作家でいたかったですねえ・・・一番好きだからこそ、離れたかったのかも、と。
>ムロさんがすばらしかった。そして沼田の痛みと共に自分の中にある過去の痛みと向き合った人もいたたくさんいたのではないでしょうか。私もその一人ですが・・(笑
ええ。私もその一人です(^^;;
だから、とっても複雑でした。
ひとつ間違えば、あれやこれやの複雑さに絡め取られかねないテーマをすっきりまとめてあったし、沼田をムロさんが演じることで、彼の心情が、台本に描かれている以上に膨らんだと思いますわ。
>でも結論を出し、行動できたことは沼田の人生にとって良かったと思います。
寂しさはぬぐえませんが、彼の明るい表情にほっとしました。
酒屋日記をマンガで描かないかな、そういうのは未練かな(^^;;

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