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2016年5月 5日 (木)

2015年2月の読書 その1

○新読

木暮荘物語 著:三浦 しをん(祥文社文庫)
赤朽葉家の伝説 著:桜庭 一樹(創元推理文庫)
下町の女 著:平岩弓枝(文春文庫)
花のながれ 著:平岩弓枝(文春文庫)
国マニア 著:吉田 一郎(ちくま文庫)

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※読書順、敬称略です。

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「木暮荘物語」

小田急線の急行通過駅・世田谷代田から徒歩五分、築ウン十年、全六室のぼろアパート木暮荘。そこでは老大家木暮と女子大生の光子、サラリーマンの神崎に花屋の店員繭の四人が、平穏な日々を送っていた。だが、一旦愛を求めた時、それぞれが抱える懊悩が痛烈な悲しみとなって滲み出す。それを和らげ癒すのは、安普請ゆえに繋がりはじめる隣人たちのぬくもりだった…。 (「BOOK」データベースより)

木暮荘に住む人々を描いての、連作短編です。
「シンプリーヘブン」の、蘭と伊藤、そして並木の脱力系の奇妙な三角関係は「まほろ駅前」風な味わいがあり、またラストの一編「嘘の味」に繋がっています。
一見普通に見える人々の、普通ではない人生のスケッチ。
「死ぬまで、死んでも、永遠に解くことのできない、ひとの不思議だと思った。」(本編より)

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「赤朽葉家の伝説」

“辺境の人”に置き忘れられた幼子。この子は村の若夫婦に引き取られ、長じて製鉄業で財を成した旧家赤朽葉家に望まれ輿入れし、赤朽葉家の“千里眼奥様”と呼ばれることになる。これが、わたしの祖母である赤朽葉万葉だ。―千里眼の祖母、漫画家の母、そして何者でもないわたし。旧家に生きる三代の女たち、そして彼女たちを取り巻く一族の姿を鮮やかに描き上げた稀代の雄編。第60回日本推理作家協会賞受賞。(「BOOK」データベースより)

桜庭一樹氏の作品を読むのは初めてです。帯の、ゴチック大河風なコピーに惹かれて購読しました。

「第一部は歴史小説、第二部は少女漫画、第三部は青春ミステリー」(作者によるあとがきより)

祖母の代を描いた第一部は歴史小説というより、田舎を舞台としたドロドロとした人間関係を描いた横溝正史風世界と幻想小説のコラボ、母の青春時代を描いた第二部はガラっとかわって、荒廃した田舎町を舞台にした紡木たく風世界、第三部は第一部、第二部で残された祖母、母にまつわる謎を追う娘の、透明感漂うミステリー、といった感じの、コピー通りの作品。
大河小説やストーリーテラーな、すなわち筋の面白さでひきつけるタイプの小説が好きなので、一度目はストーリーを追って飛ばし目に、二度目はデティールを味わいながらと、がっつり面白く読みました。
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「下町の女」

昭和四十年代に入り、新橋、柳橋に次ぐ格式と規模を誇っていた下谷の花柳界は、さびれゆく一方であった。そんな下町で芸者屋「福乃家」を営む野崎こうは、現役の名妓。娘の桐子は母を気遣いながらも、芸事とは距離を置いている。ある日、住込みの芸妓見習い・市子がやってきた。女三人三様、日々を精一杯生きる姿が快い花柳小説。(「BOOK」データベースより)

平岩氏の作品をちゃんと読むのは、これがはじめてです。
作者の本だから、というより、以前読んだ岩下尚史氏の芸者論の世界に浸りたくって、購読しました。
杉村春子さん、山岡久乃さんたちが出演されていた、一話完結時代の東芝日曜劇場の雰囲気が切なくなるほど懐かしい作品。
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「花のながれ」

昭和四十年の暮れ、上野、池之端にある江戸から続く老舗糸屋の当主・清兵衛が亡くなった。あとに残されたのは美しき三姉妹―長女として老舗を守るしっかり者の藤代、のんびり屋の次女喜久子、そして若くて活発な末っ子の桃子。下町人情の機微に揺れながら、三人の娘がたどる三者三様の愛と人生の哀歓を描く表題作ほか、二編。(「BOOK」データベースより)

表題になっている「花のながれ」以外は、ごく普通の主婦を描いています。
「おんなの休暇」はおそらく三十路、働き盛りの主婦の小さな反乱を軽快に描いていて、風俗が昭和なのが楽しい一編。
しかし「ぼんやり」は一転。とある老婦人の目を通じて描かれた作品なのですが、生活の全てを亡夫にまかせっきりでほわほわと生きてきた老婦人の、全てに鈍くなってしまった感性を描いて、じわじわと老いることの恐怖を感じさせる作品となっていて、さすがでした。

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「国マニア」

こんな話題で一杯だったら、地理の授業がもっと楽しかったのに。ハローキティ金貨が使えるクック諸島ニウエ、100年以上も働かずに生活しているナウル人、海上の人工島を占拠して独立宣言してしまったシーランド公国、マニア向けの切手を乱発して財政を支えるピトケアンなどなど、ざっと52カ国。常識や先入観を脱ぎ捨てて眺めれば、世界は意外といい加減にできている。 (「BOOK」データベースより)

雑学ネタになるかな、と購読しました。
単なる面白ネタだけではない、大国及び隣国に翻弄される小国の歴史、政治のダイジェストがわかりやすく、思った以上にタメになる本。

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