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2016年5月24日 (火)

真田丸 第20話「前兆」

公式サイト

秀吉(小日向文世)の側室となった茶々(竹内結子)が子を身ごもる。秀吉は有頂天になるが、城下ではそれをやゆする落書きが発見される。信繁(堺雅人)は石田三成(山本耕史)や大谷吉継(片岡愛之助)と犯人探しに乗り出すが、捜査は難航する。怒りがおさまらない秀吉は、犯人が見つからなければ門番や町人たちまでをも処刑すると言い出す。知恵を絞る信繁。豊臣政権への信頼を揺るがしかねない事態に寧(鈴木京香)は…。(YAH0O!テレビより)
.

引用したセリフは全て概略です。
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松を連れて上田に昌幸親子。
死んだと思っていた松が戻ってきて、ばば様と薫たちは大喜びの中、沈んだ表情の信幸。
「また皆で一緒に暮らせるのですね。」と言うおこうの微笑が辛い・・・
しかし決まったことはそうしようもない。
二人きりになって、「すまん!」と頭を下げる信幸ですが、おこうはまたいつものこと、と受け流します。
私が頭を下げることはあっても、あなたさまが頭を下げることはありえない。
「例え離縁だとしても、頭を下げるとは・・・」
言葉の綾だったのですが・・・黙って自分を見つめる信幸に

「え?」
「すまん!」
「畏まりました。」
今度は信幸が拍子抜け。
「驚いたり、怒ったりはせぬのか?」
「驚きはしましたが、お考えがあってのことでしょうし、悩みぬかれた末のことと存じますし・・・」
最初こそ淡々としていたおこう、次第に泣き出します(涙
「ただ、私としては・・・いったい何がいけなかったのでしょうか。」
「そうではないのだ。」
「では?」
「徳川から本多忠勝の娘を嫁にもらうようにといった話がきた。今の真田は徳川に逆らっては生きてはいけぬ!」
「そういうことならば。」
「おこう!」

抱き合っう夫婦。お似合いだったですものね・・・
.

真田家の人々に別れの挨拶をするおこう。
「これはひどい、ひどすぎる」と低い声で怒るばば様。
非難が自分に向けられそうになって昌幸。
「実はわしは断るつもりだったのじゃ、しかし源三郎がどうしてもと。な?」
何がな?だよ、といつものことながら呆れて父を睨む信幸でしたが、誰がどう言うか言うまいが、決定はなされたのです。
「これも真田の家のためでございます。」
「これ、やめよか?」
おいおい、昌幸、やめれるわけないのに~(^^;;

松「生きてさえいれば」、薫「体だけは大事にしなさいね」、ばば様の悲しみは一通りでは」ありません。
昌幸の兄の子、ということは、信幸、信繁と同じく孫ですものね・・・
.

そうこうしているうちに稲のお輿入れ。
従者にふんして付き添ってきた平八郎、輿の陰で泣いております。が、昌幸にはバレバレ。嫁の父と聞いて驚き、呼ばなくてもいいのですか、と言う薫に、せっかく化けておるのじゃ、そっとしとこう、と昌幸。

本当に稲を愛しているのね。この徳川家重臣の娘への愛情が今後、信幸にとっては吉とでるか否や。

よそよそしくも滞りなく祝言が終わったあと、二人きりになった信幸と稲。

「不思議な縁でこういうことにあいなった。よろしく頼む。」
「はい。」
「ここからは、ここがそなたの家じゃ。不便があればなんでも申してくれ。」
「よろしいのですか。」
全く表情を変えない稲。
「かまわん。」
「よろしいのですね・・・」

信幸の緊張感が半端ありません。

「寒うございます。」(笑

そりゃ、暖かい静岡から来たんですもんね。寒いでしょう。
少し可愛いところ見せた稲さんです。そして見知らぬ土地に、しかもいわば敵地に嫁いできた稲への気づかいを忘れぬ信幸。

慌てて外に出て、着物を持ってこさせようと女子衆を呼ぶ信幸の前にかしずいたのは・・・おこう!

「おい、おい、おいおいおいおい!」
「薫様のお情けでこちらでご厄介になることに。」
「無理だ、無理だ、無理だ!」

場所が変わって。

「いくら何でも、ありあえません!」
「離縁されても何とか源三郎のそば近く仕える手立てはないものかと、おこうがそれは熱心に望みましたのでね。」
すました顔で薫。
「ほんにお前は良く出来た嫁じゃのう。」
とばば様。
「もう、嫁ではありませぬが。」
うれしそうなおこう。
「そうじゃった。」

このことは昌幸も知らなかったようです。

「わしも心を痛めておったのじゃ。源三郎もおこうをそばにおけるのじゃ。素直に喜べ。」
「若殿様、遠慮なく、なんでもお申しつけくだされ。」

おこうさん、お嫁さんだった時より、表情も生き生きと、綺麗になりました。
こうして和気藹々の真田家。しかし信幸だけは・・・

「できるわけないだろう!!」

信幸の「言葉が上田の山々に響く・・・

.

楽しい真田家でした~。
とっても三谷さんらしい流れで、楽しかったです。
.

一方京では。

聚楽第に後陽成天皇が訪れ、大名たちを、帝の前で秀吉に忠誠を誓う形をとらすことに成功した秀吉。家康に、ご満悦っぷりをひけらかしてりおます。
適当に追従を述べながら、秀吉を観察している家康。

「あとは北条と伊達が従えば、この国はあやつのもの。」
「絵空事ではのうなってございましたな。」本多正信
「だが、秀吉には大きな悩みがある。あれには跡取りがおらん。
ようやく手に入れた天下。誰に継がせるか。さぞ、頭がいたいことであろう。」

.

開けて天正17年。

お寧の間で阿茶局と茶々たちが茶話会をしております。ビッグスリーです。きりちゃんも控えております。
「尾張の小さなお武家の出でいらっしゃるのに」って、にこやかな顔で阿茶局、さすが、何気にきつい。しかしお寧もさるもの、終始にこやか。そらお互い、喧嘩するわけにはいかない立場ですもんね。
われ関せずを装いながら、いや、天然なのか、茶々もさるもの、負けずにお寧に牽制。
怖いです~(^^;;
こういう人たちとはランチは絶対にしたくないです。

食欲旺盛な茶々を見て、阿茶局、懐妊されてのでは、とお寧に囁きます。まさか、とお寧。
しかし、本当でした。この時秀吉、54才。
茶々が懐妊したことは、すぐに世間に広まりました。

ある晩、信繁は平野長泰とともに三成に呼び出されます。

噂が広まるのを憂慮する三成に、めでたいことなので良いではないですか、と言う信繁。

「それがそうでもないのだ。
今宵、ここの内門の白壁に、落書きをしたものがいる。ご高齢の殿下に御子が授かることを揶揄する落首であった。
殿下のお耳に入れば、激しくお怒りになるのは目に見えている。一刻も早く消してしまうように門番に命じた。
だが、たまたま通りかかった片桐殿が落首を見つけ、殿下のお耳に入れた。」

早まったことをした、と側でうなだれる片桐。本当、いらないことをしたもんです(汗

「殿下はその不埒ものをすぐに捕らえるようにお命じになられた。私は別の仕事で忙しいゆえ、この一件はおぬしらに任せる。」

信繁、早速現場に赴き、平野も感心する鋭い推理を働かせます。

早速三成に報告に上がる信繁。
三成と大谷刑部は、秀吉の新しい策、刀狩の実行方法の算段の最中でした。
刀狩は教科書にも乗ってました。百姓たちに刀を差し出させ、勝手な争いを封じること。兵農分離ですな。

三成は、集めた刀を溶かして釘を作り、方広寺の大仏建立に使う、という策を立てていました。
それなら、ご利益がありそうなので、むしろ喜んで刀を差し出すだろう、と感心する信繁。

刀狩の話がひと段落して、信繁は落首事件の経過報告をします。

番人を皆呼び出したのだが、一人だけ体の調子が悪いと、出てこない者がいた。何でも見回り中に転んでしまったので、夕べは早くに返ったのこと。
現場から壊れた梯子の破片が見つかったこと、住まいにも帰っていないことなどから、その男が何か知っているのではないか。

男の名が尾藤道休、と聞いた三成は、住まいは本願寺、おそらく名前から察するに坊主であろう、紛れ込むのなら、大寺のあそこが一番だ、と。
三成の推理どおり、道休は本願寺に逃げ込んでいました。しかし「頼ってきたものを守らぬわけにはまいりませぬ」と、面会を拒絶されてしまいます。

犯人は道休に決まっている、という平野に、決めつけるのはよくない、本人を会って聞いてみないことには、と信繁。
三成に、本願寺と話をつけてくれるように頼みます。
三成が訪れたのは、秀長でした。
病をおして、本願寺への取り成しを一筆したためてくれる秀長。

「それにしても兄上にも困ったものだな。近頃とみに怒りやすくなられた。」
「左様でございますな。」
秀長の前では三成も本心を言える。
「少しでもわしが肩代わりして、兄上の重荷を分かちあえればよいのだが。病なんぞに罹っている場合ではないな。」

暗い表情の三成。

秀長のとりなしで本願寺内で寝込んでいた道休に面会できた信繁、平野。
しかし、道休は、あの日だけさぼっていたわけではなく、毎晩さぼっていたのだ、と言いました。
百姓は苦手な自分にできることといったら、槍を担いで隣村の連中とい戦うしかない。ところが刀狩、というのが始まって、刀を奪われた上に喧嘩もしちゃならないとなったら、後は何をすりゃいいんだ。

「やっとありついたのが、番人の仕事だってわけだ。」
「だったらなおのこと、きちんとなさねばならんのだろう。」信繁
「だってやつことなんぞ、ありゃしない。誰かが攻めてくるわけでもなし。そうだろう?」

百年以上続いた戦国の暮らしを捨てきれない男。こういう人たちが巷には溢れていたのでしょう。

背中を痛めて、もう長くは生きられないだろう、と道休。自分への疑いを晴らす決め手をもっていました。

「どうせ、生きててもなんの役にも立たない男だ。だから、これだけは誓う。落書きしたのは俺じゃねえ。俺にはそもそも無理なんだ。
なぜなら、俺は字が書けねえのさ。」

.

賊は道休が毎晩見張りをさぼっていたことを知って、その時間内に落書きにおよんだ。
では、犯人は一体誰なのか。振り出しに戻ってしまった。考え込む信繁、三成、平野。

「余計な口を挟んですまんが、たかだかいたずら書きではないか。上に立つ者がいちいち目くじらをたててどうする。」
刑部が、正論を述べました。しかし。

「同じことを殿下の前で言えますか?」

普段、刑部にだけは全くつっかからない三成なのですが、かなり思いつめている様子。

「もちろん」と刑部がすっくと立ち上がったのを、慌てて止めます。

「申すべき時がくれば、私が申し上げます。」
.

一向に進まぬ捜査に苛立ちを募らせる秀吉。三成に命じます。

「この件、決してうやむやにはせんぞ。書いた奴は必ず厳罰に処す。わしを侮ったら、どんな目に合うか、思い知らせてやるのだ。
そもそも門番たちが悪い。門番すべて、その役を免じ、今すぐ牢へ繋げ!
明日の夜、磔にする!」

「お待ちください!」

「わしが本気で怒っていることを、知らしめるのだ!!」

牢に引っ立てられていく門番たち。
犯人が見つからなければ、次は俺たちの晩だぞ、と震え上がる平野。

前回に引き続き、信繁はきりちゃんを介して秀次に会います。

「このままだと、今宵、みな磔にされていまします。」
二人して、殿下を諌めて欲しい、と頼み込みます。
「確かにこのことは行き過ぎだと思うが、しかし、どう申せば・・・」
清正の時は逃げましたが、大勢の人の命が関わる今回は、逃げずに聞く秀次。優しい人なんですね(涙

「ばかなことはやめろ、でよろしいのでは?」ときりちゃん。
それはいくらなんでも、ということで、信繁が口上を作ります。

「そもそも、落首が書かれるのは、殿下が下々から慕われているということ。殿下は万人に愛されておいでです。それを御自ら裏切ってはなりませぬ」

しかし信繁、秀吉の心情を全く汲み取っていませんでした。そんな薄っぺらな正論、おためごかしが通用する相手ではない。
信繁に言われたとおりに奏上した秀次、秀吉の怒りの火に油を注いでしまったのです。まだまだ若いです、信繁。

「お前は何もわかっていない!
わしのことはかまわん、猿さとかハゲネズミだとか、若い頃からさんざん言われてきた。
今度のことが許せんのは、どこの誰かが、わしの息子をコケにしよったんじゃ!
書いた奴を見つけ出し、耳と鼻をそぎ、磔にした上、首をはねる。
それでも許せん。そいつの親類縁者、ことごとく磔じゃ!」

.

その晩、17人の門番たちが磔にされた。ああ、本多力さんも亡くなっちゃったのね・・・

「こんなことがあって良いのですか!」

自室で酒を呑む三成に詰め寄る信繁。

「彼らには、何の罪もない、酷すぎます!」

一言も語らぬ三成。業を煮やして、という感じで退室した信繁に、三成の妻、うたが改まります。

「旦那様はずっとひとりでお酒を飲んでらっしゃます。今夜はいくら飲んでも酔えないと。」
.

聚楽第の中庭で、殿下がわからない、とぼやく信繁ときりちゃん。そこへお寧が現れます。

「殿下のせいで、皆様に迷惑をかけているみたいですね。ほんとうに申し訳ないことだわ。

人は痛いところを突かれた時に、一番腹がたつもの。
あの落首が切っ掛けで、生まれるお子が殿下のお子ではないのでは、と噂がたったでしょう。
誰よりも疑っているのは、ひょっとしたら殿下ご自身かもしれません。」

「まさか。」

「ほりゃねぇ、あの年になるまで子宝に恵まれんかったひとだで。」

「正直に申しまして、殿下が恐ろしゅうございます。」きりちゃん
「こらっ」信繁

「いいんですよ。遠慮のう。」

「殿下はお変わりになられた、と皆さん仰っておられます。」

「みんな、あの人のこと、わかっとらんの。殿下は昔と少しも変わっとらん。
昔から怖い人でした。明るく振る舞っているけど、実はそりゃあ冷たい人。信長公よりずっと怖い人。


そうでなきゃ、天下など、とれません。」
.

秀吉の怒りはさらにエスカレートします。

犯人が名乗り出るまで、町人たちを一人ずつ籤で選んで磔にせよ、と命じられたと、信繁と刑部に話す三成。

ありえぬ・・・うなだれる一同。
そこへ、本願寺から道休が亡くなったという報せが届き、信繁が閃きます。
それは、これ以上無駄な人死にを出さないために、道休に罪を被ってもらうこと。

「生きていてもなんの役にも立たないと、道休は申しておりましたが、この際、役に立ってもらいましょう。」
「確かに名案。」
「殿下を欺くのか。」
刑部はすぐに乗り気になりますが、三成は慎重です。
「腹を括られよ」刑部。
「露見すれば、命がないぞ。」
「露見しなければ良いのです。」信繁

本願寺からおくられた躯に刃を入れる刑部。

.

首の入った木箱を持って参ずる三成、控える信繁。

「落首を書いたのは門番の道休という男でした。」
「誰が首をはねた。」

できれば、生きたまま捕らえたかったのでしょう・・・怖い。
本願寺に引き渡すように命じたところ、首だけが送られてきた、と三成。

「六条河原に晒せ。」

これで一件落着と思いきや。

「こやつの一族、親類、悉く探し出し、その首もはねよ。
家を焼き払い、隣近所の住人も根こそぎ磔にしてしまえ!」

「お待ちください。お願いでございます。どうか、この首をもって、此度のこと、終わりとなされませ。これ以上の殺生は無用にございます!」

ついに秀吉を止めた三成。

「血迷うたか、佐吉。」

秀吉のなんと冷たい目。
主従間にかつてない張りつめた空気が走ったのを感じた信繁、思わず口を出しますが・・・

「私からも申し上げます」

「口を出すな!お前は下がってろ!」

思いっきり三成に叱られてしまいました。
犠牲は自分だけでいい。
すくと立ち上がり、秀吉を見下ろす三成。初めての構図。

「ご立腹はもっともなれど、これではあまりにも度がすぎます。」

「自分の言うてることがわかっているのか。」

ずいと秀吉に詰め寄り、顔を突き合わす三成。

「佐吉は正気ででございます。乱心されているのは殿下のほう。」

にらみ合う二人。

「・・・石田治部少輔、切腹を申しつける。」

「あんた!いい加減にしときよ!」

そこへお寧が飛び込んできました。

「お前は出てくるな。」

「私が出てこんと、あんたも納まらんでしょうが。落ち着いてよう考えや。あなたが怒れば怒るほど、噂が本当に思えてくるんだに。
そうでしょう?!みんな言うてますよ。本当のことだて。殿下がお怒りになられたんだって。」

「馬鹿申せ!」

「人はみなそんな風に勘ぐるの。それがわからんあんたじゃないでしょう。
それともないぃ?そんな道理も飲み込めんほど、秀吉様は耄碌なさったんか!
誰が何と言おうと、生まれてくる子はあなた様の子。でんと構えときゃええんです。
どうしてもご心配なら、いっそのこと、茶々殿に聞いてみりゃんせ。」

つと、怯えた表情になる秀吉。

「そんな恐ろしいこと、できるか。」

「聞いてくださいな。聞かないのですか?」

大きなおなかをした茶々が皆の背後に立っていました。ぎょっとし、拗ねた子供のような表情になる秀吉。

「だいだい聞いたところで、違う、と言うわけはない。」

「まあ、そんなこともありませんよ。
では、私の方から申し上げます。この子供の父親は・・・源次郎です。」

「お待ちください!!」

びっくりする信繁。秀吉の視線がまたきつくなりました。

「そんなわけないでしょう。殿下のお子に決まっておりまする!
おかしな殿下。」

お寧と微かにアイコンタクトを交わして、すいっと去っていきました。
お寧の許しをえて、後をわちゃわちゃと追いかけていく秀吉。

「ありがとうございました。」

緊張の解けない三成。複雑な表情でお寧に礼を述べます。

「せめてもの罪滅ぼしです。京と大坂の人たちが喜んでくれることを、なんでもよい、考えてくださいな。」
「畏まりました。」
「思い切って金をばら撒くというのは、如何ですか!?」

その場の雰囲気を和らげるため、信繁も精一杯です。

「いささか品がないな。」

信繁の精一杯さで、いつもの、口の悪い三成に戻りました。

お寧の元を辞した二人。

「実のところ、あの落首は誰の仕業だったのでしょう。」
「決まっておるではないか。」
「え?」
「民の仕業だ。大勢の民が、殿下に対して同じ思いを抱いた。それがあの落首になった。」
「だから、殿下はあれほど恐れたのかもしれませんね・・・」

うなずく三成。
.

前半はコメディー、後半はシリアスミステリーと、今回もぎっちり詰まっていました。

昌幸といい、松やおこうといい、真田一族の楽天ぶりは楽しいですわ(笑

おこうさんは恐らくけろっとして信幸に仕えていくだろうけれども、真面目な信幸は、そういうわけにはいかないでしょう。稲がどうでるか・・・結構仲良しになったりして。
どちらにしても、信幸は右往左往させられそうです(^^

後半、お寧が秀吉について言った言葉がとても印象に残りました。そうできゃ、天下はとれない。

道休の横田さん、名もなき門番が本多さんと、本来モブである人々がきっちり描くことで、三成の言う「民」の存在がしっかり伝わりました。

三成が始めて本心を見せた回でもありました。

刑部を止める時に、申すべき時がくれば、私が、と言っていたのを、口だけのことと思っていたら、本当に腹を括っていました。
そうですね、リスクを背負う覚悟のない人が、家康相手に戦うわけがないのですから。
自らを幼名の佐吉と名乗って秀吉を諌め、秀吉が切腹を命じるまでの、あの刹那に、共に生きた長い長い時間がフィードバックしていたような気がしました。
しかし、秀吉はその時間を振り切って、切腹を命じたのです。引っ込みがつかなくなったとも言えるけれども・・・怖い人です。

振り切られた三成の心情を思うと、哀しい。
秀吉に、ご乱心、というからには覚悟はしていたと言え。
これを機に、秀吉から少し距離を置けば良かったのになあ、と思わず思ってしまいました。
例え秀吉個人への想いは変化したとしても、自分が動かねば豊臣政権が推し進める数多き改革は頓挫する、という責任感もあったのだろうな、とも。

お寧と茶々、それぞれのやり方で秀吉の気を静めることができました。
今のところ、天下人の妻たちとして連携ができている。
これまで二人の女性の関係をこのように描いたドラマは、見たことがなかったです。

しかし、この後、秀吉に子供ができることで、大きくバランスが崩れる・・・(_ _);;

信繁が思いついた言葉をそのまま奏上して、親族縁者、悉く磔にする、と激怒された秀次が哀れです。秀次の悲劇の「前兆」がこの時から始まった、とは思いたくはありませんけれども・・・

歴史の中の小さな小さなエピソードを膨らませ、秀吉と豊臣家の崩壊への「前兆」をがっつり描いていて、見応えのある、そして三谷さんの凄みを感じる回でした。

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