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2016年4月 9日 (土)

刑事フォイル 第27回、28回「生物兵器」

公式サイト

1942年8月。軍の施設で生物兵器の実験がひそかに行われ、実験で死んだ羊が搬送中に落下する。その後、近くの農場では牛が一斉に病気にかかっていた…。一方、ヘイスティングズ署にミルナーの幼なじみの女性が突然訪ねてくる。別の町で弟が殺人事件の容疑者として逮捕されたため、助けを求めてきたのだ。フォイルとミルナーは彼と面会するために、その町の警察署へと向かう。

ヘイスティングズ署に差出人不明の手紙が届く。それは殺人事件の犯人の目撃情報だった。その事件ではミルナーの幼なじみの弟が容疑者として逮捕されている。だが手紙にある犯人像は容疑者の外見とは正反対。さらに手紙からは化学薬品のにおいがしたため、ミルナーは病院に勤めている幼なじみの女性が手紙を書いたのではないかと疑う。そんな中、サムは原因不明の病で体調が日増しに悪化。危険な状態になる。(公式サイトより)

BS放送の再放送を視聴しています。
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第4シリーズPART1最後の話です。
すっかり感想を書くのが遅れてしまったので、簡単にメモっておきます。

登場人物は、

化学者のサイモン。何か無茶な実験をして目を傷めてしまい、入院中。
お見舞いに来た職場仲間の友人マークに、無能な上司のハリディー大尉が暴走しないように、と強く警告します。
しかし、サイモンの悪い予感は的中。
ハリディーは生物化学兵器の実験を、実に雑に実行しました。
まず、風を読み間違える、そして実験台にされた羊の死体を運搬途中で道に落としてしまう・・・

さて、ヘィスティングス。
ポールのもとに、弟、マーティンの冤罪を晴らして欲しいと、幼馴染で今は看護師のイーディスが頼みにきました。
管轄外なのですが、イーディスのために張り切るポール。
しかし、マーティンを逮捕したフィールディング警視正は、横槍を入れられた、と、お冠。彼はフォイルの古い友人でもありました。

マーティンが殺したとされる男は、爆撃されて沈没する輸送船からみんなを救った英雄、トム。
そのトムが酒場でマーティンに絡み、怒ったマーティンが決闘を申し込んだことは、その場に居合わせた人たち、皆が目撃していました。
しかしマーティンは完全黙秘。姉にも何も喋らない徹底振りで、フィールディングたちは手を焼いていました。

トムの妻、エルシーは、マーティンが働いている農場主、ジョーンズの娘
顔に傷を負い、休暇で帰ってきている、獣医の息子、レナード・カートライト。戦場で何かあったのか、物憂げに塞ぎこんでいます。
そんな息子をそっと見守る父。

マーティン、トム、エルシー、レナードそしてイーディスと、みな幼馴染なのです。
レナードは撃沈された船でもトムと一緒で、トムのおかげで命拾いした兵士の中の一人だった・・・
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マーティンはなぜ酒場でトムと諍いを起こしたのか。
それはクェーカー教徒で良心的兵役者であるマーティンをトムが馬鹿にしたからでした。どうやら今までもことあるごとにトムはマーティンを馬鹿にしていたらしい。

マーティンに明らかな動機があるにも関わらず、マーティンは犯人ではない、と断言するエルシーとレナード。しかし、断言する理由は語らないのです。
そうこうしている間に、エルシーが風邪に似た症状で入院し、見る見る悪化して、亡くなってしまいました。

膠着状態に陥ったかのように見えた事件が動き出したのは、サムがエルシーと同じ症状に陥ってから。
死の淵を彷徨うサム。
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様々な人間模様が繰り広げられて。
オチを書きます。

まず、実はトムが昔から意地悪な乱暴ものとしてみんなに嫌われており、エルシーにも暴力を振るひどい夫だったこと。
トムと結婚したことを後悔したエルシーは、マーティンと不倫関係となっていました。
トムもそのことに気がついてたらしい。だから、いつもより執拗にマーティンに絡んだのです。

酒場で喧嘩した後、決闘場所に出かけたマーティンは、胸を刺されて倒れているトムを発見し、彼の最後の言葉を聞きます。それは「エルシー」。
マーティンは、エルシーがトムを刺したと思い込み、エルシーを庇うために完全黙秘していたのです。

だかしかし、フォイルたちは「エルシー」とは「LC」、すなわちレナード・カートライトの頭文字であることを突き止めます。
問われたレナードは、逃げることなく真相を語りました。

トムは決してヒーローなんかじゃない。
自分が助かりたいために取った行動が、たまたまみんなの命を救っただけ。
海に投げ出されたレナードは、漂流物に乗ったトムに助けを求めました。
しかしトムは助け上げるどころか、ひっくり返る、と足蹴にした上、銃で撃ってきたのです。
気を失ったレナード。後はどうやって生き延びれたか、覚えていない・・・
レナードの顔の傷はその時に負ったものでした。

レナードが意識を取り戻した時には、トムは英雄になっており、真実が話せない状況になっていました。戦争の英雄って絶対的存在です。否定することは、国や戦争を耐えている人々、その全ての全否定になってしまうから。

誰にも言えないことが、レナードの殺意を余計にかきたてました。
しかももうすぐ自分の休暇は終わり、戦場に戻らねばならない。今度こそ生きて帰ってこれるかわからない、今しかない。
こうしてトムを刺したレナード。後悔は全くしていないけれども、マーティンに罪をきせるわけにはいかない。だからマーティンを庇ったのです。
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こうしてトム殺人事件は解決しました。
エルシー、そしてサムを蝕んだ病名も解明しました。
それは、「炭疽菌」だったのです。

wikiを参照すると、元々は自然界にあるものを生物兵器として応用、開発したものだそうです。
比較的安価で培養が出来る上、「芽胞形成によって土壌汚染が半永久的に持続するため、使用した後の土地への移入などができなくなる」「ワクチンの効力が十分とは言えない」という非常に危険な兵器です。
症状はドラマでも描かれていた通り、初期は風邪やインフルに似ており、皮膚に虫刺されやニキビのような異変が起きるというのもの。
何の手立てもしないうちに菌がリンパや血液を通じて全身にまわってしまうと、非常に高い確率で命を落としてしまうらしい。
ワクチンや抗生物質もあまり効かないとのこと。
サム、本当に良く生還できました。
心身ともに健康だからこそ、耐えられたように思いました。
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生物兵器の実験によってエルシーの命が奪われ、サムの命が死の淵を彷徨っていることに深く怒りを抱くフォイル。
職、そして人生を賭して生物兵器の実験責任者、ハリディー大尉に、一般人を巻き込んだ落ち度を責め、このことを公表する、と問い詰めますが、ハリディーは全く動じません。
第一次世界大戦で生物兵器が使用されたことをあげ、爆撃でいずれは敗血症で死ぬのなら、最初から敗血症にさせた方が良い、生物兵器は安上がりだ、と言い放ちます。

怒りに燃えるフォイル・・・しかし、何も発せずに耐えました。
公表してももみ消されるだけ。
ハリディーは、このドラマで幾度となく登場してきた、戦争に勝つことを至上命令とした人間の一人でしかないのです。彼が特別卑怯でも、無責任なのでもない。

冒頭登場した、生物兵器開発スタッフで、実験に我が身を投じた結果、目を傷めてしまったサイモンも、杜撰な実験管理に怒りはしても、その結果、民間人が亡くなったことには、ほとんど感情を動かしませんでした。
あくまで、完璧なる結果を求める化学者なのです。

フォイルには両名の心のあり方は理解できない。いや、したくない。

一方で、息子、レナードが逮捕される時に、もうすぐ出征するものを今更捕まえて何になる、と迫ったカートライト医師の言葉には、フォイルは心を動かされたでしょう。
ハリディーやサイモンより、カートライト氏の気持ちの方が、フォイルには共感できる。しかし、粛々と任務を遂行するしかない・・・
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書き残しましたエピをいくつか。

今回、サムは前回出会ったアメリカ兵、ファルネッティからプロポーズされ、受けるかどうか、ずっと悩んでいました。
それはファルネッティを愛しているかどうかよりも、今、ここに自分の居場所があるかどうか、自分は役に立っているのだろうかを自問自答していたからです。
本当にファルネッティを愛していたら、何よりも彼との生活を大事にしようとするだろうから。
自分の故郷や家族のことになるとはぐらかしてしまうファルネッティの態度にも、不審を抱いたのかもしれません。

炭疽菌から生還したサムは、すっと自分を見守ってくれていたフォイルの下で働き続ける道を選ぶのでした。

ファルネッティ、サムを故郷から引き離し、遠いアメリカへ呼び寄せようとしているのに、自分のことはあまり喋らないって、何か怪しいかったです(汗

ポールはイーディスと良い感じになりました。どうやらジェーンと離婚したようです。うん、正解。

マーティンを逮捕したフィールディング警視正は、真犯人を見つけようとしているフォイルに、文句ではなく、引退を目前にした自分には気力は残っていない、と捜査を依頼します。もう
恐らくかつては良きライバルであったろう、フィールディングの弱音とも取れる言葉に、訝しげなフォイル。

そして事件が解決したあと、もう、自分は疲れた、と吐露します。
若き日、第一次世界大戦の戦場での、毒ガスに襲われた時の風景、恐怖が、年を経るごとに彼の生命力を奪っていった。精神的、肉体的な後遺症に蝕まれていたのです。

生物兵器の恐ろしさ、そんな恐ろしい兵器を使わねばならない戦争。使うことに疑問を持たない人間たち。

あの時代に、普通の正義を持ち続ける事の難しさ、そして限界を描いて、実に「Foyle's War」らしい、余韻の残るお話でした。

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全56話(本国では28話)のうち、半分を放映して今期は終わりました。
CSでは全話放映済みなので、近々再開される、と期待しています。

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