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2016年3月19日 (土)

家族はつらいよ:映画

2016年 日本 108分

Photo

公式サイト

監督:山田洋次/脚本:山田洋、平松恵美子/プロデューサー:深澤宏/撮影:近森眞史/照明:渡邊孝一/美術:倉田智子/録音:岸田和美/編集:石井巌/音楽:久石譲/タイトルデザイン:横尾忠則
出演:橋爪功/吉行和子/西村雅彦/夏川結衣/中嶋朋子/林家正蔵/妻夫木聡/蒼井優/小林稔侍/風吹ジュン/中村鷹之資/丸山歩夢/笹野高史/木場勝己/徳永ゆうき/笑福亭鶴瓶/岡本富士太/広岡由里子/近藤公園/北山雅康/関時男

名匠・山田洋次監督が「男はつらいよ」シリーズ終了から約20年ぶりに手がけた喜劇。山田監督の「東京家族」で一家を演じた橋爪功、吉行和子、妻夫木聡、蒼井優ら8人のキャストが再結集して現代に生きる新たな一家に扮し、熟年夫婦の離婚騒動をめぐって織り成される人間模様を描く。結婚50年を目前に控えた平田夫妻。夫はもうすぐ誕生日を迎える妻にプレゼントを贈ろうと欲しいものを尋ねるが、その答えはなんと「離婚届」だった。突如として持ち上がった離婚話に、彼らの子どもたちは大慌て。すぐに家族会議が開かれることになるが、それぞれが抱えてきた不満が噴出してしまう。(映画.comより)

@MOVIX

ほぼネタばれなしの感想を、簡単にバラバラと書き留めておきます。

「男はつらいよ」シリーズはほとんど見ていません。自分の笑いのポイントにはまらなかったのです。今回も予想通り、笑いに関してはあまりはまれませんでした。
それでも観にいったのは、リアルタイムで監督の作品を観続けたいからです。
リアルタイムで松竹黄金期の香りをかぎたい、という望みは、今回も叶えられました。
.

橋爪さんが大活躍の、人生のゴールが見えてきても、すったもんだしながら精力的に生きる人々を描いたシニア向けホームコメディ。
平田家、築二十数年とのこと。恐らく平成とほぼ同い年なのでしょう。
間取りなどは昭和感が濃厚で、築四十年、といっても通じるほど、懐かしい作りでした。
ラスト近く、別アングルで撮った周造さんのお部屋が素敵でした。あの階段、大変そうだなあ。誰か落ちて大怪我しそう(汗

周造が倒れてすぐに葬儀のことを考えはじめる娘婿は、一見不謹慎ですが、こういう人がいないと困るのです。葬儀は大仕事ですから。
父の余命いくばもない頃、母と葬儀場を探したことを思い出しました。同じ経験を持っている人は多いはず。
だからなのでしょうか、一連の騒動には、館内、シニア層の笑い声が一段と高まっていました。
自分も、家族会議が一転してのシーンはスプラスティックで可笑しかったです。
一番可笑しかったのは「あの人」の登場シーン。出オチってずるいわ(笑

吉行さん演じる周造の妻、富子さんが通う創作教室はもう少し有機的にドラマに絡んでくるかと思ったのですが、富子さんに「想像」を喚起したくらいで終わってしまったのは、ちょっともったいない気もしましたが、これくらいが奥床しいのかもしれません。
富子さんの亡くなった弟が著名な作家だった、というのは、ちょっとした楽屋落ち。

夏川さん演じる長男、幸之助の嫁、史枝さん、ほんと、よくできた人。
亭主関白の見本のような舅の周造と、舅の雛形みたいな幸之助、そしてワンパクな子供たち。(キャッチボールはそとでしょうね(^^;;)
今や平田家は史枝さんなしでは成り立たない。作品的にも、見事に周造及び画面を支えていました。
気になってしかたがなかったのが、7人前の上うな重。急に一人増えた時の史絵さんの表情が絶妙でした。どうしたんでしょう。二万4千円以上もしたんだ。ああ、もったいない。(汗
幸之助、早く仕事第一主義から抜け出して史枝さんに感謝の気持ちを表さないと、取り返しのつかないことになるかも?

一番優しい末っ子の庄太も、プロポーズのシーンで、実はちょっぴり周造に似ているのかもしれない、と感じました。

夜勤明けの恋人、憲子を呼び出したり、段取りを自分だけで全部決めてしまったり。
でも、これくらいの強引さがないと結婚にこぎつけないのでしょう。今は、強引、とか、押しが強いなどいうと、負のイメージになりがちなことが、結婚する人が減少している一因なのかもしれません。
憲子さんが庄太の決断を待っていてくれて、良かったです。強引であろうがなかろうが、相手と気持ちが通じていることが、一番大事。
憲子さんは周造の遺伝子よりはるかに強そうですし。
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親はいつまでも親であって欲しい。
平田家の人々に家族、そして自分自身を重ねつつ、限りある命を生きることを考えさせられました。

若い人がこの作品を面白いと思うかどうかは、ちょっと疑問でしたが、面白くなくても、記憶に残ってくれれば、という監督の願いのようなものを感じました。
上映中、館内笑いが絶えず、その笑い声が愛おしく感じられた作品。

そうそう、エンディングロールは最後まで観て欲しいです。洋画みたく、やたらに長くないですし。
オチがあるというわけではないのですけれども、タイトル含めて、この映画です。

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コメント

Largoさん、こんにちは。「六月の菖蒲」のayameと言います。

出オチの「あの人」おかしかったですね。吹き出しました。「七人前のうなぎ」も、朝食抜きで午前の上映を観ましたので、今も気になっています。もしかして、あのとぼけ顔のワンコ(「TOTO」でしたっけ?)の夕飯に一部供されたのではと思うと、もう、私のような低所得者はPTSDに当たったような悔しさです。

そんなコミカルな作りの中にも、前作『東京家族』や小津監督の『東京物語』に通底するモチーフとして「老人問題」や「家族意識の移ろい」のような“社会問題”がはめ込まれていて、「う~ん」と唸らされました。

長く生きたいとは思いませんが、おっしゃるとおり、「限りある命を生きる」こと、そして「尊厳をもってそれを全うする」ことのできる世の中であってほしいと、感じました。

拙ブログにもトラックバックをお寄せいただき、ありがとうございました。

ayameさん はじめまして。
コメントを送っていただきまして、ありがとうございます。

うなぎ、気になりましたよね(笑
>「老人問題」や「家族意識の移ろい」のような“社会問題”がはめ込まれていて、「う~ん」と唸らされました。
コミカルな流れの中に「命の切なさ」が基調をなしている。テクニックも全て含めて、監督だから、描けた作品だと思いました。
次回作もぜひ、見たいです。

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