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2016年3月18日 (金)

刑事フォイル 第25回、26回「侵略」

公式サイト

1942年3月。ついにアメリカが参戦。飛行場を建設するため、ヘイスティングズ近くの村にアメリカ軍がやってきた。その建設用地をめぐって土地の所有者と軍とが対立。一方で、アメリカ軍を歓迎する若い娘もいた。そんな中、村で発生した火災で住民が亡くなる。死亡した男性はミルナーをノルウェーで救った戦友であり恩人だった。ミルナーは彼がなぜ火元から逃げなかったか疑問に思い、捜査を始める。

アメリカ軍は友好関係を築くために地元住民を招いてパーティーを開く。そこにフォイルたちも招かれる。パーティーが盛り上がる中、村の娘スーザンと交際しているアメリカ兵のテーラーが酒を飲んで気分が悪くなり倒れ込む。さらに会場では殺人事件が発生…。フォイルは捜査に乗り出すが、事件現場がアメリカ軍基地ということもあり、兵士たちは捜査協力に難色を示す。(公式サイトより)

BS放送の再放送を視聴しています。
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休暇で帰郷しているポールの戦友で命の恩人、ウィル。
冒頭早々、火事のため、泥酔したまま自分のベッドで亡くなってしまいます。
ずっと戦場で戦っていたため、人が変わってしまい、いつも酔っ払っていた、と嘆く父親。
しかし、物資不足昨今、泥酔できるほどの酒、例えばウイスキーなどは、この村では入手困難なはず、と疑惑を持つポール・・・

この悲劇が、今回の事件のキーワードとなっていました。

1942年3月。パールハーバーが切っ掛けとなり、参戦した米軍を巡って。
おもな登場人物です。

100年以上も前から一族が営々と耕してきた農場を、米軍の飛行場建設地として摂取されてしまったひとり者の老農場主、バレット。
乗り込んできた米軍の車を散弾銃で撃つほど、怒っています。
普段はジェントルな老人なのですが、かっとすると見境がなくなってしまうようです。その落差がかなり常軌を逸していることは、後で明らかになります。
でも、あんな美しい農場がコンクリートで破壊されてしまうなんて・・・戦争に勝つためとは言え、悔しくて腹立たしい限り、バレットの気持ちはよくわかります。

村のパブの主人、カーター。
彼のハブで勤めている若い女性、スーザン。
スーザンの両親とバレットは友だちで、スーザンはバレットの出征している甥、ベンと婚約中です。

駐留してきた米軍の責任者、キーファー大尉。
部下のオコーナー軍曹と、若い兵士のテイラーとファルネッティ。
それから村で唯一の老医師。

何もない異国の田舎に送り込まれた欲求不満気味の若い兵士たちと、外の世界に憧れを抱く村の若い女性たち。
しかも、村の若い男たちのほとんどが出征してしまっている今、出会って何もおきないわけがないわけで。
一方、村の大人たちは、遅れて参戦したのにも関わらず、先祖伝来の土地にずかずかと踏む込んできた米軍を快く思っていません。
米軍の兵士たちの中にも、なぜ他人の戦争に手を貸さなければいけないのだ、と思っている者もおり、そこに文化の違いが加わって、ぎくしゃくする両者。

フォイルはキーファー大尉に頼まれて、英国の文化を米軍兵にレクチャーすることとなるのですが、20歳そこそこの若者たちにわかってもらえたかどうか。
米軍の軍曹、オコーナーは助けにやってきたのに、全く感謝されていなことが気に食わない様子。

キーファー大尉の提案で、ダンスパーティーが開かれることになりました。

スーザンとラブアフェアーの末、妊娠を告げられた米軍兵士、テイラー。スーザンより年下なのだそうで、まだ学生。故郷に婚約者もいるし、こんなことが知れたら親に殺される、と動揺し、オコーナー軍曹に相談しますが、スーザンは確信犯、このままアメリカまでついてくるつもりだ、と不安を煽り、戦争に事故はつきもの、と殺人を仄めかすのです。
ろくでもない上司です。

しかしスーザンの方もさるもの。
カーターの納屋で、以前薬品会社に勤めていた時に得た知識で、メチルアルコールで蒸留酒を造っていました。
メチルアルコールの毒性は書くまでもないでしょう。
スーザンはこの危険な酒を売って、もっと広い世界に出て行く資金を貯めていたのです。特にアメリカは憧れの地。妊娠はオコーナー軍曹が言ったとおり、計画的だったようです。
しかし、カーターはウィルの焼死事件もあって、密造酒を作り続けることにびびっており、止めるよう、スーザンを説得するのですが、全く聞き入れてみもらえません。

さて、フォイルの息子、アンドリューと付き合っているサム。
米軍兵士、ファルネッティに、如何にもヤンキーらしい言い方でナンパされますが、全く相手にしません。
しかし、米軍で出されている食べ物には興味津々(笑
そんな時、心待ちにしていたアンドリューからやっと手紙が届きましたのですが、なんと、寂しさのあまり新しい彼女を作ってしまった、と書かれたあったのです。

アンドリュー・・・

亡き妻一筋の親父さんとは真反対、サムと付き合う以前からプレイボーイぶりを発揮していてましたからねえ。
あとでサムからアンドリューに振られたことを聞いたフォイルが、申し訳なさそうでした・・・

ショックのサム。
ファルネッティからのダンスパーティを承諾します。

ダンスパーティの晩、ベンが休暇で戻ってきました。
ベンを息子のように可愛がっているバレットが迎えに行きますが、婚約者であるスーザンが見当たらないのを不審がるベン。

こうして個々の思惑、不信感、反感が渦巻いて、次第に不穏な雰囲気が渦巻きはじめる村は・・・ということで前半は終了。
ウィルの焼死以外、事件は起きませんでしたが、膨らむ緊張感にどきどきしました。
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さて後半。
一気に結末まで書いてしまいます。

ダンスパーティー会場。
お腹を壊したか、倒れこむテイラー。老医師が付き添って退室します。
会場しは場違いなバレットもやってきて・・・

殺人が起こります。
殺されたのは、予想通り、スーザン。首を絞められていました。側には、テイラーのドッグタグ(認識用のペンダント)が落ちていました。

ここでちょっと脇道に逸れますが、ドッグタグって言うと思い出すのは映画「大脱走」のスティーブ・マックイーンが捕まる時に、高々とドイツ兵たちに指し示すシーンです。
スポーツでミスったような表情のマックイーンとともに、ドッグタグの重要性が印象に残りました。
ドッグタグを持っている限り、例え軍服を着ていなくてもスパイでないこと、兵士であることを証明することができ、捕虜として身柄を保証される、ということ。
ただし相手がゲシュタポの場合はこのルールは適応外。ビッグXたちは殺されちゃいましたから・・・

えっと話を戻します(汗。

つまり、そんなに大事なものが現場に落ちていたのです。
早速フォイルは捜査を開始しますが、米軍基地内は、大使館と同じ、治外法権。
また兵士たちを守る義務もあるキーファー大尉に一度は断られますが、ドッグタグが落ちていたとあっては、取調べを拒否することは、村の人々の気持ちを逆なですることになる。政治的判断でキーファーはフォイルに協力することを決断します。
キーファーも苦しい立場でした。

テイラーが倒れたのは毒か何かを飲まされたのか、それとも狂言か、と一瞬思いましたが、テイラーを診断した老医師曰く、ひどい胃炎を起こしていたからだそうで、もう一人同じ症状の人間がいた、とも。その人こそ、前半冒頭で焼死したウィルだったのです。
これで老医師の出番はおしまい。ミスデレクションでした。

そんな時、バレットが自首してきます。
スーザンが殺された晩、ベンが家にいなかったこと、スーザンが米軍兵士と良い仲になっていることでベンの憎しみを煽るようなことを言ってしまったことから、ベンがスーザンを殺したと思い込んでの身代わりの自首でした。
スーザンの遺体の第一発見者も彼でした。
遺体を発見したバレットは、胃炎で意識不明で横たわるテイラーの首からドッグタグを盗み、遺体の側に落としたのです。
いくら米軍のことをよく思っていなくても、何故そんなことをしたのか、と悔やむバレット。
ほんと、この人、頭に血が上ると理性が吹っ飛ぶにもほどがある。
今回のミステリは、バレットの性格も重要なパーツでした。

ベンはというと、スーザンのことは、昔から上昇志向の強い子で、自分と一緒にこの村で暮らせるわけがない、と、とっくに諦めており、ダンスパーティの晩には違う村のパブで飲んでいたとのこと。

あと、残ったのは、最初から怪しかったパブの主人、カーター。
動機は、上に書いた通り、スーザンには申し訳ないけれども、極々当たり前の理由です。

胃炎にピンときて、スーザンの職歴などを調べあげたフォイルとポール。
ウィルはメチルアルコールで作られた密造酒の飲みすぎで視力をやられてしまい、火事の時に逃げ出せなかったのではないか・・・

こうして密造酒のことを突き止めたフォイルとポールに逮捕されました。

カーターを演じたのは、「名探偵ポワロ」のジャック役のフィリップ・ジャクソン。お久しぶりです。ただの脇役では終わらないだろうと思っていたら、犯人役だったとは~(^^;;
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「侵略(invasion)」がまさか米軍を意味していたとは。

犯罪そのものはごく平凡なものでしたが、メロドラマに偏ることのない、緊張感のある話でした。
ただ、単語の聞き間違えという、英語のトリックがうまく訳されていないように感じましたが、作品の面白さを左右するものではありませんでした。
聞き間違えトリックを訳すのは大変でしょうね。

今回も、当時の英米の人たちの心情が描かれていて大変興味深かったです。
英国も米国も英語圏だから、文化も似たようなものだろう、と漠然と捉えていたのですが、かなり違うこと。
とはいえ、アクセントや単語の意味、綴りが違うくらいで基本的には同じ言語だから、大阪人と東京人くらいの差なのかもしれません。

初対面の時はヤンキー丸出しだったファルネッティが、次第に英国ナイズされていくのが面白かったです。
最初は虚勢を張っていたのかも。
どうやら次話も出演するようです。

第一世界大戦の時も遅れて参戦したことを、よく思っていない英国人。
パールハーバーがあったにも関わらず、第二次世界大戦を他人の戦争と感じている、孤立主義の伝統を捨てない米国人。
日本との戦争は自分たちの戦争だったのでしょうか。
アメリカって人種も多様、国土も広大だから、ユダヤ系の人々やヨーロッパ系移民の一世、二世だとこうは思わなかっただろうし、ハワイは攻撃されても本土は無傷だから、例えばニューヨークあたりからはあまりにも遠すぎて、他国の戦争のように感じた人もいたかもしれません。日本人にも様々な人がいたように。
オコーナー軍曹の発言に、現在の一部のアメリカ人に通じるものを感じました。
深いです、このドラマ。

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