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2016年3月29日 (火)

真田丸 第12話「人質」

公式サイト

徳川との決裂が決定的となった。上杉の支援を受けるため信繁(堺雅人)は人質として越後へ行き、景勝(遠藤憲一)のもとで暮らすことになる。一方、残された梅(黒木華)は、きり(長澤まさみ)に意外な事実を明かす。謙信ゆずりの名君ぶりを見せる景勝だったが、実は戦続きで疲弊した領国経営に四苦八苦していた。真田が上杉と手を結んだことを知った家康(内野聖陽)は上田に向け侵攻を開始。いよいよ第1次上田合戦が迫る。(YAH0O!テレビより)

引用したセリフは全て概略です。

信繁と景勝、兼続の間に信頼関係が築かれていく様子が描かれていて、ここ数回、政治的緊張が続き、そして先週でひとつの頂点に達した後の、ほっとする回。そしてとっても面白かったです。

なお、先週の感想文、源次郎を全て源二郎表記にしてしまっていました。今回から訂正します。
あと、お屋形様。この大河ではお館様なのか?耳コピしているので定かではありません。歴史用語としてはお屋形様でも間違いではないので、しばらくこのまま表記でいいきます。
.

上田城にて。

「わたしの気持ちをお前が口にしてくれた。」と、きりに礼を言う信繁。
しかし、今は前に進むしかない・・・と言う信繁に
「私にはわかっています。自分がどこへ行くのか。源次郎様が行くところ。」
さらっと告白したきり。「怖かった?大丈夫、身の程をわきまえているから。」と軽く紛らわして去っていきますが、逆光になった源次郎の表情が、微妙。
.

小牧・長久手の戦いで実質勝利を収めた家康でしたが、室賀が暗殺に失敗したと聞いて、がっかり。
「室生何某、あてはずれでございましたな。」正信。何某よわばりは不憫ですなあ。
「今、北条が敵に回れば、秀吉との挟み撃ちで、徳川はおわりじゃぁ。沼田を何とか奪い返し、北条にくれてやらねばな。」
真田がいぇ過ぎにつくことを懸念する家康に、裏切ったばかりなので、まさかそのようなことはない、と正信。しかし昌幸への警戒心が消えることのない家康。
「いや、あいつはわからんぞ。手を打っておかねばな。」
「畏まりました。」

この後、どんな手を打ったのでしょうね。描かれていませんでした。文句ではありませんです。今回は楽しい上杉家で、もう十分満足しております。これ以上のエピはツゥーマッチ。
.

「実は上杉に文を書いた」昌幸。
「え?」信幸。

今回も信幸、父の言葉に「え?」と言わされっぱなしです(笑
真田を上杉の家中に加えて欲しいという文だったのですが、否という答えが帰ってきたそうで。

「当然でございしょう。」思わず突っ込む信幸。
「いや、意外であった。」

意外って・・・高梨ですら、微妙な表情(笑

「上杉にふみを送っていることこそが、意外でございます。どう考えても無理でござる。」信幸。
沼田の時は手を貸してくれた、と言う昌幸に、あれはあの時だけのこと、と。
「へぇぇぇ・・世の中、甘くないか。」昌幸
「この城がどれほど強固でも、四方がすべて敵では、我らの勝ち目はない。」出浦。
この場には信繁はいません。

徳川と手を切るためにはやはり上杉の力が欲しい、徳川と手切れするのは上杉と誼を通じてから、と昌幸。
「上杉に、なんでも仰せのとおりに従う、と伝えよ。」
.

「しつこいのう。」
真田からの再三の手紙に、上杉景勝。
「真田安房守の面の皮の厚さは、日の本一でございます。」直江兼続。殿の情の深さを心配しています。
「ゆめゆめ、真田を許そうなどとお考えさないませぬように。」
相手にはしない、と言いつつ、ふと思いついた景勝。無視するよりも。
「ここは無理難題をふっかけて、向こうがどうでるか、試してみようぞ。」
.

無理難題とは、人質をよこせ、ということでした。
それも信繁を指名してきたのです。

早速三十郎をともなって越後に赴く信繁。

「この話、むしろ良かったと思っている。父とはしばらく離れたいと思っていた。人質だからできることがある。
それに上杉景勝という男、私は嫌いではない。
義を重んじる人だ。
どこぞのお方とは違う。
もし、父上が上杉に背けば、それまでの命。」

いつ帰れるかも、わからない、とちょっと虚無的になっている信繁を、生まれてくるお子の顔をしかと見なければ。必ず生きて帰りしょう、と励ます三十郎。
.

梅ちゃんは予想通り、婚礼の一件は難なく乗り越えておりました。
やっと一緒に住めるようになったと思ったら、信繁が人質として越後に行ってしまって、可哀想、とちょっかいをかけるきりちゃんに、お家のためだから、普段通り畑仕事にせいを出す梅ちゃん。
全く動じない梅ちゃんに、まともすぎて面白くない、と言うきりちゃんでしたが、梅ちゃんが確たる証拠もなく、子供ができた、と言ったことが判明して、ちょっとたじたじ。
「嘘っていうか、これも一つの策ですね。」
「え~!」
「だって源次郎様、なかなかその気になってくれないから・・・誰にも言っちゃあだめですよ。
でもね、多分大丈夫だから。」

姑、薫に無視されても、全くめげなかったりと、梅ちゃんの方が逞しいというか、喰えないというか、女性としては上手であることを、よりはっきり描いていました。比べると、きりちゃんは純粋というか、まだ子供だもんな~。
.

越後に着いた信繁。
景勝自らがわざわざ民の揉め事の言い分を聞き、吟味する約束をしている光景を見て、感動します。

対面して、まず沼田の礼を奏する信繁に、景勝は、人質として信繁を名指しした理由を語ります。

「真田安房守に、息子を差し出すだけの覚悟と度量があるかどうか試してみたかった。
だか、それだけではない。おぬしにどうしても、もう一度会いたかったのだ。
助けを求めに来た時の、おぬしの顔が忘れられなかった。
あの時、おぬしは命を賭けていた。そして、その賭けに、必ず勝ってみせるという自信に溢れていた。あれはそういう目じゃ。

 

会いたかったぞ。
人質とはいえ、上杉はおぬしを客人として迎え入れるつもりでいる。不便があれば遠慮なく申せ。」

とても好意的な景勝。さらに信勝に謙信公の教えを語ってくれるのでした。

「上杉は義のない戦さはせぬ。無論、外から攻めてくれば、それに立ち向かう。己の欲望のためだけに他国を侵略することはない。」
「素晴らしきことと存じます。」
「謙信公の教えじゃ。」

信繁は、漁師たちの諍いにも熱心に耳を傾ける景勝にも感じ入っていました。

「国づくりの大本は民が安心して暮らせるようにすること。民の心を掴まなくて、何が国づくりじゃ。」
深く頷く信繁。
「沼田の一件のおり、おぬしは誰も死なせずに北条を追い払ってみせた。民を大事にする謙信公の心、わしはそこに見た。」
「もったいないお言葉でございます。
義を忘れ、己の欲のためだけに生きると、人はどうなりましょう。」

「織田信長の惨めな最期を思い出してみよ。
死に様は生き方を映す鏡。己に恥じぬように生きるのみじゃ。」

平伏する信繁。
.

信繁からの手紙で、厚遇されていることを知った昌幸、信幸親子。

「景勝はわしとは正反対の、義に篤い男じゃ。源次郎も学ぶところも多かろう。」

昌幸は、祝言の日以来の、信繁の気持ちの変化に気がついていたいました。
よりは戻ったと、思ってよいのか、と問う信幸。

「いや、それがそうでもないのじゃ。直江がさらに注文をつけてきた。」

それは、元々上杉の領地であった沼田を上杉に返せ、ということ。
さすれば真田とは、今後より良い仲となるだろう、と。

いくら何でも、無理、と信幸。
「そもそも沼田城を渡す、渡さないで、北条と揉めておるのです。それゆえ上杉に助けを求めているというのに、その沼田を上杉に渡してしまっては、もう、何だかわからなくなります!」
「良かったのう。」
「え?」
「源次郎を人質に出した甲斐があったの。こら、あいつの仕事だ。」
.

景勝の剣の稽古を見学する信繁。見事な腕前です。
真田では、位の高い者が剣の稽古をする光景は、あまり見られませんでした。

一息ついた景勝に、沼田のことを掛け合う信繁。しかし、景勝はこの件は知りませんでした。兼続の一存だったのです。
「他国との談判はすべてあれに任せておる。」
「沼田は真田にとって大事な城です。引き渡すわけには・・・」
直江殿は、真田の思いもすべて承知の上で、真田の本心を探るために無理難題をふっかけているのでは、と信繁。

「用心深い奴でな。だが、その用心深さで上杉が持ちこたえのも、確か。
兼続に掛け合ってやってもよいぞ。」

「お願い申します!」

「まかしておけ。」

あれ、景勝・・・もちろんタイプは全く違うけれども、昌幸と同レベルな感じがしてきましたが?(^^;;

景勝に触発されたか、剣術の稽古を始める信繁。海津城の一件以来ですです。
そこへ、信繁たちが越後へ着いた日に、直訴にきていた民たちが、三月もたつのに、未だにお裁きが下らない、と訴えに押しかけてきました。
今日のところは帰れ、と乱暴に追い払う侍に、なにやら先送りになっているようですが、と声をかける信繁。
すると喋る、喋る(笑
このお侍、数少ない出番でしたが、ヘラヘラさで良い味出してました。

「さよう、先送りにしておる。門前払いは憐れだと思うが、できないものは仕方がなかろう。」
「お屋形様は約束さないました。」

「それは、ほれ、なにごとにも格好をつけたがるお方だから。」


信繁も思わず「え?」です(笑

「できない約束ばっかりなさるから、全部こっちにしわ寄せがくる。」

「できない約束?」
「もう少し考えてからお話になって欲しいものだ。」

そこへ景勝と直江がやってきます。

「格好つけてばかりで、すまなんだのう。」

「斬り捨てますか」

わははっ、良いフレーズですわ。
とことん、お屋形様ラブ(^^)/

あわてて逃げ出す侍。でも、景勝が家臣たちから慕われていることも伝わってきました。

どうしてすぐに裁けないのか。
兼続曰く、信濃には海がないからわからないだろうが、田畑とは違って海には境がない、それゆえ漁師たちの揉め事がおきやすい、と。
しかし信繁は納得しません。

「お屋形様はそうそうに落着させると仰いました。」
「そういうお方なのだ。困っている者を見ると、まず先に力になると約束されてしまう。」
「ならば、それを叶えるのが家臣の役目ではないのですか。」
「できるものなら叶えて差し上げたい。しかし、無理なものは無理だ。」
なおも食い下がる信繁に
「訴えがきているのはあそこだけではない、民の争いは尽きぬ、きりがないのじゃ。今の上杉にそんな余裕はない。」
「お屋形様はご存知なのですか。」

それまで、寂しげな背中を見せて海を見ていた景勝が振り向きました。

「戦さが続きすぎた。今のわしには、話を聞いてやることしかできない。
これが本当のわしじゃ。世の中、思い通りにはいかぬ。」

信繁に、国力が落ち、格好つけでできない約束ばかりする、情けない本当の自分がばれてしまった景勝。目が子犬のようになっておりまする。

「正直、昨日まで私はお屋形様を尊敬しおておりました。」
「信繁殿、言葉に気をつけられよ」兼続。
「ふぅん、今はそうでもないか・・・」たそがれる景勝。
「今はそれ以上に慕わしく存じます。」

微笑んで去ろうとする景勝に「あっ!」と駆け寄る信繁。

「直江様に・・・?」
「あ、あの、まだゆうてはおらぬ・・・」
気弱~(笑
「沼田の件とは。」
とこそこそする二人に兼続。
お屋形様ではらちが明かぬと思ったか、信繁、兼続に直訴します。
「上杉様に引き渡すわけにはまいらぬと父は申しております。」
「ならば話は容易い。上杉は真田とは手を結ばぬ、それだけのことじゃ。」

信繁、景勝を振り向き、すがろうとするも
「うん」
何も言えない景勝(笑

謙信公の頃には栄え、この国を支えてくれた港も、今は船も少なく、寂れてしまった。
「いずれまた元の姿に戻したいのだが・・・」
景勝は信繁と浜を散策にでました。

そこで、なにやら人だかり。揉め事と見て尻込みをする景勝を引っ張っていくと、例の漁師たちが「鉄火起請」を行おうとしている場面に遭遇するのです。

「鉄火起請」とは、意見の食い違うものが真っ赤に焼いた鉄を握って指定の場所まで行く。途中で落としたりせずにたどり着けたものの意見が、神に選ばれたこととなり、敗れたほうは神をたぶらかした者として処刑される、という、神事による裁判です。

いくら神事とはいえ、痛いです~
当の漁師も実行できません。
話し合いではなく、そんな残酷な方法で争いごと裁こうとする奉行に猛然と抗議する信繁。
しかし奉行は、古くから伝わるしきたり、神の御心を承るにはこれが一番、と譲りません。

「つまり、私とあなたの言い分はまるでかみ合わない。どちらが正しいか、ここで神に聞いてみようではありませんか。私たちもやりましょう。」

真っ赤に焼けた鉄を持とうとします。本気です。
怖気づいた奉行。

「待て!、よーく考えたらなにも鉄火起請で決めることはなーい!もう少しお前たち、話し合ってみてはどうじゃ!」

理屈でねじ伏せる、さすが、古美門(違

ざわつく境内に、景勝が現れます。

「もう、よい。
すべてはわしがいけないのだ。もっとお前たちの暮らしを思いやるべきだった。
双方の言い分はわかった。今度こそ何とかするので、もうしばらくまっていてくれ。」

「まことですか?」信繁。
「まことじゃ。」
「また、良い格好、さなりたいだけでは・・・」
「ふっ、無礼な。」

いやいや、危ない、と思ったか、信繁。その場で、争いの元になっている、良いアサリがたくさん採れる浜の使用権を、1日交代にしては、と提案します。
しかし、海をしらぬ信繁、潮の変わり目で取れ高が変わる、と突っ込まれてしまいます。そこへ景勝、ならば潮の変わり目でわければよい、と提案。これなら偏りはない。

これで双方の漁師たちも納得し、一件落着。
海のことはよくわかならいのだけれど、すごく単純な解決法。これならもっと早くに、お屋形様の手を煩わせることもなく、誰かが思いついたような気もするのですが(汗)、内容ではなく、流れが大事なエピだった、ということで。

.

その帰り道。

「親譲りの策士振り、面白かったぞ。」
「お屋形様のお裁きも、お見事でした。」
「おぬしの助けがあったればこそだ。わしがしっかりしておれば、神頼みにすがることもないのだ。
民の暮らしを守り、民の心を育てる。それがひいては強い兵を作る。強い国を作ることになる。」

「私もそう思います。」
「おぬしには大事なことを教わったな。
源次郎、ふと思った。おぬしのような息子が欲しかった。」

「えっ?」
「安房守は果報者じゃ。」

景勝が信繁のことを源次郎、と呼んだのはこれがはじめてかも。

.

さて、梅ちゃん、無事に女の子を出産しました。
表向きは無視しているけれども、気になって仕方がない薫。その後も何かとこそこそと赤ちゃんをかまおうとするのですが、おそらく自分で子供を育てた経験はないのでしょう、すぐ泣かしてしまうのでした。
梅ちゃんが近寄ると、すっと機嫌をなおす赤ちゃん、GB。
.

兼続に呼び出された信繁。

信繁に触発されたか、お屋形様が民たちの揉め事の仲裁に大忙しだそうで。

「おかげでわしの仕事が増えたっ

語尾の「た」、駄々っ子みたいで、思わす笑ってしまいました。相変わらず皮肉なものの言いようだけれども、信繁にちょっとだけ親しみはじめたかも?

「お屋形様に言われてしまった。真田のこと、そろそろ許してやってもいいのではないか、と。随分と気に入られたものだな。
沼田城のことは、鼻から安房守が手放すとは思っていなかった。むしろあっさり手放すと言えば、わしは安房守を疑っていたであろう。また、裏があるに違いない、とな。お屋形様も同じだ。
徳川と北条に譲らぬ覚悟、此度は誠と認めよう。
上杉は再び真田と手を携える。」

信繁に起請文を手渡しました。

その内容とは。

「上杉は未来永劫、真田を守ることを約束する。
北条と徳川が責め来たれば、必ず援軍を差し向け、これを追い払う。
そして上州の沼田、信州の小県を真田の領分と認める。」

「源次郎、でかした!」

真田の言い分を全面的に受けれてくれる文面に、信幸も思わずガッツ!

厳しい表情で宣言する昌幸。

「これを持って、真田は徳川と縁を切る。」
.

真田から手切れの通告を受けた徳川。上杉が真田についたことも含めて、面倒なことになった、と家康。
上杉を後ろ盾にして、上田城に立て篭もり、迎え撃つつもりだろうと、正信と数正。

「安房守にしてやられたわ。」
「では、わが殿は、敵のためにわざわざ城を作って差し上げた、ということですか。
殿も人がおよろしい。」

静かな怒りを秘めた阿茶局がコワい。
「どうしてくれよう。」

「お潰しになったらいかがですか。」

斉藤さんの本領発揮です~
.

こうしてついに天正13年8月、徳川が上田に向かって進軍を開始しました。
傘下の信濃衆も加わって、その数七千。対して真田は小県の衆を皆かき集めても、二千足らず。
起請文には援軍を送る、と書いてあったけれども、現実には、今、上杉はそれどこではないことを承知している出浦、そして昌幸。

あの起請文の価値は沼田や小県の安堵にあるのであって、上杉の内情は調査済み、武力は大して期待していなかったようです。
約束を違えたか、なんてことにならなくって良かったです。さすがは真田。

打って出よう、と矢沢の大叔父。信幸は籠城を唱えます。
「敵の数が三倍を超えるなら、篭城が一番と。」
「誰もが考えつく策じゃ。誰でも考える、ということは、敵も考える、ということ。
相手の上をいかねば、戦さには勝てん。」昌幸。

「おぬしの策を聞こう。」出浦。
「策は考えた。だが、駒が足りん。今にして思えば源次郎を人質に出したのが、痛かったなぁ。」

って、信繁が人質として赴かなかったら、上杉と仲直りできなかったんですけれども~(^^;;
.

徳川と真田の戦さが始まる知らせは上杉にも届いておりました。

「真田と手を結んだ以上、すぐにでも援軍を出したいところじゃが、当家には無理だということはおわかりのはず。」
ポーカーフェイスな兼続。
上杉家の事情をすっかり飲み込んだ信繁、お志だけでもありがたい、といった微笑をうかべて頷きますが。
「何とかならぬか。」
景勝が兼続をうるうると見つめるのでした。

「なりませぬ。」
「必ず援軍を出すと約束したのだ。」

未来永劫云々とか、現実的には無理なのに援軍を出すとか、起請文に書いちゃったですからねえ。でも本当にそう思ったから、書いたのですねぇ。

「お気持ちは十分伝わっておりますので、もう・・・」
「わしは決して真田を見捨てぬ、と約束した。したからには、わしは真田を助ける。」

「そう仰ると思い、領内から取り急ぎ、戦える者をかき集めまし
屈強な者たちはとうに出払っておりますが、それでも何とか百名ほど集まりまし。」

「た」がダブルで来た~(^◇^)/

「さすがは兼続、良き奴」(ここは良く聞きとれませんでした。「愛い奴」かも(照;;)
「海津城に入るように命じてある。その方が上田に近い。」
「お屋形様、甘えついでにもう一つだけお願いしたきことがございます。」
「申してみよ。」
「私と三十郎をその百名に加えてはいただけませんか。」
「調子に乗るな!」兼続。
「真田の行く末がかかったこの戦さ、どうしても、加わりたいのです。」
「戦さのために人質を帰すなど、聞いたこともないわ!」
声が裏返っております、兼続。

「ゆるそう。
おぬしがおれば、安房守も心強かろう。そばにいてやれ、源次郎。」

「畏まりました。」
「存分に戦ってこい!そして戦さが終わったら、必ず、また戻ってこい」

「はっ!」
.

信繁、大活躍。
とともに、景勝が「義を重んじる人」という記号的キャラから、血の通った人物となっていく流れが面白かったです。
三谷さん、どんどん乗っている感じがする。

格好つけたがりで、ついつい口約束をしてしまう、本当は気の弱い好人物。
勝頼と同じく、偉大な父を持ってしまったコンプレックスも見受けられました。

今まで、この大河においてはですが、嫉妬深く底意地の悪い人間として描かれるかどうか、分からなかった兼続のスタンス、心根もまた、明らかにされました。
戦国を生き抜くにはあまりにも真っ直ぐで良い人すぎるお屋形様を懸命に守っているだけ。
お屋形様が頼りない分(汗)、自分がしっかりしなければ、と思っている、まさに忠臣でした。

また、景勝には家臣たちにそう思わせる魅力がある。
信繁が、偶像敗れて人間臭い姿を見せた景勝を慕わしく思うのも、景勝の可愛らしさを感じ取ったから。
無力な自分をさらけだした、雨に濡れた子犬のような姿を見たらねぇ。

そして兼続の「た」には大笑い。
セリフそのものは全くいじっていないだろうに、ニュアンスでこんなに印象が変わるとは。
なんだか良い感じで化学反応が起きている気がします。

演じる村上さんは、大河に連続出演されているそうですが、ごめんさない、全く覚えていません(大汗
でも、この兼続でしっかりと覚えました。
「斬り捨てますか」とともに、しばらくマイブームになりそうです(^^

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コメント

いやーー今回も面白かったですね!!

>とともに、景勝が「義を重んじる人」という記号的キャラから、血の通った人物となっていく流れが面白かったです。

この大河始まって以来、今までずっと景勝さまは神様のようでしたもんね。
ダメな部分が見えたらイヤになるのではなく愛しくなるって素晴らしい!
そしてこの御屋形さまに仕える直江さまの苦労と愛もよく解る回でした。
上杉最高です!

>演じる村上さんは、大河に連続出演されているそうですが、ごめんさない、全く覚えていません(大汗

そうなの。
私もね、え、久坂の兄?そういえばいたわ…みたいな感じで~本当に申し訳なかった。
これからは注目したいです。

三谷作品は良い俳優さんの発掘も凄いですよね!

くうさん こんにちわ!

今回も面白かったですね。
>そしてこの御屋形さまに仕える直江さまの苦労と愛もよく解る回でした。
いいコンビであることがよく伝わってきましたわ。
>私もね、え、久坂の兄?そういえばいたわ…みたいな感じで~本当に申し訳なかった。
そうなんですよ、ほんと、申し訳ないです。
>三谷作品は良い俳優さんの発掘も凄いですよね!
ちゃんと見せ場を作っていて、どんどんと血肉の通った人物になっていくのが楽しいです。
春日殿、室賀殿などサブキャラに愛着が持てる大河って、久しぶりです。半蔵も何気に良い味出してましたし。
私もギアアップですわ(^^

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