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2016年2月

2016年2月27日 (土)

2014年12月の読書 その2

※このカテの記事を読む人はあまりいないと思うのですが、とりあえず、お断りをば。
記事タイトルにしている日付はあまり気にないでください。個人的な目盛り、くらいな感じでつけているだけです(^^;;

○新読

暗き炎(上下)ーチェーダー王朝弁護士シャードレイク 著:C・J・サンソム/訳:越前 敏弥(集英社文庫)
支配者(上下)ーチェーダー王朝弁護士シャードレイク 著:C・J・サンソム/訳:越前 敏弥(集英社文庫)

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※読書順、敬称略です。

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「暗き炎(上下)」

<上巻>16世紀ロンドン。法廷弁護士シャードレイクのもとに、従弟殺害の罪を問われている少女エリザベスの弁護依頼が舞い込む。少女は黙秘を続け、このままでは拷問死をまぬがれない運命だった。一方、摂政クロムウェルは、少女の審議期間延長と引き換えに、古くから伝わる幻の「ギリシャ火薬」の製法と現物を探し出すようシャードレイクに命ずるのだが…。イギリスで人気の歴史ミステリー・シリーズ第2弾。(「BOOK」データベースより)

<下巻>幻の破壊的兵器「ギリシャ火薬」を追ううちに、関係者のむごたらしい死に遭遇し、自身も命を狙われるシャードレイク。手掛かりがつかめないまま、弁護を請け負った少女の審議期日も迫っていた。クロムウェル以外にギリシャ火薬を追うのは誰なのか?黙秘を続ける獄中の少女エリザベスのみが知る恐ろしい真相とは?猛暑のロンドンをシャードレイクが駆け抜け、思いもよらぬ結末を迎える迫真のミステリー!(「BOOK」データベースより)

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「支配者(上下)ーチェーダー王朝弁護士シャードレイク」

<上巻>1514年夏。国王ヘンリー8世の巡幸に伴う弁護士業務と、北部で捕らえられた謀反人ブロデリックをロンドンに連行するよう命じられたシャードレイク。訪れた北部の町ヨークで、ガラス職人オールドロイドが王に関する不穏な言葉を残して落下死する現場に遭遇する。やがてシャードレイクが幾度と命を狙われる一方、ブロデリックの身も危うくなり…。CWA賞受賞シリーズ、英国で大人気の歴史ミステリー。(「BOOK」データベースより)

<下巻>ヘンリー8世巡幸での役目を終え、あとはロンドンへ謀反人を護送するだけとなったシャードレイク。ヨークを発った晩にまた襲われるが、その犯人は意外な人物だった!さらにロンドンにたどり着いたシャードレイクを待っていたのは、身も凍る過酷な試練。そして、ヨークでの謁見以来、シャードレイクの中に募る王への不信感は、驚愕の事実とともに、一連の事件の真相へとシャードレイクを導くのだった!(「BOOK」データベースより)

「チューダー王朝弁護士シャードレイク」の二作目と三作目です。
英国の歴史に興味がある人には、一読の価値あり。ストーリーだけでなく細部に渡る時代考証を含め、とにかく、面白いです。
三作目「支配者」ではチューダー王朝の影の部分にまで迫っていました。
心配なのは、ヘンリー八世が死去し、メアリーが王位に即位し、プロテスタントの大受難時代がはじまった時のことです。プロテスタントのシャードレイクはどうなるのだろう。

原作は5話まで発行されているのですが、日本では一~三話が、2011年から2014年まで毎年発行されていたのに、4作目は2015年には発行されませんでした。
原作も毎年上梓されているわけではないので、気長に待つしかないです。

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2016年2月26日 (金)

俳優 亀岡拓次:映画

2015年 日本 123分

Photo

公式サイト

原作:戌井昭人「俳優・亀岡拓次」(文春文庫)、「のろい男 俳優・亀岡拓次」(文藝春秋)
監督・脚本:横浜聡子/撮影:鎌苅洋一/照明:秋山恵二/録音:加藤大和/音楽:大友良英
出演:安田顕、麻生久美子、宇野祥平、新井浩文、染谷将太、浅香航大、杉田かおる、工藤夕貴、三田佳子、山崎努、大森立嗣、野嵜好美、不破万作、戌井昭人、金子清文、平田薫、中沢青六、鈴木晋介、日向丈、メラニー、ガルシア・リカルド

人気演劇ユニット「TEAM NACS」のメンバーで、幅広い役柄をこなすことで注目される安田顕が脇役俳優役で主演し、不器用だが愛すべき男が巻き起こすユーモラスでハートフルな物語を描く。映画やテレビでよく見かけるが、作品名や本人の名前もすぐにはパッと浮かばない……そんな脇役俳優として活躍する亀岡拓次。泥棒やチンピラ、ホームレスと演じた役は数知れず、大作から自主映画まで、声がかかればどんな役でも応じる亀岡は、監督たちに重宝される俳優だった。お酒が趣味で、撮影現場と酒場を行き来する毎日を送っていた亀岡は、ある時、居酒屋の女将に恋をしてしまい……。自身も劇団を持ち、俳優としても活躍する作家の戌井昭人による小説「俳優・亀岡拓次」を、「ウルトラミラクルラブストーリー」の横浜聡子監督が映画化。亀岡が恋に落ちる居酒屋の女将役を麻生久美子が演じるほか、染谷将太、工藤夕貴、三田佳子、山崎努ら豪華キャストが共演。(映画.comより)

@京都シネマ

ネタばれなしです。

原作未読です。この監督の作品は観たことがありません。
地味な方のチラシを見て、映画館まで行かずともDVDでもいいんじゃないかな、と思っていたのですが(ごめんなさい、でも、本音です)、その後予告編を見て、コメディ映画として期待できそうなので、観に行きました。

笑える箇所がいくつもあり、ほのぼのともしていたのですけれども、シュールさの方が印象に残りました。
亀岡拓次の心象風景を映像化したシーンが多かったためでしょう。
楽屋落ちネタは、あるようで、あまりなかったです。インディーズっぽさを狙った作品のようにも感じました。

ベタなコメディを思わせる予告編に釣られた人(汗)は多かったみたいで、小さい劇場とはいえ、2/3くらいは埋まってました。ほんと、大成功な予告編です。
観客のほとんどが50才以上。後ろに座られた人が、たまたま出会った友人に「問題作も見なきゃ、と思うのだけど、なんかほっこりしたくて」と話しておられたのを小耳に挟みました。

あと、公式サイトの「キャスト プロフィール」も、鑑賞意欲をそそるように作ってます。うまいです。

ちなみに公式に載っているキャストのほとんどは、友情出演的なワンポイント出演、中には姿を見せない人も。
麻生さんもワンポイントかと思ったら、さすがに話を〆る存在として、ちゃんとストーリーがありました。
というか、麻生さん演じる室田安曇と亀岡拓次の仄かな恋バナくらいしかストーリーらしいストーリーはないのですけれども。

思わず噴出してしまうセリフも多く、また、亀岡拓次のリアルな生態は場内、ウケていました。
しかし、わかりやすい笑いで観客に寄り添ったかと思うと、次の瞬間、心象風景に唐突にチャンジして、突き放す。
流れとしては、昔のミュージカル映画のような感じ。
ミュージカルは「突然、歌いだす」のですけれども、この映画は「突然、お芝居が始まる」。
このお芝居のシーンが現代劇というか、シュールなので、戸惑う人もいたんじゃないかな、と思いました。
ほのぼの、と書きましたが、ひんやりとした感触も受けました。戸惑わせ、ひんやりさせる映像が緊張感を生んでいたように思います。

戸惑いを感じつつも、安田さん演じる亀岡拓次から漂う、ずっと脇役をこなしてきた空気感で最後まで見せてくれた作品だったとも言えます。

例え出番はわずかでも、この人がいるだけで現場が安定する、皆から信頼される俳優。
卑屈でもなく、気負っているわけでもなく、夢を捨てているわけでもなく、いわゆる"ヨゴレ゛では決してない、愚痴も一切言わない。でもどこか、醒めているかもしれない・・・

大御所監督とのエピは、脇役伝説のひとつなのでしょうけれどもジンとしましたし、舞台の大女優の一言も重く、その言葉を受け取った亀岡拓次のポツネンとした姿も印象的でした。

後、懐かしい雰囲気を取り混ぜた大友さんの音楽の使い方も良かったです。映像をうまくリードしてました。

ストーリーテラーというか、話の展開で驚かせてくれる作品の方が好みなのですけれども、過剰な湿り気の一切ない、ナンセンス感覚は面白く感じました。
監督のテンポ感、世界観を共有できる人は癖になると思います。

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2016年2月25日 (木)

仮面ライダーゴースト #19「爆発!絵を描く心!」

公式サイト

マコト(山本涼介)をネクロムスペクターに変え、その心を操りながら「これが完璧な友」と言い切るアラン(磯村勇斗)。タケル(西銘駿)は「そんなのは友達じゃない」とアランと対立。マコトを取り戻そうと決意を固める。
街中でいろいろなものが絵になってしまう不可思議現象が起きた。どうやら新たな眼魔(ガンマ)が現れたらしい。眼魔を見つけたタケルはゴーストに変身、戦いを挑むのだが、眼魔は信じられない行動に出る。いったい何が!?(公式サイトより)

完璧な世界の住人、アランが、ただ頷くだけのマコトを「完璧な友」とするのは仕方がないこととは言えます。人間にとっての「友だち」って完璧にはほど遠い存在ですから。
なので、もしアランが自らマコトを呪縛から解き放つということならば、アランは眼魔世界では異質な存在となる・・・と当たり前のことを書いてみる(大汗
でも眼魔世界もイゴールの言うような、争いのない完璧な世界ではない。
兄、アデルは父、アドニス(すごい名前;;)の座を狙っているようですから。そもそもこの兄弟、悪そうだし。いや、これが眼魔の世界では普通なのかぁ。
アランは父を崇拝しているようなので、兄の企みを知った時、どう出るのでしょう。
しばらくは、アランがキーパーソンです。

それにつけても、カノンがアランを慕う理由が気になります。
眼魂になったってことは死んだということ。いつ、なぜに眼魂になってしまったのかも。

あ、眼魔と友だちになろうとするタケルのことを書いていませんでした(汗

いきなり眼魔に友だちになろうと呼びかけるのには、オナリとアカリ同様、唐突に感じましたけれども、日頃眼魂と心を交わそうとしているからこその感覚なのでしょう。
タケルや画材眼魔の行動がアラン、もしくはロボット化しているマコトを変えることになるのかどうか?
それともまだ引っ張るのでしょうか。

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2016年2月23日 (火)

動物戦隊ジュウオウジャー 第2話「この星をなめるなよ」

公式サイト

ジューランドに戻れなくなったジューマンたちは、風切大和(ジュオウイーグル)の叔父・森真理夫のアトリエで世話になることに。しかし、タスク(ジュウオウエレファント)は反発し、大和から“王者の資格”を取り上げ、一人去ってしまう。タスクのことが心配な大和は、こっそり食料を持っていくことに。そこで大和はタスクに、子供の頃、鳥男に出会ったことを話す。 (YAHOO!TV より)

さくさくとゾウグリーンさんが仲間になってくれてよかったです。
でも、ちょっと面倒くさそうなキャラなので、チームワークを乱すキーマンになるかも・・・と思ったら、あとのジューマンたちも皆自由だな!(笑

公園で勝手気ままに振る舞うジューマンたち。サメブルーさんが一番大変・・・いや、楽しそう。休むところもバスタブなのね。シャワーカーテンを閉じるのが何気にツボでした。

後は、キューブの変形にひたすら釘付けになっておりました。
いつもはロボ体にあまり興味を注げないのですけれども、今回はキューブ括りでの変形が面白くって。
ジュウオウキング枠は3つ、早いもの勝ちなんだ。知らなかった~。
恐らくこの枠は今後増えるのでしょうな。

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2016年2月22日 (月)

真田丸 第7話「奪回」

公式サイト

本能寺の変後の混乱に乗じて、昌幸(草刈正雄)は領地の奪回を狙う。滝川一益(段田安則)と北条氏政(高嶋政伸)が戦っているすきに上州の沼田城と岩櫃城を取り戻す。信繁(堺雅人)は一益に人質に取られていた祖母とり(草笛光子)、きり(長澤まさみ)を救出するため小諸城に潜入。信繁の知恵で成功するかに思われたが…。勢いに乗る北条に周囲の国衆たちがなびく中、昌幸は上杉景勝(遠藤憲一)に会いに行くことを決意する。(YAH0O!テレビより)
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セリフは概略です。
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滝川一益が北条に大敗を喫している隙に、沼田城と岩櫃城を落とした真田。
しかし沼田にいるはずのばば様一行は、滝川とともに箕輪城に移った後でした。
もし、裏切ったことを滝川が知ったら・・・叔父、矢沢頼綱に沼田城を、信幸には岩櫃城を託した昌幸は、急遽信繁を連れて箕輪に急ぎます。

しかし滝川はまだ真田の裏切りを知りませんでした。
それどころか、自分の危機に真田が駆けつけてくれたと、感謝し、別れの酒にいざないます。
信濃の美しさを愛で、またこうして昌幸と酒を酌み交わしたいものだと、滝川。
そして・・・北条に信濃を追い出されるにあたって、沼田城と岩櫃城を真田に帰す、と告げるのです。
ただ、人質は信濃を出るまで帰さない、とのこと。まあ、当然でしょう。それでも滝川は甘かったのです。

一方、なんとも複雑な表情の昌幸。
裏をかいたことを、はやまった、と後悔します。
それは滝川が全うな武将であることを見抜けなかったこと、滝川から譲られた方がはるかに大義名分が立ち、真田にとって有利になっただろうから。
滝川の誠意に感銘を受けたとしても、それはほんのわずかだったような気がします。情に流されていては大博打は打てない。
ばば様一行が箕輪にいることを確かめた信繁に、次の立ち寄り先、小諸城してばば様たちを奪い返すよう指示して真田の郷に戻りました。

あくる日、昌幸らが去った後、裏切りを知って激怒する滝川。
しかしそこは一流の武将、怒りにまかせて、というような行動はとりません。まだまだ利用価値のある人質たちを連れて、小諸城に入ります。

しかし信繁は。
小諸城に忍び込めたものの、りきのせいもあるとは言え、結局滝川に見つかってしまい、救出どころか、自分までもが人質になってしまいます。
がっくりする信繁を慰めるばば様。

「ばばも戦国の女じゃ。人質になった時から覚悟はしております。
思うようにいかぬのが、この世。大事なのは思うようにいかぬ時、如何にふるまうか。
源次郎、あきらめてはなりません。望みを捨てなかったもののみに、道はひらける。
ばばが言うんだから、間違いない。」

ばば様の言葉に少し元気を取り戻すも、木曽義昌が武田を裏切った時は、武田にいた木曽の人質が勝頼の命で皆殺しになったと聞いて、色めき立ちます。自分たちは、表向きは、ですが、織田の家臣であるから、恨まれているだろう・・・
が、ばば様は、なんとかなる、と、悠然としているのでした。
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さて、滝川を主君、武田の仇と言う名分で通さない木曽義昌。
勝頼の義弟でありながら、真っ先に織田に寝返っておいて、ぬけぬけと言うのが、戦国の習いです。
木曽の狙いは滝川が抱えている、信濃の国衆たちの人質でした。空白地帯となった信濃を我が物にするための手札にするつもりのようです。
清洲会議へと急ぐ滝川は、あっさりと人質を引き渡します。

「滝川一益が木曽義昌に人質を渡したのは六月十八日だが、結局清洲会議には間に合わなかった。
織田家屈指の名将と言われたこの男は、羽柴秀吉の台頭に」より力を失い、こののち二度と信州に戻ることはなかった。」(ナレ)

史実は置いといて。このドラマ内の滝川は、昔ながらの武将でありすぎました。そして信長の力が偉大すぎたためもあるでしょう、情報網の構築が甘かった。
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声の木曽義昌は、ばば様の親戚でした。小さい頃、世話をかけたのでしょう、ばば様には頭があがらない。
そのことを計算ずみ故の「なんとかなる」だったのですね。
自分が残るゆえ、信繁を帰すようにという言葉に、息子のように従う義昌なのでした。
あ、ついでにりきも。
「うっとおしいから。」
と、厄介払い半分、情け半分です。

信繁の年齢から思うに、りき、このころ中学生前後でしょう。信繁にもらった櫛を取りに行ったのはわかるのだけれども・・・いわば上司であるばば様への口の利き方と言い、空気が読めない、りき。好意的に見ると、自分でも言っているように、自分に正直で、不器用な女の子。

今のところちょっと損な役回りですけれども、予定調和を崩す存在として、自由に動かせる、三谷さんが好きそうなキャラですな(^^;;
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真田の郷では。
出浦から室賀が北条についたことを聞いた昌幸。
これで他の国衆もみな北条になびくであろう。しかし。
「わしは北条につかん。」
出浦には北条について情報収集をして欲しいと告げました。

その頃、岩櫃城を守る信幸と会っている信繁。

「真田にとって大事な時に私は足を引っ張っているだけ。本当は今こそ役に立たねばならんのに。情けない話です。」
「お前らしくもないな。」
「これが私です。」
「源次郎、本当は気の効いたことの一つも言ってやりたいのだが、わしは岩櫃の城をまかされ、それだけでいっぱいいっぱいなのだ。」

どこまでも生真面目で真っ正直な兄を見て微笑む信繁。

「もう、大丈夫です。」
「すまん。」
「兄上の顔を見るだけで元気がでました。会えてよかった。」
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昌幸は、弟、信尹とともに上杉景勝に会っていました。
そばに控える直江兼続。

「今の上杉には真田を守ってやるだけの力はない。」

この間と同く、庇護役を断ろうとする上杉。しかしそれは織り込み済みの昌幸です。

「守っていただこうとは、我らも思っておりません。
信濃は元来、上杉にこそ縁深き土地。他の国衆がどのように動こうとも真田は決して北条に寝返ることはありません。」

縁深き土地・・・殺し文句ですな。
昌幸の「決してありません」ほど信用できない言葉はありません(^^;;

「真田は上杉の兵にござる。ともに力を合わせて北条から信濃を守りましょうぞ。」

「あい、わかった」

あらー、転がされてしまいました。

「そなたの小県はこの上杉が必ず守る。」

「殿。」と、兼続が険しい顔を止めようとしますが、もうあとの祭り。

まずは第一段階突破。

「おぬしもこれから忙しくなるぞ。」
「万事、手筈は整っております。」

昌幸と信尹兄弟。何を企んでいるのか・・・
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「バカもの!!」

真田の郷に帰ってきた昌幸は信繁を大喝します。

「失敗続きじゃのう、源次郎。お前がなぜしくじるかわかるか。おのれの勘に頼りすぎるからじゃ。
わしも勘だけで生きておる。だか、わしの勘は場数を踏んで手に入れた勘じゃ。
それでもたまには間違える。まあ、お前がしくじるのも当たり前じゃ。

 

源次郎、よいか。お前の兄は勘に頼らない。おのずと間違いも少なくなる。
どちらが正しい生き方か、わかるか。」

「兄上です。」

「違う。
源三郎と源次郎、合わせて一つじゃ。
源三郎は間違いは少ないが、くそ真面目で面白くない。
お前は過ちは犯すが、面白い。面白くなくては、人はつかん。
二つで一つじゃ。」

大きく頷く信繁。

「そんなお前にまた仕事を頼みたい。」

「私にですか。」

「上杉の海津城に行ってくれ。
信尹が待っておる。あれの指図に従え。」

再び仕事を与えられ、しかかも尊敬する信尹の下で働けるのが嬉しい信繁です。

「向こうに春日信達という家臣がおる。元は武田家に仕えていたが、今は随分と景勝に信用されておるようじゃ。
この男を調略する。上杉を裏切るように仕向けるのじゃ。北条に寝返らせる。」

「父上のおっしゃっていることがわかりません。」

「わしが北条につく時の手土産よ。」

「北条に!?」

「今、北条は勢いに乗っている。上杉にはもはや北条と向き合う力はない。
わしは北条につく。」

地図を広げて見せる昌幸。

「景勝を信濃に誘い出し、背後から春日に攻めさせ、前と後ろから挟み撃ちにして一網打尽じゃ。
と、なればこの戦争の一番手柄は、この真田じゃ。」

父の策に、無邪気とも見える笑顔を浮かべて頷く信繁。

「殿は本気になられたのです。」内記。
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なるほど。
前回の決心通り、信濃を餌に動きはじめた、ブラック昌幸。
昌幸に比べると、景勝、滝川がとっても良い人に見えます(^^;;

今までに比べると、シリアスなテーストだったかもしれませんが、小諸城脱出の時の「おんぶ」のくすぐり、小諸兵と滝川兵に挟まれてどちら側にも見えるようにふるまう信繁、信幸の妻、こうの陰気さにうんざりする薫など、らしさも感じました。

ラストの予告を見る限りですが、もっとシリアスな感じになりそう。
以前、敵を欺くために、まず信幸を欺いたように、今度は信繁が欺かれそうな気がするのですが・・・

楽しみです。

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2016年2月19日 (金)

キャロル:映画

2015年 アメリカ 118分 PG12

Photo

公式サイト

原作:パトリシア・ハイスミス「キャロル」訳:柿沼 瑛子(河出文庫)
監督:トッド・ヘインズ/脚本:フィリス・ナジー/製作:エリザベス・カールセン、スティーブン・ウーリー、クリスティーン・ベイコン/製作総指揮:ケイト・ブランシェット 他/撮影:エド・ラックマン/美術:ジュディ・ベッカー/音楽:カーター・バーウェル/編集:アフォンソ・ゴンサウベス
出演:ケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラ、サラ・ポールソン、ジェイク・レイシー、カイル・チャンドラー、ジョン・マガロ、コリー・マイケル・スミス、ケビン・クローリー

「ブルージャスミン」のケイト・ブランシェットと「ドラゴン・タトゥーの女」のルーニー・マーラが共演し、1950年代ニューヨークを舞台に女同士の美しい恋を描いた恋愛ドラマ。「太陽がいっぱい」などで知られるアメリカの女性作家パトリシア・ハイスミスが52年に発表したベストセラー小説「ザ・プライス・オブ・ソルト」を、「エデンより彼方に」のトッド・ヘインズ監督が映画化した。52年、冬。ジャーナリストを夢見てマンハッタンにやって来たテレーズは、クリスマスシーズンのデパートで玩具販売員のアルバイトをしていた。彼女にはリチャードという恋人がいたが、なかなか結婚に踏み切れずにいる。ある日テレーズは、デパートに娘へのプレゼントを探しに来たエレガントでミステリアスな女性キャロルにひと目で心を奪われてしまう。それ以来、2人は会うようになり、テレーズはキャロルが夫と離婚訴訟中であることを知る。生まれて初めて本当の恋をしていると実感するテレーズは、キャロルから車での小旅行に誘われ、ともに旅立つが……。テレーズ役のマーラが第68回カンヌ国際映画祭で女優賞を受賞した。(映画.comより)

@TOHOシネマズ

ケイトのファン、ルーニーも好きなので観に行きました。
少しネタばれを含みますが、具体的なエピは書いていません。

実に丁寧なラブストーリーでした。
今でも理解されがたい同性愛を、50年代のNYの街並、ファッションで彩った美しい映画でもありました。

頭の天辺から足の爪先まで女性である二人が、恋に落ちる。性を超えた恋愛です。
セクシャルな欲求を持ち合うことは理解しにくかったけれども、「魂の片割れ」を求める切なさには深く共感できました。

キャロルが夫を嫌うのは、夫、ハージーが男であることもだけれども、自分のルールを押しつけてくるだけの、理解しがたく、許しがたい人間だから。

相手のことが理解しがたいのは、ハージーも同じです。彼は妻の同性愛傾向に気がついている。男性との不倫ならまだ対処できただろうけれども。
恐らく、ここで彼の思考は停止してしまったのでしょう、愛している、という言葉の下に、妻を自分の支配下に置く事に固執するのです。

こう書くとハージーがとっても駄目な夫のようになってしまうのですが、当然の反応だと思います。普通の不倫でも許せないだろうに、同性愛者と知った時のショックはいかばかりか。

だからこの結婚は、双方にとって不幸な結婚なのです。
けれどもハージーはこの結婚が破綻してしまっていることを認めたくない。その気持ちもわかる。でも、そこあるのは、所有欲もしくは征服欲。
キャロルが同性愛であるかどうかは関係ない、普遍的なすれ違いです。

余談fですが。
例えは違うけれども、女子会が流行るのは、生まれや育ちが違っても根本的なところでわかりあっているため、話をするのが楽だからのような気がします。もちろん、例外もいっぱいありますけれども。

男性と話すと、超えられない壁を感じます。女子だと一言でわかってもらえることに、何十行も費やさねばならない。
それは男性にとっても同じことだろうし、恋愛中はそれもまた楽しいのですけど。

ともかく。
母性と父性を併せ持ったキャロルを演じたケイトの存在感、オーラが半端なかったです。何かなにもかも超越してます、凄いわ、この人。
テレーズが離れがたく思う気持ちがわかります。
ルーニーの清楚感もまた、映画の品を上げていました。オードリーそっくり。

そのためでしょうか、テレーズ目線のぶれるカメラワークが徐々に固定されていくラストのシーンに「昼下がりの情事」を連想しました。

二人の空気感が素晴らしいかったです。究極の女性映画の一つだと感じました。

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2016年2月18日 (木)

刑事フォイル 第21回、22回「それぞれの戦場」

公式サイト

1941年4月。イギリスでは多くの男性が戦地へと赴き、国内の労働力不足は深刻だった。そのため女性が重労働に駆り出されることも多く、ある農場でも2人の女性が働いていた。フォイルは農場近くに墜落したドイツ軍機を調査中で、生き延びて逃げていた兵士を見つけ確保する。しかし、彼らはイギリス軍の捕虜尋問部に連行される。その後、農場の主人が謎の死を遂げる。

 

農場主の殺人事件を捜査しているフォイルとミルナーは、被害者の家から二丁の銃を発見する。寝室からは最近使われた形跡のある銃が見つかり、ルガーと呼ばれるドイツ軍用の拳銃も玄関の薪(まき)の中に隠されていた。フォイルは、ドイツ兵が捕らえられている捕虜尋問部に向かう。一方、農場で働く女性たちを見て、農作業を手伝い始めたサムは、農場のある秘密に気づく。(公式サイトより)

BS放送の再放送を視聴しています。
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主な登場人物は。

撃墜された爆撃機からパラシュートで脱出したドイツ兵が二人。
戦闘機には機内で戦死した兵士と後一人乗っていましたが、この兵士はパラシュートが開かなかったので墜落死してしまいました。

戦場に行った男たちの代わりに農場で働く適齢期の女性が二人。
背の低い黒髪のジョーンと体格の良い金髪のローズです。

彼女たちを雇っている農場主、ヒュー。
初老の男で、かなりワンマンなタイプです。
戦時農業委員会の会員特権なのか、会からの助成金でアメリカ製のトラクターを購入しできてご満悦。

そのことが気に入らない、隣人の、同じく初老の農夫、カーリング。
怒鳴り込んできて、ヒューと大喧嘩となります。
喧嘩の原因はトラクターだけではない、カーリングを、戦時農業委員会の名の下に、人手不足で耕せないことを理由に農場から追い出そうとしている、とのこと。

あと一人、バーバラという中年女性が農場の仕事を手伝っています。
若い二人とは違って軍属らしい。昼間は丘を巡って薪になりそうな木などを探している・・・というか、元々フィールドワークが好きなようです。

さて。
フォイルチームは、地元に駐留している軍からの要請で、墜落した飛行機の調査及び脱出した兵士二人を確保しました。
一人は軍服で拳銃を所持していましたが、もう一人は飛行服は着ていたものの、軍服ではなく、武器も持っていません。

墜落した爆撃機が3人乗りであるにも関わらず、捕虜になった二人、機内で死んでいた兵士、そしてパラシュートが開かずに墜落死した兵士を合わせて4人が乗ってたこと、さらにパラシュートが開かなかったのは、開かないように細工してあったこと、海に向かわずに墜落した飛行機の下に戻ろうとしていたことなど、不審に感じるフォイル。

パラシュートのことを告げられて、平服の方の捕虜は激しく動揺します。
開かなかったパラシュートは実は彼のものだった。どちらかが間違って着用したのです。
と、いうことは自分は殺されるところだった。彼は軍人ではなく、レーダー関連の技術者でした。

以上のことをもう一人の捕虜に向かってまくしたてますが、全部ドイツ語なので、英国人にはわからない、というのが、ミソです。

そこへ捕虜尋問部のコーンウォール少佐がやってきて、うむを言わさす捕虜たちを連れて行きます。
フォイルが少し質問させてくれ、と言うと「素人はすっこんでろ」。
苦笑するフォイルとポール。
後でわかることですが、少佐はフォイルを農場主だと思っていたのです。

今回、戦時下の勤労女性たちを描くことがテーマの一つになっているためでしょう、フォイルがいつも以上にソフトでした。

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そして事件が起こります。

まず、夜明け前、ヒューの農場に泊まっていたバーバラが一人、自転車に乗って出かけていく。
それを確認して、銃を用意するヒュー。
その頃バーバラは誰か、自転車に乗った男とぶつかります。
このシーンのあと、ヒューの農場にヒューの息子、トムが戻ってきて、ジョーンと熱烈なハグを交わすシーンに。

夜が明けて、農道で酔っ払っているヒュー、何かを目撃して驚愕の表情に。

直後、自分の部屋で銃に撃たれて死んでいるヒューが映されます。
そしてその頃、もう一人、パラシュートが木に引っかかって気絶しているドイツ兵が、バーバラによって発見されるのです。
携帯しているはずの拳銃は、何者かに盗まれていました。

爆撃の時間、カーリングの夜間の狩など、銃声のトリックを絡ませていましたが、割愛します。
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最初は自殺を疑われたヒューでしたが、フォイルにはそんな小細工は通用しません。
即、殺人事件と断定しました。

ここで登場人物たちの追加情報。

ジョーンはトムと愛し合っており、結婚を望んでいるのですが、ヒューは大反対。
なぜ反対するのか・・・これも後でわかるのですけれども、ジョーンはロンドンは、18世紀末から貧民街として有名なイーストエンドの出身。かなりひどい生活を強いられていたようで、誰にも告げずに婦人農業部隊に参加した、とのこと。つまり身分違いだから。
しかし本当は、ヒューの、かなり変わり者というか、壊れた性格が一番の原因だったように思います。

村の人々は、ヒューが壊れた原因は、10年前、妻が自分と幼い息子を置いて使用人と駆け落ちしてしまったことにある、と思っている。

そんなヒューをローズは愛していたのでした!
なんとヒューの赤ちゃんも身ごもっていたのです。
妻に捨てられて冷え切った彼の心を暖めてあげたい、と思ったらしいのですが・・・赤ん坊を産むことに大反対されたそうです。ヒューに足蹴にされているシーンもありました。
もう、ヒューの心は暖めようがない。大事な部分が欠けていたのだから。
不謹慎ですが、ヒューが殺されたのは、ローズにとって不幸中の幸いです~(汗

山を歩き回っているのが何とも意味ありげな、バーバラ。
でも、この人はヒッカケですよね。このシリーズによくあるパターン。

木に引っ掛かっていたドイツ兵は、脳震盪と判断され、前の二人が収容されている場所ではなく、ひとまず病院に収容されました。

ヒューの家を検証していたフォイルたちは、ドイツ製の拳銃を発見。
事情を聞くためにコーンウォール少佐を訪ねるも、捕虜は自分の権限下にある、と追い返されそうになります。
が、少佐が闇の煙草(葉巻?)などを吸っていることをめざとく見つけたフォイル。闇物資を持っているのを黙っていることと引き換えに、入院しているドイツ兵に会わせてもうらうことになりました。

英語ができない兵士は、少佐にドイツ語で拳銃を取られたときのことを尋ねられ、女性が持っていったことをぼんやり覚えていると答えます。彼の言う服装、容姿はバーバラに似ている・・・

しかし、木に引っかかっていたパラシュートを再び調べたフォイルは、パラシュートの紐に使われた痕跡がないこと、湿っていて塩辛いことなどに気がつきます。
つまり彼は空から降りてきたのではなく、海・・・Uボートで来たのだ、と目を合わせるフォイルとポール。
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一気にオチを書きます。

今までのパターンだと、ドイツ兵たちもヒッカケで終わるのですけれども、今回は違いました。

犯人は、木に引っ掛って入院したドイツ兵でした。

パラシュートで降り立ったように工作しているところをヒューに見つかったため、殺したのです。
バーバラが当日ぶつかった謎の男は、ヒューの家に向かうドイツ兵でした。
ドイツ兵の目的は、先に捕虜になっている技術者を、機密保持のために殺すこと。
そしてその目的は、果たされます。

バーバラの服装を言ったのは、フォイルたちが、第一発見者のバーバラのことを話しているのを聞いて、捜査を惑わそうとしたため。
つまり、彼は英語がペラペラだったのです。
しかしフォイルも負けていません。実は彼も、第一次世界大戦の経験によって、ドイツ語がわかっていたのでした・・・ちょっと予想はしていましたけれども(汗

なので、パラシュートの件で動揺した捕虜の会話も、理解していたのです。

今回は物理的なトリックがわかりにくいというか、何だか無理を感じてしまいました。

色々あるのですが、一番わからなかったのは、ドイツ兵がなぜヒューの家を知っていたのか、でした。
フォイルが解説してくれていたのですが、このことが気になって、耳に入ってこなかったです。

一番のトリックは、ドイツ兵、フォイル双方が相手国の言葉に堪能だったように思います。
トリックは、単純な方が意外性が増す気がします。
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こうしてヒュー殺人事件の真相が明らかになりました。
エピローグとして。

10年前、駆け落ちしたと思われていたヒューの妻は、実は駆け落ちする寸前にヒューに殺されていた。
死体を埋めた場所は掘り返されないように工夫がしてありました。

ヒューが死んだので、トムとジョーンの結婚に反対するものはもう、いません。
二人は結婚してヒューの農場に住むことにしました。
ヒューの子供を身ごもっているローズも一緒です。二人にとっては籍には入ってなくても義理のお母さん、生まれてくる子は弟か妹なんですね。

はじめはフォイルを邪魔者扱いにしたコーンウォール少佐は、戦前、ドイツ留学した時の良い思い出を大切にしていた、実は良い人でした。
しかし、フォイルは、自身の、戦前のドイツ人チームとのサッカーの試合の時にいっぱい引っ掛けられた思い出を例として、戦いはいかに相手を出し抜くかだ、と語るのでした。

その通りだけれども、何かいつものフォイルらしくない気がしました。
あと、ドイツ兵がはじめて直接の殺人者となりました。そのため、今までこのシリーズが避けてきた「敵国=悪」の構図になっていたのにも、違和感を感じました。
正義の仮面を被っていても実に冷酷な要人もいる、というのを描くのがこのシリーズの特徴。
比べるに、今回、ヒューを殺したのはイギリス人だから、と嘯いたドイツ兵の描き方が浅かったかなあと。
ドイツ人だから悪なのではなく、そういう人間だった、ということを描いて欲しかったです。

と、wikiさんを見たら、脚本家が違っていました。
いつもは共同執筆はあったとは言え、製作者の一人でもあるアンソニー・ホロヴィッツが書いているのですが、今回の人はこの話だけ、その後少なくとも主筆は取っていないようです。

書き漏らしましたが、闇物資のエピもありました。
政府の配給ではとてもおなかを満たすことはできない、というジョーンの言葉はもっともです。
知らなかったとは言え、闇の食料を堪能したフォイル。違法に豚を殺した件は、ヒュー主導だったこともあり、罪に問いませんでした。

「50隻の軍艦」以来、久々にフォイルの仄かなロマンスエピがありました。
ジェントルなフォイルには、男性不信に陥っていた不幸な女性、バーバラも心惹かれたのです。わかります、その気持ち(^^;;

農場で働くサムはいつものとおりキビキビしていました。
ほんと、頼りになりるわ(^^

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2016年2月17日 (水)

仮面ライダーゴースト #18「逆転!神秘な科学!」

公式サイト

神秘を信じる卑弥呼を相容れない科学者のニュートン。思わぬ眼魂(アイコン)の対立に悩むタケル(西銘駿)だが、もしかしたら眼魔(ガンマ)の世界と人間界も対極に?その瞬間、タケルは眼魔の世界に送られて…。
再び霧の中で女性が襲われる事件が発生した。タケルもマコト(山本涼介)もいない今、御成(柳喬之)は自重するが、リベンジを狙うアカリ(大沢ひかる)は毅然と行動を開始。不知火のさらなる改良版を完成させるが…。(公式サイトより)

タケルが眼魔世界に行ったのは、ほんの一瞬でした。がっかり。
飛ばされた意味もわからないですし、こういう形で小出しにしていくの、そろそろやめて欲しいかも・・・(大汗

アランの姉、アリアに連れられた幼いマコト兄妹のシーンで、あの世界に人間の食べ物があったのかどうかが気になりました。
そもそも眼魔って何を食べて生きているでしょう。有機物は食べなさそう。だとしたら彼らのために食べ物を調達してくれていたのでしょうか。アリアの独断で出来ることでもないだろう、と推察すると、結構親切な世界かも、と思ったりしました。

マコトを自分のロボットにしてしまった、我儘王子、アランの「完璧な友人」の概念については予告などに書かれているので、割愛。
マコトを「友人」と思うようになったのは、マコトが自立した他者であったから、ということに何時気がつくか・・・そういう流れにはならないのかな?

ニュートンと卑弥呼は、科学と神秘。水と油で相性が悪い。
しかしニュートンがタケル、アカリとオナリたち人間の心に共鳴。卑弥呼とともにスペリオル・ナイフを倒すことに力を貸してくれました。卑弥呼の声がする度に笑ってしまいます(^^;;

アカリも頑張りました。2号・・・マコトがあの状態ですから、頼もしいです。
ということは、マコトが復活したらアカリの出番も少なくなるのでしょうか。マコトは今後もブレそうではありますけれども。
ナリタはまたもやられ役。

アランはマコトが成長するのを見ていたわけではないようで、その間にマコトは地獄を見た、ということなのでしょうか・・・正直言って、タケルの命の期限や眼魂たちの物語より、眼魔世界が気になって仕方がありません。
倒しても倒しても復活するし、どんどん部下もファミリーも増えるので、存在感が半端ないです。
もう少し眼魔の謎を解き明かしてくれないと、主人公であるタケルに集中できません~(汗

次回は「一家の大黒柱」登場・・・そうなのかあ。眼魔世界ってそれほど非道でもなさそうです。←本当?(大汗

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2016年2月16日 (火)

動物戦隊ジュウオウジャー 第1話「どきどき動物ランド」

公式サイト

記念すべきスーパー戦隊シリーズ第40作となる『動物戦隊ジュウオウジャー』は、「動物」がモチーフ!「本能覚醒」のキーワードのもと、動物学者の人間・風切大和(かざきり・やまと)と、動物の顔と人間の体をもつ4人の「ジューマン」たち5人のヒーローが、悪から地球を守る! (YAHOO!TV より)

新シリーズが始まりました。

「本能覚醒!」「野生解放!」
弾けたキャッチコピーの通り、元気で楽しい戦隊になりそうな気はしました。

ルービックキューブなのはアイテムだけじゃない。これだけはっきりとキューブを下にしたロボははじめてかもしれない。
戦隊の中で、人間が一人だけ、という設定も珍しいのでは。全員宇宙含む異界人だったり、異世界の相棒と共闘する、という設定はよくあるけれども。←あくまで自分の記憶では、です。
40作、毎回毎回、本当に色々創り出してくれます。すごいです。

余儀なく地球にワープさせられた獣面人体のジューマンたちは、「王者の資格」のパワーで人間体になりました。
サメ、トラ、ライオンは格好良いけれども、ゾウさんは微妙かも。それで拗ねている?(違
ワシになるレッドさんは、前シリーズに引き続き熱いキャラ、あとのメンバーも、動物に関連付けていることもあって、わかりやすくキャラ付けされていました。
ブリブリなタイガーイエローさんより、クールなサメブルーさんの方が実年齢では年下なのね。

敵も、ゲーム感覚で星々を破壊してきたという、とっても分かりやすく悪い奴らです。

と、メンバー、敵双方、キャラはわかりやすくして、設定を捻ってくる?
鳥人間もですが、合体の時にゾウグリーンさんとタイガーイエローさんがはねられちゃったのが気になります。オール合体が当面の目的になりそうです。

多少の捻りは歓迎。あんまり単純だと退屈しちゃうかも(大汗
しばらく様子見です。

寺島さん、楽しそうだな(^^

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2016年2月15日 (月)

真田丸 第6話「迷走」

公式サイト

本能寺の変、直後の安土。信繁(堺雅人)は松(木村佳乃)を連れ信濃へ逃げようとするが、明智兵に見つかってしまう。追いつめられた松は思わぬ行動に。真田の郷では、「信長公のあだを討つべし」と正論を主張する信幸(大泉洋)に対して、昌幸(草刈正雄)の策は意表をつくものだった。一方、信長の死を知った北条氏政(高嶋政伸)は、信濃に狙いを定める。北条への恐怖におびえる故郷に、信繁が悲しい知らせとともに帰ってくる。(YAH0O!テレビより)

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いつもよりセリフを多めにメモったので、感想は短くなってしまいました。

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明智軍に追い詰められた松は、一人湖に飛び込んでしまいました。
松を救えなかったことを悔やむ信繁。

さて、真田の里。
これからどうするか、信幸に意見を求める昌幸・・・かなり混迷しているようです。

「私の意見が取り上げられたことなど一度もなございません」と信幸。
「ここまま織田家に織田につくべきと心得ます。我らは織田の家臣となったのでござる。信長公が死んだからといって裏切るのは、道理に外れます。織田の家臣としての道を貫くのが、筋ではありませんか。」

持論を展開する信幸。実に正論です。しかし世の中は複雑怪奇。

「家臣としての道とは?」昌幸。
「滝川一益様の下で明智を討伐し、上様の仇を討つ。」
「何故、もっと早くそれを言わん。」
「ずっと申し上げておりました。」
「源三郎、お前は真っ直ぐだな。」
「そうあるようにと、父上に教えられました。」
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上野の滝川一益に呼ばれた昌幸は、信濃はわれらが守る、と言い切ります。
でも、そんなことは実現不可能なことを、昌幸が一番良く知っている。
ただこの時は、かなり本気で織田の家臣であり続けること、すなわち滝川に賭けていたのでしょう。しかしこれまでの行いも行いですし、嘘っぽく聞こえます。
案の定、滝川に、お前が一番信用できぬ、と言い切られ、裏切らぬ証しとして人質を差し出すよう、命じられてしまいました。
忠臣を演じていた(?)昌幸。今更断れません。
そのかわり、一刻も早く明智を討ち取って欲しい、と。

「明智を討った者が、今後の織田家中を率いていくことになりましょう。それは殿をおいて他にはござらん。
真田安房守昌幸、滝川殿に賭け申す。」

真剣な表情になる滝川。
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安土から帰る途中の信繁たちは、国衆たちによって北信濃を追い出された森長可一行に出会います。
彼らが信濃を抜けるよう、守っているのは出浦昌清とその配下たち。

「信濃の衆に伝えよ。我ら織田方はおぬしたちを守りこそすれ、害をなそうなどとは思っていなかった。
わしらを追い出せば、必ずや信濃は方々から攻められ、食いつぶされるであろう。その時になって後悔しても、すでに遅しじゃ。」

悔しそうな森長可。

信繁は出浦に、明智は天下を取れるかどうか、尋ねます。

「どれだけ味方を増やせるか・・・主人を襲う人間に組するものは少なかろう。
素っ破は目先の損得では動かぬ。一度家臣と決めたからには、最後までつくのが我らの流儀。」

「この乱世にそのようなことが通るのですか?」

「乱世なればこそ、我らの流儀の値打ちが出る。
素っ破は戦では死なん。素っ破が死ぬ時は、信用を失った時。」

「覚えておきます。」

信繁だけでなく、佐助も真剣な表情で出浦の言葉に聞き入っていました。
信繁の頭をなでて去っていく出浦。信繁、まだ子供ですもんね。微笑ましかったです。
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国衆の会議にて。
滝川につくなど世迷言、と昌幸の案を一蹴した室賀正武がイニシアチブをとり、昌幸を含めた満場一致で北条につくこととなりました。

多勢に無勢、室賀に一応賛同したもの、滝川と北条、しばらく天秤にかけて様子を見つつもりの昌幸でしたが「わしは何をすればいい?」と、いつになく弱気です。
人質もとられそうだし、ここは織田の家臣として、とにかく北条に滝川を攻めさせぬようすることが肝心、と弟、信尹を北条へ遣わし、滝川が留守の間、ことを構えぬ旨の証書を書かすことに成功しますが・・・
北条が約束を守る気は全くないし、そのことを信尹も承知の上。
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真田に戻ってきた信繁、松を救えなかったことを深く悔やんでいます。
父と兄は仕方がない、と言ってくれましたが、というか、そう言うしかないのですが、母、薫には激しく責められます。。

信幸に、安土、京も「誰もが先がわからず、必死にもがいている」と伝える信繁。
「一つだけ確かなことがある。今、北条が攻めてきたら、真田は終わりということだ。」信幸。
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奉公にあがったきり、信繁と再会します。
信繁が無事に帰ってきて嬉しいのに、松のことで落ち込んでいることも知っているのに、憎まれ口しか叩けません。
「みんなに言って欲しいんでしょ、あなたのせいじゃないって。口が裂けても言いませんから。」
ここまでは、可愛い、と言える範疇なのですけれども・・・

「あれですね、これで人質に使える駒が一つ少なくなって真田家も大変ですね。」

これは、言い過ぎ(汗。
それが戦国のならいとしても、今の信繁には応えたでしょう。素直じゃないですなあ。まだローティーンだものね。

信繁は梅に会いに行きます。

「何も言わなくてもいいから、私の話を聞いていてくれ。」

「はい。」

「帰ってきたくなかった。私は明智の動きを見誤り、姉を救えなかった。あの時、安土に残っていれば、もっと早く連れて逃げることもできた。

ずっと兄より才があると思っていた。その才で兄を助けていくのが、おのれの務めだと思っていた。

自惚れだった。
私の才など、いざという時、何も役に立たぬ、それがわかった。
才がなければ、私はただの役立たずの次男坊、真田の家にいる意味などない。」

沈黙。

「・・・何か言ってもかまいませんよ。」 (笑

「ではひとことだけ。」
「どうぞ。」

「梅は源次郎様が帰ってきてくださって、ほっといたしました。
もし、真田の里に何かあった時は必ず私をお助けくださりませ。約束です。」

「わかりました。」

こちらは王道というか、実に男子受けする慰め方です。
でも黒木さんが言うと、しみじみと響くなあ。

滝川への人質は、ばば様こと、とりに決まりました。反対する薫を一喝。

「喜んでまいりましょう。こんな年寄りでも真田家のお役に立つなら、本望です。」

戦国女性の鏡です。でも三谷さんの描きたかったのは、薫の方でしょう。

「私だわ、次は私だわ。私しかもういないじゃないですか。私に決まってる。」(笑

決して口には出せないけれども、こう思っていた人々もいたはず。

ばば様のお世話係として、ついていくことになったりき。
そのことを話そうと梅の家に行ったのですが、仲睦まじい信繁と梅の姿を見てしまい・・・恐らく黙って引き帰したのでしょうね。
人質一行はあくる日、沼田城へと発っていきました。
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6月13日。明智が山崎にて羽柴秀吉に敗れたとの一報が入ってきました。
昌幸は滝川に、秀吉とはどのような男ですか、と問います。

「草履取りからおのれの才覚だけでここまでのし上がってきた。
ひょっとすると天下人に最も近いのは、あの男かもしれん。」

妙に悟ったように告げる滝川。
しかし、昌幸はがっかり、真田の里に戻って愚痴ります。

「これで滝川の目はなくなった。
わしが肩入れしたものは悉く運を逃す。
源三郎、教えてくれ、わしは厄病神か。」

「巡り合わせかと・・・」

誰も秀吉がこれほど早く明智を討つとは思っていなかった。
明智がもうしばらく生きていたら、世は信長以前の群雄割拠の乱世に戻ったかもしれない。
だとすれば、滝川は群雄の一人になれたかも、つまり目があったかもしれません。
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真田の里を眺める昌幸と信繁。

「松には申し訳ないことをした。わしが不甲斐ないばかりに・・・」昌幸。
「父上のせいではありません。」
「力が欲しいのう。織田や北条や上杉と対等に渡り合える力が。」

「不思議ですね。
私はこの景色を見るといつも思うのですが、武田から織田、例え領主が代わっても、この信濃の景色が変わるわけではない。
いつも静かに、あの山々はそこにある。まるで人間同士の諍いを遠くで笑っているようです。
私はこの景色が好きです。信濃は日本国の真ん中ですから。信濃に生まれたことを誇りに思います。父上の子として生まれたことを誇りに思います。」

信繁を抱き寄せる昌幸。

「源二郎、良き息子じゃ、良き息子じゃ。良き息子じゃ・・・」
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明智が討たれたことを知った北条。いよいよ牙をむきだして滝川を攻め始めます。
迎え撃つ滝川。しかし徳川の援軍は来ない、真田も駆けつけてこない。

鼻から援軍を出すつもりのなかった家康。
真田は・・・

「兵は出さん!」

「父上はやはり北条につかれるおつもりですか?!」信幸

「馬鹿を申せ。北条にはつかん。」

「北条は上野の次は必ず信濃に攻めてきます」信繁

「わかっておる。」

「一体どうなさるおつもりですか」 「滝川にも北条にもつかぬということは」

これより真田、誰の下にもつかん!

 ようやくわかった。

上杉も北条も徳川も、この信濃が欲しいのじゃ。
ここには良き材木が採れる山々がある。それを運ぶ川もある。良い馬もいる。街道が通り、人も集まる。東と西を結ぶ要の土地じゃ。
だからこそ大名たちはこの信濃を押さえようとする。
この信濃がある限り、わしらは大名たちと対等に渡り合える。
この信濃を使って、奴らを操ってみせるのよ。

奴らの顔色を伺うのはごめんじゃ!」

控える内記に向かって。

「滝川と北条が戦っている間、城は手薄になる。これに乗じて岩櫃城と沼田城を奪い返す。
沼田城にはばば様もおる。人質も一緒に取り返すのじゃ!
いざ、出陣!」

駆けていく内記、驚く息子たち。

「息子たちよ。どんな手を使っても、わしは真田をま、この地を守り抜いてみせる。

大博打のはじまりじゃ!」

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今回も面白かったです。

何をどうすればいいのか、先行きの見えない中、珍しく信幸の意見を聞き、それでも運が回ってこないとがっかりした後、信繁の言葉にインスパイアされて、信濃そのものをツールにすることを思いたつまでの昌幸を描いていました。
ここからがまた大変みたいですけれども。

ともかく、今まで一人で色々と算段していたのが、息子たちの言葉に耳を傾けるようになった昌幸。
父の独立宣言を聞いて顔を輝かす信繁は映っていましたが、信幸は映らぬままだったのが気になりました。
どこか不安を抱えた表情をしていたのではないかなぁ・・・

信用こそが価値がある、という出浦も印象に残りました。
今、信繁は、色んな人々の言葉や生き様を心に刻み付けつつ、成長している最中なのですねえ。

生きていた松。本当に記憶を失っているのか、それとも身元を隠すためのフリなのか・・・いずれにしても暗い顔をしていました。かなり精神的にダメージを受けている様子。
どうやら小山田茂誠が松を探し続けているようなので、何とかなりそうです。

次回はもっと混迷が深まりそうです。

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2016年2月13日 (土)

残穢 ー住んではいけない部屋ー:映画 

2016年 日本 107分 

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公式サイト

原作:小野不由美「鬼談百景」(角川文庫)、「残穢」(新潮文庫)
監督:中村義洋/脚本:鈴木謙一/企画、プロデュース:永田芳弘/プロデューサー:池田史嗣/撮影:沖村志宏/照明:岡田佳樹/美術:丸尾知行/音楽:安川午朗
出演:竹内結子、佐々木蔵之介、坂口健太郎、滝藤賢一、山下容莉枝、成田凌、吉澤健、不破万作、上田耕一

小野不由美による第26回山本周五郎賞受賞の同名ホラー小説を「予告犯」「白ゆき姫殺人事件」の中村義洋監督により映画化。小説家の「私」に、読者である女子大生の久保さんから届いた一通の手紙。「住んでいる部屋で奇妙な音がする」とい書かれたその手紙に、好奇心から「私」と久保さんが調査を開始する。そこで明らかとなったのは、その部屋の過去の住人たちが転居先で自殺や無理心中、殺人などさまざまな事件を引き起こしたという事実だった。彼らは、なぜその部屋ではなく、さまざまな別の場所で不幸に遭ったのか。「私」たちは、ある真相にたどり着き、さらなる事件に巻き込まれることとなる。主人公の「私」役に竹内結子、久保さん役に橋本愛と人気女優が共演し、佐々木蔵之介、坂口健太郎、滝藤賢一らが脇を固める。(映画.comより)

@MOVIX

極力ネタばれなしの簡単感想です。

ホラー小説は好きなのですが、ホラー映画は得意ではありません。
しかし、原作は両方とも読んでおり、どう映像化されているのか知りたくて観にいきました。
それに「ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館」を観に行った時にわかったのですけれども、ホラーは部屋で観るより、映画館で観た方が怖さを引きずらない(汗

原作「残穢」は、そのものをほとんど描いていない、探偵譚とも、一種の説話譚とも言える、淡々とした長編。
なので、映画化にあたっては、映像的な恐怖を盛り込むために話をあざとくするのでは、という不安を持っていたのですけれども、原作の淡々さを生かしてうまくまとめてあったと思います。
原作を読んだ時に感じた後味の悪さ、無限に広がる恐怖は伝わってきました。

ああ怖かった、で終わるタイプのホラーではなく、澱のように恐怖が残る映画です。日本人のDNAを揺さぶる、恐怖。
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住まいに関する祟り。それは人やモノを介して拡散していく。
VHSテープの祟りより怖いです。
なぜなら、土地、もしくは住居は、人が生きていくためには絶対必要なものだから。
日本人のDNAにすり込まれている土地に対する信仰心、執着心が恐怖の源。自分の居場所に対する信頼がなくなる、それは限りなく不安で薄気味悪い。
原作及び映画でも語られていましたけれども、土地に何代、何十代も前の思念が残っていると感じたならば、日本中のどこにも住めなくなるのです。
そんなの、気の持ちよう・・・と言いきってしまえる日本人は少ないでしょう。
だから皆、無意識的に土地の禁忌から目を背けている。その禁忌を改めて突きつけてくる映画でした。

欧米ではお化け屋敷が人気物件になっているそうです。
彼らにはこの映画の恐怖は理解できないかもしれません。
日本人が、彼らの悪魔に対する恐怖心を理解できないのと同じく。

ヒロインが絶叫したり、逃げ惑ったりしないことが、雰囲気と相まって余計じわっと怖かったのですけれども、視覚的怖さを求める人には、物足らないかもしれません。いや、物足りないでしょうね、きっと。
動きも少ないですし、ソレのシーンは、はっきり言って拙ないと思いましたし。「世も奇妙」っぽくもありました。

まあ、もっと怖く撮ることもできただろうと思うのですが・・・ビビリの自分には、これくらいで丁度良かったです。原作にもショッキングなシーンはほとんどありませんから。
なので、原作の後日談的な映画オリジナルのラスト・・・編集部のシーンだけは蛇足に感じました。
これくらいはやっておかないと、っていう意図を感じて、ちょっと醒めてしまったのです。
観客の想像力をもっと信頼して欲しかったかな。
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2016年2月12日 (金)

2016年冬クールドラマ ドラマ中間報告その2「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」「お義父さんと呼ばせて」「フラジャイル」「ナオミとカナコ」

一言感想です。
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「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」
すれ違いや偶然を積み重ねることで、月9らしいドラマになっていると思います。
坂元さんは、この手法をわざと多用している・・・ある意味パロっている気がするのですけれども、どうなのでしょうかね。
設定が暗かったりと、自分的にはあまり好みのテーストのドラマではないのですけれども、こういう作品があっても良いと思います。

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「お義父さんと呼ばせて」
今のところ、予想通りの展開、テンポもそれなりのすごく普通のコメディ。
ただ、保と美蘭がお互いに発し合うベクトルに恋愛感情をあまり感じないんですよね。だから恋人同士というより親子、もしくは上司部下に見えてしまう。
保と美蘭の関係より、花澤一家の再生がメインだから、恋愛ムードはわざと薄めているのかもしれません。

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「フラジャイル」
原作未読です。
ここまで、もっと岸の病理医としての傍若無人な活躍を描くかと思ったら、病理診断科の人々の心模様メインのエピが多いため、岸自身の話があるようで、ない気がします。
でも、とても真面目に作ってあるので、好感度は高いです。
5話の、若くして余命を宣告された青年の話には、思わず涙。
彼の最期については・・・あの方が本人にとっては楽だったかもしれないけれども、彼の、ちゃんと生きよう、という決意を大事に描いて欲しかったです。

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「ナオミとカナコ」
原作未読です。
このドラマだけ、今週分をまだ見ていません。

計画段階ではナオミがリードしていたけれども、腹が据わってからはカナコが引っ張っぱるように。
でも、防犯カメラとかシャベルとか車の物証以外にも、陽子の前でもあんなに動揺しちゃったりとか・・・とにかく穴だらけです~。
林だっていつ脅迫者にならないとも限らない気がするし。なにやら勘づいているマダム朱は敵か味方か?
逃げ切れるのでしょうかねぇ。
計画の迂闊さに突っ込みながらも、そこそこ楽しんで見ております(^^;;

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2016年冬のドラマ:視聴予定
2016年冬クールドラマ 初回感想その1「逃げる女」「ダメな私に恋してください」「ヒガンバナ~警視庁捜査七課~」
2016年冬クールドラマ 初回感想その2「フラジャル」「ちかえもん」「ナオミとカナコ」
2016年冬クールドラマ 初回感想その3「わたしを離さないで」「怪盗山猫」「家族ノカタチ」
2016年冬クールドラマ ドラマ中間報告その1「家族ノカタチ」「ちかえもん」

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2016年2月10日 (水)

仮面ライダーゴースト #17「絢爛!幻の女王!」

公式サイト

霧の中で若い女性ばかりが襲われる不可思議な事件が続発。天空寺に次の犯行を予言する女性が現れた。彼女の予知能力を信じる御成(柳喬之)と、真っ向から否定するアカリ(大沢ひかる)は、予言に従い現場へと向かう。
その予言通り、若い女性を狙う新たな眼魔(ガンマ)が出現。逃げ出したニュートン眼魂(アイコン)を捜索中のタケル(西銘駿)に代わり、御成が錫杖を手に眼魔に立ち向かうが…!?(公式サイトより)

オナリは自分が役に立っていないことを気にしてたんですね。前回、突っ込んじゃってごめんなさい。それなりの必殺技をはやく身につけさせてあげてくださいませ。
新キャラ、イゴール登場。科学万能主義者なので、アカリと一番関わり合いそうです。
眼魂は卑弥呼。龍馬と同じく、人に憑依して自らの意思を明らかにしてくれました。絢爛・・・軽〜い卑弥呼でしたけれども(汗
声は全部関さんなのね(笑
あと、やっとタケルと和解し、ともに闘うようになったと思ったら、すぐさまアランに乗っ取られてしまったマコト、そして逃げ出すニュートン眼魂と、なんだか三題話みたいな展開でした。

前回のロビンフッドの言葉「正義は一つとは限らない」というのがキーワードになっていくようです。

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2016年2月 9日 (火)

手裏剣戦隊ニンニンジャー 第46話 最終話「忍ばず未来へワッショイ!」

公式サイト

牙鬼久右衛門新月が発動させた終わりの手裏剣の力により、この世界は一度終わり、牙鬼家が支配する世界が生まれようとしていた。それを阻止するため、ニンニンジャーは牙鬼軍団に立ち向かう。残すは、牙鬼幻月・新月親子のみ! しかし、天晴たちは力を奪われ変身できない。それでも天晴は、ひるまない。6人そろって、己の力で忍タリティを高め…。ニンニンジャーが、牙鬼幻月・新月との最後の決戦に挑む!  (公式サイトより)

さて、最終回です。

「本当はラストニンジャである好天に憧れていた」(公式サイトより)、とスターさんに指摘されるも、頑なに認めない久右衛門。
しかし、じいちゃんが自分のために用意してくれていた忍シュリケンを見て、幼き頃、パパと修行に励んだ日々を思い出します。
この世では天涯孤独、父親、そして家族に憧れていた自分に気がつく久右衛門、いや九衛門・・・

そこへ本当の父である幻月が現れ、満月、有明の方と同じく、自らのパワーアップのために躊躇なく息子、久右衛門を飲み込んでしまいました。
パワーアップした幻月に苦戦するニンニンたち。
しかし幻月の中で意識を取り戻した九衛門は、自らの意思で外に飛び出し、幻月のパワーが減退・・・だと思う;;
これをチャンスと、ニンニンたち。
「ゲキアツな思いを込めた必殺技で、ついに幻月を撃破する。」(公式サイトより)
しかし、倒されても、幻月の執念及び幻月のパワーで目覚めた(←勝手に推測)、この世を滅ぼそうとする妖怪たちの気が蠢いています。

そこでアカさん。
終わりの手裏剣を取り出して、これを奪い取ることが目的で幻月が復活するのだから、消滅させればいいのだ、と終わりの手裏剣を使って終わりの手裏剣を消滅させます。
こうして幻月たちの気も全て消え去りました。

九衛門はじいちゃんに導かれて、きらきらと消えていきました。

戦が終わって。
それぞれラストニンジャになったニンニンたち。
「新たな夢を見つけて旅立って行くのだった。」
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ラスト、あっけない、いうか、詰め込みすぎて、終わりの手裏剣とか、ラストニンジャとか、よくわからないうちにバタバタと畳み込んでしまった印象を持ちました。

ラストニンジャになれるのは一人だけだから、ずっと競い合ってきた。
競い合う、と言っても、仲良しさんたちですからねえ。まあ、じゃれ合う感じではありました。楽しかったですし。

じいちゃんの後を追いかけているだけではラストニンジャになれないと知ったニンニンたちは、新しい力を取得していく。
そしてラストニンジャが親殺しの上に成り立つものだと知って、しがらみを超えた新たなラストニンジャとなり、諸刃の刃だった終わりの手裏剣を消滅させた、ということでいいんですよね。
終わりの手裏剣がなかったら、幻月も復活しない、というのは、なるほど、と思う反面、なんだかもやもやともしました。

結局、終わりの手裏剣は、じいちゃんの命を支えるだけでなく、幻月を蘇らせるアイテムだった、ということですね。
そしてじいちゃんが生き続けたのは、孫たちに、親殺しの伝統を断ち切る新しいラストニンジャになる修行をさせるためだった。
とすると・・・幻月って伊賀崎家が新生するための噛ませ犬?!(汗

家系図マニアなので、パパの生まれ生い立ち、パパのお母さん、妻、つまりアカさんたちの母親のことなど、伊賀崎一族の成り立ちが、やっぱり気になってしまうのですけど・・・そうキチキチ詰めてみるストーリーじゃないですよね。ごめんなさい(_ _);;

幻月は、ラスボスらしいらしい次元を超えた強さを見せないまま、あっと言う間に倒されちゃいました。
今まで栄養分としか思ってなかった家族に反抗されたのが敗因、というのは良いと思うのですが、それにしても存在感が薄すぎたのでは。

まあ、このスピード感はニンニンらしくはありましたけれども、ラスト、オトモ忍たちが全く登場しなかったのは、やはり、ちょっとした設計ミスだったと思うのですよ。←シノビマルのファンアなので(^^;;
オトモ忍たちが出てこなかったから、獅子王のおっちゃんや鉄之助の出番もなかったし、なんかね、ニンニンらしいお祭り感がないまま終わってしまったかな~、と。
まあ、潔くはありましたけれどもね。

敵役の雷蔵、晦、有明の方、満月。みな明色なキャラのなか、一人、シリーズの影を背負って頑張っていたのが九衛門でした。ちなみに、幻月は出番が少なすぎてよくわかりません(汗

みんなが楽しく戦っている間、ひとり地道に仕事してたのですよね、九衛門は。お疲れ様でした。

なので、本シリーズは、じいちゃんの愛情を求め続けた九衛門の物語だった、ということに(大汗

そういえばシロさん、ゲキアツになったっけ?最終回になったのかな?それとも末っ子らしく、今後の成長を待つ、ということなのかな?・・・ま、いいです。
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と、色々突っ込みましたが、ラストの「おわり」から漂う問答無用さに、思わず「はい、わかりましたっ」と頷いてしまいました(^^;;

色々オバカなことをするのがとても楽しい、明るくて元気なシリーズでした。
斬新なアイデア、テンポの良さ、編集の思い切り良さは戦隊シリーズ内でも出色だったと思います。
シリーズを振り返って真っ先に思い出すエピソードのほとんどは、アオさんの恋バナ(笑)エピかも。

アカさんがオバカキャラでありつつ、お兄ちゃんらしくなってきたりと、メンバーの顔つきがどんどんしっかりしてくるのを見る戦隊シリーズの醍醐味もたっぷり味あわせてもらいました。

スタッフ、キャストのみなさん、1年間、楽しかったです。ありがとうございました。
皆さんの今後のご活躍を期待しております。

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2016年2月 8日 (月)

真田丸 第5話「窮地」

公式サイト

本能寺の変。安土城下の信繁(堺雅人)は京に向かうが、そのすきに松(木村佳乃)を兵たちに奪われてしまう。一方、徳川家康(内野聖陽)と本多忠勝(藤岡弘、)は明智の軍勢から逃れるため、険しい伊賀山中を抜けての脱出を決断。野盗の群れが次々と襲うが、そのときある人物が現れる…。信州で事件を知った昌幸(草刈正雄)は激しく動揺する。再び主を失った真田家を守るため、越後の上杉景勝(遠藤憲一)を頼ろうとするが。(YAH0O!テレビより)

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京で何か異変が起きたらしい・・・情報が錯綜する中、いち早く信長が明智に襲われたという情報をキャッチする家康一同。
一刻も早い畿内からの脱出を勧める家臣たちに、もし信長が生きていて、自分が逃げ出したことを知ったら・・・
「明智などよりよっぽど恐いわ」
びびる家康。恐い人だったんですね、本当に。
でも、家臣たちに諭され、あっさり逃げることに決定。
平八郎の、意表をついて危険な伊賀超えをする、という具申も採用。
家康の小心な部分と、部下の言うことに耳を傾ける柔軟さがよくでていました。

穴山梅雪も賛同しますが、目が落ち着きません。もし経路に反対ならば、そして家康と生死を分かつ覚悟があったならば、その場で強く進言すべきでしょう。しかしすでに抜け駆けを考えているのです。
案の定、途中で、腰痛持ちにて必死に逃げる家康たちの足手まといになる故、別の道を行く、と言い出します。
全く引き止めない家康。元々好きじゃなかったですからね。

あとはナレーションで、落ち武者狩りにあったとも言われている、と語られるのみ。
一瞬の判断が生死を分ける。
わずかな出番でしたが、勝頼への裏切り、家康との腹の探りあいなど、キャラが立っていたので、山道かなたに消えていく姿が哀れに感じました。
人の裏をかくことを考えているうちに、誠が見えなくなってしまった武将の末路。でも、生き抜くにはそういう生き方しか出来なかった穴山梅雪。合掌。

でも家康も、半蔵がいなければ危うかったですから。
そう、家康には平八郎や半蔵たちがいた。
合間合間に入る、家康の、ゴールは阿茶の局の、命からがらの逃走劇。
スプラスティックで可笑しかったです。
半蔵が飄々としていたのも良い感じでした。

さて、真田家では。
半信半疑だった信長の死が、明智からの使者が、勧誘の文を持ったきたことで決定的となりました。
他の国衆にも同じ文を持って回るという使者を足止めする昌幸。
これからどうするか。信幸に内記が立ち去ったことを確認してから・・・

「ちくちょう~!!
せっかく頭までさげて、馬までやって。ようよう落ち着けると思ったのに。
なんで死んでしまうかのう、信長め~!!
あの男に賭けたわしの身はどうなる!!」

怒りまくっております。
織田に反旗を翻そうとしているらしい父に、得策ではない、と進言する信幸。しかし。

「上杉、北条、毛利、長宗我部。果たして主君を失った織田はそれを抑えられるか。」
「では、どうなさるのですか。まさか明智にお味方を。」
「誰もそんなことは言っておらぬ。」
「父上の本心をお聞かせください。」
「わしの本心か・・・」

ここ、ためる、ためる。

「では、はっきり言おう。」

まだ、ためる(笑

「まったくわからん!!!」

あらら~(大笑

その上、あっけにとられる信幸にすがりつく昌幸。

「どうすればようのか、この父に教えてくれぇ・・・」

渾身の策が全て無駄になってしまったことに、さすがの昌幸もうろたえてしまっています。

「わしは海を見たことがない。
山に囲まれて育ったゆえにな。

しかし、今は海の中におる。あっちこっちにも大きな渦が巻いておる。
このまま織田に従うか、はたまた明智の誘いにのるか、上杉に賭けるか、北条に頭を下げるか。

いずれにしてもわしらのような国衆には力ある大名にすがるしか、生き残る道はない。
しかし安房守昌幸、この荒波を渡りきってみせる。
国衆には国衆の生きかたというものがあるのじゃ。
誰が最後の覇者となるか、しかとこの目で見極めて、喰らいついてやるわ。

面白うなってきた。」

信幸に語るうちに落ち着いてきたようです。

父の下を離れ、内記と話をする信幸。

「父上は海を見たことがないのか。」
「えっ、そんなことはないと・・・」

「だよなぁ・・・
お心は決まったようだ。また何か策を立ててる様子。父上の悪い癖だ。
真田は織田の家臣になったのだ。進むべき道は一つしかない。
なぜ父上にはそれがわからぬ。」

昌幸に幾度も騙されている信幸。今や父の気持ちの半ばまで見抜けるようになっています。
海のエピソードは、そのことを表すための、効果的かつ、じわじわと可笑しいエピソードでした。
いや、気が抜けませんわ、このドラマ。

明智は自分を小県の代表として文を送ってきた。明智からの使者をとどめ置いたことを効果的に使って、と室賀を押さえ込んだ昌幸。
そのころ昌幸の弟、信尹は上杉景勝及び直江兼続と対面、上杉家傘下に入りたい旨、伝えておりました。そして、今こそ、信濃奪還の絶好の時、と。しかし。

「小県はこの上杉が預かる。ただし、織田勢を信濃から追い出す件はお断り申す。」
今弱っている織田に戦を仕掛ける真似はしない。
「弱きを助け、強きを挫くのが当家の家風。
織田と戦う時は、織田が立ち直り、再び力を蓄えた時。」

一蹴されます。

義に篤い上杉家・・・しかし上杉の返事を聞いた昌幸は、織田との戦いで瀕死の有様、とてもこれ以上戦を続けることはできんということ、と分析しました。
昌幸には上杉の義を思う気持ちが理解できない?
しかし直江兼続のクールな表情を見ると、景勝の言葉は、戦を断る建前っぽくも思われます。
さぁて?

とにかく、上杉をあきらめた昌幸の下へ、滝川一益から呼び出しがかかります。
信長の死が伝わったのか、ならば織田を切る好機かもしれぬ・・・上野に赴く真田親子。

良い温泉を紹介して欲しい、と滝川一益、オトボケなのか?・・・いや、知りませんでした。
最高幹部の一人なのに。信長が死んで一番混乱しているのが織田軍なのでしょう。

「安房守。まもなくこの日の本から戦がなくなる。
今や北は奥州、南は九州まで、あらゆる大名が上様のご威光に従うと、使いを遣してきている。
比類なき力を持てば、戦そのものが無用となる。
それが上様のお考えじゃ。上様にしか思いつかないこと。
最初は夢物語と思っておった。
しかし気がつけば、もはや残るは安芸の毛利と越後の上杉のみ。
戦の起きぬ世が近づいておる。と、なれば、私の役目もそこまでじゃ。」

穏やかな表情で平和な時代が来ることを語る一益を、複雑な表情で見上げる真田親子。
この場で信長の死を告げることはできないです。下手したら、信じてもらえず流言飛語のかどで、もしくは口封じのために殺されるやもしれません。

「途方もないことを考える。明智も愚かなことをしたものだ。」

信長の大きさを思う昌幸。

だが、その比類なき力も、今は無蓋。」

天下布武を目指していた信長と、力ある大名にすがるしかない真田の生き方の違いもくっきりと描かれていました。

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信繁は京と安土を行ったりきたり。
安土城に移らされた松を助けます。ここ「大脱走」ね(笑

信繁とは両思いではあるけれども、身分が違いすぎると諦めているっぽい梅に、その気になれば手段はある、ときり。
正妻でなければ、という意味なのか、しかるべき家に養女に入ってから、ということなのか、ともかく後押しするきり。
しかし、父、内記から、嫁候補として真田家に奉公に上がれと申し渡されて、あらら、満面の微笑です(笑
一見大人しそうな梅も、何だか一筋縄ではいかない感じだし、信繁をめぐる女性たちも楽しみです。

織田の家臣である、という筋を通そうとする信幸の意見は、全く通らないんだろうなあ。
ここから先、年表を見ただけでは何が何やらよくわからない状態になっちゃうらしいから。
昌幸も一歩間違うと、穴山梅雪と同じような運命を辿り兼ねないのですけれども・・・信幸の存在は大きいかも。
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昌幸の混乱はもちろん、家康の逃亡劇を含め、穴山、滝川、上杉、松、りき・・・全編に渡って三谷さんの面白さに満ちた、神経の行き届いた濃厚な回だったように感じました。
何度も半蔵に走らされ、平八郎とご飯粒をとりあう家康、可笑しかった(^^

次回も楽しみです。

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2016年2月 5日 (金)

2016年冬クールドラマ ドラマ中間報告その1「家族ノカタチ」「ちかえもん」

何かと多忙で、全く追いついていません。大河と朝ドラ、そして特撮で目一杯な状態です。
今週分まで見れているのは「家族ノカタチ」と「ちかえもん」の2本のみ(大汗
簡単にコメントを書きます。

あとはぼちぼち、ということで。

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「家族ノカタチ」
手堅さ、丁寧さにTBSの伝統が感じられる、コミカルさをスパイスとした、情メインのホームドラマ。

はっきりいって大介の父、陽三にはイライラさせられっぱなしで、思わずリタイアしそうになったのですけれども(汗)、西田さんのうまさに引っ張られて見続けているうちに、大介、陽三親子の心のひだが見えてきて、イライラ度が減少。
自分がいなくなればひとりぼっちになってしまう息子、大介のことを心配する気持ちが、回を重ねるごとに重みを増してきました。
とは言え、大介の、人とは関わりたくない気持ちの方に共感してしまいます。
人との距離感の持ち方はそれぞれだし、自分のスケジュールは乱されたくないですし。まあ、こういう人間は確かに結婚には向いていないかも。
大介を、全くの変人ではなく、多少偏執気味ではあるけれども、これくらいなら社会人としても一個人としてもごくごく普通の人間に描いているのが、逆に目新しく感じました。
葉菜子の方は、まだよくわからないです。離婚の理由が明かされるまで待ちます。

王道のホームドラマであるとともに、オーソドックスな恋バナでもあるので、ラストできちんと結ばれて欲しい、と思いつつ、そこに至る道のりを楽しみに、今はまったりと見ています。

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「ちかえもん」
感想を書きたかったのですけれども、すっかり出遅れてしました(_ _);;
ちかえもんの「心のツッコミ」がとにかく可笑しい。いいテンポを生み出しています。
さすが物書き。人間の心理、真実(まこと)を見抜く才がある・・・と、言いたいところですが、ボカっと抜けているのが、これまた可笑しい。
万吉はさすが草々(違

3話で赤穂義士の話が出てきたので、wikiさんでさらっとお勉強。おかげで少し近松門左衛門に興味が湧いてきました。
近松作品の作歴や史実の織り込み方の滑らかさ、お見事です。

九平次が本格的に動き出した4話は、ハードボイルド風のBGMがやたら可笑しく、「傘がない」の使い方もセンスがあって、一段と話に弾みがついたように感じました。
九平次の、寺坂吉右衛門説、恐くて面白かったです。
忠右衛門。朝鮮人参は亡き妻と関係がある?
3話まではいけ好かんあほぼん、としか思えなかった徳兵衛。
意外な商才を見せたり、手代に落とされたことでかえって生き生きしたり、と好感度が急速にアップしたのに。どうなるのでしょう・・・近松作品の通りならば、徳兵衛と初は・・・いや、作品は作品、と思いたいです。

ちかえもんとお袖も気になるし、万吉の正体も気になります。このまま「まれびと」として何処ともなく去ってしまうのか、それともサプライズがあるのか否や。

これからも楽しみです(^^

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2016年冬のドラマ:視聴予定
2016年冬クールドラマ 初回感想その1「逃げる女」「ダメな私に恋してください」「ヒガンバナ~警視庁捜査七課~」
2016年冬クールドラマ 初回感想その2「フラジャル」「ちかえもん」「ナオミとカナコ」
2016年冬クールドラマ 初回感想その3「わたしを離さないで」「怪盗山猫」「家族ノカタチ」

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2016年2月 4日 (木)

2014年12月の読書 その1

○新読

パパは楽しい躁うつ病 著:北杜夫、斎藤由香(新潮文庫)
天災から日本史を読み直すー先人に学ぶ防災 著:磯田 道史(中公新書)
明治維新と幕末ー「ノンキャリア」の底力 著:門松 秀樹(中公新書)


○再読 

旗本夫人が見た江戸のたそがれー井関隆子のエスプリ日記 著:深沢 秋男(文春新書)
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※読書順、敬称略です。

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「パパは楽しい躁うつ病」

突然、終わりを告げた穏やかな日々。朝の五時から起きだして、株の売買に明け暮れ遂に破産。夜中に窓を開け放し、家の中で昆虫採集。日本から独立宣言し、「マンボウマブゼ共和国」を建国、主席に就任…。躁うつ病にかかった、どくとるマンボウが巻き起こす破天荒な事件の数々。作家にして精神科医の北杜夫と娘でエッセイストの斎藤由香が語りあった面白エピソード満載の爆笑対談。(「BOOK」データベースより)

ハイティーンの頃「楡家の人々」を読んでから、斎藤茂吉一家に関するエッセイを読み漁っています。

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「天災から日本史を読み直す−先人に学ぶ防災」

豊臣政権を揺るがした二度の大地震、一七〇七年の宝永地震が招いた富士山噴火、佐賀藩を「軍事大国」に変えた台風、森繁久彌が遭遇した大津波―。史料に残された「災い」の記録をひもとくと、「もう一つの日本史」が見えてくる。富士山の火山灰はどれほど降るのか、土砂崩れを知らせる「臭い」、そして津波から助かるための鉄則とは。東日本大震災後に津波常襲地に移住した著者が伝える、災害から命を守る先人の知恵。(「BOOK」データベースより)

史料を著者の目を通じて解き明かしており、多少思い込み気味なところはあれども、地震などの災害が身近に感じられ、自然の中での人間の小ささに改めて恐怖を覚えました。

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「明治維新と幕末ー「ノンキャリア」の底力」

明治維新は、西郷隆盛・大久保利通・木戸孝允ら薩長土肥の志士が中心となって成し遂げたというイメージが強い。進取の気風に富む西南雄藩が、旧態依然たる江戸幕府に取って代わったのは、歴史的必然だったとさえ捉えられている。だが本当に幕府は無為無策で、すぐれた人材を欠いていたのか。本書は、行政実務に精通し、政権交代後も継続登用された中・下級の旧幕臣たちに光を当てるものである。明治維新への新たな視座。(「BOOK」データベースより)

確かに新しい視点です。もう少し旧幕臣たちの仕事ぶりを描いて欲しかったかも。新書ではこれくらいが限度なのかもしれません。

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「旗本夫人が見た江戸のたそがれー井関隆子のエスプリ日記 」

なんと江戸の近いこと!離婚し、再婚。血縁なき家族との円満な暮し。幕政批判、創作、大の酒豪。スーパー才女の克明な日記から浮かび上がる幕末の真の姿、近代の知性の芽ばえ。(「BOOK」データベースより)

跡継ぎに長男をすえることに血なまこになったのは、明治以降なのかもしれません。
当時の武家の女性は、娘、嫁という立場を経て、後家になってはじめて武家の厳しい倫理観に縛られることなく、自分らしく生きれたのかもしれません。
もちろん、それが許されるお金があって、家族があって、そしてキャラがあってのことでしょう。
本書で取り上げられている女性は才女であるだけでなく、おおらかな人柄だったようで、心の豊かさをうらやましく感じました。

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2016年2月 3日 (水)

仮面ライダーゴースト #16「完璧!白い仮面ライダー!」

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タケル(西銘駿)と同じように龍(西村和彦)の意志を継いで戦う決意を固めたマコト(山本涼介)。が、その前に“けじめ”をつけるため眼魔(ガンマ)の世界へ戻るという。眼魔の世界とは?タケルはマコトに問いただすが…。
眼魔コマンドが大量に出現する事件が発生した。現場に駆け付けたタケルとマコトはゴースト、スペクターに変身、大量の眼魔コマンドと戦うが、そこに上空から何者かが降臨した!ゴーストたちの前に現れたのは…!?(公式サイトより)

アランが新しいライダー、ネクロムとなりました。
人間の命や体に意味はない、と言いつつ、人間というか、人間の住む世界がかなり気に入っているように見えます。

ライダーシステムは元々眼魔のものだったのでしょうか。
タケルのライダーシステムのみ、龍が開発したのかな?
システムのことは全くわかりませんが、タケルが変身できることからゆるく推察するに、死んでいる人間のみが使えるアイテムなのかもしれません。すなわちタケルがライダーになるためには、死ななければならなかったということ。
ということは、マコトもすでに死んでいる?
だとしたら、次の期限では、マコトが生き返る、とか?

倒しても倒しても生き返る眼魔。
本当に倒すなら、元から絶たなきゃだめ、ということなのでしょう。何が「元」なのかさっぱりわかりませんけれども。

今回は、ロビンフッドと意思を交わすことができました。

眼魔が出たというと、タケルについて行くアカリとオナリ。
科学者の卵、アカリはともかく、オナリは今のままでは単なる野次馬、どころか邪魔になっている気がする。特技とまではいかなくても、彼ならでは、というものを持たしてあげて欲しいです。明るい、というのが存在価値なのかもれませんけれども。
あとの二人も、何気にモブ扱いな気がします。

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2016年2月 2日 (火)

手裏剣戦隊ニンニンジャー 第46話「終わりの手裏剣、目覚める!」

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親子三代アカニンジャーそろい踏み! ニンジャ全員集合で挑む、牙鬼幻月との最終決戦! まずは、ニンニンジャー6人による連携攻撃で幻月に強烈な一撃を。さらに、天晴・旋風・好天 三代そろっての忍烈斬が炸裂。そして最後は全員で必殺技を! しかし、幻月は封印されていた間に力を蓄えており一筋縄ではいかない。そんな中、好天が隙をつき幻月に突進! はたして、そのひと突きは幻月を倒すことができるのか? (公式サイトより)

九衛門が執着していた終わりの手裏剣は、じいちゃんの中にありました。
じいちゃんは、やっぱりとっくに死んでいた。生かしてくれていたのは、終わりの手裏剣だったのです。

背後からじいちゃんを刺した久右衛門に、ついに終わりの手裏剣を奪われて、消えてしまいました・・・
久右衛門はこの時のために伊賀崎流に弟子入りしたんだ。終わりの手裏剣を手に入れる権利を持つために。
じいちゃんが弟子を取ることをずっと逡巡していた理由が、やっと本当にわかったような気がしました。

終わりの手裏剣の力を得た久右衛門は、究極体に。
幻月は、満月を亡くし、悲嘆に満ち溢れる有明の方の存在そのものを奪い取って、強大化。
さすが、最凶最悪の武将、容赦ありません。
ラスボスが二人っていうのも、何だか珍しい気がします。
久右衛門を生んだ側女がどんな人(妖怪?)だったのか、気になります。

亡くなったじいちゃんの3Dマッピングの遺書に、改めて自分たちのなすべきことに気がついたニンニンたち。
打ち揃って幻月親子との戦いへ。

後に残ったパパひとりが、じいちゃんの一人ひとりに向けた遺言を聞く。スピーディーでありながらも切なさがあって、いい演出でした。

復活するも、あっというまに倒されてしまった雷蔵。かませ犬・・・じゃなくって、特別ゲスト、ということで(汗

変身能力を奪われてしまったニンニンたち。
いよいよ次週、ラストです。
鉄之助は登場しないのかな?

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2016年2月 1日 (月)

真田丸 第4話「挑戦」

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昌幸(草刈正雄)は信繁(堺雅人)とともに、織田信長(吉田鋼太郎)との面会に向かう。織田の本陣で、信繁はのちに生涯をかけて争うことになる徳川家康(内野聖陽)と運命的な出会いをする。少しでも有利な条件で織田家臣になろうと真田家は策略をめぐらせるが、そこに家康が大きく立ちはだかる。一方、真田の郷では信幸(大泉洋)が留守を任されていたが、きり(長澤まさみ)や梅(黒木華)をも巻き込んだ一大事が起きていた。(YAH0O!テレビより)

いよいよ信長の下に乗り込んだ昌幸と信繁。

絶対に下手に出てはいけない。真田が負けたわけではないのだから。
これも戦いのひとつである。
父の戦いぶりをしかと目に目に焼付けておけ。

一か八か。信長が昌幸の思った通りの人物ならば、危機を乗り越えられる。

緊迫したやりとりを交わす親子の前に、ちょろちょろと室賀正武が姿を見せました。小物っぷりがオカシイです。
しかしこういう小物こそこそが、油断ならない。
昌幸が書いた上杉への密書を差し出すだけでは物足らず、自ら真田に二心あり、とご注進に参じた、というわけです。

自らの策略が招いたとはいえ、信長に会う前から不利な立場に追い込まれた昌幸。
したり顔で、ひたすら謝るのだ、と室賀。

昌幸は、そんな室賀に食ってかかることもなく、室賀も織田殿についた、わしの目は間違っておらんかった、とぬらっとかわすのであります。

本日の親父の腹芸、その一でした。

信長を待っている間に、織田軍の装備を見学しにあちこちを歩していた信繁は、家康と平八郎に出会います。
因縁の二人の初顔合わせです。

とは言え、初顔合わせですから、お互いが誰か、まだ知りません。
几帳面な家康軍の弓置き場を見て、自分の工夫を無邪気に自慢げに語る信繁。
思わず感心する家康。

そこへ昌幸が現れて、互いに名乗ることに。

「武藤喜兵衛」についてはwikiさんで確認しました。
昌幸は一時武藤家に養子に入っており、足軽大将として活躍していたそうで、三方ヶ原の戦いでは家康を敗走せしめたとのこと。この時、自分への戒めとして書かかせた自画像は有名。

自分が「武藤喜兵衛」であったことを空っとぼける昌幸でしたが、家康はとうに知っている。家康は当然昌幸及び真田家には良い印象は持っていません。
信繁はというと、親父殿の武勇伝を聞いて育ったようですので、相手が家康と知ってもあんまりヘイコラしません。まだ若くて世間知らずってこともあったでしょうけれども、かつて昌幸が家康を追い詰めたことがある、という出来事は、信繁の生涯に大きな影響を与えたのかも。

信長に会う前に、家康、滝川一益同席のもと、まず嫡男信忠の面接を受ける昌幸親子。

ここで、室賀が持ち込んだ、昌幸が上杉に宛てた書状が問題となります。
織田宛の書状と比べて、同じ人物が書いたものであることを問い詰める信忠。

一方では織田に従うといい、一方では上杉に助けを求める。
どういうことなのか。

物的証拠を突きつけられた昌幸。
どちらも自分が書いたことを認め、上杉への手紙は、上杉から誘われたことへの返事で、自分から組することを求めたのではない、と申し開きします。
が、信忠は納得しない。
今、ここに来ているのだから、上杉の誘いをはっきり断れば良いはず。なぜ上杉にも良い顔した?

と、ここで昌幸の逆襲が始まります。

「方便でござる」

真田が信長に会いに行ったことが上杉景勝の耳に入れば、すぐにでも小県郡に攻め入るかもしれない。
その時を稼ぐための布石である。

「乱世を生き抜くには、かような智恵も欠かせませぬ。」

四方を力ある敵に囲まれたか弱き国衆は、そこまで慎重にならねばならない。

「今、上杉宛の書状がここにあるということは、由々しき事態でございます。
かくなる上は、我らを上杉から守り抜いていただかなくては、困りますぞ!」

立場逆転、信忠を恫喝する昌幸。
ここまでは昌幸の計算通り、信幸すら騙しての策略です。
信長の子供の中では一番出来がいいとされる信忠ですが、百戦錬磨の昌幸の罠にかかってしまいました。

しかしその時、家康が乗り出します。

それがしも上杉には多少縁がある。
上杉の家臣、直江兼継が再三信長との仲立ちを求めてきており、今、別の間で待たしている。
上杉が真田に誘いの手紙を出したかどうか、確かめたい。

「確かめたければ、確かめればよろしい。」
「しらを切った上で、嘘とわかれば許されませんぞ。」

にらみ合う二人・・・ぎりぎり、昌幸の眼力勝ちとなりました。まさに、戦いです。

親父の腹芸、その二でした。

ようやく信長にお目通りが叶うことになり、その場で信長を待つ一同。
空気が一気に張りつめる中、遠くから響いてくる聞き慣れぬ音にに耳をそばだてる信繁。

靴音でした。
靴を履いた信長は今までも見たことがあるけれども、恐さは一番だったかも。
昌幸の顔をぎろりと見る信長。

「よい面構えじゃ」

ひとこと言って去っていきました。

織田に受け入れられることになったものの、自分の領地、沼田城と岩櫃城を差し出すことになった昌幸。
覚悟はしていたでしょうけれどもね・・・

一方、ひとやま超えた、と陣地内を歩く信繁は、信長が明智光秀を怒りにまかして折檻している場面を見てしまいます。
折檻されて、にやりと微笑む明智・・・岩下さんがインタビューに答えていたシーンです。
信長も明智も、どちらも物の怪のよう、というのは確かに新しい解釈です。

岩櫃城に戻った昌幸は、大成功だった、と皆に報告します。皆は大喜び。
でも、領地を取られることは、さらっとごまかしていましたな。今、ネガティブな発言は控えねばならない。
これを親父の腹芸 その三、としたいです。

しかし、沼田城の主で、父とともに苦労した叔父、矢沢頼綱には本当のことを告げます。
自ら切り開いた土地を渡すのは、どんなにか辛いでしょう。
悔しさを一瞬見せるも、昌幸を信頼してさっぱりと承諾する頼綱に、必ず取り戻すと昌幸。

さて、昌幸親子が諏訪に行っている間に、松と小山田茂誠夫婦を巡ってひと悶着ありました。
早く立ち去れといわれても未だに領地に留まる茂誠と、引き止める松の扱いに苦慮する信幸・・・ていうと堅苦しいですけれども、そこは三谷さん風に。女子会ね。(笑

松の味方の信繁は、松に、信長の人質として安土城に行くことを薦めます。そしてお供の中に茂誠を忍ばせればいい、と。
そうやって時間を稼ぐうち、父上も許してくださるかもしれない。
はじめは嫌がっていた松はすっかり乗り気に。
ところがばば様が身代わりに行こう、言い出してしまい、昌幸もそれではばば様に・・・という流れになりそうになって大慌ての松と信繁。二人の様子を見て感づいた信幸が、松を強く推薦することで、まずは一件落着。
茂誠は首尾よくお供に加わり、松も楽しそうに安土城へ向かうのでした。
信繁もこれを機会に、安土城を見てみたいと、同行します。

おお、安土城。

と、思ったら、着いたその日が本能寺の変だったとは!

うわ、大変なことになりそうです。

あと、梅一家との付き合いを、身分が違うと、父、高梨内記に言われて複雑な表情をするきりも気になります。

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策略、そして腹の探り合いという、戦い。
ずっしりと見応えがありました。
信長の登場は一瞬でしたが、さすがのインパクトでした。
取調べ刑事のようだった信忠も亡くなってしまったのね・・・
そして信長に、武田を裏切ったことを許してもらえるかどうか心配している穴山梅雪と、宥める家康。こちらも腹の探り合いだったような気がします。

次週。
昌幸はどうやって切り抜けるのでしょう。
この辺の歴史は全然詳しくないので、楽しみです。

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