手裏剣戦隊ニンニンジャー 第46話 最終話「忍ばず未来へワッショイ!」
牙鬼久右衛門新月が発動させた終わりの手裏剣の力により、この世界は一度終わり、牙鬼家が支配する世界が生まれようとしていた。それを阻止するため、ニンニンジャーは牙鬼軍団に立ち向かう。残すは、牙鬼幻月・新月親子のみ! しかし、天晴たちは力を奪われ変身できない。それでも天晴は、ひるまない。6人そろって、己の力で忍タリティを高め…。ニンニンジャーが、牙鬼幻月・新月との最後の決戦に挑む! (公式サイトより)
さて、最終回です。
「本当はラストニンジャである好天に憧れていた」(公式サイトより)、とスターさんに指摘されるも、頑なに認めない久右衛門。
しかし、じいちゃんが自分のために用意してくれていた忍シュリケンを見て、幼き頃、パパと修行に励んだ日々を思い出します。
この世では天涯孤独、父親、そして家族に憧れていた自分に気がつく久右衛門、いや九衛門・・・
そこへ本当の父である幻月が現れ、満月、有明の方と同じく、自らのパワーアップのために躊躇なく息子、久右衛門を飲み込んでしまいました。
パワーアップした幻月に苦戦するニンニンたち。
しかし幻月の中で意識を取り戻した九衛門は、自らの意思で外に飛び出し、幻月のパワーが減退・・・だと思う;;
これをチャンスと、ニンニンたち。
「ゲキアツな思いを込めた必殺技で、ついに幻月を撃破する。」(公式サイトより)
しかし、倒されても、幻月の執念及び幻月のパワーで目覚めた(←勝手に推測)、この世を滅ぼそうとする妖怪たちの気が蠢いています。
そこでアカさん。
終わりの手裏剣を取り出して、これを奪い取ることが目的で幻月が復活するのだから、消滅させればいいのだ、と終わりの手裏剣を使って終わりの手裏剣を消滅させます。
こうして幻月たちの気も全て消え去りました。
九衛門はじいちゃんに導かれて、きらきらと消えていきました。
戦が終わって。
それぞれラストニンジャになったニンニンたち。
「新たな夢を見つけて旅立って行くのだった。」
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ラスト、あっけない、いうか、詰め込みすぎて、終わりの手裏剣とか、ラストニンジャとか、よくわからないうちにバタバタと畳み込んでしまった印象を持ちました。
ラストニンジャになれるのは一人だけだから、ずっと競い合ってきた。
競い合う、と言っても、仲良しさんたちですからねえ。まあ、じゃれ合う感じではありました。楽しかったですし。
じいちゃんの後を追いかけているだけではラストニンジャになれないと知ったニンニンたちは、新しい力を取得していく。
そしてラストニンジャが親殺しの上に成り立つものだと知って、しがらみを超えた新たなラストニンジャとなり、諸刃の刃だった終わりの手裏剣を消滅させた、ということでいいんですよね。
終わりの手裏剣がなかったら、幻月も復活しない、というのは、なるほど、と思う反面、なんだかもやもやともしました。
結局、終わりの手裏剣は、じいちゃんの命を支えるだけでなく、幻月を蘇らせるアイテムだった、ということですね。
そしてじいちゃんが生き続けたのは、孫たちに、親殺しの伝統を断ち切る新しいラストニンジャになる修行をさせるためだった。
とすると・・・幻月って伊賀崎家が新生するための噛ませ犬?!(汗
家系図マニアなので、パパの生まれ生い立ち、パパのお母さん、妻、つまりアカさんたちの母親のことなど、伊賀崎一族の成り立ちが、やっぱり気になってしまうのですけど・・・そうキチキチ詰めてみるストーリーじゃないですよね。ごめんなさい(_ _);;
幻月は、ラスボスらしいらしい次元を超えた強さを見せないまま、あっと言う間に倒されちゃいました。
今まで栄養分としか思ってなかった家族に反抗されたのが敗因、というのは良いと思うのですが、それにしても存在感が薄すぎたのでは。
まあ、このスピード感はニンニンらしくはありましたけれども、ラスト、オトモ忍たちが全く登場しなかったのは、やはり、ちょっとした設計ミスだったと思うのですよ。←シノビマルのファンアなので(^^;;
オトモ忍たちが出てこなかったから、獅子王のおっちゃんや鉄之助の出番もなかったし、なんかね、ニンニンらしいお祭り感がないまま終わってしまったかな~、と。
まあ、潔くはありましたけれどもね。
敵役の雷蔵、晦、有明の方、満月。みな明色なキャラのなか、一人、シリーズの影を背負って頑張っていたのが九衛門でした。ちなみに、幻月は出番が少なすぎてよくわかりません(汗
みんなが楽しく戦っている間、ひとり地道に仕事してたのですよね、九衛門は。お疲れ様でした。
なので、本シリーズは、じいちゃんの愛情を求め続けた九衛門の物語だった、ということに(大汗
そういえばシロさん、ゲキアツになったっけ?最終回になったのかな?それとも末っ子らしく、今後の成長を待つ、ということなのかな?・・・ま、いいです。
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と、色々突っ込みましたが、ラストの「おわり」から漂う問答無用さに、思わず「はい、わかりましたっ」と頷いてしまいました(^^;;
色々オバカなことをするのがとても楽しい、明るくて元気なシリーズでした。
斬新なアイデア、テンポの良さ、編集の思い切り良さは戦隊シリーズ内でも出色だったと思います。
シリーズを振り返って真っ先に思い出すエピソードのほとんどは、アオさんの恋バナ(笑)エピかも。
アカさんがオバカキャラでありつつ、お兄ちゃんらしくなってきたりと、メンバーの顔つきがどんどんしっかりしてくるのを見る戦隊シリーズの醍醐味もたっぷり味あわせてもらいました。
スタッフ、キャストのみなさん、1年間、楽しかったです。ありがとうございました。
皆さんの今後のご活躍を期待しております。
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