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2016年2月18日 (木)

刑事フォイル 第21回、22回「それぞれの戦場」

公式サイト

1941年4月。イギリスでは多くの男性が戦地へと赴き、国内の労働力不足は深刻だった。そのため女性が重労働に駆り出されることも多く、ある農場でも2人の女性が働いていた。フォイルは農場近くに墜落したドイツ軍機を調査中で、生き延びて逃げていた兵士を見つけ確保する。しかし、彼らはイギリス軍の捕虜尋問部に連行される。その後、農場の主人が謎の死を遂げる。

 

農場主の殺人事件を捜査しているフォイルとミルナーは、被害者の家から二丁の銃を発見する。寝室からは最近使われた形跡のある銃が見つかり、ルガーと呼ばれるドイツ軍用の拳銃も玄関の薪(まき)の中に隠されていた。フォイルは、ドイツ兵が捕らえられている捕虜尋問部に向かう。一方、農場で働く女性たちを見て、農作業を手伝い始めたサムは、農場のある秘密に気づく。(公式サイトより)

BS放送の再放送を視聴しています。
.

主な登場人物は。

撃墜された爆撃機からパラシュートで脱出したドイツ兵が二人。
戦闘機には機内で戦死した兵士と後一人乗っていましたが、この兵士はパラシュートが開かなかったので墜落死してしまいました。

戦場に行った男たちの代わりに農場で働く適齢期の女性が二人。
背の低い黒髪のジョーンと体格の良い金髪のローズです。

彼女たちを雇っている農場主、ヒュー。
初老の男で、かなりワンマンなタイプです。
戦時農業委員会の会員特権なのか、会からの助成金でアメリカ製のトラクターを購入しできてご満悦。

そのことが気に入らない、隣人の、同じく初老の農夫、カーリング。
怒鳴り込んできて、ヒューと大喧嘩となります。
喧嘩の原因はトラクターだけではない、カーリングを、戦時農業委員会の名の下に、人手不足で耕せないことを理由に農場から追い出そうとしている、とのこと。

あと一人、バーバラという中年女性が農場の仕事を手伝っています。
若い二人とは違って軍属らしい。昼間は丘を巡って薪になりそうな木などを探している・・・というか、元々フィールドワークが好きなようです。

さて。
フォイルチームは、地元に駐留している軍からの要請で、墜落した飛行機の調査及び脱出した兵士二人を確保しました。
一人は軍服で拳銃を所持していましたが、もう一人は飛行服は着ていたものの、軍服ではなく、武器も持っていません。

墜落した爆撃機が3人乗りであるにも関わらず、捕虜になった二人、機内で死んでいた兵士、そしてパラシュートが開かずに墜落死した兵士を合わせて4人が乗ってたこと、さらにパラシュートが開かなかったのは、開かないように細工してあったこと、海に向かわずに墜落した飛行機の下に戻ろうとしていたことなど、不審に感じるフォイル。

パラシュートのことを告げられて、平服の方の捕虜は激しく動揺します。
開かなかったパラシュートは実は彼のものだった。どちらかが間違って着用したのです。
と、いうことは自分は殺されるところだった。彼は軍人ではなく、レーダー関連の技術者でした。

以上のことをもう一人の捕虜に向かってまくしたてますが、全部ドイツ語なので、英国人にはわからない、というのが、ミソです。

そこへ捕虜尋問部のコーンウォール少佐がやってきて、うむを言わさす捕虜たちを連れて行きます。
フォイルが少し質問させてくれ、と言うと「素人はすっこんでろ」。
苦笑するフォイルとポール。
後でわかることですが、少佐はフォイルを農場主だと思っていたのです。

今回、戦時下の勤労女性たちを描くことがテーマの一つになっているためでしょう、フォイルがいつも以上にソフトでした。

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そして事件が起こります。

まず、夜明け前、ヒューの農場に泊まっていたバーバラが一人、自転車に乗って出かけていく。
それを確認して、銃を用意するヒュー。
その頃バーバラは誰か、自転車に乗った男とぶつかります。
このシーンのあと、ヒューの農場にヒューの息子、トムが戻ってきて、ジョーンと熱烈なハグを交わすシーンに。

夜が明けて、農道で酔っ払っているヒュー、何かを目撃して驚愕の表情に。

直後、自分の部屋で銃に撃たれて死んでいるヒューが映されます。
そしてその頃、もう一人、パラシュートが木に引っかかって気絶しているドイツ兵が、バーバラによって発見されるのです。
携帯しているはずの拳銃は、何者かに盗まれていました。

爆撃の時間、カーリングの夜間の狩など、銃声のトリックを絡ませていましたが、割愛します。
.

最初は自殺を疑われたヒューでしたが、フォイルにはそんな小細工は通用しません。
即、殺人事件と断定しました。

ここで登場人物たちの追加情報。

ジョーンはトムと愛し合っており、結婚を望んでいるのですが、ヒューは大反対。
なぜ反対するのか・・・これも後でわかるのですけれども、ジョーンはロンドンは、18世紀末から貧民街として有名なイーストエンドの出身。かなりひどい生活を強いられていたようで、誰にも告げずに婦人農業部隊に参加した、とのこと。つまり身分違いだから。
しかし本当は、ヒューの、かなり変わり者というか、壊れた性格が一番の原因だったように思います。

村の人々は、ヒューが壊れた原因は、10年前、妻が自分と幼い息子を置いて使用人と駆け落ちしてしまったことにある、と思っている。

そんなヒューをローズは愛していたのでした!
なんとヒューの赤ちゃんも身ごもっていたのです。
妻に捨てられて冷え切った彼の心を暖めてあげたい、と思ったらしいのですが・・・赤ん坊を産むことに大反対されたそうです。ヒューに足蹴にされているシーンもありました。
もう、ヒューの心は暖めようがない。大事な部分が欠けていたのだから。
不謹慎ですが、ヒューが殺されたのは、ローズにとって不幸中の幸いです~(汗

山を歩き回っているのが何とも意味ありげな、バーバラ。
でも、この人はヒッカケですよね。このシリーズによくあるパターン。

木に引っ掛かっていたドイツ兵は、脳震盪と判断され、前の二人が収容されている場所ではなく、ひとまず病院に収容されました。

ヒューの家を検証していたフォイルたちは、ドイツ製の拳銃を発見。
事情を聞くためにコーンウォール少佐を訪ねるも、捕虜は自分の権限下にある、と追い返されそうになります。
が、少佐が闇の煙草(葉巻?)などを吸っていることをめざとく見つけたフォイル。闇物資を持っているのを黙っていることと引き換えに、入院しているドイツ兵に会わせてもうらうことになりました。

英語ができない兵士は、少佐にドイツ語で拳銃を取られたときのことを尋ねられ、女性が持っていったことをぼんやり覚えていると答えます。彼の言う服装、容姿はバーバラに似ている・・・

しかし、木に引っかかっていたパラシュートを再び調べたフォイルは、パラシュートの紐に使われた痕跡がないこと、湿っていて塩辛いことなどに気がつきます。
つまり彼は空から降りてきたのではなく、海・・・Uボートで来たのだ、と目を合わせるフォイルとポール。
.

一気にオチを書きます。

今までのパターンだと、ドイツ兵たちもヒッカケで終わるのですけれども、今回は違いました。

犯人は、木に引っ掛って入院したドイツ兵でした。

パラシュートで降り立ったように工作しているところをヒューに見つかったため、殺したのです。
バーバラが当日ぶつかった謎の男は、ヒューの家に向かうドイツ兵でした。
ドイツ兵の目的は、先に捕虜になっている技術者を、機密保持のために殺すこと。
そしてその目的は、果たされます。

バーバラの服装を言ったのは、フォイルたちが、第一発見者のバーバラのことを話しているのを聞いて、捜査を惑わそうとしたため。
つまり、彼は英語がペラペラだったのです。
しかしフォイルも負けていません。実は彼も、第一次世界大戦の経験によって、ドイツ語がわかっていたのでした・・・ちょっと予想はしていましたけれども(汗

なので、パラシュートの件で動揺した捕虜の会話も、理解していたのです。

今回は物理的なトリックがわかりにくいというか、何だか無理を感じてしまいました。

色々あるのですが、一番わからなかったのは、ドイツ兵がなぜヒューの家を知っていたのか、でした。
フォイルが解説してくれていたのですが、このことが気になって、耳に入ってこなかったです。

一番のトリックは、ドイツ兵、フォイル双方が相手国の言葉に堪能だったように思います。
トリックは、単純な方が意外性が増す気がします。
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こうしてヒュー殺人事件の真相が明らかになりました。
エピローグとして。

10年前、駆け落ちしたと思われていたヒューの妻は、実は駆け落ちする寸前にヒューに殺されていた。
死体を埋めた場所は掘り返されないように工夫がしてありました。

ヒューが死んだので、トムとジョーンの結婚に反対するものはもう、いません。
二人は結婚してヒューの農場に住むことにしました。
ヒューの子供を身ごもっているローズも一緒です。二人にとっては籍には入ってなくても義理のお母さん、生まれてくる子は弟か妹なんですね。

はじめはフォイルを邪魔者扱いにしたコーンウォール少佐は、戦前、ドイツ留学した時の良い思い出を大切にしていた、実は良い人でした。
しかし、フォイルは、自身の、戦前のドイツ人チームとのサッカーの試合の時にいっぱい引っ掛けられた思い出を例として、戦いはいかに相手を出し抜くかだ、と語るのでした。

その通りだけれども、何かいつものフォイルらしくない気がしました。
あと、ドイツ兵がはじめて直接の殺人者となりました。そのため、今までこのシリーズが避けてきた「敵国=悪」の構図になっていたのにも、違和感を感じました。
正義の仮面を被っていても実に冷酷な要人もいる、というのを描くのがこのシリーズの特徴。
比べるに、今回、ヒューを殺したのはイギリス人だから、と嘯いたドイツ兵の描き方が浅かったかなあと。
ドイツ人だから悪なのではなく、そういう人間だった、ということを描いて欲しかったです。

と、wikiさんを見たら、脚本家が違っていました。
いつもは共同執筆はあったとは言え、製作者の一人でもあるアンソニー・ホロヴィッツが書いているのですが、今回の人はこの話だけ、その後少なくとも主筆は取っていないようです。

書き漏らしましたが、闇物資のエピもありました。
政府の配給ではとてもおなかを満たすことはできない、というジョーンの言葉はもっともです。
知らなかったとは言え、闇の食料を堪能したフォイル。違法に豚を殺した件は、ヒュー主導だったこともあり、罪に問いませんでした。

「50隻の軍艦」以来、久々にフォイルの仄かなロマンスエピがありました。
ジェントルなフォイルには、男性不信に陥っていた不幸な女性、バーバラも心惹かれたのです。わかります、その気持ち(^^;;

農場で働くサムはいつものとおりキビキビしていました。
ほんと、頼りになりるわ(^^

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