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2015年12月10日 (木)

ぼんくら2 第7回 最終回「鬼の正体」

公式サイト

葵(小西真奈美)が殺された現場に漂っていた煙草の匂いから、真の下手人への手がかりを突き止めた弓之助(加部亜門)は、そのことを平四郎(岸谷五朗)に伝える。弓之助によると、これは過去にあった殺人事件と関係しており、同一犯によるものだという。その頃、芋洗坂では、その下手人におはつがかどわかされ、葵屋敷に立てこもるという事件が起きる。平四郎たちは、あらゆる人脈を総動員して、下手人の説得に望むが…。(公式サイトより)

原作は最近再読。

いつもと同じく、セリフは概略です。

「喧嘩口論の挙句に、親兄弟、夫婦など、身近なものを手にかけてしまう、という形の殺しは数が多いのです。」

江戸の町の犯罪をプロファイリングしている弓之助とおでこさんの説にうなずく平四郎と政五郎。

そういう場合は佐吉の時同様、表沙汰にしないでもみ消そうとする。
「なかったことにされた罪。
だがそれでも思いは残る。後ろめたさも後悔も。」

あの日の葵は、相対した客に本人に昔の罪を思い出させる何かがあった。葵が知らない何かが。
ゆえに、弓之助たちは過去に手口がないかを探っていたのですが、平四郎の言葉で、鍵は煙草の匂いであることに気がつき、そこから15年前に起きた「牛込古着屋の母殺し」事件を探り当てたのでした。

そこへ芋洗坂から、おはつが何者かにかどわかされた、という一報が届き、何かあったら早く自分のせいだ、と自分を責める弓之助、おはつは葵の家ににる、と。
なぜだ、と怪訝な一同。
なぜなら。

「晴香先生が下手人なんです!」
.

15年前の牛込古着屋の母殺しとは。
古着屋には三人姉妹がいたが、真ん中の女の子、おはるは他の姉妹とも母とも気が合わなかった。
姉妹喧嘩をしても、怒られるのはいつもおはるだけ。
これがまたキツそうなおっかさんで・・・とうとうある日、いつものように自分だけを叱る母親にブチ切れたおはるは、母親に長火鉢にかけてあった鉄瓶を投げつけてしまいました。
母親は鉄瓶に入っていた熱湯によるやけどで数日苦しんだあと、息を引き取った・・・その時、母親は、葵が吸っていたのと同じ煙草を吸っていたのです。

事件は内密にされ、おはるは遠縁にひきとられた。それが、晴香だった。

.

今、晴香は包丁を持ち、おはつを引き込んで、葵の家の押入れに立てこもっています。

「葵さんを手にかけた時、15年も体の中に眠っていた鬼を呼び出したのです。
ここには、子盗り鬼ではなく、晴香先生の鬼がいたのです。」

弓之助は、晴香の中のおはるという人格がいると仮定して説得をはじめます。

「おはっちゃんを押し込めているのは、牛込古着屋のおはるさんでございますね。
晴香先生、先生ならおはるさんを説き伏せることができるはずです。
今更おはっちゃんを傷つけ、亡き者にしても何もならないと、先生ならおはるさんをなだめることができるはずです。」

何が何だかさっぱりわからない平四郎たち、周囲の大人たちでしたが、弓之助の説得は効果をあげて、晴香はおはつを解放しました。
しかしその後、再び押入れに閉じこもってしまいます。
早く開ければよいのに、という大人たちを制する弓之助。

「開けたら、晴香先生は死にます。」

再び押入れの中の晴香に呼びかけます。

「私の方がおはるさんよりも先生を思いやる気持ちが戸良い。」

そして平四郎にこっそり頼みごとをしました。
頼みごととは、湊屋に以前葵が孫八を撃退するために呼び寄せた幻術一座を貸し出すことでした。
.

早速湊屋に急行する平四郎。総右衛門は寄り合いで不在でしたが、息子の宗一郎が代わって手配を請け負ってくれました。
あとは、葵をよく知っているお六を呼び寄せ、お徳と彦一には炊き出しを頼み、再び葵の家に戻ってきます。

時間稼ぎに晴香の立てこもる押入れに向かって延々と論語を奏ずる弓之助。
ほんと、頭の良い子ですわ。

宗一郎の手配は手早く、幻術一座が到着、お徳たちも炊き出し用の材料を持ってやってきて、緊迫した奥の空気とは裏腹に、なんだかお祭り騒ぎの賑々しさとなりました。おにぎり、おいしそう。
その上彦一はお六に一目ぼれしたようで・・・一同、和やかな雰囲気です。

さて、ひと段落して、お徳やお六が引き上げたあと、いよいよ幻術のはじまりです。

どこからともなく現れる葵。白菊の柄の着物を着ています。
そっとのぞいていた平四郎と宗一郎は、あまりに似ているのに驚きます。

晴香の引きこもっている押入れの前に座った葵。

「私はね、ここで亡者に成り果てました。
私は元々業の深い女で、地獄落ちと決まっていましたからね、こうして亡者になって残ったのは、いっそ幸せなのかもしれません。
晴香先生、出てらっしゃいな。」

と、出刃包丁を握り締めたまま、押入れを開く晴香。
葵はすばやく身をかわし、包丁を遠ざけます。

「嫌ですよ、こんな物騒なおもちゃを持ったりして。
よござんすか。ここは私の家なんですよ。
先生があんなことをなすったから、私はここから離れられないんですよ。
亡者は二人もいりやせん。
先生は私の顔をお見忘れですかい?」

ようやく晴香は、謎の女が葵であることに気がつきます。

「まさか・・・」

「先生、あたしみたいになっちゃいけませんよ。まだ死んではなりません。
先生、私は先のおっかさんに似てましたんですかい?」

泣き崩れる晴香。

「もう、勘弁してあげなさいな。先生のおっかさんだって、もう勘弁してくださっていると思いますよ。
あんな鬼を見たような顔はなさいませんようにね。

 

私も倅に会いたかったから、先生をお恨みしてないと言ったら嘘にになるけれど・・・それじゃ先生、お早く帰りなさいね。」

葵は何処へともなく消えました。
.

すべてが終わって。番屋で真相を話す晴香。

あの日は、たまたま通りかかっただけ。
お六の子供たちが遊んでいる声を聞きつけて、以前、お六と娘たちが孫八につけ狙われていたことを思い出した晴香。
事が終わったとは聞いていたけれども、その後の様子を聞こうと思い立ち、庭に入っていくと葵がいた。
お六は今、手が塞がっているから、と待つ間、ということでしょう、葵は晴香を座敷に招きいれました。

まず、最初に衣桁にかかった着物が晴香を過去へ引き戻します。
白菊の柄・・・
そして葵が吸い出した煙草、あの日おっかさんが吸っていた煙草と同じ・・・

「葵様に気がつかれたかもしれない。昔の出来事を探り当てられるかもしれない。ここままにしてはおけない。
そう思った時には、もう・・・」

話を聞いていた平四郎。弓之助に、女役者にあの時の着物を着せたのはお前か、と尋ねます。
いや、と弓之助。あれは女役者のお考えだと。

「女が女を殺めて、その場に着物があったのなら、その着物に意味がないわけがござんせん。」

晴香に鉄瓶を投げつけられた時、母親が着ていたのも白菊の着物だったのです。
でも、そのことは晴香が言うまでは誰も知らなかった。
あまりの偶然に「怪談話にもほどがあるぜ」と思わず震え上がる平四郎なのでした。
.

数日後、平四郎の屋敷を訪ねてきた佐吉夫婦に、事の顛末を語って聞かせる平四郎。

おはるはどうしたのか、と尋ねる佐吉に、あとは向こうにまかせる、という約束なのでどうなったかは知らない、と言いつつも、佐伯経由で知りえた情報、養い親のところへ戻されたあと、出家するらしいことを教えました。

「牢屋暮らしよりつれえかもしれないあ。
てめえのやったことは何時までもついてまわる。逃げられやしねえ。
けど、おめえにはすまないなあ。」

葵・・・母殺しの犯人を裁きにかけられなかったことをあやまる平四郎。

「そんなこと、ありません。感謝してもしきれねえ。おふくろも成仏できたはずです。」

ついに生きている間に再会できなかった佐吉と葵。
平四郎は、幻術の葵を見せたかった、と口を滑らしますが、弓之助に怖い顔で諌められます。

「叔父上、いくらそっくりでも、あれは幻で本物の葵さんではありません。
ずっと騙られてきた佐吉さんにあんな幻を見せてはいけないのです!」

「はい・・・」

しょぼんとする平四郎。
そこに平四郎の妻、志乃が帰宅。佐吉の妻、お恵の顔を見るや否や、お恵が妊娠していることを見抜きました。
自分も昨日知ったばかりなのに、と驚く佐吉。

弓之助といい、妻の血筋は勘の鋭い一族のようで、ただただまいりました、としか言えない平四郎なのでした。
.

ラストはお徳の店。
祝言が整った弓之助のいとこ、おとよに、婚礼の宴のお料理、五十膳を頼まれ、あたふたと無理、と断ろうとするお徳をはげます子女たちと彦一。
手が足りねえから、お六さんにも手伝ってもらおうと算段すえう彦一をにやにやと眺める一同。

「いい気分だ。みんな毎日をこんな風に暮らせたらいいのになあ。
でも、そうはいかねえんだよなあ。
一日一日積み上げるように、てめえで進んでいかねえと。おまんまいただいてさ。
みんな、そうやって日暮しだ。

 

けど、時に間違いが起こるのはなぜなんだろう。
自分で積んだものを自分で崩したくなるのはなぜだろう・・・ま、いいか。めんどくせえや。」

.

今も、肉親間の殺人が一番多いそうです。

15年前の事件を自ら呼び起こしてしまった晴香・・・おはる。
おはるの闇に巻き込まれた葵は気の毒ですが、湊屋との因縁が招いたこととも思えます。
世の中は複雑な因縁によって成り立っている。

宗一郎はどうするのでしょう。
湊屋を継ぐのか否か。どちらにしても、この人はちゃんと生きていけそうな気がします。

お徳が店を大きくすることで、久兵衛の、かつてお徳の人の良さを利用した後ろめたさも薄らぐことでしょう。
佐吉も、冤罪を晴らしてもらったこと、子供ができることで、利用されてばかりの過去を脱ぎ捨て、新しい一歩を踏み出せるでしょう。

一方でおふじはどこまで本当のことを言っていたのか。

2シリーズに渡っての事件が解決しての晴れ晴れしさと、それでも残る割り切れなさが、余韻となりました

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原作と比べるのは野暮なのですけれども、2つだけ気になったところを書き留めておきます。

原作だとラストはおとよの祝言の席なのですが。
ラストを変更したので、以前平四郎が女水芸人に入れあげたことがある、というエピが少々蛇足になってしまった気がしました。
自分が女芸人に入れあげた時、志乃はどう思ったかを聞くことで、女性の嫉妬心を理解しようとする平四郎、という面だけは抜き取っていましたけれども。
あと、彦一のエピがあれば、平四郎がお六を呼び寄せた意味ももっと深まったと思うのですが・・・長編を7話にまとめたわけですから、零れ落ちるものがあっても仕方がないでしょう。

人間が営むからこそ、人の善意、熱意、疝気、悪意・・・そして狂気が潜む世界を、切なく描いた宮部ワールドのテーストは伝わってきました。
小さなことですが、深川から芋洗坂までの距離感とか、きっちりと作ってあったのも気持ちが良かったです。

何はともあれ、弓之助、大活躍でした。
平四郎曰く、この子はおつむりのできが違う。

膨大なセリフ、そして論語まで。
加門さん、お疲れ様でした。

平四郎、弓之助のシリーズのはもう一作あるのですけれども、子役さんたちの年齢もあるので、同じ顔ぶれでのドラマ化はこれにて大団円となるでしょう。

ありがとうございました。
今後の時代劇枠にも期待しています。

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ぼんくら2 第1回「哀(かな)しき再会」 
ぼんくら2 第2回「信じる心」
ぼんくら2 第3回「鬼の棲(す)む家」
ぼんくら2 第4回「穏やかなる死体」
ぼんくら2 第5回「新たなる容疑者」
ぼんくら2 第4回「穏やかなる死体」
ぼんくら2 第6回「ただよう香り」

ぼんくらシリーズ

 

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