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2015年12月 1日 (火)

破裂 #07 最終回

公式サイト

香村(椎名桔平)を命の危険から救ったのは、意外な人物だった。安楽死法案の国会提出を目前に佐久間(滝藤賢一)の「プロジェクト天寿」が大詰めを迎える中、ネオ医療センターでは突然死に怯える被験者が出始め、厨(甲本雅裕)ら職員達にも動揺が広がる。事務次官の林田(佐戸井けん太)は治験の中止を命じようとするが、佐久間に弱みを握られ身動きが取れない。そんな中、香村は公子(坂井真紀)と共に佐久間の身辺を洗い、官房長・城(佐野史郎)に接近。最後の勝負に出る。そしてついに、安楽死法案を推進する超党派の国会議員連盟の集会で、運命の時がやってきた……。(公式サイトより)

原作未読です。
中々まとめきれなくて、すっかり遅くなってしまいました。
もう、まとめきれぬまま、アップします(汗

香村と佐久間の言葉を中心に。いつものように文中のセリフは概略です。
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小池に囚われ、生き埋めにされそうになった香村を救ったのは、佐久間でした。

「相思相愛でしょ、私たち。」

そして小池のことを苦々しく「暴走したバカ」と吐き捨てます。
警察にもマークされ始めているとのこと。

こういうやり方は彼の美意識に反するし、ましてや香村は彼の「分身」なのだから、許せるはずがないのです。
しかし、だからと言って香村と和解するわけもなく。

車のラジオから、安楽死の合法化に向けて超党派の議員連盟が組まれた、とのニュースが流れます。

「俺の研究を悪用したところで、せいぜい百万人しか老人の数は減らせない。」香村

「老人たちを死と苦痛から解放する。そしてこの国を救うことにも繋がる。
でも、安楽死というと抵抗を感じる人も多いでしょ。だから考えました。

よりよく死ぬことは、より良く生きること。

命の自由を保障する法案、自由死法案ってのはどうですか。」

「殺人法案だ。」
「もう、止められませんよ。」
「お前の指図は受けない。」
「私の人生を賭けたプロジェクトだ。誰にも邪魔をさせない。」

去っていく佐久間を見ながら、香村。

「潰してやるよ、俺が。」
.

弁護士の松野と連絡を取り合う香村。上川が命を賭けて集めた証拠は小池に消されてしまった。
違う方向から攻めるしかない、という香村に、上川の弔い合戦だと、松野は応じます。

「俺と佐久間は似ている。互いに敵は多い。だが、敵の敵は味方だ。」

ネオ医療センターに復帰した香村は、治験の副作用で治験者が次々と亡くなっていることを指摘。
事実を突きつけられて、医療センターの職員の間に動揺が広がります。

佐久間から渡されたマニュアル通りに動く厨にも、自分の治療で人が次々と死ぬ気持ちはどうだ、と迫る香村。
植物人間状態になった母を抱える厨は、それでも、これが皆を救う方法だと言い張ります。

「安楽死じゃない。ただの殺人鬼だ。

医療ミス、認めて研究を取り戻したが、俺は医者を辞める。

それが考えぬいて選んだ、俺の医者としてのあり方だ。
お前も頭を使え。」

香村の覚悟に打ちのめされる廚。
.

世間では「美しく散りたい」というキャッチコピーがブームとなっており、「PPP」、すなわち「ピンピンポックリ」が流行語のようになっています。

お雇いコメンテーターの老婦人の「死との距離が近くなる。あとはどう、うまく死ぬってこと。」との発言に「そもそも日本には安楽死を受け入れる土壌がある。ピンピンポックリ、なんてユーモラスな響きだ。」と呼応する伊達内閣官房副長官、笑いながらうなずく聴衆たち、そしてムードに流されやすい日本人たち。すごくブラックな情景です。

しかし、副作用の件もまた、次第に広まっており、林田国民生活省事務次官は、自分が責任者として追及されることにびびって、この件から手を引きたいと言い出します。
そんな林田を見限ったか、佐久間。城国民生活省官房長に近づき、あなたも真相に薄々気がついているはずだ。次官になりたければ、と脅しながら計画の遂行を「命令」。

佐久間の腹心で、いついかなる事態でも佐久間に付き従っている芹沢は、こっそりと城に佐久間の横柄な態度を、全く寝ていないんです、と謝ります。にこやかに佐久間のために粉骨砕身する芹沢を褒める城。

佐久間がいつも大量にボリボリ服用していたのは、眠気を取る薬だったのね。

香村もまた、城にコンタクトします。
しかし「ギャンブルはやらない」と、突っぱねられました。
.

動揺が広がるネオ医療センター、そして厨。
佐久間は厨に睡眠薬を渡します。

「まずはお母さんから楽にしてやってください。」

絶句する厨。

「自分の身内にはできないとでも?」

以前、香村から言われたのと同じことを突きつけられる廚。アプローチが違うだけです。

「通過儀礼。」

廚に自分と同じ道を歩む覚悟があるのかどうか、試した佐久間。

追い詰められた廚。
老母の病室を訪れるも・・・

あくる朝、廚の母親の病室を訪れた香村。老母は生きていました。そこへ廚からの携帯が入ります。

「医者にならなきゃよかった。しんどいな。
結局佐久間さんにも、香村先生にもなれないんだ・・・」

切羽詰った声に「今からそっちへ行く、落ち着け」と香村。
以前なら、冷たく切り捨てていたかもしれません。
駆けつけるも、廚の車に姿はなく、残されていたのは、例のマニュアル。表紙には、廚の手書きで

「香村先生 申し訳ありませんでした」

香村たちは再び城に接触します。
「当たり馬券をやろう」。
小池が代表を務める「福祉ぐるうぷ寿会」が補助金を不正受給してた証拠と、マニュアルを渡す香村、受け取る城。
.

安楽死法案についての超党派の会合が開催されます。
しきるのは佐久間。今までこの法案の「顔」になっていた林田の姿はもうありません。

「自然死法案。
生の自由と死の自由を国が保障する、究極の福祉です。」

気は熟した。自信たっぷりに自説を展開しようとする佐久間。
ところがまさにその時、ネットニュースが出席者の中を駆け巡りはじめます。

不正補助金の件で、警察が小池、そして小池の後ろ盾の佐久間の捜査を開始した。

騒然とする場内。
冷然と佐久間を見つめる城と伊達。
それらの様子をみつめる香村。

大量の薬を一気飲みした佐久間は、スピーチを続けます。

「どうせこれから蜘蛛の子を散らかすように皆逃げ出すんでしょ。

うははは。
あんたたちはいつもそうだ。考えたことがあるんですか。あんたたちの無責任、無策がどれだけ国民を苦しめるか。あんたたちは確信犯だ!
みんな私を泳がしていたでしょ。私が裏で何をやっていたか、知っているはずだ。自分に責任が及ばなければいいってね。
いいんですよ、それでこの国が救われるならば。私はいくらでもブラックボックスになりますよ。いくらでも!」

騒ぎに紛れてすらっと退出する官僚たち。腹心の部下のはずの芹沢も、城の目配せを受けて後についていきました。以前芹沢を褒めたのは、ヘットハンティングのサインだったようです。

「医療は本来・・・・
考えて、考えて、考えて・・・人生を捧げる覚悟で答えを出した。間違っているなら教えてくれ。

タイムリミットまであと9年。高齢者が3900万人を超え、医療介護の人材不足は80万人以上、医療給付金は1.5倍、介護給付金は2倍に膨れ上がる。国の借金はGDPの2倍以上、あのギリシャより酷い借金国家だ。

他に解決する手立てがあるなら、教えてくれ。
俺が導き出した答えより良い方法があるなら教えてくれ。

もう時間がない。今、手を打たないと手遅れになる。
この国を救う手立てを持っている奴は他に誰一人もいないのか、誰一人!」

会場に残っていたのは、香村一人。
二人は警察が来るまで見つめ合います。

警察に連行されようとしたその時、突然倒れる佐久間。
脳卒中でした。
.

後日、自殺した廚が樹海で発見されます。死因は睡眠薬。佐久間から渡された分を自分が呑んだのでしょう。
林田と佐久間、そして小池は不正支給の件で逮捕されました。

日課のランニングをこなす香村に会いに来た松野は、ネオ医療センターの治験者たちが起こす裁判を引き受ける、と告げます。

「手加減するなよ。」

倉木最後の映画「ノガミ」が完成し、鑑賞に訪れた香村親子を須藤が出迎えます。
もう、めそめそするのはやめた、と須藤。

「誰だっていつかは死ぬ。生きる限り、蓮さんのように人生を楽しんで全うしないと。」

香村親子が撮影現場を見学したシーンが映ります。

スクリーンの中で慟哭する倉木。やがて正面からアップで映し出されます。

「これから何度も裏切られるぞ。一人ぼっちになるかもしれない。
でもな、負けちゃ、だめだ。
戦え。殴られても、蹴られても、跳ね飛ばしてやるんだ。」

息子、孫への遺言。最後に別撮りしたのかもしれません。
涙ぐみ、息子の手を握る香村。
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寝たきりとなった佐久間を見舞う香村。

「俺はネオ医療センターに復帰する。
被験者には、突然死の可能性を改めて知らした。そして、近い将来、必ず研究を実用化させる。お前が減らそうとした百万の命を俺は救ってみせる。」

「この国は破裂するぞ」

「例えそうだとしても、俺にはそれしかできない。」

「私はどうなりますか」

「体の麻痺の回復の見込みは極めて薄い。」

「殺してくれ」

佐久間の顔を覗き込む香村。

「頭を使え。

そうやって目と耳も使えるだろう。未来をこれから見届けるんだ。
他の誰でもない、俺は、お前に、生きて、最後まで、見届けていてもらいたい。」

去っていく香村。
病室には佐久間一人。
ここで照明が明るくなったのが印象的でした。

「やっぱり医者はバカだ。」
.

米国に依頼していた研究が着々と進む一方、副作用を抑える療法が全ての患者に効くとは思えない、と、かつては敵視していた北川に非常時のオペについての協力を申し出る香村。

ネオ医療センターのロビーは詰め掛けた老人たちで一杯となり、香村は張り切ります。
皆から声をかけられて、ちょっと英雄気分?

が、しかし。

車椅子に乗った老女の囁きに愕然とするのです。

「先生、死なして。」
.

人々は生きることではなく、ポックリを、「破裂」を求めてネオ医療センターに押しかけてきた・・・

重いテーマのドラマでした。
「このドラマはフィクション」云々のテロップもなく。

テーマそのものについては、香村、佐久間それぞれの言葉を書き留めるだけで精一杯です。

医者はバカ。
香村よりグローバルな視点を持っていた佐久間は、より厳しい道を歩んでいた。バカ、というのは自嘲でも比喩などでもなく、そのままの意。

佐久間の憂う日本の将来が、本当に怖いです。
ならばどうすれば良いのだ、という自問を繰り返した末に出した佐久間の答えは、理屈としてなら理解できますが、人を死なすことで国の安泰を図るというのは、それこそ佐久間の言う通り、政治家、官僚たちの無策の結果を国民に押し付ける極北の策。
大事な法案制定を個人の感情に訴えかけ、気分で片付けてしまおうとするのは、この国お得意の手口だし、政治を情で判断する国民性が痛い。

しかし。
自分がどう死を迎えるかについては、自分の問題として考え込まざるおえません。
果たして倉木のように生を全うできる状態を保てるのかどうか。経済なことを含めて。
そして佐久間や廚の親たちのように自分の意思を周りの人々に伝えられなくなったら。
遺書作成の必要性をリアルに感じました。

死に方。自死以外、自分では選べないことに思いまどい、囚われるのは、人間の性なのでしょう。

「香村療法」って保険が効くのかどうか、気になりました。

最終回は滝藤さんオンステージでした。
いつも歪んでいた表情が全身麻痺になってから、まるで少年のようになっていたのが印象に残りました。

佐久間は命を全うするのでしょうか。
体が動かなくでも「頭を使って」何か企むかもしれません。それは自死かもしれない、それとも・・・

香村は何があっても愚直に研究に邁進するのでしょう。
弱点だらけで、正義の味方に決して収まらないところが魅力になっていました。

長編のドラマ化ということもあり、人間関係や内容も複雑なので、ちょっとわかりにくい設定もあったのですが、主役の三人の力が素晴らしかったので見応えのあるドラマになっていたと思います。

ありがとうございました。

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2015年秋クールドラマ 初回感想その2「無痛~診える眼~」「掟今日子の備忘録」「破裂」 
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