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2015年11月20日 (金)

破裂 #06

公式サイト

香村(椎名桔平)を命の危険から救ったのは、意外な人物だった。安楽死法案の国会提出を目前に佐久間(滝藤賢一)の「プロジェクト天寿」が大詰めを迎える中、ネオ医療センターでは突然死に怯える被験者が出始め、厨(甲本雅裕)ら職員達にも動揺が広がる。事務次官の林田(佐戸井けん太)は治験の中止を命じようとするが、佐久間に弱みを握られ身動きが取れない。そんな中、香村は公子(坂井真紀)と共に佐久間の身辺を洗い、官房長・城(佐野史郎)に接近。最後の勝負に出る。そしてついに、安楽死法案を推進する超党派の国会議員連盟の集会で、運命の時がやってきた……。(公式サイトより)

原作未読です。
香村を中心に。いつものように文中のセリフは概略です。
.

倉木が逝って三ヶ月。

佐久間の思惑通り、倉木の死は「尊厳ある安楽死」の広告塔として最大限に利用され、安楽死を良しとするする世論が高まり、香村の開発した療法の被験者は”順調”に増えています。
キャッチコピーは

「桜のように美しく死にたい」

確かに理想的な死。それゆえに恐ろしいです。

PPGのユルキャラが唄うテーマに合わせて楽しげに手を叩く施設の老人たち。
PPG(ピンピン元気で医者知らず)ならぬPPP(ピンピンポックリ)を企んでいる政府に虐殺されようとしているとは、露にも疑ってない無邪気な姿が痛々しいというか、残酷でした。

香村が休職した後、治療の責任者に押し上げられた厨。
香村療法は、今や「厨療法」と名が変わっています。
佐久間の、もう少しでぽっくり第一号で出る、と楽しげな様子に不安そうな表情。

寝たきりで意識の戻らぬ老母を見舞いに行った厨を待ち受けていたのは、髭面の香村でした。

真剣なシーンなのに、あまりにも付髭っぽくって、うっかり笑っちゃいました(^^;;

えーっと、気を取り直して。

驚き怯える厨に、倉木が自分の父親だったことをカミングアウトし、厨を締め上げます。

「これが親父の断末魔だ。
お前に耐えれるか。なら、お前の母にやってみろ!」

認知症は被験対象者じゃない、と厨。
答えになっていない。一掃する香村。

三千、一万、百万の声がお前に耐えられるのか。

「必ず心臓が破裂するとわかっていて、ほんとうにお前にできるのか!」

がっくりうなだれる厨。

「佐久間を潰す手みやげを持って、俺のところへ来い」

香村は休職中、恐らく閉じこもって副作用を抑える療法を研究していたのでした。
療法にめどがついた今、佐久間と戦う時がきた。
髭を剃る香村。
良かった、剃ってくれて(汗
.

安楽死法案が制定される流れが止まらない中、佐久間と内閣官房副長官は香村・・・いや、厨療法の被験者が増えた今後、突然死が増えれば、非難の声も増えるだろう、と密談しています。

香村は、弁護士松野の親友でフリージャーナリストの上川から「プロジェクト天寿」の表の顔に祭り上げられている、国民生活省事務次官の林田についての情報を得ていました。
三年前、林田の息子が交通事故を起こした。その時の賠償金を払ったのは、佐久間の下でごそごそと動いている小池だった。
こうして佐久間は林田の弱みを握った、というわけです。

息子の交通事故も佐久間の策略だろう、と香村。
自分から頼んでおいて何だけれども、と何とかして真相を突き止めようとする上川を危ぶみます。

一方、元気にボーリングを楽しむ被験者の老人たち。厨に元気な日常生活を取り戻せたことを感謝します。
でも、ボーリングは危なそう・・・冷や冷やしました。←製作者たちの思う壺(汗

こうしてプロジェクトが順調に進む中、厨は佐久間から一冊のマニュアルを手渡されます。

それは、いざとなると死にたくないと訴える、被験者の老人たちを、死に導くマニュアル。
場合によっては隔離病棟に閉じ込め、肉親からも遠ざける・・・

「無能な奴がやれば犯罪。だが有能な人間がすれば、それは社会の改革に繋がる。倫理や法律に縛られていたんでは、何もできませんよ。」

嘯く佐久間。

後日、診察中被験者が廚の目の前で亡くなります。

知らせを受け「廚療法、第一号。」とほくそ笑む佐久間。
これからいよいよ始まる。

.

小池を探っていた上川。
ビルから突き落とされて殺されてしまいました。
音だけするシーンが、小池という男の非情さを表していて秀逸でした。

遺書が残されていたことから自殺とされた上川。
真実を警察に話そうと言う松野を、それだと佐久間に漏れるだろう、と止める香村。

少し話は飛びますが、上川は、殺される前に林田と小池が繋がっている証拠を掴んでおり、万が一の時のために松野に残していました。
それは危険なものだ、香村に手渡すよう言われても、香村を信じられない松野は頑なに拒否。

一方、佐久間は、小池から上川を殺した事とを知らされて激怒します。彼の美意識に抵触する行為だから。
小池は小池で、良かれと思ってやったことを頭ごなしに怒られたため、憤懣やるかたなく、八つ当たり。

後日、佐久間は香村を呼び出します。
香村に「俺とお前は似てるんだからな。」と、上川の殺しは部下の暴走だろう、と指摘され、笑顔でひきつる佐久間。
上川が証拠を残して逝ったことを確信している佐久間は例の手術針を取り出し、取り引きを申し出ます。

香村の手術ミスが公にされれば、地位も名誉もお金も、すべてなくなる。

「直輝君の将来とも関わりますからね。」

この言葉、逆効果な気がする・・・

「わかった。最後の取り引きだ。」
.

直輝と公園で話す香村。

中学進学で悩んでいた直輝、さっぱりとした表情で、私立ではなく公立に進む決意を言います。

「普通のふりはしない。僕はそう決めたんだから。」
「お前が決めたんならそれでいい。」

そしておもむろに、父としての倉木についての思いを語りだす香村。
書き忘れていましたが、倉木が亡くなった時、直輝は倉木が実の祖父であることを知らされていたようです。

「倉木はひどい父親だった。そしてお前にとって俺はひどい父親だ。
俺が倉木を憎んだように、お前は俺を恨むかもしれない。

 

でもな、どんなことがあっても、俺はお前の父親だ。それだけは忘れるな。」
.

医療過誤訴訟の審理に出頭する香村。
思わず身構える原告の峰丘と、原告の弁護をする松野。

「私は峰丘茂さんの心臓に針を置き忘れました。すべて話します。」

驚く一同を前に、ミスの経過を説明する香村。
念のために術後にレントゲンで確かめたこと、峰丘が急死した後、もしかして、と解剖に立ち会ったこと、針を発見した時、思わず破棄してしまったこと。

「針は確かにあった。
初歩的なミスを犯した自分が許せなかった。それで針を闇に葬り去った。」

頭を深くさげ、謝罪する香村。

「ただし。医学の常識によれば、針の置き忘れによって峰丘さんが亡くなることはありえません。
峰丘さんは予期せぬ急変だったと確信してます。」

なぜ隠したのか、と問う松野。

「裁判沙汰になって、教授の座につけなければ、実用化目前の研究がつまづく。それだけはどうしても避けたかった。」

「研究を守るために仕方がなくやったとでも?
確かにあなたの研究が実用化されれば多くの命が救われる。
でも、そのためなら患者とその家族をないがしろにしてもいいんですか。
一人の命か百万人の命か。結局あなたは天秤にかけた。
命を司る資格がご自分にあるとでも思っているんじゃないですか。」松野。

当然だ。

 

私は命を司る資格を手に入れた。

 

20年前、米国の病院のLABで、心筋を再生させる成長因子を発見した。
医学史に自分の名を刻むに値する画期的な治療法の鍵だ。
心が震えた。狂喜した。自分は選ばれた人間だと。

 

だが、喜びは日に日に消え去り、やがて恐ろしくなった。
私の研究が実用化されれば、確かに数え切れないほどの命が救われる。
だが、それは同時に実用化が遅れれば遅れるほど、こぼれていく命があるということだ。
一秒、一分、一日、私がこの鍵で扉を開けない限り、むざむざと命が失われていく。
救える命なら救いたい。
途中で投げ出すことは絶対に許されない。走り続けるしかない。

 

だから研究を妨げるものは、何もかも排除した。
そして肉親も実験台にした。
裁判を避けるために針も隠した。
超えてはいけない一線を越えた。

 

真実を知れば、息子はきっと軽蔑するだろう。
だが、どれだけ非難されようと、例えどんな犠牲を払おうと、俺はこの療法を絶対に送り出す。
一人の命は私でなくても救える。
だが、百万人の命は、私にしか救えない。」

.

香村が裁判所に赴いたことを聞いたのでしょう、血走った表情の佐久間。

「最高だよ。どんな手を使っても操れない。
あんな男、はじめてだよ。」

イライラとカプセルを大量にボリボリと喰う・・・サプリメントじゃなさそうですが・・・
.

審理が終わった後、松野は香村に、上川が残した証拠を渡します。

「そこまで背負わなきゃ、気がすまないの?」

審理の最後に、香村は原告に言い切ったのです。

「ただし、お約束します。
研究を完成させ、世に送り出す使命を全うしたあと、私は医者を辞めます。」

.

被験者の突然死が増えていく。
患者が亡くなった報告を受け、リストにチェックを入れる厨。
膨大な被験者リストの画面が目の前を流れていく・・・

米国の研究室から、副作用を抑える実験が上手くいきそうだ、との知らせを受ける香村。

が、しかし、小池に拉致されてしまうのでした。
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証拠は奪い取られそうですが、予告を見る限り、香村は無事なようです。
佐久間が止めるのかもしれません。

香村の、裁判所での言葉。
やはりこの人はマッドドクターです。

人の命がこぼれていく、とは言っていましたが、どんな犠牲を払ってでも、選ばれたものとして、作品としての研究を完成させることが使命だと思っている。
父の死を経てもなお、その信念は変わらないのです。
でも、こういう人間じゃないと発明、発見は進まない。
妥協をしてしまう人間には、決して切り開かれない道。

香村の言葉に、佐久間の言葉が重なります。
命を司る資格。
信念の方向性は違えども、二人は裏表一体。
そして佐久間は香村を操ることに執着し、香村は絶対に服従の道をとらない。
そこには正義も悪もないのです。

「プロジェクト天寿」については、俳優さんたちの演技に集中して見ていたので、見逃した部分た部分があるのでしょう、何かもやっとしています。
香村は副作用のことを公にしました。
被験希望をした人々は、そう長くないうちに破裂することを承知している。いわば覚悟の自殺です。
普通なら認可のおりるはずのない療法だけれども、実験台を希望する人ならば、良いということなのでしょうか。すごく基本的なことですみません(--;;

あと、林田は「天寿」の会議に出席していた時に、プロジェクトの内容を知って愕然していたように記憶しているのですが、香村からはじめて聞かされたように城に言っていたこと。
何らかのアリバイを作っているのかどうか?わかりにくかったです。

佐久間は「安楽死法案」を通過させることで、心筋梗塞以外の高齢者に対しても施術可能にしようとしているのでしょうか。
伊達、城たち政府の人間たちは、今から「プロジェクト天寿」が批判にさらされた時のための保身を図っているようにも感じられましたが、どうなのでしょう。

もし、自分が年をとって認知症を含む病に犯された時、このような療法があったら、施術を希望するかどうか。
周囲のこと、お金のこと、そして自我を保っておられるうちに、死を希望するかもしれません。
しかし、死が近づくにつれ、死への恐怖は増大し、もっと生きたい、とわめくでしょう。佐久間の言う通り。
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次回、最終回・・・ってもう、明日ですけれども(汗々

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2015年秋クールドラマ 初回感想その2「無痛~診える眼~」「掟今日子の備忘録」「破裂」 
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