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2015年11月13日 (金)

破裂 #05 簡単感想

公式サイト

香村(椎名桔平)の療法は完全に佐久間(滝藤賢一)に乗っ取られ、老人達に突然死をもたらす大規模治験に悪用される事となった。更に佐久間は、官房副長官・伊達(嶋田久作)らを巻き込み安楽死法案の法制化に向けて動き出す。その動きを追う公子(坂井真紀)の親友のジャーナリスト・珠季(市川実和子)は、小池(モロ師岡)から脅迫を受け命の危険にさらされる。そんななか香村は、心臓破裂のリミットが近づく倉木(仲代達矢)を手術で救おうとするも解決策探しは難航。遂に自分たち父子が佐久間に利用された事を倉木に告白してしまう。それを聞いた倉木は単身、佐久間の許に向かう。(公式サイトより)

原作未読です。

倉木、香村、そして佐久間のシーンを中心に。なお文中のセリフはすべて大意です。

佐久間の陰謀で、副作用を回避する研究は全く進んでいませんでした。
裏切ったのは、廚。
自分たちを人間扱いしていない。研究者としては尊敬できるけど、人間としては
「反吐が出るほど嫌いだった。」
今は佐久間の計画に心から賛同していると。

厨は、母親のことを告白した時の香村の態度、表情で佐久間についていくことを決意したのかもしれません。
血を吐くような苦悩に、香村は寄り添わなかったのだから。

孤立した香村。
しかし佐久間の「倉木は自分がモルモットにされたことを知ったらさぞプライドが傷つくだろう」という言葉に目つきが変わりました。
このまま死ぬのを待つわけにはいかない、と成功率20%の手術を受けることを倉木に進めます。
香村を信じ、最後まであきらめない、と承諾した倉木は、ひとまず退院していきました。

外科医としての腕がないことを自覚している香村。
技術を持っている医者たちの間を駆けずり回って頼み込みますが「あまりにも無謀」と誰も引き受けてくれません。
国内はあきらめて、米国の知人の医者に相談すると、検討してくれそうな医者がいる、とのこと。
香村はその返事に一縷の望みをかけつつ、手術の方法を模索します。

倉木の自宅に定期健診に訪れた香村は、須藤とともに倉木の昔の映画を鑑賞している直輝の姿を見ます。
撮影現場を見学してから、倉木に強くひかれるようになった直輝は、倉木の昔の映画を片っ端から見ているとのこと。
父より頻繁に倉木宅に出入りしているようです。

映画の撮影は無事終了。
倉木宅の食卓を囲む4人。
倉木が祖父だとは知らない直輝は無邪気に、どうして俳優になったのか尋ねます。

国が勝手におっぱじめた戦争で、数え切れない死を見てきた。
何か生きるきっかけが欲しかった。
それが芝居だった。
答えなんかない。でも苦しんだ時間は自分を裏切らない。
死んだ人たちに恥じない生き方がしたくて。

父の言葉にじっと耳を傾ける香村。

米国の医師から、手術をする価値はある、という返事が帰ってきました。
喜ぶ香村。しかし・・・予約が一杯で1年以上先になるだろうと告げられ、がっくりと座り込みます。
到底間に合わない。

香村の診察を受ける倉木の表情は穏やかです。

「あいつ(須藤)と直輝がこんな時間を過ごせたのが嬉しい。
もう、何も思い残すことはない。感謝している。」

倉木の言葉を聞いて香村は耐え切れず、慟哭とともにカミングアウトします。

「死んでも認めたくなかったけれども、やっぱり俺たちは親子だ。嫌になるほどそっくりだ。
助けたかった。あんたをどうしても助けたかった。

 

俺があんたなら、例えどんな真実であっても、知らずに死ぬのだけはごめんだ。だから、あんたには言わなきゃならない。
俺はあんたの生きかたを汚してしまったよ。穢してしまった。

 

三千人、どころじゃない、これから多くの老人たちが死ぬ。
俺たちは利用された!すべて仕組まれたこと。
すまない。俺のせいだ。」

香村・・・息子の告白を聞いた倉木は佐久間を訪れます。

あなたからみたら、私なんて大根役者でしょう、と薄笑いを浮かべて招き入れる佐久間。

日本が敗れた日を思い出しつつ、国など頼りにならない、と倉木。
しかし、佐久間は、人も国も全く信じていない、と言い放ちます。

「死を前にしてはじめて命の価値を知る。」

生きられると知って、そして死に直面して何を思ったかと、倉木に問う佐久間。

「人を殺したことがありますか。私はあります。父をこの手で殺した。」

有能な商社マンだった父を、かっこいいと尊敬していた。大好きだった。だから両親が離婚した時、迷わず父についていった。
しかし父は進行性の難病に罹り、寝たきりどころか意思表示すらできないようになってしまった。

それで安楽死させた。
これで楽になれる。
最期に父は感謝の涙を流した。

「死にたいと思っている人が安らかに死ねる国にしたいんです。
超高齢化社会を迎えるにあたって、国家による死の保障をするってわけですよ。」

自分の価値観とはあまりにも違う佐久間の言葉を聞いて愕然とする倉木でしたが。

「証明したいんだろ。父を安楽死させたことが間違っていないと。
父の涙が感謝の涙と思いたいんだろう。

 

人の気持ちはひとつに決められない。
息子が生まれた時に俺の手を握った。
守ってやらねばいけない。心からそう思った。
だがな、一時間後には芝居のことを考えていた。今でもそうだ。
俺はもう死んでもいい、そう口で言いながらも、次の瞬間、生きたいと思った。
それが人間だ。

 

寝たきりで何もできない?本人も死にたいと言った?
だから安楽死が一番良いと決めることが本当にできるのかっ」

倉木に老人とは思えぬ力で首を締め上げれ、投げ飛ばされた佐久間。

「だからこそ俺が決めてやるんだ!誰も決められないことを!」

「お前もいつか年をとる。この俺のようにな。」

去っていく倉木。
倉木を追いかけてきた香村に

「手術をするぞ。利用されたまま死ぬなんて、真っ平ごめんだ!
どんな手を使ってでも、俺を助けろ!」

嫌っていた北川医師に土下座し、全ての血管を作り直すという自分のプランを述べながら手術を頼む香村。
「オンラインバイパスか・・・」
それならば。ついに北川は引き受けてくれました。

その晩。倉木の自宅にはクルーたちが集まって、撮了パーティーが賑やかに行われています。

倉木の部屋を訪ね、手術ができることを告げる香村。

「明日には入院だ。三日後には手術だ。」

「落とし前をつけろよ。
お前が人生賭けてきた研究だ。やられっぱなしで終わるな。」

「当然だ。」

「手術が成功したら、いつかみたいに皆で飯でも食おう。

なっ」

すれ違いざまに息子の肩をポンと叩く倉木。

その瞬間、倉木の心臓は・・・破裂したのです。

倉木の体を抱きとめ、抱きしめる香村。

「おやじ・・・」

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今はほとんど植物人間状態になった母を見守りつつ、安らかに逝くタイミングを逃してしまったのではないか、という悔恨に揺らぐ廚。
意思表示すらできなくなった父を自らの手で安楽死・・・殺した佐久間。

安楽死の是非・・・難しいです。
倉木のセリフが全てでしょう。

自分は親を知らず、香村を捨ててしまった倉木。
最期の日々をともに過ごし、自分の生き様、死に様をみせることで、香村の父となりました。
佐久間を訪れたのは、自分のためだけではない、息子のためでもある。

そして研究者としてではなく、一人の人間として倉木の命を救うために奔走した香村。
わがままで自分勝手だけれども、自らの命と引き換えに佐久間と対峙し、息子の失敗を責めずに叱咤激励する倉木は、今まで真っ白だった香村の「父親像」を満たしてあまりあるでしょう。
短くとも濃厚な日々でした。

香村に抱きとめられつつ、どんどん魂が抜けていき、最後には完全に亡骸となっていく倉木。
魂がなくなった肉体、表情が胸につまりました。

今回も重く、見応えがありました。

追い詰められるいくにつれ、少年のような表情になっていく香村。
倉木と佐久間の息詰まる対決。凄かったです。

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2015年秋クールドラマ 初回感想その2「無痛~診える眼~」「掟今日子の備忘録」「破裂」 
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