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2015年10月10日 (土)

冬のライオン:BS

1968年 英国 137分 原題「The Lion in Winter」

監督:アンソニー・ハーベイ/原作・脚本:ジェームズ・ゴールドマン/製作:マーティン・ポール/製作総指揮:ジョセフ・E・レビン/撮影:ダグラス・スローカム/美術:ピーター・マートン/編集:ジョン・ブルーム/音楽:ジョン・バリー
出演:ピーター・オトゥール、キャサリン・ヘプバーン、アンソニー・ホプキンス、ティモシー・ダルトン、ナイジェル・テリー、ジョン・キャッスル、ジェーン・メロウ、ナイジェル・ストック

1183年、クリスマスがせまるある日の夜。イギリス国王ヘンリー2世は、後継者を決めるために一族を召集した。三人の息子のほか、幽閉の身である王妃エレノア、さらにフランス国王フィリップとその姉でヘンリーの愛人であるアレースも参加した。
ヘンリーは三男ジョンを、エレノアは長男リチャードをそれぞれ推薦し、次男ジェフリーとフィリップはよもやの機会を虎視眈々と伺う。やがて、息子たちの策謀や堕落した姿に失望したヘンリーは、彼らを地下牢に閉じ込め、自ら処刑に及ぼうとするのだが…。(amazonより)

3年ぐらい前に録画していたのを、何となく視聴しました。
中学生の時に1度TVで観ています。

当時イングランドの歴史知識は限りなくゼロ。ピーター・オトゥールとキャサリン・ヘップバーンが観たかったんだと思います。
ヘンリー二世もとエレノア(アリエノール、エリナーとも)のことを何も知らなくでも、二人の迫力が凄くって、ぐいぐいストーリーに引き込まれました。
この映画がきっかけでイングランド史を調べるようになった、思い出の作品です。

中世の、食うか喰われるかという荒々しい時代を背景にしたヘンリー二世を巡る家族及び人間関係は、知れば知るほど面白い。
次第にイングランド王家家系そのものにも興味が及んでいったのでした。

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さて、以来久しぶりに視聴して。
アングルやお化粧などに時代は感じたものの、やっぱり力強くて面白い映画く、兄弟の軋轢などの細かいストーリーは忘れていましたので、新鮮でした。

母に寵愛される、ヴァイオレンスなリチャード(年上の兄弟はすでに病死)、父に偏愛される、誰もがうすのろと思っている末っ子「Lack Land」ジョン。父からも母からも全く無視される真ん中のジェフリー。
この三人の王子たちが権力と父母の愛というか贔屓を巡っていがみ合い、利益が関われば手を結ぶのです。

ジョンが王に相応しくないことを熟知している父、ヘンリー二世。ジョンを含め誰も信用していないが故に、自分が長生きして国を治め続けることが最大の野望となっている。
自分の故郷、アキテーヌに執着する母、エレノア。夫から取り戻すためには手段を選びません。自分を慕うリチャードの対抗心をたくみに操ります。
父に愛されたくても愛されない、母を愛しながらも母のしたたかさを熟知しているリチャードは、老夫婦の命を賭けた大喧嘩に翻弄されるのです。
ただ一人蚊帳の外のジェフリーは、愛されないことを嘆きながらも夫婦&親子喧嘩の間を風見鶏のように動き、あわよくば王位も手に入れようと試みる。
リチャードたちの義理の弟、フランス王フィリップ二世はそんなイングランド王家の確執を冷ややかに眺め、領地奪還のチャンスを狙っている・・・

シェークスピアっぽい話ではあります。
登場人物が少ないのにも関わらず、人間関係がややこしいです。特にフランス王とイングランド王家の関わり、アキテーヌの価値がわかりにくい。
しかし歴史的背景を何も知らずに観ても、肉食系重量級の人間ドラマの感触は損なわれません。

なんと言っても圧巻なのは、ヘンリー二世と11才年上の姉さん女房のエレノアの愛憎入り混じった丁々発止の駆け引きです。

エレノアとの婚姻によってフランスのほとんどの領地を手に入れたヘンリー二世でしたが、浮気を重ね、妻を幽閉してしまう・・・と書くとエレノアが一方的な被害者のようですが、反乱を企てるしたたかな女性なのです。

この二人は政略結婚ではない、年の差を超えて熱烈に愛し合っていた。
その愛の記憶が、本音と建前、真実と嘘がモザイク状に入り混じる会話の中で、時折仄見えたかと思うと、たちまちお互いの我執に吹き消されてしまう。
しかし、長年に渡って裏切り合いながらも、敬意を持ち合っている。それが愛といえるのかどうか。

かつては同志だった夫婦の複雑さを演じきったP・オトゥールとK・ペップバーンに感服です。

1度目の時に、主役二人以外で、フランス王を演じたティモシー・ダルトンという若い男優さんが気になったのですが、その後、4代目007になった時、イメージが変わっていてびっくりしたことを思い出しました。

今回見ての新たな発見は、哀しげな獅子王リチャードを演じていたのがアンソニー・ホプキンスだったことです。全く知りませんでした~。

ちなみにP・オトゥールは本作の4年ほど前にも「ベケット」で若き日のヘンリー二世を演じています。DVDは発売されていないようです。中古市場に1枚も上がってこないので。探し方が悪いのかな。残念。
こちらも若い時に1度しか観ていないのです。いつかチャンスがあれば再見してみたいです。

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