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2015年10月 3日 (土)

刑事フォイル 第3回、4回「臆病者」

公式サイト

ドイツ軍の侵略が現実味を帯びてくる中、ドイツとの対決姿勢を掲げるイギリス政府。一方で国内には戦争反対を主張するナチス寄りの反ユダヤ主義団体も存在していた。“フライデー・クラブ”もその一つ。ある日、ホテルで行われた“フライデー・クラブ”の集会のさなかに事件が起こる。

ホテルの経営者・マーガレットが、反ユダヤ主義の団体フライデー・クラブの集会で殺された。銃弾を受けたマーガレットはフライデー・クラブを主宰する男性の隣に座っていた。果たして犯人の狙いはホテルの経営者だったのか、それとも主宰者だったのか?フォイルが捜査を進める中、新たな事実が明らかになる。(公式サイトより)

BS放送で視聴しています。

カテを立てるかどうか迷ったのですけれども、見ているだけではもったいない良作ですので、1話、すなわち前後2回まとめて簡単に感想を書く程度なら続けられるかも、と作ってみました。

フォレルに見込まれて彼の部下として復職し、生きることに前向きになろうとしているポール。
しかし妻ジェーンは、左脚を失った夫の姿を受け入れることができません・・・もうね、この妻の態度が腹立たしいんですわ。
義足を見るのも嫌と言い放ち、何かと言うと、どうせ何も出来ないんだから、と突き放すのです。
刑事として働きだしたことも、どうせ傷痍軍人に対する政府のお情け、ぐらいにしか思ってなさそう。
生きて帰ってきて嬉しい、とは思わないのでしょうかね。

そんな時、偶然「フライデー・クラブ」の集会に参加したポール。
彼らの、ドイツとの戦争は我々の戦争ではない、我々の敵はドイツではない、ユダヤなのだ、と主張が、ポールに戦争に対する疑念を抱かせるのです。
自分はなんのために戦争に行ったのか・・・

第二次世界対戦が勃発した直接の理由はナチスドイツのポーランド侵攻で、英国に対する宣戦布告ではなかったことが背景にあります。
今回の話は、デンマーク、ノルウェー、ベルギー、オランダ、ルクセンブルク、北フランスと、ナチス軍が破竹の勢いで進撃していた最中、連合軍がダンケルクの戦いで圧倒的な空軍力を持つナチスに完敗した直後の1940年5月を舞台にしています。
英国の人々は、明日にでもドーヴァーを渡ってナチスが攻めてくるという不安に怯えてたのです。

実際、もし英国がナチスのポーランド侵攻を黙認していれば、敵国にはならず、大事な人々を失うこともなく、侵略の恐怖に晒されることもなかった、と考えた人々も少なからずいたようです。

どちらが勝つかだけでなく、ナチスが如何に暴虐だったか、今だからわかること。
明日がどうなるか、全くわからない、という不安感がひしひしと伝わってきました。

フォレルは「フライデー・クラブ」の主張に異を唱えたりしません。
しかし「フライデー・クラブ」の主催者、ガイ・スペンサーが詐欺まがいのことをして資金を集めていること、国家の重要機密を敵に渡そうとしていることは見逃せないのです。

前回の犯人もそうでしたが、大いなる正義を振りかざしつつ、自分の信念を貫くためには他人を騙し、犠牲にすることなど何とも思わない、ガイ・スペンサーのような人間が、フォレルには許せない。彼らには崇高な思想などない、自分勝手な思い上がりしかありません。

フォレルはポールの揺れる気持ちを、主義主張ではなく、人間として守るべき信義があること、そして刑事の役目を果たすことで諭すのです。

結局マーガレット夫人殺害の犯人は、高圧的な妻への憎しみが積もりに積もった夫でした。
フライデー・クラブの主張には興味を持っていなかったにも関わらず、もうすぐナチスが英国を占領する、という彼らのアジテーションにいつのまにか洗脳されていた夫。
今、妻を殺しても占領のどさくさでうやむやになるだろう、と思い込んで殺人を決行したのでした。

そんな親たちを冷ややかに、哀しくみつめる息子。

命からがらポーランドから英国に亡命するも、「フライデー・クラブ」の連中に袋叩きにあったユダヤ人の甥を匿う初老の男性。
マーガレット夫人に、祖父母の代がユダヤ人であることを脅され、電話線を切った女性。
その女性の恋人である漁師は、ダンケルクに追い詰められた兵士たちを助けるために漁船で出動し、帰らぬ人となりました。
息子の死を悼みつつ、再びダンケルクに向かう父。
全てを見つつ、何も語らないフォレル。
ダンケルクの撤退作戦は映画で何度か見ましたが、こういう角度で描いた作品は初めて見ました。

今回も、直接事件とは関わりがなくとも、激動の時代に翻弄される人々、空気感が描かれていて、見応えがありました。

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