2019年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

自己紹介のようなメモ

  • 気になる、もしくは愛すべき作品にはついついツッコミを入れてしまう、ドラマの感想中心のちょっとおっちょこちょいなブログです。

TBとコメントについて

  • TBとコメントは認証制にしています。頂いたTBには記事と関係がある限り、必ずお返しするようにしていますが、サーバーのご機嫌次第で時々お返しできない時があります。

過去の感想記事について

  • ドラマ感想及びまとめは下記の「クール別:鑑賞したテレビドラマ・映画・DVD一覧」に、 DVD、映画、舞台の感想は「DVD、映画、舞台のINDEX」にアカサタナ順に、 読書は「読書:著者&編者別のINDEX(アカサタナ順)」に収納しています。

クール別:鑑賞したテレビドラマ・映画・DVD一覧

DVD、映画、舞台のINDEX

カテゴリー

今月の読書

無料ブログはココログ

« ターナー、光に愛を求めて:映画 | トップページ | 美女と男子 #12 »

2015年7月 2日 (木)

天皇の料理番 第10話

公式サイト

厨司長として大膳で働き始めて10年、篤蔵 (佐藤健) は 俊子 (黒木華) と共に家庭を築いていた。そんな中、東京地方を大震災が襲う。
調理場にやってきた篤蔵は、天皇の料理番として、被災した人々のために何ができるかを模索する。
一方、篤蔵の自宅も火事に見舞われていた。逃げ遅れた俊子に火の手が迫る。そして…(公式サイトより)

セリフは全て概略です。

大正5年(1916)年1月。

秋山家にて、篤蔵と俊子の復縁を祝う秋山家、高浜家の一同。
和やかな雰囲気です。高浜家は女の子で、秋山家は男の子ばっかりなんだそうで(^^
篤蔵を肴に酒を酌み交わす周蔵と金之助。気分が良くなりすぎて、うっかり孫の顔は見たい、を口にする周蔵に、一瞬座沈黙。

部屋をかけ出ていく俊子を追いかけていった篤蔵は、ご不浄から出てきた俊子から、子ができたことを告げられます。

「ほうか・・・え?」
「前の旦那さんとは、あんなにできなかったのに、どうゆうことなんでしょうか?」
「ほれは、わしが強いちいうことと違うんかな?(汗)」
「篤蔵さんやったから、ややこができたわけですね・・・」

静かに喜びを噛み締める二人・・・でしたが、二人とも疑問がむくむく。

「え?」俊子。
「あの〜、貰い子したした子ってほんとに前の旦那さんの子・・・」
「忘れましょ、忘れましょ!」
「ほやな、ほやほや。」

一人、今度は無事生まれるようにと、仏壇に手を合わせる篤蔵。
お仏壇には兄やんの写真が・・・(涙 ということで始まりした。

冒頭のこのやりとり、とぼけていて面白かったです。
「”あんなに”できなかったのに」って、さらっと言っちゃう俊子さん、そこに引っ掛からず、自分を自慢する篤蔵(笑
自分も人のことは言えないことを自覚しているみたいなのが、何気に男らしかったです(笑
で、二人して呉服屋の旦那さんに思い及ぶも・・・そうそう、幸せだったらいいんです(^^

さて、大膳寮では、お上がシチューを残したのを見て、調理場を移築すべきだ、と主張する篤蔵と、そんなしきたりはない、と反対する宮前が舌戦を交わしています。
温かいものは温かいうちに食べて欲しい。シチューもポトフも味噌汁も、温かい時が一番おいしいのだから。しかし、大膳寮から食事を召し上がる部屋までが遠すぎて、全部冷めてしまう、すまり不味くなってしまう、とまくし立てる篤蔵に、お上は猫舌であられます、と宮前。
良いコンビです(^^

皇后に対しても、臆せず調理場の件を進言する篤蔵。怖いもの知らずなのは変わりません。

「第一次世界大戦に参戦し、勝利を得た日本は国際社会で確実に地位を固めてゆきました。しかし、その一方で国内の貧富の差は拡大。内情は様々不安定になっておりました。 私たちが親となったのは、そんな精一杯の背伸びをせねばならない時代でした」

大正12年(1923年)、篤蔵と俊子には三人の子供が生まれておりました。小学校の長男、一太郎、次女の初江、赤ちゃんの周二郎です。

海外では料理人は芸術家として扱われるのに、日本ではろくでもない仕事のように言われる、と天ぷらの屋台で辰吉に愚痴る篤蔵。
辰吉と篤蔵は良き友人になっていました。けれども、辰吉は篤蔵に伝えていないことがあるようで、言いだそうとする度に邪魔が入ってしまう。
そんな辰吉の秘かな屈託には全く気がつかず、目の前の揚げられる天ぷらに目を惹かれる篤蔵。こういうのが出せないのだ・・・

帰宅した篤蔵。
俊子から、バンザイ軒のおかみさんが、バンザイ軒のひき肉ステーキに宮内庁御用達と付けたがっていることを聞いて、違うだろう、と。
かつて篤蔵が作ったものだから、と言うのがおかみさんの言い分でしたが、それはやっぱり無理がありますねえ。
ま、おかみさんに悪気はないようです。思いつきなんでしょう。
何かと俊子たちを気遣ってくれているおかみさん。篤蔵と過去むにゃむにゃしていた、と思うとちょっと微妙ではありますが、過去は過去、とさっぱりした人柄のようです。

「あの、もうひとつ。一太郎なんですけれど。あの子、もしかしたら何か言われたのかもしれません。料理人なんて、とか、その手のことを。」

父の職業を、質屋、と書いた一太郎の作文を見せる俊子。
「その、そろそろ篤蔵さんのお仕事をちゃんと教えるって話はないですかね。」
「ちゃんと教えているやないか。料理人やて。料理人は料理人や。それでいいやないか。わしがお上の料理番やったら良くて、町場の料理人やったら恥ずかしくて書けん、ゆうことか。」
「わかってます、わかってますけど。父親を尊敬するって大事なことですし、まずはそこからって考えもあるかと。」

家族のため、必死で働いて店を立ち直らせた金之助を見て育ち、尊敬している俊子が言うと、説得力があります。

「よし、ほんなら自分で言うわ。」と言う篤蔵でしたが、俊子は微妙な表情です。

あくる朝。
「一太郎くん。君は料理人を恥ずかしい仕事だと思っているのかな?」と説教を始める篤蔵。標準語で一太郎っていうのが可笑しい。

俊子の推測通り、友だちのお兄ちゃんから、料理人なんてろくでもない人間がなるものだと聞かされていた一太郎。

「一太郎くん、ほれを信じているわけですか。」

ここまでは説教の体をなしていましたが、家に不在がちなことで篤蔵はやり込められてしまい、怒ってしまいます。

「一太郎、お前は飯食うな。
これはろくでもないお父さんが、恥ずかしい仕事をした金で、まかなっとる飯や。
今日から一切、家の飯は食うな!」

これでまいるかと思いきや、何も食べずに

「ごちそうさまでした!」

と、出ていきました。
カエルの子はカエルです(笑

子供に自分の仕事をどう伝えるか、悩む篤蔵。
宮前に相談すると、小さい時は宮内庁の役人と教えていた、と。お上の料理番ということは口にすることでないし、料理人と言うと嫌な目に会うかもしれない。
「まあだいたい、皆、そう言う感じかと。」

先にそっちの"しきたり"を教えておいて欲しい、とぼやく篤蔵なのでした。

もっと前に聞いていればいいのに。でも、自分が料理人であることで子供が悩むとは、思ってもいなかったのでしょうね。料理人になりたくて努力してきたのだから。

一方、家では。
おなかが空いてもやせ我慢している一太郎を気遣う俊子。
一太郎に魚の鱗を取らせ、その分のお駄賃を渡しました。

「お父さんは、これのもっともっと大変なことを毎日毎日やっているの。そうやって、お母さんらを食べさせてくれている。
十分りっぱなお仕事なんと違うかな。」

「お父さん、なんてお店で働いているん?」
昔はバンザイ軒で。今は働いている店は・・・言えない。
「お父さんはちゃんと働いてます。そこは、信じてあげてくれないかな。」

篤蔵の背中をしっかり見て欲しい。自分が金之助を見てきたように。

自分で稼いだお金で、バンザイ軒で、頑固にお駄賃分の食事をする一太郎。
母の言葉に心動かされるも、バンザイ軒の料理人の腕に大きな傷がある理由を「昔やんちゃしてたみたいだから」とおかみさんから聞いて、そういう感じなんだよな、と呟く一太郎。

登場以来、背中しか映さないのは、このシーンのためだけなのでしょうか。気になります。

病気がちなお上に、どうしても温かい料理を召し上がって欲しい篤蔵は、皇后が避暑に訪れている日光に、てんぷらの屋台を引いて直訴します。
皇后、女官の目の前でてんぷらを揚げ、献上する篤蔵。
味はもちろん、パフォーマンスも楽しい。皇后は採用してくれました。篤蔵の、お上、皇后を思う真心も伝わったのでしょう。
一番辛いのは、病のために動けないお上でしょう、と言う皇后の言葉に、兄やんを思い出す篤蔵・・・

帰宅すると、俊子が風邪をひいて寝込んでしました。
料理人の妻として、心配する篤蔵を近づけさせない、俊子。
かねてからの約束通り、バンザイ軒に宿泊するため家を出ようとする篤蔵に、一太郎は激しく反発します。

「たかが料理人に大げさな話だね。
たかが料理人だろ。飯作っているだけだろ。」

これはあかん。篤蔵、キレます。
一太郎をぶとうとした手が、止めに入った俊子に当たってしまいました。

「一太郎を説得できないのは、私の責任ですから!」
「なんでお前が!」


パニくってしまって「しっかりしてくれよ!」と言い捨てて出ていく篤蔵。
しかし、俊子を叩いてしまった手が痛い・・・

布団に横たわる俊子。看病してくれる一太郎に。

「お父さんはお父さんなりに大事にしてるのよ。お母さんのことも、一太郎のことも。
だけど、お父さんには大事にしなければならないものが、他にもいっぱいいっぱいあるの。
いつか、教えてくれると思うよ・・・。」

9月1日。
九條邸で、てんぷらの用意をしている篤蔵と、辰吉。
大膳寮の仕事としては来ていないわけですな。
辰吉が例のごとく何か打ち明けようとした途端、激しい揺れが襲いました。関東大震災です。

外に出て、あちこちから火の手が上がる町を見た篤蔵。「うちは・・・」駆け出すも、立ち止まり、方向を変えて再び駆け出します。

火に襲われる俊子たち・・・ですが、俊子はめげません。
「どやっちゃあっ」

大膳寮に駆け込み、被害状況を確認する篤蔵。宮前に家に帰るように強く薦められ、「すぐに戻ってきます」と大膳寮を出たのですが。
そこで目にしたものは、皇居前広場に避難して来た大勢の罹災した人々でした。

「これからお前はお国のために働くんや。」周太郎
「篤蔵さんより長生きします。」俊子

二人の言葉が蘇ってくる。
「頼んだで、俊子・・・」
引き返す篤蔵。

「ガスは生きているか、薪は?
広場に人が集まってきてます。出来うる限りの糧食を配って、炊き出しをします!」

しかし、ここの食料は勝手には使えない。許可がいるのでは・・・躊躇する黒川たち。しかし。
「畏れ多くも陛下の台所だと名乗るなら。助けを求める人には、手を差し伸べるべきでしょう。」
「宮前さん・・・。」
「厨司長、ご支持を。」
「はいぃっ」

やんちゃだけど、それはいつも一生懸命だから。宮前の、篤蔵への信頼がビシっと伝わってきました。

大膳寮、一丸となって炊き出しを作りだします。
夜になっても火災が納まらぬ帝都。
皇居内に罹災した人々を受け入れる事となり、篤蔵たちの奮闘は続きます。
家のことが気になるも、今はここでなすことをなさねばならない。

人々に雑炊を配り続ける篤蔵に耳に、聞き覚えのある鈴の音が。
「俊子・・・?」
必死で周りを見探す篤蔵・・・ついに一太郎の姿を見つけました。
「一太郎!」
思わず駆け寄って抱きしめた篤蔵。家族のことを尋ねます。
「お父さん・・・」泣きやまぬ一太郎。
「何があったんや」
「・・・お湯ください。」
「お、お湯?」
「お母さんがあっちで産婆してます。」

俊子も頑張っていました!(涙

「ほうか、無事か・・・」

一太郎を抱きしめる篤蔵。

お湯を持って母の元に戻った一太郎は父がご飯を配っていたことを知らせます。
「お母さんに、頑張れって。」
「そう・・・無事で・・・」
「なんで言ってくれなかったの?お父さんの仕事。」

妊婦さんの背中をさすりながら、話して聞かせる俊子。

もし、みんながお父さんの仕事を知ったら、みんなのお父さんから御用達の札をもらって欲しいと頼まれるかもしれない。
話がまとまればいいけれども、なかなかそうはいかないだろう。そしたら一太郎と友だちは気まずくなる。
陛下のお名前でお金を稼ごうとする人もいるし。

「とにかく、出来るだけ知られないことが、一太郎を守ることだろうってお父さんは考えてたの。
だけど、一番は、陛下のお料理番だから、特別だから偉いんだって思って欲しくなかったんだって。
真心を込めてやってるから偉いんだって。
そういう料理人が偉いんだって。そう、思って欲しかったんだって。」

.

今回も笑って、泣いて、ドキドキして・・・ドラマチックで濃い展開でした。
エピソードの組み立て方とセリフのチョイスが良いのは言うまでもありません。
思わず見入ってしまうのは、展開のために動かされている人物がいないためだと、改めて思いました。

子供相手に本気になっちゃう篤蔵は、1話からずっと見てきた篤蔵で、篤蔵ならそうなるよね(笑)、と納得できるし、宮前たちが篤蔵の指示を仰ぐのも、ストーリーがそうなっているから、ではなく、篤蔵だから、と思わしてくれる。
俊子の優しさ、強さも、他でもない、俊子だから←変な言い方ですみません(汗

俊子が産婆をしていると聞いた、篤蔵の嬉しそう顔に涙。
かつては俊子が考えていることがわからず苛立っいた篤蔵が。
今は、深いところで理解しあっている二人。

佐藤さん、ちゃんとお父さんの顔になってました。篤蔵がお子ちゃまなためもありますけど(^^;;
黒木さん。もう、何度も書いていますけれども、この時代の女性を演じて嘘のなさ、嘘を感じなせない佇まいが素晴らしいです。

胸を押さえて倒れた俊子。次回は本当に?

実は原作本、買っちゃいました(^^;;
でも、ドラマが終わるまでは、がまん、がまん。

.

.

 

.

.

#01 #02 #03 #04 #05 #06 #07 #08 #09

.

にほんブログ村 テレビブログへ    Q_2

« ターナー、光に愛を求めて:映画 | トップページ | 美女と男子 #12 »

#ドラマ:2015年第2クール」カテゴリの記事

□天皇の料理番」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 天皇の料理番 第10話:

» 天皇の料理番 (第10話・6/28) 感想 [ディレクターの目線blog@FC2]
TBS系『天皇の料理番』(公式) 第10話『皇居編~関東大震災と家族の決意』の感想。 なお、原作小説:杉森久英『天皇の料理番』は未読。過去のドラマ作品も未見。 1923(大正12)年、篤蔵(佐藤健)と俊子(黒木華)は、3人の子宝に恵まれていた。篤蔵が「天皇の料理番」とは知らない8歳の長男・一太郎(藤本飛龍)は、家での父親の姿を見て、料理人の仕事に偏見を抱...... [続きを読む]

» 天皇の料理番 episode10 [レベル999のgoo部屋]
「皇居編〜関東大震災と家族の決意」 内容 大正5年、篤蔵(佐藤健)は、故郷で家族の笑顔に囲まれていた。 その中心には、篤蔵と俊子(黒木華) ふたたび、2人は家族となったのだった。 そんななか、大膳では、ある事が問題になっていた。 戻ってきた皿に。。。シチ...... [続きを読む]

» 「天皇の料理番」 第10話 皇居編〜関東大震災と家族の決意 [トリ猫家族]
 椀を受け取る手を握りながら篤蔵はつぶやいた。 「俊子・・・ありがとうな・・・・」 「ありがとうございます・・・」俊子 生きていてくれてありがとう。 子供達を守ってく ... [続きを読む]

» 【天皇の料理番】第10話 感想 [ドラマ@見取り八段・実0段]
とにかくできるだけ知られないことが一太郎を守ることだろうって、お父さんは 考えてたの。 だけど一番は、陛下のお料理番だから特別だから偉いんだって思ってほしく なかったんだって。 真心込めてやってるから偉いんだって、 そういう料理人が偉いんだって。 そう思ってほしかったんだって。 天皇の料理番 第10話      1915年(大正4年)の大...... [続きを読む]

« ターナー、光に愛を求めて:映画 | トップページ | 美女と男子 #12 »

作品一覧