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2015年4月 4日 (土)

2014年9月の読書 その2

ドラマクールの切れ目にメモっておきます。
去年(2014年)の9月・・・大河関連を読み漁っていた頃のラインアップですなあ(遠い目・・・)
○再読 

信長と消えた家臣たちー失脚・粛清・謀反 著:谷口 克弘(中公新書)
信長の親衛隊ー戦国覇者の多彩な人材 著:谷口 克弘(中公新書)

武将列伝 二 著:海音寺 潮五郎(文春文庫)
武将列伝 三 著:海音寺 潮五郎(文春文庫)
武将列伝 四 著:海音寺 潮五郎(文春文庫)
武将列伝 五 著:海音寺 潮五郎(文春文庫)

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※読書順、敬称略です。
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「信長と消えた家臣たちー失脚・粛清・謀反」
 

信長は天下統一の過程で多くの配下の者を粛清した。反逆が疑われる者は無論のこと、抜擢に応えられなかった者も容赦なく切り捨てた。なぜ信長は周囲の理解を超えた過酷な処分を行ったのか。一方、趨勢が明らかにもかかわらず、結果的に少なくない数の武将が反旗を翻したのはなぜなのか。着々と進む天下統一の裏で続いていた信長と家臣、そして恭順した大名たちとの駆け引き。その生々しい局面から、信長の戦略と素顔に迫る。(「BOOK」データベースより)

明智光秀、荒木村重などの著名人から、無名の人々まで、大名クラスを中心に書かれています。
豊富な第一次資料を元にした推理が、主観の少ない平易な文章で説かれていて、読みやすく、面白かったです。
 
 
「信長の親衛隊ー戦国覇者の多彩な人材」
 

強烈な個性で迅速果敢に中世的権威を否定し戦国乱世を勝ち抜いた信長には、戦場で本陣を固める馬廻や小姓といった強者たちのほかに、秘書や吏僚として治世や文化などの面で活躍する近臣・近従がいたことを忘れてはならない。彼らは職業や出自を問わぬ信長に見出だされ、その才能を惜しみなく発揮し、信長の手足となって献身的におのおのの本分を尽くした。本書は、これら無名に近い近従たちに光を当てながら新たな信長像に迫る。(「BOOK」データベースより)

出版されたのはこちらの方が先。
黒母衣衆、赤母衣衆、小姓などが中心に書かれています。
戦国ドラマを見る時の、良きガイドブックでもあります。
 
 
 
以下、「武将列伝」について。
 
1959年から雑誌に連載され、後にまとめられた「武将列伝シリーズ」そのものは絶版ですけれども、新たに組み直されて発刊されています。
 
著者、海音寺潮五郎氏は戦後の史伝文学再興の祖であり、司馬遼太郎氏を高く評価したことでも有名です。司馬氏登場以前は、史伝文学と言えば海音寺氏でした。
 
小説家としての視点が興味深いシリーズです。
小説にするなら、史実はともかく、こういう場面があったら面白いだろう、と呟きながら敢て創作シーンを挿入してみたり、異説をいくつかあげてのち、人間の感情の流れからすると、こちらの方が自然だろう、と推測する部分が、悠々とした大家の風格で書かれてあって、歴史書とは違った味わいがあります。
大河の製作者にお薦めしたいと思ったことが幾度あったことか。恐らく読んでいるでしょうけれども;;
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「武将列伝 二」(おおよそ「戦国揺籃篇」に相当)
 
※「武将列伝 二」のブックカバーより
この巻に収められているのは、楠木正成、足利尊氏、楠木正儀、北条早雲、斎藤道三、毛利元就、武田信玄の七武将だ。混濁した南北朝の世に生きた正成は、学問による修行と信念によってまことに清白な人生を貫いた。尊氏は、気の弱い人好きのするお坊ちゃんでロボットだったなど、ユニークな観察に満ちている。
 
※「戦国揺籃篇」の「BOOK」データベースより
今回登場する武将は足利尊氏、楠木正儀、北条早雲、斎藤道三、毛利元就、武田信玄、織田信長、豊臣秀吉の八人である。南北争乱を経て、世は下克上の戦国時代へと移るにしたがい、武将の資質も変化していく。軍事的才能だけではなく、領内を経営する能力も必要とされていく、つまり軍人と経営者両面なのである。
「楠木正成、足利尊氏、楠木正儀、北条早雲、斎藤道三、毛利元就、武田信玄」

「足利尊氏、楠木正儀、北条早雲、斎藤道三、毛利元就、武田信玄、織田信長、豊臣秀吉」
に組み直されています。
 
旧シリーズ(二)に入っている楠木正成は、新シリーズ「武将列伝 源平篇」に収録され、新たに旧シリーズ(三)に入っている織田信長と豊臣秀吉が組み込まれています。
 
楠木正儀は正成の息子。今は全く耳なじみのない人物ですけれども、バランスのとれた武将として、著者のお気に入りの一人のようです。
 
「武将列伝 三」「武将列伝 四」(「戦国爛熟篇」におおよそ相当)
 
※「武将列伝 三」のブックカバーより
この巻には、織田信長、豊臣秀吉、大友宗麟、山中鹿之介、竹中半兵衛、明智光秀という六人の武将が収録されている。信長と秀吉は、日本の歴史に決定的な影響を残した名将だが、著者はとくに本文では描ききれなかった二人の側面に触れている。もっとも興趣あふれる巻である。
 
※「武将列伝 四」のブックカバーより
もっとも数多く武将が出現し、もっとも血湧き肉おどる時代であった戦国の世の五人の武将、武田勝頼、徳川家康、前田利家、黒田如水、蒲生氏郷。この中には家康のように天下泰平のいしずえを築いた幸運の人もいれば、氏郷のように文武両道の達人でありながら不運の人もいる。その機微をうがって、まさに人生を知る名著だ。
 
※「戦国爛熟篇」の「BOOK」データベースより
もっとも数多く武将が出現し、もっとも血湧き肉おどる時代であった戦国の世の七人の武将たち。天下一統へと向かう中で、武将たちも姿を変えていく。親代々から受け継いだ土地を破滅に追いやったもの。参謀として武将を助けるもの。戦国の大波を乗りきり、大国を経営することに成功した武将等、まさに人生を知る名著といえる。
 
旧シリーズの(三)と(四)の「織田信長、豊臣秀吉、大友宗麟、山中鹿之介、竹中半兵衛、明智光秀」と「武田勝頼、徳川家康、前田利家、黒田如水、蒲生氏郷」のうち、
「竹中半兵衛、大友宗麟、山中鹿之介、明智光秀、武田勝頼、徳川家康、前田利家」
が納められています。
黒田如水と蒲生氏郷は新シリーズ「武将列伝 終末篇」に移行しています。
 
評価が著しく低いのは大友宗麟と山中鹿之介です。特に今は悲劇の武将として知られている山中鹿之介を、好機を逸した人物として酷評しているのが興味深いです。
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「武将列伝 五」(「戦国終末篇」におおよそ相当)
 
※「武将列伝 五」のブックカバーより
歴史に対する関心は若い人たちにも高まっているが、なによりも大事なことは、史実についての正確な知識をもつことだ。この列伝は一つの時代を形成した武将たちの生涯を通じて史実を見る目を養ってくれる。本巻には、真田昌幸、長宗我部元親、伊達政宗、石田三成、加藤清正、真田幸村の六人を収めてある。
 
※「戦国終末篇」の「BOOK」データベースより
信長・秀吉による天下統一の前後から武将の姿は激変し、多様化していく。大国の狭間において生き残りのため右往左往する地方武将もあれば、国持ち大名の元にあって、参謀として名を成す武将や官僚としての武将もいる。生れた場所が僻地であったり、遅く生れた武将がいる。知将、謀将、闘将……ジャンル化された武将の型。
 
旧シリーズの(五)「真田昌幸、長宗我部元親、伊達政宗、石田三成、加藤清正、真田幸村」

「黒田如水、蒲生氏郷、真田昌幸、長曾我部元親、伊達政宗、石田三成、加藤清正」

に組み直されています。
真田幸村は新シリーズ「武将列伝 江戸篇」に移行してます。
 
長宗我部元親や加藤清正、特に黒田如水の評価が高く、真田幸村の父、昌幸の評価がとても低い。
パフォーマンスの多い伊達政宗も、あまり好きじゃないみたいです。
石田三成は人物そのもの印象は悪くないのですけれども、やはり大軍の将の器ではない、と。
 
徳川家康の章の最後で、信長、秀吉、家康の三人の中で、実際につき合えるのは家康ぐらいかなぁ、と呟いておられます。
今でこそ、三人の性格は、組織トップの性格のパターン例としてて挙げられるほど、有名ですけれども、このシリーズが書かれた当時は、まだ明治維新(薩長閥政府)の流れで「徳川=悪役」というイメージが強かったことを思うと、とても自由な発想だったのではないでしょうか。
この作品が発表されて以降、武将たちについての新事実が次々と明らかになってきましたが、古さは全く感じませんでした。
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