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2014年11月

2014年11月29日 (土)

2014年11月のまとめ~秋クールドラマの中間報告

今クール、レギュラーで感想を書いているのは、木曜8時「ぼんくら」、金曜10時「Nのために」、日曜BS10時「昨夜のカレー、明日のパン」(終了)の3本です。

どれも周回遅れすれすれですけれども(汗)

クール外では「仮面ライダードライブ」「烈車戦隊トッキュウジャー」「軍師官兵衛」の3本です。
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※上記の各感想には左のカテゴリーからアクセスできます。

「昨夜のカレー、明日のパン」に精力を注ぎすぎて、今期の感想は少なめとなりましたが、ほぼ毎日1作の割合で見ています。

初回感想を書いた作品中、リタイアしたのは、「すべてがFになる」「素敵な選TAXI」です。
いずれも火曜日。NHKの連ドラがあったり、「マツコの知らない世界」が始まったりで、録画、失敗しちゃいました。

以下、毎回視聴しているけれども、感想を書いていないドラマについて、簡単に。
すべて先週までのプチ感想です。

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「ごめんね青春!」
男女の対立が続いた時は、少しダレたのですが(汗)、シーパラダイスに行ったくらいから、はちゃめちゃ、というかわちゃわちゃさにエンジンがかかってきて、面白くなってきました。
「金八先生」のクドカン流パロディが可笑しい。
正直言って、一平の不倫は、あまり見たくなかったのですけれどもね。それも、さばっと終わらしてくれて、やれやれです(大汗)
終盤に向かっては、いつ平助が告白するのかを軸に、平助を本気で好きになってきたりさ、つかみどころのない男、サトシ、そして行方不明のままの祐子がどう絡んでくるのでしょうか。
何だかぐちゃぐちゃになりそうな予感(笑)

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「信長協奏曲」
原作未読です。
タイムスリップというより、戦国ファンタジーになってきました。
年齢とかは、ぜーんぶファンタジーと割り切って、楽しんで見ています。

最初はサブローの主張というか理念に、単純で温い、と突っ込みつつ見ていましたけれども、こういう理念を持ったリーダーがいてもいい、と思うようになりました。
最初から諦めてしまっては、何も動かないのだろうと。

尾張平定などをぶっ飛ばしてのフルスピードな展開。
細かい戦闘を描くと、サブローの主張とは相容れない史実の数々を消化しなければなりませんから、原作はともかく、ドラマとしては正解でしょう。
斉藤道三だけでなく、松永久秀も現代人だったのにはびっくり。でも、彼のその後の紆余曲折な人生と照合しているように思いました。
原作も未完ですし、映画化もされるようですので、残り話数から逆算するに、浅井朝倉、朝井の滅亡、市の救出で終わるのかな?
だとすれば、この時信長は40歳前後なのだけれども・・・ま、いいか(^^;;

そうすると比叡山焼き討ち武田との戦いなどなどなど・・・はどう描くのでしょうか、それとも略すのでしょうか。
特に比叡山の件は、史実とどうすり合わせるか、興味があります。
「信長のシェフ」はうまく料理してました。

光秀の動向も気になりますし、秀吉が腹に一物もったままで終わるのかも気になります。この二人の突飛な設定には、実はちょっとイラっとしたりするのですけれどもね(汗)

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「さよなら私」
岡田さん描くところの「女性同士の友情」に反発も覚えながらも、語り口の上手さに、ついつい見てしまっています(^^;;

普通の主婦がいきなり敏腕プロデューサーになりきれるものなのか、とか、母の行動が違うことに子供は違和感を持たなかったのだろうか、とか、疑問は感じましたが、こういう入れ替わりモノにつきものの勘違いネタを排除することで、メロドラマに特化してるのだと、納得しました。
また、高校時代の友美を、死を考えるまで追い詰めた原因にあまり時間を割いていないこと。
母に全否定されて育ったことが原因だと思うのですが、母と娘の関係にあまり比重を置いていないのにも、メロドラマに特化しているなあ、と思いました。
何かどんでん返しがあったら、ごめんなさい(^^;;

男どもの勝手な言い分が腹立たしいです。
しかし、人工的な感じのする女性同士の友情より、嘘がないように思います。
入れ替わりなんて、究極のフイクションですもんね。
普通なら、如何に絆があろうが、絶交で終わり、でしょう。

と、突っ込みつつも、ここまで見たからには、最後まで見ます。
悲劇で終わるのか、乗り越えられるのか・・・

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「今日は会社休みます。」
原作未読です。
綾瀬さんが「こじらせ女子」なんて、とか、会社などの設定が温い、とか最初は突っ込んでいましたが、今やそんなことはどうでもいい、おじさんたちは綾瀬さんに、おばさんたちは福士さんに、安心してメロメロになれる、良質のロマコメになってきたと思います。

花笑の、一歩進んでは半歩下ってしまう、ウジウジっぷりをどう感じるかで好き嫌いが別れるでしょう。
自分はどちらかと言えばスピーディーなコメディの方が好きなのですが、本作は、ドラマのテンポや起伏のつけ方が、綾瀬さんのまったりしたモノローグに合っているので、大いに楽しんでいます。
人より少しゆっくり生きている花笑。そんな「花笑時間」が田之倉にはぴったりくるのかも。
田之倉君、あのドライヤーは反則だわ(^^;;

玉木さんの朝尾のスタンスも良いですし、瞳と加々見、そしてマモル(笑)も良いスパイスになってます。
朝尾には一波乱起こして欲しいなあ。

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「MOZU Season2 ~幻の翼~」
原作未読です。
すでに終了してますので、クールまとめの時に書きます。

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「地獄先生ぬ~べ~」
原作未読です。
低年齢層向けドラマとして、まったりと見てはいますが。
妖怪たちが全く怖くないのは、子供たちへの配慮でしょうか。
でもって怖くないのはいいとしても、特撮がちゃちすぎます。
そのために対決シーンが盛り上がらないのね。
あと、生徒たち。
高校生にしてはみんな幼稚というか、子供過ぎるのでは。原作通り小学生にすればよかったのに。視聴率対策が裏目に出た感じです。
人体模型のジンタ君のエピは良かったです。
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番外編として「マッサン」。
この作品だけ、今週分まで見てます。
やっと結ばれた(笑)、マッサンと大将。

言葉もままならない異国の地で、ピン子さん・・・じゃない、姑に苛められるなんて可哀想すぎるって思わせる作りがうまいです。
英語が喋れないのにロンドン周辺を一人旅した時の心細さを、思い出したこともありますが。
もし、自分がスコットランドでエリーみたいな立場に置かれたら、一週間ももたないかも。

ヒロインを持ち上げるのに無理を感じないのは、ヒロインが外国人であるだけでなく、シャーロットさんのプレーンな演技に負うところが大きいのもありますが、それ以上にマッサンがダメすぎるっていうのもあります。←今のところですが。

真の「ヒロイン」はマッサンですものね。すなわち、本来持ち上げられるはずの「ヒロイン」のだめっぷりがいいのかも。
マッサンと鴨居の意地の張り合いに、薬缶作り職人さん、酒造り唄や、かの有名なポスターの製作秘話など、朝ドラにしては、しごくまともにビジネスを絡ませているのも好感度大です。

あと、キャサリンたち、長屋のおかみさん連中の絡ませ方がうまい。
あんまりコテコテの大阪っぽい感じでないところと、ツッコミのタイミングが良いいです。
彼女たちのツッコミがドラマのテンポを作るだけでなく、何気にストーリーを動かす役割を担っているように感じました。関西在住だからかも知れません。

北海道篇になったら、おばちゃんたちとはお別れなのが寂しい。
何より心配なのが、鴨居と袂を分つことになることです。存在感が半端ないからなぁ。

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2014年秋のドラマ:視聴予定 
2014年秋クールドラマ 初回の感想その1 「地獄先生ぬ~べ~」「ごめんね青春!」「信長協奏曲」
2014年秋クールドラマ 初回の感想その2 「素敵な選TAXI」「さよなら私」「今日は会社休みます。」
2014年秋クールドラマ 初回の感想その3「MOZU Season2 ~幻の翼~」「すべてがFになる」「マッサン」

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2014年11月28日 (金)

リーガルハイ・スペシャル(2014)超・簡単感想

公式サイト

相変わらずの日々を過ごしていた古美門研介(堺雅人)と黛真知子(新垣結衣)のもとに、巨大総合病院から弁護の依頼が入る。依頼は、1年前に病院内で死亡した患者の妻・中原さやかが弁護士を立て、病院に対してクレームを入れてきた件を処理してほしいという内容。お安いご用と引き受けた古美門が対峙(たいじ)した相手側の弁護士・九條和馬は、うだつの上がらない中年で、正式に病院を訴えるのではなく、依頼人の夫が死んだ原因を院長である赤目義二の医療過誤と決めつけ、病院からお金を巻き上げようとするような、いわゆる“たかり弁護士”だった。もちろん、百戦錬磨で舌鋒(ぜっぽう)鋭い古美門に、“たかり弁護士”の九條がかなうわけもなく、あっさりと追い払われてしまう。(公式サイトより)

古美門ファミリー、三木ファミリー総出演の今回は、医療過誤裁判。

やる気満々、みっちり勉強する真知子、対して「BJ]を読みふける、古美門。
しかし法廷は、相手側弁護士、九條の戦法で、医療そのものではなく、お互いの醜聞暴露合戦となってしまいます。

醜聞で相手にダメージを与え、和解に持ち込むというのが、「たかり弁護士」九條の目的。
ところがこの戦法が、古美門に火をつけてしまったのです。

古美門がやる気を出した時点で、九條には悪いけれども、勝負は見えました。
もともと、裁判に持ち込むには無理なケースだとも思いましたし。
健康な臓器を切除してしまったり、薬そのものを間違えたりしたわけではないですから・・・

もし、新薬が、中原に投薬する前に危険であることが証明されていたらば、裁判の行方は微妙になっていたかも知れません。
しかし、死亡率は1%台だった・・・と、いうことぐらいは、訴訟を起こす前に知っていたはずです。
知らなくっても、下調べはするでしょう。

それでも、病院側を訴えたさやか。
赤目が、さやかの神経を逆なでにする尊大な医者だったためもあるでしょう。
うーん、これは大きいかもなあ・・・

でも、やはり裁判に持ち込むには無理がある。
新薬投与の是非を問うよりも、夫を亡くした悲しみと怒りのはけ口に、赤目を選んだようにも感じてしまいました。
赤目が人間的に如何にダメな医者で、それと医療過誤は別の問題。
それを一緒くたにするのが、九條の作戦だったのですけれどもねえ。そして作戦は、スキャンダルを嫌う病院に対しては成功しつつあったのですが。

結果的には、病院に切り捨てられた赤目は、真知子の真っ当な気持ちと古美門の弁論で、赤目には赤目の正義があったことが証明されるのです。

患者はデータではない、かけがえたった一つの命なのだ、という九條の叫びは胸に響きましたが、情緒だけでは裁判には勝てません。

新薬が、あるいは新しい手術方法が安全であると証明されるまで、どれだけの命が犠牲になっているか。
科学は命の犠牲の上に成り立っているのだ。

古美門の、いつもの弾丸トークではない、ゆっくりとした言葉。
九條とさやかへのお悔やみに聞こえました。
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磐石のシリーズ。面白かったことを大前提としての感想です。

今回は原告を含めて、弱っちい対戦相手だったのが、新鮮でした。
シリーズ至上最弱だっかも。
なので古美門と真知子が窮地に追い込まれてジタバタするシーンが少なく、その分食い足りなかったかな。SPはこんな感じでいいのかも。

九條とさやかの描写には、今までの作品ではあまり感じられなかったしみじみとした情緒があって、魅力的でした。
シリーズの中に、こういう作品があってもいいかもしれません。
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古美門と真知子の関係は、ちょっと真知子が強くなった?ピノコ、可笑しかったです。
以前より良いコンビネーションになったようにも見えましたが、それは案件を巡って対立するストーリーじゃなかったためでしょう。
真知子には、ずっと「朝ドラヒロイン」としてジタバタしてて欲しいです。

とうとうすねちゃった井出君。
蘭丸、君江の無駄に格好いいアクション(笑)
服部さん、さすがに外科医にはなったことがないのね(^^
三木も含めて、いい塩梅でキャラを描いてくれていました。お見事。

しばらく連ドラは無理でしょうけれども、こうしてSPを作り続けてくれるのは嬉しい限り。
次回作を期待して待っています。

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■リーガル・ハイ感想(2013年)

#01 #02 #03 #04 #05 #06 #07 #08 #09 #10

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■リーガル・ハイ感想(2012年)

#01 #02 #03 #04 #05 #06 #07 #08 #09 #10 #11 スペシャルドラマ「リーガル・ハイ」 超簡単感想

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2014年11月27日 (木)

Nのために #06

公式サイト

“水平線を見たい”という野望を持つ希美(榮倉奈々)は、同じ清掃会社でアルバイトをする安藤(賀来賢人)に、ビルの窓清掃用のゴンドラに乗せてもらい感動して価値観を変えていく。 (公式サイトより)

原作未読です。

2004年。

安藤の供述。
自分は野口と会うために、野口のマンションの最上階にあるラウンジにいた。
しかし中々こないので部屋に行ったら、すべては終わった後だった。

2014年。

安藤は高野に、西崎は犯人ではない、と言いました。
なぜなら、火を恐れている西崎が、火のついた燭台をとっさに持つわけがないから。

しかし、事件直後はそのことを言わなかったのです。誰かを守るために?
今、真相を明かしたのはなぜでしょう。それも誰かを守るためなのでしょうか。

高野と会った希美は、あの時、慎司は偶然居合わせた、本当に偶然、と強く言い張ります。
君はいつも成瀬を庇う、と高野。
あの時・・・さざなみが焼けた時と同じ。

「未成年だった君たちを追及することに躊躇があった。
なぜ、躊躇ったのか。
あの後、こんなに後悔するとは思わなかった。このままにはしておけない。」

2003年。

雨の中、希美を待つ奈央子を部屋に入れた西崎。
落選した西崎の原稿を読んで「トリはあなた自身なんでしょ」と、西崎のシャツの腕すそをめくる奈央子。
「籠の中から逃げてきた・・・」

オレオレ詐欺で捕まった慎司は、高野に身元引受人を頼みます。
他に頼る人がいなかった・・・捨てられた野良犬のような慎司。

希美に将棋のブレーンになって欲しい、というのが野口が、都市開発計画を教える条件でした。
そのため、希美、安藤と野口の付き合いは続くこととなります。
希美は、西崎から、野口の奥さんってどんな人、と聞かれて、やさしくて、控えめで、料理上手で、野口のことが好きな人、と答えます。

しかし、誰も知らないところで、奈央子は度々西崎に会いに来ていました。
みんな忙しい。でも。
「暇なの、私だけが。」

前回もちらっと書きましたが、奈央子と希美の母、早苗は同じ匂いがするなあ。
奈央子がワケありなのはわかるけれども。

年が改まって、2004年。

早苗が結婚しました。これで収まってくれるのか・・・?

いつもはお正月でも帰らない西崎が帰省しています。
それでも何やら苦々しげな表情の大家さん。西崎について色々知っているようです。
西崎には帰る家はない。両親は別れた、母は亡くなった。

初詣に出かける希美と安藤は、人混みの中、はぐれまいとして、思わず手を繋ぎます。
そして、その手はしばらく繋がれたままでした。

安藤の希美への想いを応援している西崎。
希美を明るいところへ連れてってやれ、と言います。
罪の共有、なんて思いから解放してやれ。

罪の共有、と聞いて、そんなの自己満足だろう、と憮然とする安藤。
自分なら黙っていないで一緒に警察に行ってやる。
そしてできるだけのことをして、待つ。

「まったく、君の人生は正しくて美しいな。」西崎。

目的もなく通っていた大学を退学した慎司。
「全部、やり直す。」

バイト最後の日に、希美をゴンドラに乗せてあげる安藤。
ダイビングに誘ってくれたし、将棋も教えてくれた、そのお礼だと。

体重制限は、ウェイトをつけることでクリア。なるほど。

夜明け前、高層ビルの窓拭きをする二人。
夜が明けてきました。
かなたに見える、水平線。
夢のひとつが叶った希美。

「ちゃんと私の足元は世界の果てまで繋がっている。
何もない狭い世界で人生を終えなくてすむ。
そう思うのって、生きていくエネルギーだよね。」

 

「今見えているのはさあ、世界のほんの一部なんだよな。
もっと広い世界に出て行くんだもんね、怖くない?」安藤。

 

「全然。どんだけ広いか、楽しみだよ。」

 

その時、一瞬風が吹き、思わず安藤の腕をつかむ希美。
風が去っても、そのままに。

 

「つかまっていい?
こんなとこ、私一人じゃこれなかった。ありがとう。」

吹っ切れた希美。

冷蔵庫がいつも一杯でないと不安でたまらないという、強迫観念から解放されました。
これだけは食べ物を食べたい分だけ、作ることにした、と大家さんに微笑みます。

「世界は広いんだな、と思ったら、冷蔵庫の隙間くらいどうってことない。」
「苦労はね、忘れることが一番。よかった、よかった。」

こうして2004年の春がめぐってきました。

慎司は、立派なレストランの調理場に働くことに。
安藤は、就職のために野バラ荘を去っていきました。
西崎は、文学だけでは食っていけないことを受け入れ、働くことも考え始めました。

明るいほうに向かっていた。
暗いほうには向かわない。
もっと明るいかげりのない場所へと。
歩き出していた。

 

はずだった。

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安藤は、野口の部下となりました。
変わらず将棋を指す二人。希美も野口のブレーンを続けています。
不利になると一旦中止して手を聞いてくる野口を、勝ちにこだわる、子供っぽい人だと、希美が西崎と話しているところへ、奈央子が訪れ、半ば強引にお茶に誘い出します。

途中、固まる希美。
視線の先には、インテリアショップにディスプレイされている、ゴージャスな三面鏡。

父の愛人、母・・・忘れたい過去の象徴。

固まった希美の様子を見た奈央子。

その晩、希美の部屋で食事をする安藤。そこへ西崎も加わって、以前のようにわいわいしている時、突然、希美宛に家具が送りつけられてきました。

送り主は奈央子から。あの三面鏡です。

そんな高価なものをいきなり送りつけるなんて。
しかも、家具って。
トラウマがなくったって困りますよ。
よほどの世間知らずなのか・・・いやーようわからないですわ、この人。

早速返そうと電話をしますが、押し切られてしまいました。
希美も、安藤の上司の妻、ということもあって強く出れません。

奈央子、押しが強いというより、弱さを武器にするタイプみたい・・・。

安藤が、西崎が部屋に入った時に、さっとレンジの火を消すのが印象に残りました。

希美の過去を知らない男たちは、あきれはするものの、深刻には捉えていません。
しかし、解放されたと思った過去に再びうなされる希美。

「下は見ない、下は見ない・・・」

後日。西崎の下を訪れている奈央子。

「希美ちゃんが欲しいものって何。」

西崎に、贈り物が行き過ぎる、と言われたのかもしれません。
希美ちゃんっていう呼び方に、何やらねっとりとしたものを感じます。

そんなの本人に聞けばいい、と言われて。

「あの子、本当のことは言わないもの。
私の主人も、そう。

 

言葉じゃ言えないような気持ちになったこと、ある?
言葉じゃ言えないような気持ちをぶつけられたことは、ある?」

服を脱ぎだす奈央子。びっくりするというか、怯える西崎。
ですよね、普通、怖いですよ、いきなりそんなことされたら。
服の下に隠されていたのは、火傷のあと、あと、あと。

「私にはある。
これは彼の気持ちを受け止めたしるしなの。」

 

「間違っている。
逃げられないから、いい訳するだけだ。
暴力を愛情という言葉に置き換えて、自分を慰めているだけだ。」

 

「あなたはどうして逃げてきたの?」

母、母からのDVの記憶を蘇らす西崎。

「あなたを愛してくれたのは誰?」

 

「母親。」

奈央子のねっとりとした誘惑にみを委ねてしまう西崎。

<白い体に刻まれた醜い痣の数は 愛の証拠などではない
愛の証拠と言う名の 火あぶり
それとひきかえに女は、トリに餌を与えた
広い部屋の片隅に置かれた籠の中が トリの居場所>

火傷を負わされて寝込んでも、母に尋ねずにはおれない、子供の西崎。

「おかあさん、ぼくのこと、好き?」

 

「愛してる、誰よりも愛してる。」
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野口がプロジェクトリーダーだった油田開発事業から、撤退することを会社が決定しました。
誰かが飛ばされるだろうけれども、自分はまだペーペーだし、野口は奈央子が専務の娘だから大丈夫だろうと、同僚と話す安藤。
席に着くや否や、匿名のメールが社員たちに一斉送信されていることを知らされます。

それは、野口の妻が昼から堂々と不倫をしているという内容で・・・

心配した安藤は、理由は伏せて、希美に奈央子に電話して欲しいと頼みます。
ところが、久しぶりにかけた奈央子の携帯はすでに使われていませんでした。

野口に、体調を崩している奈央子を見舞って欲しいといわれて、野口宅を訪れた希美と安藤は、ドアを見て、ぎょっとします。

外にドアチェーンがついている。

ああ、そうか~。

2014年。

安藤は高野に、警察には言ってなかったこととして、ドアチェーンのことを話しました。
そして事件の晩は、チェーンがかかっていた、と。
しかし、慎司の供述には、チェーンはかかってなかった、となっている、と高野。
いや、かかっていた、と反論する安藤。

「だから誰も出てこれなかった。それで、あんなことに・・・」
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希美に会う安藤。
この前再会した時よりは、なごんだ雰囲気です。

「逃げないで、聞いて。
警察には言わなかったことを話すから。
あの日、西崎さんは奈央子さんを部屋から連れ出そうとしてたんじゃないかな。」

そして。

「10年前の杉下にもう一回会って・・・これからは一緒にいたい。」

 

「どういう意味?」

 

「あの日、事件のあった日に渡すつもりだった。
結婚してくれと言うつもりだった。」

指輪を渡しました。
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高野を自室に呼ぶ希美。

信じてもらえないかもしれないけれど、と、3年前に胃がんの手術を受けたこと、再発したこと。
余命、もって1年と宣告されたことを告げました。
だから、会社を辞めたのは、西崎の出所とは関係ない、と。

「知っていることを全てお話します。」

残された時間を、守るために使いたい。
あなたがこれから幸せになるため。
それが人生最後の、私の願いだった。

ラストカットは、あの晩、チェーンをかける、安藤・・・
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野口と安藤が始めた将棋の駒を置く音にびくつく奈央子。
野口がDV夫であること、西崎の小説そのままに、奈央子を閉じ込めていることは、明々白々のように思います。
でも、それだけなのでしょうか・・・

西崎と奈央子。
恋愛の形は様々なので、肯定も否定もしませんが、奈央子と早苗が重なって見えてしまうため、好意的に見れません。
それもあって、なにやらもう1枚カードが隠されているような気がするのです。←大ハズレかも(汗)

前回、安藤は何も知らないのかも、と書いたのも、間違っていそうですし(_ _);;

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徐々に近づいていく希美と安藤。
安藤の真っ直ぐな気持ちが、希美を過去から解放したのです。

でも、これって、慎司の時と同じ気がする。
家を追い出された時の希美を救ったのは、真っ直ぐな慎司だったもの。
もちろん、希美に他意はありません。ただ、一生懸命生きてきただけ。

そして2014年。

「余命1年」。
うーん、そうきたかって感じです。
かといって、先が見えた、というわけではありません。
依然として着地点は、良い意味で、全く見えていません。

犯人はもちろん、チェーンの謎、夏恵が言葉を失った理由、そして希美にとっての「あなた」とは誰なのか、何なのか。

どうなるんだろう。

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2014年11月26日 (水)

ぼんくら 第六話「過去から迫る闇」

公式サイト

佐吉(風間俊介)は、母・葵(佐藤江梨子)の失踪は、湊屋の手代との駆け落ちの末であると信じ、そのことに強い負い目を抱いていた。ある日、湊屋総右衛門の娘・みすず(山田朝華)が長屋に押しかけてくる。西国の大名に嫁入りが決まっているみすずは佐吉を気に入るが、佐吉は主人筋の娘だと取り合わない。佐吉の湊屋に対する卑屈な態度に、何者かに生きる道を仕込まれたと感じた平四郎(岸谷五朗)は珍しく怒りをあらわにするのだった...。(公式サイトより)

原作既読です。ざっくり書いています。

病の癒えたお徳は、懸命に看病をしてくれたおくめを、もう体を売るのはやめよ、と叱りつけます。
今はまだいいかもしれない。でも年を取ったら誰も相手にしてくれない商売なんてやめちまえ。
だから、あんたに煮売りの仕事を仕込む、と平四郎や長屋の連中の前で宣言しました。

これで、今までその職業から敬遠していた長屋の連中もおくめを受け入れることとなるでしょう。
でも、肝心の長屋の住人の流出が止まりません。

そんなところに湊屋の娘、みすずが押しかけてきました。

父は自分を商売の道具としてしか思っていない、母は、私が佐吉の母そっくりだと、憎んでいる。
鉄瓶長屋に来たのは、最近、父母がよく佐吉について話をしているのを聞いて、会いたくなったからなんだそうです。
複雑な家庭に育ったわりには、あっけらかんとしたお嬢様で、ひどい近眼なのも、ご愛嬌。
縁談が決まっているにも関わらず、佐吉の嫁になる、と言い出しました。

冷え切った湊屋夫妻が、佐吉のことを話題に話している、というのはちょっと妙です。
それも、佐吉が鉄瓶長屋の差配になってから、というのが。

さて、佐吉。
落ち込みつつも、自分の後、差配を引き継ぐ人のための帳簿付けなど、管理に手を抜きません。
平四郎は、佐吉から生い立ちのことなどを聞き出します。

世間では、佐吉の母が行方知らずになったのは、湊屋のおかみにいびり出された、もしくは男と駆け落ちした、と噂しているけれども、佐吉が聞かされた話だと、母は湊屋の手代と駆け落ちし、その時にお金も持ち出したとのこと。

恩を仇にした母の子供にも関わらず、一人で生きていけるよう、植木屋まで世話してもらった湊屋主人は、佐吉にとっては、親戚などという近しい付き合いなどとんでもない。それどころか、普通の奉公人以上に絶対的な存在なのです。

その話を聞いて、平四郎。
もし湊屋の手代と良い仲になっていたならば、少なくとも店の連中は気がつくだろう。
その上、お金を持ち出しての駆け落ちならば、噂が広まらないわけがない。
しかし、隠密同心が丹念に聞きまわっても、当時、どこからもそんな話は出てこなかった。家人であるみすずもそんな話は聞いていない。それっておかしくないかい?と。
みすずの母が、憎んでいる女の醜聞について、一言も言わない、というのもおかしいだろうと。

それは湊屋が固く口止めしたからだろう、と佐吉。
いくら口止めしたって、そういうことは漏れるものだ、いったい、誰にその話を聞かされたのだ、と平四郎は問い詰めますが、佐吉は頑なに答えません。

湊屋は、仁平につけ狙われていることを知っている。
少しの綻びも見せられない、だからなのか?
だったら息子にも何も言わなければいいのです。
でも、誰かが、幼い佐吉に吹き込んだのです。

母の負い目を着せて、湊屋に一生頭があがならないように、佐吉をコントロールしたのは誰なのか。
誰であろうとも、そんなことが許されるわけがない、と怒る平四郎。
同じ事を訴える弓之助に思わず八つ当たりしちゃいました。

その晩、弓之助は初めて平四郎の家に泊まりました。
やっぱりおねしょ、しちゃったみたいです(^^

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2014年11月25日 (火)

仮面ライダードライブ #07「決定的瞬間はいかに撮影されたのか」

公式サイト

とある大手ゼネコンが施工したビルが連続して崩落した。仮面ライダーをスクープしたい、という新聞記者・高杉(内野謙太)につきまとわれつつも、進ノ介(竹内涼真)は新たな崩落現場へ。そこにスクーパーロイミュードが出現する。やはりロイミュードが崩落事件の犯人だった!(公式サイトより)

前回ラストからの続き。

スクープを連発する久坂を妬んでいるかのように見えた高杉。
実は久坂と高杉はかつて親友だった。
しかし、開島シティ建設の手抜き工事をスクープした記事を上に「捏造記事」としてもみ消されてから、久坂の様子がおかしくなったとのことを、彼らのかつての上司で、彼らの「捏造記事」の責任を負って辞職したという、吉田から聞いた進ノ介。
高杉が久坂がビルを破壊していることに気がついていて、それで特状課に近づいたのではないか、と推理しました。

高杉は、演じているのが内野さんだから、良い人に間違いないっ・・・?(^^;;

今回のロイミュードは人間に擬態していませんでした。

通常、人間はロイミュードが覚醒するための素材に過ぎない。
記憶と姿をコピーすれば用済みなるけれども、選んだ相手の慾望が弱いと、進化出来ない場合がある。

久坂のネガティブな精神を増幅して糧にしているらしいです。

擬態されて用済み・・・うーんと、ロイミュードに擬態された人間は、どこかで何も知らずに生きている、ということでいいのでしょうか。
初回に描かれていたかも・・・すみません、忘れてしまいました(^^;;

ネタ本を何も読んでいないので、ロイミュードの仕組みが全く把握できていませんです。
仮面ライダーの方はさくさくとわかりやすいのですけれども。

進ノ介が一人で早瀬のお見舞いに行くことにお冠の霧子。
霧子と早瀬は知り合いじゃないのだから、進ノ介一人で行くのが当たり前だと思うのですが、後半への伏線なのね。

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烈車戦隊トッキュウジャー 第37話「理不尽クイズ」

公式サイト

シャドーラインへの新たな切り替えポイントを発見。しかし、その先の街は昴ヶ浜ではなかった。すると明はすぐに戻って他を探すという。明はなぜか急いでいるようだ。そんな中、街の管理人ナイトが出現。戦いの中、トカッチと明はライトたちとはぐれてしまう。さらにナイトは、どちらを選んでも死が待つ理不尽なクイズを出題。普段から優柔不断なトカッチは、決断を迫られ…。そして明がシュバルツ将軍と交わした約束が明らかに! (公式サイトより)

自分の優柔不断さに自己嫌悪するトカッチ。
自分もそっさの決断にいつも失敗してしまうので、その気持ち、わかります。

前もトカッチのミオへの気持ちを察したヒカリが、今回もトカッチがパニクっているのを一人気がついていました。
こういうところは丁寧です。

今回のシャドータウンの管理人ナイトは、管理だけでなく、闇も作り出していました。
答えのでないクイズを出題し、悩む人間から出た闇を集める。
ライトたちもクイズを仕掛けられて、立ち往生。
しかし、ライトを先頭に、力ずくで突破しました。
体が先に動く人は強いです(笑)

答えの出ないクイズと決断。きれいにまとまっていました。

明はドリルレッシャーを取り返すため、時が来たらシュバルツの右腕として働くという約束をしていた。(公式サイトより)

時、とはどんな時なのでしょうか。

ともかく、明は、シュバルツの言う「時」が来るまでに、トッキュウジャーたちを昴ヶ浜に返したい、ということのようです。
昴ヶ浜が元に戻ったら、トッキュウジャーたちも元の子供に戻る、というとはないように思いますが。
恐らくシャドーがいる限り、トッキュウジャーとして戦い続けるはず。

シュバルツも、ゼットを倒すこと以外に何を企んでいるのか、わかりません。
かつて彼は、闇を集めることのみに執着しており、そのためにはゼットやネロたちすらないがしろにしがちでしたからねぇ。

明がシュバルツとの約束を果たそうとする時に、トカッチとの約束はどう果たされるでしょうか。

なぜゼットは内なるグリンダを消そうとしないのか、ノア夫人は、どのようにしてグリンダを奪還するつもりなのか、という伏線はそのまま、新たな伏線が張られました。

ナイトの愛馬ジャスタウェイ。
明によって牧場に返されましたが・・・どんな牧場なのかが、激しく気になりましたぁ(汗)

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軍師官兵衛 #47「如水謀(はか)る」

公式サイト

家康(寺尾聰)によって隠居に追い込まれた三成(田中圭)は反撃の機会をうかがう。対して、如水(岡田准一)は天下へ名乗りを上げるべく、ひそかに形勢を探り始める。家康は黒田と関係強化を狙い、長政(松坂桃李)に養女の栄(吉本実憂)との縁談を持ちかける。家康を天下人に押し上げると覚悟を決めた長政は糸(高畑充希)に離縁を告げる。家康は上杉を討つため出陣。大坂が空になり、ついに三成が挙兵、如水も出陣を決意する。(YAH0O!テレビより)

関ヶ原前夜を描いていました。

如水の進言に従って、大坂城西の丸を家康に譲り、京都へ移る北政所。
如水に言われずともそのつもりでした。
大坂城に家康が住むのは嫌だろう、と微笑み、かつ、夫亡きあと、如水がどのような動きをするのか、楽しそうでもありました。

家康がどのようにして北政所に取り入ったのかは諸説あるでしょうけれども、天下を私物化しない、という思いは、根底にあったように思います。

さて、如水。
地図を開き、駒を置いて、ニヤニヤ。
そんな如水を、子供のように楽しそう。久しぶりにそのような姿を見た、と微笑む光。

確かに、軍師らしい画ではありましたが、今までこういうシーンがあったかどうか・・・
水攻めや大返しの時は気概を感じましたけれども、策を練ることそのものを楽しんでいるふうには見えませんでした。
秀吉が亡くなって、やっと楽しめるようになった、ということなのでしょう。

隠居の身であることを隠れ蓑に、各地を回る如水。

佐和山に三成を訪ね、今後の展望を披露。
上杉ら、三成と仲の良い北の大名が決起すれば、家康は討伐のために北へ向い、その間、大坂は空になる。
しかし、それは家康の罠だから注意せよ、と。
牽制したわけですな。

そして隆景亡き後の毛利家が一枚岩ではなくなっていることも視察します。
知恵一本で毛利を守り、戦国の世を生き抜いてきたという自負がある、安国寺恵瓊。
最後の最後に見誤るわけですが・・・

この大河を見ていると、歴史がそうなっているから、というだけでなく、家康が勝つのは当たり前に思えるのですが、当時は三成すなわち豊臣家と家康、どちらが勝つかを見極めるのは難しかったと思うのです。
でなければ関ヶ原などという天下分け目の合戦は起きなかったでしょうから。

かつて自分が秀吉に賭けたように、家康に賭けるという長政に、使い捨てにならぬように、と忠告する如水。
秀吉が天下を取ってからは如水も危なかったですからね。

糸さん、ついに離縁されちゃいました。
婚姻=政略結婚だった時代ですから、特別珍しいことではなかったにせよ、こういう描き方だと、長政のお茶の間のウケは悪くなるでしょうな。

如水、最後の勝負が始まるようです。
ちゃんと合戦を描いてくれるのでしょうか。

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2014年11月21日 (金)

昨夜のカレー、明日のパン #7 最終話「ご飯と銀杏」

公式サイト

突然、ギフ(鹿賀丈史)が手紙を残して長い旅に出てしまい、心配するテツコ(仲 里依紗)。それが富士子(毬谷友子)との温泉旅行だとわかり、テツコはギフの恋を邪魔しているのではないかと不安になる。その頃、ギフは岩井さん(溝端淳平)のアパートを訪ねていた。富士子に騙されて北欧家具を大量に買わされてしまったギフは、その処理に困り、岩井のもとへ家具と一緒に転がり込んだのだ。(公式サイトより)

原作未読です。

セリフメインで書きます。
おおよその粗筋は公式に書いてありますで、ご参照ください。
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どうやらギフが、小田曰く「女狐」とともに温泉に行ったらしいことを知ったテツコ。

ギフが家を出た。
朝早く起きて、庭の手入れをし、ひとりでほとけ様の固いご飯を食べ、夕子さんの写真を置いて。
それって恋におちたってこと?
ギフのくせに、恋って。

サカイ君が病院から勤務医にならないかと誘われていることを、両親から知らせれたムムム。

その晩、誰もいない家に帰宅したテツコ。
一人お茶漬をすすります。一人だと、料理を作る気にもならない。

一人では大きすぎるわねぇ、この家。
それは、ギフにとっても同じなのでしょう。
母を亡くし、結婚するまでは、たった一人で住んでいた時に、パチンコ依存症になってしまったギフ。

あくる日、ギフは岩井んちに、ダンボールに入った大量の水とともに転がりこみました。

そこにテツコがやってきます。
あわてて隠れるギフ。
ギフが来ていないと思ったテツコ。

「女狐のところへ行ったみないなんだよね。
悪い女にお金、搾り取られて、挙句の果てに練炭で殺されてたら・・・どうしよう、警察へ!」

岩井はあわててなだめます。だって、ここにいるから(笑)
少し落ち着いたテツコ。

「私があの家にいる限り、ギフは帰ってこないのかもしれない。」
「どうして?」
「ギフに好きな人ができたら、私、邪魔なんじゃないかな。」

押入れの中で、聞いているギフ。

ともかく、朝子さんとも相談してみる、とテツコが帰った後、岩井の家に、今度は大量の北欧家具が届けられ、寝る場所もなくなってしまいました。

家具に埋もれつつ、ギフに事情を聞く岩井。

女狐・・・富士子に相談されて、即、温泉に行ってことになった。
相談から温泉へ。

「ふつう、そこんところのライン、超えるのって非常に難しいんじゃないんですかね?その飛躍が、僕にはちょっと・・・」

と、突っ込む岩井。

「いや、わかる。普通は怪しいと思うよね。
でも、世の中の2%くらいの男は、うまくやってんじゃないか、と僕は思うわけです。
温泉に誘われて、2%にぶちあたったのか、俺は~って、思っちゃったわけです。」

「で、温泉に。」
「行っちゃいました。」

改めて家具と、水の入ったダンボール箱で埋まった部屋を見渡す岩井。

「で、この水は?」
「あ、水はもっとあと。ずっとずっとあと。」

後でも先でも、こうなったらおんなじな気がしますが、ま、それなりのストーリーがあるようです。

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岩井の家からの帰り道、朝子に電話をしたテツコは、朝子が「女狐」と会っていたことを知ります。

「お寿司とかさぁ、ふつうウニって一人いっこじゃない?
それをいっぺんに二個もいっちゃうのよ?」

「えっ、ほんとに?」

たちまち、朝子の腹立ちに共感するテツコ。価値観が一緒なのね。

「あれは、最低だわ。」

電話をしている最中に、朝子の医院に「下手人」こと課長が、小さな花束を持って訪れます。
「僕たち、よりを戻しませんか。」
びっくりする朝子と、電話の向こうのテツコ。

「下手人と朝子さん?!」

頭の中がハテナで一杯のテツコは、さらに、先週登場した、ムムムをヘアーモデルにスカウトしようとしたカメラマンとギダリエが、何やらいちゃいちゃ(?)している場面に遭遇。
「会社には内緒ですよ!」
誰が喋るか、とテツコ。
あのカメラマンが再登場するとは思いませんでした。

朝子の治療を受ける課長。

「お金のことは言わないから。ずっと友だちでいよう。」

黙って頷く朝子。
友だち、が良かったのかなぁ、それともちょっとがっかりしたのかなぁ。両方かもしれません。

ギフは場所をカラオケ喫茶に移して、岩井に家具騒ぎの顛末を語ります。

富士子の会社を訪ねたギフ。
富士子は会社の社長で、会社名は「FOX FURNITURE」。そのまんまやんか(笑)
そんでもっていきなり富士子に「会社が倒産しそうだ」とさめざめと泣きつかれ、思わず、僕でできることがあるのならば、と言ったが終わり、あれよあれよという間に、買わされちゃった、というわけです。
水は、
「男の人がうちに来ることないから、ついでに頼んじゃおうかな」
と、パシらされたらしい。
で、大量の水をえっちらおっちら3Fの事務所・・・うち(?)に運んでいる間に、富士子は消えてしまった、というわけです。

それでも警察に届けなかったのは、
「もしかして、先に温泉に行ったんじゃないかなと。」
と思ったそうで、それにはさすがの岩井も
「そんなわけないじゃないですか」
と突っ込み。

もちろん、富士子が着ているわけもなく、ギフは「一人」で豪勢な温泉一泊旅行をしちゃったのでした。

「それだけの膨大な考える時間があって、ようやく騙されたって気づいたわけです。」

 「それ、わかります。」

少女にお金を貸した時のことを思い出した岩井は、思わず共感しちゃいました。
で、我に帰り、寝る場所がないことを思い出します。

「うちへくればいいじゃない。」と、しれっとギフ。
「え~~~!」
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「ひとりだと、減らないな」

お鍋の中の余ってしまったご飯を見詰めるテツコ。
そこへ、二人が帰ってきました。
テツコは安心すると同時に怒ってます。
けれども、ギフより、岩井に、どこで見つけたのかを問い詰めるのが、こういうシチュエーションではありがちで、可笑しかったです。
まあ、ギフに聞いたところで、テキトーなことしか言わないとわかってますからね。
このシーンで何気にツボだったのは、岩井がギフをカラオケ店で見つけた、というのに、猛然と
「岩井さん、そんなとこ、いかないでしょっ」
と言い切るところ。
もう、テツコと岩井の関係が随分進んでいるのを感じました。

ギフの勝手な作り話につき合わされて、何か良いことを言わなくちゃならなくなった岩井。

「もやしの命は1日。だから買ったらすぐ食べる。」 (笑)

ギフが料理をしている間の、テツコと岩井。

「正直、ヘコんだ。ギフが急にいなくなって。」
「そうなんだ。」ギフがいなくなった真相を知っている岩井の表情が微妙です。
「ギフも私が急にいなくなったら、ヘコんだろうな。」
「うん、そうだね。」
「だから当分、結婚は無理だと思うの。」
「うん、なるほど・・・え、なんでそうなの?」

話の成り行きに慌てる岩井。振り返ると、お仏壇と一樹の遺影。

その晩、ギフと枕を並べて寝る岩井。

「結局、何にも解決してないですよね~、俺たち。」

何もかもにぐったり疲れる岩井。と、突然ギフ。

「岩井君とテツコさんが結婚してくれたらなぁ。」

などと言い出したので、岩井、びっくり。

「あれ、嫁入り道具ってことになって、すべて上手くいくだけどなぁ。
いいアイデアだと思わない?」

結婚を勧める理由が北欧家具だと知って脱力。

「テツコさんは、当分結婚しないそうです。」
「なんで。」
「ギフが一人になったら、可哀想だって。」
「そんなことを。」
「あの、結婚、無理かも。」

「じゃあ、ここで三人で暮らそうか。」
「それは、無理です。」
「なんで。」

「だって、完全にアウェイじゃないですが。
ここにはテツコさんと一樹さんが暮らしていた名残りがあちこちにあるんですよ。
そんなところで勝負、できないじゃないですか。」

「勝負って、どうなったら勝ちなの?」

「それは・・・」

「それはいっぺんに書きかえるのは無理だよ。
でも、家って変わるんだよ。
岩井君がここで暮らせば、その跡は必ず残っていく。」

「上書きするってことですか?」

「いいや、重ねるって感じかな。
昔のことはそのままで、薄いセロファンを何枚も重ねていく感じ。
それが、年をとるってことかな。」

.

あくる朝、ギフとテツコがしきるキッチンに手持ち無沙汰にぽつねんと座る岩井。
テツコが炊きたてのご飯をお仏壇に供え、代わりに供えてあった、干からびて固くなったご飯をもくもくと食べる姿をじっと見つめていました。
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「パワースポット」では、ムムムが、サカイ君に話を切り出していました。

「サカイ君、医者に戻らないかって言われているんでしょ?」
「ああ、あれね、俺、断るつもりだから。」
「まだ断ってないってことは、迷っているんだよね。」

無言のサカイ君を見て。

「私、ここ、ひとりでやるから。戻れば。」

調理師免許を持っているのは自分だけだし、無理だよ、と慌てて止めるサカイ君に、休業して免許もとる。だから、できる、とムムム。

「私がCAで、サカイ君が後輩だったら、こう言うと思う。」

姿勢を正すムムム。

「フォローするばかりがその人のためになると思ったら大間違い。
最後まで一人でやらせなさい。
それを遠くから辛抱強く見守るのが、あなたの仕事です。」

するとサカイ君の目が潤み始めました。
どうしたの?と聞くムムム。

「だって、その言い方、昔のおまえじゃん。
なんだよ、泣かせるなよ。」


「そっか。サカイ君、昔の私が見たかったのか。

私も見たい、昔のサカイ君。」

.

さて、岩井。
ギダリエが結婚する、と聞いて思わずでました、力いっぱいの

「よっしゃああああ!」

あくる朝(だと思う)、ギフに、岩井んちにある北欧家具を気に入ったギダリエが、婚礼家具として買ってくれたことを報告します。
ギダリエの名を出してこそこそ、うふうふと密談する二人の会話を聞いて、岩井とギダリエの仲を誤解し、むくれるテツコ。

朝食が始まり、テツコは「今日はギフの番だよね」と供えたご飯をギフに差し出します。

初回に出てきたのと同じシーン。
こうして、二人きりで、故人たちへの思いを噛みしめていた。
二人にとっては、ごくごく日常的なこと。
でも、今朝は。

「あの、それ、俺に食べさせてもらえませんか。」

岩井が申し出ました。
きょとんとする二人でしたが、どうぞ、と普通に差し出します。

もくもくと噛み締めながら食べる岩井。

「どう?」と、ギフ。
「・・・うまい。」
.

会社にて。
ギダリエに岩井のことを問い詰めようとして、逆襲されるテツコ。

「ヤキモチやくほど、好きなんですね。先輩、いっつもごまかしますよね。」

ギダリエの勢いに、岩井のことがヤキモチ焼くほど好きなことを認めました。偶然居合わせた岩井とテツコを二人きりにして去っていくギダリエ。

「俺、やっぱり結婚したいんだけど。
ダメかな?」


「いいよ。」

「えっ、ほんとに?
良かったあ。」

「よっしゃあ、じゃないんだね。」

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立ち食いそば屋で富士子と出くわしたギフ。一目散に逃げる富士子を追っかけます。
ようよう、追いついたギフ。

「私、あやまりたくて。
利用しようとしたのは、あなたじゃなくて、わたしの方。
年をとって、嫁に面倒をみてもらうのが嫌で、あの家を逃げようと思いました。
だから、利用したのは、私の方。」

「それを利用して、お金を巻き上げたのは、私の方。」

「この年になると、純粋な恋愛なんて、難しいですよね。」

「私は、なんとなくそんな気持ちになりました、信じられないだろうけれども。
・・・いきませんか?一緒に。ここじゃないところで暮らしませんか?」

富士子の誘いをじっと噛み締めるギフ。
ギフが黙り込んだ理由を、私の言うことなんて信じられるわけがない、と受け取った富士子に清々しく語りだすギフ。

「富士子さんのこと、考えると、夢みたいに楽しかったです。
でも、一緒にいっちゃうと、それ、もう、夢じゃなくなるし。」

「あの家で年をとって、死ぬまで気を使いながら、面倒みてもらって人生を送るのですか?」

「いいじゃないですか、気を使ったり、使われたり。

信じるって、そういうことでしょ。
信じている人に見守られて最期を迎えるのは、とても良いことだと思います。」

もう、だめだっていうんで、妻を自宅につれてきました。
そしたらね、妻が言うんです。」

庭の見える部屋、今、お仏壇がある部屋に置かれたベッドに横たわる夕子のシルエット。
庭には秋を迎えたイチョウの木。

「<私さ、あとはこの金色に輝く庭だけを見てすごすんだよね。なんだかとても贅沢で、幸せだわ>って。

あるんですね、人から見たらみじめに見える時でも、夢のようにキラキラと輝く時間が。

私は、あの家で、あと何回か、それを見届けます。」

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夜、同僚かもしくは同窓生と飲んでいた岩井。

「家に帰ります。待っている人がいるんで。」

とわざわざ宣言して、一人帰路に着こうとしますが、あるものを見かけてしまいます。
それは

<あなたにピッタリのコトバ差し上げます。>

という看板を掲げた「路上コトバ師」。
例文の中に、自分が言った「もやし~」を見つけた岩井は、あ、これ、俺の、と店主にクレームをつけました。

「へぇー、同じセンスしたんだ。」

とほよよんと返されてしてきた店主の顔が、一樹そっくり。

酔っ払っている岩井は、迷うことなく、店主を一樹だと思い込みます。
元々岩井は「見える人」ですものね。
しかし、単に一樹そっくりなのか、それとも酔っ払ってそう見えたのかは、わかりません。

「言っとくけど、テツコさんはもう、俺ののもんだからね!絶対に返さない!」

そして、走り競べを勝手に申し込んで、
「走るのは、やばいよ、そんな状態で走ったら、やばいよ。」
と、店主が止めるのも聞かずに、一人、走り出します。

ここ、ちょっとドキっとしました。岩井に何かあったらって。

でも、転んだまま寝てしまうだけで、すみました。良かった。
そこへテツコからの電話。寝ている岩井の代わりに電話に出る店主・・・

駆けつけてきたテツコ。
岩井は、店の横で寝ていました。
お礼を言いつつ、店主の顔を見て、息を呑むテツコ。
「見えない人」かつ、酔っ払っているわけでもないテツコにも、店主が一樹そっくりに見えたのです。

店主は、岩井を、タクシーに乗せるまで抱えてくれました。
テツコと、一樹そっくりの人物が岩井を守って歩く・・・

「この人、大切な人?」
「はい。」
「世界で一番?」
「はい、世界で一番。」
「そんなこと、言われてみたいよな~。」

タクシーに岩井を乗せたテツコ。

「ありがとうございました。」

「お幸せに。」

「あたし・・・幸せになっていいのかな。」

「誰よりも幸せになってよし。」

こうして、テツコたちを乗せたタクシーは走り去りました。
見送った店主。

店に大きく言葉を掲げます。

「誰よりも幸せになってよし」

タクシーの中。眠っている岩井の手をそっと握るテツコ。
ラジオからは、ギフの天気予報が流れています。

一樹、私、幸せになる。

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エンディング。

富士子はひとりで逞しく生きています。

ムムムを中心に、深ッチンと小田夫妻が働く活気溢れる「パワースポット」。
ムムム、お化粧してます。壁には、テツコが描いた、一樹の絵を元にした「お茶碗を持ち上げる蟻」の絵。

岩井はテツコからお茶碗を贈られました。

お産でストレッチャーに乗せられたギダリエを迎えるのは、医師に戻ったサカイ君。
一瞬ですが、たくましい表情が見えました。

朝子の医院でラーメンを仲睦まじげに食べる、朝子と下手人・・・課長。

虎尾と彼女。
彼女を見る虎尾の眼差しが優しく、愛おしい。

そして、時間は遡って。

子犬を拾うのは、まだ少女の面影を残したテツコ。
テツコが拾った子犬に興味津々な一樹。

これが二人の出会いだったのでしょうか。

ラスト。

いつものようにお仏壇にご飯をお供えして手を合わせるテツコを、後ろに座って見守る岩井。
供えられたご飯は、芋ご飯。サンマも小鉢も。美味しそうです。

そして、縁側で、金色の木を見ながら、銀杏を割る、ギフ、テツコ、岩井。
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主なセリフを書き出すだけで大変長くなってしまいした(汗)

登場した人々、みんながそれぞれの幸せを見つけたラストでした。
ギダリエの夫はあのカメラマンなのでしょう。そう思った方が楽しいです(^^

ギフの「信じている人に見守られて最期を迎えるのは、とても良いことだと思います。」から、ひと息の間もなく妻の思いに移る流れはリアルでした。

恋をしても、夢を見ても、浮かれても。
ギフの想いは、すべて夕子、そして一樹へと戻っていくのです。
そしてそういう自分を受け入れている、ギフ。

路上コトバ師が、他人の空似だったのでしょうか、それとも一樹が「カード」を切ったのでしょうか。
テツコを見つめるまなざしは・・・それは、見る人が感じればいいこと。

一樹への想いは、ギフがそうであるように、テツコからなくなることは決してない。
しかし、岩井は、目の前にいるテツコだけでなく、テツコの思い出を見つめることから逃げませんでした。

一樹と出会え、そして岩井に出会えたテツコは幸せな人。
人を失う痛みを知っているテツコと出会えた岩井もまた、幸せな人。
テツコの心の中にずっと有り続ける一樹は幸せな人。
これからはテツコを通じて、岩井の心の中にも有り続けるのです。
一樹を亡くしてからの7年間をテツコとともに暮らしたギフ、そしてテツコは幸せな人。

あの家で、ギフとテツコは、岩井との時間を新たに刻んでいくのです。

生きること、それは死んでいくこと。
だから、人は死を考える。
生と死の間には、厳然とした境がある。でもそれは紙一重でしかない。
死は常にそばにある。だからこそ、生かされていることの幸せを感じる・・・

哀しくて、優しい、ほんわかとした日常と、そこにふと顔をのぞかせる、不可思議な世界と淡々とした死の世界。

生きている人間にとっての「死」は生臭いものです。
愛憎渦巻く感情、お金、宗教。
しかし、木皿さんの描く「死」には生臭さを感じません。
無常観とでもいうのでしょうか。

脚本、演出、映像、そして音楽で、最後の最後まで、木皿さんらしいドラマを堪能することができました。
木皿さんの次回作を心待ちにしております。

印象に残っているシーンをいくつか抜粋して書き留めておきます。

深夜、病院からの帰路に、焼きたてのパンを食べながら帰る、ギフとテツコ。
高層ビルの、上へ上へと上がるガラス張りのエレベーターに、手を繋いで乗っているテツコと一樹。
お骨の入った缶を、そっと振るテツコ。
少女に手品を見せる岩井。
シュールさで忘れられないのは、岩井のアパートのエレベーターです。

ムムムについては書く余裕がありませんでしたが、彼女をフォローすることで自分もまた救われたサカイ君の切なさが、運動場に白線を引くエピから、自分を取り戻しつつあるムムムを見て涙ぐむエピへの繋がりで、じわっと沁みました。

あと、一樹の車に拘る虎尾、おバカな深ッチン・・・他のキャストの皆さんも素晴らしかったです。

ちょっと世間からずれてはいるけれども、一番大事なことを掴んでいるギフを演じた鹿賀さん。
世間からずれてるのは、ゲストを含め、登場人物全てすけれども(笑)

ポジティブでお人よしなのだけれども、ふっとよぎる哀しい表情で、岩井という人間の深さを感じさせてくれた溝端さん。

星野さんの一樹は登場するだけで、涙。

テツコが一樹を想うシーンは、どれも忘れられません。
それほど、仲さん、素晴らしかったです。

スタッフ、キャストの皆さん、ありがとうございました。

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2014年11月20日 (木)

Nのために #05

公式サイト

希美(榮倉奈々)は野バラ荘を守るため、安藤(賀来賢人)と西崎(小出恵介)と共に企てたN作戦を遂行しようと、野口(徳井義実)が行っているサンゴを守るボランティアに安藤とエントリーする。(公式サイトより)

原作未読です。

冒頭、繰り返し写される2004年クリスマスの事件。
少しずつ目線が変わってきています。
チェーンのかけられた部屋。その時、西崎は部屋の外にいたのか、中にいたのか?

2003年。

沖縄で、1部屋に泊まることになってしまった希美と安藤。
安藤の気持ちを知る、西崎の画策でした。

西崎って策を練るのが好きですなあ。
でも、人の気持ちは思いも寄らない動きをするのです。

何とか野口夫妻と同じチームに入った二人は早速将棋好きをアピール、首尾よく野口の関心を引くことに成功しました。
夫妻とダイビングを開始する二人。
どころが初心者の野口の妻、奈央子が機材の故障で奈央子パニックに陥ってしまいます。
彼女を助けたのは、安藤。
このことが切っ掛けで、一気に野口夫妻に近づいた二人。
食事のあと、安藤は全くの初心者であることを隠して、野口と将棋をしはじめ、希美と奈央子は海岸を散歩します。
妻に優しい野口と、夫に甘える奈央子をみて、結婚もいいのもかもしれない、と思いました、と語る希美。
女性二人が帰ってくると、安藤が将棋に勝っていました。

「ビギナーズラック」と希美にこっそり微笑む安藤。
しかし、盤を見た希美の目つきが一瞬鋭く光ったような気がします。

野口はわざと負けた?
だとしたら、なぜ?
それとも本当は将棋などしないのでしょうか。

宿に帰る、安藤と希美。
野口夫妻のゴージャスなリゾートホテルと、質素な民宿の落差。

野口に進められるまま、すっかり酔っ払わされた安藤は、酔った勢いで希美にキスをしようとしましたが、激しく拒否され、我に返ります。

この時は、希美が許すわけないやん、と思っていたのですが。
思わず拒んだのは、びっくりしたことの方が大きく、本当は嫌ではなかったのかもしれないこと、そういう気持ちに希美自身が気がついていないことが、徐々に明かされていく運び方が上手いです。

あくる日、ビーチで「昨日はごめん」とシオシオになってあやまる安藤に、全くわだかまりのない希美。
「端から端までの水平線が見てみたい。」と、今まで慎司にしか言わなかった夢を語りました。

東京に帰って、西崎に状況報告する二人。
作戦の上々の滑り出しに喜ぶ西崎。もっと野口夫妻に近づくよう指示をだしましたが、希美は、この作戦から安藤は外れたほうがいいと。
なぜならば、野口と安藤は、入社すれば上司と部下となる。もし、計略を持って近づいたことを知られれば、安藤の立場が不利になるかもしれないから、と。
キスしようとしたことが原因?とショックを受けた安藤でしたが、納得しました。

そうそう、安藤の立場は見ていても気になっていたことなのです。
希美は、ちゃんと考えていたんだ。

その頃、慎司は悪い友人に誘われるまま、振り込め詐欺の深みにはまり込んでしまってました。
友人、山田裕貴さんなのね。ゴーカイジャーの頃くらいウエイトを落としてきたので、先週は気がつきませんでした。

母、早苗からの電話に凍りつく希美。

出ないで!

ふぅ~、留守番電話に切り替えました。
で、ほっとしたのもつかの間、希美の部屋を訪ねてきた!

相談したいことがあるんよ~と、例の調子でドアを開けようとする早苗。

たまたま西崎の部屋にいた希美は、完全にフリーズしてしまいます。
そんな希美を見て、尋常でない母娘関係に気がついたかも、西崎。

なかなか希美が出てこないので、「おなか、痛くなってきた」しゃがみこむ早苗に、ふと反応する希美。
しかし、あの声音は仮病だ、と止める西崎。
西崎は、そういう声音を聞いたことがあるんだ。

と、大家さんがやってきて、早苗を母屋に連れて行ってくれました。
ナイス、大家さん。
その後、希美が本当に留守であることを近況を交えて聞いて、気が落ち着いたのか、何事もなく島に戻ってくれました。

西崎に、母に会いたくないわけではない、でも会ったら島に引き戻されそうで怖い、戻りたくない、と吐露する希美。
誰にも頼らないで一人で生きて生きたい。

誰の助けも借りないつもりか、と西崎。

「助けてって思った人はいる。でも、言えなくて。」
「そいつか、罪の共有。」
「そう、罪の共有。」
「今、どこで何してる?」
「元気で幸せにしてたら、ええな。」

罪の共有者、慎司はその頃・・・暗い表情で・・・
.

野口家。ペントハウスなのでしょうか。
希美からの手紙を、野口に渡す奈央子の顔が怖いです。

手紙には、野バラ荘のこと、だから都市計画の内容が知りたいのだ、という希美の気持ちが真っ直ぐに書かれてあったようです。

これは、意外でした。

希美に会って、計画に含まれている野口一族の物件、ミドリビルは絶対に売らない、と明言する野口。
嬉しそうな希美。

良かった~これで隠し事をしなくても良くなった・・・で、終われば事件は起きなかったはず。

他の都市計画を教える見返りとして、野口は何を希美頼んだのでしょうか。少しにやけ気味の表情も気になります。
そんな二人の様子を遠くから見ている奈央子も、不気味。

ともかく、ミドリビルを売却しない、という情報を得て、西崎はN作戦の終了を宣言し、三人で乾杯。

安藤は就職のために野バラ荘を去っていきました。

安藤の前途を祝しながら、希美は沖縄での真実を西崎に喋ります。

「安藤はずるい手を使わないもん。」

実は、奈央子のパニックは、希美が奈央子のタンクのバルブを少し締めたため、起きた。

「気がついたら、もう、手が動いていた。止められなかった。」

うちの母も父も平気で嘘をつく。平気で人を傷つけたり、嘘をついても何とも思わない。

「私もそういう人間なのかな。」
「親は親、子供は子供さ。」

その後、希美は弟から、母が結婚したがっていることを聞きます。
相手は、あの民生委員。
うまくいけばいいのですが・・・不安です。
度々島に帰っているらしい弟は、慎司の悪い噂も耳にしていました。

その慎司は、詐欺を続けることに嫌気がさし、友人ともみ合います。
そこへ張り込んでいたか、警察が駆けつけ、捕らえられる慎司の、なんとすさんだ顔。

激しく降りしきる雨の中。
希美の部屋の前に佇む奈央子と出会う西崎。
.

2014年。

野バラ荘を訪ねた安藤は、前住んでいたのと全く同じ部屋に住んでいる西崎と再会します。
しかし、弁護に屈力してくれた御礼は言うも、事件のことは忘れろ、誰とも関わる気はない、とすげなく追い返されてしまいました。
その時、安藤は、西崎が希美宛に何かを送ろうとしていることを知ります。

高野は、夏恵の治療のために上京していました。
しかし、一向に良くならない症状。
医師から、治したい、というプレッシャーが逆効果になっているのでは、夏恵の症状と向き合い、受け入れてみては、と言われる高野でしたが。

「年をとるごとに、ひどくなる考えがあります。
ふとすると、その考えで頭の中が一杯になる。
なんで、という考えです。
なんで妻がこんなことになったのか。
なんで自分だけが何も知らないままおるんか。
どんな形であれ、真実を引きずり出して、この考えを終わらせたいのです。

めるわけにはいかんのですよ。」

夏恵のためでなく、自分のために治療を続けさせているのかなあ。
だとしたら、声が出なくなった原因はなんであれ、夏恵は辛いだろうと思います。そして、夏恵はその辛さを甘んじて受け入れているようにも見えました。

西崎から送られてきた大金に驚く希美。
安藤は、自ら高野に接触し、自分も西崎が犯人だとは思わない、と告げました。

そして、希美の元に高野が訪れる・・・

一瞬であの頃のことが蘇る。
波の音、海の匂い、憎しみ、軽蔑、無関心・・・

一度ついた嘘は、つき通す。
それが嘘を真実に変えるたったひとつの方法だった。

2014年の希美。メイクや照明効果もあるでしょうけれども、おみごとに30代の女性でした。
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西崎は希美になぜ大金を送ったのでしょう。そしてそのお金で作ったのでしょう。
希美の部屋の前に立っている奈央子に、早苗の姿が被ってぞっとしました。
事件の原因は野口のDVか、と思っていましたが、奈央子にも何か事情がありそうです。

安藤を守るために、N作戦からはずした希美。
ごく普通の屈託のない青年。そしてずるいことができないピュアな部分も持っている、自分とは全く違う安藤。
違うからこそ、友人以上に惹かれたはじめてたように見えました。
しかし、そういう自分の気持ちを受け入れるには、慎司の存在が大きすぎる。

希美の中で、安藤を守りたい、という気持ちが大きくなっていたならば。
2004年の事件には、安藤は本当に関わっていなかったのかもしれません。

10年間会わなかったかつての仲間たち。
しかし、西崎と希美は連絡をとりあっていることを知ってしまった安藤。
真実を知らないのは、自分一人だけなのか・・・
その思いが安藤を駆り立てはじめたように見えます。
高野のように。

希美は、かつて慎司を救ったことで、逆に慎司に深い深い傷を負わせてしまった気がする。
「罪の共有」に耐えれる人間は、それほど多くないと思うのです。

誰にも知られないように、「守る」相手にすら知られないように嘘をつき通す・・・
安藤がもし「真実」を知ったなら、どうなるのでしょうか。あくまで、安藤が関与していない場合ですけれども。

2014年、希美の気持ちはどこにあるのでしょう。

事件の真相を明らかになっていくのはもちろん、希美の気持ちの変化そのものがミステリになっていて、見応えがありました。

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2014年11月19日 (水)

ぼんくら 第五話「恨みを持つ者」

公式サイト

井筒平四郎(岸谷五朗)の探索依頼を受けた辻井英之介(音尾琢真)の調べによると、佐吉(風間俊介)は、湊屋総右衛門(鶴見辰吾)の姪・葵(佐藤江梨子)の一人息子であり、総右衛門はその母子を随分と可愛がっていたとのことだった。しかし、総右衛門の妻・おふじ(遊井亮子)は当然そのことを快く思っていなかった。それからしばらくして葵は失踪。鉄瓶長屋との関係は不明のまま。そのうち、総右衛門の動きを探る岡っ引きの仁平(六平直政)が事態をより複雑にしてしまう...。(公式サイトより)

原作既読です。粗筋をざっくり書いています。

おしま婆さんが八王子の息子夫婦の下へ越していった・・・次々と店子が去っていく鉄瓶長屋。
自分の差配がまずいのかも、と落ち込む佐吉。
平四郎の、お前はよくやっている、という励ましの言葉も全く耳に入りません。

「だったら、俺はなんでここにいるんだろう。」

佐吉の言葉が忘れられない平四郎。

そんな時、お徳が過労で倒れてしまいました。
支えようとしてギックリ腰になってしまった平四郎はさておき(汗)、お徳を懸命に・・・懸命な様子を見せないようにして、看病するおきゃんなおくめ。
頑なだったお徳の気持ちもほぐれたようです。
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今回、佐吉の素性と仁平の過去が明らかにされました。

佐吉は湊屋の姪、葵の息子だった。
しかも一時期、女房がヤキモチを焼くほど湊屋に可愛がられていたにも関わらず、葵が失踪した後は、植木屋に捨てるようにあずけられ、ほとんど交渉がなくなってしまった。

佐吉の運命を一変させた葵の失踪。
しかし、その理由は噂ばかりで本当のことは誰も知らない、というのが、黒豆さんからの報告でした。
加えて、湊屋というのはかなりの発展家だそうで、相手は自分より境遇の下の者ばかり。ずるずると関係を持つのではなく、別れる時は生活が立てられるように、十分な手当てして、すっぱり別れるとか。

それでは、江戸中に湊屋の子供が散らばっているのですね、と弓之助。
どこまでわかってるんだか(笑)

そんな湊屋の落とし子の一人である若い娘が水茶屋で働いていることも黒豆は掴みました。
それだけでなく、その水茶屋に湊屋の一人娘が訪れ、娘が声を何やら話しかけると、湊屋の娘がいきなり娘の頬を引っぱたいた現場を目撃。
そこには、佐吉が飼っているカラスの官九郎もいたそうな・・・いい仕事してます。

なぜ、官九郎がそこにいたのか、頭を捻る平四郎。
今で言う「伝書鳩」みたいなものかも?と。

そうであっても、いや、そうであるならばいっそう、官九郎が水茶屋に飛んでいった理由はわかりませんよね。
文を取り交わす相手がいてこそなのですから。

この謎はのちほど明かされるでしょう。

さて、仁平の過去の方は、スパコンおでこさんと政五郎親分のおかげで判明しました。

なんと仁平は昔、湊屋の同僚だったのです。
商いの才がある上に人望も厚い、湊屋。
一方、上には媚びへつらい、下には理不尽な苛めをするので嫌われている仁平。
二人の差はどんどん開き、仁平が相変わらず手代のままなのに、湊屋は一軒の店を任されるほどの出世を遂げ、ついには仁平の下にいたものも、こぞって湊屋の店に移る有様となってしまいました。

悔しい仁平、何とか湊屋を追い出そうと嫌がらせを仕掛けますが、湊屋はかつての仁平の配下の者たちとともに、先手を打ちます。

その手というのは、自分が不正をしている、という噂をわざと流す。早速嗅ぎまわりだした仁平に、偽の大福帳を握らす。
ところが、湊屋の不正の動かぬ証拠、と大見得を切って大旦那に見せた大福帳には、何も書かれていなかった、という次第。
これには仁平も居づらくなって、店を辞めてしまった。

しかし、このことが仁平の怒りを執念に変えてしまったのです。
その後、罪を犯して獄に落ちたのですが、出所してからは岡っ引きとなり、湊屋の味方になって自分を追い落とした者たちを、次々と不幸に陥れていきました。
あるものは店を潰され、あるものは獄につながれ、妻を、子供を亡くし、挙句に縊死・・・
どんな汚い手を使ってでも、狙いを定めた人間を滅ぼしてきた。

そして、今や、仁平を陥れたのは、湊屋しか残っていないのです。
執念のためには、岡っ引きの立場で、同心すら問い詰める仁平。

そんな人間が岡っ引きに?と弓之助。
蛇の道は蛇、というか、岡っ引きには前科者が多いのですよ、と政五郎。彼も過去に何かあったのでしょう。
平四郎の父が決して岡っ引きを使わなかったこと、使わぬことを家訓にしたこと、その家訓を平四郎が守るのも、この辺に理由があるようです。
今回も、政五郎の手伝いを断りました。
ただ、いざと言うには、という申し出は、はっきりと断りませんでしたけれども。

早く手伝ってもらった方がいいですよー。
過去に傷があろうとも、なんてったて茂七親分の一の子分なんだからー。

その他、久兵衛が鉄瓶長屋のあたりをうろついているのは本当らいしこと、長屋を席巻した「壷信心」が、もとは湊屋ではやっていたこと。

色々事情が明らかになってきて、さすがの平四郎も推理をめぐらします。

誰かが「壷信心」を理由に長屋から引っ越すように差し向けたのだとしたら。
父親の借金のかたにされそうになって家出した娘・・・誰かが父親を博打に誘ったのかもしれない。
そして、長助に善次郎が鉄瓶長屋にいる、と教えたのは誰なのか。

もし、湊屋が仕組んでいるのだとしたら、商い絡みでもないのに、なぜそんな遠まわしで大掛かりな、しかも佐吉を陥れるような策を練るのでしょうか。

この謎の奥底には、人の執念渦巻くドロドロとしたものがあるかもしれない。
そんなものが見たいか、と弓之助に問う、平四郎。
弓之助は、執念より、真実です、ときっぱり答えました。

お話は丁度半分まできました。
何か感想を書こうとするとネタばれになっちゃうので、自粛(汗)
「捕り物」としては異色の原作に忠実な分、探偵役の平四郎がぼんやりしすぎに見えるかもしれまん。
原作もこの通りなのですよ。原作ファンとしては嬉しいのですけれども。

後半も期待しています。

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2014年11月18日 (火)

仮面ライダードライブ #06「戦士は誰のために戦うのか」

公式サイト

ブレンの毒をマッドドクターの治療で消し去り、復帰した進ノ介(竹内涼真)だったが、特状課は公安の桐原(小林高鹿)によって活動停止に追い込まれる。(公式サイトより)

キャストの皆さんの間がかみ合ってきて、軽やかになってきました。

社長が爆薬を作っていたと知って、戦う意義を見失いかけた進ノ介でしたが、かつて助けたドライバーさんからのお礼の電話で、復活します。
悪人がいなけりゃ、警察なんかいない(概略です)。
すごく基本的なことですが、ストレートな分、印象に残りました。

社長と公安は親戚同士、だから助けようとした・・・って、この公安、ダメにもほどがあります(汗)
あの会社は恐らく潰れるだろうなあ。だとしたらドライバーさんも職を失うことになるだろうけれども、頑張って欲しいです。

りんなの怪しげな行動は、やはり釣りでした。
誰がシフトカーを供給しているのだろう、と思っていたら、りんなだったのね。
ライダーサイドの伏線がサクサクと回収されるので、ストレスを感じません。
りんながベルトさんの生前からの知り合いだったとすれば、色々と事情を知っている?

りんなのことを教えてもらっていなかったことにスネる進ノ介を笑かそうとする、霧子の無理矢理な笑顔が可愛かったです。

ドライバーを盾のように使うアイテムは面白かったです。
これ、売れそう(^^;;

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2014年11月17日 (月)

烈車戦隊トッキュウジャー 第36話「夢は100点」

公式サイト

ドリルレッシャーを取り戻してから明の様子がおかしい。一人で何かを探し回っているようだ。そんな中、烈車は大学に直結した「珀天大学前駅」に到着。大学の名前を聞いて、ヒカリはあることを思い出す。ヒカリたちの町・昴ヶ浜の小学校に教育実習でやってきたさくら先生(外岡えりか)が、この大学に通っていたのだ。 (公式サイトより)

ヒカリメインのお話でした。珍しい。

昴ヶ浜はシャドータウンになってしまったが、昴ヶ浜のことを知っている人が全て闇にのまれてしまったわけではない。昴ヶ浜のことを知っている人に話を聞けば何かの手がかりになるかもしれないと考えたヒカリたち(公式サイトより)

でも、シャドータウンになった町は、関わった人々の記憶からも消えてしまうのね。
前から持っていた疑問に答えてくれたストーリーで、すごく腑に落ちました。

0点をつけられた人は自信を失って闇を発生する、というのも子供たちの共感をよびそうだし、さくらが昴ヶ浜の記憶ははっきりと取り戻せなくても、教師になる夢を取り戻す、という流れもきれいでした。

ライトが0点をつけられても全く動じないは予想通りでしたが、-100点に「名乗りにくい」とヘコむのが予想の斜め上で、可笑しかったです。

シュバルツは明に仲間を裏切るようなことを条件にしたのではないようです。
いったい、何なのでしょうか。
次回、明かされるかも?

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軍師官兵衛 #46「家康動く」

公式サイト

秀吉(竹中直人)の死により、長政(松坂桃李)らを取り込んだ家康(寺尾聰)と、大老・前田利家(横内正)と結ぶ三成(田中圭)との権力闘争が始まる。家康は秀吉の遺言を次々と破り三成を挑発、天下への野心をあらわにする。如水(岡田准一)は一触即発の事態の収拾を図るが、淀(二階堂ふみ)とおね(黒木瞳)の亀裂も決定的となり、利家の死で均衡は崩れ、家康派の武将による三成襲撃事件が勃発。如水は家康の行動の真意を悟る。(YAH0O!テレビより)

秀吉の死後、予想通り動揺する豊臣政権。
満を持してと、家康があからさまに揺さぶりをかけはじめた今回。
若手を手玉に取る、家康の凄みある狸っぷりが楽しめました。
また、三成憎さで勢いのまま突っ走る、長政たちの直情っぷりが怖くもありました。
自重せよ、という如水の命を伝える又兵衛との仲も険悪に。

利家の死後、長政たちはついに暴発します。
彼らに奇襲をかけられて家康の屋敷に逃げ込む奇策をとった三成。
ここで三成を撃てば、いわば「私闘」に加担したこととなり、大儀を失ってしまう家康は、逸る長政たちを静めます。

家康の屋敷で一人高笑いする三成。この長いシーン、いったいどういう意味があったのだろう?・・・必要だったのかな?
いよいよ、家康と一騎打ちする覚悟を決めたってことでしょうか。
三成に人間的なボリュームを与えていないから、ほとんど感銘も受けませんでした。

何か事件が起きることを待っていた家康は、この機に乗じて三成を隠居させてしまいます。
もちろん、三成がそれで大人しくなるわけはないことを知りつつ。
というより、奉行という枷を解かれた三成が、本格的に動き出すことを期待しているわけですな。

秀吉が亡くなって、髪を下ろしたおね。
淀に、まったく変わりませんね、と声をかけるたのは、淀が髪を下ろさないことへの皮肉でしょうか。
天下は天下人の器を持った者が治めるべきだ、と豊臣の政権に見切りをつけたおね。

産後ということもあって、糸の鬱状態がひどくなっています。
長政が熊之助の生き返りのようだ、とわが娘を可愛がる言葉にも、我が身を責めてしまう糸。
そんな糸の鬱屈が理解できない長政。
ずっと一緒に暮らしていても、理解しがたがったでしょう。
こうして夫婦の溝は広がっていく一方で、屈託のない栄が登場。糸も昔はこんな風だったのになぁ・・・

今回、一番びっくりしたのは、前田利家の、1話限りの登場です。
そりゃ官兵衛中心のストーリーなのだから、歴史的にはビッグネームでも、この大河では小さい役でもいいわけです。
それにしては、重々しく登場しました。
歴史をあまり知らない人が見たら、誰、このお爺さん、新顔だけどなぜこんなに皆から重々しく扱われるの?と思わないでしょうかね?
この大河では、こういうパターンは利家に限ったことではないのですけれども。

さて、家康の腹の内を探った如水。
石田にはつかない、わが道を行く、と明言しました。
あと4話くらい?
関ヶ原は次々回になりそう。

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2014年11月15日 (土)

キングオブコント2014

今更とは思いつつも、2009年からずっと書いてきたので、アップします。

今回から審査システムが大幅に変わりました。

1回戦は抽選で対戦を決められた2組の勝ち抜いた方が2回戦へ進む。
2回戦はというと、

抽選で1番になったコンビからネタを披露。
続いて、ネタ順2番目のコンビがネタ披露。
ここで、審査員による判定。「面白かったのは、どちらのコンビ?」
続いて、ネタ順3番目のコンビがネタ披露。
ネタを終えたら、審査員による判定。
「面白かったのは、どちらのコンビ?」
という流れで
全コンビがネタを披露し、最後に勝ち残ったコンビが優勝!(公式サイト参照)

え〜?!
1回戦は、組み合わせによって不公平が生まれるのでは?
2回戦は、後に披露したコンビの方が印象が新たな分、有利なのでは?

などなど、不安が一杯の変更ですわ〜(汗)

以下、ひとこと感想です。
あくまで個人の好みですので、ご容赦くださいませ。(以下敬称略)

-------------
<1回戦>

1.シソンヌ VS 巨匠

■シソンヌ
ラーメン店でくだまく、パチンコに負けたおっさんと、店員。
「くせえラーメン」というおっさんの屁理屈が印象に残りました。

■巨匠
パチンコ玉からおじさんを作ることができるおじさん。
「人の価値観だけは絶対に否定するな、全ての戦争の元だから」

※難しい。どちらもネタが斬新で、かつ面白かったです。巨匠の方が動きが若干演劇的よりだったかなぁ、ということで、自分はシソンヌ。
審査員は54、47でシソンヌ。僅差でした。

2.ラバーガール VS リンゴスター

■ラバーガール
子供服売り場の店員と、まだ生まれていない友だちの子供の服を買いにきた客のシュールなやりとり。
「レジまでお願いします」とオチの「それ、ギャグです」が効いていました。
さすが、コントとして練れてました。うまいです。

■リンゴスター
最年少ファイナリストのトリオ。
産業スパイが潜入した会社の社長になってブラック企業を改革していく、という「不思議」な展開。今的な題材をポジティブなネタにしていて、面白かったです。

※芸や風格はラバーガールが断然上なのだけれども、リンゴスターの無邪気さに一票。
審査員は83、18でラバーガールでした。

3.バンビーノ VS さらば青春の光

■バンビーノ
「むかし、むかし、ジャングルの奥」
体技を追求するコンビの中でも、ダントツでゆるくてアホっぽいのに、ストーリー性があるのがすごい。
これなら言葉がわかなくってもウケるかもしれません。

■さらば青春の光
今回唯一の決勝常連。大手事務所を辞めたことはヤフーニュースで知ってました。
テレビの野球観戦をする、居酒屋の親父と常連のおっさん。
下ネタ連発する親父にどんどん引いてしまうおっさん。
「裁判やな。セクハラで訴える」「おっさんがおっさんを訴える?」
あはは、録画なら絶対NGなネタだわ。下ネタは苦手なんだけれども、料理の仕方はさすがだと思いました。

※バンビーノも好きだけど、さらば青春の光の「潔さ」に一票(^^;;
審査員は58、43でバンビーノ。接戦でした。勝ち抜いた本人たちが驚いていました(笑)

4.ラブレターズ VS 犬の心

■ラブレターズ
病気で入院中の少年を励ましに・・・ではなく、見下すことで精神的な潤いを得にきたプロ野球選手。
これまた設定が凝ってました。オチが良かったです。

■犬の心
先輩から借りた1万円を消すマジックを見せる後輩。
とにかく後輩の「エッへへへへへ」が強烈でした。
オチの「可愛い奴め」もね(笑)

※ネタはどちらも意表を突く展開で、甲乙つけがたかったのですけれども、芸人として、存在感というか気色悪さ(笑)が印象的だったのは犬の心でした。
審査員は7、94。
DTも言ってましたが、点数ほどの差はなかったと思います。ネタ先行気味な流れの中で、キャラが前に出ていたことが高得点に繋がったのではないでしょうか。

5.チョコレートプラネット VS アキナ

■チョコレートプラネット
ポテチの袋が開かない、ということで「開け専門」の業者を呼ぶ男。
シュールでSFチックなネタでした。

■アキナ
壁に向かってキャッチボールをするも、すぐにボールを壁の隙間に入れてしまい、「とれへん、とれへん」と甘える少年と、取って欲しいと頼まれる、真面目なおっちゃん。
今回、一番ストレートというかオーソドックスなネタだったと思います。

※ストレートなネタだからこそ、声の張り方など、芸人らしさが楽しめたアキナに一票。
チョコレートプラネットも面白かったのですけれども、今回、捻ったネタが多く、ちょっと飽きちゃったです(汗)
審査員は80、21でチョコレートプラネットでした。

勝ち残ったのは、シソンヌ、ラバーガール、バンビーノ、犬の心、チョコレートプラネット。

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<2ndステージ>

■チョコレートプラネット
カラオケを楽しむ男二人。
画面に出る歌詞を意訳しまくって唄う男・・・このネタ、ひょっとしたら英語や中国語の字幕がついた邦画を見た時に思いついたかもしれない(笑)

■バンビーノ
「トルネード」「ハグする」「ハグハグゲッター」
ゲームね(笑)
このコンビ、なんだかユルキャラ的ですわ。

※自分はバンビーノでした。
審査員は83、18でチョコレートプラネット。

■犬の心
「私はものすごく妹が欲しい」
妹がいる会社の後輩をものすごく羨ましがる、弟しかいない男。
「写メを見せてくださいよ」(笑)
オチの時に照明が落ちるタイミングがずれたのにはびっくり。
コントって繊細ですから・・・お気の毒です。

※気持ち悪いけれども、ネタも演技もメリハリがあって面白かった犬の心に一票。
審査員は85、16でチョコレートプラネットが防衛しました。

■ラバーガール
初めてのカットサロンに訪れた客におちょくられる美容師。
構図は1回戦と同じ。オチが効いていました。

※芸人らしさを感じたラバーガールに一票。
審査員は61、40で、チョコレートプラネットが防衛しました。

■シソンヌ
失恋した女性を乗せたタクシー。
女性を慰めるために暴走し始める運転手(笑)

※シソンヌ、やっぱりうまいです。
審査員は27、74でシソンヌでした。

ですので、優勝はシソンヌ。

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不安に感じた新審査方法。
しかし、終わってみれば、どういう審査方法をとっても、結果にあまり違いはなかったように思いました。
今までだって、出番順で有利になったり不利になったりしていましたし。

強いてこの審査方法で得したコンビを挙げるとするならば、相手が下ネタに挑んでしまったバンビーノでしょうか。
しかし、相手が誰であっても、彼らの無邪気さ、明るさは異色で、他のコンビと当たっても十分勝ち抜けるだけの魅力はあったと思います。

2回戦、チョコレートプラネットが最後まで勝ち残ったのは意外でしたけれども、逆に言えば、他のコンビのネタが弱かった、ということでしょう。
勝ち抜きではなく、一斉投票だったとしても、2位になったと思います。
自分はチョコレートを常に落としたのは、カラオケにあまり行かないので、ネタにピンとこなかったためです(^^;;

全10組、DT松本が言っていた通り、実力は非常に拮抗していましたが、この日はシソンヌが一番安定していました。安定しているコンビが強いのは、どんな審査方法でも変わりありません。

印象に残ったのは、バンビーノとリンゴスター。無邪気さが好もしかったです。

実は今回は、どのコンビが印象に残ったというより、各々のネタの完成度が印象に残りました。
SF、アニメ、ゲーム、そして時事ネタを取り入れての、変幻自在な発想と飛躍。
そして演劇的方向に偏らない演技力も。
その反面、笑いをとりにいく貪欲さをあまり見せたくない、という傾向も強まった気がします。
そう感じたのは、ネタは面白く見たものの、まるでドラマを見ているような気がしたのと、大爆笑したことが一回もなかったためでしょう。
元々コントは演劇性が高いジャンルではあるのですが、芸人の異形さを、TVを介して感じさせてくれるコンビはありませんでした。

決勝常連組のほとんどが敗退し、顔ぶれが一新したことも大きいかも。いや、観客が求めている笑いの質が変わったということなのかもしれません。
個人的には、アキナのような、力づくの、ある意味泥臭いコンビも頑張って欲しいです。

「次世代のコント師たちが繰り広げるコント格闘技、頂上決戦。」というコピーに相応しい大会だったと思います。

シソンヌ、優勝おめでとうございます。
みなさんの今後のご活躍をお祈り申し上げます。

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ドリームマッチ2014 夏
2014年3月のまとめ:おまけ「いいとも」
R-1ぐらんぷり2014
THE MANZAI 2013
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2014年11月14日 (金)

昨夜のカレー、明日のパン #6「蟻とオンナ」

公式サイト

テツコ(仲 里依紗)は、一樹(星野 源)の骨をお墓に返すため、虎尾(賀来賢人)と出かけることにした。テツコはお坊さんでもある深ッチン(趙珉和)に同行を頼みにパワースポットを訪ねると、そこではタカラ(ミムラ)が笑えるようになったとサカイ(福士誠治)たちが騒いでいた。だが、タカラはなかなか認めようとしない。
一方、岩井さん(溝端淳平)は双子の兄・冬彦(溝端淳平・二役)が家出をしたため、料理屋を代わりに継いで欲しいと両親から頼まれ、悩んでいた。とりあえず岩井は実家に帰ったが、入れ代わりに冬彦が上京してきた。ギフ(鹿賀丈史)は、書道教室で意気投合した美魔女・富士子(毬谷友子)と二人で歩いていたところを偶然、冬彦に目撃される。岩井と間違えたギフは口止め料として一万円を渡す。(公式サイトより)

原作未読です。

一樹、ようやくわかったよ。
私たち、住んでいる場所が違ったんだね。
一樹は私の知らないところにいて、私は生きてる方にいる。
一樹、私は生きている方にいて、そこから出ることができない。

ずっとずっと一樹のことを考え、想っているテツコ。

今までは、その一樹へのループする想いで日常を過ごすことが普通だったのが、生きることの面白さ、喜びを全身で表す岩井と出会ってからは、生きていくということと、一樹の思い出とどう向き合うかについてずっと考えるようになりました。

そして出した答えは、黙って持ち歩いていた一樹のお骨を納骨すること。

お墓に連れてって欲しいと頼んだ虎男に、いいけど、バチとかあたんない?と言われて、お坊さんに拝んでもっらた方がいいのかな、と頼んだのが、深ッチン。
良いキャラです(^^

「パワースポット」で頼んだお惣菜を待っている間に、テツコが書いていた絵。
蟻が茶碗のようなものを持ち上げている。
その絵を見て思わず笑うムムム。
でも自分が笑っているとは気がつかず、サカイ君と深ッチンに笑っていると指摘されても、全力で否定します。

一方、書道教室に通いはじめたギフ。
あれ、富士子と名乗る変な女に目をつけられたようです。

岩井のアパートでご飯を作って食べる岩井とテツコ。
そこへ、岩井の双子の兄が家出した、という知らせが入りました。

実家が料理屋だったのね。だから包丁の手さばきが良かったんだ。
弟は実家で料理人をやっているようです。

とりあえず帰らなければ、でも、本当は帰りたくない、帰ったらおわりみたいな気がするし、と岩井。
その言葉を聞いて浮かない顔をするテツコ。

「寺井さん、ずっと会社にいると思っていた。」

もちろん帰ってくる、でも、と岩井。

「親のこととかあるし、自分の考えだけで人生って進まないんじゃないかな。」

親父は相当強力な人なので、兄貴、がんじ絡みだったんじゃないかな、兄貴の気持ちもわかる気がする。

こうして岩井は帰郷しました。
入れ替わりに、家出した兄貴が上京。
偶然、ギフが富士子と歩いているところに出会わせます。
岩井兄を弟と間違えたギフ、慌てて口止め料を握らせて立ち去ります。
その額、一万円。

ルンルンで帰宅するギフを、明日、遅くなるかも、とカレーを作っりながら迎えるテツコ。

「男の腕まくり」は魅力的なんだって、と浮かれまくるギフを不審気に見ます。
ギフの腕には墨の跡が・・・「富士子」

富士子の書いた書に腕をついたのね。
あ、そうか、「富士」って左右対称なんだ。子は微妙だったけど(笑)

その頃、弟のアパートに着いた兄は、ドアの張り紙を見ていました。

「兄貴へ。
携帯に出ろ。メール満杯だぞ。
これ見たら、連絡くれ。
正春。」

岩井、正春っていうんだ。

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公園で蟻を見ているムムム。
テツコの書いた絵を思い出したのでしょうか、笑ってます。

その姿を写真に撮っていた男から、ヘアスタイルのモデルにならないかと誘われるも、笑えないから無理、と断ります。
いや、笑ってました、と、笑顔の写真を見せられて、本当だ、笑ってる!と、ムムムは大感激。
お店に戻って、「私、笑えるようになった」と大はしゃぎします。
モデル募集のフライヤーを複雑な表情で見るサカイ君。

ちなみに、ちょっと怪しげだった(失礼)、カメラマンはムムムの感激っぷりにすっかり引いてしまい、逃げちゃいました。

あくる日。
テツコは、内緒で富士子を自宅にギフの態度に不審なものを感じつつも、深ッチンと虎尾とともに、一樹の、今は虎尾の車に乗ってお墓に出かけます。

さて、一人になって、ますます舞い上がるギフ。
しかし、そこに朝子が転がり込んできました。

「なんかさ、このまま人の口ん中だけ見て年とっていくのかと思ったら、虚しくなってきてさ。」

歯科医院も閉めてしまったらしい。

「あたし、邪魔?」

そこへ富士子がやってきて、朝子とバチバチやりあい始めることに(笑)
いやー、怪しいよ、富士子さん。
このドラマの中で、唯一悪意のようなものを感じさせる登場人物です。

岩井兄貴が「パワースポット」の看板に書かれてあった「イートイン」に誘われて、ふらっと店内に入りました。
予想通り、岩井そっくりの兄貴を岩井と間違えての行き違いが起こりますが、あまり引っ張りません。すぐに、兄であること、料理人であることが判明し、ムムムとサカイ君と三人で食事をします。

「別に俺がいなくたって。そもそも、あんな店、開かなくったって、誰も困らないし。
俺じゃなきゃ駄目だなんていうの、ないでしょ。ありますか?
ONLY ONE。その人じゃなきゃ駄目だなんててことありますか?」

二人に聞く兄。

「あるよ。」ムムム。

「そんなもの、どこにでもある。
でも、それは自分のことだけ考えている人には、無理。
人に喜んでもらうことを考えている人だけが、そんな風になれるんじゃないかな。」

ムムム自身が苦しんで、苦しんでたどり着いた気持ちそのままです。

その頃、ギフ。
富士子をもてなそうと、というか、朝子と富士子の険悪なムードを何とかしようと上握りを頼むも、財布に千円しか入っていないことに、青ざめます。
岩井(兄貴)への一万円の口止め料は、千円の間違いだったのね。

座敷では、女二人の牽制がまだ続いています。
朝子の容姿をそれとなく嘲る富士子。
対して、自分と兄はツーカーの仲ですから!と朝子。
その言葉は、ギフが、畳の裏に張ってあるヘソクリを取り出す時の息の合ったコンビネーションで、見事、立証できました。(拍手!)
唖然として、ただ、転がるだけの富士子。
「あれ~」って(苦笑)
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墓地についたテツコたち。
虎尾は、年上の一樹に、女性とのHについてた尋ねた時のことをテツコに話します。

同じ女性とのHってどんな感じか、と聞く虎尾。

やっぱりそういう話をしてたのね(笑)
好奇心が一番膨らむ年頃だものね。しかも一樹はモテたようですから。

「毎回同じ感じだよ。ずっと続いていく感じ。」

 

「飽きない?」

 

「それがいいんだよ。懐かしい場所に帰っていく感じ。
お前にはわかんないかもしんないけれど。」

外見がどうのとか・・・

「人生にはそれ以上のものがあるんだって、そう言ってた。」と、虎尾。

深っチンの読経で納骨がとりおこなわれました。

蓋(というのでしょうか)を閉める時に、一樹の骨壷を這う一匹の蟻を見るテツコ。

帰り道、汗を流したいという深ッチンの提案で、深ッチンの友人が経営しているラブホに寄る三人。
深ッチンがシャワーを浴びている間、もの珍しそうに部屋を見るテツコ。
ラブホは利用しなかったんだ。二人の付き合い方が窺い知れます。

案外普通なんだ、というテツコに、納骨場所だって一緒、もっとおどろしいところかと思ったら、普通だった、と虎尾。

虎尾は、何気にお骨の入っていた缶を捨てようとするテツコにびっくりします。

「だって、もう、いらないし。
それは、つまり、一樹はもういらないってことなんだよ。」

テツコをじっと見詰める虎尾。

「俺にはわかるよ。
テツコさんがそう思うまで、どんだけ考えたか。
みんな、慣れていくんだよ。一樹のいない生活に。
それが当たり前になっていくのに、自分だけ、馬鹿みたいに取り残されてさ。
それでも生きていくんだよ。

 

ね、それさ、もらってもいい?」

「いいよ。」

 

「手放してさ、一樹のこと、忘れないの?」

 

「死ぬまで忘れない。」

 

「即答だね。」

 

「忘れるわけないじゃん。絶対忘れない。」

 

「そうか、そういうことか。
一樹がテツコさんじゃなきゃだめだった理由。」

テツコの言っていることは矛盾している。
でも、その矛盾の中にテツコの苦悩があることがわかっている虎尾。

7年前、一樹が亡くなった知らせを母からの電話で知った晩のことを思い出す虎尾。
一緒にいた彼女に実家に帰ることに促されるも、「でも、従兄弟だし。」と呆然と答える虎尾。
あくる朝、二人でインスタントラーメンを作っている時に、虎尾の感情がふいに解けます。
泣きじゃくる虎尾を抱きしめる彼女。

あの時、一緒にいた彼女とずっと付き合っているのね。

シャワーから出てきた深ッチン。
ベッドの布団でなにやら作り出します。

「何、作ってんの?」

 

「巨大化した女性のあそこを作ってるの。」

笑い出す二人。

アホな深ッチンは先に降ろして(笑)、テツコを送る虎尾。

「この日のためにこの車、大事にしてきたんじゃないかな。
テツコさんと一樹に最後のドライブさせるために。

 

さっきの布団、柔らかくって、懐かしかった。」

あんたも作ったのね(笑)

「なんか彼女、思い出だしちゃった。
俺、あれを作りながら、この先、ここに何回も戻ってくるんだろうって思った。」

 

「彼女に会いたくなった?」

 

「うん。」

遠くの空を飛ぶ飛行機、そして飛行機雲を見詰める二人。

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お店の裏庭でムムムの手伝いをする岩井兄貴。

「CAかぁ。やりがいのある仕事だね。」

 

「この仕事だってやりがいがある。

 

飛行機から山とか見ると、すっごい急斜面に家とかがくっついてんの。根のはった植物みたいに。
人ってどんなところでも住めるんだよね。
そういうところに住んでいる人は、やりがいって言ってる暇がないくらい、一生懸命生きてるんじゃないかな。」

ムムム、語るようになりましたなぁ。

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ギフ宅にて。

妹さん、いつまでいるんですか、と富士子さんに問い詰められているギフ。
柱の影で様子を伺う朝子。

「妹さん、帰ってもらうわけにはいきません?」

うわ、嫌な女性。

「それはできません。亡くなった妻の妹なんです。
妻は心配していました。朝子が戻っていく場所がなくなってしまうんじゃないかって。それじゃ、可哀想だって。

 

死ぬ前に妻と約束したんです。いつでも朝子が戻れる場所を作るって。」

きっぱり言い切るギフの言葉を聞いて、夕子の傷そっくりの傷が残る廊下を静かに飛ぶ朝子。

そんなことがありつつも、富士子はにこやかに挨拶をして去っていきます。
でも、玄関に背を向けてからの表情は、ちょっとコワイ。
予告を見るに、これで諦めたわけではないようです。
妻の遺言を言った時は格好良かったのになあ、ギフ。

姉の気持ちを知った朝子も帰っていきました。
岩井兄貴も、弟が皆に愛されていることをじんわりと喜びつつ、故郷に帰っていきました。
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お店を閉めたムムムとサカイ君。

「笑うようになったんだから、CAとかモデルとか。好きな仕事につけよ。」

やはりサカイ君は、元気になっていくムムムを喜びつつも、離れていってしまうかもしれない寂しさを感じていたのです。
そんなサカイ君に言い切るムムム。

「私がなりたいのは。
私じゃなきゃだめって人になる。そして、この街の一員になる。」

今までムムムの背中を押してくれていたサカイ君。
今度はムムムが押す番なのかもしれません。どうなのでしょう。
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兄貴と入れ違いに街に戻ってきた岩井。
ドアには張り紙がしてありました。

「お前はこの街で生きてゆけ。
俺は、俺の街で生きてゆく。
冬彦」
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いつものように二人きりで食卓を囲むギフとテツコ。
今晩のメニューは、煮詰まったカレー。

「いろいろあって疲れた。一番大きいのは、あれだな、心のより所にしていたものがなくなったこと。心にぽっかり穴があいたような感じでさ。」と言うギフに、私も、とテツコ。
お骨を隠し持っていたこと、納骨のことを言うかな、と思ったら、ギフー(笑)

「なけなしのヘソクリだったのにな。」
「え?」

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ただいま~って戸を開けると、カレーの匂いがした。
それはとっても良く知っている匂いで、一樹もよく知っている匂い。

エピローグ。

車を業者に渡す虎尾。
閉めたクリニックに、一杯待っているというメッセージが張られているのを見る朝子。

そして、布団の中で涙するテツコ。
その手には、一樹が幼い頃に書いた絵。

テツコが「パワースポット」で書いていた絵は、この絵が元だったんだ・・・ここでやっと思い出しました。ムムムと一樹の幼い時のエピソードを。
だからムムムは思わず笑ったんだ。
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「やりがい」をサブテーマに、「戻っていける場所」を軸に展開したお話でした。
ストーリーを追うのに精一杯で、感想を書く余力がない(汗)
簡単にバラバラとメモっておきます。

ギフ宅の表札に付け足された「朝子」など、書ききれなかったエピソードやシーンがいくつもあります。
ずっとストーリーの根底にあった、車と缶のリンクは切なかったです。

特に、去っていく一樹のものだった車を見詰めるテツコの眼差しが忘れられません。

お骨・・・一樹を手放しながらも、絶対に忘れない、と言い切るテツコ。
そして、「昨夜のカレー」。
カレーの匂いとともにまざまざと蘇る一樹の思い出に涙する。

自分が愛されていたという記憶が暖かなものに変わるには、まだまだ時間がかかる。
暖かなものに変わった時も、一樹を思い出すたびに涙するのかもしれません。
そんなテツコを、一樹は愛したのです。

岩井兄貴の名は冬彦。
弟、正春より大人しく、溜め込んでしまう性格でした。
もっと言うなら、ポジティブな正春の影のようでした。

なぜ、冬彦を登場させたのでしょうか。
ムムムの立ち直っていく様を描くためだけではないでしょう。
ギダリエから飴をもらった時の、冬彦の儚げとも言える表情に、思わず「岩井」がすでにこの世の人ではないようにすら感じでしまったのです。
そう感じた「岩井」が兄なのか弟なのか、わかりません。
いや、本当に冬彦は存在するのか・・・

計算されたストーリーに、冷っとした感触の、不可思議な世界を入れてくる木皿さんの世界に見入りました。

次回が最終回。
テツコと岩井は、ムムムとサカイ君は、そしてギフは。
どんな未来に向かって歩みだすのでしょう。

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#01、#02 #03 #04 #05

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2014年11月13日 (木)

Nのために #04

公式サイト

野バラ荘を売って欲しいと言われる要因はある都市計画だった。その計画が中止になれば、野バラ荘も売らずに済むと考えた3人は、都市計画に反対しているみどりビルの持ち主・野口家一族の動向を探るため、長男の野口貴弘(徳井義実)が開催するプロジェクトのパーティーに参加する。(公式サイトより)

原作未読です。

今回は次のステップへの布石が描かれていました。

希美、西崎、安藤、慎司の四人の動きを中心に、まとめておきます。

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野口夫妻の事件を担当していた刑事に取り調べの様子を聞く高野。

殺人そのものを目撃したものはいなかった。
しかし、動機を持っていた西崎本人がやったと言い張ったのだと。
刑事も何か腑に落ちない印象を持っていたような口ぶりでした。

野口夫妻事件の時の供述書を読む高野。

希美。安藤と二人で野口の家に招かれていた。

慎司。野口宅には働いている店のデイナーの出張サービスで行った。野口夫妻とは面識はない。

希美。安藤が来るまで野口と将棋を指していた。・・・ということは、希美と安藤は一緒に訪ねたのではない?
野口がリビングに行ってからも、一人で熟考していた。なので、リビングでおきた出来事には気がつかなかった。
大きな音がしたのでどうして行ってみると、西崎が包丁を持って立っていた。
なぜ、西崎がいたのかはわからない。
後から、西崎が野口の知り合いだと知った、

慎司。チャイムを押しても応答がない。ドアが開かれた後、リビングに二人が倒れていたのを見た。

本当の慎司の記憶。

「成瀬君、助けて、成瀬君!」

インターホンに向かって必死で叫ぶ希美。

希美と慎司が会ったのは、偶然だった・・・

「偶然のはずはない。
二人がそこに居合わせたのは、蓋然、あるいは必然のはずだった。」

高野のモノローグ。

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帰国した安藤と食事をする希美。

あれ以来誰にも会っていない。こうやって久しぶりに昔の友だちと会えるのは嬉しい、と希美。
でも、本当に嬉しがっているようには見えません。
安藤が、俺があの場にいなければ、あんなことにはならなかった、と事件のことを言い出すと、やめてよ、と激昂し、中座してしまいました。

2002年。
夜も昼もバリバリとバイトをする希美。
昼のバイト先、清掃会社で「東京湾クリーンダイビング」なるフライヤーを見かけます。
東京湾を清掃するボランティア活動の呼びかけですが、参加するなら、会社からダイビングの資格を得る講習費が支給されるとのこと。
これは今回のラストに向けての伏線でした。

「冷蔵庫にいっぱい食べ物があると安心する」

高校時代の経験が強迫観念になってしまったのでしょう、ついつい作りすぎてしまうおかずを、大家さんや西崎たちに振舞う希美。
こうして、彼らの絆も深まっていったのね。

「究極の愛」についての難解な小説を書いて賞に落ちた西崎は、希美に「究極の愛とは」と尋ねます。

「罪の共有。共犯ではなくて共有。
誰にも知られずに、相手の罪を半分引き受けること。
誰にもっていうのは、もちろん相手にも。
罪を引き受け、黙って身を引く。」

答える希美。

その後、肉をあぶるためにつけたコンロの火に激しく拒否反応をおこす西崎。
少年時代の西崎に、蝋燭をもって迫る女性の記憶が挿入されました。

真夜中に母からの電話を受ける希美。
眠たいだけでなく、鬱陶しいので邪険にすると、「そばに男の人がいるんやない」と半ば決めつけてきました。
自分がそうだから、他人もそうだ、と思ってしまう人だもんね(溜息)
思わずかっとなった希美。
「どこまでつきあえば満足するん!」と、はっきり拒絶。
握り締める、「ガンバレN」のチケット・・・

同窓会で帰郷した希美は、漁港でテキパキと働く母の姿を見て、微笑を浮かべます。
でも、声はかけないのね。うん、正解。
これで大丈夫・・・とはならんのやろうなぁ。
どうも、親切にしてくれるという民生委員が気になるのですけれども。

そこへ、島で働く同窓生から、同窓会はなくなるかもしれない、との連絡が入りました。
慎司の父、周平が病で突然亡くなったのです。 

後の飲み会の時も感じたのですが、クラスメイトたちと希美の関係は全くしこりがないのね。
学生時代の時も、家を追い出された当座はひそひそと噂はされたけれども、特に苛められていたような描写もなかったですし。
見てみぬことにする、という島の慣習が行き渡っているのかな。
苛め要素を盛り込んでいないのに、ほっとするというか、助かります。

お葬式で再会した希美と慎司は見詰め合うも、言葉は交わしませんでした。
そんな様子をじっと観察する高野。
高野の妻、夏恵は周平の亡骸を見て、手を握り締め、思いつめた表情をしました。
妻の様子に気がついた高野は「何かあったんか、周平さんと。」と尋ねます。
答えは写りませんでした。答えなかったように思うのですが、どうでしょう。

後始末をする周平を訪ねる高野。
周平はやはり仕事が長続きしていなかったようで、後に残ったのは借金ばかり。
生命保険で返済する、と慎司。
「さざなみ」を失った後、ついに再起できなかった父、継ぐつもりだった店を失った息子。

慎司は、島では一番でも、東京ではただの人、と自嘲し、
「もう、島には帰らんと思う。」

2003年春。

就職活動が身を結んで、大手の内定が決まった安藤を祝う会、ではなくて、ますます激しくなる大家さんへの不動産屋の攻勢を何とかしよう、という「N作戦」会議が始まります。
西崎によると、この土地はショッピングモールや病院などを含む、野口一族の会社によるマンション計画のど真ん中に位置していることのこと。
なぜそんなにこの家に入れ込むのか、と面倒くさがる安藤。

希部が中座する間に、西崎が、大家さんと希美の会話を聞いて知った、希美が故郷に帰れないわけを話します。

あれには帰る家がない。
この下宿こそが帰る家なのだ。
それは西崎とて同じ。

「たまには付き合えよ、安藤君。」

希美の過去を知っただけでなく、野口一族の長男が、内定した会社の課長と知って、俄然やる気を出した安藤。

まず、都市計画の詳細を知らなければ、と西崎が立てた計画は。

沖縄のサンゴを守るボランティアに参加する野口夫妻に近づく。
そのためにダイビングライセンスを取る。
これは、例のクリーニング会社に安藤もバイトすることで、講習料はただ。
希美は将棋の勉強をすること。
野口の趣味だから。

かくて、野口が主催するボランティアのパーティにて、三人と夫妻は顔を合わすのです。
野口の妻、奈央子を見て、なぜか堅くなる西崎。
みとれたのでしょうか。それは今後の展開待ち。

ダイビングの講習の帰り。
ビル掃除はキツくないか?と聞く安藤。

「あれに乗ってみたかった」

と高層ビルの窓掃除をするゴンドラを見上げます。
でも、女子には無理なんだそうです。

あそこまで行けば、周囲に何もないから、高さを実感できる。

「高いところが好きなんだな」

島を出たら何か変わると思ったけれども、今のままじゃ全然足りない。

「もっと高いところへ行きたい。高いところから遠くを見てみたい。」

と、ふと我に帰って安藤に微笑む希美。

「海の底、どんなかな。見てみたい。」

これは・・・本音隠し。
でも、安藤の気持ちは完全に希美に傾きました。
今や、友人以上。はっきり女性として好きになっている。
思わず飲みに誘うのですけれども、慎司を見かけた希美は断って、後を追いかけます。
その必死な姿を見て、希美に男性の影があることに気がついた安藤。
一方、希美は慎司を見失ってしまいました。
島にいた時とは全く違う、すさんだ表情をした慎司。

「沖縄に行くのは二人。」

肌を晒したくないから、という理由を信じない安藤。
西崎も、その理由については冗談めかしました。
本当の理由は、三人より二人の方が野口に近づきやすいだろうから。
そして、安藤に、希美のことを気に入っているだろう、と。

「君と杉下君はよく似てる。
二人とも現実世界に夢を持って生きている。」

そんな二人を見ているのが好き。現実世界も、そう悪くないと思えるから。

希美は、西崎の、肌を晒したくない、と理由を聞いて、台風の時に腕まくりをした時に見た、火傷の痕を思い出します。

「きっと火傷の痕・・・」

その頃慎司は、大学にも行かず、パチスロに入り浸っていました。
そんな慎司に、あからさまに怪しい友人が親切を装って近づきます。
お金が欲しいんだろ。
連れて行かれたのは「オレオレ詐欺」を仕掛けている事務所でした。

希美のモノローグ。

チャンスがあれば、高いところにいる誰かと知り合いになりたいと思っていた。
自分が今いる場所からもっと遠くへいくために。
全てを手に入れた誰かに近づいて、その肩に手をかけてみたかった。
それをバネに、今よりもっと高いところへ行くために。

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ついに希美たちと野口夫妻が出会ってしまった。

島のエピソードのようにドラマチックではありませんでしたが、どのパーツにも、一見なんでもないように見えるシーンにも、登場人物たちの気持ちが込められていて、見応えがありました。

希美、安藤、西崎、三者三様の性格と生い立ち、生き方の違いが、事件に結びついていく経過に無理がありません。

西崎の存在が大きくなってきました。
小説の取材をするがごとく、ありあまる時間を使って、細かい下調べをする。
観察眼があって、面倒見が良い兄貴分。
しかし、彼もまた闇を抱えている。
彼の闇と、希美、慎司の抱えている闇、そして安藤の希美を想う気持ちが共鳴したら・・・

2014年、再び集まろうとしている彼らに、新たな事件は起きて欲しくないなあ。

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01 02 03

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2014年11月12日 (水)

ぼんくら 第四話「消えゆく隣人」

公式サイト

江戸・深川の鉄瓶長屋では、八百屋の太助が殺されたのを皮切りに、その妹・お露、桶屋のお律、通い番頭の善治郎一家と立て続けに店子が長屋を出て行くという珍事が起きていた。そんな長屋で、今度は怪しげな壺信心にかぶれた大工の八助一家と他の二家族までもが姿を消してしまう。(公式サイトより)

原作既読です。ざっくり書いています。

長屋で流行っている壷信心とは。

小さい壷に、願い事を書いた紙を、壷の中に入れる。
それから日々お経のようなものを唱え、取り出す。
紙が白紙になっていれば、願い事が叶う。

壷に入れる紙に
「頭が良くなりますように」
と書いた長助が哀れでした。

こんな長助まで巻き込んでの信心騒ぎに、平四郎も探りを入れてみますが、信心ものにつきもののお金が絡んでいないと知り、ならば民事不介入、ということで、静観することにしました。
お徳も、他人様の信心にとやかく言うことはない、と。

亡くなった旦那がおくめと遊んでいたと知って意気消沈、機嫌の悪かったお徳でしたが、自分の惚れている平四郎がお徳を気に入っているので、嘘をついた、という言葉を信じて、すっかり元気になりました。

実はおくめは、平四郎の言う通り、辻褄あわせをしたのです。
空気は読めないけれども、あっけらかんとしていて、悪気はなさそうな人です。
おかげで長屋はひとまず平穏になりましたが、女郎上がりの新顔に、長屋の人々は嫌な顔をしています。
自分が嫌がられるのに、慣れているおくめ。
女一人で生きてきただけあって、建前ではない、裏の感情に通じているような気がします。

やれやれ、と平四郎。
ところが、信心していた二家族が夜逃げ同然に長屋を出て行ってしまったのです。

次々と長屋の住人に立ち去られてしまった佐吉。
自分は何のためにここにいるのか・・・平四郎たちの慰めにも、落ち込むばかりです。

そんな時、おくめから、タチの悪い岡っ引きの仁平がなぜか鉄瓶長屋をうろついていること、そして久兵衛を見た・・・かもしれないことを聞きます。

仁平とは全く面識のない平四郎でしたが、久兵衛がこのあたりをうろついているかもしれない、という情報に、さすがに不審を抱きはじめます。
なぜ、湊屋は若い佐吉を差配人にしたのか?
なぜ、太助事件の責任をとって行方をくらましたはずの久兵衛が、長屋の付近にいるのか?

平四郎は知らないことですが、久兵衛は、例の信心騒ぎを起こしていた住人の夜逃げに手を貸していました。
しかも、住人たちは人目を避け、久兵衛に手を合わせている。どんな事情があるのでしょうか。

考え込む平四郎。
何かが妙・・・妙だから気になってしかたがない。
単に住人たちが次々と引っ越していく、ということだけなら、平四郎も今までのように気にしなかったでしょうが、落ち込む佐吉の姿
が、平四郎の重い腰を動かしました。
しかし、同心仲間にあたってみても、湊屋の悪い噂は入ってきません。
事件が起こっていない以上、表立っては動くことができないので、幼馴染の隠密同心、辻井英之介、通称「黒豆」に相談します。

辻井は、久兵衛の目撃証言も裏が取れないし、大店の湊屋が貧しい長屋に何か仕掛けるとも思えない、と冷静に分析し、平四郎のもやもやした疑惑を否定しました。
しかし。
久兵衛も、佐吉も、みな湊屋に縁のもの。
店ではなく、湊屋個人になにかあるのかもしれない、と推理。
湊屋総右衛門を探ってみる、と約束してくれました。
平四郎の勘を信じてくれたようです。

そして湊屋総右衛門。
夫婦仲はよろしくないようですが・・・

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中盤に差し掛かって、まったりとお話が動き始めました。

細部をすっかり忘れているので、思わず原作を読んで確認したくなるのですが、がまん、がまん。

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2014年11月11日 (火)

仮面ライダードライブ #05「鋼の強盗団はなにを狙うのか」

公式サイト

クラッシュロイミュードによる輸送車連続襲撃事件が発生。本庁公安部の桐原(小林高鹿)の協力で、進ノ介(竹内涼真)は未然に被害を防ぐことに成功する。(公式サイトより)

あんなに感謝していた社長が、実は爆弾の密輸をしていた、と知ってモチベーションが下がってしまった進ノ介。
普通の刑事ドラマなら一喝ものですが、疑うってことを知らない主人公ゆえ。
少年向けドラマならばこその設定です。
守ったものに裏切られたら、一般人ならモチベーションが下がって当然でしょうし。

モチベーションが下がったために新型ボディにチェンジできなくなってピンチに陥る展開は面白かったです。

人間を悪の根源(概略です;;)だと言い切るロイミュード。
まだまだ謎だらけです。

謎と言えば、公安の桐原。見るからに怪しいです。
わざと情報を特状課にリークして「仮面ライダー」をおびき寄せようとしているのでしょうか。

そして彼についていくりんな。
仮面ライダーを見張っている?
以前から存在は知っていたようにも見えますが、次回で種は明かされるのでしょうか、それとももう少し引っ張るのでしょうか。

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2014年11月10日 (月)

烈車戦隊トッキュウジャー 第35話「奪われたターミナル」

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シャドーライン闇の皇帝ゼットが猛烈に闇を放出。自分に取り込んだグリッタ嬢が完全になじまないことにイラだっているのだ。モルク侯爵は、この機会を利用してハイパーレッシャターミナルに攻め込むことに。トッキュウジャーはターミナルに急行するが、シャドーラインに乗っ取られ闇に支配されたターミナルには近づくことすらできない。
<中略>
ターミナルに乗り込むために、新しい力を与えるというのだ。その力はサポート烈車を含むトッキュウ烈車13両がそろって初めて発動される。そこでライトたちは烈車から降り闇の隙間をくぐってターミナルに向かい、明はシュバルツ将軍に奪われたドリルレッシャーを取り戻しにいくことに。 (公式サイトより)

キラキラは好きなのに、自分の中に住まうグリッタのキラキラとは性が合わないゼット。
キラキラなら何でもいいわけではなく、ライトのキラキラが欲しいようです。
シャドー幹部たちの総攻撃を受けて、ふらふらのライトを吸収しようとしましたが、グリッタに邪魔されてしまいます。
それでもなお、グリッタを抹殺しようとしないゼット。
なぜなのでしょうか。

一方、自分を命を賭して救ってくれたグリッタを思って、ゼットへの復讐を誓うシュバルツ。
野心家モードからすっかり騎士モードにチェンジしています。

そこへ単身明がドリルレッシャー奪還のために戦いを挑んできました。
しかし、皆がピンチと聞いた明は戦いをやめ、シュバルツに頭を下げます。
「ある条件」を引き換えにドリルレッシャーを返すシュバルツ。

ターミナルとトッキュウ烈車13両が「特別合体」。
デカイ。

明かされなかった条件で頭が一杯になってしまいました。

ゼットを倒すのが目的なんだろうけれども、決していい条件ではなかったはず。
ドリルレッシャーに乗って仲間の下へ駆けつける明の、厳しい顔が気になります。

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軍師官兵衛 #45「秀吉の最期」

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父・如水(岡田准一)と兄・長政(松坂桃李)の後を追い、船で朝鮮へ向かった熊之助(今井悠貴)は行方不明となり、出発を目撃しながら制止しなかった糸(高畑充希)は罪悪感を募らせる。死期が近付いた秀吉(竹中直人)は、豊臣家の先行きを憂い、如水を朝鮮から呼び戻し、秀頼らの行く末を託すが、如水は意外な答えを口にする。一方、淀(二階堂ふみ)と三成(田中圭)は天下をうかがう家康(寺尾聰)への警戒を強める。(YAH0O!テレビより)

死んだと思っていた松寿丸(長政)が生きていたように、熊之助も生きている、と思い込もうとしている光に、現実を見るよう諭す如水。

糸は。
待望の初孫を生んだのに、女児であること、また、熊之助たちを止めなかったことで、産後の精神不安定期もあるでしょうが、以前の明るさがなくなってしまいました。

如水を朝鮮から呼び戻した秀吉。
見ていた夢は、高松城攻めの頃のこと・・・

過去を顧みて、わしが間違っていたと思うか、と如水に問います。

殿下は信長公にこだわりすぎたのです。

きつい言葉に愕然とする秀吉。
しかし、それでも如水の手を握り締め、秀頼のことを託します。

しかし、如水はその手をはずした。

「天下とは、その器たるべき者が治めるべきかと存じます。」

秀頼が将来優れた統治者になるかどうかは、わからない。
はっきりしているのは、今は六歳の幼児が治めれる世ではない、ということ。
そうしてしまったのは、秀吉自身なのです。

秀吉は、再び如水の天下取りの野心を疑いますが。

「それがしは、ただ、殿下の下で世の乱れを治めたかっただけなのです。」

全く変わらない、と如水に赤子のように抱きつく秀吉。
老いて、恐らく枯れ木のようになっていまった秀吉を抱きとめる如水の心中やいかに。

立ち去ろうとする如水。

「すまなかった。
おぬしの思うような天下人にはなれなかった。
すまなかった。」

床の上で土下座をする秀吉。

「殿下・・・
長らく軍師としてお使いいただき、ありがとうございました。」

廊下に出てのち、むせび泣く如水。

今回の大河の裏主人公とでも言うべき秀吉の最期は、さすがに力のこもったシーンとなりました。

早速朝鮮からの兵の引き上げがはじまります。
ほんとに無謀な戦だったです。

さて。

秀吉の死を聞いて、片目を開ける家康。
忙しくなるぞ、と厳しい顔で善助に告げる如水。

次回からは、家康VS三成。
サブロー(信長協奏曲ね)なみに歴史を知らなくっても、この大河の三成が勝てるとは思えないです(汗)
家康の謀略に追い詰められていく三成が描かれるのでしょう。
それより、如水の最後の戦いこそが、今年の大河の正念場。
こんどこそちゃんと戦シーンを見せてくれるのでしょうか。

予告に栄が登場。
糸さん・・・

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2014年11月 9日 (日)

昨夜のカレー、明日のパン #5「カードと十手」

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岩井さん(溝端淳平)が結婚詐欺にあい、500万円をだまし取られたとの噂を聞き、テツコ(仲 里依紗)は怒りが収まらない。問いただそうにも、岩井はシンガポールに出張中。テツコは思わず、高級チョコレートをヤケ食いしてしまう。
一方、隣家の小田和正(小倉一郎)は娘・ムムム(ミムラ)の開業祝いに冷蔵庫をプレゼントする約束したが、高価と知り頭を痛めていた。相談を受けたギフ(鹿賀丈史)は、家宝である金の十手を質屋に入れて工面しようとするが、それがメッキだとわかり大ショックを受ける。
ギフが帰宅すると義妹の朝子(片桐はいり)が待っていた。朝子はある男(マキタスポーツ)から借金の相談を受け、彼を信用すべきか悩んでいた。ギフは朝子と一緒にその男の素性を探るが、朝子は彼を信じてみようと思い始めていた。(公式サイトより)

原作未読です。

今夜にはもう6話が放映されるので、ところどころを順不同でバサバサと書きます。
セリフは概略です。
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今回も濃いお話でした。

テツコの親子丼、美味しそう~
思わずオーダーするギフでしたが、師匠が結婚すると聞いて大ショック。
この間ハイキングしたばかりなのに。
この2ヶ月で運命の出会いがあったようです。

鹿賀さんの軽快なお茶目っぷりが回を、追うごとに増しております(笑)

「一緒に歩いていると思っている人が
突然 じゃあねって違う道を曲がっていく。
そんなに親しくなったって。
この人もそうだし、この人も・・・」

会社にて課長や後輩のギダリエを眺めてつつの、テツコのモノローグ。
視線は岩井君で止まります。

「あの人だって。」

そんな時に、岩井君が美魔女の結婚詐欺にあったという噂が社内を駆け巡ります。
ギダリエから500万円騙されたようだと聞いて、大激怒するテツコ。
問い詰めようにも、本人はシンガポールに出張中。メールも返してこない。

一方、ギフは、娘、ムムムに業務用冷蔵庫をプレゼントする、という約束を交わすも、退職した自分にはローンも組めない、と嘆く小田の力になろうとしていました。
取り出したのは、母が死んで心細い顔をしていたらしいギフに、オジがくれた金で作られたミニサイズの十手。
いざ、という時に使おうと、ずっと大切にしていたのです。
恐縮する小田に、今が最後のいざって時だ、と質屋に持って行きますが。

残念、金メッキでした。

結局、冷蔵庫のお金は、小田の妻がバッグを売って事なきを得ました。

いかり収まらぬまま、開店直前の「パワースポット」に立ち寄るテツコ。
愛想笑いをしますが、「パワースポット」の皆にたちまち指摘されてしまいます。

「笑いたくない時は笑わない」
「怒りたい時には怒る」

素直になるテツコ。

自分が何に怒っているのか、わからない。
それは・・・岩井さんのことを信じたいのに、信じれない自分。
周囲の噂に流される自分。
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さてさて、義妹の朝子が、ギフに相談を持ちかけています。
お金を貸してくれっていう男がいる。
結婚詐欺かもしれない・・・貸すべきか、貸さざるべきか。

って、課長なのね(笑)
見るからに悪人面だもんね、そら、迷うわ~

「メッキみたいに見えるのが案外本物だったりするんだな」と、メッキの十手を手にしながら、ギフ。

帰宅したテツコ。
ギフは留守。ギフを探しまわるうちに、課長の写真と、その上に置かれた金メッキの十手を見つけます。

「課長と十手・・・下手人?」

この組み合わせがよほどしっくりきたのか、後日、会社で課長をみかけたテツコはうっかり「下手人」と呟いてしまいます。
その呟きを聞いたギダリエは、課長にピッタリのニックネームだと、大ウケ。

話は戻って。
その頃、ギフと朝子は、トレンチコートをまとって、課長の行動を観察していました。
夜のバス停の課長・・・不審なような、普通なような、侘しいような(笑)

朝子「あたし、信じる」

大丈夫なのかどうなのか、わかりません(笑)
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探偵モドキを終えて帰宅したギフに、テツコ。

「同じ家なのに、誰かしないと全然違う。」

寂しかったのね。

この家に一人で住んだ時期があったかどうか、ギフに聞きます。

母親が死んで、結婚するまでは一人だった。
パチンコ屋で閉店までいたんだ。そうするといっせいに玉が落ちる音がして。

「ぞっとする寂しさを感じた。」

ギフのパチンコ依存は「ぞっとする寂しさ」の後遺症なのかもしれません。
そんな寂しさを感じたときは。

「何か守るものを探すんだ。
心から信じることのできる、何か、つかまるものを。」

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出張から帰った岩井君を早速問い詰めるテツコ。

500万ではなく、480万。
結婚詐欺ではなく、結婚資金を貸した。
貸したのは、橋の上から飛び降りようとしていた小学5年生の女の子。
メールを返さなかったり、電話にでなかったのは、怒られると思ったから。

真相が明らかになるにつれ、岩井君の人の良さにあきれまくりだすテツコ。

女の子はなぜ飛び降りようとしていたのか。
学校で脅されて、親のカードから少しずつ引き出していて。バレたらどうしようと思いつめていたのです。
彼女を救うために、お金を貸した、とごく普通に語る岩井君。

「働くようになったら返す。」

いつのことだよって、テツコと一緒に突っ込んじゃいました。

そして、このことは誰にも言わないって約束したのだそうです。

「子供でも、約束は約束。」


でも、脅しとかおさまったのかどうか心配になって、教えてもらった住所に行ったら。

「そんな、番地、ない。」

警察に言わなくては、と大激怒のテツコ。
しかし、岩井君は、全く動じず、言わないって約束だから、と。

「人の命が480万円と思ったら、安いもんだよね。」

この人と一緒に暮らすのは、絶対無理、とテツコは怒って立ち去ります。
うん、普通はそうです。

しかし、しばらくして、携帯が鳴り、怒りのあまり、間違って岩井君の携帯を持って帰ってしまったことに気がつきます。
公衆電話からかけてきている。岩井君かもしれない・・・おそるおそる携帯に出てみると、例の女の子でした。

岩井君の住所を教えて欲しい、という女の子と駅前で待ち合わせ。
アパートに行く道すがら、語る女の子。

「わたし、やな人間なんです。だから友だち、ゼロなんです。
みんな嘘くさい。信じられない。
特典がないと付き合わない。
友だちのサイフからお金を抜くんです」

びっくりするテツコ。

わたしとつきあうと損するって思った方がいいから。

今、自分につきあっているテツコも時間と労力を損している。

そんなことない、心配だし、というテツコを

「そういうの、嘘くさい」

と突き放しますが。

「人のこと、死ぬほど心配したことがある人は、そんなこと言わないよ。」

というテツコの言葉で

恐喝は嘘は嘘だった、と本当のことらしきことを語り始めました。

一年前、お金は取られていた。
でも、そのことがバレたとたん、相手は泣いてばっかり。

それからはそういうことはなくなった、という少女。相手が意外にすぐ折れたことに幻滅したようです。
ほっとした反面、悪役は完全な悪役であって欲しい、と思ったのかも。

ニヒリズムとでもいうのでしょうか、複雑です、この子。

「自分で返しなよ。」

テツコは借りたお金を返す事を少女に託されましたが、断りました。

少女が飛び降りようとした橋の上に立つ二人。
結構、川の音がすごい、というテツコに、夜になると、もっとすごい、と少女。

「魔法のカード。」

虚無的な彼女の気持ちを救ったのは、岩井君が見せた「魔法のカード」。
それぞれ左端に「弱」「中」「強」と、三種類の名刺でした。
左端に手書きでそれぞれ「弱」「中」「強」と、文字に併せた★の数が書かれてある名刺。

虚を突かれた少女。
カードを取って、480万円貸して、と頼んだのです。

「損すると思ったら、行ってしまうと思った。」

「損するのは自分だよ。」というテツコに、岩井君と同じことを言う、と少女。

後日、本当に岩井君は橋の上にやってきて、ドライアイス・・・「煙」を仕込んだ箱からお金を取り出そうとした。
魔法のように見せたかったんだと思う。

「そこまでしてくれたのに、今さら嘘だって言えなくって、嘘の住所を教えてしまった。」

岩井君のアパートの前に着いたテツコは少女を送り出します。

岩井君の部屋を訪ねた少女は、一瞬で携帯とお金を返して立ち去ります。魔法のように。
あっけにとられる岩井は、札束の帯封に書かれたイラストを目にします。
あの醒めた少女が書いたとは思えないほど、可愛い、帚にまたがった魔法使い。
虚無と空想の中を漂う少女。どんな表情をして描いたのでしょうか。

テツコの元に戻った少女は、名刺を返し忘れたことに気がつきます。

「人生は長いよ。あと2回くらい使うかもしれないね。」とテツコ。

「やぎさんに、教えたかったな。」

「やぎさんて?」

「詩人。やぎじゅうきち。」

そしてやぎさんの詩を詠います。

「わたしみずからのなかでもいい」

やぎさんというのは、昭和2年(1927年)に29才で逝った八木重吉という詩人なのだ、ということは、後で知りました。

少女が諳んじた詩のタイトルは「うつくしいもの」。

今回のストーリー、そして少女の内面とリンクしているので「青空文庫」から抜粋します。

わたしみづからのなかでもいい
わたしの外の せかいでも いい
どこにか 「ほんとうに 美しいもの」は ないのか
それが 敵であつても かまわない
及びがたくても よい
ただ 在るといふことが 分りさへすれば、
ああ ひさしくも これを追ふにつかれたこころ

「やぎさんに言ってあげたかったな。
あるかもよって。」

立ち去る少女。

課長にお金を渡せなかった朝子。
そのわけは、会社で「下手人」と呼ばれているから。
確かに、良い響きのあだ名じゃないです。

家庭を持つまでのギフの孤独を支えてた、「つかまるもの」だったかもしれない、オジからもらったメッキの十手。
ここでこう繋がるのね。
岩井君に噂に流される自分に怒っていたテツコ自身が、自分が全く知らないうちに発信源になっていたとは。
いや、もっと元を辿ればギフ?いや、ギフのオジ?

「信じるって、身をゆだねるってことじゃない?
わたし、そういうこと、できなくなってるのかも。」

「そんな寂しいこと言うなよ」とギフ。

「ああ、思いっきり誰かを信じたい!」

少女と別れた後、ずっと橋から川を眺めていたテツコ。
そこへ岩井君からの携帯が。

「俺、結婚できるから。
戻ってきたんだよ、480万円。」

「私、お金戻ってきたら結婚するなんて言ったっけ。」

突っ込みながらも微笑んでいるテツコ。

「じゃあ、改めて、お金も戻ったことだし、結婚しよう。」

「魔法のカードくれたら、考えてもいいよ。」

明くる日、朝子さんにふられて(そんなことはテツコは知りませんけれども)、機嫌の悪い課長に命じられた仕事で残業をするテツコを手伝う岩井君。

「魔法のカードスペシャル」を渡します。
裏面は「最強」という文字を取り囲む一杯の★印。

「おっ、最強って。」

笑うテツコ。

そっか、私が欲しかったのは、これか。
うっかり自分の足下にある暗い淵を、覗き込んでも戻ってこれる。
私は、そんなのが欲しかったのだ。

その晩。

左手に一樹の骨が入った缶、右手に魔法カードスペシャルを持ったテツコ。
缶を置いて、携帯をかけます。
相手は、虎尾。

「お願いがあるんだけど。
わたし、一樹を手放そうと思うの。」

エンディングは、逆上がりをする少女、開店を迎えるムフフと、開店を祝う小田夫妻、課長に貸すつもりだったお金を定期にした朝子。

縁側で十手を磨くギフ、の隣には切なげな夕子さん・・・この世チケットは三回しか使えなかったんじゃなかったっけ。

ああ、ギフは一樹の、今は、虎尾の、廃車寸前の車を見ていたのね。

眠りにつくテツコさんの手に握られているのは、缶でした。

ザックリなのに、長くなってしまいました(汗)

暗い淵を覗き込んてしまったギフ、少女、テツコ。
でも、戻ってくる場所があれば。

お金をキーワードにはじまった物語は、「人を信じたい」人の気持ちへと、広がっていきました。
中でも、逆上がりをして逆さまに見える世界を見て微笑む、強烈な自我を持った少女は印象に残りました。
こういう子供は生きにくいだろうなあ。
でも、岩井君の魔法と、この逆さまの世界があれば。

脚本、演出、キャスト、画像・・・何かしらひとつでもバランスを失ったら、砕けてしまいそうな繊細な世界。

少女・・・子供が子供でいられる時間を無自覚に作った岩井君。存在自体がファンタジーです。
少女に魔法カードを渡す一連のシーンには、何故だか泣けてしまいました。

あ、3話に登場したあのアパートには不似合いなエレベーターも、ファンタジーってことで(汗)。

コミカルに描かれつつも、実は一番自分と等身大なのが、朝子です。
今、自分は誰かを思いっきり信じているだろうか。
信じてはいるけれども、「思いっきり」ではないかもしれない。
いや、思いっきり信じることを制していると言った方がいいでしょう。

課長がどういう気持ちで朝子からお金を借りようとしたのかはわかりませんけれども、いや、わからないからこそ、貸さずに再び定期に戻した朝子は、とりあえず、正しいと思います(^^;;

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2014年11月 8日 (土)

昨夜のカレー、明日のパン #4「幽霊と△」

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寺山家にはナゾの傷が廊下にあり、ギフ(鹿賀丈史)は亡き妻・夕子(美保 純)の首にあったキズが乗り移ったと思い込んでいた。かつてギフはパチンコにはまり、お金を使い込み、怒った夕子から「私の首を刺せ」と凄まれ、その時に誤って切りつけてしまった。そうした思い出をギフは懐かしそうにテツコ(仲 里依紗)に話した。そしてテツコもまた、亡くなった一樹(星野 源)に思いをはせていた。
夕子の法事が営まれた。ムムム(ミムラ)とサカイ(福士誠治)は、その会食料理を任されるが、魚を調理できる人が足らず、テツコの機転で助っ人として岩井(溝端淳平)が招かれる。岩井は思わぬ客と一緒だった。それは夕子の幽霊!だが、その姿を見ることができるのは霊感鋭い岩井だけだった。(公式サイトより)

原作未読です。

セリフを拾おうと思っていたら、時間がなくって・・・こんなに遅れてしまいました。
もう、あきらめて、後半を中心にざっくり書きます(_ _);;
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今回はテツコさんのモノローグはありませんでした。
全7話中の4話。
みんなの生き方のターニングポイントとなる回なのかもしれません。

昔、パチンコにはまってしまって家の金を持ち出した時、妻は包丁を私に持たし、自分は後ろを向いて、賭け事がやめられないだったら、私を刺せ、と。

前回、師匠に語ったギフの昔話には続きがありました。

台所で、包丁を持たされ、呆然としているギフ。
じっと座る夕子。

そこへ幼い一樹が帰ってきた。
あぶない、入らないで、と夕子が動いた時に、ギフの持った包丁の切っ先が夕子のうなじ傷つけてしまったのです。

思ったより深かった傷。
ギフがパチンコを止める切っ掛けはもっと修羅場だったのです。

今までムムムとサカイ君の会話の中でしか登場しかなった、深ッチン、初登場。
ギフの法事、三人でやるはずが、深ッチンが何と当のギフの法事にアルバイトで僧侶と取り仕切ることになったため、あわてるも、急遽岩井君の助けを得て、無事成功しました。

私、人と接することが好きなのかもしない、と嬉しそうに語るムフフを、嬉しそうに見守るサカイ君と深ッチン。

さて、法事のお料理の方はうまくいきましたが、法事そのものは、ギフんちらしく、すっとぼけた展開に。
中心になっているのが、ただ一人幽霊の夕子さんが見える岩井君。一人で大騒ぎしております(笑)

夕子さんに頼まれて、首筋に、廊下と同じ傷をマジックで書く岩井君。

最初は信じなかったテツコも夕子さんが来ていることを信じるようになり、一樹は来ていないかと問います。
いや、一樹は来ていない・・・
寂しそうなテツコ。
岩井君が夕子さんの首筋に傷を書いたことを聞き、一樹の掌にあった傷を思い出します。

夕子さん曰く。

死ぬと傷って消えるみたい。
だったら手術の傷も?
もうないね。

岩井君を通じて夕子さんと会話するテツコ。

と、岩井君がテツコの手に、一樹と同じ傷を書きます。
嬉しそうな、懐かしそうな、テツコ。

法事が終わって、ギフ家の門を出て行こうとした夕子さん・・・と、塀の上に座っているのは一樹。

会っていけばいいのに、という夕子に、

「もったいないじゃない、会えるの三回だけなんだから」

と一樹。
そうなんだ、三回だけなんだ。

その時夕子さんが「あ、今、誰かの傷口が開いたみたいね」と。
あわてて家の中に入る一樹。

台所に立つ岩井君とテツコ。
岩井君がなんかの拍子に手を切ったらしい、あわてて絆創膏を取りに行きます。
一人残って水仕事をしている最中に、掌に書かれた傷をじっと見るテツコ。

戻ってきた岩井君が見たのは、テツコを後ろからしっかりと抱きしめている一樹の姿でした。
全く気がついていないテツコ。
ほんの少しだけセピアがかった、不思議で哀しい画。

岩井君は黙ってその場を立ち去り、ギフと酒を飲み交わします。
しかし、氷をとりに台所に行ったとき、窓からのぞいている一樹と会ってしまいます。

一瞬ビビるも、

「決着をつけよう、どうせ負けるけど。」

と勝負を挑みました。

「そっちの方が有利だと思うけど。」

と、のんびりと答える一樹。

「どこが。」

「生きてる。」

テツコの部屋に入った一樹を追っていく岩井君。
いきなりめちゃくちゃに踊りだしました。

通りかかったテツコに、何してるの、と問われて、踊って生きているところを見せつけているんだ、と岩井君。

「息だって吸えるぞ!」

唖然とするテツコ。
その時、玄関が閉まる音がしました。

「もしかして。」

一樹が帰っていたことを、そして、今帰ったことを感じたテツコ。

「なんで言ってくれないの。」

「しょうがないだろう、俺は器の小さい男だから。」

一樹を追って外へ走り出すも、もう、一樹は行ってしまった。居たとしても、テツコには一樹の姿は見えない。
それでも、一樹の気配を探して庭に立ちすくむテツコ。

そんなテツコの姿を見ながら、自分の器の小ささに落ち込む岩井君。

「男はみんなそう。
この年になっても一番高い弁当が買えない。」

慰めてくれるギフ。

「俺、色んなこと、簡単に考えていたのかもしれない。
死んだら終わり、みたいな。」

また一歩、テツコ、ギフたちの気持ちに近づいた岩井君。
泊まっていけ、というギフの誘いを断って帰ります。
門のところまで見送ってくれたテツコに

「じゃ、また明日。」

自らの言葉を噛み締める岩井君。

「明日があるんだな・・・」

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エンディングは今までのような回顧シーンではなく、法事の終わった後のギフとテツコの姿がメインでした。

幽霊騒動という王道のコメディーの中に、残された人々の切ない想いが込められていました。

今回も名セリフだらけでしたが、中でも「死ぬと傷って消えるみたい」、というのが強く強く、印象に残りました。
もし、あの世とか、魂とかがあるならば、そうであって欲しい(_ _)

テツコの一樹を思う気持ち。
ギフの夕子を思う気持ち。
廊下の傷を一人なぞるギフ。夕子さんもなぞっているのだけれども、ギフには見えない。
気がついて欲しい人に気がついてもらえない、幽霊たち。

生きている者と死んでしまった者、この両方の気持ちの間でオロオロしつつもフォローする岩井君。
実にいい仕事したね~(^^

寂しい、という言葉をひとつも使われていないのに、喪失感と寂寥感がひしひしと伝わったお話でした。

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2014年11月 7日 (金)

Nのために #03

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2000年香川県青景島。成瀬(窪田正孝)は優遇された奨学金制度に受かり、東京の大学に進学することが決まる。一方、希美(榮倉奈々)は、奨学金制度に1つも受かることが出来なかったため就職するか悩む中、隠していた進学の資料が母・早苗(山本未來)に見つかってしまい「1人にしないで!」と懇願される。(公式サイトより)

原作未読。
今回も周回遅れになってしまいました(_ _);;
ざっくり書きます。

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夏恵が声が出なくなったのは、外傷によるものではなかったんですね。
心因性ショックから。
ひょっとして、あの晩に見てはいけないものを見てしまった?

希美のシャーペンのノック音は「おめでとう」だと思う。
なのに、希美に罪を庇ってもらっただけでなく、進学のチャンスを譲ってもらった後ろめたさから「ばかやろう」とか「ひきょうもの」と、ネガテブに受け取ってしまう慎司。

希美の母、早苗。
やっと働く気になったと思ったら、一人にしないで、ママのそばにいて、と、娘への依存は相変わらずでした。
早苗については、書けば書くほど血圧が上がりそうなので、さらっと流します(汗)
敵役とはわかってはいても、母親として、というより、人として受けうけられませんです。

一方の慎司もまた、アパートで父、周平と二人暮らし。
妻に去られ、料亭が焼けてから、周平は仕事が長続きせず、飲んだくれているようです。
様子を見に来た高野に励まされるも、特に火事の件になると、以前のような親しみは見せず、硬く暗い表情。
慎司が火をつけたことかなにかを知っていて、隠しているかもしれない、と思ってしまいましたが、どうなのでしょうか。

「さざなみをやったんは島のもんやろ。」
慎司に問う、高野。「島のもん」と言葉は濁していますが、慎司のことでしょう。
放火は罪。かならず捕まえる、と迫る高野に、希美の作ってくれたアリバイを押し通す慎司。

島を出るには就職しか道はないのか・・・一人悩む希美。
そんな希美に、約束のために声をかけられない慎司。
高松港へ行き、フェリーのチケットを買いました。
この時は、なんからかの突破口を探しに母のところへ行くのかな、と思っていたのですが。

帰宅した希美が見たものは、希美の部屋で願書を片っ端から破り捨てている母の姿。
たまりかねた希美は本心をぶちまけます。

今まで嘘をついていた。
私はここを出て行きたい。

「お母さんに振り回されるのは、もう、いや!」

そんな言葉を聞く母親ではありません。
希美は一緒に島を出て行こう、と精一杯の譲歩を見せますが、「ここで生まれて育ったんや」と完全拒否。
連れてっちゃたらだめですよー。島から出ないとは思うけども。

誰のおかげで・・・ママは一生懸命・・・

うう、聞きたくない言葉の羅列です。

「ママの気持ち、わかってくれるんは希美ちゃんしかおらんのよ!」

希美の部屋の入り口にタンスのようなものを置いて閉じ込める早苗。

破かれた願書を拾い集める希美。もう、だめだ、心が折れる・・・
その時、ノートに挟まれた高松港行きのフェリーのチケットを見つけました。

かつて、慎司と交わした約束。

杉下が島を出る時は俺がフェリーのチケットを買う。
俺が島を出る時は、杉下が買う。

そして、チケットの裏側に書かれた、「ガンバレN」。

希美は今一度顔をあげます。

「下は見ない、上を見る、上に行く。」

窓から脱走しました。

そうか、慎司は約束のチケットを買ったのね。
で、そっとノートに挟んだんだ。
それが慎司の精一杯の励まし。

竣工式に立ち会う父、晋の元に行った希美は、みんなの前で、大学にいきたいんです、と嘆願、いや、宣言します。

なにごとかと、ざわめく周囲。
慎司も見ています。

「お父さんは大学を出た人間が嫌いなんですよね。」

続けて、以前、大学出のことをバカにした晋の一連の発言をカミングアウト。

「やけど、やっぱり大学に行きたいんです。お金を貸してください。」

働いて返す、と頭を下げる希美。

これには杉下家の一連の事情を見てみぬふりをしていた人々も、さすがに動揺しました。
社長として、その動揺を収めるために、「大学に行きたいならいけば良い、好きにせい!」と言わざる終えないなくなった晋。

一瞬の泣き顔を笑い顔に変え、由妃を一顧だにせず振り払う希美。
野望へ一歩踏み出しました。

自分のチケットが役に立った、あの約束を覚えていてくれた。再び前を向いた希美の姿を嬉しそうに見ている慎司。

卒業式。
大学に受かり、島を出て行くという希美に、上手くいくわけがない、と背を向ける早苗。
この人、これから後も祟りそうな嫌な予感がするのでが、どうなのでしょう。

一方、周平は、就職も決めた もう大丈夫だと旅立つ息子を安心させ、小遣いを渡しました。
ほんとうに大丈夫なのでしょうか。照明が暗いです。

慎司がドアを開けると、ヒラヒラを舞い落ちる紙切れ。
それはフェリーのチケット。
思わず希美に「会えるのは最後と思うけん」、島を出る前に会いたい、とメールを送りました。

港で級友たちに見送られながら、希美の姿を探しますが、現れたのは高野でした。
火事に拘り続ける高野に強張る慎司。
結局希美には会えぬまま乗船、船は出航します。
そこへ、自転車で駆けつける希美。
自転車から降り、港ではなく、突堤の方に走っていきます。
突堤を船が通り過ぎるとき。

「杉下、がんばれ」
「成瀬君、がんばれ」
「がんばれ」
「がんばれ」

・・・・

そんな二人の様子を目撃した高野。

「火事の夜、二人は何かを共有した。
再び何かを引き寄せずにはおれない、密やかで強い何かを。」

2014年現在。

突然理由も告げずに会社を辞めた希美の居所を追って、かつて、希美、西崎、安藤が暮らした下宿「野バラ荘」を訪ね、大家さんから話を聞く高野。
大家さん曰く、あの事件以来、希美からの連絡は途絶えた。
あの頃三人はとても仲が良かった・・・いや記憶違いかな?
慎司もよく遊びにきていた・・・いや違うかな?
本当に忘れているのか、とぼける大家さん。
逆に今更なんで、全てが終わったはずの10年前の事件のことを調べているのか、と高野に尋ねます。

「今更かもしれませんが、目を背けないことにしたんです。」

何が高野を動かしたのでしょうか。

高野が帰った後、奥から現れたのは、西崎でした。

大家さんに、面倒をかけていることをあやまる西崎。
開かれたままの古い雑誌に目を留めます。
それは2004年のあの事件の記事。フラッシュバックする西崎の記憶。

「俺があんなことを計画さえしなければ。」

時は2001年に戻ります。

窓遠くに都心の高層マンションが望める野バラ荘で、新生活を始める希美。
しかし、希美、西崎、安藤の三人が仲良くなるには1年を待たなければなりませんでした。
台風の晩、希美、西崎が住む1階が浸水してきたため、2階の住人、安藤の部屋に避難してから後のことです。

小説家を目指している、理屈っぽい留年生の西崎。
いつかはあの高層マンションに住むのだと公言する、ちょっとヘタレな安藤。
あえて貧乏生活をしている彼らとは違い、本当にお金のない、しかし誰より上を向いている希美。

すっかり仲良くなった三人は、大家さんがこの土地を売りたがらないことを話題にします。
奥さんを看取ったこの地を売りたくないらしい・・・

「じいさんが売りたくない、ということに協力したい。
野バラ荘を守る作戦を立てておこう。

名づけて、N作戦。」

西崎の、学生らしい、ほんのちょっとした思いつきに、楽しそうに乗っかる二人。

時間はまた現在へ戻ります。

希美に会っていきなり抱きつく安藤。

「会いたかった。」

安藤を拒まない希美。
一方、西崎は慎司は・・・

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後半、希美が卒業して島から出たので、これまでよりは、少し楽に見れました。
東京での希美が、トラウマを持ちつつも、楽しそうだったので、ほっとした、というか。

しかし2000年、そして2004年の事件を巡って。
単に高野の追及を逃れようとする彼らを描くだけでなく、新たな事件が起きるような予感がして、どきどきします。

高野に、希美があなたにとってのNではないか、と聞かれた安藤。
確かに結婚したいくらい好きだった、でも、告白しなかった、と言っていましたが、本当なのかどうか。
高野が動き出した理由が気になるし、大家さんが土地に拘る理由にも何か秘密があるのか、ないのか、全部の設定が怪しく見えてしまいます(^^;;

今のところ、謎が良い感じで展開していっていると思います。
これらの謎が、ドンデン返しを含みつつのラストに繋がることを期待しています。

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2014年11月 6日 (木)

ぼんくら 第三話「やってきた迷い子」

公式サイト

鉄瓶長屋に突然現れた迷子の長助は、満足に言葉がしゃべれない。井筒平四郎(岸谷五朗)は、そんな長助の素性を探り、親元に帰してやろうとする。長助の素性を知る老人を捜し当てた佐吉(風間俊介)が平四郎と共に話を聞くと、鉄瓶長屋に住む通い番頭の善治郎(徳井優)が、本当の父親だという。善治郎は奉公先の主人の「お手つき」女性と一緒になるため、それまで関係のあった長助の実の母を捨てたのだった...。(公式サイトより)

原作既読です。ざっくり書いています。

仲睦まじい善治郎親子を見ると、胸がきゅんと温かくなる、とお徳。
しかし、その裏には、厳しい商家の掟と醜い現実が潜んでいました。

こうして、ごくごく普通の人であるお徳の見た世界が、ことごとく覆されていきます。

主人は奉公人にとっては親以上。
言われたことに従えなければ、店を辞めるしかない。
長い長い時間をかけて築きあげたポジション、キャリアがすべてなくなってしまうって、厳しいです。

そういうことを重々知っている長助の母親は、姿を消してしまった。
妊娠を知ったのは、別れたあとのこと。

もっとキツイ女性なら、子供ができたことを善助に知らせ、仕事か自分か、迫ったでしょうに。
もしそうだったらはどういう態度をとったのでしょうか。
存在すら知らなかった息子に全く情を抱けない父親。
先週のろくでなしの父親といい、何やら悪魔に魂を売ったように見えました。

母を亡くして孤児となってしまった長助が哀れでした。
しかも熱病に罹って、後遺症が残っている身の上とは。

長助に父親のことを知らしたのは、果たして亡くなった母なのでしょうか。
久兵衛が置いていったという、長屋の住人たちの情報。
単に、次の差配人に対する申し送りだったのか、それとも、何か仕組まれているか・・・

そして、お徳の亡くなった亭主と馴染みだったというおくめが登場し、今まで人のことに一喜一憂していたお徳自身が、トラブルに巻き込まれ、憂いことになりそうです。

と、鬱展開の中で、政五郎親分とおでこちゃんが登場しました。
原作どおり、すぐ弓之助と仲良くなってました(^^
弓之助、平四郎宅に泊まるのを頑なに拒否しているのは、おねしょが直らないからなのね。
彼も何か抱えているのでしょうか。

さて、これで記憶力のおでこちゃんと推理力の弓之助に、頼もしい政五郎親分が加わって。
平四郎がのんびりしていられるのも、今のうちですよ~。

政五郎親分は公式に書かれている通り、「本所深川ふしぎ草子」などなど数々のシリーズでおなじみの回向院の茂七の子分。
2001~2003年にかけてNHK金曜時代劇枠にて、高橋英樹さんが演じられていた茂七シリーズは見逃してしまっています。DVDも出ていないようですし・・・残念です。

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2014年11月 5日 (水)

オーシャンズ11(2014年11月大阪 舞台)簡単感想

公式サイト

脚本・演出:小池修一郎(宝塚歌劇団)/作曲・編曲・音楽監督:太田 健/指揮:上垣 聡/美術:松井るみ/照明:勝柴次朗/音響:大坪正仁/振付:桜木涼介、YUSUKE/オープニング振付:TETSUHARU(増田哲治)/衣裳:有村 淳/ヘアメイク:宮内宏明/映像:奥 秀太郎/イリュージョン:北見 伸/歌唱指導:山口正義/稽古ピアノ:宇賀村直佳、中野裕子/演出助手:伴・眞里子舞台監督:二瓶剛雄/制作・著作:宝塚歌劇団/企画・制作:梅田芸術劇場/主催:関西テレビ・梅田芸術劇場
出演:香取慎吾、山本耕史、観月ありさ、橋本さとし、霧矢大夢、真田佑馬、平間壮一、水田航生、安井謙太郎、萩谷慧悟、芋洗坂係長、治田壮一、角川裕明、ラッキィ池田、花王おさむ、川口竜也、西野誠、辰巳智秋、フランク莉奈、栗山絵美、谷口ゆうな、真瀬はるか 他

2014年、宝塚を飛び出し、世界初演となるNewバージョンの主演に香取慎吾を迎えての上演が決定。6月の東京で熱い拍手と大絶賛を浴びた舞台が、いよいよ大阪で開幕します!(公式サイトより)

@梅田芸術劇場メインホール

大阪初日の10月23日と、11月1日のマチネ、そして11月2日の千秋楽を観てきました。
東京公演と合わせると計5回観たことになります。
本当は全公演みたかったのですけれども、これ以上は金銭的に無理(_ _);;

感想のみざっくり書きます。
なお、宝塚の舞台は観ておりません。
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10月23日の大阪初日は、久しぶりの本番で、メンバーの多少の入れ替わりがあったこともあり、そのことが緊張感として伝わってきました。
いや、緊張していたのは自分ですな(汗)
特にイェンのアクロバットのシーンには、ドキドキ。

テスの唄がさらに伸びやかになっていたのが印象に残りました。
ルビーの躍動感溢れる唄と踊りに、この夜も目がひきつけられました。

演技指導のシーンでの、ダニーの「久しぶりだな、この雰囲気」には爆笑。

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11月1日 マチネ。
大阪初日いや、東京公演よりも深く軽く生き生きとした舞台に進化していて、キャストの皆さんの緩急自在な演技をのびやかに楽しめました。
開演前に客席におりてくるキャストの皆さんの数が増えて、客席奥深くまで入っていって、挨拶をしておられました。

ションソン博士(ラスティー)の「中村屋」ドクターはこの日が初出だったのかな?。
意表を突かれ過ぎて、大爆笑。ちっちゃい拍子木も無性に可笑しかったです。
ベネさんの「お前が思っているより、面白い」「劇場を間違えているぞ」もナイス。
うんとすん、の「すん」はこの日限りだったのかな?これも、アホすぎておなかが痛かったです。

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そして11月2日の千秋楽。

この日の開演前も大賑わいでした。

これが最後だから、最初っから最後まで、ステージを目に焼き付けておかねば、と思っているうちに、開幕。

ダニーが舞台中央に立って、背広姿に変わるところから、オープニングの群舞の流れ。
格好がいいのは、書くまでもないことなのですが、これが最後かと思うと、思わずうるうる。
格好良い、などと書き出すと、感想が全部この言葉で埋め尽くされてしますな(汗)

以下、順不同で、小ネタ中心に。
ブログ等にレポは上がっていますが、自分のための備忘録としてメモっておきます。
この感想では、観ていない人には、どんなズトーリーだったのか、全くわからないと思います。すみませんm(_ _)m

いつもはダニーがラスティーの手を振り払う、奈落に下りていくシーンでは、初めて握り返したものだから、場内、黄色い声を含めての大歓声があがりました。
ベネさんとテスのミニ・組体操(ピラミッドw)には、拍手喝采。
劇終盤、ダイアナが退場する時に、「わたしも参加したかった」って言われたのも可笑しかったです。
ベネさんのナンバー「夢を売る男」ラスト近く、いつもの間で拍手を送ろうとしていた観客を押し止めさす、長い大熱唱。
ラスティーの母親がいきなり「×10」になっちゃたり(笑)
そうそう、ラスティーがダニーの誕生日を知っていたり・・・もう、みなさん、いつも以上に自由すぎて(^^

最後の演技指導は、ダニー。
ラスティー相手に東京エレキテル連合ですか(大笑)
一部悲鳴のような歓声があがりつつ、オチそのものは、他のメンバーの時と同じく収拾がつかなくなって、解散。

このシーンに限らずですが、ダニーはこの日は今まで封印していた遊び心を解き放っておりました。(と、カテコの時に言っていました。)

ジョンソン博士はまさかのリクエスト方式。
ベネさんが選んだのは中村屋バージョンで、一度ハケてから再登場しました。
「怒られるの、覚悟だから」みたいなことを言って、六方のようなもの(笑)を踏みつつ、退場。
もうーなんでもありだから(大笑)
フランクやベスたち、他のメンバーもこのコーナーを盛り上げていました。

「正直言うと、結構楽しかった」by ベネさん。

続く地下室のシーン最後は「ふざけきったぞっ」と叫びつつ、奈落へ。
アホや~(大笑)

あはは、ずっと我慢しているダニーがイラっとくるのもわかります。

マジックショーの大騒ぎのラスト。
いつもはダニーが1階客席の通路を下りてくるのが、この日はテス。
そしてテスを下手舞台横で迎えるダニー。

かくてついにラストナンバーに。
うう、やっぱし格好良い。

カテコでは香取さんがオーケストラを紹介し忘れる、というハプニングあり。
そのことを香取さんに伝えたキャストさん(すみません、とっさのことでお名前がわかりませんでした)。ほんと、勇気あったね~。

みんながふざけていても絶対にぶれなかったダニーに時々戻りながらの、座長、香取さん。
山本さんの瞳が心なしか潤んでいるように見えました。
場内アナウンスを無視しての再カテコの後は、メインの5人のコメント。
やっぱり飲んだくれてたんだ(^^

ダニーが背広を脱いで舞台に置き、「SMAPに戻ります」という言葉で、本当に終わってしまいました・・・(涙)
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これからどんどん進化していけそうな余力を十分に残しての千秋楽でした。

宝塚の舞台から見ている人の話をちらっと小耳に挟んだのですけれども、東京公演は宝塚の演出を踏襲している部分が多かったけれども、大阪公演は大分入れ替えてきた、とのこと。

5回目でやっと、ダニーとテスの切ない想いがナンバーに乗ってしみじみと伝わってきました。←遅いっ(汗)

それまでは、香取さんと山本さんが共演するという、奇跡のようなステージの煌びやかさについつい気をとられがちだったのですな、振り返ってみると。

実は、何年も山本さんのステージを観てきましたが、仕事の都合などで千秋楽を観るのは初めてなのです。
それがこんなに楽しくて、寂しいとは。

「また明日」という挨拶で劇場を出ると、自分は観れないけれども、例え千秋楽を迎えていたとしても、どこかでステージの幕は上がっているんだ、という幻(汗)を抱けるのですが。

本当に終わっちゃった感が半端なくって、ロス状態に陥ってしまいました。
こんな気持ちになったのは初めて。
楽しすぎた分、寂しさも増えちゃったみたいです。
それが舞台の醍醐味なのだ、と割り切れるまでには、もう少し時間がかかりそうです。

香取さんたちの格好良さは東京公演の簡単感想で書いたそのままです。
山本さんのタキシード姿、似合いすぎてくらくらしましたよ・・・ま、これくらいのミーハー感想はお許しくださいませ(_ _);;

パーフェクトに格好良いダンスと楽曲の良さ。
「JACKPOT」と「FATE CITY」「JUMP!」「NEVER GIVE UP」の群舞曲、「夢を売る男」「PARAISO」の使い方・・・書き出すときりがありません。
唄い出しのフレーズ「ああ、テス」って本当に難しい、ダニーとテスの「あの頃の私」。

そしてダニーとラスティーの唯一のデュエット・ナンバー「オーシャンズ10」。

一期一会。記録ではない、記憶に残る数々のシーン。
豪華で夢のような舞台、本当に楽しかったです。

スタッフ、キャストの皆さん、ありがとうございました。
いつかまたどこかで。

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オーシャンズ11(2014年7月東京 舞台)簡単感想

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2014年11月 4日 (火)

軍師官兵衛 #44「落ちゆく巨星」

公式サイト

秀吉(竹中直人)に男子・拾(後の秀頼)が生まれ、生母・淀(二階堂ふみ)と三成(田中圭)は拾を豊臣家の跡継ぎにすべく暗躍。邪魔者と化した関白・秀次(中尾明慶)は切腹に追い込まれる。秀吉の死期が近いことを悟った如水(岡田准一)は、再度の朝鮮出兵を宣言した秀吉の側に仕え、その暴走を押さえこむ道を選ぶ。如水、長政(松坂桃李)より朝鮮出陣を止められた次男・熊之助(今井悠貴)は思わぬ行動に出て、悲劇を招く。(YAH0O!テレビより)

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いつもより以上にざっくりと書きます。

秀次とその一族の悲劇はさらっと流しておりました。

秀吉の、老いを自覚し、おさなごを残して逝かねばならない無念さに足掻くさまは、迫力がありました。

秀次に助言したことで如水に罰をくだすかと思いきや、頼れるものが次々といなくなってしまった。もう、官兵衛、お前しかしない、と外聞をはばからず如水にすがりつきます。

そんな秀吉を、見守る覚悟を決めた如水の、冷徹な視線。
盟友の老いさらばえていく様子に心痛めるよりも、秀吉が生きている間のの混乱を最小限に食い止める方法、そして逝った後のことを思案している男。
化粧料として、かつて領地替えさせられた播磨を与えられた心境は、いかなるものだったのでしょうか。

秀吉亡き後を見据えているのは淀も同じです。
廊下でのおねと淀のにらみ合い。
今は後患をたったつもりの淀ですが・・・この女性はどう好意的に見ても、政治的手腕は皆無だったように思います。

そしてもう一人。
自らも老境に入ったことを踏まえて、見据えている男、家康。

明との和睦が決裂し、再び朝鮮出兵を命じる秀吉。
今や、誰もが秀吉の死を待ちわびるようになってしまいました。

そんな中、小早川隆景が病いに冒され、死の床につきました。
朝鮮に渡る途中に見舞いに訪れた官兵衛と、しみじみと昔話を交わします。

播磨時代、つばぜりあったこと、中国大返のこと・・・あの頃が一番楽しかった、と涙する如水。

小早川隆景は他のサブキャラより、まだよく描かれていた方だと思います。
おかげで、大河の終盤らしく、1年を振り返ることができました。

あ、太兵衛の「黒田節」の元ととなったとされるエピソードがちょっと唐突に登場。
熊之助と太兵衛の息子の吉太夫の悲劇に繋げていました。

熊之助の死は、黒田家に予想以上の波紋を起こしそうです。

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2014年11月 1日 (土)

舞妓はレディ:映画

2014年 日本 135分

Photo

公式サイト

監督・脚本:周防正行/エグゼクティブプロデューサー:桝井省志/プロデューサー:土屋健、土本貴生、堀川慎太郎/撮影:寺田緑郎/照明:長田達也/美術:磯田典宏//音楽:周防義和/音楽プロデューサー:和田亨/振付:パパイヤ鈴木/日本舞踊振付・指導:花柳達真
出演:上白石萌音、長谷川博己、富司純子、田畑智子、草刈民代、渡辺えり、竹中直人、高嶋政宏、濱田岳、中村久美、岩本多代、高橋長英、草村礼子、岸部一徳、小日向文世、妻夫木聡、

「Shall we ダンス?」「それでもボクはやってない」の周防正行監督が、京都を舞台に舞妓になるために頑張る少女の成長物語を、数々のオリジナルソングが彩るミュージカル仕立てで描いたオリジナル作品。舞妓がひとりしかいなくなってしまった京都の小さな花街・下八軒の老舗お茶屋・万寿楽(ばんすらく)に、どうしても舞妓になりたいという少女・春子が現れる。最初は断られた春子だが、そこに居合わせた語学学者の「センセ」こと京野が、鹿児島弁と津軽弁の混ざった春子に興味を示し、彼女が万寿楽にいられるよう取り計らう。かくして万寿楽の仕込み(見習い)になった春子だったが、花街の厳しいしきたりや稽古、慣れない言葉づかいに悪戦苦闘。そしてある日、突然声が出なくなってしまい……。2011年・第7回「東宝シンデレラ」審査員特別賞受賞の上白石萌音が、オーディションを経て春子役に抜てきされた。(映画.comより)

@MOVIX

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一ヶ月以上前に観たのですが、なんだかんだあって、感想を書くのが遅くなってしまいました。
以下、ネタばれなしで、簡単に。

突込み気味の感想ですので、ご注意ください。

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舞妓さんとハリウッドテイストっぽいミュージカルのコラボ。
これは観ておかねば・・・でも135分って長いんじゃないかな?という不安が的中したかも(大汗)

本家の「マイ・フェア・レディ」は170分なのですが、ロードウェイのロングランヒット作品を映画にしたものですから、楽曲の完成度が違う・・・と言い切ってしまうには可憐すぎる作品なので、辛いのですが。

純粋に映画用に作られた「雨に唄えば」が108分、「巴里のアメリカ人」113分、「バンドワゴン」112分。
尺ばかり書いてごめんなさい。
しかし、ヒロインに的を絞った話にすれば、もっとピリリとした映画になったと思うのです。
里春と勘八郎のエピっていったかなぁ。
いや、舞台ならば、必ずサブキャラメインのシーン及びナンバーを入れますから、こういう手法は王道ではあるのですが、映画ですからねえ。
舞台風の構成が映画としてこなれてなかった気がしました。

それから、ちょっと厳しいですが、ミュージカルとしては、主題歌以外のナンバーが弱かったです(大汗)
「舞妓はレディ」は予告で何度も聞いたためもあるでしょうけれども、繰り返しのフレーズがキャッチーですごく耳に残りました。
しかし後のナンバー、メロディーが思い出せないというか、聞いた直後にワンフレーズでも口ずさんでしまう唄がなかったのです。

それってミュージカル映画としては弱いと思うのです・・・これはあくまで自分の感性です。こめんなさい(_ _);;
サントラCDを聞いたら、また違う感想になるかもしれません。

「スペインの雨」のパロディ「京都盆地に雨が降る」は、歌詞があまりにもそのままなことに気を取られすぎたというか、なんかこそばゆくなってしまって、楽曲が耳に入ってこなかったです(汗々)
パロディって難しいですね。作り手との感性がほんの少しずれるだけで印象が全く違ってしまいます。

と、色々突っ込みましたが、「ウエストサイドストーリー」以前の、他愛のなさが魅力だった頃のミュージカル映画の雰囲気は、よく出ていたと思います。

上白石さんの初々しさ、正統派な二枚目を演じる長谷川さんが楽しげに見えたこと、田畑さんのおとぼけっぷり、そして富司さんの貫禄。
小春さんの若き日のナンバーは、レトロなセットがキュートで、大原さんの歌唱力に改めて感服。

一番印象に残っているのは、厳しい踊りの師匠を演じられた中村久美さんです。
本作唯一の敵役かもしれません。けれどもその姿勢そのまま、言っていることに筋が通っていて格好が良かったです。
そんな師匠が田畑さん、上白石さんと踊るコミカルなナンバーも素敵でした。
ダンスそのものも好みでしたし、何より師匠の落差っぷりがお茶目でした。

仔細情報を仕入れずに観たので、「上七軒」をもじった「下八軒」って言うネーミングに思わず爆笑しました。←※を参照ください。

一般上映ですが、本物の舞妓さんたちが観賞してましたです。歌舞練場で舞妓さんと大勢の芸奴さんたちが踊るシーンに出演されていたのかもしれません。

※京都は「上」と「下」表記にとっても敏感なのです。

京都に引っ越して何年かたった頃のことです。
ごく一般的な慣習では「○○通西入ル▲▲通下ル」と言われている場所でお商売を営んでいる方に住所表記の確認の電話を入れたところ、「○○通▲▲通『南入ル』」と半ば立腹しながら訂正されたことがありました。

ちなみに下ル、というのはその通りを南に行く、と言う意味。だから結局同じことなのですが。

もしその場所が▲▲通りと一本下の通りの真ん中あたりにあるならば、一本下の通りを起点として「上ル」表記にしても納得がいくのですが、▲▲通りが明らかに近い場所だったら、▲▲通りを起点として「下ル」とする、というのが、「上ル」「下ル」にやっと慣れたばかりのよそ者の認識でして、「南入ル」は全く耳馴染みのない言い方で、びっくりしたというか、ビビらされました。

後で、下ル、は商売には縁起が悪いからということで、一部だけれどもそう言う言い方をする老舗もあるよ、と後から先輩に教えられ、それからは「下ル」を使う時には、すごく気にするようになりました。

今でも「南入ル」が使われているかどうかは知りませんが、まあ、そんなことを「下八軒」で思い出したのです。

数は八で末広がりだけれども。
「上」を「下」にしちゃったのね、まあ、験の悪い、って思わず思っちゃったのでしたー(笑)

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