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2014年11月 9日 (日)

昨夜のカレー、明日のパン #5「カードと十手」

公式サイト

岩井さん(溝端淳平)が結婚詐欺にあい、500万円をだまし取られたとの噂を聞き、テツコ(仲 里依紗)は怒りが収まらない。問いただそうにも、岩井はシンガポールに出張中。テツコは思わず、高級チョコレートをヤケ食いしてしまう。
一方、隣家の小田和正(小倉一郎)は娘・ムムム(ミムラ)の開業祝いに冷蔵庫をプレゼントする約束したが、高価と知り頭を痛めていた。相談を受けたギフ(鹿賀丈史)は、家宝である金の十手を質屋に入れて工面しようとするが、それがメッキだとわかり大ショックを受ける。
ギフが帰宅すると義妹の朝子(片桐はいり)が待っていた。朝子はある男(マキタスポーツ)から借金の相談を受け、彼を信用すべきか悩んでいた。ギフは朝子と一緒にその男の素性を探るが、朝子は彼を信じてみようと思い始めていた。(公式サイトより)

原作未読です。

今夜にはもう6話が放映されるので、ところどころを順不同でバサバサと書きます。
セリフは概略です。
.

今回も濃いお話でした。

テツコの親子丼、美味しそう~
思わずオーダーするギフでしたが、師匠が結婚すると聞いて大ショック。
この間ハイキングしたばかりなのに。
この2ヶ月で運命の出会いがあったようです。

鹿賀さんの軽快なお茶目っぷりが回を、追うごとに増しております(笑)

「一緒に歩いていると思っている人が
突然 じゃあねって違う道を曲がっていく。
そんなに親しくなったって。
この人もそうだし、この人も・・・」

会社にて課長や後輩のギダリエを眺めてつつの、テツコのモノローグ。
視線は岩井君で止まります。

「あの人だって。」

そんな時に、岩井君が美魔女の結婚詐欺にあったという噂が社内を駆け巡ります。
ギダリエから500万円騙されたようだと聞いて、大激怒するテツコ。
問い詰めようにも、本人はシンガポールに出張中。メールも返してこない。

一方、ギフは、娘、ムムムに業務用冷蔵庫をプレゼントする、という約束を交わすも、退職した自分にはローンも組めない、と嘆く小田の力になろうとしていました。
取り出したのは、母が死んで心細い顔をしていたらしいギフに、オジがくれた金で作られたミニサイズの十手。
いざ、という時に使おうと、ずっと大切にしていたのです。
恐縮する小田に、今が最後のいざって時だ、と質屋に持って行きますが。

残念、金メッキでした。

結局、冷蔵庫のお金は、小田の妻がバッグを売って事なきを得ました。

いかり収まらぬまま、開店直前の「パワースポット」に立ち寄るテツコ。
愛想笑いをしますが、「パワースポット」の皆にたちまち指摘されてしまいます。

「笑いたくない時は笑わない」
「怒りたい時には怒る」

素直になるテツコ。

自分が何に怒っているのか、わからない。
それは・・・岩井さんのことを信じたいのに、信じれない自分。
周囲の噂に流される自分。
.

さてさて、義妹の朝子が、ギフに相談を持ちかけています。
お金を貸してくれっていう男がいる。
結婚詐欺かもしれない・・・貸すべきか、貸さざるべきか。

って、課長なのね(笑)
見るからに悪人面だもんね、そら、迷うわ~

「メッキみたいに見えるのが案外本物だったりするんだな」と、メッキの十手を手にしながら、ギフ。

帰宅したテツコ。
ギフは留守。ギフを探しまわるうちに、課長の写真と、その上に置かれた金メッキの十手を見つけます。

「課長と十手・・・下手人?」

この組み合わせがよほどしっくりきたのか、後日、会社で課長をみかけたテツコはうっかり「下手人」と呟いてしまいます。
その呟きを聞いたギダリエは、課長にピッタリのニックネームだと、大ウケ。

話は戻って。
その頃、ギフと朝子は、トレンチコートをまとって、課長の行動を観察していました。
夜のバス停の課長・・・不審なような、普通なような、侘しいような(笑)

朝子「あたし、信じる」

大丈夫なのかどうなのか、わかりません(笑)
.

探偵モドキを終えて帰宅したギフに、テツコ。

「同じ家なのに、誰かしないと全然違う。」

寂しかったのね。

この家に一人で住んだ時期があったかどうか、ギフに聞きます。

母親が死んで、結婚するまでは一人だった。
パチンコ屋で閉店までいたんだ。そうするといっせいに玉が落ちる音がして。

「ぞっとする寂しさを感じた。」

ギフのパチンコ依存は「ぞっとする寂しさ」の後遺症なのかもしれません。
そんな寂しさを感じたときは。

「何か守るものを探すんだ。
心から信じることのできる、何か、つかまるものを。」

.

出張から帰った岩井君を早速問い詰めるテツコ。

500万ではなく、480万。
結婚詐欺ではなく、結婚資金を貸した。
貸したのは、橋の上から飛び降りようとしていた小学5年生の女の子。
メールを返さなかったり、電話にでなかったのは、怒られると思ったから。

真相が明らかになるにつれ、岩井君の人の良さにあきれまくりだすテツコ。

女の子はなぜ飛び降りようとしていたのか。
学校で脅されて、親のカードから少しずつ引き出していて。バレたらどうしようと思いつめていたのです。
彼女を救うために、お金を貸した、とごく普通に語る岩井君。

「働くようになったら返す。」

いつのことだよって、テツコと一緒に突っ込んじゃいました。

そして、このことは誰にも言わないって約束したのだそうです。

「子供でも、約束は約束。」


でも、脅しとかおさまったのかどうか心配になって、教えてもらった住所に行ったら。

「そんな、番地、ない。」

警察に言わなくては、と大激怒のテツコ。
しかし、岩井君は、全く動じず、言わないって約束だから、と。

「人の命が480万円と思ったら、安いもんだよね。」

この人と一緒に暮らすのは、絶対無理、とテツコは怒って立ち去ります。
うん、普通はそうです。

しかし、しばらくして、携帯が鳴り、怒りのあまり、間違って岩井君の携帯を持って帰ってしまったことに気がつきます。
公衆電話からかけてきている。岩井君かもしれない・・・おそるおそる携帯に出てみると、例の女の子でした。

岩井君の住所を教えて欲しい、という女の子と駅前で待ち合わせ。
アパートに行く道すがら、語る女の子。

「わたし、やな人間なんです。だから友だち、ゼロなんです。
みんな嘘くさい。信じられない。
特典がないと付き合わない。
友だちのサイフからお金を抜くんです」

びっくりするテツコ。

わたしとつきあうと損するって思った方がいいから。

今、自分につきあっているテツコも時間と労力を損している。

そんなことない、心配だし、というテツコを

「そういうの、嘘くさい」

と突き放しますが。

「人のこと、死ぬほど心配したことがある人は、そんなこと言わないよ。」

というテツコの言葉で

恐喝は嘘は嘘だった、と本当のことらしきことを語り始めました。

一年前、お金は取られていた。
でも、そのことがバレたとたん、相手は泣いてばっかり。

それからはそういうことはなくなった、という少女。相手が意外にすぐ折れたことに幻滅したようです。
ほっとした反面、悪役は完全な悪役であって欲しい、と思ったのかも。

ニヒリズムとでもいうのでしょうか、複雑です、この子。

「自分で返しなよ。」

テツコは借りたお金を返す事を少女に託されましたが、断りました。

少女が飛び降りようとした橋の上に立つ二人。
結構、川の音がすごい、というテツコに、夜になると、もっとすごい、と少女。

「魔法のカード。」

虚無的な彼女の気持ちを救ったのは、岩井君が見せた「魔法のカード」。
それぞれ左端に「弱」「中」「強」と、三種類の名刺でした。
左端に手書きでそれぞれ「弱」「中」「強」と、文字に併せた★の数が書かれてある名刺。

虚を突かれた少女。
カードを取って、480万円貸して、と頼んだのです。

「損すると思ったら、行ってしまうと思った。」

「損するのは自分だよ。」というテツコに、岩井君と同じことを言う、と少女。

後日、本当に岩井君は橋の上にやってきて、ドライアイス・・・「煙」を仕込んだ箱からお金を取り出そうとした。
魔法のように見せたかったんだと思う。

「そこまでしてくれたのに、今さら嘘だって言えなくって、嘘の住所を教えてしまった。」

岩井君のアパートの前に着いたテツコは少女を送り出します。

岩井君の部屋を訪ねた少女は、一瞬で携帯とお金を返して立ち去ります。魔法のように。
あっけにとられる岩井は、札束の帯封に書かれたイラストを目にします。
あの醒めた少女が書いたとは思えないほど、可愛い、帚にまたがった魔法使い。
虚無と空想の中を漂う少女。どんな表情をして描いたのでしょうか。

テツコの元に戻った少女は、名刺を返し忘れたことに気がつきます。

「人生は長いよ。あと2回くらい使うかもしれないね。」とテツコ。

「やぎさんに、教えたかったな。」

「やぎさんて?」

「詩人。やぎじゅうきち。」

そしてやぎさんの詩を詠います。

「わたしみずからのなかでもいい」

やぎさんというのは、昭和2年(1927年)に29才で逝った八木重吉という詩人なのだ、ということは、後で知りました。

少女が諳んじた詩のタイトルは「うつくしいもの」。

今回のストーリー、そして少女の内面とリンクしているので「青空文庫」から抜粋します。

わたしみづからのなかでもいい
わたしの外の せかいでも いい
どこにか 「ほんとうに 美しいもの」は ないのか
それが 敵であつても かまわない
及びがたくても よい
ただ 在るといふことが 分りさへすれば、
ああ ひさしくも これを追ふにつかれたこころ

「やぎさんに言ってあげたかったな。
あるかもよって。」

立ち去る少女。

課長にお金を渡せなかった朝子。
そのわけは、会社で「下手人」と呼ばれているから。
確かに、良い響きのあだ名じゃないです。

家庭を持つまでのギフの孤独を支えてた、「つかまるもの」だったかもしれない、オジからもらったメッキの十手。
ここでこう繋がるのね。
岩井君に噂に流される自分に怒っていたテツコ自身が、自分が全く知らないうちに発信源になっていたとは。
いや、もっと元を辿ればギフ?いや、ギフのオジ?

「信じるって、身をゆだねるってことじゃない?
わたし、そういうこと、できなくなってるのかも。」

「そんな寂しいこと言うなよ」とギフ。

「ああ、思いっきり誰かを信じたい!」

少女と別れた後、ずっと橋から川を眺めていたテツコ。
そこへ岩井君からの携帯が。

「俺、結婚できるから。
戻ってきたんだよ、480万円。」

「私、お金戻ってきたら結婚するなんて言ったっけ。」

突っ込みながらも微笑んでいるテツコ。

「じゃあ、改めて、お金も戻ったことだし、結婚しよう。」

「魔法のカードくれたら、考えてもいいよ。」

明くる日、朝子さんにふられて(そんなことはテツコは知りませんけれども)、機嫌の悪い課長に命じられた仕事で残業をするテツコを手伝う岩井君。

「魔法のカードスペシャル」を渡します。
裏面は「最強」という文字を取り囲む一杯の★印。

「おっ、最強って。」

笑うテツコ。

そっか、私が欲しかったのは、これか。
うっかり自分の足下にある暗い淵を、覗き込んでも戻ってこれる。
私は、そんなのが欲しかったのだ。

その晩。

左手に一樹の骨が入った缶、右手に魔法カードスペシャルを持ったテツコ。
缶を置いて、携帯をかけます。
相手は、虎尾。

「お願いがあるんだけど。
わたし、一樹を手放そうと思うの。」

エンディングは、逆上がりをする少女、開店を迎えるムフフと、開店を祝う小田夫妻、課長に貸すつもりだったお金を定期にした朝子。

縁側で十手を磨くギフ、の隣には切なげな夕子さん・・・この世チケットは三回しか使えなかったんじゃなかったっけ。

ああ、ギフは一樹の、今は、虎尾の、廃車寸前の車を見ていたのね。

眠りにつくテツコさんの手に握られているのは、缶でした。

ザックリなのに、長くなってしまいました(汗)

暗い淵を覗き込んてしまったギフ、少女、テツコ。
でも、戻ってくる場所があれば。

お金をキーワードにはじまった物語は、「人を信じたい」人の気持ちへと、広がっていきました。
中でも、逆上がりをして逆さまに見える世界を見て微笑む、強烈な自我を持った少女は印象に残りました。
こういう子供は生きにくいだろうなあ。
でも、岩井君の魔法と、この逆さまの世界があれば。

脚本、演出、キャスト、画像・・・何かしらひとつでもバランスを失ったら、砕けてしまいそうな繊細な世界。

少女・・・子供が子供でいられる時間を無自覚に作った岩井君。存在自体がファンタジーです。
少女に魔法カードを渡す一連のシーンには、何故だか泣けてしまいました。

あ、3話に登場したあのアパートには不似合いなエレベーターも、ファンタジーってことで(汗)。

コミカルに描かれつつも、実は一番自分と等身大なのが、朝子です。
今、自分は誰かを思いっきり信じているだろうか。
信じてはいるけれども、「思いっきり」ではないかもしれない。
いや、思いっきり信じることを制していると言った方がいいでしょう。

課長がどういう気持ちで朝子からお金を借りようとしたのかはわかりませんけれども、いや、わからないからこそ、貸さずに再び定期に戻した朝子は、とりあえず、正しいと思います(^^;;

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