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2014年9月19日 (金)

おやじの背中(メモ感想) 第十話「北別府さん、どうぞ」

公式サイト

脚本:三谷幸喜/演出:土井裕泰/プロデューサー:八木康夫
出演:小林隆、吉田羊、須田琉雅、堀内敬子、瀬戸カトリーヌ、秋元才加、酒井若菜、木南晴夏、八嶋智人、小日向文世

役者を仕事にしている 北別府 (小林隆) はがん治療のため、とある大学病院で治療を受けていた。しかし、病状は改善せず、主治医 (小日向文世) は今まで通りの治療を行いながら様子を見ようと告げる。ただ、その方法で本当に命が助かるのか?
妻 (吉田羊) とは別れ、8歳の息子・寅雄 (須田琉雅) と暮らしている北別府にとって、“病死” はあってはならないことだった。(公式サイトより)

如何にも三谷さんらしい、入れ替わりによって巻き起こる、二転三転するドタバタコメディー。
好みが別れそうです。
自分はコメデイー好きということもありますが、親子の葛藤ではなく、おやじの頑張る姿を描いていたので、力まずに楽しめました。

テーマを芯に据えたわかりやすい展開は、短編の王道とも言えるでしょう。
好みはあるでしょうけれども、ストーリーテラーな短編としての完成度は、倉本聰さんの回と同じくらい高かったように思います。

まず、1時間という枠をうまく生かしていたこと。

ストーリー展開もさることながら、そのことを一番強く感じたのはエンドロールです。
きちんとドラマの一部として扱っていました。
今までは、時間切れのためか、雑だったのです。六話など、無残でした。
音楽に拘る三谷さんの意向を、演出家がしっかり汲み取っていたと思います。

そして、タイトル「北別府さん、どうぞ」を起と結に持ってきていたところ。
すなわち「北別府さん、どうぞ」=「おやじの背中」でした。
途中で、ラストは成長した息子終わりになるかもしれない、とは思いましたが「北別府さん、どうぞ」をそのまま使うとは。意表をつかれました。

まあ、ストーリーは余命いくばもない役者が、医者のフリをして息子を連れて病院内をうろつく、という、ありえない展開なのですが。
でもこれをありえないって言っちゃあ、コメディーは成り立たない(笑)

まだ幼い息子を残して、この世を去らねばならないこと知った初老の男のもがきを、ある意味残酷なほどコミカルに描いていました。
シリアスとコメディーは紙一重。もう少しブラックでも良かったような気がするのですが、この枠のテーストに合わせたのでしょう。

ありえない展開を、三谷さんのステージ常連を中心とした、息の合ったキャスティングでテンポよく描いていました。
また、主役降板という緊急事態を乗り切ろう、という緊張感も伝わり、本当に舞台を見ているようでした。
しかし、ロケーションと場面展開で、舞台劇のような密室感を持たせなかったのは、映像と舞台で活躍している人ならではの工夫だったと思います。

ポカン口が可愛い木南さん、酒井さんのふにゃっとしたおかしさも健在。
北別府に振り回され、診療までレクチャーする羽目になった挙句、担架で運ばれていくコヒさん、可笑しかったです。
三谷さん好みの、吉田さんの、元妻のさばさばっぷりも良かったです。
このドラマにおいては、怒りや怨みなどのマイナスオーラは邪魔でしかありませんから。
母にはなりきれなかったけれども、別れた後も夫の才能を信じている同志。
そっと息子の頭をなでるしぐさに複雑な思いを感じました。

息子のために、そして自分のために。
北別府は最期まで見栄を張り続けたのかもしれません。
その姿を見取った息子が、おやじの夢だったスターになる・・・小栗さんはサプライズでした。

可笑しいし、馬鹿げているけれども、切ない切ないおやじの背中。

ご自分も50才すぎてお子さんができたそうで、ご自分の思いも込められていたのかもしれません。

これで全作品で揃いました。
総括は、今期クールをまとめる時に書くつもりです。

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