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2014年9月10日 (水)

おそろし―三島屋変調百物語 第2夜「凶宅」

公式サイト

叔父・伊兵衛の提案で始まった百物語。今回の客人は、おたか(小島聖)という妙齢の女性であった。おたかは、おちかにある屋敷で起こった不思議な話をするが、なぜかおちかの素性を知っているような口ぶりで、おちかをその屋敷へと誘おうとする。そこへ、おたかの身元引受人である清太郎(川口覚)が飛び込んでくる。おたかを連れ帰った清太郎は、後日、おちかと伊兵衛を、屋敷の跡地へ連れて行き、そこにまつわる因縁を明かす...。(公式サイトより)

原作概読です。

先週に引き続き、原作に忠実に作ってありました。
と、言っても読んだのは2年ほど前ですので、細かいところは覚えていないのですけれども。
雰囲気が、すごくいいです。

お化け話収集に大乗り気の、好奇心旺盛な伊兵衛。
怪を語れば怪来る、なので、やめた方がいいのになぁ、と思ったら、おちかも案外乗り気です。
こちらは好奇心からではなく、人の話を聞くことで、自分に起きた出来事の不可解な部分が少しでもわかれば、と思っている。
いや、今はそうはっきりと自覚しているわけではないけれども。

越後屋の養女、おたかが語りだしたのは、お化け屋敷の話でした。

以下、セリフを含めての、概略です。

.

おたかが幼い頃。
流しの錠前屋だった父親、辰二郎におっかさん、兄、姉、弟と、貧しくも仲睦まじく暮らしていました。

ある時、辰二郎は、風に飛ばされて生きた小袖が縁で、りっぱなお屋敷に足を踏み入れます。
番頭、と名乗る不思議な男から、屋敷内にある土蔵の錠前の鍵を作るように依頼されます。
鍵を作成するために錠前を預かる時に、この錠前は妻子に決してみせてはいけない、と言い渡される。

見たことのない錠前に苦戦する辰二郎は、師匠、清六に相談します。
あ、人に見せた。
家族以外なら大丈夫なのか、と思いきや、清六は錠前に「噛まれる」し、清六の孫は大熱を出してしまう。
こんな薄気味悪いもの、と清六は錠前を火にくべてしまいます。

錠前を焼いてしまった・・・屋敷に行って番頭にあやまる辰二郎。
しかし、番頭は怒ることなく、ならばお前が作ればいい、と。
だたし条件がある。
この家に、1年間家族と一緒に住むこと。

何となく薄気味悪さを感じ、すぐに断ろうとする辰二郎でしたが、番頭の出した条件に気勢をそがれます。

1年間住んでくれれば、百両渡そう。

もう、怪しさMAXです。
もちろん、妻も清六も大反対。

しかし、もうすでに辰二郎は屋敷に魅入られてしまっていました。
一家は屋敷に移り住むのです。

屋敷での生活は、思いもよらず、穏やかで楽しく、美しいものでした。
辰二郎の作る錠前がどんどん増えていくことを除いては。

このへん、ちょっと「シャイニング」ぽい怖さがありました。

ここで、おたかのお話は終わり。
え、終わり?と驚くおちかをみつめて、怪しげに微笑むおたか。

今もそのお屋敷に住んでいる。
あなたはどこにも行き場所がないのでしょう、ならば私と一緒に行きましょう。

詰め寄るおたかの瞳に、お屋敷をみたおちか。

「ねえさんっ」

その時、おたかの家のものが黒白の間に駆けつけ、と、同時におたかは気を失います。
駆けつけたのは、清六の孫、あの大熱をだした清太郎でした。
清太郎の口から、辰二郎一家のその後が語られます。

祖父、清六は、何代も住人が代わったお屋敷には、移り住む一家すべてから、必ず土蔵に閉じ込めなければならない人間がでる、という噂を聞きつけます。
番頭やらも素性がわからないらしい。

辰二郎一家を心配した清六は何度かお屋敷を訪ねようとしますが、その度に体のどこかに支障がおきてしまい、果たせません。
仕方がないので、人をやって半月に1度は顔を見せるように、と辰二郎に言付けます。
その約束は律儀に守られました。

が、丁度1年を過ぎた時。
辰二郎がこない。

胸騒ぎがした清六は、お屋敷にかけつけます。

そこで目にしたものは。
空っぽのお屋敷とたくさんの錠前、そして土蔵の前にただひとり座り込むおたかの姿でした。

何やら恐ろしげな気配を感じた清六は、おたかを連れて帰ろうとします。
その時、おたかの口から、おたかではないものの声が漏れました。

次はこの子。わたしのもの。

清六がおたかを連れ出したその晩、お屋敷は全焼してしまった。
以来、おたかは清六に引き取られ、清太郎とは実の姉弟のように育ったのです。
しばらくは、黙り込んだまま、様子のおかしかったおたかでしたが、そのうち口を開くようになり、新しい生活に溶け込んでいった・・・かのように見えましたが、清太郎は、おたかが元に戻っていないことを確信していました。

今のねえさんは、ねえさんじゃない。
今までも「お屋敷」に人を誘い込もうとしていた。
今までは周りの人間だけだったけれども、今度は外に出てしまった。
もう、いけない。
つらいことだけれども、牢に閉じ込めなくてはいけないかもしれない。

おたかの瞳にお屋敷を見た、とおちかから聞いた清太郎は、お屋敷があった場所におちかと伊兵衛を案内します。

更地になったままのお屋敷跡。

清太郎は話を続けます。

あの晩、祖父はお屋敷に戻り、そして、おそらく、火をつけたのです。
火事の跡から、祖父の遺体がみつかりました。
祖父だけでなく、他にもたくさんの骨が、土蔵の跡からみつかったのです。

おちかと伊兵衛は、清六がお屋敷に入ったときに目にしたものを推測します・・・土蔵の中に累々と横たわる、血まみれの辰二郎一家。

.

かけてもかけても空いてしまう、土蔵にかけた「鍵のない」錠前。
人に見せてはならない、という禁忌、そして実際に起こった障り。
気味の悪い噂。
これら、怪談のお膳立てが揃っているにもかかわらず、怪異は姿をはっきりと現さない。
お屋敷での一家の生活が和やかであればあるほど、その後の凶事を予感させるのです。

極上の怪談噺。
じわじわとした怖さにどっぷり浸って、まんじりともせずに見入りました。

いつもお世話になっているブロガーさんの言われた通り、ほんと、落語を聞くよう。
今回は、おたか役の小島さん、辰二郎役の半海さんの語りが素晴らしく、映像がその語りと融合されていて、実に丁寧でした。

おたかの話はこれで終わりではありません。
彼女の中に何が住みついているのでしょうか。
最後までじっくり見てくださいませ。

※木曜時代劇の枠で、10月16日から宮部みゆきさんの「ぼんくら」が始まるとか。楽しみです。

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コメント

いや~今回もおもしろかったです。
Largoさんが書かれているように、私もおそろしの世界にずいずいと引き込まれる心地よさを感じました。
本当によく練られた話ですよね。語り手の小島さんと半海さんの在り方がなんともほどよくて、コワイと思いながらも心躍っていましたよ~
おたかが座敷牢に閉じ込められることになるというオチも良かった。
ホント、シャイニングじゃん!と思いつつ、扉をあけてもまた奥に扉があるようで、語られない部分に真の怖さがあるというか・・・
いろんなタイプの怖さがあるんだな~と感じて、これからどんな怖い世界を見せてくれるのかすごく楽しみ♪
「象は忘れない」見ましたよ~
原作読んだはずなのに、すっかり忘れていて新鮮に楽しめました(笑
こんな複雑な話だったっけ?(´∀`;)
やっぱりクリスティはドラマチック・・
今週ももちろん見ますよ~♪

きこりさん こんにちわ。

>語り手の小島さんと半海さんの在り方がなんともほどよくて
ほんと、ほどが良かったですね。
ラジオやCDで、しみじみ、もしくは怖い落語を、情景を目に浮かべながら聞いた時の感覚に似ていました。
目に浮かんだ状況がそのまま映像になっているのが、とても心地よかったです。
>語られない部分に真の怖さがあるというか・・・
怖いですねぇ。原作のディーテールをあまり覚えていないので、とっても楽しみです。
とはいえ、幕引きがどうなるかは知っているので、感想を書くとネタばれになってしまうため、ほとんど筋をなぞるだけになっていますが、書くことで追体験するのも、また、楽し。
そんな作品ですわ(^^

>「象は忘れない」見ましたよ~
見られましたか(^O^)
まだなんですよ~(_ _);;
ストーリーは私も忘れてしまってます。
スーシェのレポともども、楽しみです!

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