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2014年8月24日 (日)

2014年8月の読書

えーと、順番だと「4月の読書」なのですが、季節物なので、先に書いてしまいます。

○新読

九十九怪談 第五夜 著:木原 浩勝(角川文庫)
隣之怪 第四夜 著:木原 浩勝(角川文庫)
新耳袋殴り込み 第三夜 著:ギンティ小林(角川ホラー文庫)

○再読

百物語の怪談史 著:東 雅夫(角川ソフィア文庫)
伝染る(うつる)「怖い話」 編:別冊宝島編集部(宝島文庫)

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「百物語の怪談史」

怪談、百物語研究の第一人者・東雅夫が、古今東西の文献から掘り起こした、江戸、明治、現代の百物語のすべてを披露する。怪談の真髄、語り継がれた百物語の、怖さと面白さを網羅。百物語を語りたくなる、恐怖を感じる理由が解き明かされる画期的な一冊ー。 (本書裏書より)

随分前に読んだ作品です。
大分内容を忘れており、新鮮な気持ちで読みました。

百物語が怪談会となる経緯と、百物語の作法を、民俗学的な側面からもわかりやすく解説、怪談を語ることに注がれる人間のエネルギーの源への洞察も含んでします。
また、時代を超え、異なる作家たちによって語り継がれる怪異伝承にも言及。
森鴎外の「百物語」をまた読みたくなりました。

もちろん、怖さそのものを表現することが目的の本ではありませんが、様々なデータの余白から、薄ら寒さがそこはかとなく漂ってくる作品。

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「伝染る(うつる)「怖い話」

地下鉄サリン事件の現場にはなぜ幽霊が出ないのか…怪奇物件はいかにして現実社会で洗われてゆくのか…四肢切断された「だるま女」の伝承の真偽は…サイコパス系都市伝説から、バラバラ死体遺棄、呪いのビデオ、奇病、心霊事件、電脳怪異譚の深層まで、世紀末ニッポンを跳梁する「ぶきみな話」「怖い話」の正体を追った怪作ホラーノンフィクション。 (「BOOK」データベースより)

噂や事件が所謂都市伝説になる段階を、宝島らしい切り口で探求した本です。
東雅夫氏も一章書かれています。

現場ルポも多く、事実確認の合間に載る実話がまた、妙に怖い。
中でも、不動産の事故物件に関するルポは、幽霊話は採取されていないにも関わらず、身近なためか、怖かったです。

けれども、やっぱりお化けより人間の方が怖い、と感じずにはおれませんでした。
大事件に関する各章は、一定の節度を持って書かれているとはいえ、人間の負の面を、都市伝説というフィルターを介して突きつけられたように感じ、ぐったりと疲れてしまいました。
タブー視されている事柄も多く扱っているので、何かと規制の厳しい今はもう、発刊できないかもしれません。

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「九十九怪談 第五夜」

泊まったその日から次々怪異が起きるサンフランシスコのホテル(「Aホテル」)。5階に引っ越してきた男性の部屋の前に昼間から出る女の幽霊(「蛍光灯」)。5歳の姪っ子だけが見ることができる不思議な生物(「ミナミノパンナちゃん」)。女が徘徊する、観客が次々死ぬ、一家全員が次々と病に倒れる…井戸を巡る様々な恐怖体験(「スタジオ」「映画館」「鉄板」)。今度も怖い実話怪談99話。全部本当にあった話。(「BOOK」データベースより)

これぞ、ショート怪談、と言っていいでしょう。
怖さを求める人には、少し物足りないないかもしれませんが、語り口は抜群。
あまりにも完成度が高いので、このシリーズを読んでしまうと、他のショート怪談を読めなくなります。

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「隣之怪 第四夜」

長い闘病生活の末に息子が逝った。その視の直前に「お母さん、死んだ後にも心が残るのか、証明してみせるよ!」という言葉を残して。 <中略> あの世とこの世が織りなす不思議な怪異譚全17編。すべて本当にあった話です。(「BOOK」データベースより)

こちらもおなじみのシリーズです。
山中の不思議を描いた「幻想の恩」と、家のお仏壇に入りたがる祖父の霊と、それを拒絶する祖母と父の霊の葛藤を描いた「悲しみの祖父」が印象に残りました。

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「新耳袋殴り込み 第三夜」

凄まじいパワーを持つ霊が出現する東京・大田区の「幽霊ゲームセンター」、関東最恐の心霊ゾーン「Y霊園」、“出る”ので有名な「Oホテル」で百物語会を開催、関西でもっともヤバい「大阪I山トンネル」、呪われた廃墟「K観光ホテル跡」…。体を張って霊を挑発する命知らずの男・ギンティ小林が、またもや怪異の現場に敢然と殴り込み。そしてついに、幽霊の手形と動画を撮った!さらに、今だからこそ語られる驚愕の事実とは…!? (「BOOK」データベースより)

段々怪談から離れている気がする(笑)
去年文庫化された第二夜でも、怪奇ハンターたちの苦労を描いていましたが、今年はさらにその路線を突き進んで、取材対象より、誰が現場に突入するかでワイワイと揉める話がメインになってました。
その揉めっぷりが可笑しい。この人ら、アホやな~と(笑)
来年も楽しみにしています。

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