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2014年3月22日 (土)

2013年12月の読書 その2

まだ年を越していないって・・・(_ _);;

○新読   
通りゃんせ 著:宇江佐 真理(角川文庫)
ジェイン・オースティンの読書会 著:カレン・ジョイ・ファウラー/訳:中野 康司(ちくま文庫)
探偵夜話ー岡本綺堂読物集四 著:岡本 綺堂(中公文庫)

※読書順、敬称略です。

「通りゃんせ」

平凡な25歳のサラリーマン、大森連はツーリングに出かけた先で道に迷い、滝の裏に落ちてしまう。目覚めると、そこはなんと天明6年の武蔵国中郡青畑村―!?時次郎とさな兄妹の許に身を寄せ、川の氾濫や重い年貢が招く貧困等、江戸の過酷な現実を目の当りにしていく連。天明の大飢饉のさなか、村の庄屋が殺害される事件が起こり、連は思い悩みながらも自らの運命を切り拓いてゆく―。感動の長編時代小説!(「BOOK」データベースより)

「虚ろ船 泣きの銀次参之章」で少し突飛に感じたSFちっくな発想が、こういう作品に発展するとは。

「江戸時代から我々が学ばなければならないことは何だろうか。それは取りも直さず、人間の生き方にほかならない。私を含め多くの時代小説家達は、それを際立たせるために、現代生活に組み入れられるなった数々の便利と、海外の情報、新しい道徳観念を敢えて排除した物語を世に問うているのだと思う」(作者談:本書後書きより)

自分が丹精をこめて作り上げてきた世界に異世界の連=自分が入っていく。
半村良氏のようにSF、伝奇小説、時代小説を平行して書いてきた作家ではない、謂わば「純粋時代小説家」のタイムスリップもの。
タイムスリップならではの理屈や捻りはあまりなく、連という異分子の視線ではありますが、いつもの宇江佐ワールドが展開されます。
しかし、自分=連の体験及び皮膚感覚こそが描きたかったことであるのが伝わってきて、作者の江戸時代への思いに胸が熱くなりました。

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「ジェイン・オースティンの読書会」

ジョスリンは、友人たちと「ジェイン・オースティンの読書会」を企画する。個性的な6人が毎月オースティンの長編小説6冊を読み進めていく中で、思いもよらないさまざまなドラマが次々と繰り広げられる。すぐれたSF作家による異色のオースティン読書案内にもなっている。刊行直後から全米でベストセラーとなり、映画化もされた話題作を、長編六作の個人全訳者による読みやすい新訳で。(「BOOK」データベースより)

久しぶりに翻訳小説を読みました。
ジェーン・オースティンの作品は全6作、全て読んでいます。本作を元に作られた同名のDVDも観ました。細部は忘れていしましたけれども。
DVDを観た後に原作を読んでみたいと思ったのですが、既に絶版。中古本を追いかけるほどの気力も続かず、そのままになっていてのが、最近本屋さんで見かけて、思わず購入しました。

ミドルクラスのアメリカ人の幼少期の環境、青春、結婚、そして年の取り方が様々な視点で描かれています。
人間の感情に国境はないけれども、風俗や社会のシステムには、ある。
皮膚感覚としてわかる部分はあるのですが、アメリカ文化と精神のあり方の物珍しさの方が印象に残りました。

ふと、思ったことなのですが。
これだけアメリカの文化を取り入れながら、今の日本人は今のアメリカ人のことを知らないんじゃないかな、と。
ゴールデンタイムで米製ドラマがガンガン流れ、アメリカのヒットチャートやミュージシャンが話題になっていた頃より、日本人はアメリカ文化から遠ざかっているし、アメリカ自体の文化発信力が弱まっているような気がします。
ネットのためもあるでしょうねぇ、昔は音楽や映像を作るのってすごく資金が必要だったから。
あ、小説の感想から離れてしまいました。
しかし、古典ではない翻訳小説の面白さはこういう所にもあるように思うのです。

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「探偵夜話ー岡本綺堂読物集四」

死んだ筈の将校が生き返った話、山窩の娘の抱いた哀切な秘密、駆け落ち相手を残して変死した男の本当の死因、空き家に出入りする娘は本当に毒婦か、娘義太夫の美貌の太夫に毒を盛ったのは誰、など、探偵趣味の横溢する奇譚を集めた好調第四集。附録として単行本未収載の短篇二篇を添える。(「BOOK」データベースより)

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文明開化的な明治文化には背き続けても、大正文化のインパクトには食指が動いたのかな、と思わせる短編集です。
大正文化、すなわち「新青年」発刊戦後。

新青年(しんせいねん)は、日本で1920年に創刊され、1950年まで続いた日本の雑誌。発行は博文館など。
1920年代から1930年代に流行したモダニズムの代表的な雑誌の一つでもあり、「都会的雑誌」として都市部のインテリ青年層の間で人気を博した。国内外の探偵小説を紹介し、また江戸川乱歩、横溝正史を初めとする多くの探偵小説作家の活躍の場となって、日本の推理小説の歴史上、大きな役割を果たした。また牧逸馬、夢野久作、久生十蘭といった異端作家を生み出した。平均発行部数は3万部前後、多い時は5~6万部に達していたと言われている。(wikiより)

都市生活者としてのプライドが疼いたのかもしれません。
正直言うと、ミステリの部分は弱いのですが、岡本綺堂が描いた明治後期と大正の風俗の豊潤さにどっぷり浸れます。

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