2019年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

自己紹介のようなメモ

  • 気になる、もしくは愛すべき作品にはついついツッコミを入れてしまう、ドラマの感想中心のちょっとおっちょこちょいなブログです。

TBとコメントについて

  • TBとコメントは認証制にしています。頂いたTBには記事と関係がある限り、必ずお返しするようにしていますが、サーバーのご機嫌次第で時々お返しできない時があります。

過去の感想記事について

  • ドラマ感想及びまとめは下記の「クール別:鑑賞したテレビドラマ・映画・DVD一覧」に、 DVD、映画、舞台の感想は「DVD、映画、舞台のINDEX」にアカサタナ順に、 読書は「読書:著者&編者別のINDEX(アカサタナ順)」に収納しています。

クール別:鑑賞したテレビドラマ・映画・DVD一覧

DVD、映画、舞台のINDEX

カテゴリー

今月の読書

無料ブログはココログ

« ホビット 竜に奪われた王国:映画 (備忘録) | トップページ | 軍師官兵衛 #10「毛利襲来」 »

2014年3月 8日 (土)

2013年12月の読書 その1

※読書順、敬称略です。

○新読   

星と輝き花と咲き 著:松井 今朝子(講談社文庫)
東京 下町山の手 1867-1923 (講談社学術文庫)  著:エドワード・サイデンステッカー/訳:安西 徹雄
冥談 著:京極 夏彦(角川文庫)
幽談 著:京極 夏彦(角川文庫)

.
「星と輝き花と咲き」

「竹本綾之助は天からの授かりもんだ」その美少女は浄瑠璃で明治の日本を虜にした。錦絵は即日完売、ファンは人力車を“追っかけ”回し、記者は艶種を狙う。孤独と引き換えの栄華を手にした綾之助の傍にはいつも母お勝がいた。そして訪れた突然の初恋。彼女が下した衝撃的な決断とは?可憐な元祖アイドル物語!(「BOOK」データベースより)

明治・大正時代を描いた書物で度々目にし、大変流行ったらしいことだけは知っていた娘義太夫たちの仔細と、彼女たちを取り巻く人々、風俗が興味深かったです。
.

「東京 下町山の手 1867-1923」

“東京”は、いつ生まれ、どう育ったのか。本書は数々の日本文学を世界に紹介した泰斗による東京論・近代日本論である。江戸の残照を映す下町と、下町文化。近代化を担った山の手と、山の手文化。二つのせめぎあいと融けあいを軸としながら、維新から大震災まで、モダン都市・東京へと変貌するさまをたどり、失われゆく“原・東京”を愛惜をこめて描く。(「BOOK」データベースより)

幕府が瓦解し、大名たちが去った後の、荒れ果て朽ちていく広大な屋敷と庭が残された江戸が、再び膨張していく様、江戸文化が失われていく過程を、著者が生まれ育った西欧文化と比較しながら、著わされています。

長い伝統を持つお歯黒の習慣が、明治以降、何十年かでほとんどの日本人に「薄気味悪いもの」として認識されてしまったことを例にとった一文、

けれども日本では、伝統と変化との関係は単純ではない。変化そのものが伝統の一部をなしているからである。(「3.二重生活」より)

に、すごく納得。
.

「冥談」

庭に咲く艶々とした椿の花とは対照に、暗い座敷に座る小山内君は痩せ細り、土気色の顔をしている。僕は小山内君に頼まれて留守居をすることになった。襖を隔てた隣室に横たわっている、妹の佐弥子さんの死体とともに。しかしいま、僕の目の前に立つ佐弥子さんは、儚いほどに白く、昔と同じ声で語りかけてくる。彼女は本当に死んでいるのだろうか。「庭のある家」をはじめ、計8篇を収録。生と死のあわいをゆく、ほの瞑い旅路。(「BOOK」データベースより)

「幽談」

怖いものとは何だろう。本当に怖いものを知るため、とある屋敷を訪れた男は、通された座敷で思案する。完全な暗闇の世界、思いもよらない異形のモノ、殺意を持った猛獣や殺人鬼、己が死ぬこと、幽霊―。不安でも嫌悪でも驚きでも不思議でもなく、純粋な怖いものを。恐怖に似たものではない、真実の“こわいもの”を知るという屋敷の老人が、男にさし示したものとは。「こわいもの」を含む、妖しく美しい、幽き8つの物語を収録。(「BOOK」データベースより)

「冥談」は、この世ならざる何者かの気配が、「幽談」はグロテスクさも含めての恐怖が。
氏の語り口が堪能できる短編集です。
「幽談」は幽霊やお化けは人間の心が作り出すもの、というスタンスの作品を多く書いてきた作者が、テクニックを駆使して本気で書いた怪談・・・怖いです。

.

.

にほんブログ村 本ブログへ

« ホビット 竜に奪われた王国:映画 (備忘録) | トップページ | 軍師官兵衛 #10「毛利襲来」 »

@今月の読書」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2013年12月の読書 その1:

« ホビット 竜に奪われた王国:映画 (備忘録) | トップページ | 軍師官兵衛 #10「毛利襲来」 »

作品一覧