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2014年2月15日 (土)

メイジーの瞳:映画

公式サイト

2012年 アメリカ 99分 原題「What Maisie Knew」

Photo

原作:ヘンリー・ジェームズ「メイジーの知ったこと」
監督:スコット・マクギーデビッド・シーゲル/脚本:ナンシー・ドイン、キャロル・カートライト/製作:ウィリアム・ティートラー、チャールズ・ウェインストック、ダニエラ・タップリン・ランドバーグ、ダニエル・クラウン/撮影:ジャイルズ・ナットジェンズ/美術:ケリー・マクギー/音楽:ニック・ウラタ
出演:ジュリアン・ムーア、アレクサンダー・スカルスガルド、オナタ・アプリール、ジョアンナ・バンダーハム、スティーブ・クーガン

「綴り字のシーズン」のスコット・マクギー&デビッド・シーゲル監督が、離婚する両親に翻弄される少女の日常を描いたヒューマンドラマ。ロック歌手の母と美術商の父の間に生まれた少女メイジー。日頃から喧嘩してばかりの両親はついに離婚を決め、メイジーはそれぞれの家を行ったり来たりすることに。ところが、忙しい父はベビーシッターのマーゴに、母は新恋人リンカーンにメイジーを預けるようになり……。原作は「ある貴婦人の肖像」「鳩の翼」などで知られるヘンリー・ジェームズの小説。2012年・第25回東京国際映画祭コンペティション部門では、「メイジーの知ったこと」のタイトルで上映された。(映画.comより)
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@TOHOシネマズ

原作未読、というか、原作があったことすら知りませんでした(汗)
若干のネタばれ含む、簡単感想です。

かなり毒、吐いてます(大汗)。
予告を観て、もっと子供よりの映画だと思っていたもので・・・・

※本作品を観る前に知っておいた方が良い豆知識。

アメリカでは小学生以下の子供一人に留守番をさせると、虐待とみなされる危険性があり、州ごとにガイドラインが設けられている。
違法にはならないけれども、何か事故が起きた場合には、親の責任が厳しく問われる。
どうしても親が子供と一緒にいられない場合には、親類やベビーシッター、またはホームシッター(子供の面倒を見ながら家事も代行する人)に来てもらうのが一般的。(「コメディドラマでENGLISH」参照)

しかし、当然ながら経済的に余裕がなければ、ベビーシッターは雇えません。

映画に登場する夫妻が、ベビーシッターを確保するのに泥仕合を繰り広げる背景には、こういった事情があるわけですが、それにしても勝手な夫婦です。メイジーがどう思っているか、全く省みようとはしないのです。
ここまでいくと、虐待と同じです。

特に英国人画商の父。
母は自己中心的ではあっても娘に愛情を抱いており、それゆえに悩んだりもするのですが、父は、自分の都合の良い時に、都合よく関わるだけです。ああ、腹立たしい。

夫妻が住んでいるのは、NYのど真ん中にある、高級マンションのペントハウス。コンシェルジュもいます。
父の新居もモダーンな高級マンションです。そしてあっと言う間に揃えられる大量のおもちゃ。

この二つの家を、裁判所の取り決め通り、10日ごとに荷物のように行き来させられるメイジー。
しかも両親は、それぞれあっと言う間に新しいパートナーと暮らし始めている。
子供でなくてもストレスがたまる環境を、淡々と受け入れる儚げなメイジー。

・・・しかしながら、あまり「可哀想」に思えなかったのです。
両親の身勝手さが強烈すぎて、皮肉なことですが、メイジーを可哀想に思う余裕がなくなっちゃたのです。
現代アメリカのアッパークラスである彼らの家庭の有り様に、全く感情移入できなかったこともあります。

子役は可愛いし、NYロケも綺麗だったのですが、設定が古臭く感じもしました。
特にベビーシッターで、父の新しい伴侶に納まったマーゴの女性像が古い。
そして一人ぼっちになったメイジーが泊まるアパートも、ほとんど19世紀のロンドンの貧民窟。

もし、19世紀のお話として描いていたら、コスチューム・ドラマとして興味深く観れたかもしれません。

見終わった後で調べたら、原作は英国文壇の大物、ヘンリー・ジェイムス(1843年ー1916年)。
いつの時代を背景にしているのかは知りませんが、少女の目を通して、大人たちの愚かしさ、醜さを描いた作品なのだそうです。

人間の愚かしさというのは、自分にもそういうところがある、と思うからこそ、心に残ると思うのです。そういう意味ではこの映画は失敗していると思わざるをえません。
また、物語の中心であるメイジーを、ひたすら、物わかりの良い子、都合の良い子、可哀想な子、としてしか撮っておらず、原題である、「メイジーの知ったこと」に迫っていませんでした。
「知ったこと」ではなくって「言えたこと」にすり替わっているような気がする。

一番引っ掛かったのは、ちょっとネタばれになりますが・・・ナニーあがりの父の新妻と、ワーキング・クラス出身の母の夫の純愛って必要だったのかなあ。
というより、都合の良い子であることを押し付けられたメイジーの痛々しさより、二人の出会いを描くことに力を入れていたように感じました。

ラスト近くの浮世離れした展開といい、シリアスなのか、おとぎ話なのか、ラブストーリーなのか。
いったい何を、誰を描きたかったのか、謎な映画でした。

メイジーに感情移入できる人なら、癒されるかもしれません。

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ちなみにヘンリー・ジェームスの作品中、日本で一番ポピュラーなのは「ねじの回転」でしょう。
この作品を原作としたホラー映画「回転」を見た時に、結末がよくわからなかったので、原作を読みました。
でも、余計にわからなくなった(汗)

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