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2014年2月 8日 (土)

2013年11月の読書 その2

○新読   
小川未明集 幽霊船―文豪怪談傑作選 著:小川 未明/編:東 雅夫(ちくま文庫)
唱歌・童謡ものがたり 著:読売新聞文化部(岩波現代文庫)
昭和怪優伝 - 帰ってきた昭和脇役名画館 著:鹿島 茂(中公文庫)

○再読 
実見 江戸の暮らし 著:石川 英輔(講談社文庫)

※読書順、敬称略です。緑色のタイトルが新読、茶色のタイトルが再読です。
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「小川未明集 幽霊船―文豪怪談傑作選」

「赤い蝋燭と人魚」をはじめとする童話作家としての令名に隠れて、不当に埋没を余儀なくされた小川未明の怪奇幻想小説を集大成。百合に化身する子供や死をもたらす旅僧、廃屋に棲まう巫女…メーテルリンクや小泉八雲、心霊主義や象徴派芸術の影響を色濃く湛えつつ、仄暗い北国の風土に培われた妖美な幻想と幽玄な怪異の世界は、現代の読者を震撼させるに違いない。全集未収録作品も多数収録。(「BOOK」データベースより)

幼い頃・・・恐らく小学校低学年の頃に「赤い蝋燭と人魚」を読んだ時、とても暗い気持ちになったことを思い出しました。
アンデルセンの人魚姫もアンハッピーな話なのですが、姫が見たつかの間の人間の世界・・・自分にとっては外国の風景がきらきらと見えたのです。
比べて「赤い蝋燭と人魚」はずっと日本の深く暗い冬の世界なのです。赤い蝋燭っていうのも怖かったですし。
それ以来著者の作品には触れる機会がなかったのですが、今回、この短編集を読んで、やっと「赤い〜」が醸し出す恐ろしさのルーツを知ることができました。
日本の昔話を不条理かつ無慈悲な恐ろしさで再構築したような話、大正時代の都市労働者たちの絶望をじわりとした恐怖で彩った話。
書きたい、という気持ちが先走っていたり、自身の生い立ちや経験が昇華されきれていない若さも感じましたが、描きたい風景、空気、魂にブレがなく、手慣れた怪奇小説よりゾワっとしました。
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「唱歌・童謡ものがたり」

「赤とんぼ」「浜辺の歌」「かあさんの歌」…。長く愛唱されてきた歌はどのように生まれ、時代の波にどのように洗われてきたか。作詞者、作曲者にはどんな人生のドラマがあったか。誕生の地、ゆかりの地を全国に訪ね、胸にしみる数々の逸話を掘り起こす。いま静かなブームを呼んでいる唱歌・童謡の世界を深く楽しむ上で最適の本。(「BOOK」データベースより)

以前、童謡の歌詞の絵本を読んだ時、大正期に創作童謡運動が高まる以前の曲のほとんどの作詞・作曲が「文部省唱歌」となっていたのに、何やらブラックボックス的な印象を受けたことを思い出し、購読しました。

1910年(明治43年)の『尋常小学読本唱歌』から1944年(昭和19年)の『高等科音楽一』までの教科書に掲載された楽曲。当時、文部省は作詞者・作曲者に高額な報酬を払い、名は一切出さずまた作者本人も口外しないという契約を交わした。(wikiより抜粋)

平成以降、唱歌の成り立ちを発掘する人々の努力や、もう明らかにしてもいいだろう、という家族の思いもあって実名が記されるようになったようです。
作家の子供や孫たちの多くが、父親が”あの曲”を作ったとは知らなかったことが印象に残りました。
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「昭和怪優伝 - 帰ってきた昭和脇役名画館」

荒木一郎、岸田森、三原葉子、渡瀬恒彦、成田三樹夫…。今なお眼に焼き付いて離れない不世出の「脇役」十二人を、自らも熱狂的な映画ファン・鹿島茂が語り尽くす!「健さんが脇役だったころ~ギャング・エイジの高倉健」ほか特別収録。(「BOOK」データベースより)

評論ではなく、ファンレター。
荒木一郎、岸田森、天地茂、川地民夫、成田三樹夫・・・取り上げている人々に惹かれて購読しました。
未見、そして今後も見る機会がないであろう映画の紹介が興味深かったです。
同じく仏文出身の映画評論家、故・田山力哉氏が大嫌いなんだそうです。
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「実見 江戸の暮らし」

相手の顔さえよく見えないほど暗かった行灯。「数メートルに一軒」というほどの隆盛を極めた外食店。離婚・再婚は当たり前、婚活不要の自由な結婚事情―。名所図会や絵草紙をはじめとした図版を豊富に収録。目で見て、読んで追体験する、表舞台の歴史資料には記されない、江戸庶民の実生活を徹底ガイド。(「BOOK」データベースより)

上記説明には書かれていませんが、時刻や旧暦についてもわかりやすく書かれています。年末に谷中の大名時計博物館に立ち寄ったので、再読しました。
江戸時代の時刻って貨幣と同じく、実に複雑。
でも、庶民はそんなことを知らなくっても全く不都合じゃなかったのです。
日が昇れば起きて働き、日が沈めば家に帰って寝る。だから夏は労働時間が長く、冬は短い。すごく単純明快な時間が流れていたのです。
おおよその時刻は太陽の位置で見当をつけ、正午になれば寺の鐘がなり、城が空砲を撃つのです。
もちろん知らせる方はかなーり勉強しなきゃいけません。身分差別=知的格差だったとも言えます。興味深いですわ。

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