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2014年1月 6日 (月)

リーガルハイ(2013) 10話 最終話

公式サイト

古美門研介(堺雅人)と黛真知子(新垣結衣)は、最高裁判所で安藤貴和(小雪)の差し戻し判決を得ることに成功。しかし、直後に古美門たちは貴和から弁護代理人を解雇されてしまう。古美門は裁判を自分たちが担当して以来、これまでの流れの裏に前回の高裁判決前、貴和と面会した吉永慶子なる人物が関与していたことに気づいた。その吉永が羽生晴樹(岡田将生)であることにも…。

 

黛が『NEXUS』に行くと、磯貝邦光(寛治)しかいない。羽生と本田ジェーン(黒木華)は姿を消している。その頃、拘置所の貴和に三木長一郎(生瀬勝久)と井手孝雄(矢野聖人)が面会していた。そこには、沢地君江(小池栄子)の姿も。三木たちを差し向けたのは羽生だった。(公式サイトより)

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ついに年を越してしまいました(_ _;;

セリフ、途中まで拾ったのですが、今更ですので(汗)、大幅にカットし、感想をまじえて書き残しておきます。

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二転三転する、息もつかせない展開でした。

前シーズンのように古美門が中心にいない、ということが、多くの人々に違和感を感じさせていたわけですが、それも全て確信犯であることを見事に証明してくれた最終回でした。

何より古美門自身が納得いっていなかったのです。
何故なら、1話の貴和の裁判での敗北を含めて、すべて羽生がなんらかの形で関与していたから、すべては、貴和を死刑ではなく、無期懲役にするために仕組まれたことだったから。

そういうことだったのかあ、と、得心しました。
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さて、お話をかいつまんで。

貴和に解任された古美門の代わりに弁護を依頼された三木事務所。
羽生曰く「できレースに加わってくれる人間」だから。あからさまな取引を持ちかける出なく、天性のひとたらしで早速WIN-WIN教信者にしてしまいました。

沢地だけがたぶらかされなかったのはさすが、というか、当然というか。
だって彼女は正義にも、人々の幸福にも関心がない。三木と古美門がいがみ合う姿を見ることが、何より大事なことなのですから。

前シーズンでは最終回まで、敵とも見方ともつかなかった彼女のモチベーションがよりはっきりした、とも言えます。
極北の検事に戻った本田の方が謎です。羽生にたぶらかされたクチなのでしょうか。

裁判の方は、さつきは貴和と金崎の娘であること。これが羽生の切り札でした。

冒頭からさつきのことを怪しく描いていました。

さつきの処遇をめぐって、羽生、黛、古美門のスタンスがいっそう明確になります。

事実よりも幸せな結末を人々に与えようとする羽生。
あとは事実を知ってしまった古美門たちの気持ち次第。
古美門に、戦って勝ちたい、相手を負かしたい、報酬や名声がほしい、という欲望を捨てれば、みんなが望む結末が得られる、と。

対して真実が大事、誰が傷ついてもそれが真実なら明らかにするべきだと、熱くなって立ち向かう黛。

古美門のスタンスは変わりません。
真実なんてどうでもいい、勝てばいい。

「服部の事務所運営資金着服」という古美門一座総出演の民事裁判で、何もわからず引っ張り出された貴和。

さつきが貴和の娘であること、貴和がさつきを手放した状況、さつきの心理状態を、DNA鑑定を持ち出して述べ立て始める古美門。
ついに、今まで翻弄されていた貴和を捕らえました。

法廷は服部の着服問題より、貴和が裁かれている例の事件が中心となって進んでいきます。
意義を唱えるべき相手側の代理人が黛なのですから、流れは止められない。
慌てて駆けつける羽生も、傍聴席では、なす術がありません。
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面会室にて。

母親の顔になっている貴和を、もう、さつきはマスコミに追い掛け回されている、守るものはなくなった、と追い込む古美門。
さつきだけは巻きこみたくないと崩れる貴和を、思わず庇う黛に、「事実が大事なんだろう?」と、厳しい顔。
そうだけれども、依頼者を守ることも大事だ、と、黛。

「じゃあ、どうすりゃいい?」という古美門の問いに、「貴和さんを無罪にした上で、さつきちゃんも庇う。」と答えます。

そんなことができるのか。
ここまできたらやるしかない。

「何を?」

「新しい真実を作り上げる。」

厳しい古美門の凝視がしばらく続いて。

「正解だ。安藤貴和、最後の大勝負だ。」

.

貴和の弁護人に戻った古美門、黛と、検察の羽生との対決が始まりました。

古美門が法廷に戻った時点で、羽生は動揺しています。

まず、黛が、前の裁判で貴和の認めた「罪」の内容をすりかえます。
その罪とは。
毒薬を持ち込み、置いてきてしまったこと。
何より、二人を毒殺しよう思った時点で、紛れもなく殺人犯である。
しかし実行はしていない。

彼女の犯した罪は重い、断固厳罰に処すべきだ、毒物及び劇物取締法違反で。

「ただし、殺人は無罪です。」

言い切った、黛。

席に戻っての

「わたし、汚れてしまいました。」

は今シーズン屈指の名セリフかも。

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ここからはセリフの概略を書きます。

犯行の自供はなんだたったのか、殺そうとした気持ちが問題だとでもいうのか、そんな馬鹿な、と貴和を尋問する羽生。

「意義あり。いかなる証言も馬鹿な主張と揶揄する事は認められません。」

ここで古美門、立ち上がる。

でっちあげだ、裁判を冒涜している、と言う羽生に、何を持ってでっち上げだと断ずるのか、被告人の魂の叫びを否定することこそ冒涜だ、と反論します。

窮した羽生は「未必の故意」を思いつきます。
こうなることを予測してわざと毒を置いてきた、と。

あらら。古美門の思う壷。

「なるほど、ということは検察も彼女のこの証言を採用するわけですね、あなた方がここまで積み上げてきた証拠とは全くことなりますが。
ならばここまで一貫してなされた主張と証拠は全て間違いでしたと認めてください。
その上で未必の故意による殺人を証明する証拠を揃え一から起訴し直していただきたい。」

はい、羽生の負け。

動揺した羽生は貴和との取り引きを匂わすようなことを口走り、黛から、これもWIN-WINなんじゃないかな、と制されますが、もう、止まりません。
多くの人々を不幸にした貴和は、せめて十数年、刑務所内で悔い改めるべきだ、でないと不幸な人が増え続ける、なのになんだ、と、黛を責めます。

「まるで古美門先生のようじゃないか。」

「いけないか?」

「先生、あなたはいつも人間の欲望に火をつけ、争いをけしかける。極端で攻撃的な言葉を多用して説き伏せて。
愚かな人間ほど威勢の良い言葉になびきますからね。
人間の愚かさ、醜さを利用して勝ってきたのが、あなたの手法なんです。
でも、そこに幸せはありませんよ。ただ一時の快感があるだけです。
幸せは不本意でも面倒でも、お互いが懸命に妥協点を見つけ出すことでしかないのです。
争いを避け、みんなが幸せになる社会とはそういうことなんです。
相手に譲ること、与えることは勇敢で気高い人間でないとできない。
古美門先生、あなたが勝ちにこだわるのは、臆病だからだ。
違いますが。」

違わないと思う、と黛。

「だとしても。君には皆を幸せにすることはできない。」

かつて羽生たちが密かに和解させた人々が、その和解が仇となって今はかえって不幸になっている、と古美門。

「嘘だ。」
「その通り。だが、そうなるかもしれない。」

その時はまた救う、と本田。

「どうやって。」

「人間の純粋さを信じることです。醜さではなく、美しさを見ることです。誰しもそれを持っているから。」
「だはは、やっぱり君は救えないなあ。」

「僕のどこが間違ってるんです。」

「間違ってない、と思っているところだよ。

君は人間は愚かだと言った。
全く同感だ。どいつもこいつも醜く、愚かで、卑劣だ。」

今シーズンの依頼人たちの回想が流れます。

「わがままで勝手でずるくて、汚くて醜い底辺のゴミくずども、それこそが我々人間だ。」

「だから、それを導こうと・・・」

「それが違うんだよ、まずそこから降りろ。
自分も底辺の醜いゴミくずの一匹であることを自覚しろ。」

醜くない、と反論する本田。

「いいや、相当醜いねえ。
自分の理想の実現のために裁判を利用し、人をたらし込み、騙し、操る。」

自分の賢さにうぬぼれ、人のために尽くす自分が大好き。

「だかそれらは所詮君個人の欲望だ。」

皆から感謝され、あがめ奉られ、ファンができ、マスコミに騒がれる。

「だが君がやっていることはWIN-WINじゃない、小さなloserを一杯作って君一人がwinnerになることだ。

いいか、君の本性を教えてやるからよく聞け。

君は独善的で、人を見下し、いい男ぶった薄ら笑いが気持ち悪くて、スーツのセンスがおかしくて、漢字もろくに書けなくて、英語もサッカーもそれほどうまくない、でたらめな諺を作る、甘くてぬるくてちょろい、裏工作をしてみたらたまたまうまくいっただけの、ゆとりの国の(中略;;)

ばーかぁあ〜。」

ふう、堺さん、凄い。

「そんな酷いこと言わなくたっていいじゃないか。僕だって一生懸命やってるのに。」

あまりの罵詈雑言についに崩れ落ち、泣きむせぶ羽生の顔の下に手鏡を置く古美門。

「いい顔になったじゃないか。
人間の世界へようこそ。
もし、君がみなが幸せになる世界を築きたいと本気で思うのなら、方法は一つだ。

醜さを愛せ。」

判決は、無罪。
こうして古美門無敗神話は、保たれました。
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さつきの本当の気持ちも、さつきが貴和の娘であることも、明らかにされませんでした。

けれども、たびたび墓参りに訪れるさつき、そんなさつきを遠くから見守る貴和・・・貴和がさつきを守ろうとしたことだけは真実だと思いたいです。
そして、さつきが毒殺マニアでないことを祈るばかりです(^^;;

さつきのことがバレてから、急激に母親の顔になった貴和。
・・・どこまでが真実の顔なのか、演技なのか。貴和自身にもわからないのかもしれません。
貴和がどんな人生を歩んできたか、はっきり描かれることはありませんでしたが、女を武器にしてつつ、精一杯生きてきたように感じましたが、どうなのでしょうか。
それは見る方の感じ方、ということなのでしょう。

古美門パパは、これからも古美門の高い鼻をへし折るために、刺客を差し向けるようです。

今シーズン、黛は実に黛らしく成長しました。
古美門を倒すのは、やっぱり黛なのかも。そして服部さんはそれを期待しているように見えます。

オチは羽生がいつも思いつめて眺めていた写真でした。
黛を撮ると見せかけて、必ず端に古美門が写るように撮っていたのね。修学旅行の写真かっ(大笑)
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短くまとめます。

古美門の繰り広げた逆説的な弁論については、各話の感想で、セリフを拾うことで書いてきました。

今回の止めの言葉「醜さを愛せ」にしても、古美門の本心から来たものなのか、それとも羽生のウィークポイントを突くためだけの言葉なのか、謎です。
しかし、古美門がどういう気持ちで言ったにせよ、羽生にとってはまぎれもない真実だったわけです。

言葉で紡ぎきった古沢さんの世界を、全力で演じられた堺さんは、本当にすごかったです。

そしてお人よしで真っ直ぐな気持ちを持ち続ける黛の成長が、黛を明るくテンポ良く演じられた新垣さんと重なりました。

全話通じて、伏線の張り方、回収の仕方などの構造の確かさ、テンポの良さ、そしてキャスティング、キャストの皆さんの演技。
お見事でした。
もう、それしか言うことがありません。

キャスト、スタッフの皆さん、ありがとうございました。

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 げらげら笑いながら見た。  中盤の、蘭丸が服部を訴えたところなんかすごい。なんつー力技。  騙されて泣いてる裁判長。  新垣結衣、かっこよかったなー。  実は、彼女のちゃんとした芝居を見るの“Shi15uya”以来なんだけど、あの当時から光ってたもんね。 「私汚れました」とかよかった。  判決後に古美門が羽生にたたきつけた台詞は、昨今の政治家そのものだな、と思いながら見た。  その時の、羽生というか岡田将生の表情もよかった。  結局、真実は分かっていない、というのも好み。  人気シリーズにな... [続きを読む]

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