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2013年9月13日 (金)

Woman #11 最終話

公式サイト

その日、小春(満島ひかり)、望海(鈴木梨央)、陸(高橋來)、そして紗千(田中裕子)、健太郎(小林薫)はいつものように明るく穏やかな朝食の時間を過ごす。
しかし、紗千と健太郎は内心、気が気ではなかった。栞(二階堂ふみ)が受けた骨髄適合検査の結果が出る日だったからだ。
祈るような思いの紗千と健太郎。
しかし小春は、もし栞の骨髄が適応したとしても提供を受けることはできない、と紗千にきっぱり告げるのだった。
そんな折、由季が段ボール箱を抱えてやって来る。
中には預けていた信(小栗旬)の遺品の数々が入っていた…。(公式サイト)

.

感想を書くのに2日もかかってしまいました。
それでもまとめきれなかったです。情けない。(^^;;
文中のセリフはほとんど概略です。
.

印象に残ったシーンを中心に抜粋して書きます。

まず、検査を受けに行く前に栞が小春に会いに来たシーン。

あの時。言いたかった言葉は2つあった、と栞。
ひとつは、

「この人は痴漢です。」


実際に栞が選んだのはこちら。

でも、栞は夢を見る。もうひとつの方を。

「おにいちゃん。」


選ばれなかったもうひとつの言葉から広がる世界の夢を見る。

その世界で繰り広げられる、信との会話。
信が言ったであろう言葉を、微笑みながら紡ぐ姉と妹。
思い出すだけで心を温かくしてくれる人、信。

「でも、それを選ばなかったから。あなた、選ばなかったから。」

夢から醒めた小春は再び厳しく言い放ちます。

「お願いします。
適合したら、その時だけ、妹と思ってください。」

病院へ行く栞。

.

次に。
小春が、信の遺品を手にするシーン。

以前、植杉家に住むなら、信のものは一切持ち込むな、と紗千に言われたため、由季に預かってもらっていたもの。
賞味期限切れの素麺と一緒に持ってきてくれました。
遺影を見ても、もう、拒まない紗千。お花を添えてくれました。

久しぶりに見る信の形見。
信の言葉が蘇ります。

「最後の1ページを読むのは、子供たちなんだ。」

僕たちが生きてきた答えを見つけるのは、子供たちなのだ。
僕たちの人生を子供たちが読んでくれる。

だから。

できるだけ誠実に。できるだけ一生懸命に。
子供たちに恥ずかしくないように。

そうやって続いていく。
子供たちは子供たちの子供たちに向けて・・・

そうやって読みつがれていく。
.

栞の検査結果をひっそりと、じりじりと待つ健太郎と紗千。
小春は、どちらであってもいいように覚悟を決めているように見えました。

結果は。

BGMのみで声を入れずに一人一人を撮っていき、最後の澤村の表情で・・・適合したことを表していました。
.

その晩。

和やかに夕餉をとる植杉家の元に、栞がそっと訪れます。

気がついた紗千。
栞の肩をなでながら、ちゃんと食べているのか、寝れているのか、と皆に知られないように声をかけます。

しかし、小春は誰かが訪ねてきたことに気がついていました。

「上がっていただいたらどうですか。」

訪問者が栞とは知らせずに応える紗千。

「もう、帰られるって。今は、帰るって。」

もちろん小春は、そこにいるのが栞だと気がついています。

「私、許せるかどうか、わかりません。」

でも。

「子供たちがいつか知るかもしれない。
その時、子供たちに彼女を憎んで欲しくないって。

信さんを好きな気持ちで誰かを憎むとか。
ひとを大事に思う気持ちが、それが憎む気持ちに変わる。
それが辛いです。

伝えてください。

検査受けてくれてありがとう。
手術の時はよろしくお願いします。

私の妹に伝えてください。

あなたのおかげで生きられる。
あなたも生きてください。

暗い小路を帰っていく栞の後ろ姿を、黙って見送る紗千。
もう、追いすがったりはしない。
.

子供たちも寝て、健太郎も寝て。
茶の間には小春と紗千のみ残りました。

望海の夏休み日記を読み始める小春。
最近始めたと言うパッチワークを作る紗千。

思わず、老眼でパッチワークはキツイだろう、なんて野暮なツッコミを入れてしまいました(大汗)
・・・パッチワーク=家族、ということですね、すみません。

「ここにいていいの?」と聞く紗千に「どうぞ。」と小春。
まだぎこちない二人。

小春はお茶の代わりに、食器棚にあったワインを飲もうと、紗千を誘います。
健太郎がもらってきた試供品なんだそうです。あの人、そういうのをもらうのが好きなんだと、紗千。何気に健太郎の性格を、健太郎と紗千の関係を表していました。

ほんのり酔っ払ってきた二人。

小春は子供たちのことから、自分の子供時代へと、他愛のないことを話します。
黙って聞く紗千。

「覚えてる?」

台風9号。
おかあさんが入院してた時。
たった一人で家にいて。停電になって。
このまま真っ暗で、雨が止まなかったら・・・

「怖かったの。」

でも、そこに、電車も止まっているのに、紗千が帰ってきてくれた。
雨に濡れた手でしっかりと小春の手を握ってくれた。
その手が段々あったかくなっていくのを感じて、わたし、守られている、と感じた。
そしたら、今まで早く過ぎ去ればいいと思っていた、暗い時間が、もっと続けばいい、と思えてきた・・・

だから、台風9号は小春にとって大事な思い出。

紗千の手を握る小春。握り返す紗千。

「私、大きくなった?」

すっと大きくなった私を見せたかった。

「思い出があったから、大きくなったの。
子供って、思い出で大きくなれるの。

私たち、ずっと結ばれていたわけじゃないけど、離れ離れだったけど。
代わる代わる渡しあうみたいに続いていたんだと思う、あやとりみたいに。

だから、望海や陸が、いつかそう思ってくれたらいいなあって思いながら。
いつも手、握っている。

お母さんが握っててくれたみたいに、握ってる。」

お互いにちゃぶ台に頭を横たわらせながら、見詰め合う二人。

「小春。また、会えて良かった。
いい一日だった。」

「ただいま。」

「おかえり。」

.

その後は望海のナレーション・・・というか日記として語られます。

栞がお見舞いに行ったこと。
小春が入院している間に、紗千と健太郎、望海と陸が四季折々の風物を楽しみながら、家族となっていく様子。

そしてラストシーンは植杉家の庭。

戯れる姉弟にゆっくりと近づき、そして抱きしめる小春。

.

働き出した栞。もう、へらへらと笑いません。
絵はもう書かない、と小春に言っていましたが、本当に描きたいものに出会った時に、再び筆をとるような気がします。

結局、栞が最初怯えていたというか・・・思っていた通り、あの家、そして両親は、小春に取られてしまったようにも思えますが、今はそれでいいと思います。贖罪、という意味ではなく、栞自身のために。
小春たちが植杉家に来たことで、紗千と栞は親離れ子離れができたのです。

繊細な栞は、これからも様々なことで彷徨うでしょう。
でも、帰る場所はある。
紗千たちと小春たちが囲む食卓に加わるかどうかはわかりませんが、あの家で育った思い出に帰ることはできる。

帰る場所を再生してくれたのは、小春の、子供たちに栞を憎んで欲しくない、という言葉。

大切な人を思う気持ちを憎悪に変えたくない。
そんなページを子供たちに読んで欲しくない。

それが、信の思い出から小春が導き出した答えでした。

信が生きていたら。

もっと早くに紗千と小春は仲直りできたでしょう。
植杉家の団欒は、栞も加わって、もっと賑やかなものとなったでしょう。

消えてしまったひとつの命・・・

偶然が重なったとは言え、やはり栞のあの一言は罪深い、と思わざるをえません。
もし、もうひとつの言葉を選んでいたら。

もし・・・と思うことは、誰にでもあることなのだ、とも。

.

離婚が決まってから、子育てとは父性とか母性とかで担当を決めるものではない、と気づいた良祐。
でも、もう藍子の心は戻ってはきませんでした。
瞬祐と別れ、街角で号泣する良祐。

この夫婦の話はうまく本筋に絡んでいなかったように思います。
シングルマザーの小春と、協力して子育てできない夫婦、という対比を描きたかったのかな、とは思うのですけれども。

他にも蛇足的なエピはありましたが、世界観がブレることはありませんでした。
.

紗千と健太郎が駆け落ちするまでの経緯は、公式サイトには書かれているのですが、ドラマ内では最後まで語られませんでした。

結局は離婚することになってしまった良祐と藍子を含め、男女間のもつれを一切排除し、親子関係に絞る。
それがこのドラマの品の良さに繋がったと思います。

改めて設定を書き出してみたのですが。

幼い時に母親が男と駆け落ち。
夫は異父妹の不用意な発言で命を落とす。
亡くなった夫には、シングルマザーの母から捨てられた過去があった。
時を経て、やっと再会した母からは自分についてこなかったと、裏切り者扱いされ、拒絶される。
優しいと思っていた父が実はDV夫だった。
自分の罪から目を逸らそうとする妹と、妹を庇う母。

そして主人公は再生不良性貧血だった・・・

他に、たちまちバツ2になってしまった親友のエピなどなど。

かなりあざとい(^^;;

ここに男女のドロドロを入れたら、即、昼ドラ風になったでしょう。

.

終わってみれば、シングルマザーへの応援歌、というより、坂元さんの思い描く母性を、様々なパターン、角度で描いた作品だったような気がします。

母と娘の関係を濃密に描いたドラマですので、男性にはわかりにくかっただろうし、坂元さん独特の灰汁が濃厚な作品でしたので、好みは別れたかと思います。

でも、この灰汁がなければ、坂元さんじゃない。

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決して好きなタイプのストーリーではありませんでした。
むしろ、普段ならまず見ないタイプのお話で、事実、途中で幾度も引きかけました。

しかしラストに向うにつれ、どんなにベタであってもいいから、小春を助けて欲しい、と思ってしまったんですねー。

それは、俳優さんたちの魅力と、俳優さんたちの力を十分に引き出し、坂元ワールドを構築した演出、照明、編集・・・スタッフさんたちの力が素晴らしかったためです。

各話の感想に書いているのですが、改めて。
満島さん、田中さん。凄かったです。
二人の絡むシーンはどれもスリリングで惹きつけられました。

特に9話の母娘の和解のシーンは圧巻でした。

最終話の台風9号の思い出を、手を握り合って話すシーンも・・・
このひとときは、紗千を、小春を見るたびに自分の罪深さを思い知らされる、という呪縛から解き放ったような気がしました。

そして実世界と幻の世界を彷徨う栞の危うさを演じた二階堂さんの存在感。
子役さんたちも自然でした。

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ラストシーンは、良い意味で、ディズニー映画のように感じました。

小春の動きと、小春を見た二人のリアクションがスローモーションだったので、一瞬、このシーン、望海の夢ではないか、と一瞬ヒヤリとさせられましたけれども。

さっと幕が降りたように画面は暗転、坂元さんのクレジットが出た後に、回顧シーンとともにスタッフ、キャストのクレジットが流れる、映画のようなエンディングタイトル・・・映像を含め、極めて映画的な作品だったと思います。
映画より映画的、と言ってもいいくらい。

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キャスト、スタッフのみなさん、ありがとうございました。

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