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2013年9月18日 (水)

クロワッサンで朝食を:映画

2012年製作 フランス・エストニア・ベルギー合作 95分 原題「Une Estonienne a Paris」(パリのエストニア人)

公式サイト

Photo

監督:イルマル・ラーグ/脚本:イルマル・ラーグ、アニエス・フォーブル、リーズ・マシュブフ/製作:ミレナ・ポワヨ、ジル・サクト、リーナ・スィルドス/音楽:デズ・モナ/撮影:ロラン・ブルネ/美術:パスカル・コンシニ
出演:ジャンヌ・モロ-、ライネ・マギ、パトリック・ピノー、フランソワ・ブークラー、フレデリック・エポー、ヘレ・クニンガス

フランス映画界が誇る大女優ジャンヌ・モロー主演によるヒューマンドラマ。故郷エストニアで、長い介護生活の末に母を看取ったアンヌ。そんな彼女のもとに、あこがれの街パリでの家政婦の仕事が舞い込む。しかし彼女を待ち受けていたのは、高級アパートでひとり寂しく暮らす気難しい老女フリーダだった。そもそも家政婦など求めていないフリーダはアンナを冷たく追い返そうとするが、アンヌを若き日の自分と重ねるうちに心を開いていく。(映画.comより)

@京都シネマ

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単館上映なのが勿体ないくらいお客さんが入ってました。

いつものように、ネタばれなしの感想のみ・・・としたいところなのですが、若干内容に触れる箇所があると思います。
全く情報を仕入れずに観たい方は、ご注意くださいませ。
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凍てついたエストニアの田舎町から、パリへ出てきた中年女性、アンヌ。

母が亡くなった時の経験からフリーダの寝息に神経を尖らす一方、フリーダが寝た後で、一人パリの街を彷徨います。

ろくでもない亭主を別れた後、母を看取り、子供たちは独立。
今は一人の女性として、憧れの街の空気を慎ましやかに楽しむ姿には、ひっそりとした開放感と寂寥感が漂っていました。

アンヌを雇ったのは、カフェのオーナー、ステファン。
わがままなフリーダの面倒を見るのに何かと疲れているようで・・・どうやら血は繋がっていないようだ、と推測するアンヌ。

と、言うように、映画の4分の3くらいは、アンヌの目線で描かれています。

職業としてではなく、人として、フリーダに何とか朝食を食べてもらいたいアンヌと、意地を張るフリーダ。
フリーダがわがままを通すには、ある想いがあって・・・

その想いがなんともフランス映画っぽく、さすがはジャンヌ・モロー、と思わせるものでした。
今でも彼女は大輪の花です。
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エストニアでは、日本と同じように屋内では靴を脱ぐんだ、ということをはじめて知りました。
最初のうちは、フリーダの家でもブーツ・・・というより長靴を脱ごうとするアンヌ。
というのも、フリーダもエストニア出身だからです。
それでアンヌが呼ばれたわけですが。

しかし、フリーダは、故郷の習慣及びもろもろのしがらみを、とっくの昔に捨て去っていました。
そのうちアンヌもパリでの生活に馴れるにつれ、靴が変わり、脱がなくなります。

ドゴール空港に着いた時は、化粧っ気もなく、長靴を履き、地味なオーバーを着ていたのが、フリーダのアシストもあって徐々にお洒落になっていく。

内面の変化がファッションとなって表現されていました。
といっても、さすがはパリ。
年齢に相応しい品のあるファッションです。

しっかりもので、口数が少ないアンヌを演じるのはエストニアの女優さん、ライネ・マギ。
諦めかけていた人生だったのが、パリへ来てフリーダと出会ったことで「女性」として蘇っていく様子を、控えめな表情だけで演じていて、実に魅力的な女優さんでした。

ストーリーの大半は彼女の表情が物語っている、といっても過言ではないでしょう。
日本人好みの女優さんだと思います。

いわゆる女性映画なのですが、もし彼女を魅力的に感じられれば、男性でも十分に楽しめると思います。

ステファンを演じているのはパトリック・ピノーという男優さん。ちょっとジャン・レノに似ていました。
飛びぬけて男前じゃないけれども、大人の男性の色気が漂っていました。

監督のイルマル・ラーグは、この作品がはじめての長編映画だそうです。

淡々とした映画なのですが、淡々と終わるのではなく、きちんと締めて終わっていたのが好印象です。
伏線として、途中で、むむ?と思わすシーンはあったのですが・・・

ジャンヌ・モローは今も昔も男前でした。
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しっとりしたパリの雰囲気が素敵な映画。
あんな風にパリを彷徨ってみたい。

60代の女性が、パリへ来て、徐々に洗練されて綺麗になっていく、という、まさしく夢のような映画でもあります。
若い子が綺麗になるのは当たり前。でも50代過ぎてあんな風になれるなんて・・・

でも、元が綺麗なアンヌだから心がけ次第で綺麗になれるんだ・・・と、ふと、我に帰る(^^;;

そんな夢を見させてくれる一方で、アンヌ、フリーダ、ステファンの孤独も伝わってくる作品。

地味ですが、心に残る映画でした。
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※ひとつだけ疑問が。
タイトル通り、アンヌが世話をするのは朝食のみなのです。
昼食と夕食については一切描かれていません。どうしているのかな?(汗)

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