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2013年9月21日 (土)

2013年8月の読書 その1

気がつけば、もう9月も末となってしまいました。
今年の夏も、じたばたしただけで終わっちゃったです。

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○新読   

幕末史 著:半藤 一利(新潮文庫)
坂東玉三郎―歌舞伎座立女形への道 著:中川 右介(幻冬舎新書)
<完本>初ものがたり 著:宮部 みゆき(PHP文芸文庫)
短編小説日和―英国異色傑作選 編訳:西崎 憲(ちくま文庫)

○再読 

江戸三00藩 最後の藩主―うちの殿さまは何をした? 著:八幡 和郎(光文社知恵の森文庫)

※読書順、敬称略です。緑色のタイトルが新読、茶色のタイトルが再読です。

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「幕末史」

嘉永六年(一八五三)六月、ペリー率いる米艦隊が浦賀沖に出現。役人たちは周章狼狽する。やがて京の都はテロに震えだし、坂本龍馬も非業の死を遂げる。将軍慶喜は朝敵となり、江戸城は開城、戊辰戦争が起こる。新政府が樹立され、下野した西郷隆盛は西南戦争で城山の地に没す―。波乱に満ち溢れた二十五年間と歴史を動かした様々な男たちを、著者独自の切り口で、語り尽くす。 (「BOOK」データベースより)

幕末史に触れてウン10年。
その間に新たに発見された一次資料(その当時の生の史料)もたくさんありますし、何より思い込みで知ったかぶりになってしまっている記憶があることを痛感、気持ちを改める意味で読みました。

と、いうわけで、これから私が延々と皆さんに語ることになります幕末から明治十一年までの歴史は「反薩長史観」に「なることは請合いであります。あらかじめ申し上げておきます。
そう、「幕末のぎりぎりまの段階で薩長というのはほとんど暴力であった」と司馬遼太郎さんはいいます。私もまったく同感なんです。(帯より)

反論、異論を受けることを覚悟して書かれた著書です。

史観とは。
歴史を全体的に把握し、解釈する時の基礎的な立場、考え方(goo辞書より)

つまり、資料を元にしつつ著者の主観で組み立てられたものであること。
主観のない歴史書なんてありえないでしょう。
ですので、どこに著者の思いがあるのか探りながら読む、つまり客観的に読むことこそが歴史書を読む醍醐味なのかもしれません。

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「江戸三00藩 最後の藩主―うちの殿さまは何をした?」

黒船来航に始まる動乱期、尊皇攘夷の嵐が吹き荒れ、幕府の権威は崩壊していく。
地方の絶対君主であり、一国の命運を握っていた藩主たちは、この危機に臨んで何を考え、どう行動したのか?
薩長土肥や会津といった有名どころから、決して歴史の表舞台には現れなかった平凡な殿さままで、江戸三〇〇藩すべての動向を網羅!  (出版社からのコメント)

再読です。
こちらは「幕末史」とは対照的に、錦の御旗サイドで書かれています。
ですので奥羽列藩同盟の各藩主、特に中心であった松平容保にはかなり手厳しい評価を下しています。
黒船が来ているのに、幕府は権威を保つことに汲々とし、藩は利権を巡っていがみ合う。このままではいかん、というところところまでは同じなのですが。

これもまた、ひとつの史観です。というより、こちらの方が広く知られた史観でしょう。
どちらが正しい、ということではなく、何を起点として、どの立場で見るかで変わる。
庄内藩、米沢藩の動きに関する記述が興味深かったです。

各城跡について詳しく書かれているので、著者が「はじめに」で書いているとおり、観光の参考になります。

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「坂東玉三郎―歌舞伎座立女形への道」

不世出の女形、六代目歌右衛門が劇界に君臨する一九七〇年代、類稀な美を煌めかせ、五代目玉三郎は現れた。三島由紀夫らに見出された彼は、目映い美貌とその才能で、大衆から熱狂的な支持を得る。一方。女帝・歌右衛門をなお「至高」と讃える劇評家たちは、玉三郎を酷評し、女帝も彼を拒絶し続けた。かつて伝統と秩序の中で疎んじられた玉三郎は、いま立女形として劇界の頂点にいる。これは未曾有の奇跡なのだ。彼はいかにして歌舞伎座のトップに上りつめたか―。葛藤と相克の四十年。 (「BOOK」データベースより)

歌舞伎には全く無知な自分でも「葛藤と相克の四十年」がわかりやすく書かれてあって、興味深く読めました。
玉三郎と同じく門閥外の人たちの苦闘や如何に。

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「<完本>初ものがたり」

文庫本未収録の三篇を加え、茂七親分の物語が再び動き始めた!茂七とは、手下の糸吉、権三とともに江戸の下町で起こる難事件に立ち向かう岡っ引き。謎の稲荷寿司屋、超能力をもつ拝み屋の少年など、気になる登場人物も目白押し。鰹、白魚、柿など季節を彩る「初もの」を巧みに織り込んだ物語は、ときに妖しく、哀しく、優しく艶やかに人々の心に忍び寄る。ミヤベ・ワールド全開の人情捕物ばなし。(「BOOK」データベースより)

新潮文庫の「初ものがたり」そして「本所深川ふしぎ草紙」も持っているのに・・・
未収録の三篇に惹かれて買っちゃいました。

稲荷寿司屋の親父の正体を明かさないまま、作者の勝手な都合で途絶したきりの捕物帖シリーズですが、今後は他のシリーズと合わせて、多くの人物をにぎやかに往来させながら、ゆっくり広げていきたいと思っております。(著者「完本のためのあとがき」より)

嬉しいです。気長に期待してます。

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「短編小説日和―英国異色傑作選」

短篇小説はこんなに面白い。十八世紀半ば~二十世紀半ばの英国短篇小説のなかから、とびきりの作品ばかりを選りすぐった一冊。ディケンズやグレアム・グリーンなど大作家の作品から、砂に埋もれた宝石のようにひっそりと輝くマイナー作家の小品までを収める。空想、幻想、恐怖、機知、皮肉、ユーモア、感傷など、英国らしさ満載の新たな世界が見えてくる。巻末に英国短篇小説論考を収録。 (「BOOK」データベースより)

ホラーやミステリーというくくりのない英国の短編小説のアンソロジーが文庫本になるのは珍しいので、読んでみました。

印象に残ったのはオチの意外さで「後に残してきた少女」、1920~30年代の華やかなパーティーのシーンが映画のように浮かび上がる「コティヨン」、図書館の匂いが漂う「告知」、作者の想念が溢れ出るというか、読者に向かって投げつけられるような「輝く草原」。

「パール・ボタンはどんなふうにさらわれたか」には、恒川光太郎の「南の子供が夜いくところ」 に似た味わいを感じました。

あと、文章そのものの不可解さで「花よりもはかなく」。
原文がそうなのか、訳者の意図なのか、それとも読解力がないためなのか、冒頭の夫と妻の会話が回りくどくて、意味がよくわからず、幾度も読み返しました。
すべての発端となる、大変重要な部分なのですけれども。

ま、たまにはこういう作品も面白いかも。

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