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2013年7月25日 (木)

2013年6月の読書

6月は京極夏彦氏の巷説百物語シリーズにうつつを抜かしいたので、新読は少なめです。

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※読書順、敬称略です。

○新読   

奇談蒐集家 著:太田 忠司(創元推理文庫)
山川家の兄弟―浩と健次郎 著:中村 彰彦(人物文庫 学陽書房)
残月―みをつくし料理帖 著:高田 郁(ハルキ文庫)
大東京繁昌記 編:講談社文芸文庫(講談社文芸文庫)

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「奇談蒐集家」

自ら体験した不可思議な話、求む。高額報酬進呈。ただし審査あり。―新聞の募集広告を目にして酒場を訪れた客は、奇談蒐集家を名乗る男と美貌の助手に、怪奇と謎に満ちた体験談を披露する。鏡に宿る美しい姫君との恋、運命を予見できる魔術師との出会い…。しかし、不可思議な謎は、助手によって見事なまでに解き明かされてしまう。安楽椅子探偵の推理が冴える、連作短編集。 (「BOOK」データベースより)

太田忠司氏の作品を読むのは初めてです。
英国怪奇談風のタイトルに惹かれて、購入。

何となくさらさらっと読めました。
どきっとするほど怖くもなく、じんわりくるほどしみじみもせず(汗)。
ラストのエピソードは印象的でした。

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「山川家の兄弟―浩と健次郎」

戊辰戦争で最後まで抵抗した会津藩士には逆風が吹いた薩長藩閥全盛の明治時代、節を屈することなく男爵になった兄弟。戊辰戦争で会津軍を指導し西南戦争にも従軍した兄・山川浩。白虎隊の生き残りで、のちに東大総長を務めた弟・山川健次郎。会津藩士である山川家の兄弟が歩んだ波瀾の生涯を辿り、明治日本の凛然たる人間像を描き出す直木賞作家の歴史長編。 (「BOOK」データベースより)

なるたけネタばれから遠ざかりたかったので、「八重の桜」関係図書には手を出していなかったのですが、山川兄弟の名に惹かれて買いました。
二人の名は、明治の歴史関係の本で、メインの人物に手を差し伸べたりする、スーパーサブ的スタンスでよく見かけており、以前より興味があったのです。

第一次資料が残っている逸話のみを採用していているので、手紙のやりとりが少なかった山川兄弟が、戊辰戦争後にどのように連携しあっていたかは、推測するしかないようです。
兄、浩亡き後、草稿状態だった「京都守護職始末」を完成させたり、書生を多く引き受けるシステムを引き継いだりと、絆は感じられる、とのこと。

著者が奥羽越列藩同盟に熱烈なシンパシーを抱いているのがよく伝わってきました。未読ですが、関係著書を多く書かれているようです。
少し感情的な文脈。もう少し俯瞰で書かれたものの方が好みです。

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「残月―みをつくし料理帖」

吉原の大火、「つる家」の助っ人料理人・又次の死。辛く悲しかった時は過ぎ、澪と「つる家」の面々は新たな日々を迎えていた。そんなある日、吉原の大火の折、又次に命を助けられた摂津屋が「つる家」を訪れた。あさひ太夫と澪の関係、そして又次が今際の際に遺した言葉の真意を知りたいという。澪の幼馴染み、あさひ太夫こと野江のその後とは―――(第一話「残月」)。その他、若旦那・佐平衛との再会は叶うのか? 料理屋「登龍楼」に呼び出された澪の新たなる試練とは・・・・・。雲外蒼天を胸に、料理に生きる澪と「つる家」の新たなる決意。希望溢れるシリーズ第八弾。 (amazonより)

1年と3ヶ月ぶりの新刊です。期待に違わず、面白かったです。

前回の衝撃的な出来事がきっかけとなって、澪の周囲の人々、そして澪自身に新しい決意をうながす展開になってきました。
そうか、そうなるのね・・・

ずっと引きずっていた問題がようやく決着したので、次回作から新たなレギュラーが登場しそうです。
芳の大店のごりょんさんとしての佇まいが評価されるのが嬉しくもあり、寂しくもあり・・・これからもつかず離れず澪のそばにいてくれるとは、思うのですけれども。
次のステージに行くのは、次の次でしょうか。
楽しみです。

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「大東京繁昌記」

関東大震災から四年、復興へと邁進する東京の街々を歩き、明治・大正を偲びつつ、新しい昭和の息吹を伝える名随筆。昭和二年、当時を代表する文学者、画家たちによる「東京曰曰新聞」での好評連載を完全復刊。島崎藤村「飯倉附近」、高浜虚子「丸の内」、谷崎精二「神保町辺」、徳田秋声「大学界隈」、小山内薫「芝、麻布」など、山手を中心とした十一篇を収録。再び注目される、東京の変遷を辿る歴史的名著。 (「BOOK」データベースより)

戦前の東京、今はもうない、幻の街並みをそぞろ歩けるアンソロジー。
抑えの効いた文章の端々から、著者たちの風景への思いが垣間見えるのも奥床しい、逸品です。
この時代の面影が残っている神楽坂に行ってみたくなりました。
一番印象に残ったのは、47歳で急死した小山内薫氏の最晩年の「芝、麻生」。
街歩きが好きな方、戦前の文壇に興味がある方にお薦めです。

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