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2013年6月 6日 (木)

はじまりのみち

2013年公開 日本 96分 G 

Photo

公式サイト

監督:原恵一/脚本:原恵一/プロデューサー:石塚慶生、新垣弘隆/音楽:富貴晴美/撮影:池内義浩/ナレーション:宮崎あおい
出演:加瀬亮、田中裕子、濱田岳、ユースケ・サンタマリア、斉木しげる、光石研、濱田マリ、山下リオ、藤村聖子、松岡茉優、相楽樹、大杉漣、宮崎あおい

「二十四の瞳」(1954)、「喜びも悲しみも幾年月」(57)、「楢山節考」(58)など数々の名作を残した日本を代表する映画監督・木下惠介の生誕100周年記念作品で、木下監督の若き日の姿を描いた人間ドラマ。戦中、脳溢血で倒れた母を疎開させるために2台のリヤカーに母と身の回りの品を積んで山越えをしたという実話を軸に、血気盛んな映画青年として軍部ににらまれ、松竹を一時離れるきっかけとなったエピソードなどを盛り込みながら、母子愛の物語を描き出す。アニメーション映画「カラフル」「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」などで高い評価を受ける原恵一監督が、自身初の実写映画に挑戦。木下惠介役に加瀬亮、母親たま役に田中裕子。(映画.comより)

@MOVIX

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ネタばれなしの簡単感想です。

木下監督の若き日の実話、という内容にも興味はありましたが、一番注目したのは、原恵一監督の実写映画である、ということです。

原監督の前作「カラフル」を観た時に、このテーマは実写向きだろう、と思ったことが忘れられなくて。

結論を言うと、ご本人も言っておられる通り、木下監督の作品の雰囲気を忠実に、注意深く再現した映画でした。
ひとくちに木下監督の作品、と言っても、色んな作風があるのですが、おもに「二十四の瞳」的な世界です。

加瀬さんの、挫折した青年の静かな鬱屈。
道化役を演じた濱田さんの躍動感。この映画の動的な部分を背負っていました。
知的中流階級の婦人として、かつ映画スターとしての貫禄を見せてくれた田中さん。
そして枝葉の情報をそぎ落としたストーリー。
淡々とした映像とゆったりとした間が心地良かったです。

木下監督の生誕100周年記念作品として安心して観れる作品。
こういう作り方でなければ、木下監督の実話は再現できなかったと思います。

ただ、途中で木下監督の作品がいくつか挿入されるので、映画作品として独立しているようには感じませんでした。

全編、全シーンを通じて一番印象に残ったのが修復された「陸軍」です。
(有名なラストシーンのみ以前テレビで観たことがあるのですが、音も映像も段違いに綺麗になっていました。)

戦時中に作られた映画はほとんど見れないので、珍しい、ということもあったと思います。
昭和19年に製作されたこの映画に映る軍人たちは"本物”で、見送る人々もエキストラであっても、戦時下の人々なんだと思うと、重く切なかったです。
彼らはその先にあるものを知らない。
そして私達も今から先にあるものを知らない。

ドラマには、ドキュメンタリーでは捉えきれない時代の雰囲気、風俗などを残す力があるんだな、と改めて思いました。

「陸軍」という映画そのものがテーマであり、かつ、木下監督の力強い映像へのオマージュとして、原監督は「陸軍」をこの作品の一番のクライマックスにしたのだと思います。
「生誕100周年記念作品」という主旨を正しく反映した映画でした。

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括りのない中で作られた原恵一監督の実写映画を観てみたいです。

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※スクリーンに映った「カルメン故郷に帰る」の鮮やかさには思わず目を見張りました。

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