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2013年6月 1日 (土)

2013年5月の読書

月初めに前月の読書感想を書くのは初めてかも。

と、言うのも、5月は「泣きの銀次」、「巷説百物語」シリーズの最新刊を読むとともに、すでに感想を書いている、それぞれのシリーズ概刊を読んでいたからです。

元々持っている本のINDEXを作りたい、という動機で始めたカテゴリーですので、一度タイトルもしくは感想を書いたら、それで完了・・・というのが自分的括り。
初期は形式が混乱しており、INDEXも不完全なので只今整理中ですが、整うのはいつになることやら。

だから、読書量はともかく、感想を書くのは三冊だけ♪

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※読書順、敬称略です。

○新読   

虚ろ船 泣きの銀次参之章 著:宇江佐 理恵(講談社文庫)
惜櫟荘主人 一つの岩波茂雄伝 著:小林 勇(講談社文芸文庫)
西巷説百物語 著:京極 夏彦(角川文庫)

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「虚ろ船 泣きの銀次参之章」

五十路を目前にした岡っ引きの銀次。長女が嫁に行くその日、不穏な事件の知らせが届く。翌朝、胸騒ぎを覚えた彼が見たのは轟音とともに過ぎていく空飛ぶ物体だった。以来、銀次の周りでは奇怪な事件が起こり始める。「虚ろ舟」と呼ばれるこの光る球は吉兆か、それとも凶兆か。「泣きの銀次」シリーズ最終章。(「BOOK」データベースより)

「泣きの銀次」の時は三十代で颯爽としていた銀次。「晩鐘」で四十となり、最終章で五十に。
このシリーズは各章全てで銀次の大事な人、身近な人が去っていきます。
「泣きの銀次」で家族。この章で銀次を兄貴と慕い、庇ってくれていた青年が「晩鐘」で、本作では「晩鐘」で健気だった少年が・・・

正直言って、タイトルになっている「虚ろ船」の存在には馴染めませんでした。
しかし、銀次を含めての、人の心の移ろいやすさが醸し出す無常観は深く心に残りました。

良いこともあれば、悔やむこともありつつ、人は生き、そして死んでいく。
表勘兵衛の年老いていく姿や、全てを背負って生きる決意をした娘を見つつ、残された時間を懸命に生きようと決心する銀次。

江戸の春で終わるラストシーンまで。
本作も一気に読んでしまいました。

一作、二作、最終作の表紙・・・銀次のイメージが違いすぎるような気がする(汗)

 

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「惜櫟荘主人 一つの岩波茂雄伝」

「低くくらし、高く思う」を精神の支柱に据え、処女出版・漱石の『こゝろ』以来、本作りの全てに最高を求め、先見の明と強い信念で多くの優れた全集・叢書等を上梓、出版事業に激しく情熱を燃やした人間味豊かな岩波茂雄。十七歳で入店以来“岩波文化”の黄金時代を共に築き上げ、互いに最も信頼しつつ、強烈な個性をぶつけあった著者が肌身を通して語る、追慕の情溢れる偉大な出版人の記録。 (「BOOK」データベースより)

岩波のことも著者のことも何も知らずに衝動買い。
ですので、著者が岩波茂雄の親戚になるくだりでびっくり。何も知らないって楽しい。

親戚ですので、岩波茂雄の私生活のデリケートな部分に関する著述は幾分控え目です。
しかし岩波茂雄の強烈な個性と、かなり年下でかつ雇われ人の身でありながら、彼と渡り合った著者もまた、強烈な個性の持ち主であることは、十分に伝わってきました。

実は小林勇の名は、森鴎外の末っ子、森類の回顧談「鴎外の子供たち」でI書店のK専務として、見かけていました。
(この本の感想は以前書いています。)

類の回顧談を原稿の状態で内容を知った姉たちが、内輪のごたごたを暴露したみっともないものであると激怒。
その時に書き直すように直接圧力をかけたのが、類曰く、姉たちの崇拝者であるK専務だった、というエピソードが書かれてあったのです。

「鴎外が偉いんで、君が偉いんじゃあない。いばるな。」(「鴎外の子供たち」より)

本作を読んで、類の誇張ではなく、それくらいのことは言いそうな人だったのだな、と納得。

人から何と思われようと、出版に理想を求め続けた二人の歴史は、戦前の神田書店街の姿とともに大変面白く読めました。

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「西巷説百物語」

大坂屈指の版元にして、実は上方の裏仕事の元締である一文字屋仁蔵の許には、数々の因縁話が持ち込まれる。いずれも一筋縄ではいかぬ彼らの業を、あざやかな仕掛けで解き放つのは、御行の又市の悪友、靄船の林蔵。亡者船さながらの口先三寸の嘘船で、靄に紛れ霞に乗せて、気づかぬうちに彼らを彼岸へと連れて行く。「これで終いの金比羅さんや―」。第24回柴田錬三郎賞を受賞した、京極節の真骨頂。 (「BOOK」データベースより)

巷説シリーズの最終巻・・・らしいです。
とは言え、主役は「続」と「前」に登場した林蔵。
「お調子者」(解説より)の林蔵が仕掛け人ですので、それまでの巷説シリーズに漂っていたペダンチックかつ重苦しい雰囲気及び残酷性は薄いです。いや、残酷なお話もあるのですが、どろっとはしていないかな、と。

などなど、雰囲気が違うのでシリーズのファンには物足りなく感じるようです。又市の登場もわずかですし。

私はあまりどろどろした話が好きじゃないので、「巷説シリーズ」お馴染みの面々がゲストのように登場する短篇集として面白く読めました。

・・・と、好きじゃない、と言いつつ。
本作を読んだ後に、又市、百介たちの年表片手にシリーズ第一作から読み直している最中です(^^;;

各作品の感想は以前に書いたので、以前とはまた違う感想を持ちましたが、もう書きません。

ああ、ほっとする~。感想文って、ほんと、むつかしい。

    

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