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2013年5月23日 (木)

モネ・ゲーム

2012年製作 米 90分 G 原題「Gambit」

公式サイト

監督:マイケル・ホフマン/脚本:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン/製作:マイク・ロベル、アダム・リップロブ・パリス/製作総指揮:フィリップ・エルウェイ、リザル・リスジャッド/音楽:ロルフ・ケン/撮影:フロリアン・バルハウス
出演:コリン・ファース、キャメロン・ディアス、アラン・リックマン、トム・コートネイ、スタンリー・トゥッチ

美術学芸員のハリー(コリン・ファース)は、大金持ちのシャバンダー(アラン・リックマン)を相手に、モネの名画『積みわら、夏の終わり』の贋作を使った非の打ちどころのない詐欺計画を立てる。しかしこの名画の持ち主を演じるPJ(キャメロン・ディアス)は、美人ながらも自由奔放なカウガールで、騒動を巻き起こす。さらにシャバンダーが別の鑑定士を用意するなど、次々とハリーの想定外のことが起き、計画は思わぬ方向へ転がる……。(映画.comより)

Photo

@TOHOシネマズ

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ネタばれなしの感想です。

コリン・ファースとアラン・リックマンのおバカ映画ならば見ておかねば、とあまり内容を把握しないで観に行きました。

1967年にシャーリー・マクレーンとマイケル・ケインが共演した「泥棒貴族」をコーエン兄弟脚本でリメイクした作品だそうですが、内容も雰囲気もかなり違うと思います。
リメイクというより、フェイクもののコメディとしてはよくあるパターンで、登場人部のキャラ設定も極めて類型的です。

風刺画から抜け出してきたような典型的なミドル・ミドルクラスの英国紳士、主人公ハリー。
敵役にアッパークラス・・・領主風の傍若無人なシャバンダー、ハリーの相棒に、古き良き英国小説ではおなじみの存在、「退役軍人」の中佐。
この極めて英国的階級社会をかき回すのが、これまた英国人から見た典型的なヤンキー娘・・・じゃない、女性。

ハリウッド風の大掛かりなフェイクを期待している人は、がっかりするかもしれません。(笑)
計画もあまり緻密じゃない、というか、ゆるいです。肝心なところであれれ?と思ったりもしました(^^;;

この映画の見所は、仕掛けよりも、最近シリアスな役が多かったコリン・ファースの喜劇的演技です。

シャバンダーより絵を見る力はもちろん、頭も良いと自負しているハリー。
恐らく苦学して這い上がってきたのでしょう。
ですので、シャバンダーの、人を人とも思わぬ態度に人一倍傷ついてしまう。
シャバンダーは別にハリーにだけではなく、自分が認めない人間全てに厳しいのですけれどもね。

劣等感と優越感、内気と大胆がないまぜになった男、ハリー・・・と、さすがはコリン・ファース。類型的なキャラを立体化していました。

とにかく、そのいじましさには泣ける(笑)。

ハリーがホテルで起こす騒動はよくあるパターンだったのですが、ホテルマン(キャラもオカシイ)とのやりとりも良く、テンポとキャラの配置で笑わしてくれました。
足掻きまくっているくせに、妙なところで微動だにしなかったり・・・この、微動だにしないのが新鮮でした。
あの後、どうやって切り抜けたんだか(笑)。

ホテルの一連のシーンが、自分的にはこの映画のクライマックスでした。

敵役のアラン・リックマン。
確かに権力者ではあるのですが、ちょっとお茶目で、そんなにあくどい人物には見えなかったです。贔屓なせいかもしれませんけれども(^^;;
というか、そもそも「悪者・シャバンダー」ってハリーの妄想ですし(笑)。

キャメロンはそのままキャメロンでした。
もし、もっと恋愛体質の女優さんだったら邪魔になっていたでしょう。
さばさばしていて良かったです。

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フェイクの話に徹していて、恋バナに時間を割かなかったのは好印象です。すっきりしていました。
また、最近は原題をそのままカタカナ化したタイトルが多いのですが、きちんと邦題をつけていたのにも好印象。

原題のgambitとは、元々はチェス用語で、先手必勝、もしくは先手必勝するための策、といったような意味だそうです
もし原題のまま「ガンビット」だったら、何のことやらさっぱりわからない。

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雑なところもあるし、多少お下品なところもあるのですが、そこが英国らしくってバカバカしい、クスクス笑える愛すべきB級映画でした。
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ちなみに日本人も、垢抜けないジャパニーズ・イングリッシュとはりついた笑顔、というお馴染みのキャラで登場します。
仕方がないです。こういう風に見えるんですよ、あちらからは。
まあ、この映画は日本人だけでなく、上にも書いたとおり、登場人物全てが記号ですし。
・・・ロンドンに行った時の情けない思い出が蘇って、すこーし心痛くはありましたが。

印象に残ったシーンを一つ、多少ネタばれ気味だけれども、本筋とは関係ないので書きとめておきます。

全く英語が喋れない、聞き取れない日本人が、英語の歌を上手に唄う、というシーンです。
これは珍しく好意的なのか、それとも皮肉なのか。あちらのユーモアは複雑だなあ、と。

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20日のことですが、映画「モネ・ゲーム」を鑑賞しました。 美術学芸員のハリーは億万長者のシャバンダーに復讐すべくモネの名画の贋作を使った詐欺を思いつく 相棒のカウガールPJが絵画の所有者に成り済まし、ハリーは本物そっくりな贋作を用意するのだが、 超天然のPJが...... [続きを読む]

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